JPH05255245A - 2,3−ジヒドロインドール−3,3−ジカルボン酸及び2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘導体 - Google Patents

2,3−ジヒドロインドール−3,3−ジカルボン酸及び2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘導体

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JPH05255245A
JPH05255245A JP4055537A JP5553792A JPH05255245A JP H05255245 A JPH05255245 A JP H05255245A JP 4055537 A JP4055537 A JP 4055537A JP 5553792 A JP5553792 A JP 5553792A JP H05255245 A JPH05255245 A JP H05255245A
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Atsuro Terajima
孜郎 寺島
Yasumichi Fukuda
保路 福田
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Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
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Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制癌剤としての用途が期待される光学活性な
シクロプロパ[c]ピロロ[3,2−e]インドール誘
導体を効率よく製造できる、光学活性な製造原料を提供
する。 【構成】 一般式(1)又は、一般式(2) 【化1】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
ル基を、R2は水素原子又はCOOR1を、Xは2つの水
素原子を表すか、単一の酸素原子又は硫黄原子を、R3
は水素原子又はアミノ基の保護基を、R4は水素原子、
ニトロ基又はアミノ基を、R5は水素原子又は水酸基の
保護基を、R6及びR7は同一又は相異なって水素原子又
は炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状の低級アルキル基、
ベンジル基、フェニル基を、Y及びZは同一又は相異な
って酸素原子、硫黄原子、置換イミノ基を示す)で表さ
れる2,3−ジヒドロインドール−3,3−ジカルボン
酸及び2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘
導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般式(1)
【0002】
【化26】
【0003】(式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4
の低級アルキル基を、R2は水素原子又はCOOR1(R
1は前述の通り)を、Xは2つの水素原子を表すか、単
一の酸素原子又は硫黄原子を、R3は水素原子又はアミ
ノ基の保護基を、R4は水素原子、ニトロ基又はアミノ
基を、R5は水素原子又は水酸基の保護基を示す)で表
される2,3−ジヒドロインドール−3,3−ジカルボ
ン酸及び2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸
誘導体、及び一般式(2)
【0004】
【化27】
【0005】(式中、R3は水素原子又はアミノ基の保
護基を、R4は水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5
は水素原子又は水酸基の保護基、R6及びR7は同一又は
相異なって水素原子又は炭素数1〜6の直鎖状又は分岐
状の低級アルキル基、ベンジル基、フェニル基を、Y及
びZは同一又は相異なって酸素原子、硫黄原子、置換イ
ミノ基を示す)で表される2,3−ジヒドロインドール
−3−カルボン酸誘導体に関する。
【0006】上記の一般式(1)及び(2)の化合物を
経て製造される一般式(3)
【0007】
【化28】
【0008】(R3、R4及びR5は前述の通り)で表さ
れる3−ヒドロキシメチル−2,3−ジヒドロインドー
ル誘導体は、医薬品の製造原料として有用であり、特
に、強力な細胞毒性により制癌剤としての用途が期待さ
れる光学活性なシクロプロパ[c]ピロロ[3,2−
e]インドール誘導体の製造原料として使用できる。
【0009】
【従来の技術】強力な細胞毒性により制癌剤としての用
途が期待されているシクロプロパ[c]ピロロ[3,2
−e]インドール誘導体及びピロロ[3,2−e]イン
ドール誘導体(特開昭60−193989号等)は不斉
炭素1個を有しており、各々のエナンチオマーで活性が
異なることが知られている(ジャーナル・オブ・アメリ
カン・ケミカル・ソサイエティー、112巻、4623
頁、1990年)。したがって、医薬品として開発する
には光学的に純粋な化合物を用いて活性、毒性、代謝等
が研究されなければならない。
【0010】従来は、一般式(3)の化合物又はその後
の合成中間体に光学分割剤を結合させてジアステレオマ
ーとし、それを高速液体クロマトグラフィーによって分
離するという非常に生産効率の悪い方法を用いて合成さ
れていた(例えばジャーナル・オブ・アメリカン・ケミ
カル・ソサイエティー、112巻、5230頁、199
0年、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリ
ー、53巻、695頁、1988年等)。光学活性なシ
クロプロパ[c]ピロロ[3,2−e]インドール誘導
体及び光学活性なピロロ[3,2−e]インドール誘導
体の重要な製造中間体である一般式(3)で表される光
学活性な3−ヒドロキシメチル−2,3−ジヒドロイン
ドール誘導体の効率のよい合成法は常に求められてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、制癌
剤としての用途が期待されているシクロプロパ[c]ピ
ロロ[3,2−e]インドール誘導体及びピロロ[3,
2−e]インドール誘導体の光学活性な製造原料を提供
するところにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(3)
の製造中間体として使用される一般式(1)
【0013】
【化29】
【0014】(式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4
の低級アルキル基を、R2は水素原子又はCOOR1(R
1は前述の通り)を、Xは2つの水素原子を表すか、単
一の酸素原子又は硫黄原子を、R3は水素原子又はアミ
ノ基の保護基を、R4は水素原子、ニトロ基又はアミノ
基を、R5は水素原子又は水酸基の保護基を示す)で表
される2,3−ジヒドロインドール−3,3−ジカルボ
ン酸及び2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸
誘導体並びに一般式(2)
【0015】
【化30】
【0016】(式中、R3は水素原子又はアミノ基の保
護基を、R4は水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5
は水素原子又は水酸基の保護基、R6及びR7は同一又は
相異なって水素原子又は炭素数1〜6の直鎖状又は分岐
状の低級アルキル基、ベンジル基、フェニル基を、Y及
びZは同一又は相異なって酸素原子、硫黄原子、置換イ
ミノ基を示す)で表される2,3−ジヒドロインドール
−3−カルボン酸誘導体に関する。
【0017】前記一般式(3)で表される3−ヒドロキ
シメチル−2,3−ジヒドロインドール誘導体は、下記
の合成工程により前記一般式(1)で表される2,3−
ジヒドロインドール−3,3−ジカルボン酸及び2,3
−ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘導体並びに前
記一般式(2)で表される2,3−ジヒドロインドール
−3−カルボン酸誘導体を経て製造することができる。
【0018】
【化31】
【0019】(第1工程)本工程は、一般式(4)で表
されるベンゼン環上の4位に保護された水酸基を有する
(2−ニトロフェニル)マロン酸誘導体のニトロ基を還
元してアミノ基とし、そのアミノ基とメチンの間にカル
ボニル基を導入し、一般式(1a)で表される2,3−
ジヒドロインドール−3,3−ジカルボン酸誘導体を製
造するものである。ベンゼン環の4位に導入され得る保
護基R5としては、第1工程から第5工程まで安定に存
在し得るものが選択される。
【0020】このような要件を満たす水酸基の保護基と
してはメチル基、ベンジル基、4−メトキシベンジル
基、2、4−ジメトキシベンジル基、ベンズヒドリル
基、ジ−(4−メトキシフェニル)メチル基、トリチル
基等の置換或いは無置換アリルメチル基等が例示され、
好適にはベンジル基が用いられる。マロン酸のエステル
部R’としてはメチル基、エチル基など炭素数1〜4の
低級アルキル基が例示され、好適にはメチル基が用いら
れる。
【0021】これらのベンゼン環上の4位に保護された
水酸基を有する2−(2−ニトロフェニル)マロン酸誘
導体は公知の方法(例えばジャーナル・オブ・メディシ
ナル・ケミストリー、31巻、590頁、1988年)
に従って製造できる。ニトロ基のアミノ基への還元は、
公知の方法(オーガニック・ファンクショナル・グルー
プ・プレパレーションズ、1巻、377〜433頁、1
983年、アカデミックプレス)に従って行われるが、
好適には白金、炭末に担持したパラジウムなどを触媒と
した水素添加によって行われる。反応は1〜10気圧の
水素圧下、溶媒中で行われる。溶媒としては、反応に関
与しないものであればいかなるものも使用できるが、好
適にはジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒及
びメタノール等のアルコールが用いられる。水素添加は
0℃から50℃で円滑に進行する。
【0022】水素添加によって生成したアミノ基は、ト
リエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジ
ン等の3級アミン存在下、直ちにカルボニル基又はチオ
カルボニル基の導入反応を行う。
【0023】即ちXが酸素原子となるカルボニル基の導
入に用いられる試薬としては、ホスゲン、ホスゲンダイ
マー、トリホスゲン、カルボニルジイミダゾール、カル
ボニルジ(2−メチルイミダゾール)、炭酸ジメチル、
クロロギ酸4−ニトロフェニル等が例示され、好適には
ホスゲンダイマー、トリホスゲンが用いられる。反応溶
媒としては、反応に関与しないものであればいかなるも
のも使用できるが、好適にはジクロロメタン、クロロホ
ルム、トリクロロエタン等のハロゲン系炭化水素が用い
られる。反応は−78℃から50℃で行えるが、−50
℃から0℃で円滑に進行する。
【0024】Xが硫黄原子となるチオカルボニル基の導
入に用いられる試薬としては、二硫化炭素、チオカルボ
ニルジイミダゾール、チオカルボニルジ(2−メチルイ
ミダール)、チオホスゲン等が用いられる。反応は無溶
媒又は反応に関与しない溶媒中、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、ピリジン等の3級アミン存
在下又は3級アミンなしで行われ、−50℃から80℃
で進行する。
【0025】またXが硫黄原子のものはXが酸素原子の
ものからも変換できる。そのような変換に用いられる試
薬としては五硫化二リン、、ローソン試薬が挙げられ、
反応は無溶媒、又はジクロロメタン、クロロホルム、ト
ルエン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンピリジ
ン中、0℃から80℃で円滑に進行する。
【0026】R4は水素原子又はニトロ基であるが、ニ
トロ基である場合、その導入はカルボニル基或いはチオ
カルボニル基の導入後に行われる。ニトロ基の導入はベ
ンゼン環をニトロ化する公知の方法(オーガニック・フ
ァンクショナル・グループ・プレパレーションズ、1
巻、498〜548ページ、1983年、アカデミック
プレス)に従って行われる。
【0027】〔第2工程〕本工程は一般式(1a)で表
される2,3−ジヒドロインドール−3,3−ジカルボ
ン酸誘導体の2位に存在するX(Xは硫黄原子又は酸素
原子を表す)を還元してメチレン基に変換し、一般式
(1b)で表される2,3−ジヒドロインドール−3,
3−ジカルボン酸誘導体を製造するものである。X(X
は硫黄原子又は酸素原子)の還元反応についてはアミ
ド、チオアミドをアミンへ還元する公知の方法(例え
ば、“ボランリージェント”44〜45頁、138〜1
40頁、1988年、アカデミックプレス並びに、“リ
ダクションズ・イン・オーガニック・ケミストリー”、
167〜169頁、199〜200頁、1984年、ジ
ョーン・ウィリー&サンズ)に従って行うことができ
る。R3は水素原子又はアミノ基の保護基であるが、R3
に導入され得るアミノ基の保護基としては、第2工程か
ら第5工程まで安定に存在し得るものが選択される。R
3の導入はXが硫黄原子、酸素原子、又これらが還元さ
れた水素原子のいずれの段階でも導入することができ
る。このような要件を満たすアミノ基の保護基としては
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプ
ロポキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基等の
炭素数1〜6の直鎖状または分枝状低級アルコキシカル
ボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシ
ベンジルオキシカルボニル基、ベンズヒドリルオキシカ
ルボニル基、ジ−(4−メトキシフェニル)メトキシカ
ルボニル基、トリチルオキシカルボニル基等の置換ある
いは無置換アラルキルオキシカルボニル基が例示される
が、好適にはt−ブトキシカルボニル基が用いられる。
これらの保護基は公知の方法(プロテクティブ・グルー
プス・イン・オーガニック・シンセシス、226〜24
8頁、1981年、ジョーン・ウィリー&サンズ)に従
って導入することができる。
【0028】〔第3工程〕本工程は一般式(1b)で表
される2,3−ジヒドロインドール−3,3−ジカルボ
ン酸誘導体の3位に存在する2つのアルキルオキシカル
ボニル基を加水分解によりジカルボン酸とし、その内の
1つを脱炭酸により除去し、一般式(1c)で表される
2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘導体を
製造するものである。
【0029】アルキルオキシカルボニル基の加水分解は
塩基性条件下で行われ、用いられる塩基としては炭酸リ
チウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアル
カリ金属水酸化物が例示され、水溶液として又はメタノ
ール、エタノール等の低級アルコール中で、或いは水−
低級アルコールの混合液中で行われる。反応は−20℃
から100℃で円滑に進行する。
【0030】加水分解によって生成したジカルボン酸の
アルカリ金属塩は、単離することなくそのまま次の反応
に用いられる。脱炭酸は酸性条件下で行われ、用いられ
る酸としてはギ酸、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、酒
石酸等の有機酸や塩酸、硫酸等の無機酸が例示される。
反応は水溶液中又はジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン等の極性有機溶媒、エーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン等のエーテル系溶
媒、メタノール、エタノール等の低級アルコール等の各
種有機溶媒、或いは水とこれら有機溶媒の混合液中で行
われる。反応は0℃から80℃で円滑に進行する。
【0031】〔第4工程〕本工程は一般式(1c)で表
される2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘
導体の3位に存在するカルボン酸を活性化した後に、光
学活性な置換基を導入して一般式(5)で表される光学
活性な2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘
導体を製造するものである。カルボン酸の活性化の方法
としては公知の方法(例えばケミストリー・オブ・ジ・
アミノ・アシッド、2巻、943〜1048頁、196
1年、ジョーン・ウィリー&サンズ)に従って行うこと
ができる。
【0032】光学活性な置換基として、Y及びZは同一
又は相異なって酸素原子、硫黄原子、置換イミノ基が例
示され、好適には酸素原子を示す。R6及びR7は同一又
は相異なって水素原子又は炭素数1〜6の直鎖状又は分
岐状低級アルキル基、ベンジル基、フェニル基が例示さ
れ、好適にはR6がメチル基の時にR7はフェニル基、R
6がベンジル基の時にR7は水素原子が選ばれる。活性化
されたカルボン酸と光学活性な置換基との結合は公知の
方法(例えばジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル
・ソサイエティー、113巻、2071頁、1991
年)に従って行うことができる。
【0033】本工程での光学活性な置換基の導入により
2種のジアステレオマ−が生じるが、これらは分割して
又は混合物のまま次の工程に進むことができる。
【0034】〔第5工程〕本工程は一般式(2)で表さ
れる2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘導
体の3位に存在するカルボニル基を還元することによ
り、一般式(3)で表される光学活性な3−ヒドロキシ
メチル−2,3−ジヒドロインドール誘導体を製造する
ものである。一般式(2)で表される2,3−ジヒドロ
インドール−3−カルボン酸誘導体に存在する2種のジ
アステレオマ−を分割した場合、必要とする立体配置を
もったジアステレオマーは直ちに還元して一般式(3)
で表される光学活性な3−ヒドロキシメチル−2,3−
ジヒドロインドール誘導体に導くことができる。還元に
用いられる試薬としては水素化ホウ素ナトリウム−塩化
リチウム、水素化ホウ素リチウムが例示され、反応はエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシ
エタン等のエーテル系溶媒中、メタノール、エタノール
等の低級アルコール存在下もしくは非存在下で行われ
る。
【0035】反応は−78℃〜室温で円滑に進行する。
また公知の方法(例えば、テトラヘドロン・レターズ、
31巻、2849〜2852頁、1990年、又はテト
ラヘドロン・レターズ、28巻、6625〜6628
頁、1987年)により、他のカルボン酸誘導体に変換
した後、還元により光学活性な3−ヒドロキシメチル−
2,3−ジヒドロインドール誘導体に導くこともでき
る。
【0036】一方、分割した不必要なジアステレオマー
は、エピメリ化させることにより再使用することができ
る。エピメリ化は塩基性条件下で行われ、塩基としては
ジイソプロピルリチウムアミド及び2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジノリチウムアミド等の有機リチウム
アミド、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、4−ジメチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリ
ジン、1,8−ビスジメチルアミノナフタレン、1,4
−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン等の3
級アミン、炭酸リチウム、炭酸カリウム等のアルカリ金
属炭酸塩等が用いられる。
【0037】溶媒としては反応に関与しないものであれ
ばいかなるものも使用できるが、エーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン等のエーテル
系溶媒、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、Nーメチルピロリドン等の
極性溶媒が用いられる。反応は−78℃から100℃の
間で円滑に進行する。また公知の方法(例えばテトラヘ
ドロン・レターズ、31巻、2849〜2852頁、1
990年、又はテトラヘドロン・レターズ、28巻、6
625〜6628頁、1987年)により他のカルボン
酸誘導体に誘導した後、上記の方法でラセミ化させるこ
ともできる。
【0038】2種のジアステレオマーを分割しない場合
は、そのジアステレオマー混合物を一方のジアステレオ
マーのみに変化させてから還元を行う。その方法として
は、ジアステレオマー混合物を塩基で脱プロトン化後、
再びプロトン化させることにより、3位の不斉プロトン
化を行い、一方のジアステレオマーのみに変化させるこ
とが行われる。用いられる塩基としてはジイソプロピル
リチウムアミド及び2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジノリチウムアミド等の有機リチウムアミド、ジブチ
ルボランアセテート、ジブチルボラントリフレート、ス
ズトリフレート、亜鉛トリフレート、マグネシウムトリ
フレート等の金属塩とジイソプロピルエチルアミン、ト
リエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.
2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデク−7−エン等の3級アミンが例示される。
【0039】プロトン化させる試薬としては、水又はギ
酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、トリフル
オロメタンスルホン酸等の有機酸が用いられる。反応溶
媒としては反応に関与しないものであればいかなるもの
も使用できるが、好適にはエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒
が選ばれ、反応は−78℃〜室温で円滑に進行する。こ
うして不斉プロトン化を行ったあとに上記の方法で還元
を行い、光学活性な3−ヒドロキシメチル−2,3−ジ
ヒドロインドール誘導体に導くことができる。
【0040】なお、R4がニトロ基である場合、そのニ
トロ基はどの工程においても必要に応じてアミノ基に還
元する事ができる。ニトロ基からアミノ基への還元は公
知の方法(オーガニック・ファンクショナル・グループ
・プレパレーションズ、1巻、377〜433ページ、
1983年、アカデミックプレス)に従って行う事がで
きる。
【0041】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明化合物の有用性
を示すが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0042】実施例1
【0043】
【化32】
【0044】2−[4−(ベンジルオキシ)−2−ニト
ロフェニル]マロン酸ジメチル325.9mg(0.1
mmol)をテトラヒドロフラン0.5ml中、酸化白
金存在下、3気圧にて30分間水素添加した。触媒を濾
去し、溶媒を留去して得られた残渣を無水塩化メチレン
1mlに溶解し、−78℃にてトリエチルアミン27.
9μl(0.2mmol)、ホスゲンダイマー7.3μ
l(0.06mmol)を滴下し、20分後、徐々に室
温まで上げた。40分後、反応液を10%炭酸水素ナト
リウム、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥後、溶媒を留去して得られた残渣を分取用薄層シリ
カゲルクロマトグラフィー(塩化メチレン:酢酸エチル
=5:1)にて精製し、酢酸エチルで再結晶すると無色
針状晶の6−ベンジルオキシ−3,3−ジ(メトキシカ
ルボニル)−2,3−ジヒドロインドール−2−オンが
27.4mg(収率77%)得られた。
【0045】融点 163.5〜164.5℃ MS:355(M+),296,220,91 NMR(CDCl3)δ:3.82(6H,s,COO
CH3)、5.05(2H,s,PhCH2O−)、
6.65(1H,s,C7−H)、6.70(1H,d
d,J=2.5,8.3Hz,C5−H)7.30〜
7.52(6H,m,Ar−H)、8.96(1H,
s,NH)。
【0046】実施例2
【0047】
【化33】
【0048】6−ベンジルオキシ−3,3−ジ(メトキ
シカルボニル)−2,3−ジヒドロ−(1H)−インド
ール−2−オン355.4mg(1mM)を無水テトラ
ヒドロフラン10mlに溶解し、氷冷下、1.0モルの
ジボラン−テトラヒドロフラン錯体1.8ml(1.8
mM)を滴下し、室温で40分撹拌後、80℃で3時間
加熱還流した。冷後、10%塩化水素−メタノール溶液
2mlを加え、80℃で15分加熱還流後、飽和炭酸水
素ナトリウム水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層
は水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)
で精製すると6−ベンジルオキシ−3,3−ジ(メトキ
シカルボニル)−2,3−ジヒドロ−(1H)−インド
ールが175.4mg(51%)得られた。
【0049】融点 115.5〜116.5℃ (ヘキ
サン−酢酸エチルから再結晶) MS:341(M+),282,132,91 NMR(CDCl3)δ:3.78(6H,s,COO
CH3)、4.12(2H,s,インドール環2位)、
5.01(2H,s,PhCH2O−)、6.31(1
H,d,J=2.4Hz,C7−H)、6.44(1
H,dd,J=2.4,8.3Hz,C5−H)、7.
29〜7.32(6H,m,Ar−H)。
【0050】実施例3
【0051】
【化34】
【0052】6−ベンジルオキシ−3,3−ジ(メトキ
シカルボニル)−2,3−ジヒドロ−(1H)−インド
ール66.2mg(0.194mM)とt−ブチルカー
ボネート50.8mg(0.233mM)を塩化メチレ
ン中アルゴン気流下で室温にて一晩反応させた。溶媒を
留去して分取用薄層シリカゲルクロマトグラフィー(ベ
ンゼン:酢酸エチル=20:1)にて精製すると6−ベ
ンジルオキシ−1−t−ブトキシカルボニル−3,3−
ジ(メトキシカルボニル)−2,3−ジヒドロ−(1
H)−インドールが79.5mg(93%)得られた。
【0053】融点 121〜122℃ (ヘキサン−
酢酸エチルから再結晶) MS:441(M+),385,341,326,28
2,91 NMR(CDCl3)δ:1.56(9H,s,t−B
uOCO)、3.79(6H,s,COOCH3)、
4.50(2H,s,インドール環2位)、5.06
(2H,s,PhCH2O−)、6.64(1H,d
d,J=2.0,8.3Hz,C5−H)、7.28〜
7.54(6H,m,Ar−H)、7.66(1H,
s,C7−H)。
【0054】実施例4
【0055】
【化35】
【0056】6−ベンジルオキシ−1−t−ブトキシカ
ルボニル−3,3−ジ(メトキシカルボニル)−2,3
−ジヒドロ−(1H)−インドール441.5mg(1
mM)をメタノール10mlに懸濁し、20%水酸化カ
リウム水溶液0.6mlを加え、50℃で1時間加熱し
た後、溶媒を留去した。残渣をテトラヒドロフラン5m
lに溶かし、20%酢酸水溶液10mlを加え、50℃
で30分加温した。反応液を酢酸エチルで抽出し、飽和
食塩水で洗浄して無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
留去すると結晶が得られた。これをエーテル−ヘキサン
で洗浄すると目的とする6−ベンジルオキシ−1−t−
ブトキシカルボニル−2,3−ジヒドロ−(1H)−イ
ンドール−3−カルボン酸が331.2mg得られた。
濾液を濃縮し、分取用薄層シリカゲルクロマトグラフィ
ーで精製する事により目的物が更に27.7mg(計3
58.9mg、97%)得られた。
【0057】融点 176〜177℃ (ヘキサン−酢
酸エチルから再結晶) MS:369(M+),313,269,224,91 NMR(CDCl3)δ:1.56(9H,s,t−B
uOCO)、4.06〜4.21(2H,s,インドー
ル環2位)、4.37(1H,m,インドール環3
位)、5.06(2H,s,PhCH2O−)、6.5
9(1H,dd,J=2.4,8.3Hz,C5
H)、7.27(1H,d,J=8.3Hz,C4
H)、7.24〜7.54(6H,m,Ar−H)、
7.66(1H,s,C7−H)。
【0058】実施例5
【0059】
【化36】
【0060】6−ベンジルオキシ−1−t−ブトキシカ
ルボニル−2,3−ジヒドロ−(1H)−インドール−
3−カルボン酸184.7mg(0.5mM)をテトラ
ヒドロフラン1mlに溶解し、氷冷下、塩化チオニル1
82.4ml(2.5mM)を滴下して2時間撹拌後、
溶媒を留去した。(S)−(−)−4−ベンジル−2−
オキサゾリジノン132.9mg(0.75mM)をテ
トラヒドロフラン3mlに溶解し、−78℃にてn−ブ
チルリチウム469μl(0.75mM)を滴下し、1
5分撹拌後、先の残渣をテトラヒドロフラン1mlに溶
解した溶液を同温にて滴下した。1時間後、反応液に飽
和炭酸水素ナトリウムと飽和食塩水を加え、酢酸エチル
で抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶
媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製
すると、アミド体Aが58.3mg、アミド体Bが7
0.5mg、それぞれ無色泡状物として得られた。
【0061】アミド体A: NMR(CDCl3)δ:1.58(9H,s)、2.
81(1H,dd,J=9.8,13.2Hz)、3.
34(1H,dd,J=10.3,13.2Hz)、
4.24〜4.30(4H,m)、4.64〜4.68
(1H,m)、5.06(2H,s)、5.33(1
H,br)、6.58(1H,dd,J=2.4,8.
3Hz)、7.04(1H,d,J=8.3Hz)、
7.19〜7.44(11H,m)、7.71(1H,
br)。
【0062】アミド体B: NMR(CDCl3)δ:1.57(9H,s)、2.
77(1H,dd,J=9.5,13.7Hz)、3.
23(1H,dd,J=2.9,13.7Hz)、4.
06〜4.19(1H,m)、4.24〜4.43(2
H,m)、4.42(1H,dd,J=3.7,11.
7Hz)、4.69〜4.74(1H,m)、5.07
(2H,s)、5.39(1H,br)、6.91(1
H,dd,J=2.4,8.3Hz)、7.12〜7.
44(11H,m)、7.72(1H,br)。
【0063】実施例6 アミド体A18.7mg(35.4mM)をテトラヒド
ロフラン0.5mlに溶解し、酢酸7μl、n−トリエ
チルボラン(1.0モルテトラヒドロフラン溶液)4
2.5μlを加え、1時間撹拌後、0℃にて水素化ホウ
素リチウム(2.0モルテトラヒドロフラン溶液)3
5.4μlを滴下して1時間後、室温に昇温して30分
撹拌した。反応液に10%クエン酸を加え、1.5時間
撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、10%炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、得られた
残渣を分取用薄層シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=1:1)で精製すると無色ガム状の
6−ベンジルオキシ−1−t−ブトキシカルボニル−
(3S)−ヒドロキシメチル−2,3−ジヒドロ−(1
H)−インドールが9.6mg(76%)得られた。
【0064】〔α〕23 D +26.4゜(c 0.6
4、ジクロロメタン) (文献値 〔α〕25 D +25.0゜(c 0.4、ジ
クロロメタン)、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミ
カル・ソサイエティー、112巻、5238、1990
年) 同様にアミド体B33.6mg(63.6mM)から3
R体が21.7mg(96%)得られた。 〔α〕23 D −26.3゜(c 0.434、ジクロロ
メタン)。
【0065】実施例7 アミド体B1mg(1.9mmol)を0.2mlの溶
媒に溶解し、そこへDBU0.38μmol(0.2当
量)を含む溶媒を加え、50〜60℃で7時間加温し
た。
【0066】エピメリ化の比率を高速液体クロマトグラ
フィー(Hibar LiChrosorb Si60
7μm、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて求めた
ところ、各溶媒中でのエピメリ化比率は以下のようであ
った。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明化合物を用いる事
により、制癌剤としての用途が期待されているシクロプ
ロパ[c]ピロロ[3,2−e]インドール誘導体及び
ピロロ[3,2−e]インドール誘導体の重要な製造中
間体である、光学活性な3−ヒドロキシメチル−2,3
−ジヒドロインドール誘導体を効率よく製造することが
可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C07D 403/06 209:00 233:00) (C07D 413/06 209:00 263:00) (C07D 417/06 209:00 277:00)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基を、R2は水素原子又はCOOR1(R1は前述の通
    り)を、Xは2つの水素原子を表すか、単一の酸素原子
    又は硫黄原子を、R3は水素原子又はアミノ基の保護基
    を、R4は水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5は水
    素原子又は水酸基の保護基を示す)で表される2,3−
    ジヒドロインドール−3,3−ジカルボン酸及び2,3
    −ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(2) 【化2】 (式中、R3は水素原子又はアミノ基の保護基を、R4
    水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5は水素原子又
    は水酸基の保護基、R6及びR7は同一又は相異なって水
    素原子又は炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状の低級アル
    キル基、ベンジル基、フェニル基を、Y及びZは同一又
    は相異なって酸素原子、硫黄原子、置換イミノ基を示
    す)で表される2,3−ジヒドロインドール−3−カル
    ボン酸誘導体。
  3. 【請求項3】 一般式(4) 【化3】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基を、R5は水素原子又は水酸基の保護基を示す)で
    表される化合物を還元する事を特徴とする一般式(4
    a) 【化4】 (式中、R1及びR5は前記に同じ意味を示す)で表され
    る化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式(4a) 【化5】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基を、R5は水素原子又は水酸基の保護基を示す)で
    表される化合物にカルボニル又はチオカルボニル導入試
    薬を作用させる事を特徴とする一般式(1a) 【化6】 (式中、Xaは酸素原子又は硫黄原子を示し、R1及び
    5は前記に同じ意味を示す)で表される化合物の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 一般式(1b) 【化7】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基を、R5は水素原子又は水酸基の保護基を示す)で
    表される化合物に硫化剤を作用させる事を特徴とする一
    般式(1c) 【化8】 (式中、R1及びR5は前記に同じ意味を示す)で表され
    る化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式(1d) 【化9】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基を、R3は水素原子又はアミノ基の保護基を、R5
    水素原子又は水酸基の保護基を、Xは2つの水素原子を
    表すか、単一の酸素原子又は硫黄原子を示す)で表され
    る化合物にニトロ化剤を作用させる事を特徴とする一般
    式(1e) 【化10】 (式中、R1、R3、R5及びXは前記に同じ意味を示
    す)で表される化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 一般式(1f) 【化11】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基を、R3は水素原子又はアミノ基の保護基を、R4
    水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5は水素原子又
    は水酸基の保護基を、Xaは酸素原子又は硫黄原子を示
    す)で表される化合物に還元剤を作用させる事を特徴と
    する一般式(1g) 【化12】 (式中、R1、R3、R4及びR5は前記に同じ意味を示
    す)で表される化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 一般式(1h) 【化13】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基を、R4は水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5
    は水素原子又は水酸基の保護基を、Xは2つの水素原子
    を表すか、単一の酸素原子又は硫黄原子を示す)で表さ
    れる化合物にアミノ基保護剤を作用させる事を特徴とす
    る一般式(1i) 【化14】 (式中、R3aはアミノ基の保護基を示し、R1、R4、R
    5及びXは前記に同じ意味を示す)で表される化合物の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 一般式(1g) 【化15】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基を、R3は水素原子又はアミノ基の保護基を、R4
    水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5は水素原子又
    は水酸基の保護基を示す)で表される化合物を加水分解
    し、続いて脱炭酸させる事を特徴とする一般式(1j) 【化16】 (式中、R3、R4及びR5は前記に同じ意味を示す)で
    表される化合物の製造方法。
  10. 【請求項10】 一般式(1j) 【化17】 (式中、R3は水素原子又はアミノ基の保護基を、R4
    水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5は水素原子又
    は水酸基の保護基を示す)で表される化合物又はその反
    応性誘導体と一般式(5) 【化18】 (R6及びR7は同一又は相異なって水素原子又は炭素数
    1〜6の直鎖状又は分岐状の低級アルキル基、ベンジル
    基、フェニル基を、Y及びZは同一又は相異なって酸素
    原子、硫黄原子、置換イミノ基を示す)で表される化合
    物とを反応させ、必要ならば光学活性体に分割する事を
    特徴とする一般式(2) 【化19】 (式中、R3、R4、R5、R6、R7、Y及びZは前記に
    同じ意味を示す)で表される化合物の製造方法。
  11. 【請求項11】 一般式(2a) 【化20】 (式中、R3は水素原子又はアミノ基の保護基を、R4
    水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5は水素原子又
    は水酸基の保護基を、R6及びR7は同一又は相異なって
    水素原子又は炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状の低級ア
    ルキル基、ベンジル基、フェニル基を、Y及びZは同一
    又は相異なって酸素原子、硫黄原子、置換イミノ基を示
    す)で表される光学活性化合物又は2種のジアステレオ
    マー混合物を塩基で処理する事を特徴とする一般式(2
    a)で表される化合物のエピメリ化方法。
  12. 【請求項12】 一般式(2) 【化21】 (式中、R3は水素原子又はアミノ基の保護基を、R4
    水素原子、ニトロ基又はアミノ基を、R5は水素原子又
    は水酸基の保護基を、R6及びR7は同一又は相異なって
    水素原子又は炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状の低級ア
    ルキル基、ベンジル基、フェニル基を、Y及びZは同一
    又は相異なって酸素原子、硫黄原子、置換イミノ基を示
    す)で表される化合物に還元剤を作用させる事を特徴と
    する一般式(3) 【化22】 (式中、R3、R4及びR5は前記に同じ意味を示す)で
    表される化合物の製造方法。
  13. 【請求項13】 一般式(6) 【化23】 (式中、R1aはCOOR1、 【化24】 又はCH2OHを、R1bは水素原子又はCOOR1(ここ
    でR1は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基
    を、R6及びR7は同一又は相異なって水素原子又は炭素
    数1〜6の直鎖状又は分岐状の低級アルキル基、ベンジ
    ル基、フェニル基を、Y及びZは同一又は相異なって酸
    素原子、硫黄原子、置換イミノ基を示す)を、R3は水
    素原子又はアミノ基の保護基を、R5は水素原子又は水
    酸基の保護基を、Xは2つの水素原子を表すか、単一の
    酸素原子又は硫黄原子を示す)で表される化合物を還元
    する事を特徴とする一般式(7) 【化25】 (式中、R1a、R1b、R3、R5及びXは前記に同じ意味
    を示す)で表される化合物の製造方法。
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