JPH05247668A - 高鮮映性を有する塗装鋼板の製造方法 - Google Patents
高鮮映性を有する塗装鋼板の製造方法Info
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- JPH05247668A JPH05247668A JP4870192A JP4870192A JPH05247668A JP H05247668 A JPH05247668 A JP H05247668A JP 4870192 A JP4870192 A JP 4870192A JP 4870192 A JP4870192 A JP 4870192A JP H05247668 A JPH05247668 A JP H05247668A
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Abstract
(57)【要約】
【構 成】 冷延鋼板の中心線平均粗さRa を 0.1μm
以下、波長 0.4mm以下の短波長成分を除去して長波長成
分を抽出したろ波中心線の平均振幅Wcaを 0.1μm以下
とし、かつその上層へ電気亜鉛めっき又は亜鉛系合金め
っき、化成処理を行った塗装前鋼板のRa を 0.2μm以
下、Wcaを 0.2μm以下とし、その上に全膜厚が15〜40
μmの塗膜を形成する。 【効 果】 これにより、DOI値90以上の高鮮映性を
有する塗装鋼板を得ることができる。
以下、波長 0.4mm以下の短波長成分を除去して長波長成
分を抽出したろ波中心線の平均振幅Wcaを 0.1μm以下
とし、かつその上層へ電気亜鉛めっき又は亜鉛系合金め
っき、化成処理を行った塗装前鋼板のRa を 0.2μm以
下、Wcaを 0.2μm以下とし、その上に全膜厚が15〜40
μmの塗膜を形成する。 【効 果】 これにより、DOI値90以上の高鮮映性を
有する塗装鋼板を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家電用塗装鋼板として
使用されるプレコート鋼板で、特に鮮映性の優れた塗装
鋼板の製造方法に関するものである。
使用されるプレコート鋼板で、特に鮮映性の優れた塗装
鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来家庭電気製品用に、亜鉛又は亜鉛系
合金の電気めっき鋼板が用いられてきたが、この中で蛍
光灯の反射板や冷蔵庫のドアなどの部材には、極めて鮮
映性の高い塗装鋼板が要求されている。ここで、鋼板の
鮮映性とは、鋼板を鏡面とした時の画像の鮮明の度合い
を言う。
合金の電気めっき鋼板が用いられてきたが、この中で蛍
光灯の反射板や冷蔵庫のドアなどの部材には、極めて鮮
映性の高い塗装鋼板が要求されている。ここで、鋼板の
鮮映性とは、鋼板を鏡面とした時の画像の鮮明の度合い
を言う。
【0003】従来、上塗り厚塗装や流動性の良好な塗料
を使用することにより、外観の向上つまり塗膜の鮮映性
を高めてきたが、満足されるものではなかった。この問
題の対策として、特開昭61-67794号公報には、亜鉛又は
亜鉛系合金電気めっき鋼板にクロメート処理を行う塗装
用鋼板の製造方法において、鋼板表面粗度Ra を0.25μ
m以下に調質圧延を行い、続いて電気めっきすることに
より、耐食性に優れた高鮮映性塗装鋼板の製造方法が提
案されている。
を使用することにより、外観の向上つまり塗膜の鮮映性
を高めてきたが、満足されるものではなかった。この問
題の対策として、特開昭61-67794号公報には、亜鉛又は
亜鉛系合金電気めっき鋼板にクロメート処理を行う塗装
用鋼板の製造方法において、鋼板表面粗度Ra を0.25μ
m以下に調質圧延を行い、続いて電気めっきすることに
より、耐食性に優れた高鮮映性塗装鋼板の製造方法が提
案されている。
【0004】また、特開昭64-15393号公報には、第1の
調質圧延を施し、表面粗度をRa ≦0.2μmに調整し、
次いでこの鋼板に光沢ZnNiめっきを施した後、さらに第
2の調質圧延及びりん酸亜鉛処理を行う製造方法が提案
されている。
調質圧延を施し、表面粗度をRa ≦0.2μmに調整し、
次いでこの鋼板に光沢ZnNiめっきを施した後、さらに第
2の調質圧延及びりん酸亜鉛処理を行う製造方法が提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の特開昭
61-67794号公報の方法は、たとえ表面粗さRa を0.25μ
m以下に調整しても、調質圧延不足で表面にうねりが残
った場合、鮮映性が不足することがある。また、特開昭
