JPH052414Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH052414Y2 JPH052414Y2 JP1986194249U JP19424986U JPH052414Y2 JP H052414 Y2 JPH052414 Y2 JP H052414Y2 JP 1986194249 U JP1986194249 U JP 1986194249U JP 19424986 U JP19424986 U JP 19424986U JP H052414 Y2 JPH052414 Y2 JP H052414Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- aluminum
- zirconium
- base material
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
産業上の利用分野
この考案は、例えばなべやき用アルミニウムパ
ンのように、高温に晒されて使用される飲食品用
耐熱アルミニウム容器に関する。 なおこの明細書において、アルミニウムの語は
アルミニウム合金を含む意味で用いる。 従来の技術 従来、上記のような飲食品用アルミニウム容器
としては、アルミニウム基材を皿状ないしはカツ
プ状に成型したままのアルミニウム地肌の露出し
た状態のものが用いられていた。 考案が解決しようとする課題 ところがこのような容器では、食品等の貯蔵、
保管中に、容器内容物に含まれる水分、塩分、酸
等により容器が腐食し易いという欠点があつた。
また、積重ね状態で保管した容器を1個ずつ取り
出す場合、アルミニウム地肌のすべり性が悪いた
め、複数のものがくつつき合つて移動し、取り出
し性が良くないというような欠点もあつた。ある
いはまた容器成形時に、成形性向上のためアルミ
ニウム基材表面に潤滑油を塗布しなければなら
ず、成形作業が面倒であり、しかも成形後におい
ては、食品衛生上潤滑油を除去しなければなら
ず、益々作業が面倒であるというような欠点もあ
つた。 もつとも、容器内容物による腐食防止等のた
め、容器内面にビニルコーテイング等を施した容
器も提供されているが、この場合には内容物収容
状態のまま電子レンジ、オーブン、直火等による
加熱を行つた際に、熱により樹脂が分解し樹脂の
変色、黒化現象を生じたり、甚だしくは発煙に至
る場合があるというような問題を派生するもので
あつた。 この考案は、かかる技術的背景に鑑みてなされ
たものであつて、容器内容物による腐食や、加熱
の際の変色、発煙を防止するとともに、すべり性
の向上による積重ねた容器の取り出し性の向上を
図り、しかも成形に際して潤滑油を不要としうる
飲食品用アルミニウム容器の提供を目的とするも
のである。 課題を解決するための手段 而してこの考案は、第1図及び第2図に示すよ
うに、アルミニウム基材1からなる容器本体2の
少なくとも内面に、ジルコニウム化合物、モノオ
レフインまたはオレフイン重合体、及び水酸基ま
たはカルボキシル基を有する重合体の混合皮膜3
が、ジルコニウム付着量を30mg/m2以上に規定さ
れた状態に被覆形成されてなることを特徴とする
飲食品用耐熱アルミニウム容器4を要旨とするも
のである。 容器本体2を構成するアルミニウム基材1は、
飲食品用容器として要求される強度、成形性その
他の性質を具備するものであればその組成等は特
に限定されるものではない。 前記混合皮膜3は、ジルコニウム化合物、モノ
オレフインまたはオレフイン重合体、及び水酸基
またはカルボキシル基を有する重合体とが水溶液
またはエマジヨンの状態に混合された処理液の塗
布、乾燥工程を経て形成されるものである。ここ
で前記ジルコニウム化合物としては例えばアンモ
ニウムジルコニウムカーボネート及びフルオロジ
ルコネートのアルカリ金属塩、アンモニウム塩等
をあげうる。また、モノオレフインまたはオレフ
イン重合体としては、エチレン、プロピレン、1
−ブテン、2−ブテン、イソブチレン、1−ペン
テン、2−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、
