JPH05231120A - 過給機付エンジンの潤滑装置 - Google Patents
過給機付エンジンの潤滑装置Info
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- JPH05231120A JPH05231120A JP6947992A JP6947992A JPH05231120A JP H05231120 A JPH05231120 A JP H05231120A JP 6947992 A JP6947992 A JP 6947992A JP 6947992 A JP6947992 A JP 6947992A JP H05231120 A JPH05231120 A JP H05231120A
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- Japan
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- oil
- engine
- supercharger
- hydraulic pressure
- lubricating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】エンジンの低回転領域で過給機要求油圧を確保
しつつ、エンジンの摺動部に対して過給機要求油圧より
も低圧の潤滑油を供給することができ、同領域において
摺動抵抗の低減を図る。 【構成】吸入空気を圧縮加圧する過給機31を備えたエ
ンジンにおいて、少なくともエンジンの摺動部20,2
3に対して潤滑油を供給する第1潤滑経路12と、第1
潤滑経路12の上流に設けられ、エンジンの低回転領域
で第1潤滑経路12の油圧を過給機31への供給油圧よ
り低圧に設定することのできる供給油圧可変手段28
と、第1潤滑経路12に対して独立して設けられ、オイ
ルクーラ7を介して過給機31の摺動部に潤滑油を供給
する第2潤滑経路33とを特徴とする。
しつつ、エンジンの摺動部に対して過給機要求油圧より
も低圧の潤滑油を供給することができ、同領域において
摺動抵抗の低減を図る。 【構成】吸入空気を圧縮加圧する過給機31を備えたエ
ンジンにおいて、少なくともエンジンの摺動部20,2
3に対して潤滑油を供給する第1潤滑経路12と、第1
潤滑経路12の上流に設けられ、エンジンの低回転領域
で第1潤滑経路12の油圧を過給機31への供給油圧よ
り低圧に設定することのできる供給油圧可変手段28
と、第1潤滑経路12に対して独立して設けられ、オイ
ルクーラ7を介して過給機31の摺動部に潤滑油を供給
する第2潤滑経路33とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの摺動部や
過給機の摺動部に対して潤滑油を供給するような過給機
付エンジンの潤滑装置に関する。
過給機の摺動部に対して潤滑油を供給するような過給機
付エンジンの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のように過給機を備えたエン
ジンの潤滑装置としては、例えば実開昭61−1644
101号公報および実開昭61−169213号公報に
記載の装置がある。
ジンの潤滑装置としては、例えば実開昭61−1644
101号公報および実開昭61−169213号公報に
記載の装置がある。
【0003】すなわち、前者の実開昭61−16441
01号公報に記載の潤滑装置は、オイルポンプの吐出ラ
インにオイルを導管を介して例えばクランク軸受部を潤
滑する一方の潤滑経路と、上述のオイルポンプの吐出ラ
インから分岐されたオイル導管にオイルクーラを介して
ターボチャージャを潤滑する他方の潤滑経路との2系統
潤滑装置である。
01号公報に記載の潤滑装置は、オイルポンプの吐出ラ
インにオイルを導管を介して例えばクランク軸受部を潤
滑する一方の潤滑経路と、上述のオイルポンプの吐出ラ
インから分岐されたオイル導管にオイルクーラを介して
ターボチャージャを潤滑する他方の潤滑経路との2系統
潤滑装置である。
【0004】しかし、この従来装置においては上述の一
方の潤滑経路と他方の潤滑経路との潤滑油の圧力を制御
する手段がないため、次のような問題点があった。つま
り、エンジンの低回転時には燃費改善の目的でエンジン
軸受部へ供給される油圧を低下したいにもかかわらず、
エンジン軸受部へ潤滑油を供給する一方の潤滑経路と、
ターボチャージャへ潤滑油を供給する他方の潤滑経路と
の潤滑油の圧力が略同等の圧力になる構成であり、この
ターボチャージャの要求油圧は例えば2kg/cm2 である
ため、エンジンの低回転時においてもエンジン軸受部へ
供給される潤滑油の圧力を約2kg/cm2 以下に低下させ
ることができない。
方の潤滑経路と他方の潤滑経路との潤滑油の圧力を制御
する手段がないため、次のような問題点があった。つま
り、エンジンの低回転時には燃費改善の目的でエンジン
軸受部へ供給される油圧を低下したいにもかかわらず、
エンジン軸受部へ潤滑油を供給する一方の潤滑経路と、
ターボチャージャへ潤滑油を供給する他方の潤滑経路と
の潤滑油の圧力が略同等の圧力になる構成であり、この
ターボチャージャの要求油圧は例えば2kg/cm2 である
ため、エンジンの低回転時においてもエンジン軸受部へ
供給される潤滑油の圧力を約2kg/cm2 以下に低下させ
ることができない。
【0005】このため、エンジンの低回転時にオイルポ
ンプの吐出圧をターボチャージャの要求油圧以上に設定
する必要があり、燃費改善領域でクランク軸受部の油圧
低下を図ることができないので、ポンプ駆動力が大とな
り、また潤滑油の供給油圧により軸受部の温度が低下
し、油の粘度が向上して、摺動抵抗が大となる関係上、
エンジン負荷が大きくなる問題点があった。
ンプの吐出圧をターボチャージャの要求油圧以上に設定
する必要があり、燃費改善領域でクランク軸受部の油圧
低下を図ることができないので、ポンプ駆動力が大とな
り、また潤滑油の供給油圧により軸受部の温度が低下
し、油の粘度が向上して、摺動抵抗が大となる関係上、
エンジン負荷が大きくなる問題点があった。
【0006】また後者の実開昭61−169213号公
報に記載の潤滑装置は、オイルポンプの吐出ラインにオ
イル導管を介してエンジン本体側の摺動部を潤滑する一
方のオイル経路と、上述のオイルポンプの吐出ラインか
