JPH05249404A - ホログラムスキャナ - Google Patents
ホログラムスキャナInfo
- Publication number
- JPH05249404A JPH05249404A JP8460592A JP8460592A JPH05249404A JP H05249404 A JPH05249404 A JP H05249404A JP 8460592 A JP8460592 A JP 8460592A JP 8460592 A JP8460592 A JP 8460592A JP H05249404 A JPH05249404 A JP H05249404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hologram
- scanning
- light
- diffracted light
- diffracted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体レーザ10の波長変動による走査面42上
での回折光L2の走査方向(x方向)の位置ずれを無く
す。 【構成】 半導体レーザ10から発せられた再生光L1は前
置きホログラム20を通じてホログラムディスク30上のホ
ログラム31に入射する。ホログラム31により回折して偏
向された回折光L2は走査面42上に入射する。ホログラム
ディスク30が回転運動すると、ホログラム31から出た回
折光L2の偏向角が変化して光走査が行われる。ホログラ
ム31の干渉縞のx方向のピッチdxは、再生光L1の入射
点P(x、y)について、∂dx/∂y=C(≠0)の
関係を満たしており、ホログラム31から出た回折光L2の
x方向の偏向角が再生光L1の波長変動に関係なく一定と
なるようになっているので、再生光L1の波長が変動した
としても、走査面42での回折光L2の走査方向(x方向)
の位置ずれは生じない。
での回折光L2の走査方向(x方向)の位置ずれを無く
す。 【構成】 半導体レーザ10から発せられた再生光L1は前
置きホログラム20を通じてホログラムディスク30上のホ
ログラム31に入射する。ホログラム31により回折して偏
向された回折光L2は走査面42上に入射する。ホログラム
ディスク30が回転運動すると、ホログラム31から出た回
折光L2の偏向角が変化して光走査が行われる。ホログラ
ム31の干渉縞のx方向のピッチdxは、再生光L1の入射
点P(x、y)について、∂dx/∂y=C(≠0)の
関係を満たしており、ホログラム31から出た回折光L2の
x方向の偏向角が再生光L1の波長変動に関係なく一定と
なるようになっているので、再生光L1の波長が変動した
としても、走査面42での回折光L2の走査方向(x方向)
の位置ずれは生じない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザプリンタ等に利用
可能なホログラムスキャナに関する。
可能なホログラムスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】ホログラムスキャナの概略構成を図4を
参照して説明する。図中10は光源としての半導体レーザ
である。半導体レーザ10から発せられた再生光L1は、コ
リメータレンズ11、前置きホログラム20を介してホログ
ラムディスク30’上のホログラム31’に入射する。ホロ
グラムディスク30’上にはその円周方向に沿ってホログ
ラム31’が合計6面分設けられており、ホログラムディ
スク30’の下方にはこれを回転させるためのモータ32が
設けられている。
参照して説明する。図中10は光源としての半導体レーザ
である。半導体レーザ10から発せられた再生光L1は、コ
リメータレンズ11、前置きホログラム20を介してホログ
ラムディスク30’上のホログラム31’に入射する。ホロ
グラムディスク30’上にはその円周方向に沿ってホログ
ラム31’が合計6面分設けられており、ホログラムディ
スク30’の下方にはこれを回転させるためのモータ32が
設けられている。
【0003】再生光L1がホログラム31’に入射すると、
ホログラム31’により回折して偏向され、回折光L2とし
て反射ミラー41を通じて走査面42( 感光体ドラムであ
る) に入射する。ホログラムディスク30’がモータ32の
駆動により回転すると、これに応じて回折光L2の偏向角
が変化し、走査面42上の回折光L2が図示矢印方向に移動
