JPH05256294A - ウォ−タポンプ及び軸と軸受との組立体 - Google Patents

ウォ−タポンプ及び軸と軸受との組立体

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JPH05256294A
JPH05256294A JP4352170A JP35217092A JPH05256294A JP H05256294 A JPH05256294 A JP H05256294A JP 4352170 A JP4352170 A JP 4352170A JP 35217092 A JP35217092 A JP 35217092A JP H05256294 A JPH05256294 A JP H05256294A
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ring
shaft
water pump
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peripheral surface
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Johan C M Bras
クリスティアーン マリナス ブラス ヨハン
Martin Bastiaan Verburgh
バスティアーン バーブル マーティン
Vedran A Tadic
アンデロ タディック フェドラン
Ballegooy Syme Dirk Van
ディルク ファン バレゴーイ シィメ
Armin Olschewski
オルシュビスキー アーミン
Hubertus Laurentius Maria Peek
ロイレンティアス マリア ピーク ヒューバータス
Edwin Henri Tummers
ヘンリ ツーマース エドウィン
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単で漏れのない自動車エンジン用ウォータ
ポンプ及び軸と軸受との組立体を提供することを目的と
する。 【構成】 液空間(2)をもつハウジング(1)を有
し、軸(4)がハウジング(1)から突出し、その突出
部分にポンプ装置(3)が取りつけられ、軸(4)はハ
ウジング(1)上に非回転外輪(11)をもつ軸受組立
体(6)により回転自在に支持され、液空間(2)は軸
(4)に接続された第一リング(13)と外輪(11)
に取りつけられた第二リング(14)とを有するシール
ユニット(7)によって軸(4)に対してシールされ、
第一及び第二リング(13,14)は接面するシール面
(15,16)を有し、第一リング(13)が第二リン
グ(14)に向けばね(17)によって付勢され、第一
リング(13)は、該第一リング(13)の内周面と軸
(4)の外周面との間に配された緩衝センタリング部材
(23)によって位置づけられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウォータポンプ及び軸と
軸受との組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
特に自動車用エンジンの冷却系のためのウォータポンプ
であって、液空間をもつハウジングを有し、軸が該ハウ
ジングから突出して支持され、その突出部分にポンプ装
置が取りつけられ、上記軸がハウジング上に非回転外輪
をもつ軸受組立体により回転自在に支持され、液空間が
軸に接続された第一リングと軸受組立体の外輪に取りつ
けられた第二リングとを有するシールユニットによって
軸に対してシールされ、第一及び第二リングが軸方向に
て接面してシールするシール面を有し、第一リングが第
二リングの方向に向けばねによって付勢されているもの
が知られている。
【0003】現在の乗用車において、ウォータポンプは
エンジンの性能及び信頼性の上で重要な決定要素であ
り、ポンプの信頼性の高い機能を保証するために注意が
払われねばならない。しかしながら、調査によると、ウ
ォータポンプはエンジンの重大な保証及び保守上の問題
を決定する要因であるが、ウォータポンプの総数の33
%は保守交換の市場向けであり、またウォータポンプの
総数の80%は自動車の寿命期間中にクーラントの漏れ
