JPH0523199A - 分析素子及び分析方法 - Google Patents

分析素子及び分析方法

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JPH0523199A
JPH0523199A JP18003491A JP18003491A JPH0523199A JP H0523199 A JPH0523199 A JP H0523199A JP 18003491 A JP18003491 A JP 18003491A JP 18003491 A JP18003491 A JP 18003491A JP H0523199 A JPH0523199 A JP H0523199A
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JP
Japan
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analytical element
glycerol dehydrogenase
reagent layer
reagent
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JP18003491A
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English (en)
Inventor
Takashi Murakami
隆 村上
Seiji Hidaka
誠司 日高
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中性脂肪の定量性に優れた技術を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 支持体上に少なくとも一層の試薬層とその上
方に展開層を有する試料中の中性脂肪を分析する為の分
析素子であって、展開層にグリセロール脱水素酵素及び
酸化型補酵素が含有されてなる分析素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体試料中の中性脂肪
の分析素子及び分析方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】血液中の中性脂肪の測定は、種々な型の
過脂肪結晶、動脈硬化症等の診断に重要である。その測
定法として、中性脂肪を分解してグリセロールとし、グ
リセロールを酵素的に分解し、光学濃度、電気的に測定
する方法が行われている。この中には、例えば (1)グリセロール−3−燐酸オキシダーゼを用いる方
法、(2)グリセロールデヒドロゲナーゼを用いる方
法、(3)グリセロール−3−燐酸デヒドロゲナーゼを
用いる方法がある。
【0003】ところで、上記の測定方法において、グリ
セロールデヒドロゲナーゼを用いる方法は妨害物質に対
する影響が極めて少ないと言われて来ている。しかしな
がら、時として測定値に大きな変動が認められる場合が
有り、改善が求められている。
【0004】
【発明の開示】上記の問題点に対する研究を鋭意押し進
めて行った結果、グリセロール脱水素酵素系で中性脂肪
を測定する場合の測定値の変動は、被検液仲の共存物
質、特に遊離グリセリンの影響を受ける為であることが
究明された。そして、グリセロール脱水素酵素系で中性
脂肪を測定する場合、グリセリンを前もって除去してお
けば、測定に際して相関性が向上し、正確性が改善され
ることを見出したのである。
【0005】上記の知見を基にして本発明は達成された
ものであり、中性脂肪の定量性に優れた技術を提供する
ことを目的とする。この本発明の目的は、支持体上に少
なくとも一層の試薬層とその上方に展開層を有する試料
中の中性脂肪を分析する為の分析素子であって、展開層
にグリセロール脱水素酵素及び酸化型補酵素が含有され
ることを特徴とする分析素子によって達成される。
【0006】又、支持体上に少なくとも一層の試薬層と
その上方に展開層を有する試料中の中性脂肪を分析する
為の分析素子であって、展開層にグリセロール脱水素酵
素及び酸化型補酵素が含有されると共に、試薬層にもグ
リセロール脱水素酵素が含有されることを特徴とする分
析素子によって達成される。尚、上記の分析素子におい
て、リポプロテインリパーゼが試薬層及び/又は展開層
に含有されていることが好ましい。このリポプロテイン
リパーゼの量は、例えば250〜25000U/m2 を
含有させることが出来る。
【0007】又、上記の分析素子において、グリセロー
ル脱水素酵素は、その大部分が展開層に含有されること
が好ましく、例えば試薬層に含有されるグリセロール脱
水素酵素の量を1とすると、展開層には2〜100の量
といった程度含有させることが好ましい。尚、グリセロ
ール脱水素酵素の全量は500〜50000U/m2 程
度含有させることが出来る。