64-15393号公報の方法は、表面硬度の高いZnNiめっきの
調質圧延のため、粗度の調整が難しいという問題があ
る。
61-67794号公報の方法は、たとえ表面粗さRa を0.25μ
m以下に調整しても、調質圧延不足で表面にうねりが残
った場合、鮮映性が不足することがある。また、特開昭
64-15393号公報の方法は、表面硬度の高いZnNiめっきの
調質圧延のため、粗度の調整が難しいという問題があ
る。
【0006】本発明は、このような問題を解決した高鮮
映性を有する塗装鋼板を提供することを目的とする。
映性を有する塗装鋼板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面の中心線
平均粗さRa が 0.1μm以下でかつ波長 0.4mm以下の短
波長成分を除去して長波長成分を抽出したろ波中心線の
平均振幅Wca(JIS B0610)が 0.1μm以下である冷延
鋼板に、電流密度 150A/dm2 以下の条件で電気亜鉛め
っきもしくは電気亜鉛合金めっきを施し、その上に付着
量 0.5〜1.0 g/m2のりん酸塩化成処理被膜を形成し
て、Ra 0.2 μm以下でかつWca 0.2μm以下のりん酸
塩化成処理鋼板とし、該鋼板上に全膜厚が乾燥膜厚で15
〜40μmの塗膜を形成することを特徴とする高鮮映性を
有する塗装鋼板の製造方法であり、好ましくは前記電気
亜鉛めっき又は電気亜鉛合金めっきの付着量が30g/m2
以上とする。
平均粗さRa が 0.1μm以下でかつ波長 0.4mm以下の短
波長成分を除去して長波長成分を抽出したろ波中心線の
平均振幅Wca(JIS B0610)が 0.1μm以下である冷延
鋼板に、電流密度 150A/dm2 以下の条件で電気亜鉛め
っきもしくは電気亜鉛合金めっきを施し、その上に付着
量 0.5〜1.0 g/m2のりん酸塩化成処理被膜を形成し
て、Ra 0.2 μm以下でかつWca 0.2μm以下のりん酸
塩化成処理鋼板とし、該鋼板上に全膜厚が乾燥膜厚で15
〜40μmの塗膜を形成することを特徴とする高鮮映性を
有する塗装鋼板の製造方法であり、好ましくは前記電気
亜鉛めっき又は電気亜鉛合金めっきの付着量が30g/m2
以上とする。
【0008】
【作 用】本発明者らは、鋭意検討の結果、冷延鋼板の
調質圧延時にRa を 0.1μm以下、Wcaを 0.1μm以下
となるように表面粗度を調整し、さらに電気亜鉛めっき
又は亜鉛合金めっき、化成処理を行っためっき鋼板(以
下塗装前鋼板と呼ぶ)のRa を 0.2μm以下、Wcaを
0.2μm以下となるように調整することで、めっき鋼板
より比較的実施しやすい冷延鋼板段階の調質圧延によ
り、安定で高レベルの鮮映性塗装鋼板用原板を得、この
上に15〜40μmの範囲で塗装を行うことにより塗膜密着
性、耐食性を低下させることなく、DOI値(ドリゴン
メータによる鮮映性評価値)が90を示す鮮映性塗装鋼板
が安定して得られることを見出した。
調質圧延時にRa を 0.1μm以下、Wcaを 0.1μm以下
となるように表面粗度を調整し、さらに電気亜鉛めっき
又は亜鉛合金めっき、化成処理を行っためっき鋼板(以
下塗装前鋼板と呼ぶ)のRa を 0.2μm以下、Wcaを
0.2μm以下となるように調整することで、めっき鋼板
より比較的実施しやすい冷延鋼板段階の調質圧延によ
り、安定で高レベルの鮮映性塗装鋼板用原板を得、この
上に15〜40μmの範囲で塗装を行うことにより塗膜密着
性、耐食性を低下させることなく、DOI値(ドリゴン
メータによる鮮映性評価値)が90を示す鮮映性塗装鋼板
が安定して得られることを見出した。
【0009】なお、DOI値が90以上の場合、塗装鋼板
の鮮映性は優れているとされる。図1〜3は、本発明者
らが行った実験結果を示したものである。図1は、塗装
前鋼板のRa とWcaの関係及びその時の鮮映性評価を示
した図である。但し、塗装膜厚の合計は15〜40μmであ
る。図1より、塗装前原板のRa 及びWcaが両者とも
0.2μm以下の場合に、90以上のDOI値が得られるこ
とがわかる。Ra は大きい程DOI値は小さくなり鮮映
性は劣る。Wcaについても同様で、大きい程DOI値は
小さくなり鮮映性は劣る。しかし、Ra 、Wcaの両者の
うちいずれか一つでも 0.2μmを超えた場合にはDOI
値が90未満となる。
の鮮映性は優れているとされる。図1〜3は、本発明者
らが行った実験結果を示したものである。図1は、塗装
前鋼板のRa とWcaの関係及びその時の鮮映性評価を示
した図である。但し、塗装膜厚の合計は15〜40μmであ
る。図1より、塗装前原板のRa 及びWcaが両者とも
0.2μm以下の場合に、90以上のDOI値が得られるこ
とがわかる。Ra は大きい程DOI値は小さくなり鮮映
性は劣る。Wcaについても同様で、大きい程DOI値は
小さくなり鮮映性は劣る。しかし、Ra 、Wcaの両者の
うちいずれか一つでも 0.2μmを超えた場合にはDOI
値が90未満となる。
【0010】それには、冷延圧延で常法によりロール表
面粗度Ra を 0.4〜1.0 μmのロールで冷延して鋼板を
得る。 0.4μm未満の表面粗度を有するロールで冷延す
ると、焼鈍工程においてエッジ焼付が発生し、 1.0μm
超では調質圧延において1パスで0.10μm以下のRa に
するのは難しく、又Wcaもかなり大きな値を示すからで
ある。次いで調質圧延にてロール表面粗度Ra 0.1 〜
0.2μmのロールにて圧下率 0.8%で圧延し、鋼板のRa
及びWcaを、0.10μm以下にする。
面粗度Ra を 0.4〜1.0 μmのロールで冷延して鋼板を
得る。 0.4μm未満の表面粗度を有するロールで冷延す
ると、焼鈍工程においてエッジ焼付が発生し、 1.0μm
超では調質圧延において1パスで0.10μm以下のRa に
するのは難しく、又Wcaもかなり大きな値を示すからで
ある。次いで調質圧延にてロール表面粗度Ra 0.1 〜
0.2μmのロールにて圧下率 0.8%で圧延し、鋼板のRa
及びWcaを、0.10μm以下にする。
【0011】又、本発明者らによると、めっき、化成工
程前後の粗度Ra 、Wcaの変化は、図2、図3に示す通
りであり、平均0.08μm、最大0.12μmであることが実
験により確認された。従って、図1〜図3より塗装前鋼
板のRa 及びWcaを 0.2μm以下とするには、冷延鋼板
のRa 及びWcaを 0.1μm以下とすることが必要とな
る。従って本発明はあらかじめRa ≧ 0.1μm、Wca<
0.1μmとした冷延鋼板に、電気亜鉛めっき又は亜鉛合
金めっき、化成処理を行った塗装前鋼板の粗度をRa ≦
0.2μm、Wca≦ 0.2μmに限定する。
程前後の粗度Ra 、Wcaの変化は、図2、図3に示す通
りであり、平均0.08μm、最大0.12μmであることが実
験により確認された。従って、図1〜図3より塗装前鋼
板のRa 及びWcaを 0.2μm以下とするには、冷延鋼板
のRa 及びWcaを 0.1μm以下とすることが必要とな
る。従って本発明はあらかじめRa ≧ 0.1μm、Wca<
0.1μmとした冷延鋼板に、電気亜鉛めっき又は亜鉛合
金めっき、化成処理を行った塗装前鋼板の粗度をRa ≦
0.2μm、Wca≦ 0.2μmに限定する。
【0012】次いで、電気めっき法にて亜鉛めっき又は
亜鉛系合金めっきを施すが、電流密度は 150A/dm2 以
下とする。 150A/dm2 超ではめっき結晶がデンドライ
ト(挂状結晶)となり鮮映性に劣るためである。Ra 、
Wcaともに亜鉛単独よりも亜鉛系合金めっきを施した場
合の方が小さい値を示すため、同じ鮮映性を出す場合に
薄膜で充分である。又付着量によってRa 、Wcaはほと
んど変わらず、制約はコスト及び耐食性となる。すなわ
ち、めっき付着量が多ければコスト高、高耐食性とな
る。好ましくは30g/m2以上とするのが耐食性の観点か
らは好ましい。
亜鉛系合金めっきを施すが、電流密度は 150A/dm2 以
下とする。 150A/dm2 超ではめっき結晶がデンドライ
ト(挂状結晶)となり鮮映性に劣るためである。Ra 、
Wcaともに亜鉛単独よりも亜鉛系合金めっきを施した場
合の方が小さい値を示すため、同じ鮮映性を出す場合に
薄膜で充分である。又付着量によってRa 、Wcaはほと
んど変わらず、制約はコスト及び耐食性となる。すなわ
ち、めっき付着量が多ければコスト高、高耐食性とな
る。好ましくは30g/m2以上とするのが耐食性の観点か
らは好ましい。
【0013】また、本発明における化成処理としては、
りん酸塩処理を行う。りん酸塩化成処理における付着量
は 0.5〜1.0 g/m2の範囲が好ましい。 0.5g/m2未満
の場合は塗膜密着性に劣り、 1.0g/m2超の場合は、R
a 、Wcaとも 0.2μm超となるので、上記範囲が良い。
本発明に使用できる塗料は、通常下塗り塗料及び上塗り
塗料が使用されるが、下塗り塗料は必ずしも使用してな
くても良い場合がある。一方上塗り塗料としては、通常
硬質系塗料が使用される。本発明における硬質系塗料と
しては、加熱によって架橋硬化する熱硬化性樹脂をバイ
ンダーとする塗料であって、例えばアクリル系、アミノ
アルキド系、エポキシ系、オイルフリーポリエステル・
メラミン系、アクリル化ポリエステル系等の熱硬化性塗
