JPH05246855A - ビタミンd3含有固形製剤組成物 - Google Patents
ビタミンd3含有固形製剤組成物Info
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- JPH05246855A JPH05246855A JP4046579A JP4657992A JPH05246855A JP H05246855 A JPH05246855 A JP H05246855A JP 4046579 A JP4046579 A JP 4046579A JP 4657992 A JP4657992 A JP 4657992A JP H05246855 A JPH05246855 A JP H05246855A
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- Japan
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- vitamin
- solid preparation
- sodium benzoate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定なビタミンD3含有固形製剤組成物を提
供すること。 【構成】 ビタミンD3と安息香酸ナトリウムを配合す
ることにより、ビタミンD3を失活させることのない安
定な製剤組成物を得る。 【効果】 本発明の固形製剤組成物は、ビタミンD3の
安定化が計れ、しかも苦味もなく服用感が良い。また、
従来困難であると考えられていたビタミンD3のカルシ
ウム剤への配合が可能となり、すぐれたカルシウム剤が
提供できる。
供すること。 【構成】 ビタミンD3と安息香酸ナトリウムを配合す
ることにより、ビタミンD3を失活させることのない安
定な製剤組成物を得る。 【効果】 本発明の固形製剤組成物は、ビタミンD3の
安定化が計れ、しかも苦味もなく服用感が良い。また、
従来困難であると考えられていたビタミンD3のカルシ
ウム剤への配合が可能となり、すぐれたカルシウム剤が
提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビタミンD3を含有する
固形製剤組成物に関する。更に詳しくは、安定化剤とし
て安息香酸ナトリウムを用いたことを特徴とするビタミ
ンD3を含有する固形製剤組成物に関する。
固形製剤組成物に関する。更に詳しくは、安定化剤とし
て安息香酸ナトリウムを用いたことを特徴とするビタミ
ンD3を含有する固形製剤組成物に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】ビタミンD3は、肝で25位
が、又腎では1α位が夫々水酸化作用を受け活性型ビタ
ミンD3となって高い生理活性を発現することが知られ
ている。生理活性作用としては、十二指腸においてカル
シウム及び燐酸の吸収を促進及び腎尿細管においてこれ
らの再吸収を促進する作用を有し、骨粗しょう症、骨軟
化症等の優れた予防薬および治療薬として知られてい
る。また、カルシウムを主体とした固形製剤にカルシウ
ム吸収促進の目的でビタミンD3を配合すると好ましい
カルシウム剤が得られる。
が、又腎では1α位が夫々水酸化作用を受け活性型ビタ
ミンD3となって高い生理活性を発現することが知られ
ている。生理活性作用としては、十二指腸においてカル
シウム及び燐酸の吸収を促進及び腎尿細管においてこれ
らの再吸収を促進する作用を有し、骨粗しょう症、骨軟
化症等の優れた予防薬および治療薬として知られてい
る。また、カルシウムを主体とした固形製剤にカルシウ
ム吸収促進の目的でビタミンD3を配合すると好ましい
カルシウム剤が得られる。
【0003】しかしながらビタミンD3は空気酸化によ
り著しく分解されやすいため、固形製剤中で安定化する
ことは難しく、抗酸化剤として、ジブチルヒドロキシア
ニソール(BHA),没食子酸プロピル,レシチン,ヒ
ドロキノン,没食子酸オクチル,没食子酸ドデシル,没
食子酸イソアミル,グアヤク脂,αーナフチルアミン,
プロトカテキュ酸エチル(EPG),ソルビン酸,エリ
ソルビン酸,クエン酸,胆汁酸,αートコフェロール,
アスコルビン酸,アスコルビン酸ステアリン酸エステ
ル,アスコルビン酸パルミチン酸エステル,チオジプロ
ピオン酸,チオジラウリルジプロピオン酸,亜硫酸水素
ナトリウム,亜硫酸ナトリウム,メタ亜硫酸ナトリウ
ム,システイン塩酸塩,チオグリセロール,チオグリコ
ール酸,チオソルビトール等を配合しても、ビタミンD
3の力価が経時的に低下し、必ずしも満足できるものと
は言い難たかった。特に、燐酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム等のカルシウム剤に配合したビタミンD3は分解が
極めて早く、前述の抗酸化剤を用いても防止できなかっ
た。
り著しく分解されやすいため、固形製剤中で安定化する
ことは難しく、抗酸化剤として、ジブチルヒドロキシア
ニソール(BHA),没食子酸プロピル,レシチン,ヒ
ドロキノン,没食子酸オクチル,没食子酸ドデシル,没
食子酸イソアミル,グアヤク脂,αーナフチルアミン,
プロトカテキュ酸エチル(EPG),ソルビン酸,エリ
ソルビン酸,クエン酸,胆汁酸,αートコフェロール,
アスコルビン酸,アスコルビン酸ステアリン酸エステ
ル,アスコルビン酸パルミチン酸エステル,チオジプロ
ピオン酸,チオジラウリルジプロピオン酸,亜硫酸水素
ナトリウム,亜硫酸ナトリウム,メタ亜硫酸ナトリウ
ム,システイン塩酸塩,チオグリセロール,チオグリコ
ール酸,チオソルビトール等を配合しても、ビタミンD
3の力価が経時的に低下し、必ずしも満足できるものと
は言い難たかった。特に、燐酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム等のカルシウム剤に配合したビタミンD3は分解が
極めて早く、前述の抗酸化剤を用いても防止できなかっ
た。
【0004】本発明はこうした事情を考慮してなされた
ものであって、抗酸化作用及び安定化作用を合わせ持つ
上に、固形製剤に配合されたとき苦味がなく服用感の良
い物質を選定し、ビタミンD3の経時的力価低下の抑制
を可能とするビタミンD3含有固形製剤を提供しようと
するものである。
ものであって、抗酸化作用及び安定化作用を合わせ持つ
上に、固形製剤に配合されたとき苦味がなく服用感の良
い物質を選定し、ビタミンD3の経時的力価低下の抑制
を可能とするビタミンD3含有固形製剤を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは種々の抗酸
化剤について鋭意検討した結果、安息香酸ナトリウムを
配合することにより、ビタミンD3を失活させることな
く安定な製剤を提供しうることを見出し本発明を完成し
た。すなわち本発明は、ビタミンD3と安息香酸ナトリ
ウムとを含有してなる安定なビタミンD3固形製剤組成
物である。
化剤について鋭意検討した結果、安息香酸ナトリウムを
配合することにより、ビタミンD3を失活させることな
く安定な製剤を提供しうることを見出し本発明を完成し
た。すなわち本発明は、ビタミンD3と安息香酸ナトリ
ウムとを含有してなる安定なビタミンD3固形製剤組成
物である。
【0006】安息香酸ナトリウムの使用量は、ビタミン
D31重量部に対して10〜1000重量部であり、好
ましくは、50〜500重量部である。
D31重量部に対して10〜1000重量部であり、好
ましくは、50〜500重量部である。
【0007】本発明の固形製剤組成物は、ビタミンD3
と安息香酸ナトリウムとをエタノール等の低級アルコー
ルに溶解せしめ、更に一般の造粒に用いられる賦形剤、
崩壊剤、結合剤等を添加して、一般の湿式造粒法によっ
て製造できる。
と安息香酸ナトリウムとをエタノール等の低級アルコー
ルに溶解せしめ、更に一般の造粒に用いられる賦形剤、
崩壊剤、結合剤等を添加して、一般の湿式造粒法によっ
て製造できる。
【0008】賦形剤として、例えばD−マンニトール、
白糖、乳糖、結晶セルロース、リン酸水素カルシウム、
デンプン、酸化チタン、などが挙げられる。
白糖、乳糖、結晶セルロース、リン酸水素カルシウム、
デンプン、酸化チタン、などが挙げられる。
【0009】崩壊剤としては、例えば低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
デンプン、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルスター
チなどが挙げられるが、低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロースが好ましい。
シプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
デンプン、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルスター
チなどが挙げられるが、低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロースが好ましい。
【0010】結合剤としては、例えばポリビニルピロリ
ドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、アラ
ビアゴム、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、
プルランなどが挙げられる。
ドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、アラ
ビアゴム、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、
プルランなどが挙げられる。
【0011】上記の製造方法によって、安息香酸ナトリ
ウムで安定化されたビタミンD3組成物が得られる。こ
の組成物はビタミンD3剤としてはもちろんのこと、カ
ルシウム剤への配合も可能である。又、必要に応じての
公知の賦形剤、結合剤、崩壊剤、着色剤、滑沢剤等とと
もに散剤、顆粒剤、丸剤、錠剤等の固形製剤を製造でき
る。
ウムで安定化されたビタミンD3組成物が得られる。こ
の組成物はビタミンD3剤としてはもちろんのこと、カ
ルシウム剤への配合も可能である。又、必要に応じての
公知の賦形剤、結合剤、崩壊剤、着色剤、滑沢剤等とと
もに散剤、顆粒剤、丸剤、錠剤等の固形製剤を製造でき
る。
【0012】
【発明の効果】本発明の固形製剤組成物は、ビタミンD
3の安定化が計れ、しかも苦味もなく服用感が良い。ま
た、従来困難であると考えられていたビタミンD3のカ
ルシウム剤への配合が可能となり、すぐれたカルシウム
剤が提供できるのである。
3の安定化が計れ、しかも苦味もなく服用感が良い。ま
た、従来困難であると考えられていたビタミンD3のカ
ルシウム剤への配合が可能となり、すぐれたカルシウム
剤が提供できるのである。
【0013】
【実施例】以下、実施例および試験例を挙げて本発明を
具体的に説明する。 実施例1 マンニトール432gと低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロース108gを十分に混合した混合物に、ビタミン
D30.025g,安息香酸ナトリウム2.5g,ポリ
ビニルピロリドン34gをエタノール80gに溶解した
液を徐々に滴下し、乳鉢で練合、乾燥しビタミンD3含
有組成物を得た。
具体的に説明する。 実施例1 マンニトール432gと低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロース108gを十分に混合した混合物に、ビタミン
D30.025g,安息香酸ナトリウム2.5g,ポリ
ビニルピロリドン34gをエタノール80gに溶解した
液を徐々に滴下し、乳鉢で練合、乾燥しビタミンD3含
有組成物を得た。
【0014】実施例2 マンニトール216gと低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロース54gを十分に混合し、粉砕した混合物に、エ
タノール135gにビタミンD30.0125g,安息
香酸ナトリウム1.25g,ポリビニルピロリドン17
gを溶解した液を、真空造粒機を用いて減圧下で噴霧し
ながら乾燥し、ビタミンD3含有組成物を得た。
ルロース54gを十分に混合し、粉砕した混合物に、エ
タノール135gにビタミンD30.0125g,安息
香酸ナトリウム1.25g,ポリビニルピロリドン17
gを溶解した液を、真空造粒機を用いて減圧下で噴霧し
ながら乾燥し、ビタミンD3含有組成物を得た。
【0015】実施例3 沈降炭酸カルシウム750g,炭酸マグネシウム11
8.5g,キシリトール830g,コーンスターチ75
gを十分に混合し、粉砕した混合物に、精製水253g
とエタノール169gの混合溶媒にヒドロキシプロピル
セルロースを溶解した液を、流動層造粒機を用いて噴霧
し、乾燥した。更に、上記組成物85部,実施例2で得
た組成物14部にステアリン酸マグネシウム1部を添加
して打錠し、直径12mm,厚さ4.5mm,重量70
0mgのカルシウムチュアブル錠を得た。
8.5g,キシリトール830g,コーンスターチ75
gを十分に混合し、粉砕した混合物に、精製水253g
とエタノール169gの混合溶媒にヒドロキシプロピル
セルロースを溶解した液を、流動層造粒機を用いて噴霧
し、乾燥した。更に、上記組成物85部,実施例2で得
た組成物14部にステアリン酸マグネシウム1部を添加
して打錠し、直径12mm,厚さ4.5mm,重量70
0mgのカルシウムチュアブル錠を得た。
【0016】試験例1 実施例1で得られた組成物の安定化効果を検討するため
に、安息香酸ナトリウムを含有しないもの(コントロー
ル)、並びに安息香酸ナトリウムの代わりに、これと同
量のソルビン酸、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カ
リウムを添加したものを実施例1の方法で調製し、本発
明上記組成物と比較検討した。この検討に当たっては、
各試料を遮光ビンに3gとり密栓状態で65℃に2週間
保存し、実験開始時を100%としたときのビタミンD
3の残存率を測定し、結果を表1にまとめた。
に、安息香酸ナトリウムを含有しないもの(コントロー
ル)、並びに安息香酸ナトリウムの代わりに、これと同
量のソルビン酸、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カ
リウムを添加したものを実施例1の方法で調製し、本発
明上記組成物と比較検討した。この検討に当たっては、
各試料を遮光ビンに3gとり密栓状態で65℃に2週間
保存し、実験開始時を100%としたときのビタミンD
3の残存率を測定し、結果を表1にまとめた。
【0017】
【表1】
【0018】試験例2 実施例3で得られたカルシウムのチュアブル錠中での、
ビタミンD3の安定性を検討した。錠剤を遮光ビンに入
れ密栓状態で50℃に1か月間保存し、実験開始時を1
00%としたときのビタミンD3の残存率を測定したと
ころ、91.9%であった。
ビタミンD3の安定性を検討した。錠剤を遮光ビンに入
れ密栓状態で50℃に1か月間保存し、実験開始時を1
00%としたときのビタミンD3の残存率を測定したと
ころ、91.9%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 昭彦 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 吉田 継親 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】ビタミンD3と安息香酸ナトリウムとを含
有してなる安定なビタミンD3含有固形製剤組成物
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04657992A JP3572620B2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ビタミンd3含有固形製剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04657992A JP3572620B2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ビタミンd3含有固形製剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05246855A true JPH05246855A (ja) | 1993-09-24 |
| JP3572620B2 JP3572620B2 (ja) | 2004-10-06 |
Family
ID=12751218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04657992A Expired - Fee Related JP3572620B2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ビタミンd3含有固形製剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3572620B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002138034A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-14 | Kyoto Pharmaceutical Industries Ltd | 苦味マスキングチュアブル錠およびその製造方法 |
| JPWO2015020191A1 (ja) * | 2013-08-09 | 2017-03-02 | 日東薬品工業株式会社 | カルシウム剤 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP04657992A patent/JP3572620B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002138034A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-14 | Kyoto Pharmaceutical Industries Ltd | 苦味マスキングチュアブル錠およびその製造方法 |
| JPWO2015020191A1 (ja) * | 2013-08-09 | 2017-03-02 | 日東薬品工業株式会社 | カルシウム剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3572620B2 (ja) | 2004-10-06 |
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Legal Events
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