JPH05246347A - リーチ型フォークリフトの制動装置 - Google Patents

リーチ型フォークリフトの制動装置

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JPH05246347A
JPH05246347A JP8484292A JP8484292A JPH05246347A JP H05246347 A JPH05246347 A JP H05246347A JP 8484292 A JP8484292 A JP 8484292A JP 8484292 A JP8484292 A JP 8484292A JP H05246347 A JPH05246347 A JP H05246347A
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braking
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郁也 刀谷
Shigeru Hirooka
茂 広岡
Koji Oda
耕治 織田
Shinobu Tanaka
忍 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動時においてもフォークリフトの姿勢角が
変化することなく、しかも確実な制動動作を得るフォー
クリフトの制動装置を提供する事。 【構成】 リーチ型フォークリフト1のブレーキ操作を
検出するブレーキ操作検出手段を設け、通常走行時には
左右のロードホイール5、6をアッカーマン操向しうる
と共に、前記ブレーキ操作検出手段によりブレーキ操作
が検出された場合、少なくとも左右のロードホイール
5、6のいずれか一方をアッカーマン操向させないよう
操舵制御する制御装置を備えてなる構成とし、路面とロ
ードホイール5若しくは6との摩擦力により姿勢変化を
防止し、制動距離を短縮しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リーチ型フォークリフ
トの制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、左右のロードホイールを操舵可能
に構成し、全方向に走行可能なリーチ型フォークリフト
が提案されている。これを図10に基づき説明すると、
リーチ型フォークリフト(以下、単にフォークリフトと
いう)1は、本体部2と、該本体部2から突出する左右
のストラドルアーム20、20各々にロードホイール
5、6を操舵可能に支持すると共に、前記本体部2にハ
ンドル3にて操舵可能なドライブホイール4を備えてい
る。
【0003】ドライブホイール4は、本体部2に対し、
ハンドル3と機械的に連係する旋回自在な旋回ギヤ17
に支承され、該旋回ギヤ17には、その回転量を検出し
得るポテンショメータ18が取り付けられ、これにより
ドライブホイール4の操舵角を検出しうる。尚、図示し
ていないが、ドライブホイール4の側方には走行安定性
を確保すべくキャスタ輪が配されている。
【0004】また、前記ストラドルアーム20、20間
には、前後にスライドしうると共に、リフトシリンダ
(不図示)にて昇降動可能に荷役具7が装着されてい
る。
【0005】ロードホイール5、6はストラドルアーム
20に対し旋回自在な旋回ブラケット8、9に各々回動
自在に支承されており、該旋回ブラケット8、9にはチ
ェーン、或いはベルト等の伝導具10、10を介してス
テアリングモータ11、12が各々装着される。従っ
て、前記ステアリングモータ11、12を回転駆動する
事により、左右のロードホイール5、6を各々操舵中心
点L、Rを中心として操舵される。
【0006】前記ステアリングモータ11、12の出力
軸には、その回転量を検出し得るポテンショメータ1
3、14が取り付き、左右のロードホイール5、6の操
舵角を検出しうるよう構成される。
【0007】又、本体部2には制御装置16が設けられ
る。制御装置16には、前記ポテンショメータ18、1
3、14の検出信号が入力され、これにより、いわゆる
アッカーマン操向に基づき操舵制御されるものである。
【0008】アッカーマン操向とは、例えば、横走行モ
ードが選択されている場合には、図6に示す如く、右ロ
ードホイール6を直角に固定し、該右ロードホイール6
の回転軸の延長線HR とドライブホイール4の回転軸の
延長線HF との交点Pがフォークリフトの旋回中心点と
なり、該旋回中心点Pに左ロードホイール5の回転軸の
延長線HL が一致するよう操舵制御するもので、このよ