料が使用される。又下塗り塗料としては、従来から使用
されてきた物が広く使用され、例えばポリエステル又は
エポキシ変性ポリエステル樹脂系が主に使用されるのが
望ましい。
りん酸塩処理を行う。りん酸塩化成処理における付着量
は 0.5〜1.0 g/m2の範囲が好ましい。 0.5g/m2未満
の場合は塗膜密着性に劣り、 1.0g/m2超の場合は、R
a 、Wcaとも 0.2μm超となるので、上記範囲が良い。
本発明に使用できる塗料は、通常下塗り塗料及び上塗り
塗料が使用されるが、下塗り塗料は必ずしも使用してな
くても良い場合がある。一方上塗り塗料としては、通常
硬質系塗料が使用される。本発明における硬質系塗料と
しては、加熱によって架橋硬化する熱硬化性樹脂をバイ
ンダーとする塗料であって、例えばアクリル系、アミノ
アルキド系、エポキシ系、オイルフリーポリエステル・
メラミン系、アクリル化ポリエステル系等の熱硬化性塗
料が使用される。又下塗り塗料としては、従来から使用
されてきた物が広く使用され、例えばポリエステル又は
エポキシ変性ポリエステル樹脂系が主に使用されるのが
望ましい。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を比較例とともに表1に示
す。板厚 0.6mm、幅 150mm、長さ 300mmの冷延鋼板を使
用してスキンパス調質圧延、めっき、化成処理、塗装を
行い、各工程でのRa 、Wca、鮮映性、塗料密着性、耐
食性を調査した。Ra 、Wcaは三次元表面粗度計にて測
定した。又鮮映性の評価には、米国のハンターアソシェ
イツ、ラボラトリー社製のドリゴンメーターによる測
定、すなわちDOI値を使用した。
す。板厚 0.6mm、幅 150mm、長さ 300mmの冷延鋼板を使
用してスキンパス調質圧延、めっき、化成処理、塗装を
行い、各工程でのRa 、Wca、鮮映性、塗料密着性、耐
食性を調査した。Ra 、Wcaは三次元表面粗度計にて測
定した。又鮮映性の評価には、米国のハンターアソシェ
イツ、ラボラトリー社製のドリゴンメーターによる測
定、すなわちDOI値を使用した。
【0015】塗装はプライマー、トップともポリエステ
ル/メラミン系でそれぞれ7μm、15μmの合計22μm
で実施した。塗料密着性は、塗装面に1mm角碁盤目切り
込みを入れ、エリクセン7mm押し出しを行った後、セロ
ハンテープ剥離を行い、1目の剥がれもない場合を○、
1〜10目の剥がれがある場合を×として評価した。耐食
性は、SST 240hにて促進テストを行い、最大剥離幅
が3mm以下の場合を○、 3.1mm以上6mm以下の場合を
△、 6.1mm以上の場合を×として評価した。
ル/メラミン系でそれぞれ7μm、15μmの合計22μm
で実施した。塗料密着性は、塗装面に1mm角碁盤目切り
込みを入れ、エリクセン7mm押し出しを行った後、セロ
ハンテープ剥離を行い、1目の剥がれもない場合を○、
1〜10目の剥がれがある場合を×として評価した。耐食
性は、SST 240hにて促進テストを行い、最大剥離幅
が3mm以下の場合を○、 3.1mm以上6mm以下の場合を
△、 6.1mm以上の場合を×として評価した。
【0016】(本発明例) No. 1、2: ZnNi 30g/m2での実施であり、Ra ≦
0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦ 0.2μ
m、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)であるためD
OI≧90であり、また化成付着量も 0.5〜1.0 g/m2の
範囲にあるため塗料密着性に問題はない。耐食性はめっ
き目付が30g/m2のため問題はない。
0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦ 0.2μ
m、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)であるためD
OI≧90であり、また化成付着量も 0.5〜1.0 g/m2の
範囲にあるため塗料密着性に問題はない。耐食性はめっ
き目付が30g/m2のため問題はない。
【0017】No. 6:EG 30 g/dm2 での実施であ
り、Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、R
a ≦ 0.2μm、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)で
あるため、DOI≧90であり、ZnNiめっきの場合と同程
度の鮮映性、塗料密着性を示す。EGめっきのため耐食
性は劣る。 No. 8: ZnNi 20g/m2での実施であり、Ra ≦ 0.1μ
m、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦ 0.2μm、W
ca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)であるためDOI≧
90の鮮映性を得るが、めっき目付が少ないため耐食性は
劣る。塗料密着性は問題がない。
り、Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、R
a ≦ 0.2μm、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)で
あるため、DOI≧90であり、ZnNiめっきの場合と同程
度の鮮映性、塗料密着性を示す。EGめっきのため耐食
性は劣る。 No. 8: ZnNi 20g/m2での実施であり、Ra ≦ 0.1μ
m、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦ 0.2μm、W
ca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)であるためDOI≧
90の鮮映性を得るが、めっき目付が少ないため耐食性は
劣る。塗料密着性は問題がない。
【0018】No. 9: ZnNi 50g/m2での実施であり、
Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦
0.2μm、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)である
ためDOI≧90の鮮映性を得るが、鮮映性は若干劣る。
塗料密着性、耐食性は問題がない。 (比較例) No. 3、4、5、7:Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm
(冷延鋼板)かつRa≦ 0.2μm、Wca≦ 0.2μm(め
っき、化成鋼板)の条件のうちどれか一つでも欠けた場
合には、めっきの種類を問わずDOI≧90の鮮映性が得
られない。塗料密着性、耐食性は問題がない。
Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦
0.2μm、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)である
ためDOI≧90の鮮映性を得るが、鮮映性は若干劣る。
塗料密着性、耐食性は問題がない。 (比較例) No. 3、4、5、7:Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm
(冷延鋼板)かつRa≦ 0.2μm、Wca≦ 0.2μm(め
っき、化成鋼板)の条件のうちどれか一つでも欠けた場
合には、めっきの種類を問わずDOI≧90の鮮映性が得
られない。塗料密着性、耐食性は問題がない。
【0019】No. 10: ZnNi 30g/m2での実施であり、
Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦
0.2μm、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)の条件
を満たしているためDOI≧90の鮮映性が得られるが、
化成付着量が 0.5g/m2であるため塗料密着性は劣る。 No. 11: ZnNi 30g/m2での実施であるが、化成付着量
が 1.0g/m2であるため、めっき、化成鋼板の粗度がR
a ≦ 0.2μm、Wca≦ 0.2μmの条件を満たさず、DO
I≧90の鮮映性を達成できない。塗料密着性、耐食性は
問題がない。
Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦
0.2μm、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)の条件
を満たしているためDOI≧90の鮮映性が得られるが、
化成付着量が 0.5g/m2であるため塗料密着性は劣る。 No. 11: ZnNi 30g/m2での実施であるが、化成付着量
が 1.0g/m2であるため、めっき、化成鋼板の粗度がR
a ≦ 0.2μm、Wca≦ 0.2μmの条件を満たさず、DO
I≧90の鮮映性を達成できない。塗料密着性、耐食性は
問題がない。
【0020】No. 12:EG 30 g/m2での実施である
が、Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、R
