JPH05247936A - 杭の中掘拡底工法 - Google Patents
杭の中掘拡底工法Info
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- JPH05247936A JPH05247936A JP4458492A JP4458492A JPH05247936A JP H05247936 A JPH05247936 A JP H05247936A JP 4458492 A JP4458492 A JP 4458492A JP 4458492 A JP4458492 A JP 4458492A JP H05247936 A JPH05247936 A JP H05247936A
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- pile
- bulb
- diameter
- auger
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】排土量が少なく、連続1工程で施工ができる既
製杭を用いた中掘拡底工法を提供する。 【構成】下端に掘削工具を備えたオーガーを既製杭の中
空孔に挿通し、支持層に至るまでの上層地層を既製杭の
外径と同径に掘削しながら既製杭を地中に圧入し、杭下
端が支持層に到達したとき、杭の圧入を止め、掘削工具
を拡径して支持層内に前記既製杭の外径より大径の掘削
を行い、根固め材を注入しながらこの支持層地盤を撹拌
して拡大球根を築造し、既製杭下端の一定長を前記拡大
球根内に根入れし、ついで、掘削工具を縮径して既製杭
内を引き上げ、杭を定着する。
製杭を用いた中掘拡底工法を提供する。 【構成】下端に掘削工具を備えたオーガーを既製杭の中
空孔に挿通し、支持層に至るまでの上層地層を既製杭の
外径と同径に掘削しながら既製杭を地中に圧入し、杭下
端が支持層に到達したとき、杭の圧入を止め、掘削工具
を拡径して支持層内に前記既製杭の外径より大径の掘削
を行い、根固め材を注入しながらこの支持層地盤を撹拌
して拡大球根を築造し、既製杭下端の一定長を前記拡大
球根内に根入れし、ついで、掘削工具を縮径して既製杭
内を引き上げ、杭を定着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直径300〜1000
mm程度の中空プレキャストコンクリート杭、鋼管杭な
どの既製杭を用いて球根付きの杭を地中に築造する杭の
中掘拡底工法に関する。
mm程度の中空プレキャストコンクリート杭、鋼管杭な
どの既製杭を用いて球根付きの杭を地中に築造する杭の
中掘拡底工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地盤に建築物等を支持する支持杭を施工
する場合、打撃杭の騒音を防止する観点から、中空プレ
キャストコンクリ−ト杭や鋼管杭等の中空の既製杭を用
い、その中にオーガーを挿通しその先端に掘削工具を取
付け、オーガーを回転して地盤を掘削しながら杭を沈下
させる中掘工法が知られている。このような中掘工法は
施工が静粛であり、大径の杭を形成することも容易であ
るなどの利点を有している。しかし、排土が多く、近年
とくに都会では排土を処理することが困難となりつつあ
り、また排土の処理費用も高騰しているという問題があ
る。
する場合、打撃杭の騒音を防止する観点から、中空プレ
キャストコンクリ−ト杭や鋼管杭等の中空の既製杭を用
い、その中にオーガーを挿通しその先端に掘削工具を取
付け、オーガーを回転して地盤を掘削しながら杭を沈下
させる中掘工法が知られている。このような中掘工法は
施工が静粛であり、大径の杭を形成することも容易であ
るなどの利点を有している。しかし、排土が多く、近年
とくに都会では排土を処理することが困難となりつつあ
り、また排土の処理費用も高騰しているという問題があ
る。
【0003】一方、杭を支持する支持層内にコンクリ−
ト球根を形成し、杭の支持力を高める拡底工法も知られ
ている。拡底工法では高圧水ジェット等を用いて支持層
中に杭より大径の撹拌部を形成し、この撹拌部に根固め
材を注入して、球根を築造するのがもっとも普通であ
る。この場合、掘削撹拌のための高圧ジェット掘削工
程、根固め材注入工程、杭形成工程など、複雑な工程を
経て施工される。このような従来の球根形成では、発生
する汚水処理の問題や、工程が多岐に亙るための工期の
遅延の問題、コストが増大する問題等がある。
ト球根を形成し、杭の支持力を高める拡底工法も知られ
ている。拡底工法では高圧水ジェット等を用いて支持層
中に杭より大径の撹拌部を形成し、この撹拌部に根固め
