JPH05247374A - 潤滑塗料およびこれを用いた自己潤滑絶縁電線 - Google Patents
潤滑塗料およびこれを用いた自己潤滑絶縁電線Info
- Publication number
- JPH05247374A JPH05247374A JP4579392A JP4579392A JPH05247374A JP H05247374 A JPH05247374 A JP H05247374A JP 4579392 A JP4579392 A JP 4579392A JP 4579392 A JP4579392 A JP 4579392A JP H05247374 A JPH05247374 A JP H05247374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating
- paint
- self
- fine powder
- alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フッ素樹脂微粉末が凝集したり、浮遊分離し
たりせず、分散性が良好で貯蔵安定性の優れたフッ素樹
脂微粉末配合塗料を得る。 【構成】 フッ素樹脂微粉末をエタノールなどのアルコ
ールに予め分散し、この分散物をポリエステル,ポリア
ミドイミド,ポリエステルイミドなどの塗料に配合す
る。
たりせず、分散性が良好で貯蔵安定性の優れたフッ素樹
脂微粉末配合塗料を得る。 【構成】 フッ素樹脂微粉末をエタノールなどのアルコ
ールに予め分散し、この分散物をポリエステル,ポリア
ミドイミド,ポリエステルイミドなどの塗料に配合す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、潤滑性,貯蔵安定性
に優れた潤滑塗料およびこの潤滑塗料を用いた自己潤滑
絶縁電線に関する。
に優れた潤滑塗料およびこの潤滑塗料を用いた自己潤滑
絶縁電線に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自己潤滑絶縁電線として
は、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂微粉
末をポリエステル,ポリアミドイミドなどの絶縁塗料に
添加,分散させた潤滑塗料を導体上に直接もしくは他の
絶縁物を介して最外層に塗布,焼付し、潤滑被膜を形成
した自己潤滑絶縁電線が知られている。
は、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂微粉
末をポリエステル,ポリアミドイミドなどの絶縁塗料に
添加,分散させた潤滑塗料を導体上に直接もしくは他の
絶縁物を介して最外層に塗布,焼付し、潤滑被膜を形成
した自己潤滑絶縁電線が知られている。
【0003】この自己潤滑絶縁電線は、優れた表面潤滑
性を発揮するもののフッ素樹脂微粉末を分散した潤滑塗
料の貯蔵安定性が悪く、フッ素樹脂微粉末が塗料中で凝
集したり、時には浮遊分離したりすることがあった。
性を発揮するもののフッ素樹脂微粉末を分散した潤滑塗
料の貯蔵安定性が悪く、フッ素樹脂微粉末が塗料中で凝
集したり、時には浮遊分離したりすることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、この発明にお
ける課題は、フッ素樹脂微粉末が凝集したり、浮遊分離
することがなく、貯蔵安定性が良好なフッ素樹脂微粉末
分散潤滑塗料を得ることにある。
ける課題は、フッ素樹脂微粉末が凝集したり、浮遊分離
することがなく、貯蔵安定性が良好なフッ素樹脂微粉末
分散潤滑塗料を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、フッ素樹
脂微粉末をアルコールに分散して分散物とし、この分散
物を塗料に配合することで解決される。
脂微粉末をアルコールに分散して分散物とし、この分散
物を塗料に配合することで解決される。
【0006】以下、この発明を詳しく説明する。この発
明で用いられるフッ素樹脂微粉末としては、ポリテトラ
フルオロエチレン,テトラフルオロエチレン・パ−フル
オロアルキルビニルエーテル共重合体,テトラフルオロ
エチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体,ポリク
ロロトリフルオロエチレン,テトラフルオロエチレン・
エチレン共重合体,クロロトリフルオロエチレン・エチ
レン共重合体,ポリビニリデンフルオライド,ポリビニ
ルフルオライドなどのフッ素樹脂の平均粒径が10μm
以下の微粉末が用いられる。平均粒径が10μmを越え
ると、塗布時に微粉末が塗布ダイスに詰まりやすくな
り、作業性が悪化し、仕上がり表面が不良となる。
明で用いられるフッ素樹脂微粉末としては、ポリテトラ
フルオロエチレン,テトラフルオロエチレン・パ−フル
オロアルキルビニルエーテル共重合体,テトラフルオロ
エチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体,ポリク
ロロトリフルオロエチレン,テトラフルオロエチレン・
エチレン共重合体,クロロトリフルオロエチレン・エチ
レン共重合体,ポリビニリデンフルオライド,ポリビニ
ルフルオライドなどのフッ素樹脂の平均粒径が10μm
以下の微粉末が用いられる。平均粒径が10μmを越え
ると、塗布時に微粉末が塗布ダイスに詰まりやすくな
り、作業性が悪化し、仕上がり表面が不良となる。
【0007】また、この発明で用いられるアルコールと
しては、分子中にOH基を含む全てのアルコールが用い
られるが、好ましくは沸点が70〜210℃の範囲のも
のが用いられ、例えばエタノール,2−プロパノール,
2−ブタノール,イソブチルアルコール,テトラブチル
アルコール,1−ペンタノール,2−ペンタノール,3
−ペンタノール,2−メチル−1−ブタノール,イソベ
ンチルアルコール,テトラペンチルアルコール,3−メ
チル−2−ブタノール,ネオペンチルアルコール,1−
ヘキサンノール、2−メチル−1−ペンタノール、4−
メチル−2−ペンタノール,2−エチル−1−ブタノー
ル,1−ヘプタノール,2−ヘプタノール,3−ヘプタ
ノール、1−オクタノール,2−オクタノール,2−エ
チル−1−ヘキサノール,1−ノナノール,ガ−ビト
ル,フルフリルアルコール,ベンジルアルコール、シク
ロペンタノール,シクロヘキサノール,アリルアルコー
ル,プロパルパギルアルコールなどが挙げられる。
しては、分子中にOH基を含む全てのアルコールが用い
られるが、好ましくは沸点が70〜210℃の範囲のも
のが用いられ、例えばエタノール,2−プロパノール,
2−ブタノール,イソブチルアルコール,テトラブチル
アルコール,1−ペンタノール,2−ペンタノール,3
−ペンタノール,2−メチル−1−ブタノール,イソベ
ンチルアルコール,テトラペンチルアルコール,3−メ
チル−2−ブタノール,ネオペンチルアルコール,1−
ヘキサンノール、2−メチル−1−ペンタノール、4−
メチル−2−ペンタノール,2−エチル−1−ブタノー
ル,1−ヘプタノール,2−ヘプタノール,3−ヘプタ
ノール、1−オクタノール,2−オクタノール,2−エ
チル−1−ヘキサノール,1−ノナノール,ガ−ビト
ル,フルフリルアルコール,ベンジルアルコール、シク
ロペンタノール,シクロヘキサノール,アリルアルコー
ル,プロパルパギルアルコールなどが挙げられる。
【0008】この発明では、上記アルコールを分散媒と
して用い、このアルコール中に上記フッ素樹脂微粉末を
分散させて、分散物とする。この分散物は、フッ素樹脂
微粉末の量が全量の10〜80重量%となるように調製
される。アルコールの量が90重量%を越えると、塗料
中の溶剤との相溶性が悪くなり、塗料が不安定となり、
20重量%未満ではフッ素樹脂微粉末の凝集がおこりや
すくなる。分散物の製造は、アルコールに所要量のフッ
素樹脂微粉末を添加しつつホモジナイザーなどの高速攪
拌機で2分〜30分程度攪拌する方法などが採用でき
る。このような分散物は、アルコール中にフッ素樹脂微
粉末が均一かつ安定に分散した状態となっている。アル
コール以外の他の有機溶剤を分散媒とした場合には、均
一な分散状態は得られない。
して用い、このアルコール中に上記フッ素樹脂微粉末を
分散させて、分散物とする。この分散物は、フッ素樹脂
微粉末の量が全量の10〜80重量%となるように調製
される。アルコールの量が90重量%を越えると、塗料
中の溶剤との相溶性が悪くなり、塗料が不安定となり、
20重量%未満ではフッ素樹脂微粉末の凝集がおこりや
すくなる。分散物の製造は、アルコールに所要量のフッ
素樹脂微粉末を添加しつつホモジナイザーなどの高速攪
拌機で2分〜30分程度攪拌する方法などが採用でき
る。このような分散物は、アルコール中にフッ素樹脂微
粉末が均一かつ安定に分散した状態となっている。アル
コール以外の他の有機溶剤を分散媒とした場合には、均
一な分散状態は得られない。
【0009】このようにして得られたフッ素樹脂微粉末
分散物は、塗料に配合されて、この発明の潤滑塗料とな
る。ここで用いられる塗料としては、通常の絶縁電線用
の絶縁塗料がそのまま用いられ、例えばポリアミドイミ
ド,ポリエステル,ポリエステルイミド,ポリイミド,
ポリウレタン,ポリビニルホルマール,ポリヒダントイ
ン,ポリエステルアミドイミド,ポリエステルアミド,
ポリアミド,ポリビニルブチラール,エポキシなどから
なる絶縁塗料が挙げられる。
分散物は、塗料に配合されて、この発明の潤滑塗料とな
る。ここで用いられる塗料としては、通常の絶縁電線用
の絶縁塗料がそのまま用いられ、例えばポリアミドイミ
ド,ポリエステル,ポリエステルイミド,ポリイミド,
ポリウレタン,ポリビニルホルマール,ポリヒダントイ
ン,ポリエステルアミドイミド,ポリエステルアミド,
ポリアミド,ポリビニルブチラール,エポキシなどから
なる絶縁塗料が挙げられる。
【0010】フッ素樹脂微粉末分散物の塗料への配合量
は、塗料の樹脂分100重量部に対して上記分散物の固
形分(フッ素樹脂微粉末)が0.1〜30重量部となる
ように定められる。上記固形分が0.1重量部未満で
は、得られる潤滑性電線の潤滑性が不足し、30重量部
を越えると塗料中での分散が良好に行われず、沈澱した
り、凝集したりする。
は、塗料の樹脂分100重量部に対して上記分散物の固
形分(フッ素樹脂微粉末)が0.1〜30重量部となる
ように定められる。上記固形分が0.1重量部未満で
は、得られる潤滑性電線の潤滑性が不足し、30重量部
を越えると塗料中での分散が良好に行われず、沈澱した
り、凝集したりする。
【0011】フッ素樹脂微粉末分散物の塗料への配合
は、上記分散物の所定量を塗料に添加し、通常の攪拌機
により、0.5時間〜24時間程度攪拌することで行わ
れる。
は、上記分散物の所定量を塗料に添加し、通常の攪拌機
により、0.5時間〜24時間程度攪拌することで行わ
れる。
【0012】このような潤滑塗料にあっては、フッ素樹
脂微粉末の塗料中での分散性が改善され、長時間放置後
においてもフッ素樹脂微粉末が凝集したり、分離浮遊し
たりすることがなく、貯蔵安定性が良好となる。
脂微粉末の塗料中での分散性が改善され、長時間放置後
においてもフッ素樹脂微粉末が凝集したり、分離浮遊し
たりすることがなく、貯蔵安定性が良好となる。
【0013】このような潤滑塗料を導体上に直接もしく
他の絶縁被膜を介してその最外層に塗布し、焼き付けて
潤滑層を形成することでこの発明の自己潤滑絶縁電線が
得られる。他の絶縁被膜としては、ポリアミドイミド,
ポリエステル,ポリエステルイミド,ポリイミド,ポリ
ウレタン,ポリビニルホルマール,ポリヒダントイン,
ポリエステルアミドイミド,ポリエステルアミド,ポリ
アミド,ポリビニルブチラール,エポキシなどの周知の
絶縁塗料を塗布,焼付したものが用いられる。
他の絶縁被膜を介してその最外層に塗布し、焼き付けて
潤滑層を形成することでこの発明の自己潤滑絶縁電線が
得られる。他の絶縁被膜としては、ポリアミドイミド,
ポリエステル,ポリエステルイミド,ポリイミド,ポリ
ウレタン,ポリビニルホルマール,ポリヒダントイン,
ポリエステルアミドイミド,ポリエステルアミド,ポリ
アミド,ポリビニルブチラール,エポキシなどの周知の
絶縁塗料を塗布,焼付したものが用いられる。
【0014】上記潤滑層の膜厚が十分厚いものであれ
ば、他の絶縁被膜を省略することができる。絶縁被膜を
介して最外層に上記潤滑塗料からなる潤滑層を形成する
場合の潤滑層の膜厚は1〜10μm程度とされる。ま
た、他の絶縁被膜を省略した場合の潤滑層の膜厚は10
〜100μm程度とされる。
ば、他の絶縁被膜を省略することができる。絶縁被膜を
介して最外層に上記潤滑塗料からなる潤滑層を形成する
場合の潤滑層の膜厚は1〜10μm程度とされる。ま
た、他の絶縁被膜を省略した場合の潤滑層の膜厚は10
〜100μm程度とされる。
【0015】上記潤滑塗料の塗布,焼付条件は、通常の
絶縁塗料と同様でよい。
絶縁塗料と同様でよい。
【0016】以下、実施例,比較例を示して具体的に説
明する。 (比較例1)ポリアミドイミド塗料(日立化成社「HI
−4062−34」)100gにポリテトラフルオロエ
チレンパウダー(ダイキン工業社「L−2」)1.36
gを添加後、スリーワンモーターで24時間攪拌して潤
滑ポリアミドイミド塗料を得た。この塗料を室温で3日
放置したところポリテトラフルオロエチレンパウダーが
塗料の上層に浮遊,分離した。
明する。 (比較例1)ポリアミドイミド塗料(日立化成社「HI
−4062−34」)100gにポリテトラフルオロエ
チレンパウダー(ダイキン工業社「L−2」)1.36
gを添加後、スリーワンモーターで24時間攪拌して潤
滑ポリアミドイミド塗料を得た。この塗料を室温で3日
放置したところポリテトラフルオロエチレンパウダーが
塗料の上層に浮遊,分離した。
【0017】(比較例2)ポリテトラフルオロエチレン
パウダー(同上)1.36gをキシレン6.8gに分散
させた後、ホモジナイザーで10分攪拌したものをポリ
アミドイミド塗料(同上)100gに添加し、スリーワ
ンモーターで24時間攪拌して、潤滑ポリアミドイミド
塗料を得た。この塗料を室温で3日放置したところポリ
テトラフルオロエチレンパウダーは凝集して塗料の下層
に沈澱した。
パウダー(同上)1.36gをキシレン6.8gに分散
させた後、ホモジナイザーで10分攪拌したものをポリ
アミドイミド塗料(同上)100gに添加し、スリーワ
ンモーターで24時間攪拌して、潤滑ポリアミドイミド
塗料を得た。この塗料を室温で3日放置したところポリ
テトラフルオロエチレンパウダーは凝集して塗料の下層
に沈澱した。
【0018】(比較例3,4)比較例2でキシレンの代
りにクレゾ−ル,N−メチル−2−ピロリドンとした以
外は同様に行なった。クレゾールを分散剤として使用し
た塗料は比較例2と同様に室温で3日放置したところポ
リテトラフルオロエチレンパウダーは凝集して塗料の下
層に沈澱した。又、N−メチル−2−ピロリドンを分散
剤として使用したものは分散物の段階でポリテトラフル
オロエチレンパウダーが浮遊分離したが、そのまま塗料
に配合したところ、塗料においてもポリテトラフルオロ
エチレンパウダーはやはり浮遊分離していた。
りにクレゾ−ル,N−メチル−2−ピロリドンとした以
外は同様に行なった。クレゾールを分散剤として使用し
た塗料は比較例2と同様に室温で3日放置したところポ
リテトラフルオロエチレンパウダーは凝集して塗料の下
層に沈澱した。又、N−メチル−2−ピロリドンを分散
剤として使用したものは分散物の段階でポリテトラフル
オロエチレンパウダーが浮遊分離したが、そのまま塗料
に配合したところ、塗料においてもポリテトラフルオロ
エチレンパウダーはやはり浮遊分離していた。
【0019】(実施例1)ポリテトラフルオロエチレン
パウダー(同上)1.36gをエチルアルコール6.8
gに分散させた後、ホモジナイザーで10分間攪拌した
ものをポリアミドイミド塗料(同上)100gに添加
し、スリーワンモーターで24時間攪拌して、潤滑ポリ
アミドイミド塗料を得た。この塗料を室温で3日放置し
てもポリテトラフルオロエチレンパウダーは良く分散し
ており塗料の下層にも沈澱していなかった。
パウダー(同上)1.36gをエチルアルコール6.8
gに分散させた後、ホモジナイザーで10分間攪拌した
ものをポリアミドイミド塗料(同上)100gに添加
し、スリーワンモーターで24時間攪拌して、潤滑ポリ
アミドイミド塗料を得た。この塗料を室温で3日放置し
てもポリテトラフルオロエチレンパウダーは良く分散し
ており塗料の下層にも沈澱していなかった。
【0020】(実施例2〜5)実施例1でエチルアルコ
ールの代りにイソプロピルアルコール,イソブチルアル
コール,1−ヘキサノール,カービトールとした以外は
同様に行なった。これらの塗料を室温で3日放置しても
ポリテトラフルオロエチレンパウダーは良く分散してお
り、塗料の下層にも沈澱していなかった。
ールの代りにイソプロピルアルコール,イソブチルアル
コール,1−ヘキサノール,カービトールとした以外は
同様に行なった。これらの塗料を室温で3日放置しても
ポリテトラフルオロエチレンパウダーは良く分散してお
り、塗料の下層にも沈澱していなかった。
【0021】(実施例6〜7)実施例2でポリアミドイ
ミド塗料(前記)の代りにポリエステル塗料(大日精化
製「テレベックE−1150−43」),エステルイミ
ド塗料(日触スケネクタディ−ケミカル社「ISOMI
D40SH」)を使用した以外は同じ方法で潤滑塗料を
得た。上記塗料は室温で3日放置しても、テトラフルオ
ロエチレンパウダーは良く分散されており塗料の下層に
も沈澱していなかった。
ミド塗料(前記)の代りにポリエステル塗料(大日精化
製「テレベックE−1150−43」),エステルイミ
ド塗料(日触スケネクタディ−ケミカル社「ISOMI
D40SH」)を使用した以外は同じ方法で潤滑塗料を
得た。上記塗料は室温で3日放置しても、テトラフルオ
ロエチレンパウダーは良く分散されており塗料の下層に
も沈澱していなかった。
【0022】(比較使用例1〜4、実施使用例1〜5)
外径1.0mmの銅線上に日蝕スケネクタデイーケミカ
ル社のポリエステルイミド塗料であるIsomidを塗
布、焼付けを6回繰り返したのち、この上に比較例1〜
4および実施例1〜5の塗料の塗布,焼付けを2回繰り
返し、自己潤滑ポリアミドイミドオーバーコートのポリ
エステルイミド絶縁電線を得た。
外径1.0mmの銅線上に日蝕スケネクタデイーケミカ
ル社のポリエステルイミド塗料であるIsomidを塗
布、焼付けを6回繰り返したのち、この上に比較例1〜
4および実施例1〜5の塗料の塗布,焼付けを2回繰り
返し、自己潤滑ポリアミドイミドオーバーコートのポリ
エステルイミド絶縁電線を得た。
【0023】(実施使用例6〜7)外径1.0mmの銅
線上に日触スケネクタデイーケミカル社のポリエステル
イミド塗料であるISOMID40SHの塗布、焼付け
を6回繰り返したのち、この上に実施例6〜7の塗料を
塗布,焼付けを2回繰り返し、自己潤滑ポリアミドイミ
ドオーバーコートのポリエステルイミド絶縁電線を得
た。
線上に日触スケネクタデイーケミカル社のポリエステル
イミド塗料であるISOMID40SHの塗布、焼付け
を6回繰り返したのち、この上に実施例6〜7の塗料を
塗布,焼付けを2回繰り返し、自己潤滑ポリアミドイミ
ドオーバーコートのポリエステルイミド絶縁電線を得
た。
【0024】以上によって得られた塗料および自己潤滑
絶縁電線についてその特性を表1および表2に示す。ま
た、塗料の塗布,焼き付けは、炉長8mの堅型炉を用
い、炉温400℃にて線速20m/分で行った。さら
に、得られた自己潤滑絶縁電線の特性は、静摩擦係数を
除きJIS C 3003またはNEMA MW−10
00に従って測定した。静摩擦係数は自己潤滑絶縁電線
どうしの間の静摩擦係数を測定したものであり、その測
定方法は金属ブロックに平行に2本の自己潤滑絶縁電線
を取り付け、これを平面上におかれた2本の平行な当該
自己潤滑絶縁電線の上に、各々の線が直角をなす様に置
き、前者の金属性ブロックを平面上の2本の自己潤滑電
線に沿って動かすに必要な最小荷重を、金属性ブロック
の荷重で除してなるものである。
絶縁電線についてその特性を表1および表2に示す。ま
た、塗料の塗布,焼き付けは、炉長8mの堅型炉を用
い、炉温400℃にて線速20m/分で行った。さら
に、得られた自己潤滑絶縁電線の特性は、静摩擦係数を
除きJIS C 3003またはNEMA MW−10
00に従って測定した。静摩擦係数は自己潤滑絶縁電線
どうしの間の静摩擦係数を測定したものであり、その測
定方法は金属ブロックに平行に2本の自己潤滑絶縁電線
を取り付け、これを平面上におかれた2本の平行な当該
自己潤滑絶縁電線の上に、各々の線が直角をなす様に置
き、前者の金属性ブロックを平面上の2本の自己潤滑電
線に沿って動かすに必要な最小荷重を、金属性ブロック
の荷重で除してなるものである。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の潤滑塗
料は、フッ素樹脂微粉末をアルコールに分散した分散物
を塗料に配合してなるものであるので、フッ素樹脂微粉
末が塗料中において凝集したり、浮遊分離したりするこ
とがなく、貯蔵安定性に優れたものとなり、優れた潤滑
性を発揮する。また、この発明の自己潤滑絶縁電線は、
上記潤滑塗料を塗布,焼付けしたものであるので、フッ
素樹脂微粉末が潤滑層中に均一に分散することになり、
優秀な表面潤滑性を示すものとなる。
料は、フッ素樹脂微粉末をアルコールに分散した分散物
を塗料に配合してなるものであるので、フッ素樹脂微粉
末が塗料中において凝集したり、浮遊分離したりするこ
とがなく、貯蔵安定性に優れたものとなり、優れた潤滑
性を発揮する。また、この発明の自己潤滑絶縁電線は、
上記潤滑塗料を塗布,焼付けしたものであるので、フッ
素樹脂微粉末が潤滑層中に均一に分散することになり、
優秀な表面潤滑性を示すものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山沢 照夫 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 フッ素樹脂微粉末をアルコールに分散し
た分散物を塗料に配合してなる潤滑塗料。 - 【請求項2】 請求項1に記載の潤滑塗料を最外層に塗
布,焼付けてなる自己潤滑絶縁電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4579392A JPH05247374A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 潤滑塗料およびこれを用いた自己潤滑絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4579392A JPH05247374A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 潤滑塗料およびこれを用いた自己潤滑絶縁電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05247374A true JPH05247374A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12729164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4579392A Pending JPH05247374A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 潤滑塗料およびこれを用いた自己潤滑絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05247374A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996034399A1 (de) * | 1995-04-26 | 1996-10-31 | Dr. Beck & Co. Ag | Drahtlackformulierung mit internem gleitmittel |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP4579392A patent/JPH05247374A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996034399A1 (de) * | 1995-04-26 | 1996-10-31 | Dr. Beck & Co. Ag | Drahtlackformulierung mit internem gleitmittel |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7420202B2 (ja) | 絶縁導体および絶縁導体の製造方法 | |
| KR100583220B1 (ko) | 슬라이딩부용 도료 조성물 | |
| EP3584293B1 (en) | Electrodeposition solution and method for producing conductor with insulating film using same | |
| JP4348288B2 (ja) | コネクタ接点材料 | |
| EP0483760A2 (en) | Fluororesin coating composition | |
| JP2001011372A (ja) | 塗料組成物および塗装物品 | |
| WO2015008583A1 (ja) | 組成物及び絶縁電線 | |
| WO2019102991A1 (ja) | 絶縁導体および絶縁導体の製造方法 | |
| JP2519814B2 (ja) | 絶縁電線の製造方法 | |
| JPH05247374A (ja) | 潤滑塗料およびこれを用いた自己潤滑絶縁電線 | |
| JP7635621B2 (ja) | 改質分散液の製造方法及び分散液 | |
| CN111518468B (zh) | 聚酰胺酰亚胺清漆及其制备方法和应用 | |
| JP7604977B2 (ja) | 絶縁皮膜付き平板導電板及びその製造方法 | |
| JP3419243B2 (ja) | シリカ微分散ポリイミドエナメル線 | |
| JPH05320340A (ja) | 潤滑性ポリアミドイミドおよびその製法ならびに自己潤滑性絶縁電線 | |
| WO2022154052A1 (ja) | 電着液、絶縁皮膜の製造方法 | |
| JP3414787B2 (ja) | フッ素樹脂絶縁電線 | |
| JPH05156207A (ja) | 塗料組成物 | |
| JPH04115411A (ja) | 絶縁電線 | |
| JPS62227967A (ja) | 非帯電性塗膜形成用ふつ素樹脂粉体塗料 | |
| JP3414788B2 (ja) | フッ素樹脂絶縁電線 | |
| JP2686159B2 (ja) | 自己融着性絶縁電線 | |
| JPH06275128A (ja) | 電気絶縁用樹脂組成物および絶縁電線 | |
| JPH07724B2 (ja) | 四フッ化エチレン樹脂組成物 | |
| JP2018168324A (ja) | 塗料組成物 |