【0008】又、グリセロール脱水素酵素はリポプロテ
インリパーゼよりも多く含有されていることが重要であ
る。好ましくは、リポプロテインリパーゼ1に対してグ
リセロール脱水素酵素を2倍以上含有していることが望
ましい。そして、上記のような分析素子に検体を供給
し、一定時間インキュベートした後、多点測光し、得ら
れた反射濃度差から中性脂肪濃度を求めることを特徴と
する中性脂肪の分析方法によって中性脂肪が正確に定量
される。
【0009】この分析に際しての反応式は、次の通りで
ある。
【0010】
【化1】
【0011】以下、本発明を詳しく説明する。本発明の
乾式分析素子に用いることができる光透過性で水不浸透
性の支持体としては、ポリエチレンテレフタレート、ビ
スフェノールAのポリカーボネート、ポリスチレン、セ
ルロースエステル(セルロースジアセテート、セルロー
ストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネー
ト等)等のポリマーあるいは無機ガラス等からなる厚さ
約50〜300μmのものが用いられる。尚、この支持
体は、その目的に応じて、例えば試薬層との接着性の改
善を目的とした下塗り層を設けても良い。
【0012】中性脂肪を分析する為の分析素子の支持体
上には少なくとも一つの試薬層が設けられている。試薬
層には電子伝達剤が含まれる。本発明において、電子伝
達剤とは、被検物質の反応により生成した例えば還元型
ニコチンアミド補酵素(電子供与体)から電子を受け取
って、後述する色素形成前駆物質を還元する機能を有す
る化合物を意味する。本発明に用いられる電子伝達剤と
しては、N−メチルフェナジン・メトサルフェート類
(例えばN−メチルフェナジン・メトサルフェート、1
−メトキシ−N−メチルフェナジンメトサルフェート
等)、メルドラブルー、メチレンブルー及びBacil
lus megaterium、Bacillus s
tearolhermophilus、Clostri
dium Kluyveri由来のジアホラーゼ(ジヒ
ドロリポアミドレダクターゼ、EC1.6.4.3.)
等を使用することができ、好ましい電子伝達剤としては
N−メチルフェナジンメトサルフェート類やジアホラー
ゼを挙げることができる。そして、N−メチルフェナジ
ン・メトサルフェート類は1mg/m2 〜1g/m2 、
望ましくは10mg/m2 〜500mg/m2 で用いる
のが好ましく、又、ジアホラーゼは100〜10000
0U/m2 、望ましくは500〜50000U/m2 で
用いるのが好ましい。
【0013】試薬層には色素形成前駆物質も含まれる。
色素形成前駆物質は、上記電子伝達剤により還元され、
可視光領域において検出可能な化合物(色素)を形成す
る物質である。本発明の乾式分析素子において、色素形
成前駆物質としてはテトラゾリウム塩を用いることが好
ましい。すなわち、テトラゾリウム塩類は、色素形成後
は、水に対して難溶ないしは不溶性になり、通常ウェッ
ト・ケミストリー法では使用が難しいものの、形成され
る色素が耐拡散性であり、リンギングが防止され、測定
の定量性が向上することから好ましい。本発明において
有用とされるテトラゾリウム塩としては、例えば3,
3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレ
ン)−ビス〔2−(p−ニトロフェニル)−5−フェニ
ルテトラゾウムクロリド〕、3,3’−(3,3’−ジ
メトキシ−4,4’−ビフェニレン)−ビス〔2,5−
ジフェニルテトラゾリウムクロリド〕、3−(4’,
5’−ジメチル−2−チアゾリル)−2,4−ジフェニ
ルテトラゾリウムブロミド)、3−(p−ヨードフェニ
ル)−2−(p−ニトロフェニル)−5−フェニル−テ
トラゾリウムクロリド、2,2’,5,5’−テトラ−
(p−ニトロフェニル)−3,3’−(3−ジメトキシ
−4−ジフェニレン)−ジテトラゾリウムクロリド、
2,3,5−トリフェニルテトラゾリウムクロリド、
3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェ
ニレン)−ビス〔2,5−ビス(p−ニトロフェニル)
テトラゾリウムクロリド〕、3,3’−(4,4’−ビ
フェニレン)−ビス〔2,5−ジフェニルテトラゾリウ
ムクロリド〕等を挙げることができる。中でも、3,
3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレ
ン)−ビス〔2−(p−ニトロフェニル)−5−フェニ
ルテトラゾリウムクロリド〕や3,3’−(4,4’−
ビフェニレン)−ビス〔2,5−ジフェニルテトラゾリ
ウムクロリド〕が好ましい。テトラゾリウム塩は10m
g/m2 〜10g/m2 、望ましくは50mg/m2 〜
3g/m2 で用いるのが好ましい。
【0014】尚、酸化型補酵素、電子伝達剤および色素
形成前駆物質を含む反応系の詳細については、A.L.
