JPH052334B2 - - Google Patents
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- JPH052334B2 JPH052334B2 JP59145949A JP14594984A JPH052334B2 JP H052334 B2 JPH052334 B2 JP H052334B2 JP 59145949 A JP59145949 A JP 59145949A JP 14594984 A JP14594984 A JP 14594984A JP H052334 B2 JPH052334 B2 JP H052334B2
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、血液及び血液製剤(以下血液と言
う)の保存容器及び保存方法に関するものであ
る。 〔従来技術〕 血液の保存は従来、ガラス製容器または塩化ビ
ニル製バツグに採血し、冷蔵庫中で4〜6℃の低
温で保存されて来た。特に塩化ビニル製バツグ
は、柔軟で透明性がよく、高圧蒸気滅菌に耐える
耐熱性と、血液保存中の低温に耐える耐寒性、血
液成分分離のための種々操作に耐える機械的強度
を有しており、更には加工性、衛生性に優れてい
る為、広く世界で使用されて来た。血液の保存性
も、ガラス製容器に比べて優れていることが知ら
れている。しかしながら、この様な塩化ビニル製
バツグで保存しても、赤血球機能、特に赤血球の
酸素運搬能が保存日数と共に著るしく低下する
為、国の生物製剤の規格で、その有効期間は4±
2℃の保存温度で21日間とすることが定められて
いるが、それでも2週間を過ぎたものでは機能低
下が著しく、特に血漿成分の少ない赤血球濃厚液
において、その劣化は臨床上問題となつている。 血液の酸素運搬能の劣化を防止することは、限
られた資源の有効利用に役立つばかりでなく、輸
血効果そのものを左右する根本的な重要問題であ
り、従来より熱心に研究がなされて来ている。そ
の多くは保存液に関するものであり、イノシン、
アデニン、アデノシンなどを保存液に添加する方
法が提案されている。また、PHが高く保たれる方
法が有利であると言うことから、抗凝固剤として
PHの緩衝効果の高いCPD液(Citrate−
Phosphate−Dextrose)が、ACD液(Acid−
Citrate−Dex−trose)よりも優れていると言う
ことが判かり、CPD液を使つた保存方法が実用
化されてきた。更に、PEP(Phospho Enol−
Pyruvate)をACD血、CPD血(夫々、ACD液、
CPD液を添加した血液)に添加することにより、
赤血球機能が赤く保たれると言う報告がなされて
いる。一方、血液の保存容器と保存方法に係る研
究は、血小板について、Murphy and Gardner
が、“Blood”、Vol.46、p209〜218(1975)で、血
小板濃縮物を保存する際に、塩化ビニル樹脂製の
容器を用いるとPH低下をきたし、血小板の生存能
力を失なせるが、ポリエチレン製の容器を用いた
場合にはPH低下が少ないことを開示している。さ
らに血小板の生存能力を維持するために必要な条
件を研究した結果、(1)血小板の解糖作用によつて
発生した乳酸がPHを低下させ、PHの低下速度が血
小板の数にほぼ逆比例すること、(2)血小板の解糖
作用によつて発生した二酸化炭素を貯蔵容器の外
に逃がし、容器内の酸素分圧を高くすると解糖作
用が抑制されること、(3)貯蔵容器の材料として気
体透過性のよいポリエチレンを使用すると有利で
あるが、塩化ビニル樹脂についてもそれを薄くし
て気体が透過し易すくすれば同様な効果があるこ
と、を明らかにしている。 このような事実に基づいて、特開昭58−29465
号公報では、エチレンとα−オレフインのコポリ
マー、イオノマーならびにイオノマー/ポリエス
テル・エラストマーと線状低密度ポリエチレン・
エラストマーのラミネートもしくは共押出物(以
下オレフイン系樹脂という)から作られた血小板
貯蔵容器を開示している。しかしながらこの容器
で、赤血球の保存には溶血を起こし易く、不向き
である。 この他冷凍保存について数多くの研究及び実績
があり、長期間保存には非常に有効な手段である
ことが認められている。特に液体窒素下に於ける
保存は、半永久的とまで言われている。しかしな
がらこの方法は、凍害防止剤として添加されるグ
リセリン等の薬剤の除去に多くの労力を要するこ
と、容器等の必要コストが高いこと等の問題があ
り、現在は希少な血液の保存が中心で、全体的に
は普及していない。 本発明者らは、血液、特に全血及び赤血球濃厚
