JPH05237141A - 人工血管およびその製造方法 - Google Patents

人工血管およびその製造方法

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JPH05237141A
JPH05237141A JP4076261A JP7626192A JPH05237141A JP H05237141 A JPH05237141 A JP H05237141A JP 4076261 A JP4076261 A JP 4076261A JP 7626192 A JP7626192 A JP 7626192A JP H05237141 A JPH05237141 A JP H05237141A
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JP
Japan
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blood vessel
artificial blood
ptfe
fine fibrous
thrombus
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JP4076261A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kanazawa
進一 金澤
Yasuhiro Okuda
泰弘 奥田
Masayuki Yonetani
雅之 米谷
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JINKOU KETSUKAN GIJUTSU KENKYU CENTER KK
Original Assignee
JINKOU KETSUKAN GIJUTSU KENKYU CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体血管と同様の内膜を、人工血管内面に薄
く安定的に形成し、特に内径6mm以下の小口径領域に
おいても良好に開存する人工血管を提供すること。 【構成】 繊維と該繊維によって互いに連結された結節
とからなる微細繊維状組織を有する管状四弗化エチレン
樹脂多孔質体製の人工血管において、少なくともその内
腔表面に微細繊維状組織の切断・収縮および/または分
解・除去された部分により形成された凹凸構造を有する
ことを特徴とする人工血管。管状四弗化エチレン樹脂多
孔質体の少なくとも内腔表面をアルカリ金属化合物の有
機溶剤溶液で処理し、微細繊維状組織を分解した後、分
解物を除去して、少なくとも内腔表面に凹凸構造を形成
することを特徴とする人工血管の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体組織適合性に優れ
たポリテトラフルオロエチレン製の人工血管およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人工血管は、生体血管の病変部位の欠損
部を補填する置換移植、病変部位を迂回して血行を維持
するためのバイパス移植、あるいは動脈と静脈との短絡
などの血液導管などとして使用されている。従来、人工
血管の材料としては、編組構造を有するポリエステル繊
維編物や織物、あるいは微細多孔質構造を有する延伸ポ
リテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと略記)チ
ューブなどが用いられてきた。
【0003】これらの中でも、延伸PTFEチューブ
(管状四弗化エチレン樹脂多孔質体)は、PTFEを延
伸した後焼成したものであり、編組したものではない
が、繊維(フィブリル)と該繊維によって互いに連結さ
れた結節(ノード)により微細な多孔質構造が形成され
ており、この多孔質構造が生体適合性に優れ、しかもP
TFE素材自体が抗血栓性に優れていることから、主と
して小口径動脈や大口径静脈などの領域における人工血
管として実用化されてきた。
【0004】人工血管には、初期開存率および長期開存
率の高いことが求められる。開存率には、種々の影響因
子が関与するが、その中でも材料の抗血栓性がきわめて
重要な影響を及ぼす。しかしながら、延伸PTFEチュ
ーブでも抗血栓性が必ずしも十分であるとはいえず、特
に内径6mm以下の小口径の人工血管では、十分な長期
開存率は得られていない。
【0005】人工血管の抗血栓性を改善する方法とし
て、(1)材料自体の抗血栓性を向上させる方法、
(2)人工血管を移植後に、生体組織を誘導し、内膜形
成を起こすことによって抗血栓性を付与する方法、など
が検討されている。しかしながら、(1)の方法におい
ては、相分離構造等の抗血栓性高分子材料や、抗血栓剤
固定化材料の開発が検討されているが、移植後長期にわ
たって良好な抗血栓性を示す材料は得られていない。
(2)の方法においては、移植後の内膜形成を促進する
ために、血管外部からの生体組織や毛細血管の侵入を促
進する方法についての検討がなされているのが現状であ
る。
【0006】人工血管の初期開存は、材料の抗血栓性が
いかなる初期相互作用を示すものであるかによって左右
される。人工血管を生体に移植すると、初期相互作用の
結果として内腔表面に血小板の付着等による初期血栓膜
が形成される。この初期血栓膜は、線維芽細胞による組
織治癒を受け、新生内皮細胞の増殖による新生内膜、あ
るいはコラーゲンやフィブリンが混在する偽内膜が形成
される。この内膜により長期抗血栓性が獲得され、長期
開存を得る。しかし、そのためには、人工血管の内腔表
面にできるだけ薄い初期血栓膜を安定して形成し、組織
治癒過程で形成される内膜を薄くすること、すなわち内
膜肥厚をきたさないようにすることが必要である。
【0007】ところで、従来使用されてきた延伸PTF
E製の人工血管は、先に述べたように、ある程度抗血栓
性に優れるものの、(1)の方法による抗血栓性の向上
には限度があり、しかも非付着性であるため、内膜形成
においても不利な点が生じてくる。前記した内膜は、例
えば、次のような順序で形成される。先ず、人工血管内
面に血小板の付着やフィブリンによる血栓膜が形成され
る。その後、移植後の血液反応が落ち着き、形成された
血栓膜は安定する。その上を、主として生体血管との吻
合部より、平滑筋細胞および内皮細胞が内膜として伸展
し、人工血管内面に内膜が形成される。
【0008】ところが、延伸PTFE製の人工血管にお
いては、最初に形成されるべき血栓膜がPTFEの非付
着性のために、人工血管内面に安定して形成されず、仮
に内膜が伸展してきても、人工血管と血栓膜との界面で
剥離を生じてしまう。その結果、剥離した血栓膜と内膜
によって再び血栓が誘起され、人工血管は、狭窄・閉塞
を起こしてしまう。一方、ポリエステル繊維編物や織物
からなる人工血管は、PTFEより付着性のよいポリエ
ステルを材料としているため、血栓膜の安定性には優れ
るものの、初期に形成される血栓膜が厚いため、内膜肥
厚をきたし、狭窄しやすいという問題を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生体
血管と同様の内膜を、人工血管内面に薄く安定的に形成
し、特に内径6mm以下の小口径領域においても良好に
開存する人工血管を提供することにある。前記したとお
り、人工血管内面に薄く安定な内膜を形成するために
は、先ず、その前段階である血栓膜の形成過程で、薄く
安定な血栓膜を形成することが必要である。
【0010】本発明者は、前記従来技術の問題点を克服
するために鋭意研究した結果、繊維と該繊維によって互
いに連結された結節とからなる微細繊維状組織を有する
延伸PTFE多孔質チューブ製の人工血管の内腔表面
に、微細繊維状組織の切断・収縮および/または分解・
除去された部分により形成された凹凸構造を形成するこ
とにより、PTFEの抗血栓性を保持したまま、初期に
形成される血栓膜を安定に保持し得ることを見いだし
た。
【0011】特に、延伸PTFEチューブ製人工血管の
内腔表面の凹凸構造について、その凹部の平均深さを5
〜20μmの範囲とし、かつ、管状構造の長軸方向(血
流方向)の凹部の平均幅を10〜50μmの範囲とする
ことにより、薄い初期血栓膜を安定に形成し、保持でき
ることを見いだした。さらに、このような凹凸構造を形
成する方法として、内腔表面の微細繊維状組織の切断・
収縮および/または分解・除去を行う各種方法のあるこ
とを見いだした。本発明は、これらの知見に基づいて完
成するに至ったものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、繊維と該繊維によって互いに連結された結節とから
なる微細繊維状組織を有する管状四弗化エチレン樹脂多
孔質体製の人工血管において、少なくともその内腔表面
に微細繊維状組織の切断・収縮および/または分解・除
去された部分により形成された凹凸構造を有することを
特徴とする人工血管が提供される。
【0013】また、本発明によれば、繊維と該繊維によ
って互いに連結された結節とからなる微細繊維状組織を
有する管状四弗化エチレン樹脂多孔質体の少なくとも内
腔表面をアルカリ金属化合物の有機溶剤溶液で処理し、
微細繊維状組織を分解した後、分解物を除去して、少な
くとも内腔表面に凹凸構造を形成することを特徴とする
人工血管の製造方法が提供される。
【0014】以下、本発明について詳述する。血栓形成
には多くの因子が関与するが、人工血管の場合、上記で
述べたようにPTFEやポリエステルといった材質と、
人工血管内面の形状、の2つが大きな要因となる。血液
は、内面が平滑な人工血管(生体血管も同様)では、流
れの方向が一方向に整った状態で流れるが、段差や径変
化など、人工血管の内面形状に変化があると流れが乱れ
て、局所的な渦流を起こす。この流れの乱れは、血栓形
成を誘発し、その度合は血管内面の形状変化の度合に依
存することになる。
【0015】従来、人工血管内面の形状変化による血栓
形成は、例えば、大口径のポリエステル製織物の人工血
管の場合、その内面を起毛させて治癒性を高めるという
形で利用されていたが、当然、平滑な内面に比して形成
される血栓膜の厚みが増すために、専らより大口径での
適用に限定され、小口径になるほど内面は平滑にする必
要があるとされてきた。つまり、このような人工血管
は、比較的厚い血栓膜や内膜を形成する目的で応用され
てきたといえる。
【0016】本発明者らは、むしろ、PTFEの非付着
性、低血栓性という化学的性質に、内面形状変化による
血栓膜の安定性という物理的性質を与えることで、血栓
膜や内膜が剥れて安定に付着しないという延伸PTFE
製人工血管の欠点を克服できないかと考えるに至った。
そして、本発明者らは、鋭意研究の結果、延伸PTFE
製人工血管の内腔表面に凹凸構造を付与し、この凹凸の
度合を変化させることにより、人工血管の内面に形成さ
れる血栓膜の厚みを制御できることを見いだした。
【0017】さらに、本発明者らは、鋭意研究の結果、
この内面に付与した凹凸構造は、初期血栓膜を人工血管
内面に安定に保持すること、この血栓膜の安定性は、そ
の後の人工血管の治癒過程でこの血栓膜と置換していく
内膜の治癒速度を促進すること、また、凹凸構造は、治
癒した人工血管内面の内膜を安定に保持する効果がある
こと、を見出した。
【0018】このような凹凸構造の形成による効果は、
凹凸構造化による接着面積拡大による一種のアンカリン
グ効果ということができ、これによって、PTFEの材
質的な特徴である非付着性を改善し、血栓膜と内膜の剥
がれ等を防ぐという目的を実現することが可能となる。
【0019】本発明の延伸PTFE製人工血管は、図1
にその模式図を示すように、内腔表面に多数の凹部
(3)と凸部(4)が形成されている。このような凹凸
構造は、図2に示すように、繊維(1)と該繊維によっ
て互いに連結された結節(2)とからなる微細繊維状組
織を有する管状四弗化エチレン樹脂多孔質体製の内腔表
面を処理して、微細繊維状組織を切断または分解除去し
た凹部(3)と、結節部分が残存・収縮した凸部(4)
を形成することにより付与することができる。
【0020】本発明の人工血管に付与される内腔表面の
凹凸構造は、血流方向(管状構造の長軸方向)の凹部の
平均幅が好ましくは10〜100μm、より好ましくは
10〜50μmである。血流方向の凹部の平均幅が小さ
過ぎると、血栓膜の形成と、その安定化の改善効果が小
さく、逆に、100μmを越えるような大きな幅になる
と、血流の乱れが大きく、厚い血栓膜が急速に成長して
しまう。
【0021】また、凹凸構造の凹部の平均深さは、好ま
しくは3〜30μm、より好ましくは5〜20μmであ
る。凹部の平均深さが小さ過ぎると、血栓膜の形成と、
その安定化の改善効果が小さく、逆に、大き過ぎると、
初期血栓膜が厚くなり過ぎて早期閉塞を起こす頻度が高
くなる。例えば、血流方向の凹部の平均幅が20μm超
過の場合には、凹部の平均深さ30μm以上で形成血栓
膜が厚くなり過ぎて早期閉塞を起こす頻度が若干高くな
る。ただし、血流方向の凹部の平均幅20μm以下の場
合は、凹部の平均深さが30μm以上でも問題はない。
しかし、30μmを越えて深くしても、血栓膜に対する
安定化効果には差がないことと、短い幅で深い凹凸構造
を形成することは製造上難しいことから、通常、平均深
さを3〜30μmとし、好ましくは5〜20μmとす
る。
【0022】以上のことから、内腔表面に形成された凹
凸構造は、平均深さ5〜20μm、かつ、管状構造の長
軸方向の平均幅10〜50μmの凹部を有するように制
御することが望ましい。
【0023】本発明の人工血管は、例えば、特公昭42
−13560号に記載の方法により延伸PTFEチュー
ブ(PTFE多孔質チューブ)を作製し、次いで、内腔
表面となる表面部分に凹凸構造を形成する処理を行うこ
とにより製造することができる。
【0024】先ず、PTFE未燒結粉末に液状潤滑剤を
混和し、押出・圧延等によりチューブ状に予備成形す
る。この成形体から液状潤滑剤を除去し、または除去す
ることなく、少なくとも一軸方向に延伸する。次に、成
形体を収縮しないように固定した状態で、樹脂の融点で
ある327℃以上に加熱して、延伸した構造を燒結固定
すると、強度の向上したPTFE多孔質チューブが得ら
れる。このPTFE多孔質チューブは、繊維と該繊維に
よって互いに連結された結節とからなる微細繊維状組織
を有する多孔質のものである。
【0025】本発明品は、この延伸PTFE製人工血管
の内面に凹凸構造を付与することで得られるが、PTF
Eの性状を変えずに凹凸構造を付与するために、上記微
細繊維構造の切断・収縮および/または分解・除去され
た部分を設ける。このような凹凸構造の形成方法として
は、例えば、(1)特公昭58−1656号に記載の方
法、すなわち、加熱燒結工程でPTFE多孔質体の一部
分を他の部分より高い温度に加熱するか、あるいは全体
を均一に加熱燒結した後、さらにPTFE多孔質体の一
部分を加熱して、微細繊維の切断や融着合体、および結
節間の収縮による結節の融着合体を起こさせる方法、
(2)特公昭63−23215号に記載の方法、すなわ
ち、PTFE多孔質体の表面を熱風、火炎、炭酸ガスレ
ーザー等によりPTFEの熱分解温度以上に加熱して表
面の一部分を分解除去する方法、を利用することができ
る。
【0026】これらの方法によりPTFE多孔質体の一
部分を加熱すると、熱によってPTFE繊維の切断が起
こって広がった結節間が凹部となり、他の結節間は収縮
し、結節が寄り集まって凸部となるが、繊維の切断時に
PTFEの分解が起こり、ガス化して除去される。70
0〜1000℃の加熱炉で熱処理する場合には、繊維の
分解除去はあまり起こらず、特に低温で行うと殆ど起こ
らない。これに対して、直接ガスバーナーの火炎で処理
する場合には、切断・収縮よりも繊維の分解除去が優位
となる。通常は、微細繊維状組織の切断・収縮と分解除
去の両方が生じる。
【0027】これらの熱処理による表面加工において、
より高温で素早く加熱すると細かい凹凸構造になり、よ
り低温でゆっくり加熱すると粗い凹凸構造となる。つま
り処理温度と速度を制御することで、所望の形状の凹凸
構造を付与することが可能である。
【0028】ただし、これらの方法は、熱などのエネル
ギーをPTFE多孔質体の一部に与える必要があるた
め、これを細いPTFE多孔質チューブの内腔表面に与
えることは困難であり、特別の工夫を要する。PTFE
多孔質チューブの内腔表面に凹凸構造を付与する方法と
しては、例えば、PTFE多孔質チューブの外表面に熱
処理を行って凹凸構造を付与してから内外面を反転させ
る方法がある。この方法では、内周と外周の長さの違い
から歪みが生じて、チューブがつぶれることがあるが、
この場合、ステンレス棒等を内腔に挿入して、微細繊維
状組織構造に影響がでない程度に加熱してやるとよい。
【0029】また、これら熱による微細繊維状組織の切
断・収縮と分解・除去以外に、化学的処理によってPT
FE繊維を分解・除去する方法がある。具体的には、メ
チルリチウム、あるいはナトリウムやカリウムなどのア
ルカリ金属とナフタレンやアントラセンなどのアニオン
ラジカルとの錯体などのアルカリ金属化合物は、PTF
Eを分解することができる。本発明者らは、アルカリ金
属化合物の種類、有機溶剤溶液の濃度、処理時間、温度
などを適正に制御することで、PTFE多孔質チューブ
の微細繊維状組織の結節を破壊せずに、繊維のみを切断
することができることを見いだした。
【0030】化学処理の具体的条件としては、例えば、
メチルリチウム、ナトリウム−ナフタレン錯体、ナトリ
ウム−アントラセン錯体などのアルカリ金属化合物のテ
トラヒドロフランなどの有機溶剤溶液(濃度0.1〜1
0モル/リットル)に、PTFE多孔質チューブを浸漬
し、液温20〜68℃で、5〜60分間程度保持する。
【0031】また、これらの化学処理でPTFE多孔質
チューブ表面に生成するフッ化ナトリウム、炭素−炭素
二重結合等のPTFEの分解物、これらとナフタレン、
アントラセンとの重合物などの分解産物は、過酸化水素
や次亜塩素酸ソーダによる酸化分解によって除去可能で
ある。
【0032】この化学処理方法は、熱を利用する方法に
比して、内外面反転やそれに伴う管状構造の歪みの補正
などの手間が不要で、特に本発明の目的とする内径3m
m以下といった細い径の人工血管には、有用な方法であ
る。
【0033】なお、本発明の人工血管は、少なくともそ
の内腔表面に凹凸構造が形成されていることが必要であ
り、内外両面に凹凸構造が形成されていてもよい。内外
両面に凹凸構造が形成されていても、通常の人工血管の
膜厚(300〜1000mm程度)では、大きな強度低
下は生じない。また、外表面にも凹凸構造を形成すれ
ば、人工血管の外表面からも器質化、治癒(繊維芽細胞
等組織の侵入性)が進行する。
【0034】前記化学処理により人工血管の内腔表面の
みを処理するには、例えば、PTFE多孔質チューブの
一端を封止して、他端からポンプや注射器で処理液を注
入すればよい。処理液にPTFE多孔質チューブを浸漬
すれば、内外両面に凹凸構造が形成される。
【0035】以上のような、熱や化学処理によるPTF
E内腔表面への凹凸構造の付与は、いずれもPTFE多
孔質チューブ内腔表面の微細繊維状組織自身を加工する
方法である。つまり、PTFE多孔質チューブ内腔表面
の多孔質構造において、結節部分を凸部に、繊維部分を
凹部に加工する方法である。したがって、付与できる凹
凸構造は、凹凸構造を付与する前のPTFE多孔質チュ
ーブ内腔表面の結節間の距離などの組織構造によって制
限される。例えば、結節間距離が30μmより長いPT
FE多孔質チューブでは、幅30μm以下の凹部を形成
することは、事実上不可能である。このため、所望の凹
部平均深さや平均幅を有する凹凸構造を形成するために
は、内腔表面の微細繊維状組織、特に結節間距離を変え
たPTFE多孔質チューブを用意する必要があるが、例
えば、特公昭42−13560号に記載の方法によれ
ば、延伸工程においてその延伸倍率を変えることなどに
よって、多様な多孔質構造のPTFE多孔質チューブを
調製することができる。
【0036】以上のような製法で得た本発明品には、次
のような特徴がある。 (1)PTFE多孔質チューブに、PTFE以外の物質
を付与または付加するのではなく、チューブの内表面自
身を加工する方法により得られるものであるため、PT
FE自身の持つ人工血管としての特性を阻害しない。 (2)多孔質チューブの内腔表面に凹凸構造が一体的に
設けられているため、凹凸構造部分の剥離・分離等の問
題がない。
【0037】これらの特徴により、本発明品は、延伸P
TFE製人工血管の長所である、非付着性に基づく薄い
血栓膜を形成する性質を保持したまま、その内面凹凸構
造によって形成血栓膜を安定に保持することが可能であ
り、その目的である、人工血管内腔の安定な内膜形成を
実現することができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明について、実施例および比較例
を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施
例のみに限定されるものではない。
【0039】なお、物性の測定方法は、以下の通りであ
る。 〈平均繊維長〉走査型電子顕微鏡で、結節間距離を測定
し、その平均値を算出した。
【0040】〈バブルポイント〉人工血管をイソプロピ
ルアルコールに浸漬して、管壁の孔内をイソプロピルア
ルコールで充満した後、チューブの内側より徐々に空気
圧を負荷したときに、初めて気泡が出てくる時の圧力を
測定した。
【0041】〈漏水圧〉人工血管の内側から徐々に水圧
を負荷したときに、初めて水が人工血管外壁から出てく
る時の水圧を測定した。
【0042】〈開存率〉人工血管を移植し、ある一定期
間生かした後の、その時点で血流が認められた人工血管
の本数の、移植した人工血管全数に対する比率で示し
た。
【0043】〈血栓厚み〉人工血管を移植し、ある一定
期間生かした後に取りだした人工血管をホルマリン固定
後、臨界点乾燥を施し、走査型電子顕微鏡で、長軸方向
に切断した断面の内面に付着した血栓膜の厚みを測定
し、その平均値をもって表示した。
【0044】〈内皮細胞被覆率〉同上サンプルの内表面
を血管内皮細胞が被覆している面積の、内表面全面積に
対する比率で示した。
【0045】[実施例1]PTFEファインパウダー
(ダイキン工業社製、PTFEファインパウダーF10
4)100重量部に対して、ドライゾール20重量部を
助剤として混合し、ラム押出機によってチューブ状に成
形した後に、ドライゾールを50℃で、48時間乾燥さ
せた。この押出チューブを電気炉中、炉温350℃、炉
内滞在時間120秒の条件で加熱しながら250%延伸
し、気孔率65%、平均繊維長10μm、内径2mm
φ、外径3mmφのPTFE多孔質チューブを得た。
【0046】次いで、プロパンガス流量15〜18リッ
トル/分、供給空気流量12リットル/分で、六口バー
ナー(バーナー口がチューブが通過する中心点を向くよ
うに6ケのバーナーを同一円周上に均等に配置したも
の)の中心に火炎を集中させ、ここに上記PTFE多孔
質チューブを線速15m/分で通過させ、外表面に凹凸
構造を付与した。その後にチューブの内外面を反転さ
せ、チューブ内に外径2mmφのステンレス棒を挿入
し、電気炉中、炉温800℃、炉内滞在時間15秒の条
件で加熱することで、内外面の歪みを解消し、管状に復
元した。この結果、内径2mmφ、外径3mmφ、内腔
表面に凹部の管状構造の長軸方向の平均幅10μm、平
均深さ5μmの凹凸構造を有するPTFE多孔質チュー
ブ製の人工血管を得た。
【0047】[実施例2]実施例1と同様の凹凸構造付
与前のPTFE多孔質チューブを用い、液温60℃のナ
トリウム−ナフタレン錯体のテトラヒドロフラン溶液に
30分間浸漬した後に、十分に水洗浄後、60℃の30
%過酸化水素水に24時間浸漬し、内径2mmφ、外径
3mmφ、内腔表面に凹部の平均幅10μm、平均深さ
20μmの凹凸構造を有するPTFE多孔質チューブ製
の人工血管を得た。
【0048】[実施例3]PTFEファインパウダー
(ダイキン工業社製、PTFEファインパウダーF10
4)100重量部に対して、ドライゾール23重量部を
助剤として混合し、ラム押出機によってチューブ状に成
形した後に、ドライゾールを50℃、48時間で乾燥さ
せた。この押出チューブを電気炉中、炉温350℃、炉
内滞在時間120秒の条件で加熱しながら500%延伸
し、気孔率75%、平均繊維長30μm、内径2mm
φ、外径3mmφのPTFE多孔質チューブを得た。
【0049】次いで、線速を12m/分としたこと以外
は、実施例1と同様のプロパンガスバーナーによる凹凸
構造付与処理を行い、実施例1と同様に、内外面反転、
加熱による内外面の歪みの除去を行い、内径2mmφ、
外径3mmφ、内腔表面に凹部の管状構造の長軸方向の
平均幅30μm、平均深さ20μmの凹凸構造を有する
PTFE多孔質チューブ製の人工血管を得た。
【0050】[実施例4]PTFEファインパウダー
(ダイキン工業社製、PTFEファインパウダーF10
4)100重量部に対して、ドライゾール23重量部を
助剤として混合し、ラム押出機によってチューブ状に成
形した後に、ドライゾールを50℃、48時間で乾燥さ
せた。この押出チューブを電気炉中、炉温350℃、炉
内滞在時間120秒の条件で加熱しながら700%延伸
し、気孔率77%、平均繊維長50μm、内径2mm
φ、外径3mmφのPTFE多孔質チューブを得た。
【0051】次いで、ナトリウム−ナフタレン錯体溶液
への浸漬時間を20分間としてこと以外は、実施例2と
同様にして、内径2mmφ、外径3mmφ、内腔表面に
凹部の管状構造の長軸方向の平均幅50μm、平均深さ
20μmの凹凸構造を有するPTFE多孔質チューブ製
の人工血管を得た。
【0052】[比較例1]実施例1で用いた、凹凸構造
付与前の、気孔率65%、平均繊維長10μm、内径2
mmφ、外径3mmφのPTFE多孔質チューブを比較
例1とした。
【0053】[比較例2]実施例3で用いた、凹凸構造
付与前の、気孔率75%、平均繊維長30μm、内径2
mmφ、外径3mmφのPTFE多孔質チューブを比較
例2とした。
【0054】[比較例3]実施例4で用いた、凹凸構造
付与前の、気孔率77%、平均繊維長50μm、内径2
mmφ、外径3mmφのPTFE多孔質チューブを比較
例3とした。
【0055】[比較例4]実施例3で用いたPTFE多
孔質チューブを用い、線速を10m/分としたこと以外
は、実施例1と同様のプロパンガスバーナーによる凹凸
構造付与処理を行い、実施例1と同様に、内外面反転、
加熱による内外面の歪みの除去を行って、内径2mm
φ、外径3mmφ、内腔表面に凹部の管状構造の長軸方
向の平均幅30μm、平均深さ30μmの凹凸構造を有
するPTFE多孔質チューブ製の人工血管を得た。これ
を比較例4とした。
【0056】[比較例5]実施例3で用いたPTFE多
孔質チューブを用い、プロパンガス流量12〜15リッ
トル/分で線速を7m/分としたこと以外は、実施例1
と同様のプロパンガスバーナーによる凹凸構造付与処理
を行ない、実施例1と同様に、内外面反転、加熱による
内外面の歪みの除去を行って、内径2mmφ、外径3m
mφ、内腔表面に凹部の管状構造の長軸方向の平均幅9
0μm、平均深さ30μmの凹凸構造を有するPTFE
多孔質チューブ製の人工血管を得た。これを比較例5と
した。
【0057】(移植実験)前記各実施例および比較例で
得た人工血管を、それぞれ体重13〜15kgのウサギ
の頸動脈に、移植長2cmで移植を行った。移植後5
分、1時間、24時間、6週間成育後、該人工血管を取
り出し、開存率を調査した後、ホルマリン固定後、臨界
点乾燥を行い、走査型電子顕微鏡で、人工血管内面の形
成血栓膜の厚みを観察・測定した。また、移植6週後の
サンプルでは、内皮細胞被覆率を観察・測定した。同様
に、病理組織標本を作製し、器質化の状態を観察した。
【0058】その結果、比較例に比して、各実施例の人
工血管は、開存率は良好で、形成血栓膜厚みは薄く均一
であった。移植後5分から1時間にかけては、血栓膜の
増加および活性状態が見られたが、1日後には既に血小
板の少ないフィブリン様物質に被われた安定な血栓膜と
なっていた。また、6週後の内皮細胞被覆率は、実施例
で比較例よりも有意に高かった。各実施例の人工血管に
おいては、内皮細胞が被覆した部分は、吻合部から連続
的につながっており、生着した内皮細胞は血流方向に配
向した安定な形態を示した。病理組織標本による観察か
らも、実施例の人工血管の内面はすべて器質化されてお
り、内皮細胞に覆われた部分は平滑筋細胞を含む生体血
管の内膜様の仮性内膜となり、内皮細胞に覆われていな
い部分も器質化された安定な血栓膜となっていた。新鮮
血栓部および人工血管内面がむき出しの部分はなかっ
た。
【0059】それに対して、比較例1〜3の人工血管
は、移植後5分〜1日では、形成血栓膜の厚みが不均一
で、移植後1日でも血小板を含む安定しない血栓が部分
的に観察された。また、移植6週後では、閉塞例も見ら
れ、開存例でも、人工血管内面に新鮮血栓部および人工
血管内面がむき出しの部分があった。内皮細胞が被覆し
た部分もあったが、その直下に比較的新しい血栓膜が認
められ、初期に形成した血栓膜の上に何度かの血栓膜が
再形成したと考えられた。比較例1〜3の人工血管で
は、実施例の人工血管で観察された吻合部からの連続性
は観察されず、内皮細胞で被覆部分の中に被覆されない
部分が存在しており、内皮細胞の配向も乱れた部分が被
覆面積の半分を占めた。
【0060】比較例4〜5の人工血管では、移植直後か
ら顕著な血栓性が観察され、徐々に開存率が低下した。
特に比較例5の人工血管は、移植後1時間ですべて閉塞
してしまった。比較例4の人工血管も移植6週後にはす
べて閉塞した。以上の実施例、比較例の人工血管の構造
および特性、評価結果を表1にまとめた。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】本発明の人工血管は、PTFE材質によ
る薄い血栓膜を形成する性質に加えて、内腔表面に設け
た微少な凹凸構造によってその形成血栓膜を安定に保持
する性質を合わせ持つ。この2つの性質によって形成さ
れる薄い安定な血栓膜は、人工血管内面の薄く安定な仮
性内膜の形成、特に生体血管と同等の抗血栓性を獲得す
るために必要な内皮細胞膜の形成を促進し、移植後きわ
めて短期間のうちに生体血管様の器質化を完了し、形成
された安定な内膜によって良好な開存率を長期にわたっ
て実現することが可能である。
【0063】内径6mm以下の人工血管、特に内径3m
m以下の小口径領域の人工血管においては、大口径と同
じ厚みの血栓膜、仮性内膜であっても血液の流れる内腔
の径の減少率が高くなること、小口径領域では大口径よ
りも血流が遅く、血栓性が高く閉塞しやすいことから、
この薄い仮性内膜が早期に安定に完成することは、長期
開存性を獲得する上で非常に有効である。したがって、
本発明の人工血管は、大中口径領域の閉塞性血管疾患や
動脈瘤などにおける血管代替においても優れた特性を示
すが、内径6mm以下の人工血管、特に内径3mm以下
の、抹消血管や冠状動脈など小口径領域の血管疾患の治
療に使用される人工血管において、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工血管の一例を示す模式図である。
【図2】図1の点線で囲った部分(A)の断面を拡大し
た模式図である。
【符号の説明】
1 PTFE繊維(フィブリル) 2 結節(ノード) 3 人工血管内腔表面の凹凸構造の凹部 4 人工血管内腔表面の凹凸構造の凸部 5 管状四弗化エチレン樹脂多孔質体(人工血管)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維と該繊維によって互いに連結された
    結節とからなる微細繊維状組織を有する管状四弗化エチ
    レン樹脂多孔質体製の人工血管において、少なくともそ
    の内腔表面に微細繊維状組織の切断・収縮および/また
    は分解・除去された部分により形成された凹凸構造を有
    することを特徴とする人工血管。
  2. 【請求項2】 内腔表面に形成された凹凸構造が、平均
    深さ5〜20μm、かつ、管状構造の長軸方向の平均幅
    10〜50μmの凹部を有する請求項1記載の人工血
    管。
  3. 【請求項3】 繊維と該繊維によって互いに連結された
    結節とからなる微細繊維状組織を有する管状四弗化エチ
    レン樹脂多孔質体の少なくとも内腔表面をアルカリ金属
    化合物の有機溶剤溶液で処理し、微細繊維状組織を分解
    した後、分解物を除去して、少なくとも内腔表面に凹凸
    構造を形成することを特徴とする人工血管の製造方法。
  4. 【請求項4】 管状四弗化エチレン樹脂多孔質体の少な
    くとも内腔表面をメチルリチウム、ナトリウム−ナフタ
    レン錯体またはナトリウム−アントラセン錯体の有機溶
    剤溶液で処理した後、過酸化水素水または次亜塩素酸ソ
    ーダで処理する請求項3記載の人工血管の製造方法。
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