JPH05236624A - 器具螺着孔の形成具 - Google Patents

器具螺着孔の形成具

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JPH05236624A
JPH05236624A JP4031689A JP3168992A JPH05236624A JP H05236624 A JPH05236624 A JP H05236624A JP 4031689 A JP4031689 A JP 4031689A JP 3168992 A JP3168992 A JP 3168992A JP H05236624 A JPH05236624 A JP H05236624A
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Kensei Furuta
建世 古田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床、天井、側壁等に設けられた孔に、コンセ
ント等の雄ねじを有する器具を取り付けるために、単に
貫通孔で形成された孔に対して、雌ねじが形成された螺
着孔を容易に形成できる器具螺着孔の形成具を提供す
る。 【構成】 この器具螺着孔の形成具100は、両端に開
口を有し、内面に雌ねじ11が形成された筒状部である
筒状部材10と、この筒状部材10に外装された変形可
能な拡開部である拡開部材20と、前記筒状部材10に
係合して拡開部材20を拡開状態に固定する固定部材3
0とを備えている。そして、筒状部材10が、ダクト4
0内まで貫通形成された孔41内に収納されて、筒状部
材10の外面に形成された雄ネジ12に固定部材30に
は雌ネジ31を螺合させることによって、拡開部材20
を拡開させて、孔41内に固定できるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床、天井、側壁等に設
けられた孔に、コンセント等の雄ねじを有する器具を取
り付けるために、単に貫通孔で形成された孔に対して、
雌ねじが形成された螺着孔を容易に形成できる器具螺着
孔の形成具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、コンクリート床にコンセ
ントを取り付ける場合には、図11に示すように、ま
ず、所定間隔で内ねじを備えた孔81が複数設けられた
筒状のダクト80が使用され、このダクト80を床面に
配設して、前記ダクト80の孔81にフロア上に臨む筒
状のインサートスタット90を螺着し、ダクト80をコ
ンクリート等で埋設してフロアの形成後に、前記インサ
ートスタット90の内面に形成された雌ねじ91にコン
セントの雄ねじを螺合して取り付けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインサートスタットを使用する場合にはダクトへの
取付作業が面倒であり、さらに内面に雌ねじを形成した
インサートスタットの製造によりコスト高となるといっ
た問題があった。又、このようなインサートスタットの
取付けはダクトの全部の孔に行わなければならないが、
実際にはコンセントが取り付けられない箇所も多く、施
工面でも不経済であった。
【0004】そこで、このような問題を解決するため、
ダクトに孔を設けずにそのままコンクリート埋設し、フ
ロア形成後、コンセントの取付けが必要な箇所にフロア
上からダクト内まで孔を貫通形成し、その孔から配線を
引き出す方法が提案されている(特願平2−40539
4号)。
【0005】しかしながら、前記方法ではコンセント等
の雄ねじを有する器具を取り付けるための雌ねじの形成
については具体的に開示されておらず、このような雄ね
じを有する器具の取付けがやっかいであった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、その目的とするところは、床、天井、側壁
等に設けられた孔に、コンセント等の雄ねじを有する器
具を取り付けるために、単に貫通孔で形成された孔に対
して、雌ねじが形成された螺着孔を容易に形成できる器
具螺着孔の形成具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、「雄ねじを有する器具を取り
付けるための螺着孔を壁孔に形成する形成具であって、
両端に開口を有し、内面に雌ねじが形成された筒状部
と、この筒状部の外側に配置された変形可能な拡開部と
を有する形成具本体と、前記形成具本体に係合し、拡開
部を拡開させ壁孔内面に密着させて形成具本体を固定す
る固定部材と、を備えたことを特徴とする器具螺着孔の
形成具」を、その内容としている。
【0008】
【作用】上記形成具にあっては、器具を取り付けるため
の螺着孔は形成具本体によって形成され、かかる形成具
本体は固定部材によって孔内に固定されるようになって
おり、これによって、単に貫通孔で形成された孔に対し
て螺着孔を形成できるようになっている。すなわち、形
成具本体を孔内に収め、この形成具本体に固定部材を係
合させることによって形成具本体の拡開部を拡開させ、
その拡開部材を孔内面に密着させることによって形成具
本体を孔内に固定し、螺着孔を形成できるようになって
いる。
【0009】かかる形成具本体の孔内への固定は、螺着
孔を有する形成具本体に固定部材を係合させるといった
簡単な操作で行うことができる。したがって、単に貫通
孔で形成された孔に対して、コンセント等の雄ねじを有
する器具を取り付けるための雌ねじが形成された螺着孔
を容易に形成できる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す実施例にしたがって本発明
を詳細に説明する。図1〜図4は本発明に係る形成具1
00の一実施例を示している。図1に示すように、この
形成具100は、両端に開口を有し、内面に雌ねじ11
が形成された筒状部である筒状部材10と、この筒状部
材10に外装された変形可能な拡開部である拡開部材2
0と、前記筒状部材10に係合して拡開部材20を拡開
状態に固定する固定部材30とを備えている。
【0011】筒状部材10は円筒形に形成されている
が、図2に示すようにダクト40内まで貫通形成された
孔41内に収納されるものであり、又、固定部材30と
係合し得るものであればよく、その形状は問わない。筒
状部材10には外面に雄ネジ12が形成され、前記雄ネ
ジ12に螺合するように固定部材30には雌ネジ31が
形成されており、両者が係合し得るようになっている。
なお、筒状部材10の内面に形成された雌ねじ11への
器具の取付けによって、螺合によって係合している固定
部材30と筒状部材10とが相互に回転しないように、
筒状部材の雄ネジ12と固定部材30の雌ネジ31は逆
ねじとなっている。
【0012】また、筒状部材10の一端には、これに外
装される拡開部材20が脱落しないように外方に膨出部
13が形成されている。この膨出部13の一端面13a
は、拡開部材20の拡開を容易とするため、下向きに傾
斜するテーパ面となっている(図2)。又、14は拡開
部材20の回動を防止するための凸部である。
【0013】筒状部材10に外装される拡開部材20は
変形可能な部材によって構成され、それ自体が拡開可能
なように、外方への動きが自由な状態で筒状部材10に
装着されるようになっている。図1に示す拡開部材20
は合成樹脂によって形成され、一部が切欠された弾性変
形可能なリング状に形成されており、その切欠部分21
に凸部14が係合し、下端面20aが膨出部13の一端
面13aに当接するように載置されて、筒状部材10に
外装されるようになっている。なお、拡開部材20の下
端面20aは、筒状部材10の膨出部13の一端面13
aの形状に対応した下向きに傾斜するテーパ面に形成さ
れている(図2)。また、拡開部材20の上端面20b
は、上向きに傾斜するテーパ面に形成されている(図
2)。なお、図1に示す拡開部材20の場合は、金属に
よって形成されていてもよい。
【0014】固定部材30は、筒状部材10の外面に形
成された雄ネジ12に螺合する雌ネジ31を有する筒形
に形成されており、筒状部材10に取り付け、さらに筒
状部材10の膨出部13に向けてねじ込んで行けるよう
になっている。又、固定部材30の下端面31aは上向
きに傾斜するテーパ面に形成されており、拡開部材20
の上端面20bの形状に対応している。32は固定部材
30を貫通形成された孔41の周縁部に掛止させるため
の突片である(図2)。又、33は固定部材30を筒状
部材10に取り付ける際に固定部材30を回転させる工
具の差し込む嵌合溝である。
【0015】かかる筒状部材10、拡開部材20、固定
部材30を備えた図1に示す形成具100を貫通形成さ
れた孔に取り付けるには、まず、図3に示すように、筒
状部材10に拡開部材20を外装し、さらに筒状部材1
0を雄ネジ12に固定部材30の雌ネジ31を一部螺合
させた状態で孔41内に収め、次いで、図4に示すよう
に、固定部材30を回転させて、筒状部材10に対して
固定部材30を螺進させることによって筒状部材10の
一端面10aと固定部材30の下端面30bとで拡開部
材20の下端面20a及び上端面20bを押圧し、拡開
部材20を押し広げて拡開部材20の外面を前記孔41
の内面に押し付け、形成具100を孔41に固定するよ
うになっている。これによって、図2に示すように、ダ
クト40内まで貫通形成された孔41内に雄ねじを有す
る器具を取り付けるための螺着孔を形成することができ
る。
【0016】図5及び図6は、本発明に係る形成具10
0の別の実施例を示しており、この形成具100におい
ては、筒状部である筒状部材10が、図1に示す筒状部
材10と異なり、外面に雄ネジを有さず、弾性変形可能
な係止突起15を有している。又、筒状部材10の一端
に形成された膨出部13にはテーパ面を有していない。
また、拡開部は弾性変形可能なゴム体21で構成され、
筒状部材10に外装されている。さらに、固定部材30
は、前記係止突起15が係止される係合凹部34をその
内面に有した形態となっている。
【0017】したがって、この形成具100の場合に
は、図5に示すように、筒状部材10にゴム体21を外
装し、さらに固定部材30を筒状部材10に上から挿入
した状態で孔41内に収め、次いで、図6に示すよう
に、固定部材30を上から押圧して筒状部材10の係止
突起15を固定部材30の係合凹部34に係止させるこ
とによってゴム体21を押しつぶして外方に広げ、ゴム
体21の外側を前記孔41の内面に押し付け、形成具1
00を孔41に固定するようになっている。なお、取付
けに際しては、ゴム体21が孔41の内面に押し付けら
れるまでの間、筒状部材10を孔41内の所定位置に保
持しておく必要があるが、その場合は、例えば筒状部材
10を吊した状態に引っかけておくことができる工具を
使用するとよい。
【0018】図7及び図8は、本発明に係る形成具10
0のさらに別の実施例を示しており、この形成具100
においては、筒状部である筒状部材10に拡開部である
弾性突起22が一体に設けられている。そして、筒状部
材10の外面には雄ネジ12が形成され、前記雄ネジ1
2に螺合するように固定部材30には雌ネジ31が形成
されており、両者が係合し得るようになっている。な
お、固定部材30の先端部分はテーパに形成されてい
る。
【0019】したがって、この形成具100の場合に
は、図7に示すように、固定部材30を筒状部材10に
上から挿入した状態で孔41内に収め、次いで、図8に
示すように、固定部材30を螺進させることによって、
固定部材30の先端部分で弾性突起22を外方に広げ、
弾性突起22を前記孔41の内面に押し付け、形成具1
00を孔41に固定するようになっている。
【0020】さて、このような形成具100を使用し
て、例えばコンクリート床内に配設されたダクト内から
の配線を行なう場合には、図9に示すように、コンクリ
ート床50内に埋設されたダクト40に対し、ケーブル
Cを引き出す位置に孔41を貫通形成する。この孔開け
は、特願平2−405394号に記載の方法によって行
なうことができる。
【0021】そして、開口させた孔41には、前述の方
法によって形成具100を取り付ける。ダクト40内へ
のケーブルCの配線は、呼び線60を形成具100側の
開口からダクト40内に挿入してダクト40の端部に設
けられたジャンクションボックス70の上面開口から引
き出し、この呼び線60の端部にケーブルCを連結した
後、呼び線60を引き戻し、図10に示すように、形成
具100側の開口からケーブルCを引き出すことによ
り、ダクト40内にケーブルCを引き込んで配線する。
引き出したケーブルCはコンセント等に接続し、この状
態でコンセント等を形成具100に取り付ける。
【0022】なお、本発明に係る形成具は、上記床内に
配設されたダクト内からの配線に使用される場合の他、
天井や側壁に形成された貫通孔に雌ねじを設けて、雄ね
じを有する諸器具を取り付けるのに使用することができ
る。なお、床、天井、側壁はコンクリート壁に限らず、
隠ぺい壁であってもよい。また、信号線や電線等のケー
ブル配線に限らず、湯、水、ガス等の流体管の配管にも
適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単に貫通孔で形成された孔に対して、コンセント等の雄
ねじを有する器具を取り付けるための雌ねじが形成され
た螺着孔を容易に形成することができ、これによって、
貫通孔に対する雄ねじを有する器具の取付作業を効率よ
くすすめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る形成具の一実施例を示す分解斜視
図である。
【図2】図1に示す形成具の使用状態を示す断面図であ
る。
【図3】図1に示す形成具の孔内への取付け状態を示す
断面図である。
【図4】図1に示す形成具の孔内への取付け後の状態を
示す断面図である。
【図5】本発明に係る形成具の別の実施例を示し、形成
具の孔内への取付け状態を示す断面図である。
【図6】図5に示す形成具の孔内への取付け後の状態を
示す断面図である。
【図7】本発明に係る形成具の別の実施例を示し、形成
具の孔内への取付け状態を示す断面図である。
【図8】図7に示す形成具の孔内への取付け後の状態を
示す断面図である。
【図9】スラブ内に配設されたダクト内への配線におけ
る一作業工程を示す断面図である。
【図10】スラブ内に配設されたダクト内への配線にお
ける一作業工程を示す断面図である。
【図11】従来例のダクトを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 筒状部材 11 雌ねじ 20 拡開部材 21 ゴム体 22 弾性突起 30 固定部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄ねじを有する器具を取り付けるための
    螺着孔を壁孔に形成する形成具であって、 両端に開口を有し、内面に雌ねじが形成された筒状部
    と、この筒状部の外側に配置された変形可能な拡開部と
    を有する形成具本体と、 前記形成具本体に係合し、拡開部を拡開させ壁孔内面に
    密着させて形成具本体を固定する固定部材と、 を備えたことを特徴とする器具螺着孔の形成具。
JP4031689A 1992-02-19 1992-02-19 器具螺着孔の形成具 Expired - Fee Related JPH0734621B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011243636A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Toyota Industries Corp 誘導機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011243636A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Toyota Industries Corp 誘導機器

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