液の保存について検討した結果、薄膜のポリ塩化
ビニル製またはポリエチレン製樹脂容器に充填さ
れた血液及び赤血球濃厚液を4〜6℃で保存する
と、その細胞成分がその機能を十分保持しつつ相
当長期間保存できること、その時血液中の炭酸ガ
ス分圧が低く保たれていること、PHの低下が少な
い事を見い出し、鋭意研究を進めた結果本発明を
完成するに至つたものである。 〔発明の目的〕 本発明は、上記のような従来の血液保存容器の
欠点を改良するため、血液、特に全血または赤血
球濃厚液を4〜6℃で保存する場合に、血液の保
存可能日数の延長を図ることができる、気体、特
に炭酸ガスの透過性の優れたプラスチツク製の血
液保存容器、及びそれを使用した血液保存方法を
提供することを目的としたものである。 〔発明の構成〕 即ち本発明は、血液または血液製剤(以下、血
液と言う)の保存容器であつて、互いに補強しあ
う2種以上の熱可塑性合成樹脂の層で構成された
複合フイルムより成り、血液または血液製剤に接
する内層は、血液適合性に優れ高ガス透過性の合
成樹脂フイルム、外層または中間層は、炭酸ガス
透過量が50000ml/m2・24hr・atm以上である多
孔性合成樹脂層で構成されていて、該複合フイル
ムは、抗張力で表わした剛性が5Kg/cm以下で保
存容器の取扱い操作がし易く、また、ヒートシー
ル加工によるシール強度が1.5Kg/cm巾以上で製
袋特性に優れると共に、25℃における炭酸ガス透
過量が5000ml/m2・24hr・atm以上で、血液また
は血液製剤中の炭酸ガスを容易に排除できること
を特徴とする血液の保存容器、及び、高ガス透過
性の合成樹脂フイルムより作られた上記の保存容
器内に、血液を入れ、該保存血の1週間を越えて
保存したときの炭酸ガス分圧を85mmHg以下に保
ち、2,3−DPGの濃度が2週間保存後も2.0μ
mol/mm赤血球以上で、且つPHが6.7以上になる
様に、2℃以上8℃以下で保存することを特徴と
する血液の保存方法を提供するものである。 先に述べた本発明者らの研究により、血液の保
存に於いて、その保存血中の炭酸ガスの分圧が85
mmHg以下、好ましくは50mmHg以下であれば、そ
の保存性が向上する事が判明した。この様な条件
を与えるには、素材(保存容器の材料)及び保存
方法が密に関連する。 保存血中の炭酸ガス分圧を85mmHg以下、好ま
しくは50mmHg以下に保つ様にするには、その容
器の材料は少くとも5000ml/m2・24hr・atm以
上、好ましくは700〜20000ml/m2・24hr・atmの
炭酸ガス透過性を有するフイルムであることが望
ましい。そのようなフイルム(カツコ内の数値は
厚さ)としては、例えば炭酸ガス透過量が5000
ml/m2・24hr・atmのとき、軟質塩化ビニル樹脂
(80μ)、ポリエチレン(200μ)、ポリブタジエン
(500μ)等を挙げることができる。 また、フイルムは単層でも良いが、血液の保存
容器に要求される特性である、柔軟性、ガス透過
性、生物学的特性、強度等の点から考えて、互に
補強しあう2種以上の熱可塑性合成樹脂の層を組
み合せて複合化することにより、より優れた特性
を有する保存容器を得ることができる。保存容器
の外層材として柔軟性と機械的な強度の優れたフ
イルム、中間層(2層の場合は内層材になる)に
は、特にガス透過性の大きい樹脂層、内層材には
高ガス透過性で、血液適合性を有し、生物学的、
化学的に安全な樹脂層を使用するのが良い。外層
材に適した樹脂としては、塩化ビニル樹脂、ポリ
プロピレン、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合
体)、ポリウレタン、SEBS(スチレン−エチレン
−ブダジエン−スチレン共重合体)等が挙げられ
るが、特に高圧蒸気滅菌に耐える耐熱性が要求さ
れる場合には、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレ
ン、SEBS等が望ましい。 中間層としてはガス透過性が優れた、少なくと
も塩化ビニル樹脂の2倍以上のガス透過性を持つ
ようなポリブタジエン、EVA、ポリウレタン、
SEBS、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が適
している。 しかし、外層または中間層として、ガス透過性
を著しく向上させる目的で多孔性合成樹脂層を選
び、特にその炭酸ガス透過量を50000ml/m2・
24hr・atm以上にする場合には、上に記した樹脂
に限定されるものではなく、その選択に自由度が
高くなる。但し、血液保存容器な内容物を観察出
来るものであることが望ましく、少なくとも半透
