JPH0524859A - 光学素子の成形方法 - Google Patents
光学素子の成形方法Info
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- JPH0524859A JPH0524859A JP20761091A JP20761091A JPH0524859A JP H0524859 A JPH0524859 A JP H0524859A JP 20761091 A JP20761091 A JP 20761091A JP 20761091 A JP20761091 A JP 20761091A JP H0524859 A JPH0524859 A JP H0524859A
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Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 本発明によれば、光学素子の成形に用いるガ
ラス素材の表面研削かつ表面処理した後、プレス加工し
て成形された光学素子の光学性能上、問題になる欠陥を
残さず光学素子を成形することができる。 [構成] コレット1の先端にガラス素材2を保持する
とともにこれに対向配置した導電性工具4の加工面4a
には電極7を配設するとともに前記導電性工具4には陽
極を、前記電極7には陰極をそれぞれ直流電源6より印
加し、かつ導電性工具4と電極7間に弱電性クーラント
を供給しつつ、ガラス素材2の研削加工を施す。その
後、前記ガラス素材を加熱等の表面処理後、再加熱工程
後、成形型にてプレス成形して所要の光学素子を成形す
る。
ラス素材の表面研削かつ表面処理した後、プレス加工し
て成形された光学素子の光学性能上、問題になる欠陥を
残さず光学素子を成形することができる。 [構成] コレット1の先端にガラス素材2を保持する
とともにこれに対向配置した導電性工具4の加工面4a
には電極7を配設するとともに前記導電性工具4には陽
極を、前記電極7には陰極をそれぞれ直流電源6より印
加し、かつ導電性工具4と電極7間に弱電性クーラント
を供給しつつ、ガラス素材2の研削加工を施す。その
後、前記ガラス素材を加熱等の表面処理後、再加熱工程
後、成形型にてプレス成形して所要の光学素子を成形す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱軟化したガラス素
材を光学素子成形用型によりプレス成形して光学素子を
成形する光学素子の成形方法に関する。
材を光学素子成形用型によりプレス成形して光学素子を
成形する光学素子の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズ,プリズム,フィルター等
の光学素子の多くはガラス等の光学素子成形用素材の研
磨処理による方法によって成形されてきた。
の光学素子の多くはガラス等の光学素子成形用素材の研
磨処理による方法によって成形されてきた。
【0003】前記研磨処理にはかなりの時間と熟練した
技術を必要とし、特に非球面レンズ等の複雑な形状の光
学素子を研磨処理によって成形するには一層高度な研磨
技術が要求される。したがって、多くの処理時間がかか
ることから短時間に大量生産することは困難であった。
技術を必要とし、特に非球面レンズ等の複雑な形状の光
学素子を研磨処理によって成形するには一層高度な研磨
技術が要求される。したがって、多くの処理時間がかか
ることから短時間に大量生産することは困難であった。
【0004】前記問題の対策として特開平2−1202
42号公報に開示されている発明がある。同公報の発明
によれば、所望のレンズ形状に近似の形状に研削加工さ
れたガラス素材を、前記ガラス素材の軟化点以上に加熱
された高温の気体を前記ガラス素材の成形表面に吹き付
けて、ガラス素材の表層部を加熱・軟化し、表面粗さR
max 0.5μm以下にしてからガラス素材を成形型により
所望のレンズ形状にプレス成形することにより光学素子
の大幅なコスト低減が可能になるという技術が記載され
ている。
42号公報に開示されている発明がある。同公報の発明
によれば、所望のレンズ形状に近似の形状に研削加工さ
れたガラス素材を、前記ガラス素材の軟化点以上に加熱
された高温の気体を前記ガラス素材の成形表面に吹き付
