JPH05255204A - アミン類の製造法 - Google Patents

アミン類の製造法

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JPH05255204A
JPH05255204A JP4052265A JP5226592A JPH05255204A JP H05255204 A JPH05255204 A JP H05255204A JP 4052265 A JP4052265 A JP 4052265A JP 5226592 A JP5226592 A JP 5226592A JP H05255204 A JPH05255204 A JP H05255204A
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JP
Japan
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group
reaction
substituted
catalyst
amines
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JP4052265A
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English (en)
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Akimasa Miyama
晃正 三山
Kazunori Suga
和憲 菅
Takehisa Ohashi
武久 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 危険で後処理が困難な触媒や、工業的に大量
に入手することが困難で不安定な触媒を使用することな
く、アミノ基を有するカルボン酸から脱炭酸させてアミ
ン類を製造する。 【構成】 アミノ基を有するカルボン酸類を出発原料と
して用い、一般式(I) : 【化4】 (R1 は置換または無置換のアリール基、R2 は置換ま
たは無置換のアルキル基、R1 とR2 とは結合して環を
形成していてもよい)で表わされるモノアリールケトン
触媒存在下に脱炭酸反応を行なうアミン類の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアミノ基を有するカルボ
ン酸類の脱炭酸により、アミン類を製造する方法に関す
る。
【0002】アミン類は多様な生理活性を有し、工業原
料としても重要である。とくに側鎖に種々の官能基を有
するものや光学活性なアミン類は、医薬、農薬などの原
料として近年著しくその重要性を増してきている。
【0003】本発明の製造法によれば、前記のごとき有
用なアミン類を天然に多量に存在し、入手が容易なアミ
ノ酸などを原料として、低コストで容易に製造すること
ができる。
【0004】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、化合物の脱炭酸反応は強加熱することにより行なわ
れるが、特定の脱炭酸しやすい構造を有する化合物を除
いて、かなり高温、長時間の苛酷な条件を必要とするば
あいが多い。これを回避するために過酸化物、銅塩など
の触媒存在下に反応を行なっている例もあるが、これら
の触媒はその危険性、廃棄物処理などの点で工業生産上
望ましくない(薬学雑誌,85巻,1965年,531 頁、米国
特許第4262157 号明細書)。
【0005】これらの問題点に対し、特開昭60-23328号
公報に記載された方法は取扱いが容易でかつ反応の後処
理も簡便なビニルケトン類を触媒として用いる工業生産
上非常に有用な方法であるが、触媒として用いるビニル
ケトン類が工業生産規模での入手が困難であったり、安
定性がよくないという別の問題がある。
【0006】本発明者らは以上のような問題点を解決す
るため鋭意検討を行なった結果、安価で工業生産規模で
も安定に入手でき、かつ安定性においても優れたアリー
ルケトン類が脱炭酸反応の触媒として有用であり、この
触媒を用いることにより収率よくアミン類を製造しうる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アミノ基を有
するカルボン酸類を出発原料として用い、一般式(I):
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1 は置換または無置換のアリー
ル基を示し、R2 は置換または無置換のアルキル基を示
し、R1 とR2 とは結合して環を形成していてもよい)
で表わされるモノアリールケトン触媒存在下に脱炭酸反
応を行なうことを特徴とするアミン類の製造法に関す
る。
【0010】
【作用および実施例】本発明の製造法によれば、出発原
料が効果的に脱炭酸反応を起こして目的のアミン類とな
る。前記出発原料としては、アミノ基を有するカルボン
酸類であればとくに制限なく使用しうる。出発原料の具
体例としては、たとえばグリシン、アラニン、フェニル
アラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、フェニル
グリシンなどのアルキルまたはアリール側鎖を有するα
- アミノ酸類をはじめとして、スレオニン、セリン、チ
ロシン、p- ヒドロキシフェニルグリシン、アスパラギ
ン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルギニ
ン、ヒスチジン、オルニチン、トリプトファン、システ
イン、シスチンなどの側鎖にヒドロキシル基、カルボキ
シル基、塩基性官能基、硫黄を含む官能基などを有する
α- アミノ酸類や、プロリン、ヒドロキシプロリンなど
の環式α- アミノ酸類などがとくに望ましいものとして
あげられ、さらにこれらの誘導体やその他の置換基を有
する化合物を使用してもよい。
【0011】前記出発原料は立体異性体、たとえば光学
異性体であってもなんら反応に影響を与えることがない
ばかりでなく、もとの立体配置を保持したまま反応が進
行し、光学活性なアミン類をうることができる。
【0012】本発明で触媒として用いられるアリールケ
トン類は、一般式(I) :
【0013】
【化3】
【0014】(式中、R1 は置換または無置換のアリー
ル基を示し、R2 は置換または無置換のアルキル基を示
し、R1 とR2 とは結合して環を形成していてもよい)
で表わされるモノアリールケトンである。
【0015】前記R1 としては、たとえばフェニル基;
少なくとも1つのアルキル基、好ましくは炭素数1〜4
のアルキル基、アルコキシ基、好ましくは炭素数1〜4
のアルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子な
どで置換された置換フェニル基などがあげられる。な
お、置換フェニル基は置換基の位置がo- 位、m- 位、
p- 位(2,3,4,5,6)またはそれらの組合せの
位置のものを任意に選ぶことができる。R1 の具体例と
しては、たとえばメチルフェニル基、エチルフェニル
基、ジメチルフェニル基、メトキシフェニル基、ジメト
キシフェニル基、クロロフェニル基、アミノフェニル
基、ニトロフェニル基などがあげられる。
【0016】前記R2 としては、たとえば炭素数1〜5
のアルキル基があげられ、その具体例としては、たとえ
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などがあ
げられる。
【0017】R1 とR2 とが結合して環状を形成するば
あいも、一般式(I) におけるR1 、R2 が結合して環を
形成する基からとくに限定することなく選ばれる。
【0018】一般式(I) で表わされるモノアリールケト
ンの具体例としては、たとえばアセトフェノン、プロピ
オフェノン、ブチロフェノンなどのアルキルアリールケ
トン類、p- メチルアセトフェノン、o- メチルアセト
フェノン、p- エチルアセトフェノン、2,4-ジメチルア
セトフェノン、3,4-ジメチルアセトフェノン、p- メト
キシアセトフェノン、3,4-ジメトキシアセトフェノン、
2,4-ジメトキシアセトフェノン、2,3-ジメトキシアセト
フェノン、p- クロロアセトフェノン、p- アミノアセ
トフェノン、p- ニトロアセトフェノンなどのような置
換または無置換の一般に置換アリールケトン類と呼ばれ
る化合物群や、α- テトラロンなどの環状のアリールケ
トン類があげられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0019】前記触媒の使用量は精製のしやすさの点か
ら出発原料に対して1〜20モル%が好ましく、3〜10モ
ル%がさらに好ましい。
【0020】本発明における脱炭酸反応は無溶媒で行な
ってもよいが、反応を均一に進めやすい、反応温度をコ
ントロールしやすいなどの理由から、出発原料、反応生
成物の溶解度を考慮して適当な溶媒の存在下に行なうほ
うが好ましい。前記溶媒としては、反応に関与しない不
活性溶媒であればとくに限定なく使用することができ
る。その具体例としては、たとえばオクタノール、ヘプ
タノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、シクロ
ヘプタノールなどのアルコール類、テトラリン、オクタ
リン、ジヒドロナフタレンなどの炭化水素類、シクロヘ
キサノン、シクロヘプタノンなどのケトン類などがあげ
られるが、反応温度、収率などの点からアルコール類が
好ましい。
【0021】本発明における脱炭酸反応では、出発原
料、触媒および適宜使用される溶媒を仕込んだのち、原
料や溶媒によって選択される適当な温度条件下、好まし
くはチッ素気流下で出発原料が消費されるまで撹拌し、
反応を完結させることが好ましい。
【0022】反応温度は100 〜250 ℃程度の任意の温度
が選択されるが、工業生産上140 〜170 ℃付近が好まし
い。
【0023】前記の適切な条件を選択することにより反
応は高率で進行し、高収率で目的のアミン類が合成され
るため、反応後目的のアミン類を容易に単離しうる。た
とえば適当な酸の塩として結晶化させる、蒸留する、貧
溶媒を用いてそのまま結晶化させるなどの方法により純
度の高いものが取得され、必要なばあいはカラムクロマ
トグラフィー、再結晶などの方法により精製を行なえば
よい。
【0024】つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳細
に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
【0025】実施例1(3-(R)-ヒドロキシピロリジンの
合成) 4-(R)-ヒドロキシ- L- プロリン100 g、p- メチルア
セトフェノン10gおよびシクロヘキサノール500 mlを加
えた懸濁液を150 〜160 ℃付近でチッ素気流下激しく撹
拌した。2時間後結晶が消失して均一になった反応溶液
を室温付近まで冷却し、トルエン500 mlを加え、さらに
5℃まで冷却した。この溶液に内温が15℃以上にならな
いように注意しながら乾燥した塩化水素ガスを吹き込む
と結晶が析出した。えられたスラリー液を5℃で1時間
撹拌を続けたのち、結晶をグラスフィルターで濾取し
た。えられた結晶をトルエン500 mlで洗浄し、真空乾燥
器で乾燥すると目的化合物が塩酸塩として81.5gえられ
た(収率86%)。
【0026】このものの光学純度をHPLCにより測定する
ことにより3位の立体配置はRであり、この反応におい
て出発原料の絶対配置が保たれ、ラセミ化が起こってい
ないことを確認した。えられた化合物のNMR スペクト
ル、融点および比旋光度を以下に示す。
【0027】n.m.r.(d6 -DMSO,90MHz ) δ(ppm ):1.8-1.9 (2H,m)、3.0-3.3 (4H,m)、4.
4 (1H,m)、7.0-8.0 (2H,broad) m.p. 109-110 ℃
【0028】
【数1】
【0029】実施例2(3-(R)-ヒドロキシピロリジンの
合成) 4-(R)-ヒドロキシ- L- プロリン5g、p- メトキシア
セトフェノン270 mgおよびシクロヘキサノール25mlを加
えた懸濁液を150 〜160 ℃付近でチッ素気流下激しく撹
拌した。2時間後結晶が消失して均一になった反応溶液
を、実施例1と同様の操作で処理することにより、目的
化合物が塩酸塩として4.1 gえられた(収率87%)。え
られた化合物は実施例1と同様にして確認した。
【0030】実施例3(3-(R)-ヒドロキシピロリジンの
合成) p- メトキシアセトフェノンのかわりに3,4-ジメトキシ
アセトフェノン340 mgを加え、実施例2と同様の操作を
行なうことにより、目的化合物が塩酸塩として4.0 gえ
られた(収率85%)。えられた化合物は実施例1と同様
にして確認した。
【0031】実施例4(3-(R)-ヒドロキシピロリジンの
合成) p- メトキシアセトフェノンのかわりにプロピオフェノ
ン260 mgを加え、実施例2と同様の操作を行なうことに
より、目的化合物が塩酸塩として3.8 gえられた(収率
81%)。えられた化合物は実施例1と同様にして確認し
た。
【0032】実施例5(3-(R)-ヒドロキシピロリジンの
合成) p- メトキシアセトフェノンのかわりにα- テトラロン
550 mgを加え、実施例2と同様の操作を行なうことによ
り、目的化合物が塩酸塩として4.3 gえられた(収率91
%)。えられた化合物は実施例1と同様にして確認し
た。
【0033】実施例6(3-(R)-ヒドロキシピロリジンの
合成) p- メトキシアセトフェノンのかわりに3-アミノアセト
フェノンまたは4-アミノアセトフェノン260 mgを加え、
実施例2と同様の操作を行なうことにより、いずれも目
的化合物が塩酸塩として4.0 gえられた(収率85%)。
えられた化合物はそれぞれ実施例1と同様にして確認し
た。
【0034】実施例7(1-アミノ-2-(R)- プロパノール
の合成) L- スレオニン10gおよびα- テトラロン1.28gにシク
ロヘキサノール50mlを加えた懸濁液を150 〜160 ℃付近
でチッ素気流下激しく撹拌した。4時間後結晶が消失し
て均一になった反応溶液を50℃付近まで冷却し、酢酸エ
チル100 mlに溶解させた無水シュウ酸8.0 gを添加し
た。えられたスラリーを室温まで冷却し1時間撹拌した
のち、グラスフィルターで濾取し、酢酸エチル50mlで2
回洗浄した。えられた結晶を真空ポンプで50℃、5時間
乾燥することにより、目的化合物の重シュウ酸塩13.04
gをえた(収率94%)。えられたもののNMR スペクト
ル、融点および比旋光度を以下に示す。
【0035】n.m.r.(d6 -DMSO,90MHz ) δ(ppm ):1.1 (3H,d)、2.6 (1H,dd )、2.8 (1
H,dd )、3.8 (1H,m)、7.9-8.3 (1H,broad) m.p. 138-140 ℃
【0036】
【数2】
【0037】実施例8(ヒスタミンの合成) L- ヒスチジン25.4gおよびα- テトラロン2.35gに、
シクロヘキサノール125 mlを加えた懸濁液を150 〜160
℃付近でチッ素気流下激しく撹拌した。1日加熱撹拌を
続けたのち結晶が消失して均一になった反応溶液を室温
付近まで冷却し、トルエン250 mlを加え、10℃に冷却し
ながら塩酸ガス12.0gを吹き込んだ。ついでスラリー化
した溶液を冷却したまま1時間撹拌したのち、グラスフ
ィルターで濾取し、トルエン20mlで3回洗浄し、真空ポ
ンプで40℃、6時間乾燥することにより、目的化合物2
8.3gをえた(収率94%)。えられた化合物のNMR スペ
クトルおよび融点を以下に示す。
【0038】n.m.r.(d6 -DMSO,90MHz ) δ(ppm ):3.1-3.7 (4H,d)、7.5 (1H,d)、8.8
(1H,d) m.p. 252-254 ℃
【0039】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、天然に多量に
存在し、入手が容易なアミノ酸などから脱炭酸反応によ
り容易にアミン類を製造しうる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 207/12 7019−4C 233/64 105 // C07B 61/00 300

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ基を有するカルボン酸類を出発原
    料として用い、一般式(I) : 【化1】 (式中、R1 は置換または無置換のアリール基を示し、
    R2 は置換または無置換のアルキル基を示し、R1 とR
    2 とは結合して環を形成していてもよい)で表わされる
    モノアリールケトン触媒存在下に脱炭酸反応を行なうこ
    とを特徴とするアミン類の製造法。
JP4052265A 1992-03-11 1992-03-11 アミン類の製造法 Pending JPH05255204A (ja)

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