a ≦ 0.2μm、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)を
満たしているのでDOI≧90の鮮映性が得られるが、化
成付着量 0.5g/m2以下のため塗料密着性に劣り、EG
めっきのため耐食性は劣る。 No. 13:EG 30 g/m2での実施であるが、Ra ≦ 0.1
μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦ 0.2μm、
Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)を満たしている
が、化成付着量が 1.0g/m2以上のためDOI≧90の鮮
映性が得られず、EGめっきのため耐食性は劣る。
が、Ra ≦ 0.1μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、R
a ≦ 0.2μm、Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)を
満たしているのでDOI≧90の鮮映性が得られるが、化
成付着量 0.5g/m2以下のため塗料密着性に劣り、EG
めっきのため耐食性は劣る。 No. 13:EG 30 g/m2での実施であるが、Ra ≦ 0.1
μm、Wca≦ 0.1μm(冷延鋼板)、Ra ≦ 0.2μm、
Wca≦ 0.2μm(めっき、化成鋼板)を満たしている
が、化成付着量が 1.0g/m2以上のためDOI≧90の鮮
映性が得られず、EGめっきのため耐食性は劣る。
【0021】No. 14: ZnNi 30g/m2での実施である
が、電流密度が 150A/dm2 以上であるため、めっき結
晶がデンドライトとなり、めっき、化成板のRa ≦ 0.2
μm、Wca≦ 0.2μmの条件が満たせず、DOI≧90の
鮮映性が得られない。化成付着量 0.5〜1.0 g/m2のた
め塗料密着性は問題なく、ZnNiめっきのため耐食性も問
題ない。
が、電流密度が 150A/dm2 以上であるため、めっき結
晶がデンドライトとなり、めっき、化成板のRa ≦ 0.2
μm、Wca≦ 0.2μmの条件が満たせず、DOI≧90の
鮮映性が得られない。化成付着量 0.5〜1.0 g/m2のた
め塗料密着性は問題なく、ZnNiめっきのため耐食性も問
題ない。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明は、冷延鋼板段階の調質圧延を中
心に鮮映性を発現させたため、めっき鋼板の調質圧延に
比べて簡単に一定粗度の鋼板を得られるようになった。
又、得られた冷延鋼板表面をRa のみでなくWcaによっ
ても規定したため正確な表面調整品が得られるようにな
った。又、電気ZnNiめっき、化成処理条件についても若
干の制限を加え、この段階でのRa およびWcaについて
も規定したためさらに精度の高い鮮映性鋼板を製造し得
るようになった。以上により、本発明は鮮映性に優れた
塗装鋼板を得る方法で、その工業的効果は大である。
心に鮮映性を発現させたため、めっき鋼板の調質圧延に
比べて簡単に一定粗度の鋼板を得られるようになった。
又、得られた冷延鋼板表面をRa のみでなくWcaによっ
ても規定したため正確な表面調整品が得られるようにな
った。又、電気ZnNiめっき、化成処理条件についても若
干の制限を加え、この段階でのRa およびWcaについて
も規定したためさらに精度の高い鮮映性鋼板を製造し得
るようになった。以上により、本発明は鮮映性に優れた
塗装鋼板を得る方法で、その工業的効果は大である。
【図1】塗装前鋼板のRa とWcaの関係及びその時の鮮
映性評価を示した図である。
映性評価を示した図である。
【図2】冷延鋼板のRa と塗装前鋼板のRa の関係を示
した図である。
した図である。
【図3】冷延鋼板のWcaと塗装前鋼板のWcaの関係を示
した図である。
した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 表面の中心線平均粗さRa が 0.1μm以
下でかつ波長 0.4mm以下の短波長成分を除去して長波長
成分を抽出したろ波中心線の平均振幅Wcaが0.1μm以
下である冷延鋼板に、電流密度 150A/dm2 以下の条件
で電気亜鉛めっきもしくは電気亜鉛合金めっきを施し、
その上に付着量 0.5〜1.0 g/m2のりん酸塩化成処理被
膜を形成して、Ra 0.2 μm以下でかつWca 0.2μm以
下のりん酸塩化成処理鋼板とし、該鋼板上に全膜厚が乾