けて、ガラス素材の表層部を加熱・軟化し、表面粗さR
max 0.5μm以下にしてからガラス素材を成形型により
所望のレンズ形状にプレス成形することにより光学素子
の大幅なコスト低減が可能になるという技術が記載され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報記載の技術は、ガラス素材を所望のレンズ形状に近似
の形状に研削するとき、従来の細かなダイヤモンド砥石
を用いた研削工具では研削工具の加工面に目づまりが生
じ、加工能力が低下するとともに深いクラックが発生
し、そのクラックがガラス素材の表面部深く残るため、
その後に加熱により表面粗さをRmax 0.5μm以下にし
ても所望の鏡面を得ることができないという問題があっ
た。
報記載の技術は、ガラス素材を所望のレンズ形状に近似
の形状に研削するとき、従来の細かなダイヤモンド砥石
を用いた研削工具では研削工具の加工面に目づまりが生
じ、加工能力が低下するとともに深いクラックが発生
し、そのクラックがガラス素材の表面部深く残るため、
その後に加熱により表面粗さをRmax 0.5μm以下にし
ても所望の鏡面を得ることができないという問題があっ
た。
【0006】よって本発明は前記従来の問題点に鑑みて
発明されたものであり、安価な装置で滑らかな鏡面を有
するガラス素材を短時間に得る光学素子の成形方法の提
供を目的とする。
発明されたものであり、安価な装置で滑らかな鏡面を有
するガラス素材を短時間に得る光学素子の成形方法の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の成形方法は、加
工面を被加工素材としてのガラス素材の所要曲率と同一
形状に形成した導電性研削工具に陽極を印加するととも
に、前記導電性研削工具の加工面との間に一定の距離を
保つ電極に陰極を印加し、かつ導電性研削工具と電極と
の間に弱電性クーラントを供給しつつ前記ガラス素材の
表面粗さをRmax 0.5μm以下に加工するガラス素材の
研削加工工程と、前記研削加工後のガラス素材を加熱軟
化して表面粗さをRmax 0.1μm以下にするガラス素材
の表面処理工程と前記表面処理後のガラス素材を再加熱
して軟化したガラス素材を一対の成形型間にてプレス成
形して所要の光学素子を成形する前記ガラス素材のプレ
ス成形工程とから成るものである。
工面を被加工素材としてのガラス素材の所要曲率と同一
形状に形成した導電性研削工具に陽極を印加するととも
に、前記導電性研削工具の加工面との間に一定の距離を
保つ電極に陰極を印加し、かつ導電性研削工具と電極と
の間に弱電性クーラントを供給しつつ前記ガラス素材の
表面粗さをRmax 0.5μm以下に加工するガラス素材の
研削加工工程と、前記研削加工後のガラス素材を加熱軟
化して表面粗さをRmax 0.1μm以下にするガラス素材
の表面処理工程と前記表面処理後のガラス素材を再加熱
して軟化したガラス素材を一対の成形型間にてプレス成
形して所要の光学素子を成形する前記ガラス素材のプレ
ス成形工程とから成るものである。
【0008】
【作用】本発明の前記工程中、ガラス素材をELID研
削により加工することによって研削工具の加工面を常に
まんべんなくドレッシングするため、前記研削工具の加
工面が目づまりすることがなく、正常な加工能力を維持
し続けることができ、前記ガラス素材の表面の粗さおよ
びクラックの深さを飛躍的に向上させることができる。
削により加工することによって研削工具の加工面を常に
まんべんなくドレッシングするため、前記研削工具の加
工面が目づまりすることがなく、正常な加工能力を維持
し続けることができ、前記ガラス素材の表面の粗さおよ
びクラックの深さを飛躍的に向上させることができる。
【0009】さらに、前記ELID研削により加工され
たガラス素材を加熱軟化することにより、ガラス素材の
形状をほとんど変形させることなく、表面粗さを一層向
上した鏡面のガラス素材を得ることができる。
たガラス素材を加熱軟化することにより、ガラス素材の
形状をほとんど変形させることなく、表面粗さを一層向
上した鏡面のガラス素材を得ることができる。
【0010】しかして、前記鏡面に加工されたガラス素
材を用いてプレス成形することにより光学性能上全く問
題のない光学素子を得ることが可能になる。
材を用いてプレス成形することにより光学性能上全く問
