JPH0524276Y2 - - Google Patents

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JPH0524276Y2
JPH0524276Y2 JP1986051158U JP5115886U JPH0524276Y2 JP H0524276 Y2 JPH0524276 Y2 JP H0524276Y2 JP 1986051158 U JP1986051158 U JP 1986051158U JP 5115886 U JP5115886 U JP 5115886U JP H0524276 Y2 JPH0524276 Y2 JP H0524276Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、二枚の円弧状彎曲刃体を駆動軸の軸
心周りで掬い取り状に回転させて樹木の根部を鉢
付きに掘り上げる掘取機に係り、特に、前記円弧
状彎曲刃体を主要部として構成される掘削部の構
造に関するものである。
(ロ) 従来の技術 上記のような掘取機は、例えば、実公昭58−
33874号公報や、特公昭59−1451号公報などによ
つて知られているところであるが、従来のもの
は、二枚の円弧状彎曲刃体が、平面視で円状を呈
するように地表部にあつて180度位相を異ならせ
て位置される待機位置から互いに接近する方向に
回転移行して土中を掘進し、樹木を根鉢付きに掘
り上げるように構成されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 したがつて、従来の掘取機において、二枚の円
弧状彎曲刃体が待機位置にある儘ではそれらによ
る囲繞空間内に掘取対象の樹木を導入することが
できないから、一方の円弧状彎曲刃体を、掘削回
転方向とは異なる横側方に開動できるように構成
して、掘取作業を開始するに先立ち、一方の刃体
を横側方に開動させて開放口から囲繞空間内に掘
取対象の樹木を導入し、その後に円弧状刃体を所
期のように閉動する所作が必要になり、又、掘り
上げた樹木を、両刃体で支えて所望の場所に運ん
だ後においても、一方の円弧状彎曲刃体を横側方
に開動しなければ樹木が抜け外れないので、それ
らの所作が面倒で作業能率がよくないという問題
があつた。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされた
ものであり、二枚の円弧状彎曲刃体によつて樹木
を根鉢付きに掘り上げる掘取機でありながら、円
弧状彎曲刃体を掘削回転方向とは異なる方向に開
閉動するような所作が一切不要で、能率よく掘り
上げおよび運搬作業できるようにした掘削部構造
を提供するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 すなわち、本考案における掘取機の掘削部構造
は、互いに重なり合うことが可能な二枚の円弧状
彎曲刃体b1,b2の後端側を、車体中心線に平
行する前後方向軸心Pの駆動軸12に共通に取着
支持するとともに、両刃体b1,b2の前端側
を、前記軸心Pの前方延長線上に軸心を一致させ
て配設される支持軸18に共通に取着支持し、両
刃体b1,b2が駆動軸12によつて同一方向に
回転駆動されて、車体の横一側部の待機位置から
設定位置までは重なり合い状態で回転移行し、設
定位置以降は一方の刃体b1のみが回転移行する
ように構成したことを特徴とするものである。
(ホ) 作用 本考案の掘削部を備えた掘取機によれば、掘取
開始前の待機状態にあつては、二枚の円弧状彎曲
刃体b1,b2が互いに重なり合つて車体の横一
側部に位置し、車体の他方がわが開放されるよう
に位置し、その開放がわから掘取対象樹木を導き
入れて、二枚の円弧状彎曲刃体b1,b2に対し
て所定の部位に位置させることができる。
そうして、円弧状彎曲刃体b1,b2を回転開
始すると、両刃体b1,b2が、待機位置から設
定位置までの間は重なり合い状態の儘で同一方向
に回転し、樹木根部の土中を掬い取り状に掘削移
行し、設定位置以降では一方の刃体b1のみが更
に掘削移行することとなつて最終的には樹木の根
部が略半球状の鉢付きに切り離される。
樹木が根鉢付きに切り離された時点では、根鉢
部が回転方向に位置ずれした両刃体b1,b2に
よつて二個所支持に支えられるので安定のよい体
勢で持ち上げることができる。
しかして、掘り上げた樹木を、前記のように両
刃体b1,b2で安定よく支えて所望の場所に運
んだ後に、両刃体b1,b2を戻し方向に回転す
れば、両刃体b1,b2は設定位置で重なり合い
状態に復し、その後は重なり合い状態の儘で待機
状態に復帰するから、その復帰動によつて樹木の
根部から刃体を難なく抜き外すことができるので
ある。
(ヘ) 実施例 以下に本考案の実施態様を具体例の図面に基づ
いて詳細に説明するが、先ず、第2図と第3図と
によつて、掘取機全体の概略構成を説明する。
Aは掘取機の車体を示し、該車体Aはシヤーシ
1下部のクローラ走行部2,2を、シヤーシ1上
に搭載するエンジン3に連動連結して自走型に構
成され、車体の後部に設置される運転部(図に表
れていない)において、車体ならびに掘削部の制
御操作ができるように構成されている。
そして、シヤーシ1の前端部には、掘取伝動部
4を介して前記エンジン3に連動連結されるカウ
ンター軸5を備えたフレーム取付部6が設置され
ている。
フレーム取付部6には、昇降フレームFが取付
けられるが、該昇降フレームFは、基枠7とそれ
に取付けられる駆動機構8と、基枠7から前方に
延設される平面視略々つ字状の保持腕9と保持腕
先端から垂設される支持枠10とから構成されて
いる。
昇降フレームFの基枠7および駆動機構8の基
端部は、前記カウンター軸5の軸心を中心として
上下方向に揺動できるように取付けられ、車体A
との間に介装される油圧シリンダ11によつて昇
降作動できるように設けられている。
また、駆動機構8は、前記カウンター軸5に連
動連結する入力軸を後部に設置するとともに、車
体中心線に平行な軸心Pの駆動軸12をその前端
が前方に突出するようにして設置し、該駆動軸と
前記入力軸間を、ブレード振動用の起振機構13
やブレード回転機構14を具備する伝動部によつ
て連動連結して構成されている。
Bはブレードであつて、同一平面内において円
弧略弓状に彎曲するとともに、回転方向において
は適宜の巾を持つように形成された内外二重の刃
体b1,b2で構成されているのであり、その具
体的な構造例は第1図に図示されている。
つまり、内刃体b1の後側における円弧端部に
一体的に連設される軸継手体15を、外刃体b2
後側の円弧端部に開設される孔16に遊びをもつ
て貫挿して、その軸継手体15を、前記駆動軸1
2前端の軸継手体17に結合連結して、内外両刃
体b1,b2の後がわを支承するとともに、内外
両刃体b1,b2の前がわは、昇降フレームFの
支持枠10部に設置される支持軸18によつて回
転自在に支承させて装設されるのである。
支持軸18は、前記駆動軸12の軸心Pを延長
した軸心に一致する軸心をもつて自在軸受19に
より支持枠10に支承され、駆動軸12に向いて
延出する部分には、外刃体b2の前側における円
弧端部に設置されている過負荷クラツチの一方ク
ラツチ体20を遊嵌支持させ、さらに、一方クラ
ツチ体20嵌装部位から先端にかけてのスプライ
ン形設部分には、内刃体b1側に設置される他方
クラツチ体21のスプライン孔を軸心方向摺動自
在に嵌合させて支持させている。
そして、両クラツチ体20,21の対応面に
は、互いに係合し一定値を越える負荷が掛かると
滑りを起こす波形の係合面が形成され、内刃体b
1とバネ端止22との間に介装するスプリング2
3によつて通常時には前記の両係合面が係合状態
に保たれるように成されているのである。
尚、24,25,26は過負荷クラツチ部なら
びに両刃体の前側支持部を内包保護するカバー体
であり、また、27,28は外刃体b2の回転を
一定範囲に制限するストツパーであつて、前記支
持枠などの固定部材側の必要位置に設置されてい
るものである。
つぎに、具体例を作用を、第4図乃至第8図に
よつて説明する。
内外刃体b1,b2は、作動前の常態では第4
図のように互いに重なり合つた停止位置にある、
つまり、外刃体b2はストツパー27に制限され
た回転可能範囲の上限位置にあり、内刃体b1の
みは更に上方にも回動することが許される状態に
なつている。
掘取作業を行なう場合には、第3図のように昇
降フレームFが上昇し、両刃体b1,b2が作動
前の常態位置になつている車体Aを移動させるこ
とによつて、両刃体b1,b2から成るブレード
Bが、掘取対象の樹木に対して適正に位置するよ
うに調整設定する。
しかして、駆動機構8を作動させブレードBに
振動を付与しながら昇降フレームFを下降させて
行く、それによつてブレードBが下降し前がわ部
分から樹木根部の土中に切り込んで行く。そし
て、ブレード回転機構14を作動開始すれば、駆
動軸12が回転して、その動力は軸継手体15,
17からブレードBの内刃体b1に伝えられ、さ
らに、前がわの過負荷クラツチにおけるクラツチ
体20,21の係合部を経て外ブレードb2に伝
動されて、内外ブレードb1,b2は重なり合つ
た状態のままで、第4図の位置から時計方向に回
転して行き、ブレードB全体は、樹木根部の土中
を掘削することとなる。
そして、ブレードBの掘削回転が第6図に図示
する位置まで進むと、外刃体b2はストツパー2
8に接当してそれ以上回転しないように制限され
る。しかして、外刃体b2が停止すれば、クラツ
チ体20,21の係合面に過負荷が掛かつて、内
刃体b1がわのクラツチ体21を支持軸18の軸
心方向に沿つて係合が外れる方向に押す力として
作用するから、内刃体b1自体が弾性変形される
とともにスプリング23が圧縮されて、クラツチ
体20,21の係合面に滑りが生じる。
したがつて、駆動軸12から軸継手体15,1
7部を経て伝動し続けられている内刃体b1は、
外刃体b2がストツパー28に接当して停止させ
られるにかかわらず時計方向に作動されて行き、