の原因により交換されねばならない。
【0004】自動車向けとして最近広く使われているウ
ォータポンプは分離した五つの要素、すなわち、アルミ
ニウム製のハウジング、軸と軸受との組立体、シールユ
ニット、ポンプ用インペラそして駆動用プーリである。
これらの主要要素はポンプ製造者が種々の供給者から購
入している。
【0005】ウォータポンプの組立の際、シールユニッ
トの第一リングが軸上に配され、一方、アルミニウム製
ハウジングのボアに第二リングが配設される。
【0006】軸受組立体はハウジングの他のボアに配置
される。アルミニウム製ハウジングに二つのボアを設け
るということは、0.3mmの範囲での偏りを生じ、ま
た両者は傾きをも生ずることがしばしばある。さらに、
エンジンの振動が両シールリングをその半径方向に変位
せしめ、これらのシールリングの回転運動に重畳され
る。これは、すぐにあるいは時間をかけて、リングの軸
方向でのシール面の間の膜層の厚みの増大につながる。
このシール面での漏れは上記膜層の厚さの3乗に比例す
るので、これが漏れの主要因であることは明らかであ
る。
【0007】これらの問題を解決するために、文献「可
動機械部品のシール」(Abdichtung bew
egter Maschinenteile; Hei
nzK.Muller著, Medienverl.,
Waiblingen社, 1990年発行)では、
軸受組立体の非回転外輪に第二の非回転リングを取りつ
けることを提案している。
【0008】この提案によると、ウォータポンプのハウ
ジングの公差の影響を受けるようになる。またシールユ
ニットは軸と軸受との組立体にて一体的に組込まれてい
る。この軸と軸受との組立体は、研摩あるいは同様な精
密加工仕上げによって小さな公差なものとする点で特徴
づけられる。これはウォータポンプのハウジングと対照
的である。このハウジングの公差は鋳造そして旋削によ
りあまり精度のよくないものとなってしまう。さらに、
軸と軸受との組立体そしてシールユニットの一体化に
は、一つの製造者により作られて特有の管理ができると
いう利点もある。本発明の目的は、さらに上記形式のウ
ォータポンプの改善することでもある。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び発明の効果】本
発明によれば、上記目的は第一リングが、該第一リング
の内周面と軸の外周面との間に配された弾性を有する緩
衝センタリング部材によって軸上に位置づけられている
ことにより達成される。
【0010】かかる本発明によると、緩衝センタリング
部材が、漏れ、摩耗そして剥離に関し、シールユニット
の寿命に非常に好ましい結果をもたらすことが判明し
た。これと同時に、かかる緩衝センタリング部材はリン
グの内周面と軸の外周面の間の公差の相違をも吸収して
しまう機能を有する。その結果、両リングのシール面の
間での液体のメニスカス(meniscus)現象によ
る気化に起因した最小の蒸気漏洩にとどまる。緩衝セン
タリング部材それ自体は何らシール機能を有しないが、
軸と共に回転する第一リングが上記緩衝センタリング部
材によって正確にセンタリングされるので間接的にシー
ルリングに貢献し、エンジンや他部からの振動も該緩衝
センタリング部材によって吸収される。
【0011】シールユニットの寿命については、次の点
について留意した方がよい。自動車用ウォータポンプの
シールユニットにおける欠点の一つは、両リングのシー
ル面における結晶組織層の積層によるものである。この
脆い層での大きな損傷は長期にわたるウォータポンプの
シールにおける漏れに発展する。本発明によると、損傷
を受けやすい結晶組織層の積層を担う粒子をもつクーラ
ントによる、シール面での固体粒子層の形成をなくすよ
うにするシール面での通常の漏れを減少あるいはなくす
ので、上述の結晶組織層による欠点は激減あるいは皆無
となる。結晶組織層がなくなるために、上記層が誘発す
る漏れは最早生じなくなる。本発明によっても、きわめ
て少量の固体粒子層が形成されることもあるが、これは
シール面の通常の接触により除去されてしまう。
【0012】弾性リングはきわめて簡単であるが、緩衝
センタリング部材として非常に効果的である。このリン
グは周方向全長にわたり同一寸法でも、部分的あるいは