題のない光学素子を得ることが可能になる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて具体的に
説明する。
説明する。
【0012】
【実施例1】図1〜4は本発明の光学素子成形方法の実
施に当たって実施例1に使用する光学素子成形方法の説
明図で、図1はELID研削による研削装置の説明図、
図2は同研削装置の電極と研削工具の位置関係を示すA
−A矢視図、図3は両面をELID研削した中肉厚のガ
ラス素材を示す図、図4は光学素子成形装置の図であ
る。
施に当たって実施例1に使用する光学素子成形方法の説
明図で、図1はELID研削による研削装置の説明図、
図2は同研削装置の電極と研削工具の位置関係を示すA
−A矢視図、図3は両面をELID研削した中肉厚のガ
ラス素材を示す図、図4は光学素子成形装置の図であ
る。
【0013】図1および図2において、矢印B方向に回
転自在に設けられたコレット1の先端には、押生地等の
ガラス素材2がコレット1の回転と同軸上でコレット1
により保持されており、前記ガラス素材2の加工面2a
は所望の曲率RAに加工された面となっている。
転自在に設けられたコレット1の先端には、押生地等の
ガラス素材2がコレット1の回転と同軸上でコレット1
により保持されており、前記ガラス素材2の加工面2a
は所望の曲率RAに加工された面となっている。
【0014】また、矢印C方向に回転自在に設けられた
工具保持軸3はその回転軸3aの軸線がガラス素材2の
軸線2bに対してαのスイベル角になるように対向配置
されている。前記工具保持軸3の先端にはダイヤモンド
粉末等の砥粒(砥粒は♯1000〜♯1500が望まし
い)とCu,Fe,Ni,Co等の金属あるいは合金や
導電性樹脂を結合材として全体が導電性を有するカップ
型に形成された導電性研削工具4が同軸上に固着されて
いる。
工具保持軸3はその回転軸3aの軸線がガラス素材2の
軸線2bに対してαのスイベル角になるように対向配置
されている。前記工具保持軸3の先端にはダイヤモンド
粉末等の砥粒(砥粒は♯1000〜♯1500が望まし
い)とCu,Fe,Ni,Co等の金属あるいは合金や
導電性樹脂を結合材として全体が導電性を有するカップ
型に形成された導電性研削工具4が同軸上に固着されて
いる。
【0015】この導電性研削工具4の加工面4aはガラ
ス素材2の加工面2aと対応するように曲率RAに形成
されている。また、工具保持軸3にはブラシ5が接触す
るように設けられており、このブラシ5を介し、直流電
源6からの(+)極を導電性研削工具4に印加すること
ができるようになっている。
ス素材2の加工面2aと対応するように曲率RAに形成
されている。また、工具保持軸3にはブラシ5が接触す
るように設けられており、このブラシ5を介し、直流電
源6からの(+)極を導電性研削工具4に印加すること
ができるようになっている。
【0016】前記直流電源6は、電解加工用の直流電源
でパルス電圧を発生するようになっている。また、ガラ
ス素材2の加工面2aの曲率RAと近似形状の曲率RA
−lに形成された電極7が導電性研削工具4の加工面4
aとわずかで均一な隙間l(隙間lは0.1〜0.2mmが好
ましい)を隔てて設けられており、直流電源6からの
(−)極が印加されるようになっている。
でパルス電圧を発生するようになっている。また、ガラ
ス素材2の加工面2aの曲率RAと近似形状の曲率RA
−lに形成された電極7が導電性研削工具4の加工面4
aとわずかで均一な隙間l(隙間lは0.1〜0.2mmが好
ましい)を隔てて設けられており、直流電源6からの
(−)極が印加されるようになっている。
【0017】さらに、導電性研削工具4と電極7との隙
間lに弱電性クーラント8aを噴出させるパイプ8が設
けられている。
間lに弱電性クーラント8aを噴出させるパイプ8が設
けられている。
【0018】前記構成からなる光学素子研削装置による
研削加工において、パイプ8から弱電性クーラント8a
を噴出させるとともに、導電性研削工具4と電極7のそ
れぞれに直流電源6からのパルス電圧を印加しつつ導電
性研削工具4の加工面4aをガラス素材2の加工面2a
に当接させ、切込軌跡9の矢印方向に従って導電性研削
工具4を移動させてガラス素材2の研削加工を行なう。
研削加工において、パイプ8から弱電性クーラント8a
を噴出させるとともに、導電性研削工具4と電極7のそ
れぞれに直流電源6からのパルス電圧を印加しつつ導電
性研削工具4の加工面4aをガラス素材2の加工面2a
に当接させ、切込軌跡9の矢印方向に従って導電性研削
工具4を移動させてガラス素材2の研削加工を行なう。
【0019】このとき、導電性研削工具4の加工面4a
は前記加工面4aとの間に一定の間隔を保った電極7に
より電解加工され、まんべんなくドレッシングされて、
加工面4aを常に一定形状に保ちつつガラス素材2の形
状が安定して研削加工される。
は前記加工面4aとの間に一定の間隔を保った電極7に
より電解加工され、まんべんなくドレッシングされて、
加工面4aを常に一定形状に保ちつつガラス素材2の形
状が安定して研削加工される。
【0020】尚、導電性研削工具4の加工面4aは加工
初期より常にガラス素材2の加工面2aの曲率RAと同
じ曲率に形成されているため、導電性研削工具4の加工
面4aの変位が少なく、従ってガラス素材2の中心部に
おける凸部(ヘソ)を回避することができる。
初期より常にガラス素材2の加工面2aの曲率RAと同
じ曲率に形成されているため、導電性研削工具4の加工
面4aの変位が少なく、従ってガラス素材2の中心部に
おける凸部(ヘソ)を回避することができる。
【0021】このようにして研削されたガラス素材2の
加工面2aの表面粗さはRmax 0.5μmとなる。ガラス
素材2の裏面についても前記と同様に球面研削加工を行
い、裏面の曲率半径を所定のRBに、その表面粗さをR
max 0.5μmになるまで研削加工し、厚さは研削の切込
み量を設定して、研削加工することにより、図3に示す
ような所定の中肉厚tに形成し、中肉厚のガラス素材1
0が得られる。
加工面2aの表面粗さはRmax 0.5μmとなる。ガラス
素材2の裏面についても前記と同様に球面研削加工を行
い、裏面の曲率半径を所定のRBに、その表面粗さをR
max 0.5μmになるまで研削加工し、厚さは研削の切込
み量を設定して、研削加工することにより、図3に示す
ような所定の中肉厚tに形成し、中肉厚のガラス素材1
0が得られる。
【0022】また、球面創成の研削工程において、前記
導電性研削工具4のダイヤモンド砥粒、粒度を変更する
ことにより研削されたガラス素材2の表面粗さを変化さ
せることが可能である。
導電性研削工具4のダイヤモンド砥粒、粒度を変更する
ことにより研削されたガラス素材2の表面粗さを変化さ
せることが可能である。
【0023】さて、以上述べてきたELID研削によっ
て研削加工されたガラス素材を用いて、図4に示す光学
素子成形装置により光学素子を成形する方法について説
明する。
て研削加工されたガラス素材を用いて、図4に示す光学
素子成形装置により光学素子を成形する方法について説
明する。
【0024】図4の光学素子成形装置において、筒状の
第1予備加熱炉11の内部にはヒータ12が配設され、
第2加熱炉21の内部にはヒータ25が配設されてい
る。前記第2予備加熱炉21の一端には、加熱軟化した
ガラス素材をプレス成形する成形室13が連結されてお
り、前記成形室13には上下方向にそれぞれ摺動自在か
つ端面に所望のレンズ面形状を形成した上型14,下型
15が配設されているとともに、上型14,下型15を
それぞれ所望の型温度に加熱するヒータ16,17が断
熱材18,19に囲まれて設けられている。
第1予備加熱炉11の内部にはヒータ12が配設され、
第2加熱炉21の内部にはヒータ25が配設されてい
る。前記第2予備加熱炉21の一端には、加熱軟化した
ガラス素材をプレス成形する成形室13が連結されてお
り、前記成形室13には上下方向にそれぞれ摺動自在か
つ端面に所望のレンズ面形状を形成した上型14,下型
15が配設されているとともに、上型14,下型15を
それぞれ所望の型温度に加熱するヒータ16,17が断
熱材18,19に囲まれて設けられている。
【0025】上型14の端部側に設けられた20は上型
14側に貼りついたガラス素材12を上型14から離型
するための離型リングである。
14側に貼りついたガラス素材12を上型14から離型
するための離型リングである。
【0026】第1予備加熱炉11の片端(図の左側)か
らガラス素材22が顎付きのリング状載置皿23に載置
され左右に進退自在な搬送アーム24の端部に支持され
つつ搬入され、さらに第2予備加熱炉21を通り、上下
型14,15間に搬送されるようになっている。
らガラス素材22が顎付きのリング状載置皿23に載置
され左右に進退自在な搬送アーム24の端部に支持され
つつ搬入され、さらに第2予備加熱炉21を通り、上下
型14,15間に搬送されるようになっている。
【0027】前記構成から成る光学素子成形装置を使用
して成形されるガラス素材22には材質がSK11のも
のを用い、前記ガラス素材22をELID研削により所
望のレンズ形状に近似の曲率半径28mm,厚さ2.5mm,
外径19mm,表面粗さRmax0.5μmにしたのち、前記
ガラス素材22を載置皿23に載置し、搬送アーム24
により支持されつつ第1予備加熱炉11内に搬送する。
して成形されるガラス素材22には材質がSK11のも
のを用い、前記ガラス素材22をELID研削により所
望のレンズ形状に近似の曲率半径28mm,厚さ2.5mm,
外径19mm,表面粗さRmax0.5μmにしたのち、前記
ガラス素材22を載置皿23に載置し、搬送アーム24
により支持されつつ第1予備加熱炉11内に搬送する。
【0028】第1予備加熱炉11内ではヒータ12によ
りガラス素材22をガラス粘土106 ポアズの温度にて
1分間均一に加熱した後、搬送アーム24によって第2
予備加熱炉21内ではヒータ25により前記ガラス素材
22をガラス粘土107.65ポアズの温度にてサイド15
秒間加熱させる。
りガラス素材22をガラス粘土106 ポアズの温度にて
1分間均一に加熱した後、搬送アーム24によって第2
予備加熱炉21内ではヒータ25により前記ガラス素材
22をガラス粘土107.65ポアズの温度にてサイド15
秒間加熱させる。
【0029】しかるのち、成形面の形状変化を調べるた
め搬送アーム24を後退させ、ガラス素材22を載置皿
23から取出して冷却した。
め搬送アーム24を後退させ、ガラス素材22を載置皿
23から取出して冷却した。
【0030】前記冷却されたガラス素材22は表面粗さ
がRmax 0.068μmとなり、表面のクラックは目視で
は発見できない程の鏡面を得ていた。また、ガラス素材
22の曲率半径は上面側がRmax 28.196mm、下面側
がRmax 27.802mmに変化していた。
がRmax 0.068μmとなり、表面のクラックは目視で
は発見できない程の鏡面を得ていた。また、ガラス素材
22の曲率半径は上面側がRmax 28.196mm、下面側
がRmax 27.802mmに変化していた。
【0031】このあと、前記ガラス素材22を再加熱し
て、転移点温度付近に加熱保持した上下型14,15に
よりプレス成形を行なった。成形されたガラス素材22
は、上型14の上昇中に離型リング20により離型さ
れ、載置皿23に載置されて搬送アーム24により第1
予備加熱炉11から搬出された。
て、転移点温度付近に加熱保持した上下型14,15に
よりプレス成形を行なった。成形されたガラス素材22
は、上型14の上昇中に離型リング20により離型さ
れ、載置皿23に載置されて搬送アーム24により第1
予備加熱炉11から搬出された。
【0032】以上、述べたようにして成形された所望の
レンズ形状(非球面形状)のレンズは、その表面粗さが
Rmax 0.0456μmとなり、またレンズの表面と内部
との温度差による割れもなく、光学性能を十分に満足す
る高性能のものであった。なお、これにより大幅なコス
ト低減も可能になった。
レンズ形状(非球面形状)のレンズは、その表面粗さが
Rmax 0.0456μmとなり、またレンズの表面と内部
との温度差による割れもなく、光学性能を十分に満足す
る高性能のものであった。なお、これにより大幅なコス
ト低減も可能になった。
【0033】また、第1予備加熱炉11および第2予備
加熱炉21内で加熱軟化したガラス素材22を上下型1
4,15間に直行してプレス成形しても、得られたレン
ズは前記と同様に高精度のものであった。尚、以下に
は、本発明の光学素子の成形方法を実施する際のELI
D研削によるガラス素材の研削面の状況と、精研削によ
って研削された表面の状況について比較検討してみるこ
とにする。
加熱炉21内で加熱軟化したガラス素材22を上下型1
4,15間に直行してプレス成形しても、得られたレン
ズは前記と同様に高精度のものであった。尚、以下に
は、本発明の光学素子の成形方法を実施する際のELI
D研削によるガラス素材の研削面の状況と、精研削によ
って研削された表面の状況について比較検討してみるこ
とにする。
【0034】ELID研削または精研削によって研削さ
れた研削面の状況としては、図5に精研削面、図6に精
研削+トリートメント面の粗さが、また、図7にELI
D研削面、図8にELID研削面+トリートメント面の
粗さが示されている。
れた研削面の状況としては、図5に精研削面、図6に精
研削+トリートメント面の粗さが、また、図7にELI
D研削面、図8にELID研削面+トリートメント面の
粗さが示されている。
【0035】まず、図5の精研削面と、図1のELID
研削面とを比較してみた場合、前記両者それぞれの表面
のPV値が0.506μmおよび0.602μmでほぼ同じ
PV値を示しているが、ELID研削面の方が深いキズ
が少ない点で異なることが判る。
研削面とを比較してみた場合、前記両者それぞれの表面
のPV値が0.506μmおよび0.602μmでほぼ同じ
PV値を示しているが、ELID研削面の方が深いキズ
が少ない点で異なることが判る。
【0036】また、研削面に加熱によるトリートメント
を施した面の状況として、図6の精研削+トリートメン
ト面および図8のELID研削+トリートメント面の両
者を比較してみた場合、前記研削加工だけの面の比較の
場合と同様にそれぞれのPV値が0.052〜0.062μ
mで数値は略1桁改善されてはいるが、両者ともほぼ同
じPV値を示している。
を施した面の状況として、図6の精研削+トリートメン
ト面および図8のELID研削+トリートメント面の両
者を比較してみた場合、前記研削加工だけの面の比較の
場合と同様にそれぞれのPV値が0.052〜0.062μ
mで数値は略1桁改善されてはいるが、両者ともほぼ同
じPV値を示している。
【0037】しかしながら、図6の精研削+トリートメ
ント面の場合はPV値が約0.05μmのキズの集まりで
あるのに対し、図8のELID研削+トリートメント面
の場合はPV値が約0.02μm以下のキズの集まりであ
る大きなうねりとなっている点が異なり、前記両者にお
ける面の状況の比較において光学特性上、図8のELI
D研削+トリートメント面の方が優れていることが判
る。
ント面の場合はPV値が約0.05μmのキズの集まりで
あるのに対し、図8のELID研削+トリートメント面
の場合はPV値が約0.02μm以下のキズの集まりであ
る大きなうねりとなっている点が異なり、前記両者にお
ける面の状況の比較において光学特性上、図8のELI
D研削+トリートメント面の方が優れていることが判
る。
【0038】前記ELID研削によって加工されたガラ
ス素材の表面粗さRmax 0.5〜1μmについては、表面
粗さが0.5μm以下の場合は光学性能上問題がなく満足
するものであるが、1μm以上になるとガラス表面に欠
陥が残ってしまう。
ス素材の表面粗さRmax 0.5〜1μmについては、表面
粗さが0.5μm以下の場合は光学性能上問題がなく満足
するものであるが、1μm以上になるとガラス表面に欠
陥が残ってしまう。
【0039】従って、ガラス表面に欠陥を残さないよう
にするために、前述のとおり研削加工でガラス素材の調
寸および充分な表面粗さの処理をしてから、さらにガラ
ス素材を加熱軟化させ、その表面粗さをRmax 0.1μm
以下になるまで改善してからプレス成形をするというこ
とが必要になってくる。
にするために、前述のとおり研削加工でガラス素材の調
寸および充分な表面粗さの処理をしてから、さらにガラ
ス素材を加熱軟化させ、その表面粗さをRmax 0.1μm
以下になるまで改善してからプレス成形をするというこ
とが必要になってくる。
【0040】
【実施例2】本実施例では使用するガラス素材の材質,
形状が実施例1の場合と同様で、前記ガラス素材12を
ELID研削により研削し、表面粗さを1μmにしたの
ち、実施例1で使用した光学素子成形装置の第1,第2
予備加熱炉11,21にて加熱処理をした場合について
説明する。
形状が実施例1の場合と同様で、前記ガラス素材12を
ELID研削により研削し、表面粗さを1μmにしたの
ち、実施例1で使用した光学素子成形装置の第1,第2
予備加熱炉11,21にて加熱処理をした場合について
説明する。
【0041】まず、前記ガラス素材12を載置皿23に
載置して搬送アーム24により第1予備加熱炉11内に
搬送し、前記第1予備加熱炉11内にてガラス粘土10
6 ポアズの温度にて2分間均一に加熱した後、搬送アー
ム24により第2予備加熱炉21内に搬送する。前記第
2予備加熱炉21内では、前記ガラス素材22をガラス
粘土107.65ポアズの温度にて15秒間加熱する。
載置して搬送アーム24により第1予備加熱炉11内に
搬送し、前記第1予備加熱炉11内にてガラス粘土10
6 ポアズの温度にて2分間均一に加熱した後、搬送アー
ム24により第2予備加熱炉21内に搬送する。前記第
2予備加熱炉21内では、前記ガラス素材22をガラス
粘土107.65ポアズの温度にて15秒間加熱する。
【0042】しかして、前記第1,第2予備加熱炉1
1,21内にて加熱処理されたガラス素材22の表面粗
さはRmax 0.072μmとなっており、球面形状は上面
側がRmax 29.539mm、下面側がRmax 27.792mm
となっていたが、前記表面粗さと球面形状のガラス素材
22を上下型14,15によりプレス成形して得られた
レンズは表面粗さがRmax 0.048μmとなっており、
高精度なものであった。
1,21内にて加熱処理されたガラス素材22の表面粗
さはRmax 0.072μmとなっており、球面形状は上面
側がRmax 29.539mm、下面側がRmax 27.792mm
となっていたが、前記表面粗さと球面形状のガラス素材
22を上下型14,15によりプレス成形して得られた
レンズは表面粗さがRmax 0.048μmとなっており、
高精度なものであった。
【0043】
【実施例3】本実施例でも、使用するガラス素材の材
質,形状が実施例1の場合と同様で、前記ガラス素材2
2をELID研削により研削した表面粗さをRmax 2μ
mにしたのち、実施例1で使用した光学素子成形装置の
第1,第2予備加熱炉11,21に加熱処理をした場合
について説明する。
質,形状が実施例1の場合と同様で、前記ガラス素材2
2をELID研削により研削した表面粗さをRmax 2μ
mにしたのち、実施例1で使用した光学素子成形装置の
第1,第2予備加熱炉11,21に加熱処理をした場合
について説明する。
【0044】まず、実施例2の場合と同様にして第1予
備加熱炉11内に搬入されたガラス素材22を前記第1
予備加熱炉11内において、ガラス粘土106 ポアズの
温度にて3分間均一に加熱した後、第2予備加熱炉21
内に搬送し、同炉21内にて均一に過熱することにより
得られたガラス素材22の表面粗さはRmax 0.075μ
mとなっており、球面形状は上面側がRmax 30.178
mm、下面側がRmax 27.781mmとなっていたが、上下
型14,15によりプレス成形して得られたレンズは表
面粗さがRmax 0.0504μmとなっており、前記実施
例1の場合と同様に高精度のものであった。
備加熱炉11内に搬入されたガラス素材22を前記第1
予備加熱炉11内において、ガラス粘土106 ポアズの
温度にて3分間均一に加熱した後、第2予備加熱炉21
内に搬送し、同炉21内にて均一に過熱することにより
得られたガラス素材22の表面粗さはRmax 0.075μ
mとなっており、球面形状は上面側がRmax 30.178
mm、下面側がRmax 27.781mmとなっていたが、上下
型14,15によりプレス成形して得られたレンズは表
面粗さがRmax 0.0504μmとなっており、前記実施
例1の場合と同様に高精度のものであった。
【0045】以上説明してきたように角実施例において
は両凸非球面のレンズについて説明してきたが、前記両
凸非球面のレンズに限定されることなく両凹レンズやそ
の他の形状のレンズあるいはプリズム等の光学素子につ
いても適用できる。
は両凸非球面のレンズについて説明してきたが、前記両
凸非球面のレンズに限定されることなく両凹レンズやそ
の他の形状のレンズあるいはプリズム等の光学素子につ
いても適用できる。
【0046】
【実施例4】本実施例においては、前記実施例1でガラ
ス素材22をELID研削にてその表面粗さをRmax 0.
5μmの所望のレンズ形状に加工しその後、前記ガラス
素材22を2〜5wt%のフッ化水溶液に15〜30分
間浸す。この表面処理工程によりガラス素材の表面粗さ
はRmax 0.02μmに向上させたものである。
ス素材22をELID研削にてその表面粗さをRmax 0.
5μmの所望のレンズ形状に加工しその後、前記ガラス
素材22を2〜5wt%のフッ化水溶液に15〜30分
間浸す。この表面処理工程によりガラス素材の表面粗さ
はRmax 0.02μmに向上させたものである。
【0047】本実施例によれば、ELID研削により研
削された表面粗さRmax 0.5μmの多量のガラス素材を
一度に表面処理することができるので、時間短縮が可能
になる。
削された表面粗さRmax 0.5μmの多量のガラス素材を
一度に表面処理することができるので、時間短縮が可能
になる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、光学素子を成形用型間
でプレス成形するガラス素材を、ELID研削加工法に
よる研削加工工程により充分に滑らかなガラス素材を得
ることが可能となるため、研削工程のあとで研磨工程を
入れて、さらに表面粗さを改善するという必要がない。
またELID研削をしたガラス素材を加熱軟化して表面
処理し、その表面粗さをさらに改善して得られたガラス
素材は、その後のプレス成形において素材形状からの変
形が少なく、成形された光学素子の表面と内部との温度
差による割れもなく、その他の光学性能上問題になるよ
うな欠陥も全くない光学素子が得られ、かつ大幅なコス
ト低減を計ることが可能になった。
でプレス成形するガラス素材を、ELID研削加工法に
よる研削加工工程により充分に滑らかなガラス素材を得
ることが可能となるため、研削工程のあとで研磨工程を
入れて、さらに表面粗さを改善するという必要がない。
またELID研削をしたガラス素材を加熱軟化して表面
処理し、その表面粗さをさらに改善して得られたガラス
素材は、その後のプレス成形において素材形状からの変
形が少なく、成形された光学素子の表面と内部との温度
差による割れもなく、その他の光学性能上問題になるよ
うな欠陥も全くない光学素子が得られ、かつ大幅なコス
ト低減を計ることが可能になった。
【図1】本発明の光学素子の成形方法の実施に当たって
使用するELID研削加工の説明図。
使用するELID研削加工の説明図。
【図2】図1における電極と研削工具の位置関係を示す
A−A線矢視図。
A−A線矢視図。
【図3】ELID研削により両面を研削した中肉厚のガ
ラス素材を示す説明図。
ラス素材を示す説明図。
【図4】本発明の光学素子の成形方法を実施するに当た
り使用する光学素子成形方法の説明図。
り使用する光学素子成形方法の説明図。
【図5】精研削面の表面粗さを示す説明図。
【図6】精研削およびトリートメント面の表面粗さを示
す説明図。
す説明図。
【図7】ELID研削面の表面粗さを示す説明図。
【図8】ELID研削およびトリートメント面の表面粗
さを示す説明図。
さを示す説明図。
1 コレット 2 ガラス素材 2a 加工面 2b 軸線 3 工具保持軸 3a 回転軸 4 導電性研削工具 6 直流電源 7 電極 8 パイプ 8a 弱電性クーラント 9 切込軌跡 10 中肉厚のガラス素材 11 第1予備加熱炉 12,15,16,25 ヒータ 13 成形室 14 上型 15 下型 18,19 断熱材 20 離型リング 21 第2予備加熱炉 22 ガラス素材 23 載置皿 24 搬送アーム
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 加工面を被加工素材としてのガラス素材
の所要曲率と同一形状に形成した導電性研削工具に陽極
を印加するとともに、前記導電性研削工具の加工面との
間に一定の距離を保つ電極に陰極を印加し、かつ導電性
研削工具と電極との間に弱電性クーラントを供給しつつ
前記ガラス素材の表面粗さをRmax 0.5μm以下に加工
するガラス素材の研削加工工程と、前記研削加工後のガ
ラス素材を加熱軟化して表面粗さをRmax 0.1μm以下
にするガラス素材の表面処理工程と前記表面処理後のガ
ラス素材を再加熱して軟化したガラス素材を一対の成形
型間にてプレス成形して所要の光学素子を成形する前記
ガラス素材のプレス成形工程とから成る光学素子の成形
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20761091A JPH0524859A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 光学素子の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20761091A JPH0524859A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 光学素子の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0524859A true JPH0524859A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16542638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20761091A Withdrawn JPH0524859A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 光学素子の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0524859A (ja) |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP20761091A patent/JPH0524859A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |