JPH05246846A - 蛋白質の消化促進組成物 - Google Patents

蛋白質の消化促進組成物

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JPH05246846A
JPH05246846A JP8268492A JP8268492A JPH05246846A JP H05246846 A JPH05246846 A JP H05246846A JP 8268492 A JP8268492 A JP 8268492A JP 8268492 A JP8268492 A JP 8268492A JP H05246846 A JPH05246846 A JP H05246846A
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JP
Japan
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gallate
cholecystokinin
blood
epicatechin
gallocatechin
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JP8268492A
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English (en)
Inventor
Hidehisa Takahashi
秀久 高橋
Seieki Yana
晟益 梁
Toshinori Kobayashi
俊紀 小林
Masaru Fujiki
優 藤木
Busaku Kin
武祚 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kagaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、血液中のコレシストキニンの濃度
を上昇させることにより、膵酵素の分泌を促進せしめ、
腸管内の蛋白質分解酵素の活性を上昇せしめることによ
り、蛋白質の消化吸収を促進させ、ヒトの健康を増進さ
せることに役立つ組成物を提供する。 【構成】 (+)−カテキン,(+)−ガロカテキン,
(+)−ガロカテキンガレート,(−)−エピカテキ
ン,(−)−エピカテキンガレート,(−)−エピガロ
カテキン,及び(−)−エピガロカテキンガレートから
なるポリフェノール化合物群より選ばれるひとつまたは
複数の化合物を含有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛋白質の消化促進組成物
に関する。より詳しくは、 血液中のコレシストキニンの
濃度を上昇させることにより膵臓からの消化酵素の分泌
を促し、消化管における蛋白質分解酵素の活性を上昇さ
せることにより蛋白質の消化を助ける、ヒトの健康増進
に有効な蛋白質の消化促進組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】膵臓における消化酵素の産生、膵酵素,
胆汁の分泌を促進させるホルモンとしてコレシストキニ
ンが知られている。血液中のコレシストキニンを上昇さ
せる物質としては、種々の蛋白質が知られており、消化
管壁の細胞に存在するリセプターを介してコレシストキ
ニンの血流への放出がなされると言われている。一方、
蛋白質の中で、種々のトリプシンインヒビターもコレシ
ストキニンの血中濃度を上昇させるが、これはトリプシ
ンの作用を阻害することに対するフィードバック作用で
あることが報じられている〔ADVANCE IN EXPERIMENTAL
MEDICINE AND BIOLOGY,Vol.199,PP123〜132 (1986)〕。
【0003】膵液として分泌される蛋白質分解酵素また
はその前駆体としてはキモトリプシノゲン,トリプシノ
ゲン,カルボキシペプチダーゼが知られており、キモト
リプシノゲン,トリプシノゲンは活性化されてキモトリ
プシン,トリプシンとなり蛋白質を分解することが知ら
れている。摂取した蛋白質はこれら蛋白質分解酵素のほ
か十二指腸から分泌される種々の蛋白質分解酵素により
構成アミノ酸にまで分解され腸から吸収され、栄養源と
なる。一方、胃酸,膵酵素,胆汁の分泌が減少すると、
食物を低分子化するための消化管の環境や、消化酵素類
が充分でないため消化不良を起こし、栄養素が腸管から
吸収されず、栄養源の欠乏をきたす。
【0004】ところで、ポリフェノール化合物の消化酵
素に及ぼす影響に関しては、ポリフェノール類が唾液や
膵液中に分泌されるα−アミラーゼの活性を阻害する作
用のあることが見いだされており、茶ポリフェノールを
有効成分とするα−アミラーゼ活性阻害剤として特許出
願がなされている(特開平3ー133928)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】血液中のコレシストキ
ニンの濃度をより上昇させることにより、膵臓における
消化酵素の合成や分泌を促進させること、さらに消化管
における種々酵素活性を上昇させることは、食物の消化
を促進することにつながり、それによって生成した栄養
素は健丈な肉体の形成に寄与することから、必要時、す
なわち食後に、血液中のコレシストキニンのレベルを上
昇させることにより膵臓における消化酵素の合成や分泌
を促進させること、更に消化管における消化酵素の活性
を上昇させることが重要となる。本発明の目的は、特に
蛋白質の消化促進組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、血液中のコ
レシストキニンの濃度及び消化管内の蛋白質分解酵素の
活性を指標として、鋭意研究を重ねた結果、ツバキ科の
植物、特に我々が日常飲用に供している茶に含まれるポ
リフェノール化合物が、血液中のコレシストキニンの濃
度を上昇させ、更に消化管における蛋白質分解酵素の活
性を上昇させることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】本発明のポリフェノール類とは、(+)−
カテキン,(+)−ガロカテキン,(+)−ガロカテキ
ンガレート,(−)−エピカテキン,(−)−エピカテ
キンガレート,(−)−エピカテキンおよび(−)−エ
ピガロカテキンガレートの7種類のポリフェノール化合
物を指す。
【0008】本発明に用いられるポリフェノール化合物
は、茶の水もしくはアルコール抽出物及び該抽出物の酢
酸エチル可溶画分より得ることができるが、他の起源の
もの及び化学合成品でも差し支えない。
【0009】本発明のポリフェノール化合物の典型的調
製法を例示すると次のようである。まず茶を充分量の水
もしくは、アルコールで室温抽出する。抽出後、公知の
方法にて残渣を分離し抽出液を得る。抽出液から溶媒を
除去することにより、ポリフェノール純度35〜45%の粉
末を得ることができ、そのまま産業上用いることが可能
である。しかし、更にポリフェノール化合物の純度を上
げるために、ヘキサン,クロロホルム及び酢酸エチルを
順次用いて分配を行い、酢酸エチル可溶画分を得る。本
抽出液から酢酸エチルを常法に従い除去することによ
り、ポリフェノール純度70〜80%の粉末を得ることがで
きる。
【0010】抽出に用いるアルコールは、メチルアルコ
ール,エチルアルコール,nープロピルアルコール,イ
ソプロピルアルコール,ブチルアルコール等の低級アル
コールが操作性,抽出効率の点から望ましい。
【0011】更に、上記で得られた酢酸エチル可溶画分
をシリカゲルクロマトグラフィーに供し、クロロホルム
ーメチルアルコール(20:1,V/V)及びクロロホル
ムーメチルアルコール(10:1,V/V)の溶媒にて順
次溶出することにより7種の化合物を得ることができ
る。また、必要に応じて、更にセファデックスLHー20
に供し適当な溶媒,例えば、メチルアルコールにて溶出
することにより、あるいはリサイクルHPLC(日本分
析工業製,LCー908 ,GS−320 カラム,溶媒メチル
アルコール)を用いることにより、より高純度の7種化
合物を得ることができる。
【0012】得られたこれらのポリフェノール化合物を
本発明に用いる場合は単独で、もしくは2種以上の混合
物として、更にはポリフェノールを含む粗抽出物でも使
用できる。本発明品は経口摂取により効果を発現する。
その使用形態は錠剤,顆粒剤,カプセル剤,シロップ
剤,ドリンク剤あるいは各種食品の形態が可能である。
本発明品のヒトへの投与量は、ポリフェノール化合物と
して、1日あたり0.001g〜0.06 g/kg体重が好ましく、
0.001g/kg体重より少ない投与量では効果が弱く、0.5g
/体重kgより多い場合は、腸管における消化酵素の失活
等好ましくない効果が生じることから好ましくない。
【0013】
【作用】本発明の有効成分であるポリフェノール化合物
がいかなる作用により血液中のコレシストキニンの濃度
を上昇せしめるのか、さらに腸管内の蛋白質分解酵素の
活性を上昇せしめるのかは不明であるが、消化管内の蛋
白分解酵素の活性を上昇せしめる要因としては、ポリフ
ェノール化合物が腸管に存在するコレシストキニン放出
細胞のレセプターを刺激せしめ、血液中にコレシストキ
ニンを放出させ、このコレシストキニンが膵臓からの消
化酵素の分泌を促進せしめることによると推察される。
以下、実施例及び試験例により詳述する。
【0014】
【実施例】
実施例1 市販緑茶1kgに水を約15リットル加え攪拌し、80℃で3
時間抽出した。濾過により得られる抽出液を濃縮乾固
し、緑茶の熱水抽出物350gを得た(ポリフェノール化合
物の混合物として純度38%)。
【0015】実施例2 実施例1で得た熱水抽出物350gに水8リットルを加え溶
解後、ヘキサン及びクロロホルムで順次分配した。分配
後の水層に酢酸エチル10リットルを加えて激しく攪拌
し、靜置した後、酢酸エチル層を分離し、酢酸エチルを
除去後、乾燥し、酢酸エチル可溶画分70gを得た。本酢
酸エチル可溶画分の全ポリフェノール化合物の純度は7
4.5%であり、画ポリフェノール化合物の割合は(+)
−カテキン3.5 %,(+)−ガロカテキン14.8%,
(+)−ガロカテキンガレート11.6%,(−)−エピカ
テキン7%,(−)−エピカテキンガレート4.6 %,
(−)−エピガロカテキン15.0%,及び(−)−エピガ
ロカテキンガレート18.0%である。
【0016】実施例3 実施例2で得られた、酢酸エチル可溶画分10gをシリカ
ゲルクロマトグラフィー(溶媒,クロロホルムーメチル
アルコール,20:1,10:1,V/V),セファデック
スLHー20(溶媒;メチルアルコール),リサイクルH
PLC(日本分析工業(株)製LCー908 ,GSー320
カラム,溶媒;メチルアルコール)を順次用いることに
より、それぞれ(+)−カテキン0.3 g,(+)−ガロ
カテキン1.22g,(+)−ガロカテキンガレート0.9g,
(−)−エピカテキン0.5g,(−)−エピカテキンガレ
ート0.38g,(−)−エピガロカテキン1.2g,及び
(−)−エピガロカテキンガレート1.5gのポリフェノー
ル化合物を得た。
【0017】実施例4 実施例2で得られた酢酸エチル可溶画分50gを加熱殺菌
後、賦形剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロース
450g及び滑沢剤としてステアリン酸10gを加え打錠し錠
剤200 個を得た。
【0018】実施例5 実施例2で得られた酢酸エチル可溶画分50gを加熱殺菌
後、日本薬局カプセル(#1)に1カプセル当り0.4g充
填し、カプセル剤100 個を得た。
【0019】試験例1 実施例2で得られたポリフェノール化合物を0.1 %もし
くは0.5 %の含有量でAIN飼料(ショ糖50%,カゼイ
ン20%,DLメチオニン0.3 ,コーンスターチ15%,コー
ンオイル5%,セルロース5%,ミネラルミックス3.5
%,ビタミンミックス1%,コリン重炭酸塩0.2 %)に
混ぜ、その3.5gを水と混和して、5週齢のウィスター系
雄ラットの胃内に投与し、経時的にラットを屠殺して、
血液,小腸内容物を採取した。血液中のコレシストキニ
ンの濃度は、抗コレシストキニン抗体を用いたラジオイ
ムノアッセイ法に従い定量し、また、小腸内容物中のト
リプシン濃度は、Tosyl arginine methyl ester を基質
としたとき、生成されるTosyl arginineを比色法で定量
した。コントロール飼料として、AIN飼料を用いた。
各ポイントにおける値は、ラット5匹から得られた値の
平均値にて示した。
【0020】
【表1】
【0021】表1により明かなように、ポリフェノール
化合物は、コントロールに比べ、有意に血液中のコレシ
ストキニンの濃度を上昇させた。
【0022】
【表2】
【0023】表2により明かなように、ポリフェノール
化合物は、コントロールに比べ、有意に腸管内における
トリプシンの活性を上昇させた。
【0024】
【発明の効果】本発明の有効成分であるポリフェノール
化合物は、血液中のコレシストキニンの濃度を上昇させ
ることにより、膵臓からの膵酵素の分泌を促進させ、腸
管内における蛋白質分解酵素の活性を上昇させることが
できることから、蛋白質の消化促進にきわめて効果があ
る。本成分は、古来より飲用に供されている茶の成分で
あることから、その安全性はきわめて高く、かつ大量に
供給することが可能であることから、本発明はヒトの体
力の増強,健康増進に貢献すること大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤木 優 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 (72)発明者 金 武祚 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(+)−カテキン,(+)−ガロカテキ
    ン,(+)−ガロカテキンガレート,(−)−エピカテ
    キン, (−)−エピカテキンガレート,(−)−エピガ
    ロカテキン及び(−)−エピガロカテキンガレートから
    なるポリフェノール化合物群より選ばれるひとつまたは
    複数の化合物を含有することを特徴とする蛋白質の消化
    促進組成物。
JP8268492A 1992-03-03 1992-03-03 蛋白質の消化促進組成物 Pending JPH05246846A (ja)

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