3メチル−1−ブテン、2−メチル−2ブテン、
1−ヘキセン、2,3−ジメチル−2−ブテン、
1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−
デセン等をあげうる。なかでもエチレン、プロピ
レンを用いるのが好ましい。水酸基またはカルボ
キシル基を有する重合体としては、例えばポリア
クリル酸、ポリビニルアルコール、セルロースの
ヒドロキシエチルエーテル、エチレン無水マレイ
ン酸、ポリビニルピロリジン、ポリビニルメチル
エーテル等があり、使用し得る分散粒子型の重合
体としてはアクリル共重合ラテツクス等がある。
なかでもポリアクリル酸が好ましい。ここで上記
3者の混合割合を説明すると、モノオレフインま
たはオレフイン重合体については10〜95部、より
好ましくは60〜90部とするのが良い。モノオレフ
インまたはオレフイン重合体の添加は特に皮膜自
身の成形性の向上に役立つものであるが95部を超
えると水溶性樹脂でなくなる。水酸基またはカル
ボキシル基を有する重合体については5〜50部、
より好ましくは10〜40部とするのが良い。ジルコ
ニウム化合物の割合はジルコニウムと両重合体合
計との比率がジルコニウム1に対して両重合体
0.5〜10部、より好ましくは1〜5部となるよう
な値とするのが良い。また混合皮膜形成用処理液
のアルミニウム基材表面への塗布方法としてはス
プレー法、浸漬法、ロールコート法、ハケ塗り法
等任意の方法を採用しうる。また被覆後の乾燥は
15〜300℃程度の温度で行うのが望ましい。乾燥
時間は乾燥温度により異なり、例えば200℃では
10秒程度行うのが良い。 ところでこの考案では、前記混合皮膜3はジル
コニウム付着量が30mg/m2以上に規定された状態
に形成されることを要件とする。ジルコニウムは
耐食性の向上に寄与するものであるが、30mg/m2
未満では、その効果に乏しい。逆に多くなつても
該効果の格別な増大がなく、むしろ材料の無駄に
よるコストアツプの欠点を派生することから、望
ましい付着範囲は30〜100mg/m2である。ジルコ
ニウム付着量の設定は、処理液の製作段階におい
て前記ジルコニウム化合物とモノオレフインまた
はオレフイン重合体及び水酸基またはカルボキシ
ル基を有する重合体との混合比率の調整によつて
行つても良く、あるいは処理液のアルミニウム基
材への塗布量の調整によつて行つても良い。この
場合塗布量すなわち混合皮膜量は5000mg/m2程度
以下とするのが皮膜厚さ等の点から望ましく、好
適には300mg/m2程度以下とするのが良い。 上記の混合皮膜3は、アルミニウム基材1を容
器本体2に成形したのちにおいて、容器本体2の
内面へ処理液を塗布し乾燥することにより被覆形
成しても勿論良いが、アルミニウム基材1の表面
に予め混合皮膜3を被覆形成した材料を、該混合
皮膜面が容器内面側となるように成形して容器と
した方が、混合皮膜面による成形性向上効果をも
併せて発揮でき、成形に際して潤滑油が不要とな
る等の点で好ましい。図示実施例の容器もこのよ
うにして製作されたものである。 なお、図示実施例では、容器本体2の内面のみ
に、混合皮膜3を皮膜形成した容器を示したが、
要すれば容器本体2の内外面に混合皮膜を形成す
るものとしても良い。 考案の効果 この考案に係る飲食品用耐熱アルミニウム容器
は、上述の次第で、アルミニウム基材からなる容
器本体の少なくとも内面に、ジルコニウム化合
物、モノオレフインまたはオレフイン重合体、及
び水酸基またはカルボキシル基を有する重合体の
混合皮膜が、ジルコニウム付着量を30mg/m2以上
に規定された状態に被覆形成されてなるものであ
る。このため該混合皮膜の存在によつて、後述の
実施例の参酌によつても明らかなように、耐熱性
に優れたものとなしえ、容器を加熱した場合にも
皮膜が変色したり発煙を生ずる虞れがない。しか
も、耐食性にも優れたものとなしえ、食品等を長
期にわたつて貯蔵保管した場合にも、容器内容物
による容器の腐食を防止しうる。さらにすべり性
にも優れたものとなしえ、容器を積重ね状態で保
