JPH071218Y2 - コアドリル - Google Patents
コアドリルInfo
- Publication number
- JPH071218Y2 JPH071218Y2 JP235892U JP235892U JPH071218Y2 JP H071218 Y2 JPH071218 Y2 JP H071218Y2 JP 235892 U JP235892 U JP 235892U JP 235892 U JP235892 U JP 235892U JP H071218 Y2 JPH071218 Y2 JP H071218Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core drill
- cutting edge
- outer diameter
- tip
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drilling Tools (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、板ガラスやセラミッ
クス等の脆性材料の穴明けに用いられるコアドリルに関
するものである。
クス等の脆性材料の穴明けに用いられるコアドリルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、窓ガラス等の板ガラスやセラミッ
クスなどを穴明けする工具として、図4に示すようにパ
イプ状の台金10の先端に、ダイヤモンド砥粒やCBN
砥粒等の超砥粒を接着して環状の切刃11を形成したコ
アドリルCが多く用いられている。
クスなどを穴明けする工具として、図4に示すようにパ
イプ状の台金10の先端に、ダイヤモンド砥粒やCBN
砥粒等の超砥粒を接着して環状の切刃11を形成したコ
アドリルCが多く用いられている。
【0003】このコアドリルCは、回転しながらガラス
B内に環状の切刃11が切り込み、中央にコアを残した
状態で穴明けを行なう。
B内に環状の切刃11が切り込み、中央にコアを残した
状態で穴明けを行なう。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のコア
ドリルは、図に示すように、切刃11の外径面と端面が
ストレートな形状で形成されており、加工中、ガラスと
面当りするコアドリルの端面からガラスBに大きな応力
が作用する。このため、穴明けが進行し、残ったガラス
Bの厚みが薄くなってくると、ガラスBがコアドリルC
からの応力に耐えられず、貫通時にガラスの下面側が破
損して、大きな欠けをつくる欠点がある。
ドリルは、図に示すように、切刃11の外径面と端面が
ストレートな形状で形成されており、加工中、ガラスと
面当りするコアドリルの端面からガラスBに大きな応力
が作用する。このため、穴明けが進行し、残ったガラス
Bの厚みが薄くなってくると、ガラスBがコアドリルC
からの応力に耐えられず、貫通時にガラスの下面側が破
損して、大きな欠けをつくる欠点がある。
【0005】従来、このような欠けを防止するため、ガ
ラス板の下側に捨てガラスを重ねて加工する方法や、ガ
ラス板の上下面からコアドリルで加工する方法が採られ
ているが、これらの方法では、作業時間や加工コストが
多くかかる問題がある。
ラス板の下側に捨てガラスを重ねて加工する方法や、ガ
ラス板の上下面からコアドリルで加工する方法が採られ
ているが、これらの方法では、作業時間や加工コストが
多くかかる問題がある。
【0006】また、従来のコアドリルでは、切刃11の
外径面全体がガラスBに接触するため、機械への取付け
にコアドリルに振れがあると、ドリルのみそすり現象を
起こし、上記振れが直接加工精度に影響する問題があ
る。このため、加工精度を保証するためには、ドリルの
取付けを高精度にし、振れを極力抑える必要があるが、
このようなドリルの取付けは、作業に著しい手間がかか
る欠点がある。
外径面全体がガラスBに接触するため、機械への取付け
にコアドリルに振れがあると、ドリルのみそすり現象を
起こし、上記振れが直接加工精度に影響する問題があ
る。このため、加工精度を保証するためには、ドリルの
取付けを高精度にし、振れを極力抑える必要があるが、
このようなドリルの取付けは、作業に著しい手間がかか
る欠点がある。
【0007】そこで、この考案は、上記の問題を解決
し、貫通時における工作物の欠けを抑制し、高い加工精
度で穴明けできるコアドリルを提供することを技術的課
題としている。
し、貫通時における工作物の欠けを抑制し、高い加工精
度で穴明けできるコアドリルを提供することを技術的課
題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案は、図1に示すように、パイプ状の台金1
の先端に、超砥粒を接着して環状の切刃2を形成し、上
記切刃2の外径面を先細の形状で形成し、その切刃の先
端部分2a及び最大外径部分2bを円弧面3、4とした
構造としたのである。
め、この考案は、図1に示すように、パイプ状の台金1
の先端に、超砥粒を接着して環状の切刃2を形成し、上
記切刃2の外径面を先細の形状で形成し、その切刃の先
端部分2a及び最大外径部分2bを円弧面3、4とした
構造としたのである。
【0009】なお、上記切刃は、その外径面全体を複数
の円弧面を複合して形成するようにしてもよい。
の円弧面を複合して形成するようにしてもよい。
【0010】
【作用】上記の構造においては、切刃2の先端部が円弧
状に細くなっているため、その先端部で貫通される工作
物の面積が小さくなり、貫通時の欠けが小さくなる。ま
た、先端部が貫通した後、その貫通孔を次第に大径とな
る切刃2の外径面が削り取り、刃先2の最大外径部分2
bが抜け切る時点で、貫通時に発生した欠けが取り除か
れる。
状に細くなっているため、その先端部で貫通される工作
物の面積が小さくなり、貫通時の欠けが小さくなる。ま
た、先端部が貫通した後、その貫通孔を次第に大径とな
る切刃2の外径面が削り取り、刃先2の最大外径部分2
bが抜け切る時点で、貫通時に発生した欠けが取り除か
れる。
【0011】また、切刃2は、外径面が工作物にテーパ
当りしながら穴明けを進行するため、工作物から切刃2
に加わる切削力によりコアドリルが芯出しされ、刃先の
みそすり現象の発生が防止される。
当りしながら穴明けを進行するため、工作物から切刃2
に加わる切削力によりコアドリルが芯出しされ、刃先の
みそすり現象の発生が防止される。
【0012】
【実施例】図1は、この考案に係るコアドリルを示して
いる。台金1は、薄肉パイプからなる硬質な金属から形
成され、その先端部分1aが、複数の円弧面3、4から
成る複合R形状で形成されている。すなわち、台金1の
先端は、小さな曲率半径R1 をもつ円弧面3で形成さ
れ、その円弧面3の後端側に、円弧面3と連続して大き
な曲率半径R2 をもつ円弧面4が形成されており、台金
1の先端部分の外径面は、全体として円弧面4から円弧
面3に向かって滑らかに縮径する先細形状で形成されて
いる。
いる。台金1は、薄肉パイプからなる硬質な金属から形
成され、その先端部分1aが、複数の円弧面3、4から
成る複合R形状で形成されている。すなわち、台金1の
先端は、小さな曲率半径R1 をもつ円弧面3で形成さ
れ、その円弧面3の後端側に、円弧面3と連続して大き
な曲率半径R2 をもつ円弧面4が形成されており、台金
1の先端部分の外径面は、全体として円弧面4から円弧
面3に向かって滑らかに縮径する先細形状で形成されて
いる。
【0013】また、上記台金1の先端部分1aの表面に
は、ダイヤモンド砥粒を電着により接着して環状の切刃
2が形成されている。この切刃2の最大外径部分2b
(円弧面4の頂点部分)は、砥粒層形成後ツルーイング
加工により寸法出しされ、高い外径精度が確保されてい
る。
は、ダイヤモンド砥粒を電着により接着して環状の切刃
2が形成されている。この切刃2の最大外径部分2b
(円弧面4の頂点部分)は、砥粒層形成後ツルーイング
加工により寸法出しされ、高い外径精度が確保されてい
る。
【0014】上記構造で成る実施例のコアドリルAを用
いて、ガラスを穴明けした場合、図2に示すようにガラ
スBにおいて残った加工厚みの部分Tが最も強度が弱く
なるが、コアドリルAの切刃2の先端部が円弧状に細く
なっているため、切刃2からガラスに加わる応力が小さ
くなる。加えて、切刃先端で貫通される面積が小さくな
るため、切刃貫通時のガラスの欠けを小さくすることが
できる。
いて、ガラスを穴明けした場合、図2に示すようにガラ
スBにおいて残った加工厚みの部分Tが最も強度が弱く
なるが、コアドリルAの切刃2の先端部が円弧状に細く
なっているため、切刃2からガラスに加わる応力が小さ
くなる。加えて、切刃先端で貫通される面積が小さくな
るため、切刃貫通時のガラスの欠けを小さくすることが
できる。
【0015】また、切刃2の先端部が貫通した後は、コ
アドリルAからガラスBに加わる応力が小さくなり、さ
らに貫通孔を、次第に大径となる切刃2の外径面が削り
取り、切刃2の最大外径部分2bが抜け切った時点で
は、先端部の貫通時に発生した欠けがほとんど取り除か
れる。このため、裏面に残留する欠けを著しく減少させ
ることができる。
アドリルAからガラスBに加わる応力が小さくなり、さ
らに貫通孔を、次第に大径となる切刃2の外径面が削り
取り、切刃2の最大外径部分2bが抜け切った時点で
は、先端部の貫通時に発生した欠けがほとんど取り除か
れる。このため、裏面に残留する欠けを著しく減少させ
ることができる。
【0016】また、上記コアドリルAの切刃2は、外径
面がガラスBにテーパ当りしながら穴明けを進行するた
め、ガラスからの切削抵抗によってコアドリルが芯出し
され、切刃2の最大外径部分2bが加工に関与する時点
では、ドリル取付け時の振れの影響が極力抑えられた状
態となる。したがって、ツルーイングにより寸法精度が
確保された切刃の最大外径部分2bによって、穴明けの
加工精度が決定されることになり、高い寸法精度を保証
することができる。
面がガラスBにテーパ当りしながら穴明けを進行するた
め、ガラスからの切削抵抗によってコアドリルが芯出し
され、切刃2の最大外径部分2bが加工に関与する時点
では、ドリル取付け時の振れの影響が極力抑えられた状
態となる。したがって、ツルーイングにより寸法精度が
確保された切刃の最大外径部分2bによって、穴明けの
加工精度が決定されることになり、高い寸法精度を保証