全体的に変わる寸法であってもよい。比較的粗い面のボ
アによって、例えばカーボンシールリングの直接支持を
行うときには、シール面でのばね及び液圧によって生ず
る必要な軸力が緩衝センタリング部材とシールリングと
の間の摩擦によって吸収されてしまわないようにするた
めに、第一リングと緩衝センタリング部材との間の接触
を部分的なものとすることもよい。
【0013】弾性リングは軸の外周面や第一リングの内
周面に形成される周溝としての溝部に嵌めこむようにし
てもよい。
【0014】一方のリングが摩耗あるいは剥離したとき
には、軸上に配された第一リングがそのシール特性を維
持するよう軸に対して移動できる。もし、溝部が第一リ
ングに形成されているならば、弾性リングあるいは他の
緩衝センタリング部材が上記第一リングと共に移動し、
また溝部が軸に形成されているならば第一リングは緩衝
センタリング部材に対して移動するようになる。勿論、
問題としている上記移動は微量である。
【0015】緩衝センタリング部材を第一リングよりも
大なる熱膨張係数のポリマー材で作ると有利である。
【0016】その結果、緩衝センタリング部材はエンジ
ンが停止そして冷却されたときにかなり緩くなるが、エ
ンジンそしてウォータポンプが作動し始めるときわめて
良い状態となる。
【0017】本発明の非常に好ましい形態としては、第
二リングは軸受組立体の外輪と同じかあるいは大なる熱
膨張係数をもつ材料、特に鋼材から作られ、該第二リン
グが外輪に圧入され、また少なくとも該第二リングの軸
方向シール面がコーティングを有していることである。
【0018】このように形成すると、リングは最早全体
がセラミック材あるいはカーボンで作られる必要はな
く、一方の又は各シール面に、かかる材料による十分な
る厚さの層を設ければそれでよく、第二リングは軸受組
立体の外輪に直接圧入でき、安価となると共に軸受組立
体への第二リングの取付けがより正確になる。しかも、
熱膨張係数の差による損傷や望ましくない変形も生じな
い。
【0019】上述のごとく、本発明によれば、シールユ
ニットのリングのシール面での漏れは実質上無くなる。
唯一生じる漏れは、シール面の内面エッジでのメニスカ
ス現象に起因する、通常、水とグリコールの混合になる
クーラントからの水の蒸発によるもののみである。この
蒸気化による漏れはきわめて少なく自動車の経済寿命の
間でも数立方センチメートルであり、軸受組立体から容
易に外部に放出される。この放出のメカニズムは、軸受
組立体と外部との間の湿度及び温度レベルにおける運転
環境の差にもとづくものである。この場合、金属で支持
されたポリマー材で作られた、より高価な軸受シール
は、きわめて簡単で軸受内にグリースを保ちつつ蒸気だ
けを透過せしめるという点で利点の多い金属ディスクに
換えることができる。もし、軸受組立体とシール面との
間の空間に水滴がたまる状況にあるならば、多孔質で吸
水性のある部材をその部位に配すればよい。水滴は広い
面積にわたり広がり昇温して蒸気化する。上記多孔質の
吸水性部材は、例えばシリカゲルあるいは派生物を含有
する。
【0020】このように設計することにより、経済的に
有利な構造とするだけでなく、いわゆる美観を損なう漏
れをなくすようにして軸受ユニットそしてポンプハウジ
ングでの漏れの経路をなくすこともできる。こうして、
高価である自動車も、保証期間中にモータブロックの外
面に漏れによるスジが現れたときにウォータポンプを交
換することとなる。この問題は、通常、上記モータブロ
ックの漏れのスジの箇所に追加の板部材あるいは他の保
護部材を取りつけることにより解決されている。
【0021】きわめて少ない蒸気化による上記の漏れ
も、シール装置によってシール空間が液空間とは反対側
の第二リングと第一リングの軸方向シール面の側に形成
されている場合には、防止できる。上記リングのシール
面と直列に配されるこのシール装置により、液体のメニ
スカス現象は100%濡れた空間で生ずるようになり、
最早水の蒸発はない。この場合、シールは実質的に気密
となる。シール装置は非常に簡単な設計とすることがで
きるし、シールが軸に対し、あるいは第一もしくは第二
リングに対して行うようにすることもできる。
【0022】本発明は、上述のウォータポンプのための
一体型シールユニットをもつ軸及び軸受組立体をも包含
するものである。
【0023】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本発明の実施例
を説明する。
【0024】図1は車輛、特に乗用車のエンジンにおけ
る冷却水を循環させるために用いられるウォータポンプ
の一実施形態を示している。勿論のことながら、このウ
ォータポンプは他の用途にも使用可能である。
【0025】このウォータポンプ1は、破線で示される
液空間2をもつハウジング1(一部が図示されている)
を有し、該液空間2内に、第二の主要素として、冷却水
を循環するためのインペラの形態のポンプ装置3が配設
されている。ポンプ装置3は軸4に取りつけられてお
り、該軸4はポンプ装置3と反対側の端部にプーリある
いはベルトディスク5が取りつけられている。該ベルト
ディスク5にはベルトが張設されていて、エンジンのク
ランク軸からの動力を受けてウォータポンプを駆動する
ように走行する。ウォータポンプの他の二つの主要素
は、回転する軸4を支持する軸受組立体と、軸4に関し
上記液空間2を密封するシールユニットである。
【0026】図2には第一実施例として、軸受組立体6
とシールユニット7の断面が示されている。この場合、
軸受組立体6は二つの玉軸受8を有している。玉軸受8
は、軸4に形成された軌道9と、軸受組立体6の非回転
外輪11に形成された軌道10とに直接接触するように
転動している。軸受8は部分的にグリースが充填されシ
ール12により密封された空間内に配設されている。
【0027】液空間2に向いている側の軸受組立体6の
端部には、液空間2からの漏れを防止するために、ハウ
ジング1に接続された静止部材と回転せる軸4との間を
密封するようにシールユニット7が配設されている。シ
ールユニット7は中心部に軸4に接続された第一リング
13と非回転の第二リング14とを有している。第一及
び第二リング13,14は互に軸方向にて対面するシー
ル面15,16がそれぞれ設けられ、この対面せるシー
ル面15,16は軸4が静止そして回転するときに液体
シールをも形成する。
【0028】上記シールを形成するために、第一リング
13は軸方向のばね17により第二リング14の方向に
付勢されている。本実施例では、コイルばねとなってい
る軸方向ばね17は、第一リング13とは反対側となる
端部にて、軸4に固着された位置決めリング18を圧し
ている。ゴム薄体19が第一リング13と位置決めリン
グ18との間をシールしており、フランジリング20が
上記ゴム薄体19を介して軸方向ばね17の力を第一リ
ング13に伝達している。
【0029】本発明によると、第二リング14は軸受組
立体6、すなわちその非回転外輪11に直接接続されて
いる。そうするために、この場合セラミック材でできて
いる第二リング14は、板材のゴム被覆されたフランジ
リング21を介して、軸受組立体6の非回転外輪11に
圧入されている。第二リング14の軸方向のシール面1
6は、軸受組立体6の非回転外輪11の研摩された軸方
向端面にて一つの面をなすように正確に位置づけられて
いる。その結果、軸方向のシール面16は、正確に位置
出しされた軸4の中心線に対し高精度のもとに直角をな
すようになる。軸と軸受との組立体4,6にシールユニ
ット7を一体化して組込んだために、各要素の公差は適
宜コントロールでき、シールユニット7としては非常に
精度のよいものとなる。したがって、漏れは殆どなくな
り、また一体化のために軸4の最小長さを制限できる。
【0030】本発明の他の特徴としては、第一リング1
3が緩衝センタリング部材の内面で支えられている。本
実施例では緩衝センタリング部材は、軸4の周囲に設け
られたポリマーリング23として形成されている。ポリ
マーリング23は図3〜図6にも見られるように各種の
形態が可能で、例えばリングの断面が矩形状(図3)、
逆台形状(図4)、台形状(図5)そして円形(図6)
とすることができる。好ましくは、上記ポリマーリング
23は、軸4の外周面あるいは第一リング13の内周面
に形成された溝24内に嵌められることが望ましい。ポ
リマーリング23の上記溝24内に存在しない周部分に
おいて、該ポリマーリング23は軸4あるいは第一リン
グ13の滑らかな面と接触する。もし、リング23が第
一リング13よりも大なる熱膨張係数の材料から作られ