明以上の透明性を有している事が必要である。多
孔質材料は、気孔と孔径と分布密度によつて透明
度が異なり、透明乃至半透明の多孔質膜を得るた
めには、孔径が0.1〜100μ、気孔の分布密度が10
〜106個/cm2の範囲になるように調節することが
必要である。 また、内層材として使用できる、炭酸ガス透過
性の良好な樹脂としては、軟質塩化ビニル樹脂、
ポリエチレン、EVA、ポリウレタン、ポリブタ
ジエン、スチレン−ブタジエンブロツク共重合
体、及びこれらの樹脂を中心とする共重合体、ブ
レンド品等が挙げられるが、内層材として使用す
る樹脂は、血液及び血液成分と直接接触するもの
であるから、血液適合性を有し、化学的、生物学
的安全性の優れた樹脂であることが必要であり、
2層からなる複合フイルムであつても、上記の中
間層に使用する樹脂の化学的、生物学的安全性が
確認されていないときは内層材としては使用が制
限される。血液適合性を有し、化学的、生物学的
安全性に優れ、内層材として使用出来る樹脂の例
としては、軟質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等
が挙げられるが、血液に接する面がコーテイン
グ、表面処理等により血液適合性が付与されてい
れば、他の樹脂であつても何ら差しつかえない。 この様な材料を用いて製作された血液保存容器
は、採血及び血液排出時に何らの加圧または減圧
の手段なしに操作できることが必要であり、構成
材料としての抗張力で表わした剛性は5Kg/cm巾
以下であることが必要で、これを満足させるため
には、例えばポリカーボネート、ナイロン、ポリ
エステル等の様な高抗張力フイルムでは、その厚
みは0.1mm以下、好ましくは0.025〜0.05mmとする
のが望ましい。また、多層複合フイルムの場合に
は、内層及び外層の厚さは夫々少なくとも10μ以
上とすることが、強度維持のために必要である
が、あまり厚くなつても柔軟性が損われるので、
通常は夫々総厚さの20%以内にするのが好まし
く、複合フイルムの使用可能な総厚さの範囲には
自から限界があり、その範囲は0.06〜1.0mmであ
り、好ましくは0.20〜0.40mmとするのがよい。 また、血液パツク等の保存容器を補強する目的
で、その外周を多孔性フイルムまたはメツシユ状
のシート材料で覆うこともでき、素材としては機
械的な強度に優れた、ポリエステル、ナイロン、
ポリプロピレン、ポリウレタン、塩化ビニル樹脂
等が適している。 尚、熱可塑性合成樹脂層同志の複合化の方法と
しては、ラミネート法、共押出法等が使用できる
が、各層が一体に密着形成されていれば良く、そ
の製造方法は特に限定されるものではない。ま
た、血液バツグ等の袋としての強度は、材料強度
の他、製袋時のシール強度によつても決定され
る。従つて、本発明の目的に使用される合成樹脂
フイルムは、製袋特性に優れたものである事が必
要で、そのシール強度は1.5Kg/cm巾以上である
事が望ましい。 この様な保存容器を用いてCPD保存液加で血
液を保存する場合、例えば、炭酸ガス透過量が
15000〜20000ml/m2・24hr・atmの様なガス透過
性の優れた保存容器については、そのまま2℃以
上8℃以下の保管存において、炭酸ガスの分圧は
2週間後も85mmHg以下を保持されており、PHは
6.75以上、2,3−DPGの濃度は2.0μmol/ml赤
血球を保持でき、3週間後においても血液の酸素
運搬能は高く保持されている。 しかしながら、更に低い炭酸ガス透過量を有す
るもの、例えば7000ml/m2・24hr・atmでは、通
常の保管方法では炭酸ガス分圧は2週間後には
100mmHg以上になり、2,3−DPGの濃度は1.5μ
mol/ml赤血球以下になることがある。しかしな
がら、保存中に容器を撹拌することにより、炭酸
ガス分圧は低く抑えられ、2,3−DPGの濃度
を高く保持することができる。その撹拌は連続的
または間欠的に行えばよく、特に最初の数日間だ
け、それも日に2〜3回数分間づつ軽く振盪する
だけでもその効果が得られる。その振盪の効果
は、炭酸ガス透過性の低い容器ほど顕著であり、
透過量が5000ml/m2・24hr・atm前後のものでは
特に効果が高い。 また同様に、ガスの置換を容易ならしめる為
に、隣り合う保存容器の間に空間を持たせれば保
存性向上の効果が得られる。 実施例 1 塩化ビニル樹脂の厚さが400μ、60μ、20μ、の
フイルムより成る袋に、CPD加血液を入れ、4
℃で21日間保存した。保存後の血液の炭酸ガス分
圧(PCO2)、PH、2,3−DPG値及びP50を測定
し、血液の酸素運搬機能と保存期間の関係を求め
た。結果は第1表に示した通りで、20μの塩化ビ
ニル樹脂単体フイルムでは、3週後も血液の機能
はほとんど低下していないこと判る。 実施例 2 内面が80μの塩化ビニル樹脂層、外層が180μの
ポリブタジエン層より構成されたフイルムで作ら
れた血液保存用の袋を用いて、実施例1と同様の
手法により血液の各特性を求めた。結果は第2表
に示した如くであつた。 実施例 3 各種の複合フイルムについて、特性を夫々指標
化し比較した結果を第3表に示した。
う)の保存容器及び保存方法に関するものであ
る。 〔従来技術〕 血液の保存は従来、ガラス製容器または塩化ビ
ニル製バツグに採血し、冷蔵庫中で4〜6℃の低
温で保存されて来た。特に塩化ビニル製バツグ
は、柔軟で透明性がよく、高圧蒸気滅菌に耐える
耐熱性と、血液保存中の低温に耐える耐寒性、血
液成分分離のための種々操作に耐える機械的強度
を有しており、更には加工性、衛生性に優れてい
る為、広く世界で使用されて来た。血液の保存性
も、ガラス製容器に比べて優れていることが知ら
れている。しかしながら、この様な塩化ビニル製
バツグで保存しても、赤血球機能、特に赤血球の
酸素運搬能が保存日数と共に著るしく低下する
為、国の生物製剤の規格で、その有効期間は4±
2℃の保存温度で21日間とすることが定められて
いるが、それでも2週間を過ぎたものでは機能低
下が著しく、特に血漿成分の少ない赤血球濃厚液
において、その劣化は臨床上問題となつている。 血液の酸素運搬能の劣化を防止することは、限
られた資源の有効利用に役立つばかりでなく、輸
血効果そのものを左右する根本的な重要問題であ
り、従来より熱心に研究がなされて来ている。そ
の多くは保存液に関するものであり、イノシン、
アデニン、アデノシンなどを保存液に添加する方
法が提案されている。また、PHが高く保たれる方
法が有利であると言うことから、抗凝固剤として
PHの緩衝効果の高いCPD液(Citrate−
Phosphate−Dextrose)が、ACD液(Acid−
Citrate−Dex−trose)よりも優れていると言う
ことが判かり、CPD液を使つた保存方法が実用
化されてきた。更に、PEP(Phospho Enol−
Pyruvate)をACD血、CPD血(夫々、ACD液、
CPD液を添加した血液)に添加することにより、
赤血球機能が赤く保たれると言う報告がなされて
いる。一方、血液の保存容器と保存方法に係る研
究は、血小板について、Murphy and Gardner
が、“Blood”、Vol.46、p209〜218(1975)で、血
小板濃縮物を保存する際に、塩化ビニル樹脂製の
容器を用いるとPH低下をきたし、血小板の生存能
力を失なせるが、ポリエチレン製の容器を用いた
場合にはPH低下が少ないことを開示している。さ
らに血小板の生存能力を維持するために必要な条
件を研究した結果、(1)血小板の解糖作用によつて
発生した乳酸がPHを低下させ、PHの低下速度が血
小板の数にほぼ逆比例すること、(2)血小板の解糖
作用によつて発生した二酸化炭素を貯蔵容器の外
に逃がし、容器内の酸素分圧を高くすると解糖作
用が抑制されること、(3)貯蔵容器の材料として気
体透過性のよいポリエチレンを使用すると有利で
あるが、塩化ビニル樹脂についてもそれを薄くし
て気体が透過し易すくすれば同様な効果があるこ
と、を明らかにしている。 このような事実に基づいて、特開昭58−29465
号公報では、エチレンとα−オレフインのコポリ
マー、イオノマーならびにイオノマー/ポリエス
テル・エラストマーと線状低密度ポリエチレン・
エラストマーのラミネートもしくは共押出物(以
下オレフイン系樹脂という)から作られた血小板
貯蔵容器を開示している。しかしながらこの容器
で、赤血球の保存には溶血を起こし易く、不向き
である。 この他冷凍保存について数多くの研究及び実績
があり、長期間保存には非常に有効な手段である
ことが認められている。特に液体窒素下に於ける
保存は、半永久的とまで言われている。しかしな
がらこの方法は、凍害防止剤として添加されるグ
リセリン等の薬剤の除去に多くの労力を要するこ
と、容器等の必要コストが高いこと等の問題があ
り、現在は希少な血液の保存が中心で、全体的に
は普及していない。 本発明者らは、血液、特に全血及び赤血球濃厚
液の保存について検討した結果、薄膜のポリ塩化
ビニル製またはポリエチレン製樹脂容器に充填さ
れた血液及び赤血球濃厚液を4〜6℃で保存する
と、その細胞成分がその機能を十分保持しつつ相
当長期間保存できること、その時血液中の炭酸ガ
ス分圧が低く保たれていること、PHの低下が少な
い事を見い出し、鋭意研究を進めた結果本発明を
完成するに至つたものである。 〔発明の目的〕 本発明は、上記のような従来の血液保存容器の
欠点を改良するため、血液、特に全血または赤血
球濃厚液を4〜6℃で保存する場合に、血液の保
存可能日数の延長を図ることができる、気体、特
に炭酸ガスの透過性の優れたプラスチツク製の血
液保存容器、及びそれを使用した血液保存方法を
提供することを目的としたものである。 〔発明の構成〕 即ち本発明は、血液または血液製剤(以下、血
液と言う)の保存容器であつて、互いに補強しあ
う2種以上の熱可塑性合成樹脂の層で構成された
複合フイルムより成り、血液または血液製剤に接
する内層は、血液適合性に優れ高ガス透過性の合
成樹脂フイルム、外層または中間層は、炭酸ガス
透過量が50000ml/m2・24hr・atm以上である多
孔性合成樹脂層で構成されていて、該複合フイル
ムは、抗張力で表わした剛性が5Kg/cm以下で保
存容器の取扱い操作がし易く、また、ヒートシー
ル加工によるシール強度が1.5Kg/cm巾以上で製
袋特性に優れると共に、25℃における炭酸ガス透
過量が5000ml/m2・24hr・atm以上で、血液また
は血液製剤中の炭酸ガスを容易に排除できること
を特徴とする血液の保存容器、及び、高ガス透過
性の合成樹脂フイルムより作られた上記の保存容
器内に、血液を入れ、該保存血の1週間を越えて
保存したときの炭酸ガス分圧を85mmHg以下に保
ち、2,3−DPGの濃度が2週間保存後も2.0μ
mol/mm赤血球以上で、且つPHが6.7以上になる
様に、2℃以上8℃以下で保存することを特徴と
する血液の保存方法を提供するものである。 先に述べた本発明者らの研究により、血液の保
存に於いて、その保存血中の炭酸ガスの分圧が85
mmHg以下、好ましくは50mmHg以下であれば、そ
の保存性が向上する事が判明した。この様な条件
を与えるには、素材(保存容器の材料)及び保存
方法が密に関連する。 保存血中の炭酸ガス分圧を85mmHg以下、好ま
しくは50mmHg以下に保つ様にするには、その容
器の材料は少くとも5000ml/m2・24hr・atm以
上、好ましくは700〜20000ml/m2・24hr・atmの
炭酸ガス透過性を有するフイルムであることが望
ましい。そのようなフイルム(カツコ内の数値は
厚さ)としては、例えば炭酸ガス透過量が5000
ml/m2・24hr・atmのとき、軟質塩化ビニル樹脂
(80μ)、ポリエチレン(200μ)、ポリブタジエン
(500μ)等を挙げることができる。 また、フイルムは単層でも良いが、血液の保存
容器に要求される特性である、柔軟性、ガス透過
性、生物学的特性、強度等の点から考えて、互に
補強しあう2種以上の熱可塑性合成樹脂の層を組
み合せて複合化することにより、より優れた特性
を有する保存容器を得ることができる。保存容器
の外層材として柔軟性と機械的な強度の優れたフ
イルム、中間層(2層の場合は内層材になる)に
は、特にガス透過性の大きい樹脂層、内層材には
高ガス透過性で、血液適合性を有し、生物学的、
化学的に安全な樹脂層を使用するのが良い。外層
材に適した樹脂としては、塩化ビニル樹脂、ポリ
プロピレン、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合
体)、ポリウレタン、SEBS(スチレン−エチレン
−ブダジエン−スチレン共重合体)等が挙げられ
るが、特に高圧蒸気滅菌に耐える耐熱性が要求さ
れる場合には、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレ
ン、SEBS等が望ましい。 中間層としてはガス透過性が優れた、少なくと
も塩化ビニル樹脂の2倍以上のガス透過性を持つ
ようなポリブタジエン、EVA、ポリウレタン、
SEBS、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が適
している。 しかし、外層または中間層として、ガス透過性
を著しく向上させる目的で多孔性合成樹脂層を選
び、特にその炭酸ガス透過量を50000ml/m2・
24hr・atm以上にする場合には、上に記した樹脂
に限定されるものではなく、その選択に自由度が
高くなる。但し、血液保存容器な内容物を観察出
来るものであることが望ましく、少なくとも半透
明以上の透明性を有している事が必要である。多
孔質材料は、気孔と孔径と分布密度によつて透明
度が異なり、透明乃至半透明の多孔質膜を得るた
めには、孔径が0.1〜100μ、気孔の分布密度が10
〜106個/cm2の範囲になるように調節することが
必要である。 また、内層材として使用できる、炭酸ガス透過
性の良好な樹脂としては、軟質塩化ビニル樹脂、
ポリエチレン、EVA、ポリウレタン、ポリブタ
ジエン、スチレン−ブタジエンブロツク共重合
体、及びこれらの樹脂を中心とする共重合体、ブ
レンド品等が挙げられるが、内層材として使用す
る樹脂は、血液及び血液成分と直接接触するもの
であるから、血液適合性を有し、化学的、生物学
的安全性の優れた樹脂であることが必要であり、
2層からなる複合フイルムであつても、上記の中
間層に使用する樹脂の化学的、生物学的安全性が
確認されていないときは内層材としては使用が制
限される。血液適合性を有し、化学的、生物学的
安全性に優れ、内層材として使用出来る樹脂の例
としては、軟質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等
が挙げられるが、血液に接する面がコーテイン
グ、表面処理等により血液適合性が付与されてい
れば、他の樹脂であつても何ら差しつかえない。 この様な材料を用いて製作された血液保存容器
は、採血及び血液排出時に何らの加圧または減圧
の手段なしに操作できることが必要であり、構成
材料としての抗張力で表わした剛性は5Kg/cm巾
以下であることが必要で、これを満足させるため
には、例えばポリカーボネート、ナイロン、ポリ
エステル等の様な高抗張力フイルムでは、その厚
みは0.1mm以下、好ましくは0.025〜0.05mmとする
のが望ましい。また、多層複合フイルムの場合に
は、内層及び外層の厚さは夫々少なくとも10μ以
上とすることが、強度維持のために必要である
が、あまり厚くなつても柔軟性が損われるので、
通常は夫々総厚さの20%以内にするのが好まし
く、複合フイルムの使用可能な総厚さの範囲には
自から限界があり、その範囲は0.06〜1.0mmであ
り、好ましくは0.20〜0.40mmとするのがよい。 また、血液パツク等の保存容器を補強する目的
で、その外周を多孔性フイルムまたはメツシユ状
のシート材料で覆うこともでき、素材としては機
械的な強度に優れた、ポリエステル、ナイロン、
ポリプロピレン、ポリウレタン、塩化ビニル樹脂
等が適している。 尚、熱可塑性合成樹脂層同志の複合化の方法と
しては、ラミネート法、共押出法等が使用できる
が、各層が一体に密着形成されていれば良く、そ
の製造方法は特に限定されるものではない。ま
た、血液バツグ等の袋としての強度は、材料強度
の他、製袋時のシール強度によつても決定され
る。従つて、本発明の目的に使用される合成樹脂
フイルムは、製袋特性に優れたものである事が必
要で、そのシール強度は1.5Kg/cm巾以上である
事が望ましい。 この様な保存容器を用いてCPD保存液加で血
液を保存する場合、例えば、炭酸ガス透過量が
15000〜20000ml/m2・24hr・atmの様なガス透過
性の優れた保存容器については、そのまま2℃以
上8℃以下の保管存において、炭酸ガスの分圧は
2週間後も85mmHg以下を保持されており、PHは
6.75以上、2,3−DPGの濃度は2.0μmol/ml赤
血球を保持でき、3週間後においても血液の酸素
運搬能は高く保持されている。 しかしながら、更に低い炭酸ガス透過量を有す
るもの、例えば7000ml/m2・24hr・atmでは、通
常の保管方法では炭酸ガス分圧は2週間後には
100mmHg以上になり、2,3−DPGの濃度は1.5μ
mol/ml赤血球以下になることがある。しかしな
がら、保存中に容器を撹拌することにより、炭酸
ガス分圧は低く抑えられ、2,3−DPGの濃度
を高く保持することができる。その撹拌は連続的
または間欠的に行えばよく、特に最初の数日間だ
け、それも日に2〜3回数分間づつ軽く振盪する
だけでもその効果が得られる。その振盪の効果
は、炭酸ガス透過性の低い容器ほど顕著であり、
透過量が5000ml/m2・24hr・atm前後のものでは
特に効果が高い。 また同様に、ガスの置換を容易ならしめる為
に、隣り合う保存容器の間に空間を持たせれば保
存性向上の効果が得られる。 実施例 1 塩化ビニル樹脂の厚さが400μ、60μ、20μ、の
フイルムより成る袋に、CPD加血液を入れ、4
℃で21日間保存した。保存後の血液の炭酸ガス分
圧(PCO2)、PH、2,3−DPG値及びP50を測定
し、血液の酸素運搬機能と保存期間の関係を求め
た。結果は第1表に示した通りで、20μの塩化ビ
ニル樹脂単体フイルムでは、3週後も血液の機能
はほとんど低下していないこと判る。 実施例 2 内面が80μの塩化ビニル樹脂層、外層が180μの
ポリブタジエン層より構成されたフイルムで作ら
れた血液保存用の袋を用いて、実施例1と同様の
手法により血液の各特性を求めた。結果は第2表
に示した如くであつた。 実施例 3 各種の複合フイルムについて、特性を夫々指標
化し比較した結果を第3表に示した。
【表】
【表】
以上の実施例からも明らかなように、血液保存
容器を構成する合成樹脂フイルムとして炭酸ガス
透過度の大きい素材を使用することによつて、血
液及び血液成分の保存可能期間の延長をはかるこ
とが出来るが、さらに2種以上の熱可塑性合成樹
脂の層を組合せ一体化した複合フイルムを使用す
る本発明の方法によれば、各樹脂の単層フイルム
の欠点を互いに補強しあい、炭酸ガス透過度及び
血液保存性の優れているばかりでなく、耐熱性、
機械強度等他の諸物性のバランスの取れた実用可
能な血液保存容器を得ることが出来、また、優れ
た血液の保存方法を提供することが出来る。
容器を構成する合成樹脂フイルムとして炭酸ガス
透過度の大きい素材を使用することによつて、血
液及び血液成分の保存可能期間の延長をはかるこ
とが出来るが、さらに2種以上の熱可塑性合成樹
脂の層を組合せ一体化した複合フイルムを使用す
る本発明の方法によれば、各樹脂の単層フイルム
の欠点を互いに補強しあい、炭酸ガス透過度及び
血液保存性の優れているばかりでなく、耐熱性、
機械強度等他の諸物性のバランスの取れた実用可
能な血液保存容器を得ることが出来、また、優れ
た血液の保存方法を提供することが出来る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 血液または血液製剤の保存容器であつて、互
いに補強しあう2種以上の熱可塑性合成樹脂の層
で構成された複合フイルムより成り、血液または
血液製剤に接する内層は、血液適合性に優れ高ガ
ス透過性の合成樹脂フイルム、外層または中間層
は、炭酸ガス透過量が50000ml/m2・24hr・atm
以上である多孔性合成樹脂層で構成されていて、
該複合フイルムは、抗張力で表わした剛性が5
Kg/cm以下で保存容器の取扱い操作がし易く、ま
た、ヒートシール加工によるシール強度が1.5
Kg/cm巾以上で製袋特性に優れると共に、25℃に
おける炭酸ガス透過量が5000ml/m2・24hr・atm
以上で、血液または血液製剤中の炭酸ガスを容易
に排除できることを特徴とする血液及び血液製剤
の保存容器。 2 多孔性合成樹脂層が、孔径が0.1〜100μ、気
孔の分布密度が10〜106個/cm2の範囲にあり、透
明乃至半透明状であることを特徴とする、特許請
求の範囲第1項に記載の血液及び血液製剤の保存
容器。 3 互いに補強しあう2種以上の熱可塑性合成樹
脂の層で構成された複合フイルムより成り、血液
または血液製剤に接する内層は、血液適合性に優
れ高ガス透過性の合成樹脂フイルム、外層または
中間層は、炭酸ガス透過量が50000ml/m2・
24hr・atm以上である多孔性合成樹脂層で構成さ
れていて25℃における炭酸ガス透過量が5000ml/
m2・24hr・atm以上で、血液または血液製剤中の
炭酸ガスを容易に排除することのできる保存容器
内に、血液または血液溶剤を入れ、該保存血の1
週間を越えて保存したときの炭酸ガス分圧を85mm
Hg以下に保ち、2,3−DPGの濃度が2週間保
存後も2.0μmol/m赤血球以上で、且つphが
6.7以上になる様に、2℃以上8℃以下で保存す
ることを特徴とする血液及び血液製剤の保存方
法。 4 血液または血液製剤の入つた隣りあう保存容
器が、ガスの置換が容易な様に空間を有している
ことを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の
血液及び血液製剤の保存方法。 5 保存血の炭酸ガス分圧が85mmHg以下の状態
を維持できる様に、連続的または間欠的に震盪す
ることを特徴とする特許請求の範囲第3項、第4
項のいずれかに記載の血液及び血液製剤の保存方
法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14594984A JPS6125558A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 血液及び血液製剤の保存容器及び保存方法 |
| EP19850108529 EP0168755B1 (en) | 1984-07-16 | 1985-07-09 | Container and method for storing blood |
| DE8585108529T DE3582523D1 (de) | 1984-07-16 | 1985-07-09 | Behaelter und verfahren zur aufbewahrung von blut. |