することができる。
【0017】図3は、他の実施例を示す。この例では、
切刃2′の先端部と最大外径部分をそれぞれ円弧面3、
4で形成し、その両円弧面3、4をストレートな傾斜面
5で接続している。このように円弧面3、4の間を傾斜
面5で形成するようにしても、上述と同じ作用を得るこ
とができる。
切刃2′の先端部と最大外径部分をそれぞれ円弧面3、
4で形成し、その両円弧面3、4をストレートな傾斜面
5で接続している。このように円弧面3、4の間を傾斜
面5で形成するようにしても、上述と同じ作用を得るこ
とができる。
【0018】<実験例> 図1の形状をした台金(外径10mm、内径4mm)の先端
に、粒度80メッシュのダイヤモンド砥粒を電着して切
刃を形成し、そのコアドリルを用いて、厚み15mmのア
ルミナ板に10個の貫通孔を加工した。
に、粒度80メッシュのダイヤモンド砥粒を電着して切
刃を形成し、そのコアドリルを用いて、厚み15mmのア
ルミナ板に10個の貫通孔を加工した。
【0019】加工の結果、上記10個の貫通孔の裏面の
欠けは、全て0.2〜0.8mmの範囲にあり、また、各
貫通孔の穴径公差は、0.01mm以内の値が得られた。
欠けは、全て0.2〜0.8mmの範囲にあり、また、各
貫通孔の穴径公差は、0.01mm以内の値が得られた。
【0020】
【効果】この発明のコアドリルは、以上の構成としたこ
とにより、工作物の裏面の欠けを大きく減少でき、高い
加工精度を安定して保証することができる。したがっ
て、この発明のコアドリルを用いれば、貫通孔加工にお
いてドリル加工とリーマ加工とを同時に行なうことがで
き、加工工程の大巾な削減が図れる効果がある。
とにより、工作物の裏面の欠けを大きく減少でき、高い
加工精度を安定して保証することができる。したがっ
て、この発明のコアドリルを用いれば、貫通孔加工にお
いてドリル加工とリーマ加工とを同時に行なうことがで
き、加工工程の大巾な削減が図れる効果がある。
【図1】この考案に係るコアドリルの断面図
【図2】同上の加工状態を示す断面図
【図3】他の実施例を示す断面図
【図4】従来例を示す断面図
【符号の説明】 1 台金 2、2′ 切刃 2a 先端部分 2b 最大外径部分 3、4 円弧面 5 傾斜面 A コアドリル
Claims (2)
- 【請求項1】 パイプ状の台金の先端に、超砥粒を接着
して環状の切刃を形成したコアドリルにおいて、上記切
刃の外径面を先細の形状で形成し、その切刃の先端部分
及び最大外径部分を円弧面としたことを特徴とするコア
ドリル。 - 【請求項2】 上記切刃の外径面全体を、複数の円弧面
を複合して形成したことを特徴とする請求項1に記載の
コアドリル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP235892U JPH071218Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | コアドリル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP235892U JPH071218Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | コアドリル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0624814U JPH0624814U (ja) | 1994-04-05 |
| JPH071218Y2 true JPH071218Y2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=11527046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP235892U Expired - Lifetime JPH071218Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | コアドリル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH071218Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003205410A (ja) * | 2002-01-11 | 2003-07-22 | Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp | 脆性材料用穴明け工具 |
| TWI238106B (en) | 2002-12-20 | 2005-08-21 | Miyanaga Kk | Blade edge structure for core drill |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP235892U patent/JPH071218Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0624814U (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |