JPH05245829A - 板状部材の皿孔穿孔装置 - Google Patents

板状部材の皿孔穿孔装置

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JPH05245829A
JPH05245829A JP8279392A JP8279392A JPH05245829A JP H05245829 A JPH05245829 A JP H05245829A JP 8279392 A JP8279392 A JP 8279392A JP 8279392 A JP8279392 A JP 8279392A JP H05245829 A JPH05245829 A JP H05245829A
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康之 中島
Zennosuke Yamazaki
善之助 山崎
Kazuhisa Nagahama
和久 永濱
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Abstract

(57)【要約】 【構成】第1のシーマ3はコアドリル1の刃部2の背後
からコアドリル1に装着されている。この研削刃部4は
刃部2側からその反対側に向かうにしたがって膨径して
おり、その先端の径は刃部2の外径よりも小さく設定さ
れてシーマ3とコアドリル1との境界側面部分の刃部側
には断面略三角形状の凹部が形成される。第2のシーマ
5の研削刃部6の先端の径はコアドリル1の刃部2の外
径よりも小さく設定されている。 【効果】凹凸のない強固な皿孔を短い作業工程で板状部
材に設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状部材に皿孔を形成
する穿孔装置に関するものであり、特に、建造物の外壁
としてガラス板からなる板状部材の取り付け具を装着す
るための皿孔の穿孔装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス板に皿孔をあける工程において、
ガラス板の一方の面から一気にコアドリル等の穿孔装置
によってガラス板を貫通させてしまうと、孔の周辺にい
わゆるハマカケが生じたり、大きな切り欠きやヒビ割れ
等が生じてしまっていた。
【0003】そこで、ガラス板の片方の面からコアドリ
ルによって穿孔し、ガラス板の途中までストレート孔を
設け、次いで、ガラス板のもう片方の面の同軸上にコア
ドリルによって穿孔して貫通させ、表裏の孔の多少のず
れをシーマによる皿孔加工によって修正するといった方
法が採られてきた。しかしながら、前記のような方法に
よって皿孔を穿孔しようとすると、昨今もっとも広く使
用されている上下単軸タイプの孔加工機では、工程の途
中でコアドリルからシーマにとりかえなければならず、
非常に手間のかかる工程であり、また、表裏の孔の多少
のずれをシーマによって皿孔加工を施しても、どうして
もその境界に微小な段差が生じてしまっていた。
【0004】そのため、コアドリルとシーマとを一体に
してドリル交換の不要な一度に皿孔加工を行う方法が提
案されており、一連の工程の中で、コアドリルによって
ストレート孔を形成し、それに続くシーマによって糸面
を形成し、その後、板状部材の表面に糸面の設けられた
ストレート孔の反対側の面からコアドリルと独立してい
る別のシーマによって皿孔加工を施すといった、工程中
にコアドリルとシーマとを交換する手間もなく、時間も
かからない方法で皿孔の穿孔を行ってきた。
【0005】上記の穿孔装置を図面に基づいて説明する
と、図3は従来の皿孔の穿孔装置の一例を示す要部断面
図であり、シーマ33はコアドリル31に一体となるよ
うにコアドリル31の刃部の背後に続くようにしてコア
ドリル31の刃部32側から差し込み装着されている。
このコアドリル31とシーマ33とが一体となった穿孔
具をガラス板の片面に当接して、コアドリル31の刃部
32によってストレート孔を設け、さらに穿孔装置を進
行させてシーマ33によって糸面加工を行い、その後、
同上の板状部材に対してコアドリル31とシーマ33と
が一体となった穿孔装置の反対側から別のシーマによっ
て皿孔加工を行うことによって、穿孔時間を短縮するこ
