JPH05255351A - 光学活性シリル化合物の製造法 - Google Patents

光学活性シリル化合物の製造法

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JPH05255351A
JPH05255351A JP4051389A JP5138992A JPH05255351A JP H05255351 A JPH05255351 A JP H05255351A JP 4051389 A JP4051389 A JP 4051389A JP 5138992 A JP5138992 A JP 5138992A JP H05255351 A JPH05255351 A JP H05255351A
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民生 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再現性よく高い単離収率および光学純度で有
用な光学活性シリル化合物をえる方法を提供することを
目的とする。 【構成】 一般式(I) : 【化19】 で示される化合物を遷移金属触媒と光学活性ホスフィン
化合物の共存下で、一般式(III) : 【化20】 で示されるシラン類を反応させることを特徴とする一般
式(IV): 【化21】 で示されるビシクロ[2、2、n]系光学活性シリル化
合物の製造法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オレフィン化合物の不
斉ヒドロシリル化反応を利用した光学活性ビシクロ
[2.2.n]シリル化合物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】光学
活性なシリル化合物はシリル基の官能基変換により容易
に光学活性なアルコール誘導体やハロゲン化合物に変換
することができ、さらに複雑な光学活性化合物への誘導
が可能である。たとえば、本発明の手法によりえられる
光学活性ノルボルネオールはトロンボキサンA2拮抗阻
害剤中間体として有用な物質であり、光学活性なシリル
化合物はその他医薬、農薬および強誘電性液晶材料など
様々な光学活性化合物の製造において有用な化合物であ
る。
【0003】光学活性なシリル化合物はオレフィンの不
斉ヒドロシリル化によりえられる。
【0004】不斉ヒドロシリル化反応は、共役ジエンを
原料とし、トリクロロシランによる光学活性なフェロセ
ニルホスフィン(N,N−ジメチル−1−[2−(ジフ
ェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルアミン)−パ
ラジウム錯体を不斉触媒とする反応が数例(ティー ハ
ヤシ(T. Hayashi)ら、テトラヘドロン アシメトリー(T
etrahedron Asymmetry) 、,151(1990) ほか)と、同
様の不斉触媒を用いノルボルネンおよびスチレンに対す
るトリクロロシランによる反応が1例(ティーハヤシ
ら、テトラヘドロン レターズ(Tetrahedron Lett.) 、
21, 1871(1980))知られているが、前者にはビシクロ
[2.2.n]系化合物に関するものはなく、後者の光
学収率は低く実用性に問題がある。
【0005】また、光学活性アルコールの製造法という
観点からは、発酵法によるラセミ体脂肪族エステルの不
斉加水分解、ラセミ体アルコールをジアステレオマー混
合物に誘導し再結晶により望む光学活性体をえる方法な
どが考えられるが、いずれも光学分割法であり、望まな
い光学異性体を無駄にするため効率的といえない。ほか
に、ケトンの酵母による不斉還元や光学活性な遷移金属
錯体触媒による不斉接触水素化反応も光学活性アルコー
ル製造法として知られているが、ビシクロ[2.2.
n]系化合物においては原料となるケトンが既にキラリ
ティーを有するものであるため適用できない。
【0006】一方、ノルボルネンに対する光学活性ジイ
ソピノカンフェニルボランの不斉ヒドロホウ素化反応に
よる光学活性ノルボルネオール製造法が知られているが
(エイチ シー ブラウン(H. C. Brown) ら、ジャーナ
ル オブ オーガニック ケミストリー(J. Org. Che
m.) 、51, 4526(1986))、ここでは大量入手困難な不斉
源を原料1モルに対して2モル以上使用しており、工業
規模の使用には問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
状に鑑み鋭意研究を行なった結果、ビシクロ[2.2.