第7図の状態を経て第8図の位置まで土中を掘削
することとなり、その結果、樹木根部の土壌は周
囲の土壌から略々半球状の鉢付状態に切り離され
るのである。そのようにして、鉢付状に掘削する
ことが終了した時点では、内外刃体b1,b2
は、第8図のように相互に位置ずれした状態にあ
るので、その儘昇降フレームFを上昇させると、
鉢付状の樹木は、鉢部の位置ずれした2箇所が内
外刃体b1,b2で支えられることになつて、安
定のよい支持状態で難なく持ち上げられるのであ
る。
掘取樹木を持ち上げた後は、車体Aを進行させ
て必要箇所に移動し掘取樹木を降ろすが、この時
には、第8図の掘削終了位置にある内刃体b1を
反時計方向に戻し作動させ、さらに、外刃体b2
をも反時計方向に戻し作動することによつて、鉢
部からブレードBを抜き外すのであり、戻し作動
させる内外刃体b1,b2は、作動開始前の常態
位置(第4図の位置)にて停止させて、次の掘取
り作業に備えるのである。
また、掘取機は、植樹場所に移植用の穴を明け
る場合にも活用されるのであるが、そのような作
業の場合には、ブレードBの内外刃体b1,b2
を、例えば第7図に示されるような位置、つまり
内外刃体b1,b2が相互に回転方向に位置ずれ
して維持される状態にして掘削作動させ、持上げ
排土量が多くなるようにして用いるのである。
(ト) 考案の効果 以上のように、本考案における掘取機の掘削部
構造は、互いに重なり合うことが可能な二枚の円
弧状彎曲刃体b1,b2の後端側を、車体中心線
に平行する前後方向軸心Pの駆動軸12に共通に
取着支持すると共に、両刃体b1,b2の前端側
を、前記軸心Pの前方延長線上に軸心を一致させ
て配設される支持軸18に共通に取着支持し、両
刃体b1,b2が駆動軸12によつて同一方向に
回転駆動されて、車体の横一側部の待機位置から
設定位置までは重なり合い状態で回転移行し、設
定位置以降は一方の刃体b1のみが回転移行する
ように構成したので、樹木に対して円弧状彎曲刃
体を所定のように位置させる為に円弧状彎曲刃体
を掘削回転方向とは異なる方向において開閉動す
るような事前・事後所作が一切不要になり、従来
の同種のものに比べ構造簡潔で操作の面倒さがな
くて、能率よく掘り上げ運搬作業できることとな
つた。
そして、孔掘り作業に利用する場合に、円弧状
彎曲刃体b1,b2を回転方向に任意に位置ずれ
させて維持することにより、一回当りの掘削土の
掬い上げ量を多くして能率的に孔掘りすることが
できるといつた付随的効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一具体例を示すもので、第1図
は本考案による掘取部の要部構造を示す断面図、
第2図は本考案による掘取部を実施した掘取機の
要部平面図、第3図は第2図に示した掘取機要部
の側面図、第4図乃至第8図は本考案掘取部の作
動説明図である。 12……駆動軸、P……駆動軸の軸心、B……
ブレード、b1……ブレードの内刃体、b2……
ブレードの外刃体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに重なり合うことが可能な二枚の円弧状彎
    曲刃体b1,b2の後端側を、車体中心線に平行
    する前後方向軸心Pの駆動軸12に共通に取着支
    持するとともに、両刃体b1,b2の前端側を、
    前記軸心Pの前方延長線上に軸心を一致させて配
    設される支持軸18に共通に取着支持し、両刃体
    b1,b2が駆動軸12によつて同一方向に回転
    駆動されて、車体の横一側部の待機位置から設定
    位置までは重なり合い状態で回転移行し、設定位
    置以降は一方の刃体b1のみが回転移行するよう
    に構成してあることを特徴とする掘取機における
    掘削部の構造。
JP1986051158U 1986-04-04 1986-04-04 Expired - Lifetime JPH0524276Y2 (ja)

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JPS62162956U JPS62162956U (ja) 1987-10-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5833874U (ja) * 1981-08-28 1983-03-05 株式会社横河電機製作所 サ−ボ弁
IT1151548B (it) * 1982-04-29 1986-12-24 Aic Approvvigio Ind Chim Procedimento di tintura uniforme di fibre poliacrilonitriliche e fibre poliestere modificate anioniche e prodotti ritardanti e/o egualizzanti per esso

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