し、光走査が行われる。なお、走査面42もこの光走査の
方向と直角な方向に移動して、副走査が行われる。
ホログラム31’により回折して偏向され、回折光L2とし
て反射ミラー41を通じて走査面42( 感光体ドラムであ
る) に入射する。ホログラムディスク30’がモータ32の
駆動により回転すると、これに応じて回折光L2の偏向角
が変化し、走査面42上の回折光L2が図示矢印方向に移動
し、光走査が行われる。なお、走査面42もこの光走査の
方向と直角な方向に移動して、副走査が行われる。
【0004】さて、半導体レーザはON・OFF 変調により
波長が変動し易いという特性があるのに関連して、ホロ
グラムスキャナをレーザプリンタ等に適用するに当た
り、次に述べる技術的課題がある。即ち、レーザの点滅
によりドットが形成されるので、隣接するドット間でレ
ーザの波長が変動すると、ドットピッチのエラーとなり
画質が損なわれる。例えば、300dpiの解像度のスキャナ
を考えると、隣接ドットピッチは、25.4/300≒87.4μm
であり、波長変動によるドットピッチエラーを20μm 以
下に抑える必要がある。
波長が変動し易いという特性があるのに関連して、ホロ
グラムスキャナをレーザプリンタ等に適用するに当た
り、次に述べる技術的課題がある。即ち、レーザの点滅
によりドットが形成されるので、隣接するドット間でレ
ーザの波長が変動すると、ドットピッチのエラーとなり
画質が損なわれる。例えば、300dpiの解像度のスキャナ
を考えると、隣接ドットピッチは、25.4/300≒87.4μm
であり、波長変動によるドットピッチエラーを20μm 以
下に抑える必要がある。
【0005】ホログラムスキャナの構成部の中でも前置
きホログラム20は、ホログラムディスク30’との相互関
連で、半導体レーザ10の波長変動によるドットピッチエ
ラーを抑える目的で設けられたものである。以下、図5
〜図7を参照してより詳しく説明する。
きホログラム20は、ホログラムディスク30’との相互関
連で、半導体レーザ10の波長変動によるドットピッチエ
ラーを抑える目的で設けられたものである。以下、図5
〜図7を参照してより詳しく説明する。
【0006】図5の上側はホログラムディスク30’の表
面側を示す図である。図5の下側はホログラムスキャナ
の光学系の概略を示す図であり、併せて走査中央メリジ
オナル面での各光線の挙動を示している。図6は図5に
対応する図であり、図6の下側は、走査中央サジタル面
での各光線の挙動を示した図である。図7はホログラム
31’上に形成された干渉縞のパターンを示す図である。
面側を示す図である。図5の下側はホログラムスキャナ
の光学系の概略を示す図であり、併せて走査中央メリジ
オナル面での各光線の挙動を示している。図6は図5に
対応する図であり、図6の下側は、走査中央サジタル面
での各光線の挙動を示した図である。図7はホログラム
31’上に形成された干渉縞のパターンを示す図である。
【0007】なお、ホログラムディスク30’の回転中心
点Oを原点、光走査を行う方向(走査方向)をx軸、こ
れに直交する方向( 副走査方向) をy軸、ホログラムデ
ィスク30’の鉛直方向をz軸として、x−y−z座標系
が構成されている。図中Hはホログラム31’の中心点、
αはホログラムディスク30’の回転角度である。
点Oを原点、光走査を行う方向(走査方向)をx軸、こ
れに直交する方向( 副走査方向) をy軸、ホログラムデ
ィスク30’の鉛直方向をz軸として、x−y−z座標系
が構成されている。図中Hはホログラム31’の中心点、
αはホログラムディスク30’の回転角度である。
【0008】図5及び図6に示すように前置きホログラ
ム20とホログラム31’とは互いに平行に配置されてい
る。前置きホログラム20の干渉縞は、y方向に等間隔な
パターンとなっている。一方、ホログラム31’の干渉縞
は図7に示すようなパターンとなっており、y方向のピ
ッチ間隔は前置きホログラム20と同じに設定されてい
る。
ム20とホログラム31’とは互いに平行に配置されてい
る。前置きホログラム20の干渉縞は、y方向に等間隔な
パターンとなっている。一方、ホログラム31’の干渉縞
は図7に示すようなパターンとなっており、y方向のピ
ッチ間隔は前置きホログラム20と同じに設定されてい
る。
【0009】まず、図5に示すメリジオナル面(yz
面)について考える。半導体レーザ10から発せられた再
生光L1の波長がλからλ+Δに変化すると、前置きホロ
グラム20から出た再生光L1のy方向の偏向角が変化する
結果、再生光L1及び回折光L2の経路が実線から点線にy
方向に移動し、ホログラム31’上での再生光L1の入射点
がPからP’に移動する。しかし、前置きホログラム20
及びホログラム31’でのメリジオナル面の回折方向が互
いに逆であることから、走査面42上での回折光L2の副走
査方向(y方向)の位置ずれは、前置きホログラム20が
ない場合を比較すると、かなり小さいものとなる。
面)について考える。半導体レーザ10から発せられた再
生光L1の波長がλからλ+Δに変化すると、前置きホロ
グラム20から出た再生光L1のy方向の偏向角が変化する
結果、再生光L1及び回折光L2の経路が実線から点線にy
方向に移動し、ホログラム31’上での再生光L1の入射点
がPからP’に移動する。しかし、前置きホログラム20
及びホログラム31’でのメリジオナル面の回折方向が互
いに逆であることから、走査面42上での回折光L2の副走
査方向(y方向)の位置ずれは、前置きホログラム20が
ない場合を比較すると、かなり小さいものとなる。
【0010】次に、図6に示すサジタル面(xz面)に
ついて考える。メリジオナル面の場合と異なるのは、前
置きホログラム20の再生光L1の波長がλからλ+Δに変
化しても、前置きホログラム20の干渉縞がy方向に等間
隔なパターンであることから、前置きホログラム20から
出た再生光L1のx方向の偏向角に変化はなく、ホログラ
ム31’から出た回折光L2の経路が実線から点線に変化す
る点である。その結果、走査面42上での回折光L2の走査
方向(x方向)に位置ずれが生ずる。
ついて考える。メリジオナル面の場合と異なるのは、前
置きホログラム20の再生光L1の波長がλからλ+Δに変
化しても、前置きホログラム20の干渉縞がy方向に等間
隔なパターンであることから、前置きホログラム20から
出た再生光L1のx方向の偏向角に変化はなく、ホログラ
ム31’から出た回折光L2の経路が実線から点線に変化す
る点である。その結果、走査面42上での回折光L2の走査
方向(x方向)に位置ずれが生ずる。
【0011】つまり前置きホログラム20は走査面42上で
の副走査方向(y方向)の位置ずれを補正するのみで、
走査方向(x方向)の位置ずれは補正することはできな
い。それ故、ホログラムスキャナを高解像度が要求され
るレーザプリンタ等に適用するに当たり、走査面42上で
の走査方向の位置ずれは許容できない程度の大きさであ
るので、これを防ぐため波長変動の非常に小さい半導体
レーザを使う必要がある。
の副走査方向(y方向)の位置ずれを補正するのみで、
走査方向(x方向)の位置ずれは補正することはできな
い。それ故、ホログラムスキャナを高解像度が要求され
るレーザプリンタ等に適用するに当たり、走査面42上で
の走査方向の位置ずれは許容できない程度の大きさであ
るので、これを防ぐため波長変動の非常に小さい半導体
レーザを使う必要がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、波長変
動の非常に小さい半導体レーザは高価であり、ホログラ
ムスキャナのコストダウンを推進することができない。
動の非常に小さい半導体レーザは高価であり、ホログラ
ムスキャナのコストダウンを推進することができない。
【0013】本発明は上記した背景の下に創作されたも
のであり、再生光の波長変動に伴う、走査面上での回折
光の走査方向の位置ずれをなくすことができるホログラ
ムスキャナを提供することにある。
のであり、再生光の波長変動に伴う、走査面上での回折
光の走査方向の位置ずれをなくすことができるホログラ
ムスキャナを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のホログラムスキ
ャナは、光源から発せられた再生光を前置きホログラム
を通じてホログラムディスク上のホログラムに入射さ
せ、ホログラムにより回折して偏向された回折光を走査
面上に入射させ、ホログラムディスクの回転により回折
光の偏向角を変化せしめて光走査するホログラムスキャ
ナにおいて、ホログラムディスクの回転中心点Oを原
点、光走査を行う方向をx軸、これに直交する方向をy
軸としてx−y座標系を構成するとき、ホログラムディ
スク上のホログラムから出た回折光の走査方向の偏向角
が再生光の波長変動に関係なく一定となるように、当該
ホログラムの干渉縞の走査方向のピッチdxが、再生光
の入射点P(x、y)について、∂dx/∂y=C(≠0)
の関係を満たしていることを特徴とする。
ャナは、光源から発せられた再生光を前置きホログラム
を通じてホログラムディスク上のホログラムに入射さ
せ、ホログラムにより回折して偏向された回折光を走査
面上に入射させ、ホログラムディスクの回転により回折
光の偏向角を変化せしめて光走査するホログラムスキャ
ナにおいて、ホログラムディスクの回転中心点Oを原
点、光走査を行う方向をx軸、これに直交する方向をy
軸としてx−y座標系を構成するとき、ホログラムディ
スク上のホログラムから出た回折光の走査方向の偏向角
が再生光の波長変動に関係なく一定となるように、当該
ホログラムの干渉縞の走査方向のピッチdxが、再生光
の入射点P(x、y)について、∂dx/∂y=C(≠0)
の関係を満たしていることを特徴とする。
【0015】
【作用】ホログラムディスク上のホログラムの干渉縞
は、当該ホログラムから出た回折光の走査方向の偏向角
が再生光の波長変動に関係なく一定となるようなパター
ンとなっているので、再生光の波長が変動したとして
も、走査面での回折光の走査方向の位置ずれは生じな
い。
は、当該ホログラムから出た回折光の走査方向の偏向角
が再生光の波長変動に関係なく一定となるようなパター
ンとなっているので、再生光の波長が変動したとして
も、走査面での回折光の走査方向の位置ずれは生じな
い。
【0016】
【実施例】以下、本発明にかかるホログラムスキャナの
一実施例について図面を参照して説明する。図1の上側
はホログラムディスクの表面側を示す図であり、図1の
下側は走査中央サジタル面から見たホログラムスキャナ
の光学系の概略を示す図である 図4はホログラムスキ
ャナの概略構成を示す図である。
一実施例について図面を参照して説明する。図1の上側
はホログラムディスクの表面側を示す図であり、図1の
下側は走査中央サジタル面から見たホログラムスキャナ
の光学系の概略を示す図である 図4はホログラムスキ
ャナの概略構成を示す図である。
【0017】ホログラムスキャナは図4に示すような基
本構成となっており、ホログラムディスク30上のホログ
ラム31に形成された干渉縞のパターンを除いては、従来
技術で説明したものと異なるところがない。共通する構
成部等については同じ番号等を付して表すことにする。
本構成となっており、ホログラムディスク30上のホログ
ラム31に形成された干渉縞のパターンを除いては、従来
技術で説明したものと異なるところがない。共通する構
成部等については同じ番号等を付して表すことにする。
【0018】光源としての半導体レーザ10から発せられ
た再生光L1は、コリメータレンズ11、前置きホログラム
20を介してホログラムディスク30上のホログラム31に入
射する。ホログラム31に予め形成された干渉縞のパター
ンについては後述する。再生光L1がホログラム31に入射
すると、ホログラム31により回折して偏向され、回折光
L2として反射ミラー41を通じて走査面42( 感光体ドラム
である) に入射する。ホログラムディスク30がモータ32
の駆動により回転すると、これに応じて回折光L2の偏向
角が変化し、走査面42上の回折光L2が図示矢印方向に移
動し、光走査(主走査)が行われる。一方、走査面42も
この光走査の方向と直角な方向に移動して、副走査が行
われる。
た再生光L1は、コリメータレンズ11、前置きホログラム
20を介してホログラムディスク30上のホログラム31に入
射する。ホログラム31に予め形成された干渉縞のパター
ンについては後述する。再生光L1がホログラム31に入射
すると、ホログラム31により回折して偏向され、回折光
L2として反射ミラー41を通じて走査面42( 感光体ドラム
である) に入射する。ホログラムディスク30がモータ32
の駆動により回転すると、これに応じて回折光L2の偏向
角が変化し、走査面42上の回折光L2が図示矢印方向に移
動し、光走査(主走査)が行われる。一方、走査面42も
この光走査の方向と直角な方向に移動して、副走査が行
われる。
【0019】図2はホログラム31上に形成された干渉縞
のパターンの詳細を示す図である。この図からも判るよ
うにホログラム31の干渉縞のx方向(走査方向)のピッ
チdxは、再生光の入射点P(x、y)について、∂d
x/∂y=C(≠0)の関係を満たしている。ここでC
の値は、ホログラム31から出た回折光L2のx方向(走査
方向)の偏向角θxが再生光L1の波長変動に関係なく一
定となるような値に設定されている。一方、ホログラム
31の干渉縞のy方向(副走査方向)のピッチdyは従来
のものと同じく等間隔であって、前置きホログラム20上
に形成された干渉縞のピッチと全く同じである。
のパターンの詳細を示す図である。この図からも判るよ
うにホログラム31の干渉縞のx方向(走査方向)のピッ
チdxは、再生光の入射点P(x、y)について、∂d
x/∂y=C(≠0)の関係を満たしている。ここでC
の値は、ホログラム31から出た回折光L2のx方向(走査
方向)の偏向角θxが再生光L1の波長変動に関係なく一
定となるような値に設定されている。一方、ホログラム
31の干渉縞のy方向(副走査方向)のピッチdyは従来
のものと同じく等間隔であって、前置きホログラム20上
に形成された干渉縞のピッチと全く同じである。
【0020】但し、本実施例では半導体レーザ10に対す
る前置きホログラム10とホログラムディスク30との位置
関係が図5に示す通りであり、ホログラム31での回折光
L2の回折方向の関係上、C<0の関係を満たす必要があ
る。
る前置きホログラム10とホログラムディスク30との位置
関係が図5に示す通りであり、ホログラム31での回折光
L2の回折方向の関係上、C<0の関係を満たす必要があ
る。
【0021】次に、ホログラム31の干渉縞のx方向のピ
ッチdxが∂dx/∂y=Cの関係を満たすようにした
理由について、従来技術の説明で用いた図6を参照して
説明する。
ッチdxが∂dx/∂y=Cの関係を満たすようにした
理由について、従来技術の説明で用いた図6を参照して
説明する。
【0022】ホログラム31’から出た回折光L2のx方向
の偏向角θx は、数1の式で表され、入射点P(x、
y)について、ピッチdxとホログラム31’に入射する
再生光L1の波長λによって決定される。
の偏向角θx は、数1の式で表され、入射点P(x、
y)について、ピッチdxとホログラム31’に入射する
再生光L1の波長λによって決定される。
【0023】
【数1】θx =sin-1(λ/dx)
【0024】従来、ホログラム31’に形成された干渉縞
のパターンは図7に示す通りであって、入射点P、入射
点P’とではピッチdxに変化がなく、ホログラム31’
の干渉縞のピッチdxは、入射点P(x、y)につい
て、∂dx/∂y=0を満たす関係となっていた。それ
故、再生光L1の波長がλからλ+Δλに変化すると、偏
向角θx は数2の式で表される偏向角θx ’に変化する
(図6参照)。
のパターンは図7に示す通りであって、入射点P、入射
点P’とではピッチdxに変化がなく、ホログラム31’
の干渉縞のピッチdxは、入射点P(x、y)につい
て、∂dx/∂y=0を満たす関係となっていた。それ
故、再生光L1の波長がλからλ+Δλに変化すると、偏
向角θx は数2の式で表される偏向角θx ’に変化する
(図6参照)。
【0025】
【数2】 θx ’=sin-1〔(λ+Δλ)/dx’〕
【0026】再生光L1の波長がλからλ+Δλに変化し
ても、偏向角θx が変化しないようにするには、数1、
数2の計算式上、再生光L1の波長変動に関係なく、数3
の関係式が成立すれば良い。
ても、偏向角θx が変化しないようにするには、数1、
数2の計算式上、再生光L1の波長変動に関係なく、数3
の関係式が成立すれば良い。
【0027】
【数3】λ/dx≒(λ+Δλ)/dx’
【0028】本案ホログラムスキャナでは、図2に示す
ように、入射点Pについてのピッチdxと入射点P’に
ついてのピッチdx’との値を異なるようにして、数3
に示す関係式を満たすようにしている。このとき、ホロ
グラム31上に形成された干渉縞のピッチdxは、入射点
P(x、y)について、∂dx/∂y=C<0の関係を
満たす。
ように、入射点Pについてのピッチdxと入射点P’に
ついてのピッチdx’との値を異なるようにして、数3
に示す関係式を満たすようにしている。このとき、ホロ
グラム31上に形成された干渉縞のピッチdxは、入射点
P(x、y)について、∂dx/∂y=C<0の関係を
満たす。
【0029】つまり再生光L1の波長がλからλ+Δλに
変化すると、入射点がPからP’に移動し、ピッチdx
がピッチdx’に変化するが、偏向角θx に変化はない
(図1の下側、図6の下側参照)。言い換えると、再生
光L1の波長が変動しても、偏向角θx に変化はないゆ
え、走査面43での回折光L2の走査方向(x方向)の位置
ずれはなくなる。ホログラム31の干渉縞のx方向のピッ
チdxが∂dx/∂y=Cの関係を満たすようにしてい
るのは、上記の理由に基づく。なお、走査面43での回折
光L2の副走査方向(y方向)の位置ずれが前置きホログ
ラム20の機能により補正されるのは、従来の場合と全く
同じである。
変化すると、入射点がPからP’に移動し、ピッチdx
がピッチdx’に変化するが、偏向角θx に変化はない
(図1の下側、図6の下側参照)。言い換えると、再生
光L1の波長が変動しても、偏向角θx に変化はないゆ
え、走査面43での回折光L2の走査方向(x方向)の位置
ずれはなくなる。ホログラム31の干渉縞のx方向のピッ
チdxが∂dx/∂y=Cの関係を満たすようにしてい
るのは、上記の理由に基づく。なお、走査面43での回折
光L2の副走査方向(y方向)の位置ずれが前置きホログ
ラム20の機能により補正されるのは、従来の場合と全く
同じである。
【0030】次に、ホログラムにピッチdxが∂dx/
∂y=C<0の関係を満たす干渉縞を作成する方法につ
いて説明する。ここでは球面波の干渉により作成する方
法の例をあげる。
∂y=C<0の関係を満たす干渉縞を作成する方法につ
いて説明する。ここでは球面波の干渉により作成する方
法の例をあげる。
【0031】x−y−z座標系の下、ガスレーザ等の発
散点を点O(0、y0 、z0 ) 、点R(0、yr 、
zr ) に設定する。このとき、入射点P(x、y、α)
についての、干渉縞のx方向の空間周波数fxは、数4
の関係式で表される。但し、λ1はホログラム作成波
長、αはホログラムディスクの回転角である。
散点を点O(0、y0 、z0 ) 、点R(0、yr 、
zr ) に設定する。このとき、入射点P(x、y、α)
についての、干渉縞のx方向の空間周波数fxは、数4
の関係式で表される。但し、λ1はホログラム作成波
長、αはホログラムディスクの回転角である。
【0032】
【数4】fx(x、y、α)=|(1/λ1)・∂/ ∂
x 〔√〔(x−y0 ・sinα)2 +(y−y0 ・co
sα)2 +Z0 2 〕−〔√〔(x−yr ・sinα)2
+(y−yr ・cosα)2 +Zr 2 〕〕|
x 〔√〔(x−y0 ・sinα)2 +(y−y0 ・co
sα)2 +Z0 2 〕−〔√〔(x−yr ・sinα)2
+(y−yr ・cosα)2 +Zr 2 〕〕|
【0033】ホログラムを下記の条件で作成すると、ピ
ッチdxが∂dx/∂y=C<0の関係を満たす干渉縞
が作成され(dxのy方向の変化率は、∂dx(x、
y、α)/∂yを計算することで得られる)、良好な光
学特性が得られることが実験により確かめられている。
ッチdxが∂dx/∂y=C<0の関係を満たす干渉縞
が作成され(dxのy方向の変化率は、∂dx(x、
y、α)/∂yを計算することで得られる)、良好な光
学特性が得られることが実験により確かめられている。
【0034】P(0,30,0) y0 (0,150,260) z0 (0,−60,380)(但し、以上、単位はmm
である) λ=363.8(nm) α=8.2(°)
である) λ=363.8(nm) α=8.2(°)
【0035】また変形例として、半導体レーザ10に対す
る前置きホログラム10とホログラムディスク30との位置
関係が図3の下側に示す形態を採る場合、ホログラム31
での回折方向が本実施例とは逆であることから(図5参
照)、ホログラム31の干渉縞のx方向のピッチdxは、
∂dx/∂y=C>0の関係式を満たすようにすると
(図3の上側参照)、上記例の場合と同様の効果が得ら
れる。
る前置きホログラム10とホログラムディスク30との位置
関係が図3の下側に示す形態を採る場合、ホログラム31
での回折方向が本実施例とは逆であることから(図5参
照)、ホログラム31の干渉縞のx方向のピッチdxは、
∂dx/∂y=C>0の関係式を満たすようにすると
(図3の上側参照)、上記例の場合と同様の効果が得ら
れる。
【0036】なお、本発明にかかるホログラムスキャナ
は上記例に限定されず、例えば、前置きホログラムとホ
ログラムディスクとが平行でない形態を採ってもよい。
この場合、ホログラムディスク上のホログラムに形成さ
れる干渉縞のパターンは本実施例の場合に比較して複雑
となるが、当該干渉縞のピッチは、走査面上での回折光
の走査方向及び副走査方向の位置ずれを補正するに適し
た値に設定する必要がある以上、本実施例の場合と基本
的に相違するところはない。
は上記例に限定されず、例えば、前置きホログラムとホ
ログラムディスクとが平行でない形態を採ってもよい。
この場合、ホログラムディスク上のホログラムに形成さ
れる干渉縞のパターンは本実施例の場合に比較して複雑
となるが、当該干渉縞のピッチは、走査面上での回折光
の走査方向及び副走査方向の位置ずれを補正するに適し
た値に設定する必要がある以上、本実施例の場合と基本
的に相違するところはない。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明のホログラムスキャナによ
る場合には、再生光の波長変動に関係なく、ホログラム
ディスク上のホログラムから出た回折光の偏向角が一定
となるような構成となっているので、再生光が波長変動
しても走査面上の回折光の走査方向の位置ずれが生じな
い。それ故、ホログラムスキャナの低コスト化を推進す
る上で非常に大きなメリットがある。
る場合には、再生光の波長変動に関係なく、ホログラム
ディスク上のホログラムから出た回折光の偏向角が一定
となるような構成となっているので、再生光が波長変動
しても走査面上の回折光の走査方向の位置ずれが生じな
い。それ故、ホログラムスキャナの低コスト化を推進す
る上で非常に大きなメリットがある。
【図1】本発明の実施例を説明するための図であって、
ホログラムディスク上のホログラムの表面及び走査中央
サジタル面から見たホログラムスキャナの光学系の概略
を示す図である。
ホログラムディスク上のホログラムの表面及び走査中央
サジタル面から見たホログラムスキャナの光学系の概略
を示す図である。
【図2】ホログラムディスク上のホログラムに形成され
た干渉縞のパターンの詳細を示す図である。
た干渉縞のパターンの詳細を示す図である。
【図3】本発明の変形例を説明するための図であって、
ホログラムディスク上のホログラムに形成された干渉縞
のパターンの詳細を示す図及び走査査中央メリジオナル
面から見たホログラムスキャナの光学系の概略を示す図
である。
ホログラムディスク上のホログラムに形成された干渉縞
のパターンの詳細を示す図及び走査査中央メリジオナル
面から見たホログラムスキャナの光学系の概略を示す図
である。
【図4】ホログラムスキャナの概略構成を示す図であ
る。
る。
【図5】従来のホログラムスキャナを説明するための図
であって、ホログラムディスク上のホログラムの表面及
びホログラムスキャナの光学系の概略を示し、併せて走
査中央メリジオナル面での各光線の挙動を示す図であ
る。
であって、ホログラムディスク上のホログラムの表面及
びホログラムスキャナの光学系の概略を示し、併せて走
査中央メリジオナル面での各光線の挙動を示す図であ
る。
【図6】図1に対応する図であって、ホログラムディス
ク上のホログラムの表面及びホログラムスキャナの光学
系の概略を示し、併せて走査中央サジタル面での各光線
の挙動を示す図である。
ク上のホログラムの表面及びホログラムスキャナの光学
系の概略を示し、併せて走査中央サジタル面での各光線
の挙動を示す図である。
【図7】図4に対応する図であって、ホログラムディス
ク上のホログラムに形成された干渉縞のパターンの詳細
を示す図である。
ク上のホログラムに形成された干渉縞のパターンの詳細
を示す図である。
10 半導体レーザ 20 前置きホログラム 30 ホログラムディスク 31 ホログラム 40 走査面 L1 再生光 L2 回折光
Claims (1)
- 【請求項1】 光源から発せられた再生光を前置きホロ
グラムを通じてホログラムディスク上のホログラムに入
射させ、ホログラムにより回折して偏向された回折光を
走査面上に入射させ、ホログラムディスクの回転により
回折光の偏向角を変化せしめて光走査するホログラムス
キャナにおいて、 ホログラムディスクの回転中心点Oを原点、光走査を行
う方向をx軸、これに直交する方向をy軸としてx−y
座標系を構成するとき、 ホログラムディスク上のホログラムから出た回折光の走
査方向の偏向角が再生光の波長変動に関係なく一定とな
るように、当該ホログラムの干渉縞の走査方向のピッチ
dxが、再生光の入射点P(x、y)について、∂dx/∂
y=C(≠0)の関係を満たしていることを特徴とする
ホログラムスキャナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8460592A JPH05249404A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | ホログラムスキャナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8460592A JPH05249404A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | ホログラムスキャナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05249404A true JPH05249404A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=13835323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8460592A Pending JPH05249404A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | ホログラムスキャナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05249404A (ja) |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP8460592A patent/JPH05249404A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5986778A (en) | Hologon deflector system having dispersive optical elements for scan line bow correction, wavelength shift correction and scanning spot ellipticity correction | |
| US4957336A (en) | Laser beam scanner and its fabricating method | |
| EP0132956B1 (en) | Light beam scanning apparatus | |
| US7158160B2 (en) | Optical beam scanning device and image forming apparatus | |
| US5510826A (en) | Optical scanning apparatus | |
| EP0122783B1 (en) | Method and apparatus for light beam scanning using a hologram | |
| JP2000249950A (ja) | 光走査装置 | |
| JPH05249404A (ja) | ホログラムスキャナ | |
| EP0435662B1 (en) | Hologram scanner and method of recording and reproducing hologram in the hologram scanner | |
| JP3078655B2 (ja) | 光ビーム走査装置 | |
| JPH0521210B2 (ja) | ||
| JPH04242215A (ja) | 光走査装置 | |
| JP3571736B2 (ja) | ホログラム走査光学系 | |
| KR960014059B1 (ko) | 홀로그램 주사 장치 | |
| JP2782139B2 (ja) | ホログラムスキャナ | |
| JPS62194215A (ja) | 光ビ−ム走査装置 | |
| JPH0274915A (ja) | 光学装置 | |
| JPS60194419A (ja) | 光ビーム走査装置 | |
| JP2782140B2 (ja) | ホログラムスキャナ | |
| JP2972023B2 (ja) | ホログラムスキャナ | |
| JP3076806B2 (ja) | 回折偏向ビ―ム走査装置 | |
| JP2663948B2 (ja) | 光ビーム走査装置 | |
| KR100327242B1 (ko) | 광주사유니트의 위치 조정장치 | |
| KR20000032433A (ko) | 편향 디스크를 채용한 빔 주사장치 | |
| JPH0560997A (ja) | 光走査装置 |