材を注入して、球根を築造するのがもっとも普通であ
る。この場合、掘削撹拌のための高圧ジェット掘削工
程、根固め材注入工程、杭形成工程など、複雑な工程を
経て施工される。このような従来の球根形成では、発生
する汚水処理の問題や、工程が多岐に亙るための工期の
遅延の問題、コストが増大する問題等がある。
【0004】また、中掘工法と拡底工法とを組合わせた
中掘拡底工法も知られている。しかし、このような工法
では、依然として、排土が多いという問題があり、また
1工程でコンクリ−ト球根を形成することが容易ではな
かった。
中掘拡底工法も知られている。しかし、このような工法
では、依然として、排土が多いという問題があり、また
1工程でコンクリ−ト球根を形成することが容易ではな
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実情に鑑み、排土が少なく、連続1工程で球根を持つ支
持杭を施工することができる中掘拡底工法を提供するこ
とを目的とする。また本発明の課題は、この工法によっ
て施工される球根の大きさを適正にすることを課題とす
る。
実情に鑑み、排土が少なく、連続1工程で球根を持つ支
持杭を施工することができる中掘拡底工法を提供するこ
とを目的とする。また本発明の課題は、この工法によっ
て施工される球根の大きさを適正にすることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、鋭意研究を重ねた結果開発されたもので、次
の技術手段によって構成したことを特徴としている。 a)下端に掘削工具を備えたスパイラルオーガーを既製
杭の中空孔に挿通し、て球根つきの杭を沈設する杭の中
掘拡底工法である。 b)支持層に至るまでの上層地層内を既製杭の外径と同
径に掘削しながら既製杭を地中に圧入する。 c)杭下端が支持層に到達したとき、杭の圧入を止め、
掘削工具を拡径して支持層内に前記既製杭の外径より大
径の掘削を行う。 d)根固め材を注入しながらこの掘削した支持層地盤を
撹拌し、拡大球根を築造する。 e)既製杭をこの拡大球根内に根入れし、掘削工具を縮
径して既製杭内を引き上げ、杭を定着する。
するため、鋭意研究を重ねた結果開発されたもので、次
の技術手段によって構成したことを特徴としている。 a)下端に掘削工具を備えたスパイラルオーガーを既製
杭の中空孔に挿通し、て球根つきの杭を沈設する杭の中
掘拡底工法である。 b)支持層に至るまでの上層地層内を既製杭の外径と同
径に掘削しながら既製杭を地中に圧入する。 c)杭下端が支持層に到達したとき、杭の圧入を止め、
掘削工具を拡径して支持層内に前記既製杭の外径より大
径の掘削を行う。 d)根固め材を注入しながらこの掘削した支持層地盤を
撹拌し、拡大球根を築造する。 e)既製杭をこの拡大球根内に根入れし、掘削工具を縮
径して既製杭内を引き上げ、杭を定着する。
【0007】以上の場合に、形成する球根の外径Dbを
Db≧D+200mm、球根の長さLbをLb≧D+1
000mm又はLb≧3Dのいずれか大きい方とし、杭
の根入れ長さLpをLp≧(1〜1.5)Dとすると好
適である。また、既製杭として鋼管杭を用い、鋼管杭の
下端にフランジを取付け、このフランジの内径DaをD
a≦0.75D、このフランジの厚さtをt≧0.04
Dとすると適切である。ただし、Dは杭の外径とする。
Db≧D+200mm、球根の長さLbをLb≧D+1
000mm又はLb≧3Dのいずれか大きい方とし、杭
の根入れ長さLpをLp≧(1〜1.5)Dとすると好
適である。また、既製杭として鋼管杭を用い、鋼管杭の
下端にフランジを取付け、このフランジの内径DaをD
a≦0.75D、このフランジの厚さtをt≧0.04
Dとすると適切である。ただし、Dは杭の外径とする。
【0008】
【作用】本発明では、オーガーの先端部に拡大翼を有す
る特殊掘削工具を取付けたスパイラルオーガーをあらか
じめ既製杭の中空部に挿入し、杭を建て込んだ後、オー
ガーを接続し掘削を開始する。支持層に至るまでの上層
地層内では杭の沈設は、スパイラルオーガーを回転させ
て、既製杭の外径と同一の径に掘削し、杭の先端の土砂
を杭の中空部を通して地上に排出しながら、杭の自重又
は杭打やぐらの自重を利用しながら杭を掘削圧入する。
掘削土は地上に排出されるが、杭の中空孔内にも圧密状
態で残置し、地上に排出する土量は著しく少なくなる。
このとき、中空杭内のオーガーの羽根の径を中空孔径よ
り小さくしておくと排土量を少なくする効果が大であ
る。
る特殊掘削工具を取付けたスパイラルオーガーをあらか
じめ既製杭の中空部に挿入し、杭を建て込んだ後、オー
ガーを接続し掘削を開始する。支持層に至るまでの上層
地層内では杭の沈設は、スパイラルオーガーを回転させ
て、既製杭の外径と同一の径に掘削し、杭の先端の土砂
を杭の中空部を通して地上に排出しながら、杭の自重又
は杭打やぐらの自重を利用しながら杭を掘削圧入する。
掘削土は地上に排出されるが、杭の中空孔内にも圧密状
態で残置し、地上に排出する土量は著しく少なくなる。
このとき、中空杭内のオーガーの羽根の径を中空孔径よ
り小さくしておくと排土量を少なくする効果が大であ
る。
【0009】杭の先端が支持層に到達したとき、杭の圧
入を止め、オーガー先端の掘削工具を拡径して支持層内
に前記既製杭の外径より大径の掘削を行う。このとき地
層を撹拌するだけなので排土は生じない。また、高圧水
ジェット等を用いないから、汚水を発生することはな
い。次に根固め材を注入しながら球根築造区域内を掘削
工具を上下動して支持層地盤を撹拌し、根固め材を地盤
内に混合して拡大球根を築造する。
入を止め、オーガー先端の掘削工具を拡径して支持層内
に前記既製杭の外径より大径の掘削を行う。このとき地
層を撹拌するだけなので排土は生じない。また、高圧水
ジェット等を用いないから、汚水を発生することはな
い。次に根固め材を注入しながら球根築造区域内を掘削
工具を上下動して支持層地盤を撹拌し、根固め材を地盤
内に混合して拡大球根を築造する。
【0010】球根の大きさは設計により定めることがで
きるが、杭の外径をDとすると球根の外径Dbは径Db
≧D+200mm、球根の長さLbはLb≧D+100
0mm又はLb≧3Dのいずれか大きい方とする。球根
の外径Dbを径Db≧D+200mmとすれば、地盤の
耐荷力に対応する球根の軸方向圧縮力に対して安全とな
る。球根の長さLbは杭先端に作用する軸力によって杭
の周面に作用する剪断力に対して抵抗できる長さが、杭
の径により異なるが、750mm以上であればよく、安
全を見てLb≧D+1000mとした。
きるが、杭の外径をDとすると球根の外径Dbは径Db
≧D+200mm、球根の長さLbはLb≧D+100
0mm又はLb≧3Dのいずれか大きい方とする。球根
の外径Dbを径Db≧D+200mmとすれば、地盤の
耐荷力に対応する球根の軸方向圧縮力に対して安全とな
る。球根の長さLbは杭先端に作用する軸力によって杭
の周面に作用する剪断力に対して抵抗できる長さが、杭
の径により異なるが、750mm以上であればよく、安
全を見てLb≧D+1000mとした。
【0011】次に、この拡大球根内に杭を根入れする。
根入れする時期は球根の築造中でよい。根入れする長さ
Lpは、Lp≧(1〜1.5)Dとすればよい。次に掘
削工具を縮径して、既製杭内を引き上げ、杭を定着す
る。この場合、掘削工具はオーガーと同じ径又は同等の
径まで縮径することによって、排土は杭の内部に残置さ
れ、地上に排出する土量は少量となる。
根入れする時期は球根の築造中でよい。根入れする長さ
Lpは、Lp≧(1〜1.5)Dとすればよい。次に掘
削工具を縮径して、既製杭内を引き上げ、杭を定着す
る。この場合、掘削工具はオーガーと同じ径又は同等の
径まで縮径することによって、排土は杭の内部に残置さ
れ、地上に排出する土量は少量となる。
【0012】以上のように、本発明の工法は、連続的に
一貫作業で杭の沈設開始から杭の定着までを行うことが
できる。従って従来の中掘拡底工法のように、ケーシン
グの差し替え、掘削工具の出し入れ、高圧水ジェットの
出し入れ、杭の上げ下げなどの複雑な工程を全く必要と
しない。また本発明では、高圧水ジェットなどを使用し
ないので、汚水等を発生することがない。
一貫作業で杭の沈設開始から杭の定着までを行うことが
できる。従って従来の中掘拡底工法のように、ケーシン
グの差し替え、掘削工具の出し入れ、高圧水ジェットの
出し入れ、杭の上げ下げなどの複雑な工程を全く必要と
しない。また本発明では、高圧水ジェットなどを使用し
ないので、汚水等を発生することがない。
【0013】本発明工法により施工された杭は、球根部
に杭を根入れしているので、杭の内外面に球根との結合
部が形成され、杭と球根とが一体化され杭がっこう管杭
である場合には特に好ましい。なお、杭の内部の球根高
さは、掘削工具の引き上げ時に任意に設定することがで
きる。
に杭を根入れしているので、杭の内外面に球根との結合
部が形成され、杭と球根とが一体化され杭がっこう管杭
である場合には特に好ましい。なお、杭の内部の球根高
さは、掘削工具の引き上げ時に任意に設定することがで
きる。
【0014】
実施例1 本発明の実施例を図1の工程図により説明する。 (a) プレキャストコンクリート杭1をキャッチング
治具6でつかみ、内部にスパイラルオーガー2を挿通し
その下端に掘削工具3を取付け、地表10から地盤11
内に沈設する。キャッチング治具6は杭1の外径をつか
み、油圧シリンダ7により杭1を地中に圧入する。掘削
工具3は下端に掘削ビットを備えると共に拡径可能な翼
4を有する。支持層12に到着するまでは、翼4は杭の
外径と同一の外径に設定され、オーガーを回転させなが
ら、杭1を沈設する。掘削排土はスパイラルオーガー2
により杭1内の中空孔を上昇し地上に排出されるが、そ
のかなりの部分は杭1の中空孔内に圧密されて残置す
る。 (b) 杭1の下端が支持層12に達すると、掘削工具
3の翼4を拡径し、支持層12内を掘削する。このとき
杭1の圧入は一時停止する。 (c) 掘削工具3は支持層12内の球根13形成部を
掘削撹拌する。ついで、注入材注入孔5からセメントミ
ルクを注入しながら掘削工具3を上下方向に2往復さ
せ、球根を築造し、根固めする。この間に杭1の下端の
根入れ長さ14を球根中に圧入した。
治具6でつかみ、内部にスパイラルオーガー2を挿通し
その下端に掘削工具3を取付け、地表10から地盤11
内に沈設する。キャッチング治具6は杭1の外径をつか
み、油圧シリンダ7により杭1を地中に圧入する。掘削
工具3は下端に掘削ビットを備えると共に拡径可能な翼
4を有する。支持層12に到着するまでは、翼4は杭の
外径と同一の外径に設定され、オーガーを回転させなが
ら、杭1を沈設する。掘削排土はスパイラルオーガー2
により杭1内の中空孔を上昇し地上に排出されるが、そ
のかなりの部分は杭1の中空孔内に圧密されて残置す
る。 (b) 杭1の下端が支持層12に達すると、掘削工具
3の翼4を拡径し、支持層12内を掘削する。このとき
杭1の圧入は一時停止する。 (c) 掘削工具3は支持層12内の球根13形成部を
掘削撹拌する。ついで、注入材注入孔5からセメントミ
ルクを注入しながら掘削工具3を上下方向に2往復さ
せ、球根を築造し、根固めする。この間に杭1の下端の
根入れ長さ14を球根中に圧入した。
【0015】球根の直径Dbは杭の直径Dに対してDb
=D+200mm、球根の長さは杭の根入れ長さ14を
(1〜1.5)D、その下方の長さ15を2D又は10
00mm以上とする。これらの根拠について説明する。
杭の外径をD、球根の外径をDb、杭先端軸力R、杭先
端付近の地盤の平均N値の最大値をNm=60、杭先端
の閉塞面積をAo,球根部に発生する応力度をqとすれ
ば R=25NAo q=25Nm(t/m2 )=150kg/cm2 球根部の圧縮応力σを杭径318.5〜812.8mm
についてDb =D+200mmとして求めるとσは6
0.8〜99.1kg/cm2 となる。代表的な杭の寸
法についてこの値の例を挙げると D=400 Db=600のとき,σ=66.6kg/
cm2 D=800 Db=1000のとき,σ=96.0kg
/cm2 であり、Db≧D+200mmとしておけばσは150
kg/cm2 より十分小さい安全な値となる。
=D+200mm、球根の長さは杭の根入れ長さ14を
(1〜1.5)D、その下方の長さ15を2D又は10
00mm以上とする。これらの根拠について説明する。
杭の外径をD、球根の外径をDb、杭先端軸力R、杭先
端付近の地盤の平均N値の最大値をNm=60、杭先端
の閉塞面積をAo,球根部に発生する応力度をqとすれ
ば R=25NAo q=25Nm(t/m2 )=150kg/cm2 球根部の圧縮応力σを杭径318.5〜812.8mm
についてDb =D+200mmとして求めるとσは6
0.8〜99.1kg/cm2 となる。代表的な杭の寸
法についてこの値の例を挙げると D=400 Db=600のとき,σ=66.6kg/
cm2 D=800 Db=1000のとき,σ=96.0kg
/cm2 であり、Db≧D+200mmとしておけばσは150
kg/cm2 より十分小さい安全な値となる。
【0016】杭の球根の長さは、軸力Rによって杭周面
に生ずる剪断力に対して抵抗できる長さ以上とする。球
根の杭より大きい部分の横断面に杭先端軸力Rが作用し
たとし、コンクリートの剪断力τを(1/4)σ−(1
/6)σ=30〜50kgf/cm2 であるからこれを
τ=25kg/cm2 とすれば、 D=400のとき所要高,H=750mm D=800のとき所要高,H=675mm となるのでLp≧1000mm以上とすれば安全であ
る。 (d) ついで、掘削工具3の翼4を縮径して杭1の中
空孔内を上昇させ、杭1を定着した。このとき杭の下端
から1.5Dの高さまで杭中空部内に根固め材を注入
し、被圧水を押えるため注水を行いながらオーガーを引
き抜き、施工を完了した。注入された根固め材の硬化に
よって杭本体と球根を一体化させ杭の支持力を発現させ
る。従来、通常の中空工法では排土量は杭の全容積の8
0%程度であったが、本発明方法では60%程度となっ
た。
に生ずる剪断力に対して抵抗できる長さ以上とする。球
根の杭より大きい部分の横断面に杭先端軸力Rが作用し
たとし、コンクリートの剪断力τを(1/4)σ−(1
/6)σ=30〜50kgf/cm2 であるからこれを
τ=25kg/cm2 とすれば、 D=400のとき所要高,H=750mm D=800のとき所要高,H=675mm となるのでLp≧1000mm以上とすれば安全であ
る。 (d) ついで、掘削工具3の翼4を縮径して杭1の中
空孔内を上昇させ、杭1を定着した。このとき杭の下端
から1.5Dの高さまで杭中空部内に根固め材を注入
し、被圧水を押えるため注水を行いながらオーガーを引
き抜き、施工を完了した。注入された根固め材の硬化に
よって杭本体と球根を一体化させ杭の支持力を発現させ
る。従来、通常の中空工法では排土量は杭の全容積の8
0%程度であったが、本発明方法では60%程度となっ
た。
【0017】実施例2 鋼管杭21を用いた実施例を図2を参照して説明する。
図2は図1と同様の工程図である。施工工程(a)
(b)(c)(d)は基本的に図1と同様であり、符号
2、3、4、5、11、12、13は同じである。鋼管
杭21はコンクリート杭1に比べて、肉厚が薄いので鋼
管杭21の下端には、球根13との支持力の伝達を確実
にするために、フランジ22を設けてある。また鋼管内
にシャキーを設けてある。スパイラルオーガー2の外径
はもちろんこのフランジ22の内径、シャキーの内径よ
り小さくする。鋼管杭21ではこスパイラルオーガー2
は小さい直径となるので、鋼管杭21内により多くの排
土を残置することができ、排土量が少なくなる。
図2は図1と同様の工程図である。施工工程(a)
(b)(c)(d)は基本的に図1と同様であり、符号
2、3、4、5、11、12、13は同じである。鋼管
杭21はコンクリート杭1に比べて、肉厚が薄いので鋼
管杭21の下端には、球根13との支持力の伝達を確実
にするために、フランジ22を設けてある。また鋼管内
にシャキーを設けてある。スパイラルオーガー2の外径
はもちろんこのフランジ22の内径、シャキーの内径よ
り小さくする。鋼管杭21ではこスパイラルオーガー2
は小さい直径となるので、鋼管杭21内により多くの排
土を残置することができ、排土量が少なくなる。
【0018】上記フランジは次のとおりである。フラン
ジの内径をDa、管内径Di、フランジの厚さをtと
し、Da≦0.75D、フランジに生じる曲げモーメン
トをMtとすれば、
ジの内径をDa、管内径Di、フランジの厚さをtと
し、Da≦0.75D、フランジに生じる曲げモーメン
トをMtとすれば、
【0019】
【数1】
【0020】ポアソン比νを0.3とし、qを150k
gf/cm2 、鋼板の許容応力度σを短期2400kg
/cm2 として、フランジの厚さtを求めると、 D=400のとき,t=19mm D=800のとき,t=32mm であり、フランジの厚さtをt≧0.04Dとすると良
い。
gf/cm2 、鋼板の許容応力度σを短期2400kg
/cm2 として、フランジの厚さtを求めると、 D=400のとき,t=19mm D=800のとき,t=32mm であり、フランジの厚さtをt≧0.04Dとすると良
い。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、連続工程により、支持
力の大きい杭を中掘拡径により迅速に施工することがで
き、工期の短縮、工事費用の低減に寄与する。また排土
量が少なく、汚水等を生じることがなく、環境を保全
し、経費の削減をすることができるという優れた効果を
奏する。
力の大きい杭を中掘拡径により迅速に施工することがで
き、工期の短縮、工事費用の低減に寄与する。また排土
量が少なく、汚水等を生じることがなく、環境を保全
し、経費の削減をすることができるという優れた効果を
奏する。
【図1】本発明の実施例の工程図である。
【図2】本発明の別の実施例の工程図である。
1 杭 2 スパイラ
ルオーガー 3 掘削工具 4 翼 6 キャッチング治具 7 油圧シリ
ンダ 10 地表 11 地盤 12 支持層 13 球根 14 根入れ長 15 下方の
長さ 21 鋼管杭 22 フラン
ジ
ルオーガー 3 掘削工具 4 翼 6 キャッチング治具 7 油圧シリ
ンダ 10 地表 11 地盤 12 支持層 13 球根 14 根入れ長 15 下方の
長さ 21 鋼管杭 22 フラン
ジ
Claims (3)
