JPH0525397A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
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- JPH0525397A JPH0525397A JP3176561A JP17656191A JPH0525397A JP H0525397 A JPH0525397 A JP H0525397A JP 3176561 A JP3176561 A JP 3176561A JP 17656191 A JP17656191 A JP 17656191A JP H0525397 A JPH0525397 A JP H0525397A
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- cured product
- resin
- resin composition
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Abstract
(57)【要約】
【目的】温度変化により光の透過率が可逆的に変化し、
熱膨張係数が小さく、且つ良好な繰り返し耐久性を有す
る硬化体を与える樹脂組成物を提供する。 【構成】(a)温度に対する硬化体の屈折率の変化が5
0ppm/℃以上の樹脂80〜15重量%、(b)平均粒
子径が0.2μmより大きく5μm以下の無機粉体20
〜85重量%よりなり、且つ、該樹脂の硬化体の分解温
度未満の温度(TR)における該硬化体の屈折率
(NP TR)に対して25℃における無機粉体の屈折率
(NF 25)が下記式を満足する域を有することを特徴と
する樹脂組成物である。 |NF 25 − NP RT|≦0.025
熱膨張係数が小さく、且つ良好な繰り返し耐久性を有す
る硬化体を与える樹脂組成物を提供する。 【構成】(a)温度に対する硬化体の屈折率の変化が5
0ppm/℃以上の樹脂80〜15重量%、(b)平均粒
子径が0.2μmより大きく5μm以下の無機粉体20
〜85重量%よりなり、且つ、該樹脂の硬化体の分解温
度未満の温度(TR)における該硬化体の屈折率
(NP TR)に対して25℃における無機粉体の屈折率
(NF 25)が下記式を満足する域を有することを特徴と
する樹脂組成物である。 |NF 25 − NP RT|≦0.025
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な樹脂組成物に関
するものである。詳しくは、温度変化により光の透過率
が可逆的に変化し、熱膨張係数が小さく、且つ良好な繰
り返し耐久性を有する硬化体を与える樹脂組成物であ
る。
するものである。詳しくは、温度変化により光の透過率
が可逆的に変化し、熱膨張係数が小さく、且つ良好な繰
り返し耐久性を有する硬化体を与える樹脂組成物であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、温度変化に対応して、光の透
過率が可逆的に変化するものとして、屈折率の温度依存
性が異なる2種類の樹脂組成よりなる成形体が知られて
いる。例えば、特開昭64−9267号公報には、α−
オレフィン系重合体とメタクリル酸系重合体とからな
る、温度変化に対応して光透過率が変化する樹脂組成物
の成形体が開示されている。しかしながら、上記樹脂組
成物よりなる成形体は、良好な光透過率の変化を示すも
のの、熱膨張係数が大きく、また、繰り返し耐久性が十
分でない等の問題点がある。
過率が可逆的に変化するものとして、屈折率の温度依存
性が異なる2種類の樹脂組成よりなる成形体が知られて
いる。例えば、特開昭64−9267号公報には、α−
オレフィン系重合体とメタクリル酸系重合体とからな
る、温度変化に対応して光透過率が変化する樹脂組成物
の成形体が開示されている。しかしながら、上記樹脂組
成物よりなる成形体は、良好な光透過率の変化を示すも
のの、熱膨張係数が大きく、また、繰り返し耐久性が十
分でない等の問題点がある。
【0003】また、特開昭49−23847号公報に
は、エポキシ樹脂及び該エポキシ樹脂との屈折率の差が
±0.01の範囲内にあり、且つ透明な(均一な屈折率
を有し、気泡を含まない)無機粉末よりなる透明なエポ
キシ樹脂組成物の硬化体が開示されている。
は、エポキシ樹脂及び該エポキシ樹脂との屈折率の差が
±0.01の範囲内にあり、且つ透明な(均一な屈折率
を有し、気泡を含まない)無機粉末よりなる透明なエポ
キシ樹脂組成物の硬化体が開示されている。
【0004】しかしながら、上記エポキシ樹脂組成物を
硬化して得られる硬化体は、温度変化に対する光の透過
率がほとんど変化せず、透明な状態が維持されるもので
ある。
硬化して得られる硬化体は、温度変化に対する光の透過
率がほとんど変化せず、透明な状態が維持されるもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、温度変化に対
応して光の透過率が変化すると共に、熱膨張係数が小さ
く、また、繰り返し耐久性に優れた樹脂組成物の開発が
望まれていた。
応して光の透過率が変化すると共に、熱膨張係数が小さ
く、また、繰り返し耐久性に優れた樹脂組成物の開発が
望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、硬化体の屈折率の
温度依存性が高い樹脂と、特定の粒径と該樹脂に対して
特定の屈折率を有する無機粉末とを複合化することによ
って、光透過率が温度変化に対応して可逆的に変化し、
低熱膨張性を有し、しかも、繰り返し耐久性に優れた硬
化体を与える樹脂組成物が得られることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、硬化体の屈折率の
温度依存性が高い樹脂と、特定の粒径と該樹脂に対して
特定の屈折率を有する無機粉末とを複合化することによ
って、光透過率が温度変化に対応して可逆的に変化し、
低熱膨張性を有し、しかも、繰り返し耐久性に優れた硬
化体を与える樹脂組成物が得られることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、(a)温度に対する硬化