うに理論上一の旋回中心点を中心として旋回させること
により、円滑な旋回状態を保ちうるものである
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォークリ
フト1のブレーキ装置は、前記ドライブホイール4にの
み装備されているものであり、左右のロードホイール
5、6は回転方向については、所謂自由輪として構成さ
れている。従って、図9に示す走行方向の場合、走行中
において急制動をかけると、ドライブホイール4と走行
路面との接触点を中心に左右のロードホイール5、6が
転動してしまい、フォークリフト1の姿勢角が大きく変
化する(図においてφ)という問題がある。かかる問題
は、荷に対して正確に位置合わせを必要とするフォーク
リフトにとっては極めて重要な課題となる。
【0010】本発明は上記実状に鑑み案出されたもの
で、その目的は、制動時においてもフォークリフトの姿
勢角が変化することなく、しかも確実な制動動作を得る
フォークリフトの制動装置を提供する事にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右のストラ
ドルアーム各々にロードホイールを操舵可能に支持する
と共に、該左右のロードホイールの操舵角を検出する手
段を備え、ハンドルにて操舵可能なドライブホイール及
び該ドライブホイールの操舵角を検出し得る手段を備え
たリーチ型フォークリフトにおいて、該リーチ型フォー
クリフトのブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手
段を設け、通常走行時には左右のロードホイールをアッ
カーマン操向しうると共に、前記ブレーキ操作検出手段
によりブレーキ操作が検出された場合、少なくとも左右
のロードホイールのいずれか一方をアッカーマン操向さ
せないよう操舵制御する制御装置を備えてなる構成を基
本としたものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、フォークリフトの通常走行時
には、アッカーマン操向により円滑な操舵が行える。
又、フォークリフトを停止させようとしてブレーキ操作
がなされると、左右のロードホイールのいずれか一方
は、アッカーマン操向とならないよう操舵制御される。
これにより、通常の制動力に、アッカーマン操向となら
ないよう操舵制御されたロードホイールと走行路面との
摩擦力が加わるため、より確実な制動効果を得ると共
に、制動時に発生していたフォークリフトの姿勢角が変
化するのを防止しうる。
【0013】
【実施例】本発明の第一実施例を以下、図面に基づき説
明するが、従来と同一箇所については、従来と同一の番
号を付しその説明は省略する。
【0014】図1の如く、前記ドライブホイール4に
は、図示しない周知のブレーキ装置が装備されており、
該ブレーキ装置は運転室21に設けられたブレーキペダ
ル22の踏み込みにより解除され、逆にブレーキペダル
22から足を離すと制動状態となる、所謂デッドマンブ
レーキが採用されている。
【0015】前記ブレーキペダル22には、その踏み込
み状態を検出しうるブレーキ操作検出手段としてのリミ
ットスイッチ23が設けられている。図4には、前記ブ
レーキペダル22の踏み込み量と、リミットスイッチ2
3との関係を示す。図4においてブレーキペダル22の
踏み込み量がmax、即ち前記ブレーキペダル22を目
一杯踏み込んでいる状態では、上述の如く制動状態が解
除された状態にある。
【0016】次に、前記ブレーキペダル22の踏み込み
量kがmaxの状態から、徐々にブレーキペダル22か
ら足を離していき、その踏み込み量kが減少すると、上
述の如く、これに応じてブレーキ装置によりドライブホ
イールと路面との間に制動作用が得られるのであるが、
ブレーキペダル22の踏み込み量kが、k2<kまでの
間は、いわゆる機械的遊びのストロークである。
【0017】然して、さらにブレーキペダル22から足
を離していき、ブレーキペダル22の踏み込み量kが、
k2よりも小さくなると、当該踏み込み量に反比例して
ドライブホイール4にブレーキ装置による制動作用が得
られる。
【0018】さらに、ブレーキペダル22から足を離し
ていき、ブレーキペダル22の踏み込み量が、k1>k
となると、ドライブホイール4にブレーキ装置による制
動作用が増大すると共に、本発明による制動作用を得
る。これについては後述する。
【0019】図2には本発明の制御装置24のブロック
図を示す。図の如く制御装置24は、A/Dコンバー
タ、プログラム等が記憶されるROM、作業用メモリで
あるRAM、マイクロプロセッサであるMPU、D/A
コンバータ及びモータコントローラ19とから構成さ
れ、これらはバスライン若しくはI/Oにより結ばれて
いる。
【0020】A/Dコンバータには、各ポテンショメー
タ18、14、13からドライブホイール4の操舵角θ
D 及び左右ロードホイール5、6の操舵角θL 、θR に
対応した電圧が入力される。又、これらの信号は、A/
Dコンバータにてデジタル信号に変換される。
【0021】前記ブレーキペダル22の踏み込み状態を
検出しうるリミットスイッチ23の検出信号は、MPU
のI/Oに入力されている。
【0022】上記各信号に基づいて、MPUにより左右
ロードホイール5、6の操舵角θL、θR の演算が行わ
れる。尚、この演算処理手順はROMに記憶されてい
る。
【0023】また、MPUにて演算された左右のロード
ホイール5、6の操舵角θL 、θRは、該演算結果と現
在の操舵角の検出値との偏差に基づいて、左右のロード
ホイール5、6の旋回速度が決定され、D/Aコンバー
タにてアナログ変換された後、モータコントローラ19
を経て左右のステアリングモータ11、12各々へと出
力される。
【0024】尚、モータコントローラ19には、MPU
からI/Oを介して制御信号が入力され、ステアリング
モータ11、12の正転、逆転、異常時の強制ロック等
のコントロールが行われるものである。
【0025】次に、本発明の作用について、図3に示す
フローチャートに基づき説明する。先ず、アッカーマン
操向のための左右ロードホイール5、6の操舵角θL 、
θRを演算する(S1、S2)。ここで、該演算方法に
ついて説明すると、図6の如くドライブホイール4の操
舵中心点Dを原点(0,0)とする直交座標系を考え、
左右のロードホイール5、6の操舵中心点L、Rの各座
標を(xL ,yL )、(xR ,yR )とすると、前記延
長線HR は数1の直線方程式として表すことができる。
【数1】
【0026】又、ドライブホイールの延長線HF は、数
2で表す事ができる。
【数2】
【0027】両者を連立して解くと、旋回中心点Pの座
標(xP ,yP )は、数3及び数4で表す事ができる。
【数3】
【数4】
【0028】従って、左ロードホイールの操舵角θL
は、数5で求める事ができる。
【数5】
【0029】次に、ブレーキペダル22の踏み込み状態
を検出するリミットスイッチ23がONとなっているか
を調べ(S3)、該リミットスイッチ23がOFFであ
れば(S3でN)、前述のアッカーマン操向に基づく左
右のロードホイール5、6の操舵角θL 、θR を出力す
る(S6)。
【0030】又、リミットスイッチ23がONとなって
いれば(S3でY)、左右ロードホイールの操舵角θL
、θR を任意に定めた固定角度θGL,θGRとして出力
する(S4、S5、S6)。
【0031】前記左右のロードホイール5、6の操舵角
の固定角度θGL,θGRは、例えば図5に示す如く、左右
ロードホイール5、6の走行方向(図において点線で示
す)が、ドライブホイール4の操舵中心点Dと一致しう
るような角度として選択することができる。
【0032】これによれば、前記ドライブホイール4と
走行路面との接触点を中心にフォークリフトの重心に慣
性力が作用して車体が回転しようとしても、左右のロー
ドホイールは、転動し得ない状態に操舵されているた
め、路面との間に数6で示すような摩擦力Fが発生し、
フォークリフトの姿勢変化を極力抑えることができる。
但し、μは走行路面とロードホイールとの間の摩擦係
数、NL 、NR は左右ロードホイール5、6の垂直力で
ある。
【数6】
【0033】又、制動状態において採用する、左右ロー
ドホイールの操舵角の固定値を上記実施例に限定する趣
旨と解してはならない。即ち、フォークリフト1の停止
時に姿勢変化を抑えるためには、その瞬間にアッカーマ
ン操向が行われないようにすれば足りるからであり、本
例では最大の制動効果を得るものを例示したに過ぎな
い。従って、前記左右ロードホイールの操舵角の固定値
は、任意に選択し得るものであり、アッカーマン操向に
基づかない操舵角であれば良い。
【0034】さらに、本例では、左右ロードホイール
5、6両方を固定角度として出力するものを例示してい
るが、いずれか一方ロードホイールのみについて行うこ
ともできる。かかる場合には、図3に示すフローチャー
トでは、ステップS4、S5のいずれか1つを省略する
事ができる。
【0035】図7、図8には他の実施例を示す。本例
は、通常のリーチ型フォークリフトと同様のノーマル走
行モード(左右のロードホイール5、6の操舵角θL 、
θR が共に零に固定)が選択されている場合である。
【0036】先ず、左右のロードホイール5、6の操舵
角θL 、θR を共に零とするが(T1、T2)、前述の
如くブレーキペダル22の踏み込み量が所定量以下、即
ち運転者が急制動を要求している場合には(T3で
Y)、左右のロードホイールの操舵角θL 、θR を略
「ハ」の字状になる如く、θL 、θR の固定角度を定め
るようにする事もできる。尚、ブレーキペダル22の踏
み込み量が所定量以上、即ちリミットスイッチ23がO
Nとなっていない場合には(T3でN)、直進状態が保
たれる。
【0037】以上、詳述したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変形する事ができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用した結果、
制動時に発生したフォークリフトの姿勢変化を、左右の
ロードホイールにより発生する摩擦力により防止でき
る。従って、荷に対して正確な位置合わせが行え、荷役
作業の効率向上に寄与し得る。又、ドライブホイールの
みならず、ロードホイールにおいても制動作用を得るた
め、制動距離を短縮でき、ひいては安全な作業が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるリーチ型フォークリフトの
平面図である。
【図2】本発明に使用する制御装置のブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】ブレーキペダルの踏み込み量とリミットスイッ
チとの関係を説明する線図である。
【図5】本発明の制動状態を示す平面図である。
【図6】アッカーマン操向を説明するための平面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例による制動状態を示す平面
図である。
【図8】本発明の他の実施例を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】従来のリーチ型フォークリフトの制動状態を説
明するための平面図である。
【図10】従来のリーチ型フォークリフト示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 リーチ型フォークリフト 4 ドライブホイール 5 左ロードホイール 6 右ロードホイール 13 ポテンショメータ 14 ポテンショメータ 18 ポテンショメータ 20 ストラドルアーム 22 ブレーキペダル 23 リミットスイッチ 24 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 忍 京都府長岡京市東神足2丁目1番1号 日 本輸送機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のストラドルアーム各々にロードホ
    イールを操舵可能に支持すると共に、該左右のロードホ
    イールの操舵角を検出する手段を備え、ハンドルにて操
    舵可能なドライブホイール及び該ドライブホイールの操
    舵角を検出し得る手段を備えたリーチ型フォークリフト
    において、該リーチ型フォークリフトのブレーキ操作を
    検出するブレーキ操作検出手段を設け、通常走行時には
    左右のロードホイールをアッカーマン操向しうると共
    に、前記ブレーキ操作検出手段によりブレーキ操作が検
    出された場合、少なくとも左右のロードホイールのいず
    れか一方をアッカーマン操向させないよう操舵制御する
    制御装置を備えてなるリーチ型フォークリフトの制動装
    置。
JP4084842A 1992-03-06 1992-03-06 リーチ型フォークリフトの制動装置 Expired - Lifetime JP2619586B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5979687B1 (ja) * 2015-07-28 2016-08-24 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 操舵制御装置、電動車および操舵制御方法
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