管した場合にも、1個1個を分離状態で確実かつ
容易に取り出すことができ、取扱い上も極めて便
利なものとなしうる。さらにはまたアルミニウム
基材の表面に混合皮膜を予め被覆形成したアルミ
ニウム材料を用い、これを成形して容器とするこ
とによつて、成形性の向上を図り得て成形に際し
ての潤滑油を不要とすることができ、成形作業性
を向上することができるという効果もある。 実施例 次にこの考案の実施例を比較例との対比におい
て示す。 [実施例1] ZrO213%と水87%の混合液と、エチレン80部
とポリアクリル酸20部からなる材料の濃度13%水
溶液とを混合したものを原液とし、この原液を
10V/V(%)希釈したものを処理液として用意
した。そして該処理液を、JIS1200合金からなる
厚さ0.15mmのアルミニウム基材の表面にゴムロー
ルにて塗布し、次いで200℃×10秒間乾燥して供
試材を製作した。このときのジルコニウム付着量
は30mg/m2であつたる。 [実施例2] ジルコニウム付着量を70mg/m2に設定した以外
は実施例1と同一条件で供試材を製作した。 [比較例1] 上記と同一組成、同一形状の圧延上りのアルミ
ニウム基材からなる供試材(皮膜処理なし)を得
た。 [比較例2] 上記と同じアルミニウム基材表面に、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル系塗料を塗布したのち150℃×5
秒間の乾燥を行い、皮膜量2g/m2の樹脂皮膜を
被覆形成した供試材を製作した。 上記により得た4種類の供試材につき、次のよ
うな試験を行つた。 [耐食性試験] 前記4種類の供試材につき、JISZ2371に準じ
る塩水噴霧を150時間施した場合の表面の腐蝕状
態を調べた。その結果を○:腐蝕が認められなか
つたもの、△:軽微な腐蝕が認められたもの、
×:腐蝕の程度が激しいもの、として第1表に示
す。また各供試材について、95℃以上の熱水に30
分間浸漬した場合の表面の変色状態を調べた。そ
の結果を○:変色が認められなかつたもの、△:
軽微な変色が認められたもの、×:変色の程度が
激しいもの、として第1表に示す。 [成形性試験] 各供試材を直径12cm、深さ3.5mmの容器にプレ
ス成形して、成形品の内側周面におけるアルミニ
ウムの肌荒れ状態を調べた。その結果を○:肌荒
れが認められなかつたもの、×:肌荒れが認めら
れたもの、として第1表に示す。 [すべり性試験] 各供試材の表面のすべり性を付着すべり試験機
で調べた。その結果を○:すべり性の良好なも
の、×:すべり性の良くないもの、として第1表
に示す。 [加熱試験] 各供試材をガスバーナーで直接加熱して、材料
表面の変色状態を調べた。その結果○:変色が認
められなかつたもの、×:茶〜黒色に変色したも
の、として第1表に示す。また同時に発煙の有無
も調べた。その結果を○:発煙が認められなかつ
たもの、×:発煙が認められたもの、として同じ
く第1表に示す。
ンのように、高温に晒されて使用される飲食品用
耐熱アルミニウム容器に関する。 なおこの明細書において、アルミニウムの語は
アルミニウム合金を含む意味で用いる。 従来の技術 従来、上記のような飲食品用アルミニウム容器
としては、アルミニウム基材を皿状ないしはカツ
プ状に成型したままのアルミニウム地肌の露出し
た状態のものが用いられていた。 考案が解決しようとする課題 ところがこのような容器では、食品等の貯蔵、
保管中に、容器内容物に含まれる水分、塩分、酸
等により容器が腐食し易いという欠点があつた。
また、積重ね状態で保管した容器を1個ずつ取り
出す場合、アルミニウム地肌のすべり性が悪いた
め、複数のものがくつつき合つて移動し、取り出
し性が良くないというような欠点もあつた。ある
いはまた容器成形時に、成形性向上のためアルミ
ニウム基材表面に潤滑油を塗布しなければなら
ず、成形作業が面倒であり、しかも成形後におい
ては、食品衛生上潤滑油を除去しなければなら
ず、益々作業が面倒であるというような欠点もあ
つた。 もつとも、容器内容物による腐食防止等のた
め、容器内面にビニルコーテイング等を施した容
器も提供されているが、この場合には内容物収容
状態のまま電子レンジ、オーブン、直火等による
加熱を行つた際に、熱により樹脂が分解し樹脂の
変色、黒化現象を生じたり、甚だしくは発煙に至
る場合があるというような問題を派生するもので
あつた。 この考案は、かかる技術的背景に鑑みてなされ
たものであつて、容器内容物による腐食や、加熱
の際の変色、発煙を防止するとともに、すべり性
の向上による積重ねた容器の取り出し性の向上を
図り、しかも成形に際して潤滑油を不要としうる
飲食品用アルミニウム容器の提供を目的とするも
のである。 課題を解決するための手段 而してこの考案は、第1図及び第2図に示すよ
うに、アルミニウム基材1からなる容器本体2の
少なくとも内面に、ジルコニウム化合物、モノオ
レフインまたはオレフイン重合体、及び水酸基ま
たはカルボキシル基を有する重合体の混合皮膜3
が、ジルコニウム付着量を30mg/m2以上に規定さ
れた状態に被覆形成されてなることを特徴とする
飲食品用耐熱アルミニウム容器4を要旨とするも
のである。 容器本体2を構成するアルミニウム基材1は、
飲食品用容器として要求される強度、成形性その
他の性質を具備するものであればその組成等は特
に限定されるものではない。 前記混合皮膜3は、ジルコニウム化合物、モノ
オレフインまたはオレフイン重合体、及び水酸基
またはカルボキシル基を有する重合体とが水溶液
またはエマジヨンの状態に混合された処理液の塗
布、乾燥工程を経て形成されるものである。ここ
で前記ジルコニウム化合物としては例えばアンモ
ニウムジルコニウムカーボネート及びフルオロジ
ルコネートのアルカリ金属塩、アンモニウム塩等
をあげうる。また、モノオレフインまたはオレフ
イン重合体としては、エチレン、プロピレン、1
−ブテン、2−ブテン、イソブチレン、1−ペン
テン、2−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、
3メチル−1−ブテン、2−メチル−2ブテン、
1−ヘキセン、2,3−ジメチル−2−ブテン、
1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−
デセン等をあげうる。なかでもエチレン、プロピ
レンを用いるのが好ましい。水酸基またはカルボ
キシル基を有する重合体としては、例えばポリア
クリル酸、ポリビニルアルコール、セルロースの
ヒドロキシエチルエーテル、エチレン無水マレイ
ン酸、ポリビニルピロリジン、ポリビニルメチル
エーテル等があり、使用し得る分散粒子型の重合
体としてはアクリル共重合ラテツクス等がある。
なかでもポリアクリル酸が好ましい。ここで上記
3者の混合割合を説明すると、モノオレフインま
たはオレフイン重合体については10〜95部、より
好ましくは60〜90部とするのが良い。モノオレフ
インまたはオレフイン重合体の添加は特に皮膜自
身の成形性の向上に役立つものであるが95部を超
えると水溶性樹脂でなくなる。水酸基またはカル
ボキシル基を有する重合体については5〜50部、
より好ましくは10〜40部とするのが良い。ジルコ
ニウム化合物の割合はジルコニウムと両重合体合
計との比率がジルコニウム1に対して両重合体
0.5〜10部、より好ましくは1〜5部となるよう
な値とするのが良い。また混合皮膜形成用処理液
のアルミニウム基材表面への塗布方法としてはス
プレー法、浸漬法、ロールコート法、ハケ塗り法
等任意の方法を採用しうる。また被覆後の乾燥は
15〜300℃程度の温度で行うのが望ましい。乾燥
時間は乾燥温度により異なり、例えば200℃では
10秒程度行うのが良い。 ところでこの考案では、前記混合皮膜3はジル
コニウム付着量が30mg/m2以上に規定された状態
に形成されることを要件とする。ジルコニウムは
耐食性の向上に寄与するものであるが、30mg/m2
未満では、その効果に乏しい。逆に多くなつても
該効果の格別な増大がなく、むしろ材料の無駄に
よるコストアツプの欠点を派生することから、望
ましい付着範囲は30〜100mg/m2である。ジルコ
ニウム付着量の設定は、処理液の製作段階におい
て前記ジルコニウム化合物とモノオレフインまた
はオレフイン重合体及び水酸基またはカルボキシ
ル基を有する重合体との混合比率の調整によつて
行つても良く、あるいは処理液のアルミニウム基
材への塗布量の調整によつて行つても良い。この
場合塗布量すなわち混合皮膜量は5000mg/m2程度
以下とするのが皮膜厚さ等の点から望ましく、好
適には300mg/m2程度以下とするのが良い。 上記の混合皮膜3は、アルミニウム基材1を容
器本体2に成形したのちにおいて、容器本体2の
内面へ処理液を塗布し乾燥することにより被覆形
成しても勿論良いが、アルミニウム基材1の表面
に予め混合皮膜3を被覆形成した材料を、該混合
皮膜面が容器内面側となるように成形して容器と
した方が、混合皮膜面による成形性向上効果をも
併せて発揮でき、成形に際して潤滑油が不要とな
る等の点で好ましい。図示実施例の容器もこのよ
うにして製作されたものである。 なお、図示実施例では、容器本体2の内面のみ
に、混合皮膜3を皮膜形成した容器を示したが、
要すれば容器本体2の内外面に混合皮膜を形成す
るものとしても良い。 考案の効果 この考案に係る飲食品用耐熱アルミニウム容器
は、上述の次第で、アルミニウム基材からなる容
器本体の少なくとも内面に、ジルコニウム化合
物、モノオレフインまたはオレフイン重合体、及
び水酸基またはカルボキシル基を有する重合体の
混合皮膜が、ジルコニウム付着量を30mg/m2以上
に規定された状態に被覆形成されてなるものであ
る。このため該混合皮膜の存在によつて、後述の
実施例の参酌によつても明らかなように、耐熱性
に優れたものとなしえ、容器を加熱した場合にも
皮膜が変色したり発煙を生ずる虞れがない。しか
も、耐食性にも優れたものとなしえ、食品等を長
期にわたつて貯蔵保管した場合にも、容器内容物
による容器の腐食を防止しうる。さらにすべり性
にも優れたものとなしえ、容器を積重ね状態で保
管した場合にも、1個1個を分離状態で確実かつ
容易に取り出すことができ、取扱い上も極めて便
利なものとなしうる。さらにはまたアルミニウム
基材の表面に混合皮膜を予め被覆形成したアルミ
ニウム材料を用い、これを成形して容器とするこ
とによつて、成形性の向上を図り得て成形に際し
ての潤滑油を不要とすることができ、成形作業性
を向上することができるという効果もある。 実施例 次にこの考案の実施例を比較例との対比におい
て示す。 [実施例1] ZrO213%と水87%の混合液と、エチレン80部
とポリアクリル酸20部からなる材料の濃度13%水
溶液とを混合したものを原液とし、この原液を
10V/V(%)希釈したものを処理液として用意
した。そして該処理液を、JIS1200合金からなる
厚さ0.15mmのアルミニウム基材の表面にゴムロー
ルにて塗布し、次いで200℃×10秒間乾燥して供
試材を製作した。このときのジルコニウム付着量
は30mg/m2であつたる。 [実施例2] ジルコニウム付着量を70mg/m2に設定した以外
は実施例1と同一条件で供試材を製作した。 [比較例1] 上記と同一組成、同一形状の圧延上りのアルミ
ニウム基材からなる供試材(皮膜処理なし)を得
た。 [比較例2] 上記と同じアルミニウム基材表面に、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル系塗料を塗布したのち150℃×5
秒間の乾燥を行い、皮膜量2g/m2の樹脂皮膜を
被覆形成した供試材を製作した。 上記により得た4種類の供試材につき、次のよ
うな試験を行つた。 [耐食性試験] 前記4種類の供試材につき、JISZ2371に準じ
る塩水噴霧を150時間施した場合の表面の腐蝕状
態を調べた。その結果を○:腐蝕が認められなか
つたもの、△:軽微な腐蝕が認められたもの、
×:腐蝕の程度が激しいもの、として第1表に示
す。また各供試材について、95℃以上の熱水に30
分間浸漬した場合の表面の変色状態を調べた。そ
の結果を○:変色が認められなかつたもの、△:
軽微な変色が認められたもの、×:変色の程度が
激しいもの、として第1表に示す。 [成形性試験] 各供試材を直径12cm、深さ3.5mmの容器にプレ
ス成形して、成形品の内側周面におけるアルミニ
ウムの肌荒れ状態を調べた。その結果を○:肌荒
れが認められなかつたもの、×:肌荒れが認めら
れたもの、として第1表に示す。 [すべり性試験] 各供試材の表面のすべり性を付着すべり試験機
で調べた。その結果を○:すべり性の良好なも
の、×:すべり性の良くないもの、として第1表
に示す。 [加熱試験] 各供試材をガスバーナーで直接加熱して、材料
表面の変色状態を調べた。その結果○:変色が認
められなかつたもの、×:茶〜黒色に変色したも
の、として第1表に示す。また同時に発煙の有無
も調べた。その結果を○:発煙が認められなかつ
たもの、×:発煙が認められたもの、として同じ
く第1表に示す。
【表】
上記結果から明らかなように、この考案に係る
容器は、耐食性、すべり性ともに優れ、加熱の際
にも皮膜の変色や発煙が生じる虞れのない耐食性
に優れたものであることを確認しえた。またアル
ミニウム基材に予め混合皮膜を形成した材料を容
器に成形する場合には、成形性にも優れるもので
あることもわかる。
容器は、耐食性、すべり性ともに優れ、加熱の際
にも皮膜の変色や発煙が生じる虞れのない耐食性
に優れたものであることを確認しえた。またアル
ミニウム基材に予め混合皮膜を形成した材料を容
器に成形する場合には、成形性にも優れるもので
あることもわかる。
第1図はこの考案に係る飲食品用耐熱アルミニ
ウム容器の断面拡大図、第2図は同じく容器の外
観斜視図である。 1……アルミニウム基材、2……容器本体、3
……混合皮膜、4……容器。
ウム容器の断面拡大図、第2図は同じく容器の外
観斜視図である。 1……アルミニウム基材、2……容器本体、3
……混合皮膜、4……容器。
Claims (1)
- アルミニウム基材からなる容器本体の少なくと
も内面に、ジルコニウム化合物、モノオレフイン
またはオレフイン重合体、及び水酸基またはカル
ボキシル基を有する重合体の混合皮膜が、ジルコ
ニウム付着量を30mg/m2以上に規定された状態に
被覆形成されてなることを特徴とする飲食品用耐
熱アルミニウム容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986194249U JPH052414Y2 (ja) | 1986-12-17 | 1986-12-17 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986194249U JPH052414Y2 (ja) | 1986-12-17 | 1986-12-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6399814U JPS6399814U (ja) | 1988-06-28 |
| JPH052414Y2 true JPH052414Y2 (ja) | 1993-01-21 |
Family
ID=31151049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986194249U Expired - Lifetime JPH052414Y2 (ja) | 1986-12-17 | 1986-12-17 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH052414Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61259947A (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-18 | 東洋製罐株式会社 | ネツクイン加工罐 |
-
1986
- 1986-12-17 JP JP1986194249U patent/JPH052414Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6399814U (ja) | 1988-06-28 |
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