ている場合には、リング23は環境温度におけるよりも
運転温度においての方がよりしっかりと第一リング13
を支持する。実際には、環境温度ではリング23は対向
面から離れてしまうこともある。これは、ウォータポン
プが冷却されたときに、軸方向シール面15,16の摩
耗を補償するように第二リング14の方向に軸方向ばね
17によって第一リング13が変位可能であることを意
味する。既述のごとく、ポリマーリング23は第一リン
グ13に対し緩衝センタリング部材として作用するの
で、第一リング13は第二リング14に対し非常に正確
に回転し、駆動中のエンジンからの振動や衝撃も非常に
効果的に吸収され、しかもシールユニット7のシール機
能に全く不具合をもたらさない。
【0031】図7には、弾性リング23の外周面に、周
方向に均一に分布して設けられた複数の溝部23Aが形
成された例が示されている。その結果、接触面23同士
の間にリング23と第一リング13の接触がない部分を
作る。
【0032】図8には、本発明の第二実施例のウォータ
ポンプが示されている。本実施例では非回転第二リング
14が圧入によって軸受組立体6の非回転外輪11に直
接取りつけられている。これは、第二リング14が、外
輪11をなす鋼材の熱膨張係数と同じかあるいはこれよ
りも大きい材料、たとえば鋼で作られているので可能と
なる。このようにして、第二リング14は、非常に正確
かつ経済的な方法によって、軸受組立体6に一体化され
る。第二リング14のシール面16は、この場合、セラ
ミック、硬度の高い金属、単分子コーティング、あるい
は摩擦・摩耗を低減する他のコーティングを有してお
り、シールの延命化を図っている。特殊コーティングを
もった鋼材の同様な第二リング14のためのコストは、
全体が上記材料で作られたリングよりも安価となる。同
様に第一リング13も、特殊コーティングをもったカー
ボン材に代えて、鋼材で作ることができる。
【0033】図8には、蒸気は透過するが液体は透過で
きないラビリンスシールの形態をなすグリースシール1
2が示されている。その結果、軸受組立体6の外輪11
は特殊なドレインをもつ必要がない。第一リング13と
第二リング14のシール面15,16の内部にメニスカ
ス現象を起こす漏洩蒸気がラビリンスシール12と軸受
8の空間を経て外部に放出される。もし、何かの影響、
例えば水蒸気の凝縮により水滴が生じたときには、ラビ
リンスシール12と第二リング14との間に挿入された
多孔質の吸水部材27によって上記水滴は吸収される。
吸収された水は、後に蒸気となって放出される。
【0034】シールユニット7を通しての蒸気の漏出に
ついて、より好ましい例として第三実施例が図9に示さ
れている。図9に示されるものにあっては、第一及び第
二リング13,14の軸方向シール面15,16の内面
においてメニスカス現象が生ずる部位での、冷却水の蒸
気化による漏出を防止できる。そのために、メニスカス
現象が生ずる空間が追加シール装置28によってシール
されており、上記メニスカス現象の生ずる空間が完全に
濡れていて蒸気化を防止する。
【0035】図10〜図14は、アタッチメント30に
よって第一リング13と第二リング14の両方に取りつ
けられ、第一リング13に対してシールし(図10)そ
して第二リング14に対してシールし(図11,1
2)、あるいは軸4に対してシールする(図13,1
4)シール装置28の種々の形態を示している。
【0036】図15と16は第一リング13と緩衝セン
タリング部材23の異なる形態を示している。この場合
においても、第一リング13と緩衝センタリング部材2
3(図7でリング23をもっているように)との間で、
周方向において接触面が途切れている部分がある。しか
しこの場合、上記緩衝センタリング部材23の外周面は
滑らかで、第一リング13の内面が周方向に均一に分布
する複数の軸方向溝部31Aを有するようになってお
り、隣接せる溝部31A同士の間で接触面31Bが形成
されている。上記溝部31Aは第一リング13の全長に
わたっては軸方向に延びておらず、したがってシール面
16は環状となっている。本実施例は、緩衝センタリン
グ部材23の実施可能のために簡単化されており、また
シール用の汎用Oリングが使用できるという利点があ
る。第一リング23をパウダの圧縮、シンタリングある
いは樹脂含浸グラファイト等で作るならば、溝部31A
の故に製造コストも増大するということがない。溝部3
1Aを形成するにはモールドがよい。またリング23は
カーボングラファイトとフェノール樹脂の混合の射出成
形によっても作られる。
【0037】上述の実施例から明らかであるが、本発明
によるウォータポンプによれば、ウォータポンプの応用
分野における軸、軸受そしてシールユニットと同様に、
漏れに関する問題が非常に簡単な方法で解決される。同
時に、シールの寿命、したがってウォータポンプの寿命
が著しく改善される。これは自動車用エンジンの信頼性
を向上させることを意味している。また、本発明による
とウォータポンプの軸の長さを短くすることができ、エ
ンジンが予裕をもって製造できる。
【0038】本発明は上述の実施例には限定されるもの
ではなく、本発明の範囲内において種々変更可能であ
る。例えば、ウォータポンプ以外の応用分野における軸
受組立体とシールとの組合せにおいて適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウォータポンプの正面図である。
【図2】図1装置の拡大断面図で軸と軸受との組立体及
びシールユニットを示す第一実施例である。
【図3】図2におけるIII部分を示す拡大図である。
【図4】図3の変形例を示す図である。
【図5】図3の変形例を示す図である。
【図6】図3の変形例を示す図である。
【図7】図6の緩衝センタリング部材の正面図である。
【図8】第二実施例を示す断面図である。
【図9】第三実施例を示す断面図である。
【図10】図9におけるX部分を示す拡大図である。
【図11】図10の変形例を示す図である。
【図12】図10の変形例を示す図である。
【図13】図10の変形例を示す図である。
【図14】図10の変形例を示す図である。
【図15】第四実施例を示す断面図である。
【図16】図15装置の第一リングの正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 液空間 3 ポンプ装置 4 軸 6 軸受組立体 7 シールユニット 8 軸受装置 11 外輪 13 第一リング 14 第二リング 15,16 シール面 17 ばね 23 緩衝センタリング部材 25 コーティング 28 シール装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハン クリスティアーン マリナス ブ ラス オランダ国、4196 エーゼット トレヒ ト、バンタムラーン 7 (72)発明者 マーティン バスティアーン バーブル オランダ国、3816 ビーエー アマースフ ールト、ビショップスウェヒ 212 (72)発明者 フェドラン アンデロ タディック オランダ国、4101 ジェーシィー クレム ボルグ、ユリアナラーン 12 (72)発明者 シィメ ディルク ファン バレゴーイ オランダ国、3401 ティーシーイーゼルシ ュタイン、バーゲンマルケル 1 (72)発明者 アーミン オルシュビスキー ドイツ連邦共和国、8720 シュバインフル ト、シュテッセルシュトラッセ 8 (72)発明者 ヒューバータス ロイレンティアス マリ ア ピーク オランダ国、1213 イーエクス ヒルベル サムピー ポッターラーン 1 (72)発明者 エドウィン ヘンリ ツーマース オランダ国、6712 ビーゼット エーデ、 ベルドフィッツェルブリンク 10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に自動車用エンジンの冷却系のための
    ウォータポンプであって、液空間(2)をもつハウジン
    グ(1)を有し、軸(4)が該ハウジング(1)から突
    出して支持され、その突出部分にポンプ装置(3)が取
    りつけられ、上記軸(4)はハウジング(1)上に非回
    転外輪(11)をもつ軸受組立体(6)により回転自在
    に支持され、液空間(2)は軸(4)に接続された第一
    リング(13)と軸受組立体(6)の外輪(11)に取
    りつけられた第二リング(14)とを有するシールユニ
    ット(7)によって軸(4)に対してシールされ、第一
    及び第二リング(13,14)は軸方向にて接面してシ
    ールするシール面(15,16)を有し、第一リング
    (13)が第二リング(14)の方向に向けばね(1
    7)によって付勢されているものにおいて、第一リング
    (13)は、該第一リング(13)の内周面と軸(4)
    の外周面との間に配された弾性を有する緩衝センタリン
    グ部材(23)によって軸(4)上に位置づけられてい
    ることを特徴とするウォータポンプ。
  2. 【請求項2】 緩衝センタリング部材(23)がリング
    状をなしていることとする請求項1に記載のウォータポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 リング状の緩衝センタリング部材(2
    3)はその内周面あるいは外周面に周方向に断続的な接
    触面を形成していることとする請求項2に記載のウォー
    タポンプ。
  4. 【請求項4】 第一リング(13)がその内周面に緩衝
    センタリング部材(23)との接触面を周方向に断続的
    に有していることとする請求項1または請求項2に記載
    のウォータポンプ。
  5. 【請求項5】 弾性リング(23)は、軸(4)の外周
    面あるいは第一リング(13)の内周面に形成された溝
    部(24)に嵌着されていることとする請求項2、請求
    項3、そして請求項4のうちの一つに記載のウォータポ
    ンプ。
  6. 【請求項6】 緩衝センタリング部材(23)は、第一
    リング(13)よりも大なる熱膨張係数のポリマー材で
    作られていることとする請求項1ないし請求項5のうち
    の一つに記載のウォータポンプ。
  7. 【請求項7】 第二リング(14)は軸受組立体(6)
    の外輪(11)と同じかあるいは大なる熱膨張係数をも
    つ材料、特に鋼材から作られ、該第二リング(14)が
    外輪(11)に圧入され、また少なくとも該第二リング
    (14)の軸方向シール面(16)がコーティング(2
    5)を有していることとする請求項1ないし請求項6の
    うちの一つに記載のウォータポンプ。
  8. 【請求項8】 シールユニット(7)と軸受組立体
    (6)の軸受(8)との間に、多孔質の吸水部材を配し
    ていることとする請求項1ないし請求項7のうちの一つ
    に記載のウォータポンプ。
  9. 【請求項9】 シール装置(28)によりシールされた
    空間(29)が、液空間とは反対側の第一及び第二リン
    グ(13,14)の軸方向シール面(15,16)の側
    に形成されていることとする請求項1ないし請求項7の
    うちの一つに記載のウォータポンプ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のうちの一つ
    のウォータポンプのための一体型軸シールユニット
    (7)をもつ軸と軸受との組立体。
  11. 【請求項11】 ウォータポンプ等のためのシールユニ
    ットをもった軸受組立体であって、非回転外輪(11)
    と、該外輪(11)に対し平行に延びる軸(4)と、両
    者間に配された軸受装置(8)とを有し、外輪(11)
    と軸(4)との間には、軸受組立体(6)の一方の側に
    てシールユニット(7)が設けられ、該シールユニット
    (7)は軸(4)に接続された第一リング(13)と軸
    受組立体(6)の外輪(11)に取りつけられた非回転
    の第二リング(14)とから成っており、該第一及び第
    二リング(13,14)は軸方向にて対向するシール面
    (15,16)を有し、該シール面(15,16)が互
    に接面してシールをなし、第一リング(13)がばねに
    より第二リング(14)の方向に付勢されているものに
    おいて、第一リング(13)の内周面と軸(4)の外周
    面との間に配された弾性を有する緩衝センタリング部材
    (23)によって第一リング(13)が軸を包囲するよ
    うにして軸上に位置づけられていることを特徴とする軸
    と軸受との組立体。
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