ら分岐されたオイル導管にオイルクーラを介してターボ
チャージャを潤滑する他方のオイル経路とを備え、上述
のオイルクーラ下流に絞りを介設した2系統潤滑装置で
ある。
報に記載の潤滑装置は、オイルポンプの吐出ラインにオ
イル導管を介してエンジン本体側の摺動部を潤滑する一
方のオイル経路と、上述のオイルポンプの吐出ラインか
ら分岐されたオイル導管にオイルクーラを介してターボ
チャージャを潤滑する他方のオイル経路とを備え、上述
のオイルクーラ下流に絞りを介設した2系統潤滑装置で
ある。
【0007】この潤滑装置によれば、ターボチャージャ
の上流に絞りを介設している関係上、絞りよりも上流側
の他方のオイル経路と一方のオイル経路とをターボチャ
ージャ要求油圧よりも高圧に設定し、かつターボチャー
ジャへの供給油圧を上述の絞りによりターボチャージャ
要求油圧に設定して、エンジン高回転時においてターボ
チャージャへの要求油圧を確保しつつ、エンジン本体側
の摺動部を充分に潤滑することができる利点があるが、
エンジン低回転時においてエンジン本体側の摺動部へ供
給される潤滑油の圧力を低下させた場合には、絞り後位
のターボチャージャへの供給油圧が要求油圧以下となる
ため、エンジン低回転時においてエンジン本体側の摺動
部への供給油圧をターボチャージャ要求油圧以下に低下
させることができず、上述同様の問題点があった。
の上流に絞りを介設している関係上、絞りよりも上流側
の他方のオイル経路と一方のオイル経路とをターボチャ
ージャ要求油圧よりも高圧に設定し、かつターボチャー
ジャへの供給油圧を上述の絞りによりターボチャージャ
要求油圧に設定して、エンジン高回転時においてターボ
チャージャへの要求油圧を確保しつつ、エンジン本体側
の摺動部を充分に潤滑することができる利点があるが、
エンジン低回転時においてエンジン本体側の摺動部へ供
給される潤滑油の圧力を低下させた場合には、絞り後位
のターボチャージャへの供給油圧が要求油圧以下となる
ため、エンジン低回転時においてエンジン本体側の摺動
部への供給油圧をターボチャージャ要求油圧以下に低下
させることができず、上述同様の問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、エンジンの低回転領域で過給機要求油圧を
確保しつつ、エンジンの摺動部に対して過給機要求油圧
よりも低圧の潤滑油を供給することができ、同領域にお
いて摺動抵抗の低減を図ることができる過給機付エンジ
ンの潤滑装置の提供を目的とする。
載の発明は、エンジンの低回転領域で過給機要求油圧を
確保しつつ、エンジンの摺動部に対して過給機要求油圧
よりも低圧の潤滑油を供給することができ、同領域にお
いて摺動抵抗の低減を図ることができる過給機付エンジ
ンの潤滑装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、エンジンの低回転低
負荷領域(つまり燃費改善領域)で過給機要求油圧を確
保しつつ、エンジンの摺動部に対して過給機要求油圧よ
りも低圧の潤滑油を供給することができ、同領域におい
て摺動抵抗の低減を図ることができる過給機付エンジン
の潤滑装置の提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、エンジンの低回転低
負荷領域(つまり燃費改善領域)で過給機要求油圧を確
保しつつ、エンジンの摺動部に対して過給機要求油圧よ
りも低圧の潤滑油を供給することができ、同領域におい
て摺動抵抗の低減を図ることができる過給機付エンジン
の潤滑装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の目的と併せて、エンジンの
出力領域ではエンジンの摺動部に対して過給機要求油圧
よりも高圧の潤滑油を供給して、充分な潤滑を行なうこ
とができる過給機付エンジンの潤滑装置の提供を目的と
する。
求項1または2記載の発明の目的と併せて、エンジンの
出力領域ではエンジンの摺動部に対して過給機要求油圧
よりも高圧の潤滑油を供給して、充分な潤滑を行なうこ
とができる過給機付エンジンの潤滑装置の提供を目的と
する。
【0011】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1、2または3記載の発明の目的と併せて、特にエ
ンジンの出力領域で燃焼室壁を効率よく潤滑冷却するこ
とができて、ノッキングの発生を防止することができる
過給機付エンジンの潤滑装置の提供を目的とする。
求項1、2または3記載の発明の目的と併せて、特にエ
ンジンの出力領域で燃焼室壁を効率よく潤滑冷却するこ
とができて、ノッキングの発生を防止することができる
過給機付エンジンの潤滑装置の提供を目的とする。
【0012】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、所定部位に絞りを設
けることで、この絞りにより過給機への過大な油圧供給
を防止し、これにより燃焼室壁への供給油量を増大し
て、冷却性の向上を図ることができる過給機付エンジン
の潤滑装置の提供を目的とする。
求項4記載の発明の目的と併せて、所定部位に絞りを設
けることで、この絞りにより過給機への過大な油圧供給
を防止し、これにより燃焼室壁への供給油量を増大し
て、冷却性の向上を図ることができる過給機付エンジン
の潤滑装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、吸入空気を圧縮加圧する過給機を備えたエン
ジンにおいて、少なくともエンジンの摺動部に対して潤
滑油を供給する第1潤滑経路と、上記第1潤滑経路の上
流に設けられ、エンジンの低回転領域で上記第1潤滑経
路の油圧を過給機への供給油圧より低圧に設定すること
のできる供給油圧可変手段と、上記第1潤滑経路に対し
て独立して設けられ、オイルクーラを介して上記過給機
の摺動部に潤滑油を供給する第2潤滑経路とを備えた過
給機付エンジンの潤滑装置であることを特徴とする。
の発明は、吸入空気を圧縮加圧する過給機を備えたエン
ジンにおいて、少なくともエンジンの摺動部に対して潤
滑油を供給する第1潤滑経路と、上記第1潤滑経路の上
流に設けられ、エンジンの低回転領域で上記第1潤滑経
路の油圧を過給機への供給油圧より低圧に設定すること
のできる供給油圧可変手段と、上記第1潤滑経路に対し
て独立して設けられ、オイルクーラを介して上記過給機