体の屈折率の変化量が50ppm/℃以上の樹脂80〜1
5重量%、(b)平均粒子径が0.2μmより大きく5
μm以下の無機粉体20〜85重量%よりなり、且つ、
該樹脂の硬化体の分解温度未満の温度(TR)における
該硬化体の屈折率(NP TR)に対して25℃における無
機粉体の屈折率(NF 25)が下記式を満足する域を有す
ることを特徴とする樹脂組成物である。
体の屈折率の変化量が50ppm/℃以上の樹脂80〜1
5重量%、(b)平均粒子径が0.2μmより大きく5
μm以下の無機粉体20〜85重量%よりなり、且つ、
該樹脂の硬化体の分解温度未満の温度(TR)における
該硬化体の屈折率(NP TR)に対して25℃における無
機粉体の屈折率(NF 25)が下記式を満足する域を有す
ることを特徴とする樹脂組成物である。
【0008】|NF 25 − NP RT|≦0.025 尚、本発明において、硬化体は、熱硬化性樹脂にあって
は、硬化後の状態をいい、熱可塑性樹脂にあっては、溶
融温度以下の状態をいう。また、該硬化体の分解温度
は、熱硬化性樹脂の場合、分解温度であり、熱可塑性樹
脂の場合、溶融温度である。
は、硬化後の状態をいい、熱可塑性樹脂にあっては、溶
融温度以下の状態をいう。また、該硬化体の分解温度
は、熱硬化性樹脂の場合、分解温度であり、熱可塑性樹
脂の場合、溶融温度である。
【0009】本発明で使用される樹脂は、温度に対する
硬化体の屈折率の変化が50ppm/℃以上、好ましく
は、75〜500ppm/℃の大きい屈折率温度依存性を
有するものであれば、公知の樹脂が特に制限なく使用さ
れる。かかる屈折率の変化量は、その硬化体の分解温度
未満の温度範囲で変化するが、一般に、25〜100℃
の温度範囲において、上記屈折率の変化量を示すもので
あれば良い。
硬化体の屈折率の変化が50ppm/℃以上、好ましく
は、75〜500ppm/℃の大きい屈折率温度依存性を
有するものであれば、公知の樹脂が特に制限なく使用さ
れる。かかる屈折率の変化量は、その硬化体の分解温度
未満の温度範囲で変化するが、一般に、25〜100℃
の温度範囲において、上記屈折率の変化量を示すもので
あれば良い。
【0010】上記の屈折率の変化量を示す樹脂を具体的
に例示すれば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹
脂、複素環型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポ
キシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ハロゲン
化エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂成分を主要成分とした
エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン
共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体等の熱可塑性
樹脂等が挙げられる。
に例示すれば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹
脂、複素環型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポ
キシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ハロゲン
化エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂成分を主要成分とした
エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン
共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体等の熱可塑性
樹脂等が挙げられる。
【0011】上記熱硬化性樹脂には、必要に応じて硬化
剤、希釈剤、可塑性付与剤、難燃剤、紫外線吸収剤、顔
料等が配合される。上記硬化剤としては、硬化体自身の
透明性を著しく低下させない公知のものが特に制限なく
使用される。例えば、エポキシ樹脂については、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、無水フタル酸、無水ピロメリット
酸、4−メチルヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジッ
ク酸などの酸無水物が使用される。また、該硬化剤の配
合量は、公知の範囲が特に制限なく採用される。一般に
は、前記エポキシ樹脂の場合、エポキシ樹脂成分のエポ
キシ基1当量に対してカルボキシル基換算で0.5〜1.
5当量の範囲となるように硬化剤を使用することが好ま
しい。更に、硬化促進剤も公知のものが特に制限なく使
用される。例えば、2ーメチルイミダゾール、2、4ー
ジヒドラジノー6ーメチルアミノーSートリアジン、2
ーエチルー4ーメチルイミダゾール等のイミダゾール化
合物、フッ化ホウ素、オニウム塩等が挙げられる。これ
らの硬化促進剤は、必要に応じて一種、または二種以上
が使用される。更に、上記硬化促進剤の配合量は、公知
の範囲が特に制限なく採用される。一般には、前記樹脂
成分と硬化剤の合計量に対して0.1〜8重量%使用す
ることが好ましい。
剤、希釈剤、可塑性付与剤、難燃剤、紫外線吸収剤、顔
料等が配合される。上記硬化剤としては、硬化体自身の
透明性を著しく低下させない公知のものが特に制限なく
使用される。例えば、エポキシ樹脂については、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、無水フタル酸、無水ピロメリット
酸、4−メチルヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジッ
ク酸などの酸無水物が使用される。また、該硬化剤の配
合量は、公知の範囲が特に制限なく採用される。一般に
は、前記エポキシ樹脂の場合、エポキシ樹脂成分のエポ
キシ基1当量に対してカルボキシル基換算で0.5〜1.
5当量の範囲となるように硬化剤を使用することが好ま
しい。更に、硬化促進剤も公知のものが特に制限なく使
用される。例えば、2ーメチルイミダゾール、2、4ー
ジヒドラジノー6ーメチルアミノーSートリアジン、2
ーエチルー4ーメチルイミダゾール等のイミダゾール化
合物、フッ化ホウ素、オニウム塩等が挙げられる。これ
らの硬化促進剤は、必要に応じて一種、または二種以上
が使用される。更に、上記硬化促進剤の配合量は、公知
の範囲が特に制限なく採用される。一般には、前記樹脂
成分と硬化剤の合計量に対して0.1〜8重量%使用す
ることが好ましい。
【0012】また、樹脂が高粘度の場合、作業性、脱泡
性、充填材の濡れ等を向上するために希釈剤を添加する
ことも必要に応じて実施することができる。上記希釈剤
としては、公知のものが特に制限なく使用される。例え
ば、エポキシ樹脂については、オレフィンオキシド、オ
クチレンオキサイド、スチレンオキサイド等のモノエポ
キシ反応性希釈剤、ブタジエンジオキサイド、ジメチレ
ンペンタンジオキサイド、ジエチレングリコールジグリ
シジルエーテル等のポリエポキシ反応性希釈剤等が挙げ
られる。上記希釈剤の配合量は、公知の範囲が特に制限
なく採用される。一般には、樹脂成分に対して1〜50
重量%で使用される。
性、充填材の濡れ等を向上するために希釈剤を添加する
ことも必要に応じて実施することができる。上記希釈剤
としては、公知のものが特に制限なく使用される。例え
ば、エポキシ樹脂については、オレフィンオキシド、オ
クチレンオキサイド、スチレンオキサイド等のモノエポ
キシ反応性希釈剤、ブタジエンジオキサイド、ジメチレ
ンペンタンジオキサイド、ジエチレングリコールジグリ
シジルエーテル等のポリエポキシ反応性希釈剤等が挙げ
られる。上記希釈剤の配合量は、公知の範囲が特に制限
なく採用される。一般には、樹脂成分に対して1〜50
重量%で使用される。
【0013】また、本発明の樹脂組成物には、難燃剤も
添加することができる。かかる難燃剤としては、公知の
ものが特に制限なく使用される。例えば、テトラブロモ
ビスフェノールA、トリス(2、3−ジブロモプロピ
ル)ホスフェート、トリクレジルフォスフェート等が挙
げられる。また、上記難燃剤の配合量は、公知の範囲の
中から本発明の効果に影響を与えない範囲で添加すれば
よい。
添加することができる。かかる難燃剤としては、公知の
ものが特に制限なく使用される。例えば、テトラブロモ
ビスフェノールA、トリス(2、3−ジブロモプロピ
ル)ホスフェート、トリクレジルフォスフェート等が挙
げられる。また、上記難燃剤の配合量は、公知の範囲の
中から本発明の効果に影響を与えない範囲で添加すれば
よい。
【0014】また、本発明において、樹脂が熱可塑性樹
脂である場合、添加剤は公知のものが特に制限なく使用
される。例えば、取扱操作性、成形性等を良くするため
に、アルコール類、ケトン類、芳香族炭化水素類、脂肪
族炭化水素類等の溶媒を使用することができる。また、
公知の難燃剤、安定剤、顔料等も、該樹脂自身の透明性
を著しく低下しない範囲で、必要に応じて添加すること
ができる。
脂である場合、添加剤は公知のものが特に制限なく使用
される。例えば、取扱操作性、成形性等を良くするため
に、アルコール類、ケトン類、芳香族炭化水素類、脂肪
族炭化水素類等の溶媒を使用することができる。また、
公知の難燃剤、安定剤、顔料等も、該樹脂自身の透明性
を著しく低下しない範囲で、必要に応じて添加すること
ができる。
【0015】本発明において、無機粉体は、上記特定の
屈折率の変化を示す樹脂との組み合わせにより、温度変
化に対応して透過率の変化が顕著な硬化体を得るため
に、特定の粒子径と該樹脂に対して特定の範囲の屈折率
を有することが重要である。即ち、本発明において、無
機粉体の平均粒子径は、0.2μmより大きく、且つ5
μm以下である。該無機粉体の平均粒子径が、0.2μ
m以下の場合は、樹脂組成物の硬化体の透明性は高い
が、光の透過率の温度依存性が低いため、温度の変化に
対する該硬化体の透明性の変化が顕著に現れず、本発明
の目的を達成できない。該平均粒子径は、特に、0.2
5μm以上が好ましい。また、逆に、該無機粉体の平均
粒子径が5μmより大きい場合は、無機粉末と樹脂との
接触面積が小さくなり光の散乱が少なくなるため、同様
に、光の透過率の温度依存性が低下するため、温度の変
化に対する該硬化体の透明性の変化が顕著に現れず、本
発明の目的を達成できない。該無機粉体の平均粒子径の
上限は、2μm、特に、1μmが好適である。また、上
記無機粉末の粒子径分布は、0.15〜20μmの範囲
であることが好ましい。更に、上記無機粉末は、平均粒
子径が異なる2種以上のものを混合して使用してもよ
い。この場合、各無機粉末は、単分散であることが好ま
しい。ここで単分散とは、粒子径の分布状態を示す標準
偏差値が1.30以下のものをいう。
屈折率の変化を示す樹脂との組み合わせにより、温度変
化に対応して透過率の変化が顕著な硬化体を得るため
に、特定の粒子径と該樹脂に対して特定の範囲の屈折率
を有することが重要である。即ち、本発明において、無
機粉体の平均粒子径は、0.2μmより大きく、且つ5
μm以下である。該無機粉体の平均粒子径が、0.2μ
m以下の場合は、樹脂組成物の硬化体の透明性は高い
が、光の透過率の温度依存性が低いため、温度の変化に
対する該硬化体の透明性の変化が顕著に現れず、本発明
の目的を達成できない。該平均粒子径は、特に、0.2
5μm以上が好ましい。また、逆に、該無機粉体の平均
粒子径が5μmより大きい場合は、無機粉末と樹脂との
接触面積が小さくなり光の散乱が少なくなるため、同様
に、光の透過率の温度依存性が低下するため、温度の変
化に対する該硬化体の透明性の変化が顕著に現れず、本
発明の目的を達成できない。該無機粉体の平均粒子径の
上限は、2μm、特に、1μmが好適である。また、上
記無機粉末の粒子径分布は、0.15〜20μmの範囲
であることが好ましい。更に、上記無機粉末は、平均粒
子径が異なる2種以上のものを混合して使用してもよ
い。この場合、各無機粉末は、単分散であることが好ま
しい。ここで単分散とは、粒子径の分布状態を示す標準
偏差値が1.30以下のものをいう。
【0016】本発明において、無機粉末の形状は特に制
限されるものではないが、樹脂と混合した場合に流動性
に優れた組成物を得るためには、球状であることが好ま
しい。
限されるものではないが、樹脂と混合した場合に流動性
に優れた組成物を得るためには、球状であることが好ま
しい。
【0017】また、本発明において、前記樹脂と無機粉
体とは、該樹脂の硬化体の分解温度未満の温度(TR)
に対して、該硬化体の屈折率(NP TR)と25℃におけ
る無機粉体の屈折率(NF 25)が下記(1)式を満足す
る域を有するすることが温度の変化に対して、光の透過
率が顕著に変化する硬化体を与える樹脂組成物を得るた
めに重要である。
体とは、該樹脂の硬化体の分解温度未満の温度(TR)
に対して、該硬化体の屈折率(NP TR)と25℃におけ
る無機粉体の屈折率(NF 25)が下記(1)式を満足す
る域を有するすることが温度の変化に対して、光の透過
率が顕著に変化する硬化体を与える樹脂組成物を得るた
めに重要である。
【0018】 |NF 25 − NP RT|≦0.025 (1) 尚、本発明において、屈折率は、後記するように、アッ
ベ屈折計を使用して測定した値である。
ベ屈折計を使用して測定した値である。
【0019】即ち、上記樹脂の硬化体の分解温度未満の
温度、分解温度未満で変化する該硬化体の屈折率の変動
範囲における樹脂の硬化体の屈折率(NP RT)に対する
無機粉体の25℃における屈折率(NF 25)の差Δ|NF
25 − NP RT|が、0.025以下の域が存在しない場合
は、たとえ無機粉体の粒子径を前記範囲内に調節したと
しても、樹脂組成物を硬化して得られる硬化体の光の透
過率が高くなる(透明化する)温度範囲が存在しなくな
り、光の透過率が常に低い硬化体となり、光の透過率が
顕著に変化する硬化体を得ることができない。
温度、分解温度未満で変化する該硬化体の屈折率の変動
範囲における樹脂の硬化体の屈折率(NP RT)に対する
無機粉体の25℃における屈折率(NF 25)の差Δ|NF
25 − NP RT|が、0.025以下の域が存在しない場合
は、たとえ無機粉体の粒子径を前記範囲内に調節したと
しても、樹脂組成物を硬化して得られる硬化体の光の透
過率が高くなる(透明化する)温度範囲が存在しなくな
り、光の透過率が常に低い硬化体となり、光の透過率が
顕著に変化する硬化体を得ることができない。
【0020】図1は、本発明における前記(1)式の関
係をモデル的に示したものである。本発明において、上
記温度(TR)は、一般に、図1に示す温度の変化に対
する樹脂の屈折率の変化曲線(A)において、温度に対
して該硬化体の屈折率が変化する温度範囲より選択され
る温度である。そして、該温度(TR)における樹脂の
硬化体の屈折率(NP RT)に対して無機粉体の25℃に
おける屈折率(NF 25)との差Δ|NF 25 − NP RT|が
上記(1)式の範囲を満足するように無機粉体の屈折率
が調節される。
係をモデル的に示したものである。本発明において、上
記温度(TR)は、一般に、図1に示す温度の変化に対
する樹脂の屈折率の変化曲線(A)において、温度に対
して該硬化体の屈折率が変化する温度範囲より選択され
る温度である。そして、該温度(TR)における樹脂の
硬化体の屈折率(NP RT)に対して無機粉体の25℃に
おける屈折率(NF 25)との差Δ|NF 25 − NP RT|が
上記(1)式の範囲を満足するように無機粉体の屈折率
が調節される。
【0021】上記温度(TR)を低温側に設定した場合
には、高温側で光の透過率が低下する硬化体を与える樹
脂組成物を得ることができ、逆に高温側に設定した場合
は、低温側で光の透過率が低下する硬化体を与える樹脂
組成物が得ることができる。
には、高温側で光の透過率が低下する硬化体を与える樹
脂組成物を得ることができ、逆に高温側に設定した場合
は、低温側で光の透過率が低下する硬化体を与える樹脂
組成物が得ることができる。
【0022】本発明において、無機粉末は、前記樹脂の
温度(TR)に対して目的とする屈折率を有するものが
適宜選択される。特に好適な無機粉末としては、無機粉
体の屈折率の変化率を可及的に低減するため、25〜1
50℃の温度範囲内における線膨張率が10ppm/℃以
下であるものが好ましく、かかる無機粉体としてシリカ
を一成分とする複合酸化物が挙げられる。上記の好適な
無機粉体を例示すれば、シリカ及びシリカと複合化(結
合)可能な周期律表第2族、第3族、及び第4族よりな
る群から選ばられた少なくとも一種の金属酸化物よりな
る複合酸化物が挙げられる。上記金属酸化物を具体的に
例示すれば、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化
ストロンチウム、酸化バリウム、酸化アルミニウム、酸
化チタニウム、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸
化錫、酸化亜鉛、酸化イットリウム等が代表的である。
これらの複合酸化物は、シリカのシリコン原子と酸素を
介して結合する。上記無機粉体におけるシリカの割合
は、特に制限されるものではないが、特に、70〜99
モル%、好ましくは、80〜95モル%のものより目的
とする屈折率を有するものを選択して使用することが好
ましい。上記無機粉体の屈折率の調整は、シリカと複合
する金属酸化物の種類、比率を変化することにより行な
うことが一般的である。この場合、特に、酸化ストロン
チウム、酸化チタニウム、酸化ジルコニウム、酸化ハフ
ニウム、酸化錫、等のシリカよりも屈折率が高い酸化物
を用いることが好ましい。
温度(TR)に対して目的とする屈折率を有するものが
適宜選択される。特に好適な無機粉末としては、無機粉
体の屈折率の変化率を可及的に低減するため、25〜1
50℃の温度範囲内における線膨張率が10ppm/℃以
下であるものが好ましく、かかる無機粉体としてシリカ
を一成分とする複合酸化物が挙げられる。上記の好適な
無機粉体を例示すれば、シリカ及びシリカと複合化(結
合)可能な周期律表第2族、第3族、及び第4族よりな
る群から選ばられた少なくとも一種の金属酸化物よりな
る複合酸化物が挙げられる。上記金属酸化物を具体的に
例示すれば、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化
ストロンチウム、酸化バリウム、酸化アルミニウム、酸
化チタニウム、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸
化錫、酸化亜鉛、酸化イットリウム等が代表的である。
これらの複合酸化物は、シリカのシリコン原子と酸素を
介して結合する。上記無機粉体におけるシリカの割合
は、特に制限されるものではないが、特に、70〜99
モル%、好ましくは、80〜95モル%のものより目的
とする屈折率を有するものを選択して使用することが好
ましい。上記無機粉体の屈折率の調整は、シリカと複合
する金属酸化物の種類、比率を変化することにより行な
うことが一般的である。この場合、特に、酸化ストロン
チウム、酸化チタニウム、酸化ジルコニウム、酸化ハフ
ニウム、酸化錫、等のシリカよりも屈折率が高い酸化物
を用いることが好ましい。
【0023】上記無機粉体の製造方法は、公知の方法が
特に制限なく採用される。代表的な製造方法を例示すれ
ば、部分的に加水分解されたアルコキシシランと金属ア
ルコキシドを混合した後、該混合溶液をアルカリ性のア
ルコール溶液に撹拌しながら滴下する方法が挙げられ
る。この場合、出発物質の量比を調節することにより、
得られる無機粉体の屈折率を調節することができる。
特に制限なく採用される。代表的な製造方法を例示すれ
ば、部分的に加水分解されたアルコキシシランと金属ア
ルコキシドを混合した後、該混合溶液をアルカリ性のア
ルコール溶液に撹拌しながら滴下する方法が挙げられ
る。この場合、出発物質の量比を調節することにより、
得られる無機粉体の屈折率を調節することができる。
【0024】以上のようにして合成された無機粉末は、
表面安定性を保持するため、表面のシラノール基を減ず
るのが好ましい。かかる方法は、無機粉末を乾燥後、5
00〜1000℃の温度で仮焼する手段が好適に採用さ
れる。また、無機粉末は、安定性を更に高めると共に、
樹脂への分散性を向上させるため、有機硅素化合物、有
機チタン化合物等の処理剤により表面処理を行なうこと
が好ましい。この処理は、処理剤を溶解した溶媒と無機
粉末とを接触させた後、該溶媒を除去するのが一般的で
ある。処理剤の有機硅素化合物としては、γーグリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γーメタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン等のアルコキシシラン化合物が好適であり、中でもエ
ポキシ基を有するものが特に好適である。上記表面処理
の後、無機粉末は、水、アルコール、アセトン等の溶液
に分散させた後、超音波をかけることによって粒子の凝
集を解いた後、樹脂と混合することが好ましい。
表面安定性を保持するため、表面のシラノール基を減ず
るのが好ましい。かかる方法は、無機粉末を乾燥後、5
00〜1000℃の温度で仮焼する手段が好適に採用さ
れる。また、無機粉末は、安定性を更に高めると共に、
樹脂への分散性を向上させるため、有機硅素化合物、有
機チタン化合物等の処理剤により表面処理を行なうこと
が好ましい。この処理は、処理剤を溶解した溶媒と無機
粉末とを接触させた後、該溶媒を除去するのが一般的で
ある。処理剤の有機硅素化合物としては、γーグリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γーメタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン等のアルコキシシラン化合物が好適であり、中でもエ
ポキシ基を有するものが特に好適である。上記表面処理
の後、無機粉末は、水、アルコール、アセトン等の溶液
に分散させた後、超音波をかけることによって粒子の凝
集を解いた後、樹脂と混合することが好ましい。
【0025】本発明において、樹脂組成物中の無機粉体
の割合は、20〜85重量%、好ましくは、30〜70
重量%である。無機粉末の割合が、20重量%未満の場
合は、樹脂組成物を硬化させて得られる硬化体の温度に
対する光の透過率の変化が少なく、また、該割合が、8
5重量%を越える場合は、樹脂組成物の流動性及び取扱
い性が低下する。
の割合は、20〜85重量%、好ましくは、30〜70
重量%である。無機粉末の割合が、20重量%未満の場
合は、樹脂組成物を硬化させて得られる硬化体の温度に
対する光の透過率の変化が少なく、また、該割合が、8
5重量%を越える場合は、樹脂組成物の流動性及び取扱
い性が低下する。
【0026】本発明において、無機粉末と樹脂との混合
方法は特に限定されず、公知の方法が制限なく採用され
る。例えば、室温または加熱下に、自動擂潰機、ニーダ
ー、乳鉢、アトライタ、ローラー、押し出し機等を使用
してシェアをかけながら混練する方法が好適である。前
記したように取扱性等を改良するため、有機溶媒を使用
した場合、成形後該有機溶媒を除去するのが一般的であ
る。
方法は特に限定されず、公知の方法が制限なく採用され
る。例えば、室温または加熱下に、自動擂潰機、ニーダ
ー、乳鉢、アトライタ、ローラー、押し出し機等を使用
してシェアをかけながら混練する方法が好適である。前
記したように取扱性等を改良するため、有機溶媒を使用
した場合、成形後該有機溶媒を除去するのが一般的であ
る。
【0027】本発明の樹脂組成物において、無機粉末が
樹脂中に凝集状態で存在する場合は、得られる硬化体の
透明性の低下を招くことがある。そのため、硬化性組成
物中の凝集粒子の径は、上記混合方法等により、できる
だけ凝集を解くことが好ましい。また、硬化した樹脂組
成物中に存在する気泡も樹脂の透明性を低下させる原因
となるので、硬化前の樹脂組成物を減圧化に撹拌する方
法などにより、該気泡を除去することが好ましい。
樹脂中に凝集状態で存在する場合は、得られる硬化体の
透明性の低下を招くことがある。そのため、硬化性組成
物中の凝集粒子の径は、上記混合方法等により、できる
だけ凝集を解くことが好ましい。また、硬化した樹脂組
成物中に存在する気泡も樹脂の透明性を低下させる原因
となるので、硬化前の樹脂組成物を減圧化に撹拌する方
法などにより、該気泡を除去することが好ましい。
【0028】本発明の樹脂組成物が樹脂として熱硬化性
樹脂を使用する場合、該樹脂組成物の硬化は、その硬化
剤に応じて通常の方法により行うことができる。特に好
適な硬化条件を例示すれば、加圧下、または、常圧下に
80〜150℃の温度で2〜30時間加熱する方法が挙
げられる。
樹脂を使用する場合、該樹脂組成物の硬化は、その硬化
剤に応じて通常の方法により行うことができる。特に好
適な硬化条件を例示すれば、加圧下、または、常圧下に
80〜150℃の温度で2〜30時間加熱する方法が挙
げられる。
【0029】本発明の樹脂組成物の硬化体は、特定の温
度範囲で波長589nmの光の透過率が30%以上である
が、温度を変えることによって該透明性が変化する。上
記光の透過率は、実施例で記述するように、厚さ1mmの
板状材料について波長589nmの光の透過率を測定した
値である。尚、上記値は、硬化体が顔料を含み、且つ該
顔料の吸収波長が上記589nmの波長を含む場合は、該
吸収による数値を補正した値をいう。
度範囲で波長589nmの光の透過率が30%以上である
が、温度を変えることによって該透明性が変化する。上
記光の透過率は、実施例で記述するように、厚さ1mmの
板状材料について波長589nmの光の透過率を測定した
値である。尚、上記値は、硬化体が顔料を含み、且つ該
顔料の吸収波長が上記589nmの波長を含む場合は、該
吸収による数値を補正した値をいう。
【0030】上記硬化体の温度に対する光の透過率の測
定は、透明性試料作製用のモールド中の樹脂組成物中に
白金測温抵抗体を挿入した後、前記の方法で硬化させ、
恒温槽であらかじめ100〜150℃に加熱または0℃
まで冷却した後、温度変化と光の透過率を同時に測定す
ることによって求めることができる。
定は、透明性試料作製用のモールド中の樹脂組成物中に
白金測温抵抗体を挿入した後、前記の方法で硬化させ、
恒温槽であらかじめ100〜150℃に加熱または0℃
まで冷却した後、温度変化と光の透過率を同時に測定す
ることによって求めることができる。
【0031】本発明の樹脂組成物の硬化体は、含有され
る気泡の量、凝集粒子の量が、少ないほど好ましい。一
般に、気泡は、走査型電子顕微鏡による観察で、700
μm2当たり径が200nm以上、特に径が100μm以上
の気泡を5個以上含まないことが好ましい。また、無機
粉末の凝集物に関しては走査型電子顕微鏡による観察
で、1000μm2当たり、径が10μm以上、特に径が
1μm以上の凝集体を10個以上含まないことが好まし
い。尚、上記観察は、硬化体の任意の表面を研磨した後
観察することによって行うことができる。
る気泡の量、凝集粒子の量が、少ないほど好ましい。一
般に、気泡は、走査型電子顕微鏡による観察で、700
μm2当たり径が200nm以上、特に径が100μm以上
の気泡を5個以上含まないことが好ましい。また、無機
粉末の凝集物に関しては走査型電子顕微鏡による観察
で、1000μm2当たり、径が10μm以上、特に径が
1μm以上の凝集体を10個以上含まないことが好まし
い。尚、上記観察は、硬化体の任意の表面を研磨した後
観察することによって行うことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、マトリックスと
なる樹脂の分解温度未満の温度において、温度変化に対
応してその硬化体の光の透過率が顕著に変化すると共
に、熱膨張係数が低く、耐熱性が高いという特徴を有す
る。
なる樹脂の分解温度未満の温度において、温度変化に対
応してその硬化体の光の透過率が顕著に変化すると共
に、熱膨張係数が低く、耐熱性が高いという特徴を有す
る。
【0033】従って、かかる特性を利用した種々の分野
への利用が可能である。即ち、温度(TR)における該
硬化体の屈折率(NP TR)に対して25℃における無機
粉体の屈折率(NF 25)が前記(1)式を満足する域を
低温側に有する樹脂組成物の硬化体は、温度が上昇する
と入射光の強度が低下し、室内温度の上昇速度を下げる
ような調光材としての用途に、また、ある特定の温度に
なると透明になるのを利用した示温材等への応用を挙げ
ることができる。
への利用が可能である。即ち、温度(TR)における該
硬化体の屈折率(NP TR)に対して25℃における無機
粉体の屈折率(NF 25)が前記(1)式を満足する域を
低温側に有する樹脂組成物の硬化体は、温度が上昇する
と入射光の強度が低下し、室内温度の上昇速度を下げる
ような調光材としての用途に、また、ある特定の温度に
なると透明になるのを利用した示温材等への応用を挙げ
ることができる。
【0034】本発明の樹脂組成物硬化体の光の透過率
が、温度変化に対応して著しく変化する理由は以下のよ
うに考えられる。即ち、無機粉末の温度変化による屈折
率変化の程度は、樹脂の硬化体の屈折率の変化量に比べ
ると極めて小さい。そのため、温度変化によって樹脂と
無機粉末との屈折率の差が大きく変わり、かかる現象に
無機粉体の特定の粒子径が関与し、該硬化体の光の透過
率が温度変化に対応して顕著に変化するものと推定され
る。
が、温度変化に対応して著しく変化する理由は以下のよ
うに考えられる。即ち、無機粉末の温度変化による屈折
率変化の程度は、樹脂の硬化体の屈折率の変化量に比べ
ると極めて小さい。そのため、温度変化によって樹脂と
無機粉末との屈折率の差が大きく変わり、かかる現象に
無機粉体の特定の粒子径が関与し、該硬化体の光の透過
率が温度変化に対応して顕著に変化するものと推定され
る。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでは
ない。尚、実施例及び比較例において、各種測定は、下
記の方法により行なった。
るが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでは
ない。尚、実施例及び比較例において、各種測定は、下
記の方法により行なった。
【0036】(1)平均粒子径 無機粉体をアンモニア性メタノール中に分散させた後、
粒度分布計(堀場製作所製)で粒子径分布を測定した。
粒度分布計(堀場製作所製)で粒子径分布を測定した。
【0037】(2)屈折率 試料を屈折率が異なる液に懸濁させ、懸濁液が透明に見
えるときの液の屈折率をアッベの屈折計によって測定し
た。
えるときの液の屈折率をアッベの屈折計によって測定し
た。
【0038】(3)無機粉末の粒子径分布の標準偏差値 無機粉体の走査型電子顕微鏡写真を撮り、その写真の視
野内に見えるn粒子の数(n)、粒子径(径Xi;但
し、形状が球状でない場合は、水平フェレ径を該径とし
た。)
野内に見えるn粒子の数(n)、粒子径(径Xi;但
し、形状が球状でない場合は、水平フェレ径を該径とし
た。)
【0039】
【数1】
【0040】(4)光の透過率 前記のようにして白金測温抵抗体を埋め込んだ硬化前樹
脂組成物を、窒素加圧下(4kg/cm2)、120℃で
17時間加熱し、厚さ1mmの硬化後樹脂組成物を得た。
脂組成物を、窒素加圧下(4kg/cm2)、120℃で
17時間加熱し、厚さ1mmの硬化後樹脂組成物を得た。
【0041】この硬化後樹脂組成物に分光光度計を用い
て波長589nmの光を照射し、温度と光の透過率とを同
時に測定した。
て波長589nmの光を照射し、温度と光の透過率とを同
時に測定した。
【0042】(5)熱膨張係数 (4)と同様の方法で、4mmφ×12mmの円柱状の硬化
後樹脂組成物を調製した。この硬化後樹脂組成物を熱膨
張係数測定装置(理学電機製)を使用し、25〜100
℃の測定範囲について線膨張係数として求めた。
後樹脂組成物を調製した。この硬化後樹脂組成物を熱膨
張係数測定装置(理学電機製)を使用し、25〜100
℃の測定範囲について線膨張係数として求めた。
【0043】実施例 1 テトラエチルシリケート(商品名:エチルシリケート2
8、日本コルコート化学社製)54.5gをメタノール1
34mlに溶かした。この液に塩酸(濃度0.036重
量%)1.68mlを添加した後、35℃に1時間保持
した。これにチタンテトラブトキシド(日本曹達社製)
15.35gをイソプロパノール93.9mlに溶かした
溶液を添加し、テトラエチルシリケートの加水分解物と
チタンブトキシドとの混合溶液を調製した。次に、メタ
ノール700ml、ノルマルブタノール500ml、及
び252mlのアンモニア水(濃度25重量%)とから
成るアンモニア性アルコールを入れ、反応槽を準備し
た。反応槽の温度を35℃に保ちながら、先に調製した
テトレエチルシリケートとチタンテトラブトキシドの混
合溶液を反応槽に約4時間かけて滴下した。滴下開始
後、約30分で反応液は、乳白色になった。
8、日本コルコート化学社製)54.5gをメタノール1
34mlに溶かした。この液に塩酸(濃度0.036重
量%)1.68mlを添加した後、35℃に1時間保持
した。これにチタンテトラブトキシド(日本曹達社製)
15.35gをイソプロパノール93.9mlに溶かした
溶液を添加し、テトラエチルシリケートの加水分解物と
チタンブトキシドとの混合溶液を調製した。次に、メタ
ノール700ml、ノルマルブタノール500ml、及
び252mlのアンモニア水(濃度25重量%)とから
成るアンモニア性アルコールを入れ、反応槽を準備し
た。反応槽の温度を35℃に保ちながら、先に調製した
テトレエチルシリケートとチタンテトラブトキシドの混
合溶液を反応槽に約4時間かけて滴下した。滴下開始
後、約30分で反応液は、乳白色になった。
【0044】滴下終了後、更に30分間撹拌を続けた
後、エバポレータで溶媒を除去し、1000℃で仮焼し
屈折率1.553の無機粉体を得た。
後、エバポレータで溶媒を除去し、1000℃で仮焼し
屈折率1.553の無機粉体を得た。
【0045】上記無機粉体の形状は球状で、平均粒子径
0.25μmで、粒子径範囲は0.24〜0.26μm、粒
子径分布の標準偏差値は、1.05、であった。
0.25μmで、粒子径範囲は0.24〜0.26μm、粒
子径分布の標準偏差値は、1.05、であった。
【0046】上記無機粉体5gを表面処理剤のγーグリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン0.15gをイソ
プロピルアルコール20mlに溶かした溶液に添加し、
1時間撹拌した。続いて、エバポレーターで溶媒を除去
後、100℃で減圧乾燥して表面処理無機粉体(a)を
得た。
シドキシプロピルトリメトキシシラン0.15gをイソ
プロピルアルコール20mlに溶かした溶液に添加し、
1時間撹拌した。続いて、エバポレーターで溶媒を除去
後、100℃で減圧乾燥して表面処理無機粉体(a)を
得た。
【0047】次に、ビスフェノールA型樹脂1g、4−
メチルヒドロ無水フタル酸1gに4ーメチルーイミダゾ
ール42mg、表面処理無機粉体(a)2.5gを添加
し、乳鉢で約40分間混合し、無機粉体を56重量%含む
ペースト状の樹脂組成物を得た。この硬化前組成物は、
超音波をかけながら30分間真空に保ち、脱泡した。次
いで、該硬化前組成物を所定のテフロン製モールドに注
入し、加圧重合(110℃、12時間)して硬化体を得
た。
メチルヒドロ無水フタル酸1gに4ーメチルーイミダゾ
ール42mg、表面処理無機粉体(a)2.5gを添加
し、乳鉢で約40分間混合し、無機粉体を56重量%含む
ペースト状の樹脂組成物を得た。この硬化前組成物は、
超音波をかけながら30分間真空に保ち、脱泡した。次
いで、該硬化前組成物を所定のテフロン製モールドに注
入し、加圧重合(110℃、12時間)して硬化体を得
た。
【0048】上記樹脂組成物の硬化体について、温度に
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
【0049】実施例 2〜3 実施例1の方法に基づいて、平均粒子径0.50及び1.
0μmの球状無機粉体を得た以外は、同様にして樹脂組
成物を得た。得られた樹脂組成物を硬化させ、硬化体を
得た。
0μmの球状無機粉体を得た以外は、同様にして樹脂組
成物を得た。得られた樹脂組成物を硬化させ、硬化体を
得た。
【0050】上記樹脂組成物の硬化体について、温度に
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
【0051】実施例 4 実施例1で得られた無機粉体を多重管を有するバーナー
で熔融し、屈折率が1.553、平均粒子径が2.0μm
の無機粉体としたものを使用した以外は、実施例1と同
様にして樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物を硬化
させ、硬化体を得た。
で熔融し、屈折率が1.553、平均粒子径が2.0μm
の無機粉体としたものを使用した以外は、実施例1と同
様にして樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物を硬化
させ、硬化体を得た。
【0052】上記樹脂組成物の硬化体について、温度に
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
【0053】実施例 5〜6 実施例1において、無機粉体製造の原料であるテトラエ
チルシリケートとチタンテトラブトキシドとの量比を変
えることによって、屈折率1.562の粒子を得、該無
機粉体を用いた以外は、同様にして樹脂組成物を得た。
チルシリケートとチタンテトラブトキシドとの量比を変
えることによって、屈折率1.562の粒子を得、該無
機粉体を用いた以外は、同様にして樹脂組成物を得た。
【0054】上記樹脂組成物の硬化体について、温度に
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
【0055】実施例 7、8 実施例1において、樹脂組成物中の無機粉体の割合を表
1に示すように変えた以外は、同様にして樹脂組成物を
得た。
1に示すように変えた以外は、同様にして樹脂組成物を
得た。
【0056】上記樹脂組成物の硬化体について、温度に
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。また、かかる硬化体は、光の透過率の変化に
関し、優れた繰り返し耐性を有するものであった。
【0057】比較例 1 実施例1において、ブタノールの替わりにメタノールを
用いることによって、平均粒子径0.08μmの無機粉
体を得、該無機粉体を用いた以外は、同様にして樹脂組
成物を得た。
用いることによって、平均粒子径0.08μmの無機粉
体を得、該無機粉体を用いた以外は、同様にして樹脂組
成物を得た。
【0058】上記樹脂組成物の硬化体について、温度に
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。
【0059】比較例 2 実施例4と同様の方法で、平均粒子径7.0μmの無機
粉体を得、該無機粉体を用いた以外は、同様にして樹脂
組成物を得た。
粉体を得、該無機粉体を用いた以外は、同様にして樹脂
組成物を得た。
【0060】上記樹脂組成物の硬化体について、温度に
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。
【0061】比較例 3 実施例1において、無機粉体製造の原料であるテトラエ
チルシリケートとチタンテトラブトキシドとの量比を変
えることによって、屈折率1.570の粒子を得、該無
機粉体を用いた以外は、同様にして樹脂組成物を得た。
チルシリケートとチタンテトラブトキシドとの量比を変
えることによって、屈折率1.570の粒子を得、該無
機粉体を用いた以外は、同様にして樹脂組成物を得た。
【0062】上記樹脂組成物の硬化体について、温度に
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】実施例 9、10 実施例8において、無機粉体として、25℃における屈
折率が1.503(実施例9)及び1.553(実施例1
0)のものを使用し、樹脂組成物中の樹脂を表2に示す
ものに変えた以外は、同様にして樹脂組成物を得た。
折率が1.503(実施例9)及び1.553(実施例1
0)のものを使用し、樹脂組成物中の樹脂を表2に示す
ものに変えた以外は、同様にして樹脂組成物を得た。
【0065】上記樹脂組成物の硬化体について、温度に
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
2に示す。
対する光の透過率の変化、及び熱膨張率の測定結果を表
2に示す。
【0066】
【表2】
【図1】 本発明の樹脂組成物について、温度(TR)
における樹脂の硬化体の屈折率(NP TR)と25℃にお
ける無機粉体の屈折率(NF 25)との関係を示すモデル
図。
における樹脂の硬化体の屈折率(NP TR)と25℃にお
ける無機粉体の屈折率(NF 25)との関係を示すモデル
図。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】(a)温度に対する硬化体の屈折率の変化
量が50ppm/℃以上の樹脂80〜15重量%、(b)
平均粒子径が0.2μmより大きく5μm以下の無機粉
体20〜85重量%よりなり、且つ、該樹脂の硬化体の
分解温度未満の温度(TR)における該硬化体の屈折率
(NP TR)に対して25℃における無機粉体の屈折率
(NF 25)が下記式を満足する域を有することを特徴と
する樹脂組成物。 |NF 25 − NP RT|≦0.025
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3176561A JPH0525397A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3176561A JPH0525397A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525397A true JPH0525397A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16015726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3176561A Pending JPH0525397A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525397A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6261703B1 (en) | 1997-05-26 | 2001-07-17 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Copper circuit junction substrate and method of producing the same |
| US7410305B2 (en) | 2004-09-22 | 2008-08-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical semiconductor device, optical communication device, and electronic equipment |
| JP2011208111A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-10-20 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 熱可塑性樹脂組成物及びそれを使用する成形品 |
| JP2011219620A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 熱可塑性樹脂組成物及びそれを使用する成形品 |
| JP2013529842A (ja) * | 2010-08-20 | 2013-07-22 | オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | オプトエレクトロニクス半導体部品および散乱体 |
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