Babson等によるCLINICA CHIMICA
ACTA、12巻(1965)210〜215頁;
R.J.Gay等によるCLINICAL CHEMI
STRY、Vol.14、No.8、1968、740
〜753頁;R.D.Capps II等によるクリニ
カル・ケミストリー、Vol.12、No.7、196
6、406〜413頁等の文献に記載されている。
【0015】グリセロール脱水素酵素は主に展開層に含
有されるが、試薬層にも含有させると感度などの点で有
利である。展開層と試薬層に含有させる場合、試薬層1
に対して展開層に2〜100含有させることが好まし
い。又、グリセロール脱水素酵素はリポプロテインリパ
ーゼより多く分析素子中に含有していることが重要であ
り、好ましくはリポプロテインリパーゼ1に対してグリ
セロール脱水素酵素を2倍以上(活性)含有しているこ
とが望ましい。
【0016】グリセロール脱水素酵素を試薬層に含有さ
せる場合、200〜10000U/m2 含有させること
が好ましい。グリセロール脱水素酵素はマイクロコッカ
ス等の細菌由来のもの等が用いられる。又、緩衝剤も含
まれることが好ましい。例えば、トリス緩衝剤(トリス
ヒドロキシメチルアミノメタン及び塩酸トリスヒドロキ
シメチルアミノメタンの組み合わせとして知られるも
の)、グッドの緩衝剤として知られるもの、炭酸塩緩衝
剤等が好ましく用いられる。このような緩衝剤は、前述
の色素形成前駆物質と別異の層に含有されることが好ま
しい。これらは、製造時及び試料適用時に混合されない
状態で、積層されていることはいうまでもない。この
為、上記緩衝剤がバインダ中に分散されていることが好
ましく、色素形成前駆物質を含有する第1の試薬層の上
層の第2の試薬層に含有させることが好ましい。
【0017】本発明に係る試薬層(例えば、第1の試薬
層及び第2の試薬層)を構成するバインダとして、第2
の試薬層のバインダは第1の試薬層のバインダに対して
不溶性を示す溶媒により積層されることが望ましい。す
なわち、第2の試薬層のバインダの溶媒が第1の試薬層
のバインダを溶解させないバインダの組み合わせが好ま
しい。例えば、第1の試薬層のハインダは水溶性ポリマ
ーであり、第2の試薬層のバインダは親水性、かつ、有
機溶媒可溶性のポリマーの組み合わせが好ましい。そし
て、第1の試薬層を形成する為のバインダとしては、例
えばゼラチン、フタル化ゼラチン等のゼラチン誘導体、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム塩等の水溶性セルロース誘導体、ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリメタクリル
アミド、ポリ(モノ又はジアルキル置換)アクリルアミ
ド、ポリ(モノ又はジアルキル置換)メタクリルアミド
及びこれらの水溶性共重合体などが挙げられる。好まし
くは、ゼラチン及びその誘導体である。第2の試薬層を
形成する為のバインダとしては、例えばポリ(N−ビニ
ルピロリドン)、ポリ(N−ビニルイミダゾール)、ポ
リ(N−ビニルトリアゾール)及びこれらの誘導体又は
それらの共重合体、エチルセルロース、メチルセルロー
ス等のセルロース誘導体、特願昭60−104776号
明細書に記載の共重合体等が挙げられる。これらの重合
体は主としてアルコール類、例えばエタノール、プロパ
ノール、ブタノール等に溶解し、かつ、親水性の高分子
物質である。好ましくは特願昭60−104776号明
細書に記載の共重合体が用いられる。
【0018】試薬層の上方には多孔性の展開層が設けら
れる。この展開層は、(1)一定容量の流体試料を単位
面積当たり試薬層に均一に拡散する機能を有するもので
ある。その上、更に、特公昭53−21677号公報に
記載された性能、すなわち(2)流体試料中の分析反応
を阻害する物質又は要因を除去する機能及び/又は
(3)分光光度分析を行う時に、支持体を経て透過する
測定光を反射するバックグラウンド作用を行う機能を有
するものであれば好ましい。従って、展開層は、上記
(1)の機能のみを有する層、(1)に加えて(2)及
び/又は(3)の機能を併せて有する層のいずれかとす
ることができ、あるいは(1)を包含する複数の機能を
適宜分離し、各機能ごとに別の層を使用することも可能
である。更に(1)、(2)及び(3)の機能のうち、
2つの機能を有する層と、残りの1つの機能を有する層
を組み合わせて使用することもできる。例えば、前述の
特公昭53−21677号公報に記載された二酸化チタ
ン及び二酢酸セルロースから成るブラッシュポリマーと
呼称される非繊維多孔質媒体の展開層、特開昭55−1
64356号公報に記載された親水化処理した織物の展
開層、特開昭57−94658号公報、特開昭57−1
25847号公報、特開昭57−197466号公報及
び特開昭58−70161号公報などに記載された繊維
構造展開層、特開昭58−90167号公報に記載され
た粒子結合体構造展開層が挙げられる。特に、上記繊維
構造展開層及び粒子結合体構造展開層は、血球部分も速
やかに移送することが可能な素材として特に有用であ
る。本発明の分析素子における展開層の膜厚は、その空
隙率によって決定されるが、好ましくは約100〜50
0μm、更に好ましくは約150〜350μmである。
又、空隙率は約20〜85%が好ましい。
【0019】この展開層がグリセロール脱水素酵素及び
酸化型補酵素が含有することが大事である。すなわち、
検体試料中に、妨害物質であるグリセリンが存在する場
合、これを除去する為である。尚、グリセロール脱水素
酵素は展開層中に500〜50000U/m2 、好まし
くは1000〜40000U/m2 含有させることが出
来るが、既に述べた通り、試薬層中にも含有させること
が望ましく、その比率は試薬層1に対して展開層に2〜
100である。そして、さらに分析素子中において、リ
ポプロテインリパーゼより多くのグリセロール脱水素酵
素が含有されることが重要であり、リポプロテインリパ
ーゼ1に対して2倍以上のグリセロール脱水素酵素が分
析素子中に含有されることが好ましい。
【0020】又、酸化型補酵素の量は10mg/m2 〜
50g/m2 程度、望ましくは50mg/m2 〜10g
/m2 程度含有されていることが好ましい。酸化型補酵
素としては、例えばニコチンアミドアデニンジヌクレオ
チド(NAD+ )またはニコチンアミドアデニンジヌク
レオチドホスフェート(NADP+ )等が挙げられる。
好ましくはNAD+ である。尚、NAD+ はテトラゾリ
ウム塩などの色素形成前駆物質と異なる層に含有させら
れるので、調液時のカブリは低減され、多層分析素子の
バックグラウンドの着色光学濃度が低下し、好ましい。
【0021】又、展開層には、ピルビン酸ナトリウム等
のLDH阻害剤を含有させることが出来る。又、他の添
加剤として、例えば保恒剤、界面活性剤なども所望に応
じて添加することができる。特に、界面活性剤は、流体
試料を本発明の素子に適用した際の浸透速度の調節など
有効に用いることができる。使用可能な界面活性剤とし
ては、イオン性(アニオン性またはカチオン性)、非イ
オン性を問わず使用できるが、非イオン性の界面活性剤
が有効である。非イオン性界面活性剤の例としては、例
えば2,5−ジ−t−ブチルフェノキシポリエチレング
リコール、p−オクチルフェノキシポリエチレングリコ
ール、p−イソノニルフェノキシポリエチレングリコー
ル等のアルキル置換フェノールのポリアルキレングリコ
ール誘導体、高級脂肪酸のポリアルキレングリコールエ
ステル等が挙げられる。これらの界面活性剤は流体試料
の試薬層への浸透速度を調節し、同時に好ましからざる
「クロマトグラフィー現象」発生を抑制する効果を有す
る。界面活性剤は広範に選択された量を用いることが可
能であるが、塗布液の重量に対して25〜0.005重
量%、好ましくは15〜0.05重量%用いることがで
きる。尚、界面活性剤は、展開層の他に試薬層にも含有
させることができる。
【0022】アナライトである中性脂肪はポリマーバイ
ンダの均一な塗布層を通過し難いので、多孔性展開層に
検出用試薬成分の一部、特に加水分解酵素であるリポプ
ロテインリパーゼを含有させることが感度などの点で有
利である。展開層に含有させるリポプロテインリパーゼ
(EC3.1.1.34)はPseudomonas属
由来のもの等が用いられる。リポプロテインリパーゼ
は、試薬層に含有させることも出来る。リポプロテイン
リパーゼは、分析素子に250〜25000U/m2 、
好ましくは500〜5000U/m2 を含有させること
が出来る。
【0023】展開層に含有されるアルカリ性緩衝剤また
はアルカリ剤としては、2−アミノ−2−メチル−1,
3−プロパンジオール,2−アミノ−2−エチル−1,
3−プロパンジオール、ジエタノールアミン、エタノー
ルアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパンジオ
ール、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、トリ
メチルアミン等が挙げられる。このほかに用い得る緩衝
剤としては、日本化学会編「化学便覧 基礎編」(東
京、丸善(株)1966年発行)1312〜1320
頁、R.M.C.Dawson et al編「Dat
a for Biochemical Researc
h」第2版(Oxford attheClarend
on Press、1969年発行)476〜508
頁、「Biochemistry」5,476頁以降
(1966年)、「Analytical Bioch
emistry」104,300〜310頁(198
0)等に記載のpH緩衝剤系がある。
【0024】本発明の分析素子は、必要に応じて、例え
ば米国特許第3,992,158号明細書記載の反射
層、下塗り層、米国特許第4,042,335号明細書
記載の放射線ブロッキング層、米国特許第4,066,
403号明細書記載のバリヤー層、米国特許第4,16
6,093号明細書記載のマイグレーション阻止層、特
開昭55−90859号公報記載のスカベンジャー層、
及び米国特許第4,110,079号明細書記載の破壊
性ポッド状部材等を任意に組み合わせて本発明の目的に
合わせた任意の構成とすることができる。
【0025】これら分析素子の種々の層は、本発明に係
る支持体上に所望の構成にしたがい、従来写真工業にお
いて公知のスライドホッパー塗布法、押し出し塗布法、
浸漬塗布法等を適宜選択して用い、順次積層することで
任意の厚みの層を塗設することができる。そして、上記
のような分析素子の多孔性展開層側から約5〜30μ
l、好ましくは約8〜15μlの水性液体試料を点着供
給し、必要に応じて約20〜45℃の範囲の実質的に一
定の温度でインキュベーションする。その後、一方の
側、例えば光透過性支持体側から分析素子内の色変化、
発色等の検出可能な変化を多点測光し、得られた反射濃
度差から中性脂肪濃度を求める。
【0026】以下、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
【0027】
【実施例】膜厚180μmの透明な下引済ポリエチレン
テレフタレート支持体上に下記組成の第1の試薬層を設
けた。 〔第1の試薬層〕 R−1−1 R−1−2 R−1−3 R−1−4 R−1−5 A(g/m2 ) 21.0 21.0 21.0 21.0 21.0 B(U/m2 ) 6000 2000 500 2000 500 C(U/m2 ) 3000 3000 3000 3000 3000 D(g/m2 ) 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 E(g/m2 ) 2.1 2.1 2.1 2.1 2.1 F(g/m2 ) 0.15 0.15 0.15 0.15 0.15 G(U/m2 ) 7500 7500 7500 7500 7500 H(g/m2 ) 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 I(U/m2 ) − − − 2000 2000 Aはゼラチン Bはグリセロール脱水素酵素 Cはジアホラーゼ Dは3,3’−(4,4’−ビフェニレン)−ビス
(2,5−ジフェニルテトラゾリウムクロリド EはトライトンX−100 Fは1,2−ビス(ビニルスルホニル)エタン Gはアスコルビン酸オキシダーゼ HはBSA Iはリポプロテインリパーゼ(LPL) 上記第1の試薬層上に下記組成の第2の試薬層を設け
た。
【0028】 〔第2の試薬層R−2〕 3−シクロヘキシルアミノプロパンスルホン酸 6.1g/m2 炭酸カリウム・3/2H2 O 1.8g/m2 ルビスコールVA−28 4.5g/m2 トライトンX−100 0.5g/m2 尚、第2の試薬層は、溶媒としてn−ブノールを用い
て、サンドグラインダー直接分散により塗設したもので
ある。
【0029】上記第2の試薬層上に下記組成の展開層を
設け、比較例の分析素子1(R−1−1+R−2+S−
1)、本発明の分析素子1(R−1−2+R−2+S−
2)、本発明の分析素子2(R−1−3+R−2+S−
3)、本発明の分析素子3(R−1−4+R−2+S−