の摺動部に潤滑油を供給する第2潤滑経路とを備えた過
給機付エンジンの潤滑装置であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記供給油圧可変手
段が、エンジンの低回転低負荷領域で、上記第1潤滑経
路の油圧を過給機への供給油圧より低圧に設定可能な過
給機付エンジンの潤滑装置であることを特徴とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、上記供給油圧可変手
段が、エンジンの低回転低負荷領域で、上記第1潤滑経
路の油圧を過給機への供給油圧より低圧に設定可能な過
給機付エンジンの潤滑装置であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の構成と併せて、上記供給油
圧可変手段は、燃焼室壁温度および該温度に関連するパ
ラメータの何れかに応じて第1潤滑経路の油圧を過給機
への供給油圧より高圧に設定する過給機付エンジンの潤
滑装置であることを特徴とする。
求項1または2記載の発明の構成と併せて、上記供給油
圧可変手段は、燃焼室壁温度および該温度に関連するパ
ラメータの何れかに応じて第1潤滑経路の油圧を過給機
への供給油圧より高圧に設定する過給機付エンジンの潤
滑装置であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1、2または3記載の発明の構成と併せて、上記第
2潤滑経路におけるオイルクーラと過給機との間に、燃
焼室壁温度および該温度に関連するパラメータの何れか
に応じて燃焼室壁に第2潤滑経路の一部の冷却用潤滑油
を供給する供給制御手段を設けた過給機付エンジンの潤
滑装置であることを特徴とする。
求項1、2または3記載の発明の構成と併せて、上記第
2潤滑経路におけるオイルクーラと過給機との間に、燃
焼室壁温度および該温度に関連するパラメータの何れか
に応じて燃焼室壁に第2潤滑経路の一部の冷却用潤滑油
を供給する供給制御手段を設けた過給機付エンジンの潤
滑装置であることを特徴とする。
【0017】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の構成と併せて、上記第2潤滑経路に
おける上記供給制御手段と過給機との間に、過給機の要
求油圧を確保することのできる絞りを設けた過給機付エ
ンジンの潤滑装置であることを特徴とする。
求項4記載の発明の構成と併せて、上記第2潤滑経路に
おける上記供給制御手段と過給機との間に、過給機の要
求油圧を確保することのできる絞りを設けた過給機付エ
ンジンの潤滑装置であることを特徴とする。
【0018】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、第1潤滑経路に対して第2潤滑経路を独立して設
け、上述の第1潤滑経路の上流には供給油圧可変手段を
設けたので、エンジンの低回転領域では第2潤滑経路の
オイルクーラを介して過給機に供給される潤滑油によ
り、過給機要求油圧を確保しつつ、エンジンの摺動部に
対しては上述の供給油圧可変手段により第1潤滑経路の
油圧を過給機への供給油圧より低圧に設定することがで
きる。
ば、第1潤滑経路に対して第2潤滑経路を独立して設
け、上述の第1潤滑経路の上流には供給油圧可変手段を
設けたので、エンジンの低回転領域では第2潤滑経路の
オイルクーラを介して過給機に供給される潤滑油によ
り、過給機要求油圧を確保しつつ、エンジンの摺動部に
対しては上述の供給油圧可変手段により第1潤滑経路の
油圧を過給機への供給油圧より低圧に設定することがで
きる。
【0019】この結果、摺動部からのエンドフロー量を
低減し、摺動部の温度向上により油の粘度低下が図れ、
摺動抵抗を低減することができると共に、油圧を低下さ
せることにより、オイルポンプの駆動抵抗の低下を図る
ことができ、エンジン負荷の低減を図ることができる効
果がある。
低減し、摺動部の温度向上により油の粘度低下が図れ、
摺動抵抗を低減することができると共に、油圧を低下さ
せることにより、オイルポンプの駆動抵抗の低下を図る
ことができ、エンジン負荷の低減を図ることができる効
果がある。
【0020】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記供給油圧
可変手段はエンジンの低回転低負荷領域(燃費改善領
域)で、第1潤滑経路の油圧を過給機への供給油圧より
低圧に設定するので、上述の燃費改善領域において上記
請求項1同様の効果を得ることができる。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記供給油圧
可変手段はエンジンの低回転低負荷領域(燃費改善領
域)で、第1潤滑経路の油圧を過給機への供給油圧より
低圧に設定するので、上述の燃費改善領域において上記
請求項1同様の効果を得ることができる。
【0021】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、上記
供給油圧可変手段は、燃焼室壁温度および該温度に関連
するパラメータの何れかに応じて第1潤滑経路の油圧を
過給機への供給油圧よりも高圧に設定するので、エンジ
ンの摺動部に対して充分な潤滑を行なうことができる効
果がある。
上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、上記
供給油圧可変手段は、燃焼室壁温度および該温度に関連
するパラメータの何れかに応じて第1潤滑経路の油圧を
過給機への供給油圧よりも高圧に設定するので、エンジ
ンの摺動部に対して充分な潤滑を行なうことができる効
果がある。
【0022】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1、2または3記載の発明の効果と併せて、
第2潤滑経路におけるオイルクーラと過給機との間に、
燃焼室壁温度および該温度に関連するパラメータの何れ
かに応じて燃焼室壁に第2潤滑経路の一部の冷却用潤滑
油を供給する供給制御手段を設けたので、この燃焼室壁
の温度が所定値以上になった時、上述の供給制御手段が
燃焼室壁に冷却用潤滑油を供給する。この結果、特にエ
ンジンの出力領域において燃焼室壁を効率よく潤滑冷却
することができて、ノッキングの発生を防止することが
できる効果がある。