n]系オレフィン化合物を原料とし、微量の遷移金属触
媒と同じく微量の光学活性ホスフィン化合物の存在下に
シラン類を不斉ヒドロシリル化反応させ、再現性良く、
高い単離収率および光学純度で有用な光学活性シリル化
合物をえる方法を見出し、本発明に完成するにいたっ
た。
【0008】本発明は一般式(I) で示されるビシクロ
[2.2.n]系オレフィン化合物を原料とし、遷移金
属触媒と構造式(II)で示される光学活性ホスフィン化合
物の共存下で、一般式(III) で示されるシラン類を反応
させることを特徴とする一般式(IV)で示されるビシクロ
[2.2.n]系光学活性シリル化合物の製造法であ
る。
【0009】本発明は一般式(I) :
【0010】
【化7】
【0011】(式中、nは1または2、R1 およびR2
はそれぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アラルキル
基、アリール基、アルコキシカルボニル基、シアノ基ま
たはニトロ基を表わし、線
【0012】
【化8】
【0013】は単結合または二重結合を意味する)で示
される化合物を遷移金属触媒と構造式(II):
【0014】
【化9】
【0015】で示される光学活性ホスフィン化合物の共
存下で、一般式(III) :
【0016】
【化10】
【0017】(式中、X、Y、Zはそれぞれ独立に、水
素原子、アルキル基、アルコキシル基、またはハロゲン
原子を表わす)で示されるシラン類を反応させることを
特徴とする一般式(IV):
【0018】
【化11】
【0019】(式中、n、R1 、R2 および線
【0020】
【化12】
【0021】は前記と同じ)で示されるビシクロ[2、
2、n]系光学活性シリル化合物の製造法に関する。
【0022】原料のオレフィン化合物は一般式(I) :
【0023】
【化13】
【0024】(式中、nは1または2、R1 およびR2
はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アラルキル
基、アリール基、アルコキシカルボニル基、シアノ基ま
たはニトロ基を表わし、線
【0025】
【化14】
【0026】は単結合または二重結合を意味する)で示
される化合物である。ここでアルキル基としては好まし
くは炭素数1から5のものがあげられ、アラルキル基と
しては、たとえばベンジル、α−メチルベンジル、β−
フェネチル、アリール基としてはたとえばフェニル、ナ
フチル、アルコキシカルボニル基としてはたとえばメト
キシカルボニル、エトキシカルボニルがあげられる。一
般式(I) のオレフィンの具体例としては、ノルボルネ
ン、ビシクロ[2.2.2]オクテン、ノルボルナジエ
ン、その他ディールズ=アルダー反応により容易に合成
できる5,6−ビス(メトキシカルボニル)ノルボルネ
ン、5,6−ジシアノノルボルネンなどが用いられる。
【0027】本発明に使用できる遷移金属触媒として
は、パラジウム化合物や白金化合物など炭素−炭素二重
結合とホスフィン化合物に配位し、シラン類に酸化的付
加をおこすものを有する化合物が用いられうる。たとえ
ばアリルパラジウム塩化物二量体、酢酸パラジウム、塩
化パラジウム、パラジウムアセチルアセトナート錯体、
アリル(シクロペンタジエニル)パラジウム、ジクロロ
ビス(アセトニトリル)パラジウム、ジクロロビス(ベ
ンゾニトリル)パラジウム、トリス(μ−ジベンジリデ
ンアセトン)ジパラジウム、トリクロロ(エチレン)白
金酸カリウムおよびテトラクロロ白金酸カリウムなどが
あげられる。とくに、パラジウム化合物を触媒として用
いると高い光学純度が、また白金化合物を触媒として用
いると高い単離収率のもとに生成物がえられる。
【0028】遷移金属触媒の使用量は基質のオレフィン
に対して0.001 〜1.0 モル%好ましくは0.01〜0.1 モル
%が適当である。
【0029】また、本発明に使用できるシラン類は、一
般式(III) :
【0030】
【化15】
【0031】(式中、X、Y、Zはそれぞれ独立にアル
キル基、アルコキシル基、ハロゲン原子を表わす)で示
される化合物である。ここでアルキル基としては、炭素
数1〜3のものが好ましく、アルコキシル基としては、
炭素数1〜3のものが好ましく、ハロゲン原子として
は、塩素原子が好ましい。一般式(III) で示される化合
物の具体例としては、たとえばトリクロロシラン、メチ
ルジクロロシラン、トリメトキシシラン、トリエトキシ
シランなどがあげられる。とくに、トリクロロシランを
使用すると、単離収率および光学純度の面からすぐれた
結果がえられる。シラン類は基質のオレフィンに対して
過剰量用いることができるが、1当量のみの使用でも高
い収率で反応が進行する傾向にある。
【0032】光学活性ホスフィン化合物(2−ジフェニ
ルホスフィノ−2´−メトキシ−1,1´−ビナフチ
ル:構造式(II))は、(R)−(+)−体と(S)−
(−)−体のいずれの立体配置のものも反応に使用でき
るが、(R)−(+)−体を使用して反応を行なった際
の生成物と(S)−(−)−体を使用してえられる生成
物とは鏡像異性体の関係になる。したがって目的とする
シリル化合物の立体配置に合わせて、ホスフィン化合物
の光学異性体いずれを使用するか選択すればよい。
【0033】なお、ホスフィン化合物は、遷移金属触媒
に対して1〜3当量、好ましくは2当量使用するのが適
当である。
【0034】反応溶媒は使用しなくてよいが、必要があ
れば原料およびシラン類に対して不活性な溶媒(たとえ
ばベンゼン、トルエン、キシレンもしくはn−へキサン
などの炭化水素溶媒や、ジエチルエーテル、1,4−ジ
オキサンもしくはテトラヒドロフラン(以下、THFと
よぶ)などのエーテル系溶媒または塩化メチレン、クロ
ロホルム、1,1もしくは1−トリクロロエタンなどの
ハロゲン系溶媒など)を使用することができる。
【0035】たとえば本発明の製造法は以下のようにし
て行うことができるが、これに限定されるものではな
い。原料のオレフィン化合物と遷移金属触媒、ホスフィ
ン化合物の混合物に、シラン化合物を加え、数時間撹拌
する。あるいは遷移金属触媒とホスフィン化合物を適当
な溶媒中で混合し、あらかじめ錯体を調製したのちにオ
レフィン化合物とシラン化合物を加えて反応させてもよ
い。ほとんどのばあいシリル化生成物は比較的低沸点な
ので、反応混合物の減圧蒸留によって、純粋な生成物を
単離できる。またあらゆる反応温度で反応は進行する
が、好ましくは−20℃〜100 ℃、より好ましくは−20℃
から5℃の範囲で反応をさせると、より高い光学純度を
有する生成物がえられる。
【0036】一方、このようにしてえられる光学活性シ
リル化合物は立体配置を維持したまま容易にアルコール
誘導体へと変換されうる。たとえばトリクロロシリル化
合物であれば、ジエチルエーテル中トリエチルアミンの
存在下にエタノールと反応させトリエトキシシリル化合
物とし、テトラヒドロフランとメタノールの混合溶媒
中、重炭酸カリウム存在下に過酸化水素を作用させると
シリル基は水酸基に変換できる。
【0037】
【化16】
【0038】
【実施例】つぎに本発明の製造法を実施例により具体的
に説明するが、これらの実施例は本発明を限定するもの
ではない。
【0039】実施例1 アリルパラジウム塩化物二量体0.46mg(1.24μmo
l、パラジウムとして2.5 μmol)、(R)−(+)
−2−ジフェニルホスフィノ−2´−メトキシ−1,1
´−ビナフチル2.34mg(5μmol)、ノルボルネン
2.354 g(25mmol)およびトリクロロシラン2.5 m
l(25mmol)を氷冷下混合し、そのまま12時間撹拌
した。引き続き反応混合物を減圧蒸留し、1.0 Tor
r、100℃に加熱した際の留分を集めることにより5.48
gの(1S、2S、4R)−2−トリクロロシリルノル
ボルナンをえた。単離収率は95.5%であった。
【0040】生成物の光学純度は、以下の方法により立
体配置を維持したままシリル基を水酸基に変換し3,5
−ジニトロフェニルカルバメートとして、光学異性体分
離用カラムにてHPLC分析を行なうことによって求め
た。
【0041】蒸留によりえられた5.48gの(1S、2
S、4R)−2−トリクロロシリルノルボルナンをエタ
ノール5ml、トリエチルアミン10mlのジエチルエー
テル溶液(400 ml)に室温にて滴下し5時間撹拌し
た。反応液をセライト濾過し、濾液を減圧下濃縮したの
ち、残渣を減圧蒸留により単離精製して(1S、2S、
4R)−2−トリエトキシシリルノルボルナン5.56g
(ノルボルネンからの収率86%)をえた。このもの516
mg(2.0 mmol)を重炭酸カリウム400 mg(2.0
mmol)のTHF8mlおよびメタノール8ml混液
への懸濁撹拌液に室温で加え、さらに1.5 mlの30%過
酸化水素水を加えて50℃にて一晩撹拌した。反応液を室
温まで放冷し、ジエチルエーテル30mlで希釈、無水流
酸マグネシウムにて乾燥の後減圧濃縮した。粗生成物を
クーゲルロール蒸留装置にて蒸留精製し162 mgのex
o−ノルボルネオールをえた(収率72%)。
【0042】
【化17】
【0043】1H-NMR(CDCl3 中、δ値(ppm)) 0.9〜1.7
(m,9H) ,2.1(d,J=4.4Hz,1H) ,2.3(s,1H),3.8(d,J=6.
8Hz,1H) こうしてえられたexo−ノルボルネオールをベンゼン
中ピリジン存在下、3,5−ジニトロフェニルイソシア
ネートとともに50℃に加熱してジニトロフェニルカルバ
メートとし、光学異性体分離用カラム(住友化学OA−
4500、溶出液:ヘキサン/ジクロロエタン/エタノ
ール=50/15/1)にてHPLC分析を行ない光学純度
を求めたところ93%eeであった。
【0044】実施例2 アリルパラジウム塩化物二量体0.92mg(2.5 μmo
l、パラジウムとして5μmol)、(R)−(+)−
2−ジフェニルホスフィノ−2´−メトキシ−1,1´
−ビナフチル4.68mg(10μmol)、ビシクロ[2.
2.2]オクテン270 mg(2.5 mmol)およびトリ
クロロシラン0.25ml(2.5 mmol)を氷冷下混合
し、そのまま12時間撹拌した。反応混合物を減圧蒸留
し、514 mgの2−トリクロロシリルビシクロ[2.
2.2]オクテンがえられた。単離収率は84.4%、光学
純度は91%eeであった(光学純度の測定は実施例1と
同様の化学変換によりビシクロ[2.2.2]オクタン
−2−オールを経てジニトロフェニルカルバメートと
し、HPLC分析により決定した)。
【0045】ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−オ
ール
【0046】
【化18】
【0047】1H-NMR(CDCl3 中、δ値(ppm)) 1.3〜1.7
(m,11H)、1.8 〜2.1(m,2H) 、3.9〜4.0(dm,J=11Hz,1H) 実施例3 アリルパラジウム塩化物二量体0.92mg(2.5 μmo
l、パラジウムとして5μmol)、(R)−(+)−
2−ジフェニルホスフィノ−2´−メトキシ−1,1´
−ビナフチル4.68mg(10μmol)、ノルボルナジエ
ン230 mg(2.5mmol)およびトリクロロシラン0.2
5ml(2.5 mmol)を氷冷下混合し、そのまま12時
間撹拌した。反応混合物を減圧蒸留し、512 mgの5−
トリクロロシリルノルボルネンがえられた。単離収率は
90%、光学純度は94.7%eeであった(光学純度の測定
は実施例1と同様の化学変換により5−exo−ヒドロ
キシノルボルネンを経てジニトロフェニルカルバメート
とし、HPLC分析により行なった)。
【0048】ジニトロフェニルカルバメート誘導体1 H-NMR(CDCl3 中、δ値(ppm)) 1.3〜1.87(m,4H)、2.9(b
rs,1H) 、3.0(brs,1H)、4.8(d,J=6.8Hz,1H) 、6.0(m,1
H)、6.3(m,1H) 、7.2(brs,1H) 、8.7(brs,3H) 実施例4 アリルパラジウム塩化物二量体0.92mg(2.5 μmo
l、パラジウムとして5μmol)、(R)−(+)−
2−ジフェニルホスフィノ−2´−メトキシ−1,1´
−ビナフチル4.68mg(10μmol)、ノルボルネン23
5 mg(2.5 mmol)およびメチルジクロロシラン0.
31ml(3.0 mmol)を氷冷下混合し、0〜20℃で24
時間撹拌した。反応混合物を減圧蒸留し、320 mgのe
xo−2−メチルジクロロシリルノルボルナンがえられ
た。単離収率は62%、光学純度は42%eeであった(光
学純度の測定は実施例1と同様の化学変換によりジニト
ロフェニルカルバメートとしてHPLC分析により行な
った)。
【0049】実施例5 ツァイゼ(Zeise) の塩(K[PtCl3 (CH2 =CH
2 )])と(R)−(+)−2−ジフェニルホスフィノ
−2´−メトキシ−1,1´−ビナフチルより調製した
ジクロロ白金エチレン錯体1.9 mg(2.5 μmol)、
ノルボルネン235 mg(2.5 mmol)およびメチルジ
クロロシラン0.31ml(3.0 mmol)を氷冷下混合
し、0〜20℃で24時間撹拌した。反応混合物を減圧蒸留
し、441mgのexo−2−メチルジクロロシリルノ
ルボルナンがえらえた。単離収率は85%、光学純度は
13%eeであった(光学純度の測定は実施例1と同様の
化学変換によりジニトロフェニルカルバメートとしてH
PLC分析により行なった)。
【0050】
【発明の効果】本発明はビシクロ[2.2.n]系オレ
フィン化合物の不斉ヒドロシリル化反応により、様々な
光学活性化合物に変換容易な光学活性ビシクロ[2.
2.n]系シリル化合物を効率的に製造することのでき
る工業的にすぐれた方法である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07F 7/18 B 8018−4H C 8018−4H E 8018−4H L 8018−4H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) : 【化1】 (式中、nは1または2、R1 およびR2 はそれぞれ独
    立に、水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリール
    基、アルコキシカルボニル基、シアノ基またはニトロ基
    を表わし、線 【化2】 は単結合または二重結合を意味する)で示される化合物
    を遷移金属触媒と構造式(II): 【化3】 で示される光学活性ホスフィン化合物の共存下で、一般
    式(III) : 【化4】 (式中、X、Y、Zはそれぞれ独立に、水素原子、アル
    キル基、アルコキシル基、またはハロゲン原子を表わ
    す)で示されるシラン類を反応させることを特徴とする
    一般式(IV): 【化5】 (式中、n、R1 、R2 および線 【化6】 は前記と同じ)で示されるビシクロ[2.2.n]系光
    学活性シリル化合物の製造法。
  2. 【請求項2】 遷移金属触媒としてパラジウム化合物ま
    たは白金化合物を用いる請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 シラン類としてトリクロロシランを用い
    る請求項1または2記載の製造法。
  4. 【請求項4】 遷移金属触媒としてアリルパラジウム塩
    化物二量体を用いる請求項1、2または3記載の製造
    法。
  5. 【請求項5】 構造式(I) で示される化合物としてノル
    ボルネンを用いて光学活性なシリルノルボルナンを製造
    する請求項1、2、3または4記載の製造法。
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