4)、本発明の分析素子4(R−1−5+R−2+S−
5)、本発明の分析素子5(R−1−6+R−2+S−
6)を得た。
【0030】 〔展開層〕 S−1 S−2 S−3 S−4 S−5 S−6 J(g/m2 )91 91 91 91 91 91 K(g/m2 ) 3.1 3.1 3.1 3.1 3.1 3.1 L(U/m2 )2000 2000 2000 − − 1000 M(g/m2 ) 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 N(g/m2 )22 22 22 22 22 22 O(g/m2 ) 9 9 9 9 9 9 P(U/m2 ) − 4000 5500 4000 5500 4000 Q(g/m2 ) 1.0 1.0 1.0 1.0 10 1.0 Jは粉末濾紙(東洋濾紙40〜100メッシュ) KはNAD+ LはLPL Mはピルビン酸ナトリウム Nはスチレン−グリシジルメタクリレート(9:1)共
重合体 OはトライトンX−100 Pはグリセロール脱水素酵素 QはBSA 上記のようにして得た本発明の分析素子1〜4及び比較
例の分析素子−1に対して、異なる濃度のグリセリンを
含むプール血清10μl(中性脂肪80mg/dl、1
55mg/dl)を滴下し、37℃でインキュベートし
た。滴下後3分30秒後と7分後の反射濃度を反射分光
光度計で546nmのフィルターを通して測定し、得ら
れた反射濃度差を予めヒト血清を用いて作成しておいた
反射濃度差を濃度に変換する式で変換し、中性脂肪濃度
を求めたので、その結果を下記の表−1に示す。
【0031】 表−1 グリセリン濃度 グリセリン濃度 0mg/ml 10mg/ml 0mg/ml 10mg/ml 本発明分析素子−1 80 82 153 155 本発明分析素子−2 80 83 156 160 本発明分析素子−3 81 85 154 167 本発明分析素子−4 80 86 155 164 本発明分析素子−5 80 84 154 161 比較例分析素子−1 81 115 153 205 この表−1によれば、本発明になるものはグリセリンに
よる影響が少なく、中性脂肪を正確に測定できることが
判る。
【0032】
【効果】グリセリンによる影響を防止でき、中性脂肪を
正確に測定できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも一層の試薬層とそ
    の上方に展開層を有する試料中の中性脂肪を分析する為
    の分析素子であって、展開層にグリセロール脱水素酵素
    及び酸化型補酵素が含有されることを特徴とする分析素
    子。
  2. 【請求項2】 支持体上に少なくとも一層の試薬層とそ
    の上方に展開層を有する試料中の中性脂肪を分析する為
    の分析素子であって、展開層にグリセロール脱水素酵素
    及び酸化型補酵素が含有されると共に、試薬層にもグリ
    セロール脱水素酵素が含有されることを特徴とする分析
    素子。
  3. 【請求項3】 グリセロール脱水素酵素が主に展開層に
    含有されることを特徴とする請求項2の分析素子。
  4. 【請求項4】 グリセロール脱水素酵素がリポプロテイ
    ンリパーゼよりも多く含有されていることを特徴とする
    請求項1〜請求項3の分析素子。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4記載の分析素子に検
    体を供給し、一定時間インキュベートした後、多点測光
    し、得られた反射濃度差から中性脂肪濃度を求めること
    を特徴とする中性脂肪の分析方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6506575B1 (en) 1999-09-24 2003-01-14 Roche Diagnostics Gmbh Analytical element and method for the determination of an analyte in a liquid
WO2021220730A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 ウシオ電機株式会社 成分測定方法および成分測定用ストリップ

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