上記請求項1、2または3記載の発明の効果と併せて、
第2潤滑経路におけるオイルクーラと過給機との間に、
燃焼室壁温度および該温度に関連するパラメータの何れ
かに応じて燃焼室壁に第2潤滑経路の一部の冷却用潤滑
油を供給する供給制御手段を設けたので、この燃焼室壁
の温度が所定値以上になった時、上述の供給制御手段が
燃焼室壁に冷却用潤滑油を供給する。この結果、特にエ
ンジンの出力領域において燃焼室壁を効率よく潤滑冷却
することができて、ノッキングの発生を防止することが
できる効果がある。
【0023】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、上述の絞りを
設けたので、この絞りにより過給機への過大な油圧供給
を防止し、これにより燃焼室壁への供給油量を増大し
て、冷却性の向上を図ることができる効果がある。
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、上述の絞りを
設けたので、この絞りにより過給機への過大な油圧供給
を防止し、これにより燃焼室壁への供給油量を増大し
て、冷却性の向上を図ることができる効果がある。
【0024】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は過給機付ロータリピストンエンジンの潤
滑装置を示し、図1において、タンク(オイルパン)1
にオイルストレーナ2を配設し、このオイルストレーナ
2にはサクションパイプ3を介してオイルポンプ4を接
続している。
述する。図面は過給機付ロータリピストンエンジンの潤
滑装置を示し、図1において、タンク(オイルパン)1
にオイルストレーナ2を配設し、このオイルストレーナ
2にはサクションパイプ3を介してオイルポンプ4を接
続している。
【0025】上述のオイルポンプ4の吐出ライン5には
電磁三方切換弁により構成した第1バルブV1の一方の
インレットポートを接続すると共に、この吐出ライン5
から分岐した一方の分岐ライン6にはオイルクーラ7を
接続し、他方の分岐ライン8には第1リリーフ弁9を接
続している。この第1リリーフ弁9の設定圧は例えば約
11kg/cm2 に設定する一方、上述のオイルクーラ7下
流の分岐ライン10を、第1バルブV1の他方のインレ
ットポートに接続している。
電磁三方切換弁により構成した第1バルブV1の一方の
インレットポートを接続すると共に、この吐出ライン5
から分岐した一方の分岐ライン6にはオイルクーラ7を
接続し、他方の分岐ライン8には第1リリーフ弁9を接
続している。この第1リリーフ弁9の設定圧は例えば約
11kg/cm2 に設定する一方、上述のオイルクーラ7下
流の分岐ライン10を、第1バルブV1の他方のインレ
ットポートに接続している。
【0026】上述の第1バルブV1のアウトレットポー
トに接続したアウトレットライン11を、電磁三方切換
弁により構成した第2バルブV2のインレットポートに
接続し、この第2バルブV2の2つのアウトレットポー
トには第1潤滑経路12を接続している。すなわち、こ
の第1潤滑経路12は、第2バルブV2の一方のアウト
レットポートに接続した低圧ライン13と、第2バルブ
V2の他方のアウトレットポートに接続した高圧ライン
14と、これら両ライン13,14を合流させる合流点
15と、合流点15下流の合流ライン16とを備え、図
2に示すロータリピストンエンジン17のフロント側の
メイン軸受18およびロータ軸受19等のフロント側摺
動部20と、リヤ側のメイン軸受21およびロータ軸受
22等のリヤ側摺動部23とに潤滑油を供給すべく構成
している。
トに接続したアウトレットライン11を、電磁三方切換
弁により構成した第2バルブV2のインレットポートに
接続し、この第2バルブV2の2つのアウトレットポー
トには第1潤滑経路12を接続している。すなわち、こ
の第1潤滑経路12は、第2バルブV2の一方のアウト
レットポートに接続した低圧ライン13と、第2バルブ
V2の他方のアウトレットポートに接続した高圧ライン
14と、これら両ライン13,14を合流させる合流点
15と、合流点15下流の合流ライン16とを備え、図
2に示すロータリピストンエンジン17のフロント側の
メイン軸受18およびロータ軸受19等のフロント側摺
動部20と、リヤ側のメイン軸受21およびロータ軸受
22等のリヤ側摺動部23とに潤滑油を供給すべく構成
している。
【0027】また上述の合流点15より上流における低
圧ライン13には、高圧ライン14の潤滑油が同低圧ラ
イン13に逆流するのを防止する目的で、逆止弁24を
介設する一方、合流点15より下流の合流ライン16に
はオイルフィルタ25を介設している。ここで、上述の
各軸受18,19,21,22に潤滑油を供給する油路
26は、図2に示すようにエキセントリックシャフト2
7内に形成している。
圧ライン13には、高圧ライン14の潤滑油が同低圧ラ
イン13に逆流するのを防止する目的で、逆止弁24を
介設する一方、合流点15より下流の合流ライン16に
はオイルフィルタ25を介設している。ここで、上述の
各軸受18,19,21,22に潤滑油を供給する油路
26は、図2に示すようにエキセントリックシャフト2
7内に形成している。
【0028】ところで、上述の第1潤滑経路12の上流
には供給油圧可変手段28を設けている。この供給油圧
可変手段28は図1に示すように上述の第2バルブV2
と、低圧ライン13における逆止弁24上流に接続した
第2リリーフ弁29と、上述のアウトレットライン11
に接続した第3リリーフ弁30とを備え、第2リリーフ
弁29の設定圧をターボチャージャ要求油圧より低い約
1kg/cm2 に、第3リリーフ弁30の設定圧をターボチ
ャージャ要求油圧より高い約8kg/cm2 に設定し、ロー
タリピストンエンジン17の燃費改善領域(低回転低負
荷領域、例えばエンジン回転数2500rpm 以下で、平
均有効圧力が3kg/cm2 以下の領域)では上述の第2バ
ルブV2の切換えにより1kg/cm2 に設定された低圧ラ
イン13を選定することで、第1潤滑経路12の油圧を
ターボチャージャ31の要求油圧(約2kg/cm2 )より
低圧に設定すると共に、ロータリピストンエンジン17
の出力領域(高回転高負荷領域)では上述の第2バルブ
V2の切換えにより8kg/cm2 に設定された高圧ライン
14を選定することで、第1潤滑経路12の油圧をター
ボチャージャ31の要求油圧(約2kg/cm2 )より高圧
に設定すべく構成している。
には供給油圧可変手段28を設けている。この供給油圧
可変手段28は図1に示すように上述の第2バルブV2
と、低圧ライン13における逆止弁24上流に接続した
第2リリーフ弁29と、上述のアウトレットライン11
に接続した第3リリーフ弁30とを備え、第2リリーフ
弁29の設定圧をターボチャージャ要求油圧より低い約
1kg/cm2 に、第3リリーフ弁30の設定圧をターボチ
ャージャ要求油圧より高い約8kg/cm2 に設定し、ロー
タリピストンエンジン17の燃費改善領域(低回転低負
荷領域、例えばエンジン回転数2500rpm 以下で、平
均有効圧力が3kg/cm2 以下の領域)では上述の第2バ
ルブV2の切換えにより1kg/cm2 に設定された低圧ラ
イン13を選定することで、第1潤滑経路12の油圧を
ターボチャージャ31の要求油圧(約2kg/cm2 )より
低圧に設定すると共に、ロータリピストンエンジン17
の出力領域(高回転高負荷領域)では上述の第2バルブ
V2の切換えにより8kg/cm2 に設定された高圧ライン
14を選定することで、第1潤滑経路12の油圧をター
ボチャージャ31の要求油圧(約2kg/cm2 )より高圧
に設定すべく構成している。
【0029】一方、上述のオイルクーラ7下流の分岐点
32には、このオイルクーラ7を介してターボチャージ
ャ31の摺動部に常に低温の潤滑油を供給するクーリン
グラインとしての第2潤滑経路33を設けている。この
第2潤滑経路33は第1潤滑経路12に対して独立して
設けられた経路で、この第2潤滑経路33には、ターボ
チャージャ31への供給油圧をターボチャージャ要求油
圧(約2kg/cm2 )に設定する絞り手段としての固定絞
り34と、オイルフィルタ35とを介設している。
32には、このオイルクーラ7を介してターボチャージ
ャ31の摺動部に常に低温の潤滑油を供給するクーリン
グラインとしての第2潤滑経路33を設けている。この
第2潤滑経路33は第1潤滑経路12に対して独立して
設けられた経路で、この第2潤滑経路33には、ターボ
チャージャ31への供給油圧をターボチャージャ要求油
圧(約2kg/cm2 )に設定する絞り手段としての固定絞
り34と、オイルフィルタ35とを介設している。
【0030】しかも、上述の第2潤滑経路33における
オイルクーラ7下流と固定絞り34上流との間には、燃
焼室壁温度および該温度に関連するパラメータ(具体的
にはオイル落とし油温)の何れかに応じて燃焼室壁36
に冷却用潤滑油を供給する供給制御手段としての第3バ
ルブV3を介設し、この第3バルブV3は電磁三方切換
弁により構成され、この第3バルブV3の一方のアウト
レットポートに上述の固定絞り34およびオイルフィル
タ35を介してターボチャージャ31の摺動部を接続す
る一方、上述の第3バルブV3の他方のアウトレットポ
ートに油路37を接続し、この油路37からの潤滑油で
燃焼室壁36を冷却すべく構成している。
オイルクーラ7下流と固定絞り34上流との間には、燃
焼室壁温度および該温度に関連するパラメータ(具体的
にはオイル落とし油温)の何れかに応じて燃焼室壁36
に冷却用潤滑油を供給する供給制御手段としての第3バ
ルブV3を介設し、この第3バルブV3は電磁三方切換
弁により構成され、この第3バルブV3の一方のアウト
レットポートに上述の固定絞り34およびオイルフィル
タ35を介してターボチャージャ31の摺動部を接続す
る一方、上述の第3バルブV3の他方のアウトレットポ
ートに油路37を接続し、この油路37からの潤滑油で
燃焼室壁36を冷却すべく構成している。
【0031】上述の油路37は次の如く構成している。
すなわち、フロント側のロータハウジング38とリヤ側
のロータハウジング39との間にインタメディエイトハ
ウジング40を配設し、このインタメディエイトハウジ
ング40の外面からエキセントリックシャフト27の挿
通部41としてのハウジング中央部に向けて油路形成壁
42を一体形成し、この油路形成壁42の内部に上述の
油路37を形成すると共に、油路37の下部にはフロン
ト側の燃焼室壁36およびリヤ側の燃焼室壁36に指向
する2つの分岐油路43,44を形成している。また上
述のインタメディエイトハウジング40に形成されたオ
イル落とし通路45には、オイル落とし油温センサ46
を取付けている。
すなわち、フロント側のロータハウジング38とリヤ側
のロータハウジング39との間にインタメディエイトハ
ウジング40を配設し、このインタメディエイトハウジ
ング40の外面からエキセントリックシャフト27の挿
通部41としてのハウジング中央部に向けて油路形成壁
42を一体形成し、この油路形成壁42の内部に上述の
油路37を形成すると共に、油路37の下部にはフロン
ト側の燃焼室壁36およびリヤ側の燃焼室壁36に指向
する2つの分岐油路43,44を形成している。また上
述のインタメディエイトハウジング40に形成されたオ
イル落とし通路45には、オイル落とし油温センサ46
を取付けている。
【0032】図5は潤滑装置の制御回路を示し、CPU
50は、ディストリビュータ47からのエンジン回転数
Ne、ブーストセンサ48からの吸気負圧B、オイルパ
ン内油温センサ49からのオイルパン内油温To、オイ
ル落とし油温センサ46からのオイル落とし油温Trの
各信号入力に基づいて、ROM51に格納されたプログ
ラムに従って、第1バルブV1、第2バルブV2、第3
バルブV3を駆動制御し、またRAM52はオイルパン
内設定油温to、オイル落とし設定油温tr、エンジン
負荷設定値(いずれも図6参照)などの必要なデータを
記憶する。
50は、ディストリビュータ47からのエンジン回転数
Ne、ブーストセンサ48からの吸気負圧B、オイルパ
ン内油温センサ49からのオイルパン内油温To、オイ
ル落とし油温センサ46からのオイル落とし油温Trの
各信号入力に基づいて、ROM51に格納されたプログ
ラムに従って、第1バルブV1、第2バルブV2、第3
バルブV3を駆動制御し、またRAM52はオイルパン
内設定油温to、オイル落とし設定油温tr、エンジン
負荷設定値(いずれも図6参照)などの必要なデータを
記憶する。
【0033】ここで、上述のCPU50制御による各バ
ルブV1,V2,V3の切換態様は図6に示す通りであ
る。すなわち、現行のオイルパン内油温Toがオイルパ
ン内設定油温toより低い時To<toには、オイルポ
ンプ吐出油を第1潤滑経路12に供給すべく第1バルブ
V1により吐出ライン5とアウトレットライン11とを
連通し、現行のオイルパン内油温Toがオイルパン内設
定油温toより高い時To>toには、オイルクーラ7
で冷却された潤滑油を第1潤滑経路12に供給すべく第
1バルブV1により分岐ライン10とアウトレットライ
ン11とを連通する。
ルブV1,V2,V3の切換態様は図6に示す通りであ
る。すなわち、現行のオイルパン内油温Toがオイルパ
ン内設定油温toより低い時To<toには、オイルポ
ンプ吐出油を第1潤滑経路12に供給すべく第1バルブ
V1により吐出ライン5とアウトレットライン11とを
連通し、現行のオイルパン内油温Toがオイルパン内設
定油温toより高い時To>toには、オイルクーラ7
で冷却された潤滑油を第1潤滑経路12に供給すべく第
1バルブV1により分岐ライン10とアウトレットライ
ン11とを連通する。
【0034】また現行のエンジン回転数Neおよび吸気
負圧Bと現行のオイル落とし油温Trとの双方共に設定
値以下のエンジンの燃費改善領域(低負荷低回転領域)
では、第2バルブV2によりアウトレットライン11と
低圧ライン13とを連通して、第1潤滑経路12の設定
圧を第2リリーフ弁29の設定圧(約1kg/cm2 )と同
等に設定し、現行のエンジン回転数Neおよび吸気負圧
Bと現行のオイル落とし油温Trとの何れか一方が設定
値以上となるエンジンの出力領域(高負荷高回転領域)
または燃焼室壁高温時には、第2バルブV2によりアウ
トレットライン11と高圧ライン14とを連通して、第
1潤滑経路12の設定圧を第3リリーフ弁30の設定圧
(約8kg/cm2 )と同等に設定する。
負圧Bと現行のオイル落とし油温Trとの双方共に設定
値以下のエンジンの燃費改善領域(低負荷低回転領域)
では、第2バルブV2によりアウトレットライン11と
低圧ライン13とを連通して、第1潤滑経路12の設定
圧を第2リリーフ弁29の設定圧(約1kg/cm2 )と同
等に設定し、現行のエンジン回転数Neおよび吸気負圧
Bと現行のオイル落とし油温Trとの何れか一方が設定
値以上となるエンジンの出力領域(高負荷高回転領域)
または燃焼室壁高温時には、第2バルブV2によりアウ
トレットライン11と高圧ライン14とを連通して、第
1潤滑経路12の設定圧を第3リリーフ弁30の設定圧
(約8kg/cm2 )と同等に設定する。
【0035】さらに現行のオイル落とし油温Trがオイ
ル落とし設定油温tr(例えば図7に示す130℃前
後)より低い時Tr<trには、燃焼室壁36を潤滑冷
却する必要がないので、第3バルブV3により第2潤滑
経路33の全ての潤滑油をターボチャージャ31側へ導
き、現行のオイル落とし油温Trがオイル落とし設定油
温trより高い時Tr>trには、ノッキングの発生を
防止する目的で燃焼室壁36を潤滑冷却する必要がある
ので、第3バルブV3により第2潤滑経路33の潤滑油
をターボチャージャ31側と燃焼室壁36側とに分流す
る。
ル落とし設定油温tr(例えば図7に示す130℃前
後)より低い時Tr<trには、燃焼室壁36を潤滑冷
却する必要がないので、第3バルブV3により第2潤滑
経路33の全ての潤滑油をターボチャージャ31側へ導
き、現行のオイル落とし油温Trがオイル落とし設定油
温trより高い時Tr>trには、ノッキングの発生を
防止する目的で燃焼室壁36を潤滑冷却する必要がある
ので、第3バルブV3により第2潤滑経路33の潤滑油
をターボチャージャ31側と燃焼室壁36側とに分流す
る。
【0036】図示実施例は上記の如く構成するものに対
して、以下作用を説明する。ターボチャージャ31の摺
動部に対しては、ロータリピストンエンジン17の回転
数の如何にかかわらず常に要求油圧(約2kg/cm2 )相
当の低温の潤滑油が供給される。すなわち、オイルポン
プ4からの吐出潤滑油は吐出ライン5、分岐ライン6、
オイルクーラ7、分岐点32、第2潤滑経路33、固定
絞り34、オイルフィルタ35をこの順に介してターボ
チャージャ31の摺動部に供給される。ここで上述の吐
出ライン5の設定圧は第1リリーフ弁9により約11kg
/cm2に設定しているが、ターボチャージャ31上流に
介設した固定絞り34により該ターボチャージャ31へ
の供給油圧は要求油圧(約2kg/cm2 )に設定される。
して、以下作用を説明する。ターボチャージャ31の摺
動部に対しては、ロータリピストンエンジン17の回転
数の如何にかかわらず常に要求油圧(約2kg/cm2 )相
当の低温の潤滑油が供給される。すなわち、オイルポン
プ4からの吐出潤滑油は吐出ライン5、分岐ライン6、
オイルクーラ7、分岐点32、第2潤滑経路33、固定
絞り34、オイルフィルタ35をこの順に介してターボ
チャージャ31の摺動部に供給される。ここで上述の吐
出ライン5の設定圧は第1リリーフ弁9により約11kg
/cm2に設定しているが、ターボチャージャ31上流に
介設した固定絞り34により該ターボチャージャ31へ
の供給油圧は要求油圧(約2kg/cm2 )に設定される。
【0037】一方、ロータリピストンエンジン17の低
回転時、例えば図8に示す2500rpm 以下の時には、
第2バルブV2が低圧ライン13を選定するように切換
わるので、第1潤滑経路12のライン圧は第2リリーフ
弁29で設定された値つまり約1kg/cm2 となり、フロ
ント側摺動部20およびリヤ側摺動部23に対しては上
述の合流ライン16を介してターボチャージャ31への
供給油圧よりも低圧の約1kg/cm2 の潤滑油が供給され
る。
回転時、例えば図8に示す2500rpm 以下の時には、
第2バルブV2が低圧ライン13を選定するように切換
わるので、第1潤滑経路12のライン圧は第2リリーフ
弁29で設定された値つまり約1kg/cm2 となり、フロ
ント側摺動部20およびリヤ側摺動部23に対しては上
述の合流ライン16を介してターボチャージャ31への
供給油圧よりも低圧の約1kg/cm2 の潤滑油が供給され
る。
【0038】この結果、上述の各摺動部20,23から
のエンドフロー量を低減させることができ、摺動部2
0,23の温度向上により油の粘度低下が図れ、摺動抵
抗を低減することができると共に、油圧を約1kg/cm2
に低下させることにより、オイルポンプ4の駆動抵抗の
低下を図ることができるので、エンジン負荷の低減を図
ることができる効果がある。
のエンドフロー量を低減させることができ、摺動部2
0,23の温度向上により油の粘度低下が図れ、摺動抵
抗を低減することができると共に、油圧を約1kg/cm2
に低下させることにより、オイルポンプ4の駆動抵抗の
低下を図ることができるので、エンジン負荷の低減を図
ることができる効果がある。
【0039】ところで、ロータリピストンエンジン17
の高回転時、例えば図8に示す2500rpm 以上の時に
は、第2バルブV2が高圧ライン14を選定するように
切換わるので、第1潤滑経路12のライン圧は第3リリ
ーフ弁30で設定された値つまり約8kg/cm2 となり、
フロント側摺動部20およびリヤ側摺動部23に対して
は上述の合流ライン16を介してターボチャージャ31
への供給油圧よりも高圧の約8kg/cm2 の潤滑油が供給
されるので、上述の各摺動部20,23に対して充分な
潤滑を行なうことができる。
の高回転時、例えば図8に示す2500rpm 以上の時に
は、第2バルブV2が高圧ライン14を選定するように
切換わるので、第1潤滑経路12のライン圧は第3リリ
ーフ弁30で設定された値つまり約8kg/cm2 となり、
フロント側摺動部20およびリヤ側摺動部23に対して
は上述の合流ライン16を介してターボチャージャ31
への供給油圧よりも高圧の約8kg/cm2 の潤滑油が供給
されるので、上述の各摺動部20,23に対して充分な
潤滑を行なうことができる。
【0040】このような油圧変化の状態を図8に示す。
図8においてaはターボチャージャ31の要求油圧、b
は本実施例によるターボチャージャ31への供給油圧、
Cは従来の潤滑装置によるターボチャージャへの供給油
圧、dは本実施例による第1潤滑経路12の油圧、eは
従来の潤滑装置におけるメインギャラリ油圧をそれぞれ
示す。
図8においてaはターボチャージャ31の要求油圧、b
は本実施例によるターボチャージャ31への供給油圧、
Cは従来の潤滑装置によるターボチャージャへの供給油
圧、dは本実施例による第1潤滑経路12の油圧、eは
従来の潤滑装置におけるメインギャラリ油圧をそれぞれ
示す。
【0041】一方、図3、図5に示すオイル落とし油温
センサ46からの現行のオイル落とし油温Trが図7に
示すオイル落とし設定油温(例えば130℃前後)を超
えると、第3バルブV3が第2潤滑経路33の潤滑油を
ターボチャージャ31側と燃焼室壁36側との双方に分
流供給するように切換わるので、上述の油路37および
分岐油路43,44を介してフロント側およびリヤ側の
燃焼室壁36,36にはオイルクーラ7を経由した低温
の潤滑油が供給される。このため、特にロータリピスト
ンエンジン17の出力領域において燃焼室壁36を効率
よく潤滑冷却することができて、ノッキングの発生を防
止することができる効果がある。
センサ46からの現行のオイル落とし油温Trが図7に
示すオイル落とし設定油温(例えば130℃前後)を超
えると、第3バルブV3が第2潤滑経路33の潤滑油を
ターボチャージャ31側と燃焼室壁36側との双方に分
流供給するように切換わるので、上述の油路37および
分岐油路43,44を介してフロント側およびリヤ側の
燃焼室壁36,36にはオイルクーラ7を経由した低温
の潤滑油が供給される。このため、特にロータリピスト
ンエンジン17の出力領域において燃焼室壁36を効率
よく潤滑冷却することができて、ノッキングの発生を防
止することができる効果がある。
【0042】すなわち第1潤滑経路12(図2における
エキセントリックシャフト27中)には燃焼室壁36を
冷却するコントロールジェットCJが設けられており、
主に該コントロールジェットCJで燃焼室壁36を冷却
するが、燃費改善領域から出力領域への過度時つまり第
1潤滑経路12の油圧を1kg/cm2 から8kg/cm2 へ切
換える時には、上述のコントロールジェットCJのみで
は冷却不足となるため、第2潤滑経路33の燃焼室壁冷
却油路37からも冷却を行なう。この冷却油路37から
分岐された分岐油路43,44より上述の燃焼室壁36
に潤滑油が供給される。
エキセントリックシャフト27中)には燃焼室壁36を
冷却するコントロールジェットCJが設けられており、
主に該コントロールジェットCJで燃焼室壁36を冷却
するが、燃費改善領域から出力領域への過度時つまり第
1潤滑経路12の油圧を1kg/cm2 から8kg/cm2 へ切
換える時には、上述のコントロールジェットCJのみで
は冷却不足となるため、第2潤滑経路33の燃焼室壁冷
却油路37からも冷却を行なう。この冷却油路37から
分岐された分岐油路43,44より上述の燃焼室壁36
に潤滑油が供給される。
【0043】図9は過給機付ロータリピストンエンジン
の潤滑装置の他の実施例を示し、先の実施例では第1、
第2、第3の各バルブV1,V2,V3として電磁切換
タイプの三方切換弁を用いたが、図9に示すこの実施例
では第1、第2、第3の各バルブCV1,CV2,CV
3として電磁切換タイプの2位置3ポート型方向制御弁
を用いている。このように構成しても、先の実施例とほ
ぼ同様の作用、効果を奏するので、図9において図1と
同一の部分には同一番号を付して、その詳しい説明を省
略する。
の潤滑装置の他の実施例を示し、先の実施例では第1、
第2、第3の各バルブV1,V2,V3として電磁切換
タイプの三方切換弁を用いたが、図9に示すこの実施例
では第1、第2、第3の各バルブCV1,CV2,CV
3として電磁切換タイプの2位置3ポート型方向制御弁
を用いている。このように構成しても、先の実施例とほ
ぼ同様の作用、効果を奏するので、図9において図1と
同一の部分には同一番号を付して、その詳しい説明を省
略する。
【0044】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のエンジンは、実施例のロータリピ
ストンエンジン17に対応し、以下同様に、エンジンの
摺動部は、フロント側摺動部20とリヤ側摺動部23と
に対応し、過給機は、ターボチャージャ31に対応し、
絞りは、固定絞り34に対応し、燃焼室壁温度および該
温度に関連するパラメータは、オイル落とし油温Trに
対応し、供給制御手段は、第3バルブV3,CV3およ
び油路37に対応するも、この発明は、上述の実施例の
構成のみに限定されるものではなく、直列多気筒エンジ
ンやV型エンジン等の過給機付レシプロエンジンの潤滑
装置に適用してもよいことは勿論である。
において、この発明のエンジンは、実施例のロータリピ
ストンエンジン17に対応し、以下同様に、エンジンの
摺動部は、フロント側摺動部20とリヤ側摺動部23と
に対応し、過給機は、ターボチャージャ31に対応し、
絞りは、固定絞り34に対応し、燃焼室壁温度および該
温度に関連するパラメータは、オイル落とし油温Trに
対応し、供給制御手段は、第3バルブV3,CV3およ
び油路37に対応するも、この発明は、上述の実施例の
構成のみに限定されるものではなく、直列多気筒エンジ
ンやV型エンジン等の過給機付レシプロエンジンの潤滑
装置に適用してもよいことは勿論である。
【図1】本発明の過給機付ロータリピストンエンジンの
潤滑装置を示す油圧回路図。
潤滑装置を示す油圧回路図。
【図2】ロータリピストンエンジンの断面図。
【図3】インタメディエイトハウジングの断面図。
【図4】図3のA−A線矢視断面図。
【図5】潤滑装置の制御回路を示すブロック図。
【図6】CPU制御による各バルブの切換状態を示す説
明図。
明図。
【図7】オイル落とし油温とロータ温度との関連を示す
特性図。
特性図。
【図8】エンジン回転数に対する油圧変化を示す特性
図。
図。
【図9】本発明の過給機付ロータリピストンエンジンの
潤滑装置の他の実施例を示す油圧回路図。
潤滑装置の他の実施例を示す油圧回路図。
7…オイルクーラ 12…第1潤滑経路 17…ロータリピストンエンジン 20…フロント側摺動部 23…リヤ側摺動部 28…供給油圧可変手段 31…ターボチャージャ 33…第2潤滑経路 34…固定絞り 36…燃焼室壁 37…油路 V3,CV3…第3バルブ
Claims (5)
- 【請求項1】吸入空気を圧縮加圧する過給機を備えたエ
ンジンにおいて、少なくともエンジンの摺動部に対して
潤滑油を供給する第1潤滑経路と、上記第1潤滑経路の
上流に設けられ、エンジンの低回転領域で上記第1潤滑
経路の油圧を過給機への供給油圧より低圧に設定するこ
とのできる供給油圧可変手段と、上記第1潤滑経路に対
して独立して設けられ、オイルクーラを介して上記過給
機の摺動部に潤滑油を供給する第2潤滑経路とを備えた
過給機付エンジンの潤滑装置。 - 【請求項2】上記供給油圧可変手段が、エンジンの低回
転低負荷領域で、上記第1潤滑経路の油圧を過給機への
供給油圧より低圧に設定可能な請求項1記載の過給機付
エンジンの潤滑装置。 - 【請求項3】上記供給油圧可変手段は、燃焼室壁温度お
よび該温度に関連するパラメータの何れかに応じて第1
潤滑経路の油圧を過給機への供給油圧より高圧に設定す
る請求項1または請求項2記載の過給機付エンジンの潤
滑装置。 - 【請求項4】上記第2潤滑経路におけるオイルクーラと
過給機との間に、燃焼室壁温度および該温度に関連する
パラメータの何れかに応じて燃焼室壁に第2潤滑経路の
一部の冷却用潤滑油を供給する供給制御手段を設けた請
求項1、請求項2または請求項3記載の過給機付エンジ
ンの潤滑装置。 - 【請求項5】上記第2潤滑経路における上記供給制御手
段と過給機との間に、過給機の要求油圧を確保すること
のできる絞りを設けた請求項4記載の過給機付エンジン
の潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6947992A JPH05231120A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 過給機付エンジンの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6947992A JPH05231120A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 過給機付エンジンの潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05231120A true JPH05231120A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13403875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6947992A Pending JPH05231120A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 過給機付エンジンの潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05231120A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104454147A (zh) * | 2014-10-28 | 2015-03-25 | 南车戚墅堰机车有限公司 | 一种增压器机油保护系统 |
| CN109057908A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-12-21 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种润滑系统及润滑方法 |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP6947992A patent/JPH05231120A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104454147A (zh) * | 2014-10-28 | 2015-03-25 | 南车戚墅堰机车有限公司 | 一种增压器机油保护系统 |
| CN109057908A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-12-21 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种润滑系统及润滑方法 |
| CN109057908B (zh) * | 2018-08-16 | 2023-09-19 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种润滑系统及润滑方法 |
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