- 【請求項1】 下端に掘削工具を備えたオーガーを既製
杭の中空孔に挿通し、支持層に至るまでの上層地層を既
製杭の外径と同径に掘削しながら既製杭を地中に圧入
し、杭下端が支持層に到達したとき、杭の圧入を止め、
掘削工具を拡径して支持層内に前記既製杭の外径より大
径の掘削を行い、根固め材を注入しながらこの支持層地
盤を撹拌して拡大球根を築造し、既製杭下端の一定長を
前記拡大球根内に根入れし、ついで、掘削工具を縮径し
て既製杭内を引き上げ、杭を定着することを特徴とする
杭の中掘拡底工法。 - 【請求項2】 球根の外径DbをDb≧D+200m
m、球根の長さLbをLb≧D+1000mm又はLb
≧3Dのいずれか大きい方とし、杭の根入れ長さLpを
Lp≧(1〜1.5)Dとすることを特徴とする請求項
1記載の杭の中掘拡径方法。ただし、Dは杭の外径とす
る。 - 【請求項3】 既製杭として鋼管杭を用い、鋼管杭の下
端にフランジを取付け、該フランジの内径DaをDa≦
0.75D、該フランジの厚さtをt≧0.04Dとす
ることを特徴とする請求項1記載の杭の中掘拡径方法。
ただし、Dは杭の外径とする。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4458492A JPH05247936A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 杭の中掘拡底工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4458492A JPH05247936A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 杭の中掘拡底工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05247936A true JPH05247936A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12695538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4458492A Pending JPH05247936A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 杭の中掘拡底工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05247936A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005200824A (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-28 | Nippon Koatsu Concrete Kk | 杭の沈設方法及び刃物板 |
| JP2006200190A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Nippon Concrete Ind Co Ltd | 中掘り根固め工法用の杭体 |
| JP2011226264A (ja) * | 2001-03-29 | 2011-11-10 | Jfe Steel Corp | 鋼管杭およびその鋼管杭を用いた支持構造と施工方法 |
| JP2015083749A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | トンネル掘削機 |
| CN110777776A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-02-11 | 中交第二航务工程局有限公司 | 应用于珊瑚礁地质的原位搅拌钢管桩施工系统及方法 |
| CN117127609A (zh) * | 2023-08-28 | 2023-11-28 | 中交四航工程研究院有限公司 | 一种预制管桩用的沉桩助沉装置及施工方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS636314U (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-16 |
-
1992
- 1992-03-02 JP JP4458492A patent/JPH05247936A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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