JPH05249895A - インモールド用ラベル - Google Patents

インモールド用ラベル

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JPH05249895A
JPH05249895A JP3062722A JP6272291A JPH05249895A JP H05249895 A JPH05249895 A JP H05249895A JP 3062722 A JP3062722 A JP 3062722A JP 6272291 A JP6272291 A JP 6272291A JP H05249895 A JPH05249895 A JP H05249895A
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molding
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブリスターの発生を防止し、インモールド成形
の成形条件を広げて、特殊形状の成形や特殊樹脂の成形
を可能にさせる。 【構成】ロール線数が60〜200本/インチのグラビ
ア型のパターンよりなるエンボス加工および延伸を行な
って得られたエンボスパターンが形成された基材上に、
1〜10g/ m2 の感熱型の液状樹脂接着剤をコーティ
ングし、乾燥させて接着層を形成してなるインモールド
成形用ラベル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給紙性及びインキ密着性
等の印刷適性やラベル打抜加工時の作業性に優れ、か
つ、インモールド成形に於ける幅広い成形条件下におい
てもラベルのブリスターが発生し難いインモールド用ラ
ベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラベルの貼着された合成樹脂成形
物を一体成形(インモールド成形)により製造するに
は、先ず、結晶性ポリプロピレンの延伸又は無延伸の押
出フィルム、キャスト法により成形された結晶性ポリプ
ロピレンフィルム、合成紙、金属箔などからなる基材上
に、印刷を施し、この裏面側に低密度ポリエチレン、酢
酸ビニル共重合体などの低融点樹脂フィルムを直接押出
ラミネートしたり、ポリ酢酸ビニルやエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体のような低融点樹脂を溶剤に溶解させた溶
剤型接着剤又はラテックス(感熱型の液状樹脂接着剤)
をグラビアコーターなどでコーティングし、乾燥して積
層構造のラベルを製造し、次いで、該ラベルを金型の内
壁に予めインサートさせた後、該金型内にポリプロピレ
ンやポリエチレン樹脂などの成形用樹脂を直接供給し
て、該金型内で射出成形、中空成形、或いは、型内ビー
ズ発泡成形するなどの方法が採用されていた(欧州特許
第254923号、同第281701号明細書、米国特
許第4837075号明細書、特開昭58−69015
号公報)。また、ポリプロピレンやポリエチレンの樹脂
シートより形成されるカップ成形品の表面に前記積層ラ
ベルを貼着する場合にも、ほぼ同一の方法、すなわち、
型内にラベルを挿入し、次いで該樹脂シートを加熱した
状態で圧力差によって成形する差圧成形方法(真空成
形、圧空成形)が採用されていた。一方、流通の最終段
階の小売店などでは、商品となる内容物が充填されてい
る容器にバーコードや販売店名などを表示するために、
該容器や袋等の包装資材の表面にバーコードや販売店名
などを印刷した積層ラベルを載置して、その上から加熱
したアイロンなどで押圧してヒートシールし、該包装資
材に積層ラベルを貼着することが実際に行なわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、基材と
して用いられる、合成紙やフィルム表面にピグメントを
塗工した加工紙は、印刷物の仕上りを良くするために、
カレンダー加工したり、延伸したりして表面を平滑にさ
せているので、接着層形成用の低融点樹脂フィルムを直
接ラミネートする場合には該接着樹脂層をエンボスロー
ルによりエンボスしたり、有機溶剤型接着剤をコーティ
ングし乾燥して接着層を形成する場合には接着面にグラ
ビアのパターンが残る様にコーティングしなければなら
なかった。しかし、このような接着層を形成するため
に、水溶媒型のラテックスやエマルジョン等の水溶媒型
樹脂接着剤をコーティングしようとしても接着面である
接着剤層の表面にエンボスやグラビア等のパターンを付
与することができなかった。従って、このような水溶媒
型の接着剤を接着層として設けたインモールド用ラベル
は、前記接着層表面にエンボス加工が施されたラベルや
グラビアパターンを残すように形成した有機溶剤型のラ
ベルに比べて、インモールド成形時に於けるブリスター
の発生が多くなり、使用できる容器の形状が限られると
いった問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題に鑑
みて、鋭意研究を重ねた結果、予め基材上に特定な形状
のエンボスを形成し、その上に特定な厚みの接着層を形
成して得られるインモールド用ラベルは、水溶媒型の接
着剤を接着層として設けた場合にも従来のラベルと同様
のエンボスパターンを形成することができ、しかも、イ
ンモールド成形時に於けるブリスターの発生の無い幅広
い成形条件に対応することができるものであるとの知見
を得て本発明に至ったものである。すなわち、本発明の
インモールド用ラベルは、樹脂フィルムにロール線数が
60〜200本/インチのグラビア型のパターンよりな
るエンボス加工を施し、更に延伸を行なって得られた表
面にエンボスパターンを形成した基材上に、1〜10g
/ m2 の感熱型の液状樹脂接着剤を塗布し、乾燥して基
材上に接着剤を形成してなるものである。
【0005】〔発明の具体的説明〕 〔I〕インモールド用ラベル (1)構成層 本発明の複層構造のインモールド用ラベルは、印刷がな
され、エンボスが形成された延伸フィルム基材と感熱性
の接着層とから基本的になる、少なくとも2層以上の構
造のもの。また、該基材は更に2層以上の多層構造とし
て形成することもできる。 (a)基材 本発明のインモールド用ラベルを構成する基材として
は、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミドなどの
融点が135〜264℃の熱可塑性樹脂、あるいは該樹
脂92〜35重量%に、無機微細粉末を8〜65重量%
含有させた樹脂フィルムなどを挙げることができる。こ
のような基材は単層であっても、或いは、二層以上の積
層された構造(特公昭46−40794号公報)であっ
ても良い。また該基材は一軸、または二軸に延伸された
もの、或いはそれらの積層体である。該基材の金型と接
する側の面には、一般に印刷が施されて加飾されたり、
必要によりこの基材の印刷側の面上には更に透明フィル
ムを積層した多層フィルとすることもできる。また、も
う一方の側の容器と接する側の面には逆グラビア型のパ
ターンの点又は、線の数が1インチ(2.54cm)当た
り60〜200本となるエンボスが形成できるようなエ
ンボス模様を表面に形成した金属ロールとゴムロールと
によってエンボス加工が施される。そして、これを更に
少なくとも一方向に、通常3〜12倍、好ましくは4〜
8倍に延伸されることによって延伸方向に長尺に形成さ
れたエンボスとなる。このようなエンボスは、延伸後の
フィルム表面の凹凸が山と谷の振幅(h)の中心線(h
/2の位置)より凸部の表面積がラベル全体の面積の5
0〜90%、好ましくは55〜80%を占め、更に該中
心線Lより凹部の平均深さがL1 が1〜15μm、好ま
しくは2〜10μmを有した構造に形成したものである
ことが望ましい。
【0006】(b)接着層 前記基材の延伸樹脂フィルムのエンボス加工面側(樹脂
容器と接する側)には、感熱型の接着層となる酢酸ビニ
ル・エチレン共重合体、エチレン・アクリル酸共重合
体、エチレン・メタクリル酸共重合体の金属塩などの、
融点が85〜135℃の低融点樹脂のエマルジョンまた
は溶液が1〜10g/ m2 (樹脂固形分量)の量で、塗
布され、乾燥されて基材に接着層が形成される。該接着
層は基材のエンボスの凸部だけにも、或いは、凹部と凸
部にも形成することができる。低融点樹脂を溶解する溶
剤としては、トルエン、ミネラルスプリット、石油エー
テル等が使用できる。また、これら液状樹脂接着剤の2
5℃における粘度は20〜300cpsが好ましい。
【0007】(2)構造 本発明のインモールド用ラベルの構造について中空成形
容器用インモールドラベルをその代表例として挙げて以
下に具体的に説明する。図1は、本発明のインモールド
用ラベルの一例として挙げた、中空成形用の二層構造の
インモールド用ラベルの断面図を表わす。図1におい
て、1は本発明のインモールド用ラベルであり、2はそ
れを構成する熱可塑性樹脂の延伸フィルムよりなる基材
で、3は印刷で、4はヒートシール性樹脂の塗工により
形成された接着層である。また、5は該ヒートシール性
樹脂よりなる接着層4の格子模様が付与された稜(凸
部)の頂上であり、6は格子模様の谷部(凹部)を示す
ものである。また、図2はそのインモールド用ラベルの
ヒートシール性樹脂を塗工し乾燥して得た接着層4側の
平面図を表わす。また、図3は基材の片面に形成された
延伸後のエンボス模様の部分拡大図であり、図4は図3
の基材のエンボス模様の稜の頂上に1g/ m2 となる様
に塗工された時の接着剤層面の拡大図である。この様に
して基材フィルムに付与されたエンボス模様は塗工後も
その模様は残り、中空成形時のインモールドラベル成形
時に於いても空気やガスの封じ込める体積を有してお
り、ブリスターの発生を防止することができる。基材の
エンボスパターンの谷の部分の中心線より平均深さは一
般に1〜15μm、好ましくは2〜12μmであり、そ
の表面に塗工される接着剤は固形分濃度が10〜50%
の溶液のものが好ましく、また、塗工量は溶液状態で基
材のエンボスパターンの稜部6より少くとも5μm以上
50μm以下、好ましくは10〜30μmの膜厚となる
様に塗工量を調整することが重要であり、乾燥後に於い
ては稜部6に接着層が1〜10g/ m2 の量で塗工され
ていることが中空成形時にインモールドされた時のラベ
ル接着性を付与するために必要となる。塗工量が上記範
囲未満ではラベルと中空容器との接着力が低下し、中空
成形後の容器の型収縮にラベルが追随できなくなり剥離
が起り易くなって、ブリスター発生の原因となる。ま
た、乾燥後の接着剤層の稜部に於ける塗工量が上記範囲
を越える様な場合は基材に形成されたエンボスのパター
ンがほとんど残らず表面がフラットな状態となってしま
って、ガスや空気を容器とラベルの間に封じ込むことが
できなくなって、ブリスターの発生を防止することがで
きなくなる。なお、接着層面のベック平滑度(JIS−
P8119)が一般に20〜800秒、好ましくは30
〜400秒、中心線平均粗さ(Ra)が一般に0.5〜
5μm、好ましくは0.8〜3μmであるのが接着強度
およびブリスター発生防止の点から好ましい。
【0008】〔II〕インモールド用ラベルの製造 (1)基材の形成 本発明のインモールド用ラベルを構成する基材は、前記
融点が135〜264℃の熱可塑性樹脂、又はこれに無
機微細粉末を8〜65重量%、好ましくは10〜55重
量%含有させた樹脂フィルム、或いは、それを一軸延伸
した延伸フィルムなどの単層或いは、二層以上のフィル
ムを積層した構造のものである。
【0009】(2)エンボス加工 上記基材の片面に逆グラビア型のパターンの点又は線の
数が、1インチ(2.54cm)当たり、60〜200本
のエンボス模様を形成することができる金属ロールとゴ
ムロールとによってエンボス加工が施される。該エンボ
スは稜線で囲まれた独立した凹部構造を多数備える、逆
グラビア型のパターンであることが好ましい。
【0010】(3)延伸 前記エンボス加工後の樹脂フィルムは、通常樹脂の融点
より1〜10℃低い温度に加熱されて、少なくとも一方
向に、通常3〜10倍、好ましくは4〜8倍に延伸され
た後、好ましくは上記延伸方向と直角の方向に3〜12
倍、好ましくは4〜10倍に延伸される。該延伸は基材
の樹脂の融点よりも低い温度で行なわれる。この延伸に
よって基材は配向され、ミクロな空隙を多数発生してラ
ベルの白色度、不透明度が付与されると共に印刷適性や
インモールド成形加工時のラベルのインサートのための
腰が向上する。
【0011】(4)その他の処理 前記延伸時のフィルムの両面に必要であれば、コロナ放
電加工や、帯電防止剤の塗布を行ない。印刷性やイン
キ、接着剤の密着性を向上させておくことができる。
【0012】(5)接着層の形成 前記基材の樹脂フィルムのエンボス加工面側(樹脂容器
と接する側)には、感熱型の接着層となる融点が85〜
135℃のヒートシール性樹脂のエマルジョンやラテッ
クスあるいは水溶化した溶液を各種のロールコーターや
グラビア印刷機、オフセット印刷機等により、乾燥後の
接着剤が1〜10g/ m2 の膜厚となる様に塗工され
る。また、上記ヒートシール性樹脂が有機溶剤などに溶
かされた溶液であってもよい。該基材に積層される接着
層は、前記基材のエンボスパターンを有する側の面に塗
工される。接着剤は水溶媒型あるいは有機溶剤型いずれ
のものも使用することができるが樹脂固形分濃度が10
〜50%の範囲のものが好ましく、塗工量は溶液状態で
は基材のエンボスパターンの稜(凸部)の頂上より5μ
m以上の厚さとなることが重要である。これは乾燥後に
於いてもエンボスパターンの稜(凸部)の上に接着層が
0.5μm以上に形成されることがラベルの容器との接
着性の為に必要となるからである。
【0013】(6)打抜加工 印刷及び接着層が設けられた前記容器用ラベルは、打抜
加工により必要な形状、寸法のラベルに分離される。こ
のラベルは容器表面の一部に貼着される部分的なもので
あっても良いが、通常は差圧成形ではカップ状容器の側
面を取り巻くブランクとして、中空成形では瓶状容器の
表及び裏に貼着されるラベルとして製造される。
【0014】〔III 〕インモールド成形 上記の如くして製造された本発明のインモールド用ラベ
ルは、前記のような構造をしたもので、真空成形、圧空
成形などの差圧成形や、パリソンを圧空により金型内壁
に圧着する中空成形や、金型内に樹脂を射出して成形す
る射出成形などのインモールド用ラベルとして使用する
ことができる。本発明のインモールド用ラベルを容器に
貼着するには、ラベルを金型のキャビティ内に印刷側が
金型壁面に接するように設置された後、金型の吸引によ
り金型内壁に固定される。次いで容器成形材料樹脂のシ
ートの溶融物が金型内に導かれ、常法により成形され、
ラベルが容器外壁に一体に融着された容器が成形され
る。 この様にして成形された容器は、ラベルが金型内
で固定された後に、ラベルと樹脂容器が一体に成形され
るので、ラベルの変形もなく、容器本体とラベルの密着
強度が強固であり、ブリスターも無く、ラベルにより加
飾された外観が良好な容器である。
【0015】
【実施例】以下に実施例および比較例を示して本発明を
より具体的に説明する。なお、実施例および比較例中の
評価は次に示す基準にて行った。ブリスター ラベル貼着状況により次に示す5段階に分類した。 5:全面貼着 4:ラベルの100%未満〜90%が貼着している。 3:ラベルの90%未満〜70%が貼着している。 2:ラベルの70%未満〜50%が貼着している。 1:ラベルの50%未満が貼着する。ラベル接着強度 貼着ラベルの15mm幅の接着強度(T字剥離)を測定し
た。オレンジピール ○:オレンジピール発生せず。 △:オレンジピールが若干見える。 ×:オレンジピールが目立つ。
【0016】実施例1 (1)インモールド用ラベルの製造 基材層形成用の樹脂としてメルトフローレート(MF
R)0.8、融点164℃のホモポリプロピレン70重
量%、融点134℃の高密度ポリエチレン12重量%及
び平均粒径1.5μmの重質炭酸カルシウム18重量%
を配合(A)し、270℃に設定した押出機にて混練し
た後、シート状に押し出し、冷却装置により冷却して、
無延伸シートを得た。次いで、このシートを145℃に
加熱した後、縦方向に5倍に延伸して、縦方向5倍の延
伸シート(A層)を得た。一方、MFRが4.0のホモ
ポリプロピレン58重量%と平均粒径1.5μmの炭酸
カルシウム42重量%との混合物(B)を270℃に設
定した押出機にて混練した後、ダイに供給して、前記縦
方向に5倍に延伸したシート(A層)の裏面側に押し出
し、これを金属ロールとゴムロールとを組合わせてなる
エンボスロールを通過させて、該積層構造フィルムの裏
面層側に150線、谷部の深さ35μmのドットを有す
る逆グラビア型パターンのエンボス加工を行なった。他
方上記(B)の混合物を前記A層のシートの表面側(B
層)にラミネートし3層の積層シート(B/A/B)を
得た。次いで、この積層シートを約155℃まで再加熱
した後、横方向に7倍に延伸し、両面にコロナ放電処理
を行なった後、これを55℃まで冷却した後、耳部をス
リットした。
【0017】接着層の形成 このシートのエンボスパターンを付与した面(C層)に
エチレン・酢酸ビニール共重合体のデイスパージョン
(東洋モートン社製商品名ADCOTEX37T77)
の水系ヒートシール剤を#8番のメイヤーバーを用いた
ロッドコーターで塗工し、60℃に設定されたオーブン
により乾燥して接着層を形成した。この接着層を表面粗
さ計〔(株)小坂研究所製サーフコーダーSE−30
(商品名)〕にて測定したところ、中心線平均粗さ(S
Ra)は2.0μmであり、また、表面ベック平滑度は
50秒であった。更に積層シートのB層側にオフセット
印刷を施した後、これを打抜加工してインモールド用ラ
ベル1(横60mm、縦110mm)を得た。
【0018】貼着 このインモールド用ラベル1をブロー成形用割型の一方
に真空を利用して印刷面側(B層)が金型と接するよう
に固定した。次いで、高密度ポリエチレン(融点134
℃)のパリソンを155℃(低温パリソン)及び205
℃(高温パリソン)の温度で溶融押出した後、割型を型
締めし、4.2kg/cm2 の圧空をパリソン内に供給し
て、パリソンを膨脹させて容器状とすると共にインモー
ルド用ラベルと融着させた。次いで該型を冷却した後、
型開きをして中空容器を取り出した。
【0019】評価 この中空容器は、ラベルの収縮やブリスターの発生も見
受けられなかった。また、自動ラベル給紙装置によるブ
ロー成形用割型へのラベルの供給は100枚連続で行っ
たがミス(型よりラベルが落ちるなど)は1回も無かっ
た。さらに、上記低温パリソン及び高温パリソンで溶融
押出しした際のブリスターの発生、ラベルの接着強度及
びオレンジピールを測定した。その結果を表1に示す。
また、塗工前の基材フィルム表面及び塗工後横延伸した
後のラベルの表面構造を(株)小坂研究所製サーフコー
ダー型SE−30Kによって測定して表わされた図を、
図5〜図6として示す。
【0020】
【表1】
【0021】実施例2〜6及び比較例1〜4 インモールド用ラベルの基材のエンボスパターンの構造
と塗工剤の種類及び塗工量を表1に示す方法で行なった
以外は、実施例1と同様にして行なった。その結果を表
1に示す。また、実施例2における塗工後横延伸した後
のラベルの表面構造を測定して表わされた図を図7とし
て示す。さらに、比較例1における塗工前の基材フィル
ム表面及び塗工後横延伸した後のラベルの表面構造を測
定して表わされた図を図8および図9として示す。
【0022】
【発明の効果】予めエンボスパターンを付与した基材を
使用して接着層を積層した本発明のインモールド用ラベ
ルは、従来のグラビア等によるコーティング方法ではそ
のグラビアパターンを乾燥後も残すには、接着剤の粘度
調整や乾燥条件の設定が重要であったが、そのような乾
燥条件や、粘度調整の必要も無く、基材表面に均一に塗
工する事により、乾燥後に希望するエンボスパターンを
備えたインモールド用ラベルを製造することが出来る。
また、従来水溶媒型接着剤はグラビア方式に依る塗工に
於いてはグラビアパターンを残すことが困難であった
が、本発明のインモールドラベルではこのような水溶媒
型の接着剤を用いて塗工した場合も、前記溶剤型接着剤
の場合と同様に、表面にエンボスパターン残したインモ
ールドラベルを造ることが出来る。接着剤が塗工された
接着層のエンボスパターンの必要性は、インモールドラ
ベルの成型加工時に容器樹脂とラベルの間の空気を瞬時
に逃したり、又は空気やガスを分散させて凹部に封じ込
めてブリスターの発生を防止することができる。特殊な
変型のデザイン容器であったり、成形加工時の樹脂温度
が高く分解ガスの発生が多い場合等において特に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインモールド用ラベルの断面図であ
る。
【図2】図1に示すインモールド用ラベルの接着層側の
平面図である。
【図3】基材の片面に形成された延伸後のエンボス模様
の部分拡大断面図である。
【図4】図3の基材側のエンボス模様に接着層を積層し
た部分拡大断面図である。
【図5】図5は本発明における実施例1の150線逆型
台形グラビアエンボスを形成したフィルム表面を表わす
図である。
【図6】図6は図5のフィルム表面に塗工剤を1.2gr
/ m2 塗工した後のフィルム表面を表わす図である。
【図7】図7は実施例2において図5のフィルム表面に
塗工剤を5gr/ m2 塗工した後のフィルム表面を表わす
図である。
【図8】図8は比較例1における従来のエンボス加工を
施してない基材フィルムの表面を表わす図である。
【図9】図9は図8の基材フィルムに塗工剤を1.5gr
/ m2 塗工した後のフィルム表面を表わす図である。
【符号の説明】
1 インモールド用ラベル 2 基材 3 印刷 4 接着層 5 格子模様の稜(凸部) 6 格子模様の谷部(凹部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂フィルムにロール線数が60〜200
    本/インチのグラビア型のパターンよりなるエンボス加
    工を施し、更に延伸を行なって得られた表面にエンボス
    パターンを形成した基材上に、1〜10g/ m2 の感熱
    型の液状樹脂接着剤を塗布し、乾燥して基材上に接着層
    を形成してなることを特徴とするインモールドラベル。
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