燥膜厚で15〜40μmの塗膜を形成することを特徴とする
高鮮映性を有する塗装鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 前記電気亜鉛めっき又は電気亜鉛合金め
っきの付着量が30g/m2以上である請求項1記載の高鮮
映性を有する塗装鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4870192A JPH05247668A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 高鮮映性を有する塗装鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4870192A JPH05247668A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 高鮮映性を有する塗装鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05247668A true JPH05247668A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12810618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4870192A Pending JPH05247668A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 高鮮映性を有する塗装鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05247668A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102061465A (zh) * | 2010-12-31 | 2011-05-18 | 大连工业大学 | 一种无铬封闭剂 |
| JP2011200795A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Nisshin Steel Co Ltd | 塗装鋼板の製造方法 |
| WO2017052273A1 (ko) * | 2015-09-23 | 2017-03-30 | 주식회사 포스코 | 도장 선영성이 우수한 도금강판의 제조방법 및 이에 의해 제조된 도금강판 |
| CN116848273A (zh) * | 2021-01-22 | 2023-10-03 | 杰富意钢铁株式会社 | 热压构件、涂装构件、热压用钢板和热压构件的制造方法以及涂装构件的制造方法 |
| US12590342B2 (en) | 2021-01-22 | 2026-03-31 | Jfe Steel Corporation | Hot-pressed member, coated member, steel sheet for hot pressing, method for manufacturing hot-pressed member, and method for manufacturing coated member |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP4870192A patent/JPH05247668A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN108136455A (zh) * | 2015-09-23 | 2018-06-08 | Posco公司 | 涂装鲜映性优异的镀覆钢板的制造方法及通过该方法制造的镀覆钢板 |
| CN116848273A (zh) * | 2021-01-22 | 2023-10-03 | 杰富意钢铁株式会社 | 热压构件、涂装构件、热压用钢板和热压构件的制造方法以及涂装构件的制造方法 |
| US12590342B2 (en) | 2021-01-22 | 2026-03-31 | Jfe Steel Corporation | Hot-pressed member, coated member, steel sheet for hot pressing, method for manufacturing hot-pressed member, and method for manufacturing coated member |
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