とができた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、刃部の
先端はほんの数回の穿孔でもすぐに刃こぼれ等の劣化が
生じてしまうものであるから、シーマがコアドリルの刃
部側から差し込み装着されて、コアドリルの刃部の外径
よりもシーマの先端の径のほうが大きい従来の穿孔具で
は、シーマ先端の刃部の刃こぼれがストレート孔の周縁
に設けられる糸面に直接影響を及ぼしてしまっていた。
すなわち、糸面との境界のストレート孔の周縁はその刃
こぼれのために充分削ることができずに、この境界には
削り残しが生じてしまい、滑らかに糸面とストレート孔
とを連続させることができなかった。また、コアドリル
は、刃部がシーマの装着される部分よりダイヤモンド層
の分だけ太くなっているため、刃部側から装着されたシ
ーマとコアドリルの間にはどうしてもがたつきが生じて
しまい、安定した装着の実現が困難であった。
【0007】さらに、このストレート孔の設けられた面
の反対側から皿孔加工するシーマの径がストレート孔の
内径よりも小さくないと、このシーマを何度か使用する
うちに生じてしまうシーマの傾斜状刃部の先端の刃こぼ
れによって、ストレート孔と皿孔加工部の境界の部分に
削り残しが生じてしまい、滑らかに皿孔とストレート孔
とを連続させることができないといった欠点を有してい
た。
【0008】これらストレート孔と皿孔加工部、糸面と
の境界に形成されてしまう削り残し等による凹凸の存在
は、特に建造物の外壁として板状部材を用いる際に、そ
の取り付けのために使用される皿孔によって板状部材の
自重を支える支持構造の場合には、これらのストレート
孔と皿孔加工部、糸面との境界に形成されてしまうほん
の少しの凹凸の存在によってでもその保持強度の著しい
低下を招き、板状部材の破損、さらにはこの板状部材の
落下の恐れを招いてしまう。
【0009】本発明の目的は、従来技術が有していた前
述の欠点を解決しようとするものであり、従来知られて
いなかった板状部材の皿孔の穿孔装置を新規に提供する
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するためになされたものであり、略円錐台状の断面
傾斜形状となっている部分に研削刃部を有する第1のシ
ーマを、先端部に刃部を有する円筒形状のコアドリルに
装着した穿孔具と、前記穿孔具のコアドリルと対向して
同軸上に配された皿孔加工部を形成するための第2のシ
ーマとが、皿孔穿孔される板状部材の上下に備えられた
ドリル回転装置にそれぞれ装着されてなる板状部材の皿
孔穿孔装置であって、前記第1のシーマはその研削刃部
側の先端の径が前記コアドリルの刃部外径よりも小さく
設定され、かつ、前記第1のシーマの径は前記コアドリ
ルの刃部の反対側に向かうにしたがって膨径拡大されて
おり、これらによって第1のシーマの研削刃部先端とコ
アドリルの刃部の背後との境界部分に凹部が形成され、
前記第2のシーマはその研削刃部先端の径が前記コアド
リルの刃部外径よりも小さいことを特徴とする板状部材
の皿孔穿孔装置を提供するものである。
【0011】
【作用】本発明における穿孔装置は、第1のシーマをコ
アドリルの刃部の反対側からこの刃部の背後に装着して
両者を一体とし、その接合部におけるシーマの研削刃部
の先端の径が、コアドリルの刃部の外径よりも小さく、
両者の境界の断面は略三角形状にくぼんでいる。このた
め、シーマの研削刃部の先端の刃こぼれ等の劣化にとも
なう、コアドリルによって設けられるストレート孔とシ
ーマによって設けられる糸面との境界の削り残し等の凹
凸がなくなり、非常に滑らかなストレート孔、糸面およ
び両者の境界となる。
【0012】また、第2のシーマの研削刃部の先端の径
は、前記コアドリルによって設けられるストレート孔の
内径よりも小さいので、この研削刃部の先端が何度かの
研削によって刃こぼれ等の劣化が生じても、ストレート
孔と第2のシーマによって設けられる皿孔加工部との境
界は、削り残し等による凹凸のないきわめて滑らかなも
のとなる。
【0013】さらに、本発明による穿孔装置は、コアド
リルに第1のシーマが装着されて一体化されており、ス
トレート孔を設けた後に糸面を設ける作業が一連の工程
で行われ、ついで板状部材の反対側の面に第2のシーマ
によって皿孔加工を施すという、コアドリルとシーマの
交換作業が省かれた2工程の作業によって穿孔を行うこ
とができ、穿孔に要する時間は非常に短縮される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は、本発明の皿孔の穿孔装置の一例を示す要
部断面図である。穿孔具10は板状部材20にストレー
ト孔および糸面を形成するものであり、円筒形状のコア
ドリル1はその先端にダイヤモンド層からなる刃部2を
有し、この刃部2の背後から第1のシーマ3がコアドリ
ル1に装着されている。円錐台状のシーマ3はその断面
傾斜形状となっている部分に研削刃部4を有しており、
コアドリル1の刃部2側からその反対側に向かうにした
がって膨径している。
【0015】シーマ3の研削刃部4はコアドリル1によ
って形成されるストレート孔の周縁に糸面を形成するも
のであり、この研削刃部4の先端の径Aは、コアドリル
1の刃部2の外径Bよりも小さく設定され、シーマ3の
研削刃部先端とコアドリル1の刃部2の背後との境界部
分には、断面略三角形状の凹部を有している。
【0016】第2のシーマ5は板状部材に皿孔加工をす
るために用いるものであり、円錐台状のシーマ5はその
断面傾斜形状となっている部分に研削刃部6を有し、こ
の研削刃部6の先端の径Cはコアドリル1の刃部2の外
径Bよりも小さく設定されており、皿孔加工は主に研削
刃部6の先端よりも中程の部分で行われる。特に、この
研削刃部6の先端の径をコアドリル1の刃部2の外形よ
りも小さく内径よりも大きくとっておくことは、より滑
らかな皿孔が得られる点で好ましい。
【0017】これらの穿孔具10および第2のシーマ5
は、それぞれの刃部側が皿孔穿孔される板状部材20を
はさんで対向するように同軸上に配され、それぞれ上下
動を可能としたドリル回転装置(図示せず)に装着され
て、このドリル回転装置によって穿孔具10および第2
のシーマ5は回転しながら上下動が行われる。
【0018】なお、研削刃部4、6は刃部2と同様にダ
イヤモンド層からなっており、強度の点、穿孔精度の点
から鑑みてもダイヤモンド層からなることが好ましいも
のであるが、これら研削刃部4、6あるいは刃部2は超
硬鋼部材からなっていてもよい。また、第1のシーマ3
の研削刃部先端とコアドリル1の刃部2の背後との境界
部分に設けられる凹部は、特に断面三角形状に特に限定
されるものではなく、凹部さえ設けられていればその形
状は問わない。
【0019】次に、本発明の皿孔の穿孔装置の使用につ
いて説明する。図2は、本発明の皿孔の穿孔装置を用い
た皿孔の穿孔工程を示す概念断面図である。前記穿孔具
10と第2のシーマ5は、上下単軸タイプのドリル回転
装置(図示せず)にそれぞれ独立して上下に装着されて
いる。図2(a)に示すように、例えばガラス板等から
なる板状部材20の板表面に、上から前記穿孔具10の
コアドリル1を当接して、このドリルを徐々に下げてい
くことによってストレート孔をあける。さらに、前記装
置を下げることによってシーマ3の傾斜形状の研削刃部
4が前記ストレート孔の周縁を研削して傾斜形状の糸面
を形成し、板状部材20を貫通する少し手前で装置の下
降を止める。
【0020】この後、図2(b)に示すように、前記孔
の反対側の面、すなわち板状部材の下側面に、コアドリ
ルとは独立したシーマ5を当接して皿孔部を研削面取り
する。なお、これらの穿孔過程の間中は、板状部材の孔
加工周辺に冷却液を流し続けることによって、ダイヤモ
ンド層の異常過熱を防止することができる。
【0021】この皿孔穿孔を行うにあたって、ストレー
ト孔によって板状部材を貫通してしまわないように、板
状部材の厚さにあわせてコアドリルの長さやドリル回転
装置の上下動の範囲は事前に適宜変更され得るものであ
り、同様に第2のシーマ5が装着されているドリル回転
装置の上下動の範囲の変更等によって、所望の大きさや
深さの皿孔部を得ることができる。また、これら穿孔具
10および第2のシーマ5の位置関係は、その上下に特
に制限はなく、板状部材20の厚さ、種類等によって適
宜変更されるものであるが、皿孔加工は孔が貫通した後
に行われるものであり、板状部材20の下側からシーマ
5をあてがってやることによって冷却液が流れ落ちるこ
となく皿孔加工部に行き渡る点で、第2のシーマ5が下