| US07/209,483 US4837047A (en) | 1984-07-16 | 1988-06-20 | Container and method for storing blood |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14594984A JPS6125558A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 血液及び血液製剤の保存容器及び保存方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6125558A JPS6125558A (ja) | 1986-02-04 |
| JPH052334B2 true JPH052334B2 (ja) | 1993-01-12 |
Family
ID=15396763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14594984A Granted JPS6125558A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 血液及び血液製剤の保存容器及び保存方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6125558A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7776016B1 (en) | 2004-02-26 | 2010-08-17 | C. R. Bard, Inc. | Huber needle safety enclosure |
| US8597253B2 (en) | 2007-04-20 | 2013-12-03 | Bard Access Systems | Huber needle with safety sheath |
| US8231582B2 (en) | 2008-12-11 | 2012-07-31 | Bard Access Systems, Inc. | Device for removing a Huber needle from a patient |
| US20140066894A1 (en) | 2010-09-10 | 2014-03-06 | C. R. Bard, Inc. | Self-Sealing Pad for a Needle-Based Infusion Set |
| US10525234B2 (en) | 2010-09-10 | 2020-01-07 | C. R. Bard, Inc. | Antimicrobial/haemostatic interface pad for placement between percutaneously placed medical device and patient skin |
| US9248234B2 (en) | 2010-09-10 | 2016-02-02 | C. R. Bard, Inc. | Systems for isolation of a needle-based infusion set |
| CN115915933A (zh) * | 2020-05-13 | 2023-04-04 | 希玛奈克斯特股份有限公司 | 不含dehp的血液储存以及其使用方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5829465A (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-21 | イ−・アイ・デユ・ポン・ドウ・ヌム−ル・アンド・カンパニ− | 血小板貯蔵容器 |
| JPS59137064A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-06 | 新技術開発事業団 | 血液保存方法及びその保存用容器 |
| JPS60168464A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-08-31 | 新技術事業団 | 血液保存方法及びその保存用容器 |
-
1984
- 1984-07-16 JP JP14594984A patent/JPS6125558A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6125558A (ja) | 1986-02-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |