JPH05247109A - ポリマーポリオールの製造方法 - Google Patents

ポリマーポリオールの製造方法

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JPH05247109A
JPH05247109A JP4103174A JP10317492A JPH05247109A JP H05247109 A JPH05247109 A JP H05247109A JP 4103174 A JP4103174 A JP 4103174A JP 10317492 A JP10317492 A JP 10317492A JP H05247109 A JPH05247109 A JP H05247109A
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polyol
polymer
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JP4103174A
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Douglas R Moore
ダグラス・アール・ムーア
Paul Neill
ポール・ネイル
Keith Plowman
キース・プローマン
Graeme D Fogg
グリーム・ディー・フォッグ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は,ポリマーポリオールの製造方法を
提供する。 【構成】 1種類以上のエチレン性不飽和モノマーをポ
リオール中で重合させることによってポリマーポリオー
ルが製造される。重合可能なエチレン性不飽和結合と低
いヒドロキシル官能価を有する高分子量の安定剤が使用
され,この安定剤により,より少ない安定剤レベルにて
分散安定性が改良される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ビニル重合法によって
ポリマーポリオールを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリマ
ーポリオールは,ポリウレタンの製造において使用され
ているよく知られた物品である。本明細書において重要
なポリマーポリオールは,エチレン性不飽和モノマーか
ら得られるポリマーであって,複数の活性水素含有基を
有する物質中にてその場で重合形成される。このような
物品とその製造方法は,例えば,米国特許第4,17
2,825;4,233,425;4,242,24
9;4,287,323;4,320,221;4,3
50,780;4,390,645;4,394,49
1;4,451,255;4,460,715;4,5
74,137;4,661,531;4,689,35
4;4,745,153;及びRE32,733号各明
細書に説明されている。
【0003】ポリマーポリオールを製造する上での最も
重要な技術的問題点は,所望の粒径を有する粒子の安定
な分散液を形成させることにある。ポリマー粒子は,連
続相から沈降しやすいか,あるいは塊状物を形成しやす
い。低分子量のオリゴマーが形成され,これが連続相中
に溶解したまま留まることがしばしばある。これらのオ
リゴマーは,ポリマーポリオールの粘度を大幅に増大さ
せる。
【0004】この問題点を解消するために,現在殆どの
プロセスでは“安定剤”又は“分散剤”を使用してい
る。理論によれば,こうした薬剤は,ポリマー粒子の表
面に配置し,ポリオール連続相に対するポリマー粒子の
相溶性をより高める,とされている。この安定剤物質
は,通常は,連続相に対して相溶性があって且つ不飽和
結合を含むよう変性されているポリオールのような物質
から造られる。この安定剤はビニルモノマーと共重合す
ると考えられる。従ってこうして得られたポリマーは側
鎖を含み,この側鎖により,ポリマーは連続相中に溶解
可能となり,そして凝集や沈降が起こらないよう粒子が
安定化されやすくなる。
【0005】いくつかのタイプの安定剤が知られている
が,従来知られている最も有効な安定剤は,末端キャッ
プして末端重合可能な不飽和結合を導入したポリエーテ
ルである。これらの末端キャップポリエーテルを,スチ
レン及び/又はアクリロニトリル等のモノマーと単独重
合あるいは共重合させて実際の安定剤を形成させること
ができる。従来の安定剤を使用して良好な結果が得られ
ているけれども(特に他のプロセス改良剤と組み合わせ
た場合),さらなる改良が求められている。安定剤はか
なり多くの量にて使用しなければならない場合が多い。
安定剤はかなり高価な原料から製造されるので,こうし
た多量使用は経済的に不利である。安定剤自体は,製造
して保存される添加剤的な物質であり,従ってその使用
を最小限に抑えることが要求される。さらに,これらの
従来知られている安定剤は,充分に有効であるとは言え
ない。ポリマーポリオールの安定性と粒径分布をさらに
改良すること,あるいは安定剤の使用量をより少なくし
て同等の安定性を付与させることが依然として要望され
ている。
【0006】さらに,安定剤が存在すると,ポリマーポ
リオールから造られたポリウレタンの物理的特性に影響
を及ぼす。従来の安定剤(高いヒドロキシル官能価を有
する場合が多い)は,時として種々の物理的特性(特に
耐疲労性)の低下を引き起こしやすい。安定剤はさら
に,ポリウレタンフォームにおける圧縮永久歪の低下を
引き起こす場合があると考えられている。
【0007】これらの理由から,ポリマーポリオールを
製造するのに有用な安定剤(比較的少量で使用すること
ができ,ポリマーポリオールに対して改良された安定性
及び/又は改良された粒径分布を与える)を提供するこ
とが求められている。さらに,従来の安定剤を使用して
製造されたポリマーポリオールを使用した場合より改良
された特性を有するポリウレタンフォームを製造するの
に有用なポリマーポリオールを提供することが要望され
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は,少なくとも1
種類のエチレン性不飽和モノマーを,有効量の安定剤の
存在下にてポリオール連続相中で重合させて,前記エチ
レン性不飽和モノマーから得られるポリマーの粒子の前
記ポリオール連続相中分散液を形成する,というポリマ
ーポリオールの製造方法であって,このとき前記安定剤
が,末端重合可能なエチレン性不飽和結合と6000〜
100,000の数平均分子量(Mn )を有するポリマ
ーであって,且つ最高約1.0ヒドロキシル基/分子ま
での平均ヒドロキシル官能価を含むことを特徴とする。
【0009】本発明を使用すると,優れた分散安定性,
良好な粒径分布,及び良好な他のポリマーポリオール特
性が得られる。さらに,これらの改良点は,安定剤の使
用量が従来のプロセスにおける使用量に比べて少ない場
合でも認められる。従って本発明は,より低いコストに
て改良された特性を得ることのできる手段を提供する。
【0010】さらに,本発明に従って製造したポリウレ
タンフォームは,従来の安定剤を使用して製造したポリ
ウレタンフォームに比べて,いくつかの物理的特性が改
良されていることを示している。
【0011】本発明の方法においては,低いヒドロキシ
ル官能価,末端重合可能なエチレン性不飽和結合,及び
6000〜100,000の範囲の数平均分子量(M
n )を有する安定剤が使用される。Mn は好ましくは8
000〜50,000であり,さらに好ましくは900
0〜15,000である。安定剤は,通常は2〜6,好
ましくは2〜3,さらに好ましくは約2の“全官能価”
(本明細書においては,1分子当たりのヒドロキシル基
と末端エチレン性不飽和基とを合わせた平均数を意味す
る)を有するのが有利である。安定剤はさらに,最高約
1.0ヒドロキシル基/分子までの,好ましくは約0.
8ヒドロキシル基/分子未満の,さらに好ましくは約
0.7ヒドロキシル基/分子未満の,最も好ましくは約
0.6ヒドロキシル基/分子未満の平均ヒドロキシル官
能価を有する(この点については後述する)。
【0012】安定剤は,分散液の“ベースポリオール”
と相溶性のある有機ポリマー中に存在させるのが有利で
ある。従って,安定剤の実際の組成は,一般にはベース
ポリオールの組成を考慮にいれて選択される。殆どの場
合,ベースポリオールはポリエステル又はポリエーテル
であるので,これに従って好ましい安定剤はポリエステ
ル又はポリエーテルである。最も好ましいベースポリオ
ールはポリエーテルであり,従って最も好ましい安定剤
はポリエーテルである。
【0013】ポリエーテル安定剤は,1種以上の環状有
機オキシドのポリマーが有利である。このような環状有
機オキシドとしては,アルキレンオキシド,置換アルキ
レンオキシド,及び環状のエーテル結合をもった他の重
合可能な脂環式化合物(例えばテトラヒドロフラン等)
がある。適切なアルキレンオキシドとしては,エチレン
オキシド,プロピレンオキシド,ブチレンオキシド,エ
ピクロロヒドリン,スチレンオキシド,及び開環重合を
受けてポリエーテルを形成することのできる他の環状エ
ーテル等がある。安定剤の機能は,ベースポリオール中
における分散粒子の安定性を改良することにあるので,
安定剤の組成は,ベースポリオールと相溶すべくなされ
ているのが有利である。従って,アルキレンオキシドの
選択は,一般には安定剤のポリエーテル部分がベースポ
リオールと類似の構成となるように行われる。より詳細
に後述するが,好ましいベースポリオールは,プロピレ
ンオキシド及び/又はエチレンオキシドのポリマーであ
るので,安定剤を作製するのに使用するための好ましい
アルキレンオキシドもプロピレンオキシド及び/又はエ
チレンオキシドである。安定剤は,プロピレンオキシド
のポリマー,又はプロピレンオキシドと少量のエチレン
オキシドとのコポリマーであるのがさらに好ましい。プ
ロピレンオキシドのコポリマーは,ランダムコポリマー
であっても,あるいはブロックコポリマーであってもよ
い。
【0014】当量が約2000以上の優れた品質のポリ
エーテルを製造するのが困難である場合があり,こうし
た場合は,より低い当量のポリエーテルをカップリング
することによって本発明の安定剤を形成させることが望
ましい。この方法はいくつかの利点を有する。先ず第一
に,比較的低い当量のポリエーテルを出発原料として使
用できるという点である。これらのより低い当量のポリ
エーテルは,かなり高い当量のポリエーテルより安価で
あり且つ品質が優れている。さらに,この方法を使用す
ると,カップリング剤と二官能ポリエーテルの種類を選
択することにより,安定剤の“全官能価”を制御可能な
形で選択することが可能となる。カップリング剤は,ア
ルコール類と反応してアルコール酸素と共有結合を形成
する複数の基をもった物質である。このような基をもっ
た化合物の例としては,イソシアネート,カルボン酸,
酸塩化物,エポキシ化合物,及びエステル交換反応を受
けることのできるエステル等がある。二官能ポリエーテ
ルの種類を選択することによって,安定剤の全官能価が
カップリング剤の官能価と等しくなる。従って,二官能
ポリエーテルと二官能カップリング剤とをカップリング
させると,二官能の安定剤が形成されるが,二官能のポ
リエーテルと三官能のカップリング剤とをカップリング
させると,三官能の安定剤が形成される。
【0015】代表的なカップリング剤としては,ポリカ
ルボン酸(例えばフタル酸やテレフタル酸),及びこれ
に対応した酸塩化物やそのアルキルエステル等がある。
さらに,比較的低分子量(2000以下,好ましくは1
000以下)で2〜4官能(好ましくは二官能)のエポ
キシ樹脂(例えば,ビスフェノールのグリシジルエーテ
ル)も適切なカップリング剤である。以下に記載のポリ
イソシアネートも好ましいカップリングである。コスト
面やポリエーテルをカップリングさせる際の使い易さを
考慮すると,トルエンジイソシアネート(TDI),ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI),及びMD
I誘導体等のジイソシアネート類がより好ましい。
【0016】カップリング反応は,カップリング反応が
起こるような条件下にて,カップリング剤とポリエーテ
ルとの混合物を形成させることによって容易に行うこと
ができる。一般には,反応を促進させるために穏やかな
加熱が施され,そして適切な触媒が使用される。例え
ば,ポリエーテルとエポキシ樹脂からのエステルの形成
は,BF3 エーテラート等の適切な触媒を使用して穏や
かな条件下で容易に行うことができる。ポリエーテルと
イソシアネート化合物とのカップリングは,例えば米国
特許第4,546,122号明細書に記載の如く行うの
が有利である。ポリエーテルをカップリングする場合,
ポリエーテルとカップリング剤との相対量は,結合形成
されたポリエーテルが前述のような分子量を有するよう
選定される。化学量論量未満のカップリング剤が使用さ
れるが,それぞれの場合において必要とされる正確な量
はポリエーテルの分子量によって異なり,ポリエーテル
の分子量が低くなるほど,安定剤としての必要な分子量
を得るためにはより多くのカップリング剤が必要とな
る。
【0017】カップリング剤を約60(好ましくは約6
5,さらに好ましくは75〜90,最も好ましくは約8
5)のインデックス(カップリング剤の当量の100倍
をポリオールの当量で除したものと定義される)にて使
用することによって良好な結果が得られる。より高いイ
ンデックスを適用すると,より高い当量のカップリング
ポリオールが得られる。
【0018】アルキレンオキシドの重合によるポリエー
テルの製造において,あるいは前述のカップリング法に
よるポリエーテルの製造において,末端ヒドロキシル基
が形成される。本発明の安定剤は,最高約1.0ヒドロ
キシル基/分子までの平均ヒドロキシル官能価を有する
ので,実質的な量のヒドロキシル基をキャップし,重合
可能なエチレン性不飽和基で置き換えることが必要とな
る。この操作は,ヒドロキシル基と反応する共反応性基
とビニル基とを有する二官能化合物と,ヒドロキシル末
端ポリエーテルとを反応させて,ポリエーテルに対する
結合を形成させることにより簡単に行うことができる。
不飽和イソシアネート,不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸塩化物,不飽和カルボン酸無水物,及び不飽和エ
ポキシ化合物が適切である。イソシアナートエチルメタ
クリレートやα,α−ジメチルメタイソプロペニルベン
ジルイソシアネート(TMI)等の不飽和イソシアネー
トが好ましい。このようなキャップトポリエーテルの製
造については,例えば米国特許第3,931,450号
及び第4,390,645号各明細書に記載されてい
る。本発明においては,得られる安定剤が前述の平均ヒ
ドロキシル官能価を有するよう,充分な量のヒドロキシ
ル基が反応を受ける。必要であれば,安定剤が遊離のヒ
ドロキシル基を本質的に含まないよう,ヒドロキシル基
の本質的に全てを反応させることもできる。
【0019】最も好ましい安定剤は,当量が1000〜
6000のプロピレンオキシドのポリマー又はプロピレ
ンオキシドとエチレンオキシドのコポリマーと,ジイソ
シアネートとを65〜85(特に75〜85)のインデ
ックスにて反応させてヒドロキシル末端オリゴマーを形
成させ,次いで残留ヒドロキシル基の少なくとも約50
%を前述の二官能化合物でキャップすることによって製
造される。
【0020】本発明によるポリマーポリオールは,有効
量の前記安定剤の存在下にて,少なくとも1種類のエチ
レン性不飽和モノマーをポリオール連続相中で重合させ
ることによって製造される。分散液の連続相を構成する
ベースポリオールは,平均で1分子当たり複数のイソシ
アネート反応性基を有する物質である。ポリマーポリオ
ールの製造に対しては,米国特許第4,394,491
号明細書の第3〜5欄に記載のポリオールも含めて,種
々のポリオールが使用されている。しかしながら,軟質
フォームや他のポリウレタンエラストマーを製造するた
めの好ましいポリオールは,500〜8000(好まし
くは800〜3000,さらに好ましくは1000〜2
500)の当量を有するポリエーテルポリオール及びポ
リエステルポリオールである。これらの好ましいポリエ
ーテルポリオール及びポリエステルポリオールはさら
に,2〜6(好ましくは2〜4,さらに好ましくは2〜
3)の公称官能価を有するのが望ましい。好ましいのは
2 〜C4 アルキレンオキシド又はテトラヒドロフラン
のポリマーであるポリエーテルポリオールであり,全重
量を基準として最高約20重量%までのエチレンオキシ
ドとランダム共重合もしくはブロック重合されたプロピ
レンオキシドのポリマーが特に好ましい。成形フォーム
又は高弾性スラブフォームを製造するのに使用するため
の最も好ましいポリマーは,8〜20重量%のエチレン
オキシド末端キャップをもったプロピレンオキシドの公
称三官能ポリマーである。従来のスラブフォームを製造
するのに使用するための最も好ましいポリマーは,プロ
ピレンオキシドの公称三官能ポリマー,及びプロピレン
オキシドと最高約15重量%までのエチレンオキシドと
のランダムコポリマーである。
【0021】硬質フォームの製造に対しては,85〜5
00の当量と2〜8ヒドロキシル基/分子(好ましくは
3〜6ヒドロキシル基/分子)の平均官能価を有するポ
リエーテルが好ましい。
【0022】本発明において有用なエチレン性不飽和モ
ノマーは,重合可能なエチレン性不飽和結合をもった,
安定剤化合物以外の化合物である。これらの適切なモノ
マーが米国特許第4,581,418号明細書に開示さ
れている。適切なモノマーとしては,脂肪族共役ジエン
(例えばブタジエン);モノビニル芳香族化合物(例え
ば,スチレン,α−メチルスチレン,及びビニルナフチ
レン等があり,他の不活性置換スチレンも含む);α,
β−エチレン性不飽和カルボン酸とそのエステル(例え
ば,アクリル酸,メタクリル酸,メチルメタクリレー
ト,及び2−ヒドロキシエチルアクリレート);α,β
−エチレン性不飽和ニトリル(例えばアクリロニトリ
ル);アクリルアミド;ビニルエステル(例えばビニル
アセテート);ビニルエーテル;ビニルケトン;ハロゲ
ン化ビニル;及びハロゲン化ビニリデン;などがある。
この中では,モノビニル芳香族化合物とα,β−不飽和
ニトリルが好ましく,スチレンとα,β−不飽和ニトリ
ルとの混合物が特に好ましい。最も好ましいのは,スチ
レンとアクリロニトリルを25:75〜95:5の重量
比で組み合わせた混合物である。
【0023】安定な分散液が得られる限り,モノマーの
使用量は特に重要なポイントではない。従って,分散液
重量の好ましくは10重量%(さらに好ましくは20重
量%)〜60重量%(好ましくは50重量%,さらに好
ましくは45重量%)のパーセントソリッドを使用する
ことができる。本発明においては,“ソリッド(sol
id)”とは,分散液の製造において使用されるエチレ
ン性不飽和モノマーの重量に等しいとみなされる。シー
ド添加法(seeding process)が使用さ
れる場合(後述),“ソリッド”とは,シード分散液の
製造において使用されるエチレン性不飽和モノマーの重
量と,生成分散液の製造において使用されるエチレン性
不飽和モノマーの重量との合計に等しいとみなされる。
【0024】本発明の方法は,モノマーが重合して複数
の個別ポリマー粒子がベースポリマー中に分散された形
で形成されるような条件下にて,安定剤の存在下でエチ
レン性不飽和モノマーとベースポリマーとを結合させる
ことによって行われる。こうした条件に対しては,高い
温度と激しい撹拌を適用するのが有利である。通常は2
0〜150℃(好ましくは80〜130℃,さらに好ま
しくは105〜125℃)の温度が適切であるが,使用
するモノマー及びラジカル開始剤の種類によっていくら
か異なる。さらに,個別ポリマー粒子の形成を容易にす
るために,反応進行時に激しく撹拌するのが好ましい。
【0025】全成分を反応のスタート時に反応容器に加
えることもできるが,一般にはモノマーの添加は段階的
に行うのが好ましく,また安定剤,ラジカル開始剤,及
び場合によってはベースポリオールの添加も段階的に行
うのがさらに好ましい。このように成分を段階的に添加
すると,反応温度の制御がより正確となり,より均一な
粒径をもったより安定な生成物が得られるようになる。
こうした段階的添加法においては,少量のベースポリオ
ール,安定剤,及び任意のシード分散液が反応容器中に
入れられ,所望の重合温度に加熱される。次いで,例え
ば米国特許第4,460,715号明細書に記載の反応
条件下で,適切な時間にわたってモノマー流れが反応容
器に加えられる。一般には,モノマー流れの添加は,5
分〜5時間(好ましくは15分〜2時間,さらに好まし
くは30分〜90分)で行われる。安定剤流れも同様の
時間にて添加するのが好ましいが,安定剤流れは,19
90年4月2日付け提出の同時係属中の特許出願第50
3,210号明細書に記載の如く,分散粒子の表面積の
増大速度にほぼ比例した速度にて加えるのが最も好まし
い。さらに,ラジカル開始剤もモノマー流れとほぼ同じ
時間で加えるのが好ましいが,モノマーが分散粒子に移
行するまでにモノマーの重合があまり起こらないよう別
個の流れにて加えるのが好ましい。ラジカル開始剤と安
定剤は,ベースポリオールに溶解させた形で加えるのが
有利である。
【0026】全ての流れを加えた後,モノマーの実質的
に完全な反応を確実に行わせるために,通常は反応混合
物を高温で適切な時間保持するのが有利である。一般に
は,全流れの添加完了後,こうした追加加熱が5分〜2
時間(好ましくは5分〜1時間)続けられる。
【0027】さらに,反応は窒素やアルゴン等の不活性
雰囲気下で行うのが好ましく,特にわずかな(最高10
0psigまで)正圧が使用される場合にはそうであ
る。不活性雰囲気下で反応を行うと,生成物のコンシス
テンシーと濾過適性が改良されることが見出されてい
る。
【0028】前述したように,最も好ましい実施態様に
おいてはシード分散液が使用される。シード分散液は,
ビニルポリマーの分散粒子を含んでいるのが好ましく,
モノマー流れのモノマーは,連続相に対してより,この
ビニルポマーに対して一層溶解しうる。分散されるシー
ド粒子は,生成分散液を作製するのに使用されるのと同
じモノマーから得られるポリマーであるのが最も好まし
い。シード分散液は,5〜50%(好ましくは10〜4
0%,さらに好ましくは20〜30%)のソリッド含量
を有するのが有利である。シード粒子は,少なくとも約
30nm(好ましくは50〜200nm,さらに好まし
くは50〜150nm)の平均粒径を有する。
【0029】連続相,安定剤,モノマー,及び他の成分
の相対的な割合は,使用される物質の種類,及び生成分
散液に対する所望の性質と用途によって幾分異なる。安
定剤の量は,粒子の凝集が起こりにくい安定な分散液が
得られるよう選定される。安定剤は,分散液の製造にお
いて少なくとも2つの別個の機能を果たすと考えられ
る。先ず,安定剤は粒子の核形成を促進する。さらに,
安定剤は凝集や沈降が起こらないよう粒子を安定化す
る。安定剤は,これら2つの機能を果たさせるのに効果
的である。しかしながら,好ましいシード添加法におけ
るいくつかの場合では,粒子の核形成は,引き続き起こ
る粒子の成長とは別個に行われる。このような場合,こ
の核形成工程に使用される安定剤は,本発明の安定剤で
あってもよいが,必ずしもそうである必要はない。核形
成工程おいて異なる安定剤が使用される場合,本発明の
安定剤は粒子成長工程において使用される。別個の核形
成工程が行われるときは,核形成工程において本発明の
安定剤を使用するのが好ましい。粒子の核形成と粒子の
成長が別々に行われない場合,安定剤としては本発明の
安定剤を使用することができる。
【0030】本発明の大きな利点は安定剤の効率が良い
ことであり,従ってかなり少ない使用量にて極めて良好
な結果が得られる。本発明の安定剤は,ベースポリオー
ルの重量を基準として0.1〜10%(好ましくは0.
5〜3%,さらに好ましくは0.5〜1.5%)の量に
て使用すると効果的であることが見出されている。
【0031】前述したように,重合反応の進行時にラジ
カル開始剤を反応混合物に加えるのが通常は望ましい。
工業的に許容しうる重合速度を得るためには,充分な量
のラジカル開始剤が使用される。一般には,モノマーの
重量を基準として0.1〜1.75%(好ましくは0.
2〜1%,さらに好ましくは0.25〜0.8%)のの
ラジカル開始剤が使用される。ラジカル開始剤として
は,ペルオキシ酸エステル,過酸化物,過硫酸塩,過ホ
ウ酸塩,ペルカーボネート,及びアゾ化合物等がある。
このような触媒の例としては,過酸化水素,t−ブチル
ペルオクトエート,ジ(t−ブチル)ペルオキシド,ラ
ウロイルペルオキシド,クメンヒドロペルオキシド,t
−ブチルヒドロペルオキシド,2,2’−アゾビス
〔2,4−ジメチル〕ペンタンニトリル,2−(t−ブ
チルアゾ)−2−メチルブタンニトリル,2−(t−ブ
チルアゾ)−2,4−ジメチルペンタンニトリル,アゾ
ビス(イソブチロニトリル),アゾビス(メチルブチロ
ニトリル),及びこれらの混合物がある。上記触媒の中
では,アゾ触媒〔特にアゾビス(イソブチロニトリル)
とアゾビス(メチルブチロニトリル)〕が好ましい。
【0032】ビニル重合反応を行うのに有用な他の添加
剤が,ポリマーポリオールの製造に対し必要に応じて使
用される。これらの添加剤の中で重要なものとして,例
えば米国特許第4,689,354号明細書に記載の連
鎖移動剤がある。好ましい連鎖移動剤としては,t−ド
デシルメルカプタン,α−トルエンチオール,1−テト
ラデカンチオール,2−オクタンチオール,1−ヘプタ
ンチオール,1−オクタンチオール,2−ナフタレンチ
オール,1−ナフタレンチオール,1−ヘキサンチオー
ル,エタンチオール,及び1−ドデカンチオール等の種
々のメルカプタン類;ベンジルスルフィド;ヨードホル
ム;並びにヨウ素;などがある。連鎖移動剤の使用は,
特にビニルモノマーの重量を基準として0.1〜5%
(好ましくは0.25〜2.5%,さらに好ましくは
0.5〜1.0%)の量にて使用されるときは,いくつ
かの場合においてポリマーポリオール生成物の安定性と
濾過適性が向上することが見出されている。
【0033】こうして得られる生成物は,ビニルポリマ
ーのポリオール中分散液であり,前述のパーセントソリ
ッドを有している。分散されたビニルポリマー粒子は,
殆どの従来技術プロセスで造られたビニルポリマー粒子
に比べて狭い粒径分布をもつ傾向がある。平均粒径は,
150〜2000nm,好ましくは200〜1000n
m,さらに好ましくは300〜600nmである。分散
液の粘度は,パーセントソリッドと連続相の組成によっ
てかなりの程度異なるが,好ましくは12,000cs
kを越えず,さらに好ましくは8,000csk未満で
あり,最も好ましくは5,000cks未満である。
【0034】ポリマーポリオール生成物は,例えば米国
特許第4,390,645号及び第4,689,354
号各明細書に記載の如く,ポリウレタンの製造に対して
有用である。ポリマーポリオールの使用が最も適してい
るポリウレタンのタイプは,連続相を形成しているポリ
オールの官能価と当量にかなりの程度依存する。硬質ウ
レタンフォームや構造用ポリマーの製造に対しては,一
般には低い当量(約500未満,好ましくは約300未
満)と高い官能価をもったポリマーポリオールが特に有
用である。軟質ポリウレタンフォームの製造に対して
は,そしてまた非発泡もしくは微孔質のポリウレタンエ
ラストマーのソフトセグメントを形成させるのには,2
〜4の官能価をもったより高い当量のポリマーポリオー
ルが特に適している。
【0035】ポリマーポリオール生成物は,ポリウレタ
ンエラストマー(例えば熱可塑性エラストマー)及び軟
質ポリウレタンフォームを製造するのに特に適してい
る。このようなフォームを製造する際には,発泡剤の存
在下でポリマーポリオールとポリイソシアネートとを反
応させる。この他にイソシアネート反応性の物質が存在
してもよく,さらに界面活性剤,触媒,着色剤,酸化防
止剤,充填剤,及び離型剤等の助剤を存在させてもよ
い。
【0036】ポリイソシアネートは,平均して1分子当
たり少なくとも2つのイソシアネート基を有する有機化
合物である。フォームを作製するには芳香族ポリイソシ
アネートも脂肪族ポリイソシアネートも有用であるが,
その入手しやすさとコストの点から芳香族ポリイソシア
ネートが極めて好ましい。このようなポリイソシアネー
トとしては,m−フェニレンジイソシアネート,2,4
−及び/又は2,6−トルエンジイソシアネート(TD
I),ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート,
2,4’−及び/又は4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI),ポリメチレンポリフェニルポ
リイソシアネート(PMDI),水素化MDIもしくは
水素化PMDI,シクロヘキサン−1,4−ジイソシア
ネート,テトラメチレン−1,4−ジイソシアネート,
ナフチレン−1,5−ジイソシアネート,1−メトキシ
フェニル−2,4−ジイソシアネート,4,4’−ビフ
ェニレンジイソシアネート,3,3’−ジメチル−4,
4’−ビフェニルジイソシアネート,並びにトルエン−
2,4,6−トリイソシアネート等がある。この中では
TDI,MDI,及びPMDIが好ましい。さらに,上
記ポリイソシアネートのプレポリマー,及びカルボジイ
ミド結合,アロファネート結合,又はビウレット結合を
含んだ上記ポリイソシアネートの誘導体も有用である。
【0037】本発明において使用される発泡剤には,ポ
リマーポリオールとポリイソシアネートとの反応が進行
する条件下にてガスを発生するいかなる物質も含まれ
る。水,種々の低沸点炭化水素とハロゲン化炭化水素,
窒素を放出するいわゆるアゾ化合物,及びこれらに類似
の物質が適している。適切な炭化水素及びハロゲン化炭
化水素としては,ペンタン,ヘキサン,ヘプタン,ペン
テン,ヘプテン,ジクロロジフルオロメタン,トリクロ
ロフルオロメタン,1,1,1−トリクロロエタン,及
び塩化メチレン等がある。水,水と低沸点炭化水素との
混合物,及び水と低沸点ハロゲン化炭化水素との混合物
が好ましい。
【0038】フォームの作製に際しては,ポリマーポリ
オールを別のポリオールで希釈することが望ましい場合
がしばしばある。特にポリマーポリオールのパーセント
ソリッドが約20重量%を越える場合がそうである。こ
の目的に適したポリオールは,ポリウレタンに対して所
望される特性によって異なり,軟質フォームを作製する
場合は,1000〜2500の当量と2〜4の平均官能
価を有するポリオールが好ましい。この別のポリオール
はさらに,ポリマーポリオールの連続相を形成するポリ
オールに対して相溶性があるのが有利である。この別ポ
リオールとポリマーポリオールの混合物のパーセントソ
リッドが2〜30%(好ましくは5〜20%)となるよ
う,充分な量の別ポリオールを使用するのが通常は望ま
しい。
【0039】ポリウレタンの製造に際しては通常触媒が
使用される。使用される触媒の2つの主要なタイプは,
第三級アミン触媒と有機金属触媒である。代表的な第三
級アミン触媒としては,例えば,トリエチレンジアミ
ン,N−メチルモルホリン,N−エチルモルホリン,ジ
エチルエタノールアミン,N−ココモルホリン,1−メ
チル−4−ジメチルアミノエチルピペラジン,3−メト
キシ−N−ジメチルプロピルアミン,及びビス(N,N
−ジメチルアミノエチル)エーテル等がある。第三級ア
ミン触媒は通常,ポリオール100部(ポリマーポリオ
ールも含む)当たり0.1〜5部(好ましくは0.2〜
2部)の量にて使用される。適切な有機金属触媒として
は,有機鉛化合物,有機鉄化合物,有機水銀化合物,有
機ビスマス化合物,及び有機錫化合物等があるが,好ま
しいのは有機錫化合物である。代表的な有機錫化合物と
しては,ジブチル錫ジラウレート,ジメチル錫ジラウレ
ート,オクタン酸第一錫,及び塩化第一錫等がある。有
機金属触媒は通常,ポリオール100部(ポリマーポリ
オールも含む)当たり0.001〜0.5部(好ましく
は0.05〜0.2部)の量にて使用される。
【0040】フォームの製造に際しては,反応混合物が
充分に硬化されてその気泡構造を保持するようになるま
で,気泡の崩壊が起こらないよう反応混合物を安定化さ
せるために,界面活性剤を使用するのが有利である。適
切な界面活性剤としてはシリコーン界面活性剤があり,
これらの殆どは,少なくとも1つのポリ(オキシアルキ
レン)セグメントと少なくとも1つのポリ(ジメチルシ
ロキサン)セグメントを含んだブロックコポリマーであ
る。他の界面活性剤としては,長鎖アルコールのポリエ
チレングリコールエーテル,第三級アミンのポリエチレ
ングリコールエーテル,又は長鎖アルキル酸性硫酸エス
テル,アルキルスルホン酸エステル,及びアルキルアリ
ールスルホン酸のアルカノールアミン塩のポリエチレン
グリコールエーテルがある。これらの界面活性剤を使用
する場合,通常はポリオール100部(ポリマーポリオ
ールも含む)当たり0.1〜3部(好ましくは0.3〜
1部)の量で充分である。
【0041】さらに,ジエタノールアミンやメチレンビ
ス(o−クロロアニリン)等の架橋剤;α,ω−アルキ
レングリコールとグリコールエーテル,及び芳香族ジア
ミン等の連鎖延長剤;着色剤;保存剤;及び充填剤;な
ども配合することができる。フォームの加工性や特性を
改良するために架橋剤や連鎖延長剤を使用することは当
業界においてよく知られている。
【0042】フォームは,金型発泡法でもフリー発泡法
でも作製することができる。金型を使用してフォームを
作製する場合は,反応混合物が金型中に流し込まれ,そ
こで反応混合物が反応を起こし,膨張して金型を充填
し,これによって金型の内部形状をとる。フリー発泡フ
ォーム又はスラブフォームを作製する場合は,反応混合
物を重力に抗して自由に発泡上昇させる。金型発泡法及
びフリー発泡法についてはよく知られており,例えば米
国特許第4,485,133号明細書に説明されてい
る。
【0043】こうして得られるフォームは,広範囲のク
ッション材やエネルギー吸収材等の用途(例えば,自動
車のシート,アームレスト,及びダッシュボード;包装
材,寝具;並びにカーペット下敷)に有用である。
【0044】以下に実施例を挙げて本発明を説明する
が,本発明がこれらの実施例によって限定されることは
ない。特に明記しない限り,部やパーセントは全て重量
基準である。
【0045】
【実施例】実施例1 A.安定剤の作製 分子量4000で公称二官能の,エチレンオキシドでキ
ャップされたポリ(プロピレンオキシド)とトルエンジ
イソシアネートとをインデックス65にて反応させるこ
とによって,安定剤Aを作製した。この反応は,TDI
とジオールを混合し,触媒有効量のジブチル錫ジラウレ
ートの存在下にて約90℃で約2時間加熱することによ
って行った。こうして得られた生成物に,最初に仕込ん
だジオールの1当量当たり0.3当量のα,α−ジメチ
ル・メタイソプロペニルベンジルイソシアネート〔TM
I(商標),アメリカンシアナミド社の製品〕を加え
た。本混合物を90℃で4時間反応させた。得られた安
定剤(安定剤A)は,8000〜12000の数平均分
子量(Mn )を有した。安定剤Aの平均ヒドロキシル官
能価は,約0.3OH基/分子未満であった。
【0046】TDIをインデックス75にて使用し,そ
して最初のジオール1当量当たり0.2当量のTMIイ
ソシアネートを使用したこと以外は,同様の手順で安定
剤Bを作製した。こうして得られた安定剤Bは,900
0〜15000のMn と約0.5OH/分子未満の平均
ヒドロキシル官能価を有していた。
【0047】TDIをインデックス85にて使用し,そ
して最初のジオール1当量当たり0.1当量のTMIイ
ソシアネートを使用したこと以外は,同様の手順で安定
剤Cを作製した。こうして得られた安定剤Cは,100
00〜20000のMn と約0.7OH/分子未満の平
均ヒドロキシル官能価を有していた。
【0048】安定剤Bの場合と同じ相対量の物質を使用
して安定剤Dを作製したが,この場合はジオール,TD
I,及びTMIイソシーネートを同時に混合・反応させ
ることによって作製した。安定剤Dの性質は,安定剤B
の性質と実質的に同じであった。
【0049】B.従来の安定剤で核形成させた粒子を含
んだシードコポリマーポリオールを使用したコポリマー
ポリオールの作製 適切な容器中に,ポリオールA中25パーセントソリッ
ドS/AN(70/30)シード分散液の313部を仕
込んだ。シード分散液の粒子は約90nmのメジアン直
径を有する。ポリオールAは,当量が1600で公称三
官能の,エチレンオキシドで末端キャップしたポリ(プ
ロピレンオキシド)であった。シード分散液はさらに4
0.6%の従来型安定剤を含み,この従来型安定剤は,
TMIイソシアネートと,当量が1600で公称三官能
のランダムコポリマー(87%のPOと13%のEO)
とをモル比0.2:1にて反応させることによって作製
した。次いでこの容器に5110部のポリオールAと4
0部の安定剤Aを加えた。こうして得られた混合物を,
窒素雰囲気下にて撹拌しながら125℃に加熱した。混
合物の温度を約125℃に保持しながら,いくつかの流
れを容器中に供給した。1つの流れはアクリロニトリル
の流れであり,これは57分の時間にて26.32部/
分の速度で供給した。アクリロニトリル流れの供給開始
の2分後に,スチレン流れを55分の時間にて63.6
部/分の速度で供給した。スチレン流れの供給開始と同
時に,ポリオールA中に16%の安定剤Aを含有させた
形の混合物を供給開始し,このとき10分間は67.5
部/分の初期速度で,さらに10分間は42.8部/分
の速度で,そしてさらに34分間は35.9部/分の速
度で供給した。アクリロニトリル流れと同時に,ポリオ
ールA中に0.86%のアゾビス(2−メチルブチロニ
トリル)を含有させた形の混合物を容器に供給開始し,
このとき57分間は39.6部/分の速度で,次いでさ
らに43分間は90.7部/分の速度で供給した。さら
に,スチレン流れと同時に,ポリオールA中に3.3%
のドデシルメルカプタンを含有させた形の混合物を容器
に供給開始し,このとき55分間にわたって27.5部
/分の速度で供給した。全ての流れを加え終わった後,
本混合物を125℃に保持し,減圧下でストリッピング
して揮発性物質を除去した。こうして得られた生成物を
コポリマーポリオールサンプル(Copolymer
Polyol Sample)1−Aと命名した。本サ
ンプルにおける安定剤Aの全量は2%であった。サンプ
ル1−Aは,25パーセントソリッドを含有したスムー
ズで高品質の分散液であった。25℃における粘度は2
500cksであり,メジアン粒径は360nmであっ
た。この粒径値は予想外に小さく,このことは,安定剤
の効率が良いことにより,重合の初期段階における粒子
の凝集が実質的に減少していることによるものと考えら
れる。12.5%の従来型安定剤(例えば,シード粒子
を作製する際に使用されるもの)を使用すると,約50
0nmのメジアン粒径が得られた。このように,この安
定剤は,極めて少ない使用量にて性能向上をもたらし
た。
【0050】安定剤の使用量を1.5%に減少させた以
外は,同様の手順で別のコポリマー(サンプルNo.1
−B)ポリオールサンプルを作製した。極めて類似した
結果が得られ,粘度と粒径は,実験誤差の範囲内におい
てサンプル1−Aと同じであった。
【0051】コポリマー生成物のメジアン粒径はシード
の量とは逆に変化するので,シードの量を120部に減
少させたこと以外はサンプル1−Aの場合と同じ手順を
使用して,500nmのメジアン粒径を有するコポリマ
ーポリオールの作製を試みた。得られたコポリマーポリ
オール(サンプル1−C)の粘度は2160cksであ
り,またメジアン粒径は490nmであった。安定剤の
量を1%に減らしたこと以外は,この手順を再び繰り返
してサンプル1−Dを得た。この場合も良好な結果が得
られ,生成物の粘度は2410cks,メジアン粒径は
510nmであった。
【0052】安定剤Aの代わりに安定剤Bを使用したこ
と以外は,サンプル1−Cの場合と同様の手順で別のコ
ポリマーポリオール(サンプル1−E)を作製した。サ
ンプル1−Eの粘度は2540cksであり,メジアン
粒径は4567nmであった。安定剤Bの使用量を0.
5%に減らしたとき,及びこの代わりに安定剤Dを0.
5%使用したときには,実質的に同じ結果が得られた。
0.25%の安定剤Bを使用(これ以外の点はサンプル
1−Eの場合と同じ)して作製したコポリマーポリオー
ル(サンプル1−F)の粘度は2270cksであり,
またメジアン粒径は630nmであった。このように,
本発明の安定剤は,極めて少ない使用量でも分散液を安
定化させるのに有効であった。
【0053】安定剤Aの代わりに0.25%の安定剤C
を使用して,サンプル1−Aの手順を繰り返した。こう
して得られたコポリマーポリオール(サンプル1−G)
は,2030cksの粘度と520nmのメジアン粒径
を有し,その品質は良好であった。
【0054】C.本発明の安定剤によるコポリマーポリ
オール粒子の核形成 適切な容器中に,安定剤BのポリオールA中16%溶液
を6659部仕込んだ。本溶液を125℃に加熱し,窒
素雰囲気下で撹拌して当該温度に保持しつつ,いくつか
の供給流れを加えた。アクリロニトリル流れは,57分
間にわたって26.32部/分の速度で加えた。アクリ
ロニトリル流れの供給開始から2分後に,スチレン流れ
を供給開始し,55分間にわたって63.6部/分の速
度で供給した。アクリロニトリル流れの供給開始から7
分後に,ポリオールA中16%安定剤Bの溶液を29.
64部/分の速度で供給開始した。ポリオールA中に
1.77%のアゾビス(2−メチルブチロニトリル)を
混合して得たスラリーを,アクリロニトリル流れの供給
開始と同時に加え,このとき59分間は86.7部/分
の初期速度で,そしてさらに43分間は45.5部/分
の速度で供給した。全ての流れを加えた後,混合物を減
圧下でストリッピングして揮発性物質を除去した。本生
成物は25パーセントソリッドの分散液であり,その粘
度は5660cks,メジアン粒径は110nmであっ
た。
【0055】この分散液(シード分散液A)をシード分
散液として使用してコポリマーポリオール生成物を作製
した。サンプル1−Aの作製において使用したシードコ
ポリマーポリオールの代わりに213部のシード分散液
Aを使用し,且つ安定剤Bの使用量を0.5%としたこ
と以外は,サンプル1−Aの場合と同様の手順にてコポ
リマーポリオールサンプル1−Hを作製した。本生成物
はスムーズで安定な分散液であり,その粘度は2370
cks,メジアン粒径は490nmであった。
【0056】実施例2 A.安定剤E〜Jの作製 TDIをインデックス60にて使用し,そして出発原料
ジオールの1当量当たり0.25当量のTMIイソシア
ネートを使用したこと以外は,安定剤Aの場合と同様の
一般手順にて安定剤Eを作製した。安定剤Eは,790
0〜8550のMn 及び約0.75OH基/分子の平均
ヒドロキシル官能価を有していた。
【0057】(1)安定剤Aを作製する際に使用したキ
ャップトジオールの代わりに,分子量4000で公称二
官能のポリ(プロピレンオキシド)を使用したこと,
(2)TDIインデックスを60にしたこと,及び
(3)出発原料ジオールの1当量当たり0.35当量の
TMIイソシアネートを使用したこと以外は,安定剤A
の場合と同様の一般手順にて安定剤Fを作製した。安定
剤Fは,約10,100のMn 及び約0.25OH基/
分子の平均ヒドロキシル官能価を有していた。
【0058】TDIインデックスを65にしたこと,及
び出発原料ジオールの1当量当たり0.2当量のTMI
イソシアネートを使用したこと以外は,安定剤Fの場合
と同様の手順にて安定剤Gを作製した。安定剤Gは,約
8900のMn 及び約0.85OH基/分子の平均ヒド
ロキシル官能価を有していた。
【0059】安定剤Eの作製において使用したTDIの
代わりに,当量が143のカルボジイミド変性“液状M
DI”を使用したこと以外は,安定剤Eの場合と同様の
手順にて安定剤Hを作製した。安定剤Hは,約9600
のMn 及び約0.75OH基/分子の平均ヒドロキシル
官能価を有していた。
【0060】安定剤Eの作製において使用したTDIの
代わりに,高純度のジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)を使用したこと以外は,安定剤Eの場合と同
様の手順にて安定剤Iを作製した。安定剤Iは,約76
00のMn 及び約0.75OH基/分子の平均ヒドロキ
シル官能価を有していた。
【0061】MDIインデックスを85にしたこと,及
び出発原料ジオールの1当量当たり0.1当量のTMI
イソシアネートを使用したこと以外は,安定剤Iの場合
と同様の手順にて安定剤Jを作製した。安定剤Jは,約
13,500のMn 及び約0.7OH基/分子の平均ヒ
ドロキシル官能価を有していた。
【0062】B.コポリマーポリオール2−A〜2−G
の作製 以下に記載の一般的な手順を使用して,コポリマーポリ
オールサンプル2−Aを作製した。適切な容器に,37
2.5部のポリオールB(92%のPOと8%のEOと
の混合物から得られる当量1000の公称三官能ランダ
ムコポリマー)及び27.5部の安定剤Bを仕込んだ。
次いで容器内容物を撹拌しながら125℃に加熱した。
7.7部のアゾビス(2−メチルブチロニトリル)を6
75部のポリオールB中に混合して得られた開始剤スラ
リーを,1.13部/分の初期速度にて反応容器に供給
した。327.5部のポリオールBと22.5部の安定
剤Bを含有した安定剤混合物を,開始剤スラリーの流れ
を供給開始してから1分後に,0.58部/分の初期速
度にて反応容器に供給した。安定剤混合物の供給開始と
同時に,752.5部のスチレン,322.5部のアク
リロニトリル,及び8.1部のドデシルメルカプタンを
含有したモノマー混合物を,1.81部/分の初期速度
にて供給開始した。供給流れはいずれも,容器内容物の
温度を125℃に保持しながら加えた。モノマー混合物
と安定剤混合物を供給開始してから1時間後に,残りの
安定剤混合物が45分で加えられ,残りのモノマー混合
物が60分で加えられ,そして残りの開始剤スラリーが
90分で加えられるよう,それぞれの流れの供給速度を
増大させた。全ての流れの供給が完了した後,容器内容
物をさらに30分間125℃に保持し,得られた生成物
を減圧下でストリッピングして,揮発性の不純物を除去
した。こうして得られたコポリマーポリオールの公称ソ
リッド含量は43%であった。メジアン粒径はHDCに
よって測定し,その値を表1に示した。本分散液のブル
ックフィールド粘度を測定し,その値を表1に示した。
【0063】安定剤の種類を変えたこと以外は,サンプ
ル2−Aの場合と同様の手順にてコポリマーポリオール
サンプル2−B〜2−Gを作製した。使用した安定剤は
表1に示す通りである。粘度と粒径も表1に示した。
【0064】 分散液はいずれもスムーズで且つ安定であり,優れた品
質の軟質ポリウレタンフォームを作製するのに有用であ
った。このことは,安定剤の使用量が少ないことを考慮
すると驚くべきことである。分子量5000のポリエー
テルトリオールとトリオール1モル当たり0.2モルの
TMIから作製された従来型安定剤を使用した場合は,
類似の品質の生成物を得るのに必要とされる安定剤の量
は,サンプル2−A〜2−Gを作製するのに使用した量
の3倍であった。
【0065】C.コポリマーポリオールサンプル2−A
〜2−Gを使用して作製したポリウレタンフォーム 100部のコポリマーポリオールサンプル2−A,3部
の水,1部のシリコーン界面活性剤,0.083部の第
三級アミン触媒,0.08部の有機錫触媒,及びイソシ
アネートインデックスが1.15となるような量のTD
Iを急速混合することによって,スラブ発泡の軟質ポリ
ウレタンフォームを作製した。本混合物を開放モールド
中に注入し,発泡上昇させて硬化させた。こうして得ら
れたフォームをサンプル2−Aと命名し,その物理的特
性を表2に示した。コポリマーポリオール2−Aの代わ
りに,それぞれコポリマーポリオールサンプル2−C〜
2−Gを使用して,軟質ポリウレタンフォームサンプル
2−C〜2−Gを類似の手順で作製した。フォームサン
プル2−Cと2−Gの物理的特性を測定し,その結果を
表2に示した。比較のため,従来型安定剤を使用して得
られたコポリマーポリオール(実施例2−Bに記載)で
作製したフォームの評価も行った。
【0066】 表2に記載のデータから,本発明のフォームサンプルの
特性は,圧縮永久歪と疲労特性(算出荷重損失と算出高
さ損失)が実質的に改良されていること除けば,対照標
準サンプルの特性と極めて類似していることがわかる。
本発明のフォームサンプルはさらに,少なくとも反応の
初期段階においてその硬化反応がやや遅かった。このこ
とは,本発明のコポリマーポリオールによって加工性の
改良が果たされていることを示している。
【0067】実施例3 分子量4500で公称二官能のポリ(エチレンオキシ
ド)とTDIをインデックス65にて反応させ,次いで
この得られた物質を,安定剤Aを作製するのに使用した
一般法を使用して出発原料ジオールの1当量当たり0.
3当量のTMIでキャップすることによって,安定剤K
を作製した。この安定剤は,9000〜12000のM
n と約0.25OH/分子の平均ヒドロキシル官能価を
有していた。
【0068】安定剤Jを作製するのに使用したポリ(E
O)ジオールの代わりに,分子量4000で公称二官能
のポリ(プロピレンオキシド)を使用したこと以外は,
同様の手順で安定剤Lを作製した。この安定剤は,80
00〜10000のMn と約0.25OH/分子の平均
ヒドロキシル官能価を有していた。
【0069】硬質ポリウレタンフォームを製造するのに
適したコポリマーポリオール(サンプル3−A)を,い
くらかの修正を加えつつ実施例2−Bに記載の一般的手
順に従って作製した。安定剤Bの代わりに安定剤Kを使
用した。ポリオールBの代わりに,ポリオールC〔分子
量400で公称三官能のポリ(エチレンオキシド)〕を
使用した。パーセントソリッドは25%であった。ドデ
シルメルカプタンの使用量は,モノマーの重量を基準と
して0.75%であった。安定な分散液が得られた。本
分散液は冷却すると結晶化したが,再加熱すると固体粒
子が再び均一に分散した。
【0070】安定剤Kの代わりに安定剤Aを使用して上
記実験を繰り返したところ,得られた分散液は安定では
なかった。これは,安定剤Aを作製するのに使用したジ
オールがかなり高いオキシプロピレン含量を有してお
り,従ってポリオールC(EOホモポリマー)に対する
相溶性が比較的悪化していることによるものである,と
考えられる。他方,安定剤Kはエチレンオキシドのホモ
ポリマーから造られており,従ってポリオールCと充分
に混和しうる。このことは,安定剤の組成とベースポリ
オールの組成とが適合することの重要性を示している。
【0071】以下に記載の若干の違いを除き,サンプル
3−Aの場合と同様の手順にて他のコポリマーポリオー
ルを作製した。ポリオールCの代わりにポリオールD
〔分子量400で公称二官能のポリ(PO)〕を使用し
た。安定剤Kの代わりに安定剤Lを使用し,ドデシルメ
ルカプタンの使用量は,モノマーの重量を基準として3
%であった。ソリッド含量は40%であった。安定な分
散液が得られた。45パーセントソリッドにて同じ実験
を行った場合も,類似の結果が得られた。さらに,上記
の方法においてスチレン対アクリロニトリルの比を5
0:50;30:70;及び0:100にして仕込んで
場合でも,45パーセントソリッドの安定な分散液が得
られた。
【0072】実施例4 安定剤Kを作製するのに使用したジオールの代わりに,
分子量2900で公称二官能のポリ(テトラメチレンオ
キシド)ポリマーを使用したこと以外は,安定剤Kの場
合と同様の手順にて安定剤Mを作製した。
【0073】以下に記載の若干の違いを除き,実施例2
−Bに記載の一般的手順に従って,安定剤Mを使用して
コポリマーポリオール(サンプル4−A)を作製した。
ポリオールBの代わりに,分子量2000で公称二官能
のポリ(テトラメチレンオキシド)を使用した。初期仕
込み以外は,全ての供給を3つの供給流れではなく単一
の供給流れで行い,トータル60分の時間にわたって供
給した。安定な分散液が得られ,本分散液は,ポリオー
ル連続相の結晶化により,時間の経過と共に固化した。
再度融解した後においては安定性を保持していた。この
分散液を使用して,粒子の実質的な崩壊を起こすことな
く,引き続き押出加工することのできる熱可塑性ポリウ
レタンを作製した。
【0074】さらに,分子量2000のジオールの代わ
りに,分子量700で公称二官能のポリ(テトラメチレ
ンオキシド)ポリマーを使用したこと以外は,安定剤M
を使用して,サンプル4−Aの場合と同様に別のコポリ
マーポリオールを作製した。安定な分散液が得られた。
【0075】実施例5 使用したポリオールが分子量2000で公称二官能のエ
チレンオキシドキャップしたポリ(プロピレンオキシ
ド)であること以外は,安定剤Bの場合と同様の手順に
て安定剤Nを作製した。得られた安定剤NのMn は約7
100であり,平均ヒドロキシル官能価は約0.4ヒド
ロキシル基/分子であった。安定剤Bの代わりに安定剤
Nを使用し,そして3つの供給流れを使用する代わり
に,初期仕込みを除いて反応容器への全ての供給を単一
の供給流れにて行ったこと(トータル60分の時間にわ
たって供給した)以外は,実施例2−Cに記載の手順と
同様の手順にてコポリマーポリオール5−Aを作製し
た。こうして得られた分散液の粘度は5600cksで
あり,メジアン粒径は660nmであった。
【0076】出発原料ジオールの1当量当たりわずか
0.125当量のTMIイソシアネートを使用したこと
以外は,安定剤Nの場合と同様の手順にて安定剤Pを作
製した。安定剤PのMn は約6900であり,平均ヒド
ロキシル官能価は約1.0ヒドロキシル基/分子であっ
た。安定剤Pを使用したこと以外は,サンプル5−Aの
場合と同様の手順にてコポリマーポリオールサンプル5
−Bを作製した。こうして得られた分散液の粘度は54
00cpsであり,メジアン粒径は690nmであっ
た。
【0077】出発原料ジオールの1当量当たり0.25
当量のTMIイソシアネートを使用したこと以外は,安
定剤Nの場合と同様の手順にて安定剤Qを作製した。安
定剤QのMn は約7100であり,平均ヒドロキシル官
能価は本質的に0ヒドロキシル基/分子であった。安定
剤Qを使用したこと以外は,サンプル5−Aの場合と同
様の手順にてコポリマーポリオールサンプル5−Cを作
製した。こうして得られた分散液の粘度は8000cp
sであり,メジアン粒径は460nmであった。
【0078】実施例6 安定剤Rを以下のような手順で作製した。当量が191
0で公称二官能のエチレンオキシドキャップしたポリ
(プロピレンオキシド)の729.3部を,ビスフェノ
ールAのジグリシジルエーテル(当量180)の51.
5部及びBF3 エーテラートの0.2部と共に50℃で
2時間加熱した。次いで,こうして得られた結合ポリオ
ールをKOH溶液で中和し,19.2部のTMIイソシ
アネート及び0.2部の有機錫触媒と共に90℃で2時
間加熱した。こうして得られた安定剤Rの分子量は90
00〜15,000であり,平均ヒドロキシル官能価は
ほぼ0ヒドロキシル基/分子であった。
【0079】安定剤Rを使用したこと以外は,コポリマ
ーポリオール2−Aの場合と同様の手順にてコポリマー
ポリオール6−Aを作製した。こうして得られた分散液
の粘度は5000cksであり,メジアン粒径は530
nmであった。
【0080】安定剤Rを使用したこと以外は,コポリマ
ーポリオール5−Aの場合と同様の手順にてコポリマー
ポリオール6−Bを作製した。こうして得られた分散液
の粘度は6000cksであり,メジアン粒径は580
nmであった。
フロントページの続き (72)発明者 ポール・ネイル アメリカ合衆国テキサス州77566,レイ ク・ジャクソン,ペパーミント・ドライブ 225 (72)発明者 キース・プローマン アメリカ合衆国テキサス州77566,レイ ク・ジャクソン,カーディナル 116 (72)発明者 グリーム・ディー・フォッグ イギリス国サウス・ウェールズ,サウス・ グラモーガン,バリー,チャーチフィール ズ 76

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種類のエチレン性不飽和モ
    ノマーを,有効量の安定剤の存在下においてポリオール
    連続相中で重合させて,前記エチレン性不飽和モノマー
    から得られるポリマーの粒子の前記ポリオール連続相中
    分散液を形成させる,というポリマーポリオールの製造
    方法であって,このとき前記安定剤が,末端重合可能な
    エチレン性不飽和結合と6000〜100,000の数
    平均分子量を有するポリマーであって,且つ最高1.0
    ヒドロキシル基/分子(hydroxyl group
    /molecule)までの平均ヒドロキシル官能価を
    含むことを特徴とする,前記製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリオール連続相がポリエーテル又
    はポリエーテルの混合物であり,前記安定剤がポリエー
    テルである,請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記安定剤が,8000〜50,000
    のMn,0.8以下の平均ヒドロキシル官能価,及び2
    〜3の全官能価を有する,請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記エチレン性不飽和モノマーがスチレ
    ンとアクリロニトリルとの混合物である,請求項3記載
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記安定剤が2の全官能価を有する,請
    求項4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ポリオール連続相が,プロピレンオ
    キシドのポリマー又はプロピレンオキシドとエチレンオ
    キシドとのコポリマーであるポリエーテルである,請求
    項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ポリオール連続相が,800〜30
    00の平均当量と2〜4の官能価を有する,請求項6記
    載の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記コポリマーポリオール(copol
    ymer polyol)が10〜45重量%のパーセ
    ントソリッド(percent solid)を有す
    る,請求項7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ポリオール連続相が,85〜500
    の平均当量及び3〜6の平均官能価を有するポリ(プロ
    ピレンオキシド)又はポリ(エチレンオキシド)であ
    る,請求項4記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 シード分散液(seed dispe
    rsion)が存在している,請求項3記載の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記シード分散液が安定剤又はその反
    応生成物を含み,前記安定剤が,末端重合可能なエチレ
    ン性不飽和結合と6000〜100,000の数平均分
    子量を有するポリマーであって,且つ1.0ヒドロキシ
    ル基/分子以下の平均ヒドロキシル官能価を含む,請求
    項3記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の製造方法によるポリマ
    ーポリオール。
  13. 【請求項13】 (a) ヒドロキシル末端ポリマーを
    含んだ連続相; (b) 前記連続相中に分散され且つ成分(a)にグラ
    フト化された,少なくとも1種類のエチレン性不飽和モ
    ノマーから得られるポリマーの複数粒子;及び (c) 成分(a)の重量を基準として0.1〜10重
    量%の安定剤,このとき前記安定剤は,末端重合可能な
    エチレン性不飽和結合と6000〜100,000の数
    平均分子量を有するポリマーであって,且つ最高1 .
    0ヒドロキシル基/分子までの平均ヒドロキシル官能価
    を含む;を含んだポリマーポリオール。
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