部に装着されることが望ましい。
【0022】また、本発明の皿孔の穿孔装置によって皿
孔を設ける板状部材はガラス板に限定されるものではな
く、ポリカーボネート類、ポリスチレン類、ポリメチル
メタクリレート類等の有機材料からなる合成樹脂板等、
あるいはガラス板を含めたこれらを1枚以上積層したも
のであってもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、穿孔具は第1のシーマ
をコアドリルの刃部の反対側から装着して両者を一体化
したものであり、その接合部におけるシーマの研削刃部
の先端の径がコアドリルの刃部の外径よりも小さく、両
者の境界の断面は略三角形状にくぼんでいる。このた
め、シーマの研削刃部の先端の刃こぼれ等の劣化にとも
なう、コアドリルによって設けられるストレート孔とシ
ーマによって設けられる糸面との境界に削り残し等によ
る凹凸が生じてしまうということがなく、この両者の境
界、さらにはストレート孔、糸面各々を非常に滑らかな
ものとすることができる。さらに、前記のような装着に
よれば、第1のシーマはコアドリルに密着させることが
でき、がたつきのない穿孔装置を得ることができる。
【0024】また、第2のシーマの研削刃部の先端の径
は、コアドリルの刃部外径よりも小さいために、前記コ
アドリルによって設けられるストレート孔の内径よりも
小さく、この研削刃部の先端に何度かの研削によって刃
こぼれ等の劣化が生じても、ストレート孔と第2のシー
マによって設けられる皿孔加工部との境界は、削り残し
等による凹凸が生じずにきわめて滑らかなものとするこ
とができる。
【0025】このように、ストレート孔と皿孔加工部、
糸面との境界に凹凸がなく、滑らかな皿孔を得ることに
よって、この皿孔に取り付け具を装着して板状部材を建
造物の建物駆体に支持させる際に、板状部材の自重に耐
え、板状部材の破損、落下の恐れを解消することができ
る。
【0026】さらに、本発明による穿孔装置は、コアド
リルに第1のシーマが装着されて一体化された穿孔具に
よって、ストレート孔を設けた後に糸面を設ける作業が
一連の工程で行われ、ついで第2のシーマによって皿孔
加工を施すという、コアドリルとシーマの交換作業が省
かれた2工程の作業によって穿孔を行うことができ、穿
孔に要する時間は非常に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の皿孔の穿孔装置の一例を示す要部断面
【図2】本発明の皿孔の穿孔装置を用いた皿孔の穿孔工
程を示す概念断面図
【図3】従来の皿孔の穿孔装置を示す要部断面図
【符号の説明】
1 コアドリル 2 刃部 3 第1のシーマ 4 研削刃部 5 第2のシーマ 6 研削刃部 10 穿孔具 20 板状部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円錐台状の断面傾斜形状となっている部
    分に研削刃部を有する第1のシーマを、先端部に刃部を
    有する円筒形状のコアドリルに装着した穿孔具と、前記
    穿孔具のコアドリルと対向して同軸上に配された皿孔加
    工部を形成するための第2のシーマとが、皿孔穿孔され
    る板状部材の上下に備えられたドリル回転装置にそれぞ
    れ装着されてなる板状部材の皿孔穿孔装置であって、前
    記第1のシーマはその研削刃部側の先端の径が前記コア
    ドリルの刃部外径よりも小さく設定され、かつ、前記第
    1のシーマの径は前記コアドリルの刃部の反対側に向か
    うにしたがって膨径拡大されており、これらによって第
    1のシーマの研削刃部先端とコアドリルの刃部の背後と
    の境界部分に凹部が形成され、前記第2のシーマはその
    研削刃部先端の径が前記コアドリルの刃部外径よりも小
    さいことを特徴とする板状部材の皿孔穿孔装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003011545A1 (de) * 2001-07-27 2003-02-13 Schraml Glastechnik Gmbh Diamant-hohlbohrer
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