JPH05258230A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH05258230A JPH05258230A JP5569292A JP5569292A JPH05258230A JP H05258230 A JPH05258230 A JP H05258230A JP 5569292 A JP5569292 A JP 5569292A JP 5569292 A JP5569292 A JP 5569292A JP H05258230 A JPH05258230 A JP H05258230A
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Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンター効果を防止する。
【構成】 非磁性体からなる一対のハーフコアの接合部
分に巻線窓が形成され、この巻線窓の周囲にこれを囲む
環状のメタル磁性膜が形成され、メタル磁性膜の一部が
媒体対向面に露出されて磁気ギャップが形成されてな
り、かつ、前記磁気ギャップ近傍のメタル磁性膜の、前
記磁気ギャップ幅に対し垂直な断面構造が、前記磁気ギ
ャップを頂点として左右に、折れ曲がりに広がる山型形
状又は、山型に広がる曲線形状であることを特徴とする
磁気ヘッド。 【効果】 コンター効果を防止し、磁気回路を小型化
し、高周波対応が容易。
分に巻線窓が形成され、この巻線窓の周囲にこれを囲む
環状のメタル磁性膜が形成され、メタル磁性膜の一部が
媒体対向面に露出されて磁気ギャップが形成されてな
り、かつ、前記磁気ギャップ近傍のメタル磁性膜の、前
記磁気ギャップ幅に対し垂直な断面構造が、前記磁気ギ
ャップを頂点として左右に、折れ曲がりに広がる山型形
状又は、山型に広がる曲線形状であることを特徴とする
磁気ヘッド。 【効果】 コンター効果を防止し、磁気回路を小型化
し、高周波対応が容易。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気回路の小型化をな
し得るとともに高周波対応性を高めた新規な構造の磁気
ヘッドに関する。
し得るとともに高周波対応性を高めた新規な構造の磁気
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープに磁気記録される信号が高密
度化されてくるに従い、高い残留磁束密度を有する優れ
た磁性層を備えたメタルテープなどの磁気テープが使用
されてきている。このメタルテープなどの高い抗磁力を
有する磁気テープに適用される磁気ヘッドは、その磁気
ギャップにより発生される磁界強度を高くする必要があ
る。また、記録される信号の高密度化に伴い、磁気ヘッ
ドのトラック幅をより狭くする必要がある。
度化されてくるに従い、高い残留磁束密度を有する優れ
た磁性層を備えたメタルテープなどの磁気テープが使用
されてきている。このメタルテープなどの高い抗磁力を
有する磁気テープに適用される磁気ヘッドは、その磁気
ギャップにより発生される磁界強度を高くする必要があ
る。また、記録される信号の高密度化に伴い、磁気ヘッ
ドのトラック幅をより狭くする必要がある。
【0003】従来、このような要求を満たすために提供
されている磁気ヘッドの一従来例として、図22に示す
構造の磁気ヘッドAが知られている。この磁気ヘッドA
は、磁気コア半体1、1をガラスなどの接合材で溶着一
体化してなるもので、各磁気コア半体1は、メタル磁性
膜2を非磁性体からなる板状のサイドコア半体3、3で
挟んで一体化されている。前記メタル磁性膜2は、スパ
ッタなどの成膜法により高透磁率合金の金属磁性薄膜を
積層してなるもので、メタル磁性膜2の膜厚はトラック
幅に等しい値にされている。なお、前記磁気ヘッドAの
媒体対向面4は磁気テープに摺動する際の抵抗などを考
慮して曲面状に研摩されている。
されている磁気ヘッドの一従来例として、図22に示す
構造の磁気ヘッドAが知られている。この磁気ヘッドA
は、磁気コア半体1、1をガラスなどの接合材で溶着一
体化してなるもので、各磁気コア半体1は、メタル磁性
膜2を非磁性体からなる板状のサイドコア半体3、3で
挟んで一体化されている。前記メタル磁性膜2は、スパ
ッタなどの成膜法により高透磁率合金の金属磁性薄膜を
積層してなるもので、メタル磁性膜2の膜厚はトラック
幅に等しい値にされている。なお、前記磁気ヘッドAの
媒体対向面4は磁気テープに摺動する際の抵抗などを考
慮して曲面状に研摩されている。
【0004】また、媒体対向面4において、メタル磁性
膜2、2が接合された部分には、非磁性体からなるギャ
ップ層が介在されて磁気ギャップ5が形成されるととも
に、磁気コア半体1、1が接合された部分において、一
方の磁気コア半体1の側部には、巻線窓6が形成されて
いる。
膜2、2が接合された部分には、非磁性体からなるギャ
ップ層が介在されて磁気ギャップ5が形成されるととも
に、磁気コア半体1、1が接合された部分において、一
方の磁気コア半体1の側部には、巻線窓6が形成されて
いる。
【0005】一方、前記要求を満たすために提供されて
いる磁気ヘッドの他の従来例として、図20と図21に
示す構造の磁気ヘッドBが知られている。この磁気ヘッ
ドBは、一対のフェライト製の磁気コア半体11、11
の側部に凸部11aを形成し、凸部11aを覆うように
メタル磁性膜14とギャップ層13を形成し、磁気コア
半体11、11をギャップ層13を介して凸部11aど
うしで突き合わせ、磁気コア半体11、11をガラス層
15、15で接合してなる構造であり、MIG(Met
al In Gap)型と称されている磁気ヘッドであ
る。
いる磁気ヘッドの他の従来例として、図20と図21に
示す構造の磁気ヘッドBが知られている。この磁気ヘッ
ドBは、一対のフェライト製の磁気コア半体11、11
の側部に凸部11aを形成し、凸部11aを覆うように
メタル磁性膜14とギャップ層13を形成し、磁気コア
半体11、11をギャップ層13を介して凸部11aど
うしで突き合わせ、磁気コア半体11、11をガラス層
15、15で接合してなる構造であり、MIG(Met
al In Gap)型と称されている磁気ヘッドであ
る。
【0006】このMIG型の磁気ヘッドBは、メタル磁
性膜14を用いていない構成のフェライトヘッドに比較
すると、磁気ギャップから発生される磁界を強く急峻な
ものとすることができるので、磁気記録の高密度化に対
応することができる優れたものであり、VTRの映像記
録用の磁気ヘッド、あるいは、デジタルテープレコーダ
ー用の磁気ヘッドなどとして広く使用されている。
性膜14を用いていない構成のフェライトヘッドに比較
すると、磁気ギャップから発生される磁界を強く急峻な
ものとすることができるので、磁気記録の高密度化に対
応することができる優れたものであり、VTRの映像記
録用の磁気ヘッド、あるいは、デジタルテープレコーダ
ー用の磁気ヘッドなどとして広く使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図22に示す
磁気ヘッドAにあっては、製造時において、磁気コア半
体1、1をガラスなどの接合材で接合する工程の他に、
サイドコア半体3、3及びメタル磁性膜2を一体化する
ために、これらを接着材などで接合する工程を行なわな
くてはならず、製造工程が煩雑化する問題があった。ま
た、一般に磁気ヘッドを高周波反応とするためには、磁
気回路を小型化する必要があるが、図22に示す構成の
磁気ヘッドAにあっては、メタル磁性膜2がサイドコア
半体3、3の一面全部に形成されているので、これ以上
磁気回路を小型化できない問題があった。
磁気ヘッドAにあっては、製造時において、磁気コア半
体1、1をガラスなどの接合材で接合する工程の他に、
サイドコア半体3、3及びメタル磁性膜2を一体化する
ために、これらを接着材などで接合する工程を行なわな
くてはならず、製造工程が煩雑化する問題があった。ま
た、一般に磁気ヘッドを高周波反応とするためには、磁
気回路を小型化する必要があるが、図22に示す構成の
磁気ヘッドAにあっては、メタル磁性膜2がサイドコア
半体3、3の一面全部に形成されているので、これ以上
磁気回路を小型化できない問題があった。
【0008】一方、図20と図21に示す磁気ヘッドB
にあっては、フェライト製の磁気コア半体11を用いて
いるがために、フェライト材自体の磁気特性の限界がメ
タル磁性膜14の磁気特性を抑制するので、高周波対応
には限界があり、また、磁気コアの大半をフェライト材
で占めるため、磁気ヘッドのコイルインダクタンスを小
さくできないという問題があった。
にあっては、フェライト製の磁気コア半体11を用いて
いるがために、フェライト材自体の磁気特性の限界がメ
タル磁性膜14の磁気特性を抑制するので、高周波対応
には限界があり、また、磁気コアの大半をフェライト材
で占めるため、磁気ヘッドのコイルインダクタンスを小
さくできないという問題があった。
【0009】そこで、本願発明者らは、上述した問題の
解決を図るべく、以下に示すような磁気ヘッドCを平成
4年2月26日に特許出願している。図16ないし図1
8は、この磁気ヘッドCの断面構造を示すものであり、
この磁気ヘッドCは、左右一対の磁気コア半体120、
120をそれらの側面部においてガラス部121、12
8により一体に接合してなるもので、磁気コア半体12
0、120の上面側が図17に示すような媒体対向面1
22とされている。そして、前記磁気コア半体120
は、結晶化ガラスあるいはセラミックスなどの非磁性体
からなる略長方形板状のハーフコア123と、このハー
フコア123の側部側に形成されたメタル磁性膜124
とを主体として構成されている。
解決を図るべく、以下に示すような磁気ヘッドCを平成
4年2月26日に特許出願している。図16ないし図1
8は、この磁気ヘッドCの断面構造を示すものであり、
この磁気ヘッドCは、左右一対の磁気コア半体120、
120をそれらの側面部においてガラス部121、12
8により一体に接合してなるもので、磁気コア半体12
0、120の上面側が図17に示すような媒体対向面1
22とされている。そして、前記磁気コア半体120
は、結晶化ガラスあるいはセラミックスなどの非磁性体
からなる略長方形板状のハーフコア123と、このハー
フコア123の側部側に形成されたメタル磁性膜124
とを主体として構成されている。
【0010】前記ハーフコア123がそれぞれ接合され
ている側面部には、溝部125が形成され、この溝部1
25は、ハープコア123の側面に平行な底面125a
と、この底面に対して傾斜された内側面125b、12
5bとからなり、2つの内側面125bのうちの一方
は、傾斜状態で媒体対向面122に到達されている。
ている側面部には、溝部125が形成され、この溝部1
25は、ハープコア123の側面に平行な底面125a
と、この底面に対して傾斜された内側面125b、12
5bとからなり、2つの内側面125bのうちの一方
は、傾斜状態で媒体対向面122に到達されている。
【0011】前記溝部125の底面125a上と内側面
125b上には、高透磁率で飽和磁束密度の高い軟磁性
合金薄膜などからなる複数の金属磁性薄膜124aが、
個々に層間絶縁層124bを介して積層され、金属磁性
薄膜124a・・・と層間絶縁層124b・・・とによ
ってメタル磁性膜124が形成されている。前記金属磁
性薄膜124aを形成する軟磁性材料は、飽和磁束密度
が10000G以上のFe−Al−Si系合金のセンダ
スト、Fe−Al−Ta−C系などの軟磁性合金、アモ
ルファス合金など、通常知られているフェライトよりも
飽和磁束密度の高い軟磁性材料を適宜用いれば良い。
125b上には、高透磁率で飽和磁束密度の高い軟磁性
合金薄膜などからなる複数の金属磁性薄膜124aが、
個々に層間絶縁層124bを介して積層され、金属磁性
薄膜124a・・・と層間絶縁層124b・・・とによ
ってメタル磁性膜124が形成されている。前記金属磁
性薄膜124aを形成する軟磁性材料は、飽和磁束密度
が10000G以上のFe−Al−Si系合金のセンダ
スト、Fe−Al−Ta−C系などの軟磁性合金、アモ
ルファス合金など、通常知られているフェライトよりも
飽和磁束密度の高い軟磁性材料を適宜用いれば良い。
【0012】また、磁気コア半体120のメタル磁性膜
124において、ハーフコア123に最も近い金属磁性
薄膜124aは、媒体対向面122に露出され、図17
に示すように一対の磁気コア半体123、123のメタ
ル磁性膜124、124の間には、SiO2、Al
2O3、CrSiO2などの非磁性体からなるギャップ層
127が形成され、媒体対向面122側に磁気ギャップ
Gが形成されている。また、ハーフコア123、123
が一体化されてハーフコア123、123の接合部には
6角形状の巻線窓126が形成されている。
124において、ハーフコア123に最も近い金属磁性
薄膜124aは、媒体対向面122に露出され、図17
に示すように一対の磁気コア半体123、123のメタ
ル磁性膜124、124の間には、SiO2、Al
2O3、CrSiO2などの非磁性体からなるギャップ層
127が形成され、媒体対向面122側に磁気ギャップ
Gが形成されている。また、ハーフコア123、123
が一体化されてハーフコア123、123の接合部には
6角形状の巻線窓126が形成されている。
【0013】一方、図16に示すように、ハーフコア1
23、123の接合部における厚さ方向両端部には、ハ
ーフコア123、123の端部側を切り欠いて形成した
接合溝123aが形成されていて、この接合溝123a
にもガラスが充填されてガラス部128が形成されてい
る。また、前記接合溝123a、123aの間であっ
て、ハーフコア123の側面部には、接合溝123a、
123aに挟まれた凸部123bが形成され、各ハーフ
コア123の凸部123bと前記金属磁性薄膜124a
で図18に示すようにギャップ層127を挟んで磁気ギ
ャップGが形成されている。
23、123の接合部における厚さ方向両端部には、ハ
ーフコア123、123の端部側を切り欠いて形成した
接合溝123aが形成されていて、この接合溝123a
にもガラスが充填されてガラス部128が形成されてい
る。また、前記接合溝123a、123aの間であっ
て、ハーフコア123の側面部には、接合溝123a、
123aに挟まれた凸部123bが形成され、各ハーフ
コア123の凸部123bと前記金属磁性薄膜124a
で図18に示すようにギャップ層127を挟んで磁気ギ
ャップGが形成されている。
【0014】なお、図16に示す磁気ヘッドCの両側部
には、前記巻線窓126に対応する高さ位置に巻線溝1
29が形成され、一方の巻線溝129と巻線溝126の
一端部側を介して巻線コイルが設けられるように、ま
た、他方の巻線溝129と巻線窓126の他端部側を介
して巻線コイルが設けられるようになっている。
には、前記巻線窓126に対応する高さ位置に巻線溝1
29が形成され、一方の巻線溝129と巻線溝126の
一端部側を介して巻線コイルが設けられるように、ま
た、他方の巻線溝129と巻線窓126の他端部側を介
して巻線コイルが設けられるようになっている。
【0015】前記構造の磁気ヘッドCにあっては、ギャ
ップ深さGdを3〜30μm程度、層間絶縁層124b
の厚さを0.01〜0.1μm程度、金属磁性薄膜12
4aの厚さを5〜10μm程度、ギャップ層127の厚
さを0.1〜0.5μm程度とすることができる。
ップ深さGdを3〜30μm程度、層間絶縁層124b
の厚さを0.01〜0.1μm程度、金属磁性薄膜12
4aの厚さを5〜10μm程度、ギャップ層127の厚
さを0.1〜0.5μm程度とすることができる。
【0016】前記構成の磁気ヘッドCは、前記従来の磁
気ヘッドA及びBと同様に、磁気テープなどの磁気記録
媒体に対する磁気記録と再生を行なうために使用する。
それには、前記磁気ヘッドCに設けた巻線コイルに通電
して磁気ギャップGの外方に磁束の勾配を形成して、こ
れにより磁気記録媒体の所用の箇所の磁化を行なえば良
い。この場合、高透磁率で飽和磁束密度の高い金属磁性
薄膜124aが磁気ギャップGの外方に急峻な磁界を発
生させるので、抗磁力の高い磁性層を備えた磁気記録媒
体であっても余裕をもって磁気記録を行なうことがで
き、磁気記録の高密度化に対応することができる。ま
た、フェライト部分と金属磁性薄膜を用いた従来のMI
G型の磁気ヘッドに比較すると、フェライト部分が無い
だけ高周波磁気記録に有利である。
気ヘッドA及びBと同様に、磁気テープなどの磁気記録
媒体に対する磁気記録と再生を行なうために使用する。
それには、前記磁気ヘッドCに設けた巻線コイルに通電
して磁気ギャップGの外方に磁束の勾配を形成して、こ
れにより磁気記録媒体の所用の箇所の磁化を行なえば良
い。この場合、高透磁率で飽和磁束密度の高い金属磁性
薄膜124aが磁気ギャップGの外方に急峻な磁界を発
生させるので、抗磁力の高い磁性層を備えた磁気記録媒
体であっても余裕をもって磁気記録を行なうことがで
き、磁気記録の高密度化に対応することができる。ま
た、フェライト部分と金属磁性薄膜を用いた従来のMI
G型の磁気ヘッドに比較すると、フェライト部分が無い
だけ高周波磁気記録に有利である。
【0017】また、溝部124に沿って形成されたメタ
ル磁性膜124、124が巻線窓126の周囲を囲むよ
うな環状の磁気回路を形成するので、図22に示す従来
構造の磁気ヘッドA、あるいは、図20と図21に示す
従来構造のMIG型の磁気ヘッドBと比較して磁気回路
を小型化することができる。従って、従来の磁気ヘッド
よりも高周波対応に有利な特徴があり、磁気回路の小型
化により磁気記録媒体に記録された磁気情報を読み取り
易くなり再生時の効率も向上させることができる。更
に、磁気ギャップGに向けてメタル磁性膜24、24が
傾斜しつつ接近しているので、磁気ギャップGでの磁界
発生に有利な形状になっている。
ル磁性膜124、124が巻線窓126の周囲を囲むよ
うな環状の磁気回路を形成するので、図22に示す従来
構造の磁気ヘッドA、あるいは、図20と図21に示す
従来構造のMIG型の磁気ヘッドBと比較して磁気回路
を小型化することができる。従って、従来の磁気ヘッド
よりも高周波対応に有利な特徴があり、磁気回路の小型
化により磁気記録媒体に記録された磁気情報を読み取り
易くなり再生時の効率も向上させることができる。更
に、磁気ギャップGに向けてメタル磁性膜24、24が
傾斜しつつ接近しているので、磁気ギャップGでの磁界
発生に有利な形状になっている。
【0018】よって、上記構成からなる磁気ヘッドC
は、磁気コア半体を非磁性体で構成し、巻線窓の周囲部
分にメタル磁性膜を環状に配置して磁気回路を構成する
ことで、磁気回路を小型化して高周波対応を容易にした
ものであって、上述したような前記従来の磁気ヘッドA
及びBの問題点の回避を図ったものである。
は、磁気コア半体を非磁性体で構成し、巻線窓の周囲部
分にメタル磁性膜を環状に配置して磁気回路を構成する
ことで、磁気回路を小型化して高周波対応を容易にした
ものであって、上述したような前記従来の磁気ヘッドA
及びBの問題点の回避を図ったものである。
【0019】しかし、上述した構成からなる磁気ヘッド
Cは、図18に示すように磁気ギャップ近傍のメタル磁
性膜125b、125bが、前記媒体対向面122に対
して急峻な勾配を有する形状であった。このため記録再
生時、磁気テープが媒体対向面122上を摺動する際、
前記磁気テープは、媒体対向面側に配設されているメタ
ル磁性膜125bに急接近し、磁気ギャップG上で接触
して、急峻に遠ざかることにより発生する、図19に示
すような形状効果の回避が難しいという問題を有してい
た。図19に示される形状効果の再生出力−周波数特性
におけるうねりは、コンター効果と称されているもので
ある。
Cは、図18に示すように磁気ギャップ近傍のメタル磁
性膜125b、125bが、前記媒体対向面122に対
して急峻な勾配を有する形状であった。このため記録再
生時、磁気テープが媒体対向面122上を摺動する際、
前記磁気テープは、媒体対向面側に配設されているメタ
ル磁性膜125bに急接近し、磁気ギャップG上で接触
して、急峻に遠ざかることにより発生する、図19に示
すような形状効果の回避が難しいという問題を有してい
た。図19に示される形状効果の再生出力−周波数特性
におけるうねりは、コンター効果と称されているもので
ある。
【0020】よって、本発明は前記事情に鑑みてなされ
たものであり、記録再生時、磁気テープが媒体対向面上
を摺動する際に、前記メタル磁性膜に緩やかに接近し、
磁気ギャップにて接触し、そして緩やかに離れることに
より、従来の形状効果、コンター効果を防止するととも
に、磁気回路を小型化して高周波対応を容易にした磁気
ヘッドを提供することを目的とする。
たものであり、記録再生時、磁気テープが媒体対向面上
を摺動する際に、前記メタル磁性膜に緩やかに接近し、
磁気ギャップにて接触し、そして緩やかに離れることに
より、従来の形状効果、コンター効果を防止するととも
に、磁気回路を小型化して高周波対応を容易にした磁気
ヘッドを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の磁気ヘッド
は、上記課題を解決するために、非磁性体からなる一対
のハーフコアが、それらの側部に形成されたメタル磁性
膜をギャップ層を介して突き合わせメタル磁性膜どうし
の間に磁気ギャップを形成して一体化されてなり、前記
ハーフコアの側面に隣接するハーフコアの一面が、媒体
対向面にされてなる磁気ヘッドにおいて、ハーフコアの
接合部分に巻線窓が形成され、この巻線窓の周囲にこれ
を囲む環状のメタル磁性膜が形成され、メタル磁性膜の
一部が媒体対向面に露出されて磁気ギャップが形成され
てなり、かつ、前記磁気ギャップ近傍のメタル磁性膜
の、前記磁気ギャップ幅に対する断面構造が、前記磁気
ギャップを頂点として左右に、折れ曲がりに広がる山型
形状であることを特徴とするものである。
は、上記課題を解決するために、非磁性体からなる一対
のハーフコアが、それらの側部に形成されたメタル磁性
膜をギャップ層を介して突き合わせメタル磁性膜どうし
の間に磁気ギャップを形成して一体化されてなり、前記
ハーフコアの側面に隣接するハーフコアの一面が、媒体
対向面にされてなる磁気ヘッドにおいて、ハーフコアの
接合部分に巻線窓が形成され、この巻線窓の周囲にこれ
を囲む環状のメタル磁性膜が形成され、メタル磁性膜の
一部が媒体対向面に露出されて磁気ギャップが形成され
てなり、かつ、前記磁気ギャップ近傍のメタル磁性膜
の、前記磁気ギャップ幅に対する断面構造が、前記磁気
ギャップを頂点として左右に、折れ曲がりに広がる山型
形状であることを特徴とするものである。
【0022】請求項2の磁気ヘッドは、上記課題を解決
するために、非磁性体からなる一対のハーフコアが、そ
れらの側部に形成されたメタル磁性膜をギャップ層を介
して突き合わせメタル磁性膜どうしの間に磁気ギャップ
を形成して一体化されてなり、前記ハーフコアの側面に
隣接するハーフコアの一面が、媒体対向面にされてなる
磁気ヘッドにおいて、ハーフコアの接合部分に巻線窓が
形成され、の巻線窓の周囲にこれを囲む環状のメタル磁
性膜が形成され、メタル磁性膜の一部が媒体対向面に露
出されて磁気ギャップが形成されてなり、かつ、前記磁
気ギャップ近傍のメタル磁性膜の、前記磁気ギャップ幅
に対する垂直な断面構造が、前記磁気ギャップを頂上と
して山型に広がる曲線形状であることを特徴とするもの
である。
するために、非磁性体からなる一対のハーフコアが、そ
れらの側部に形成されたメタル磁性膜をギャップ層を介
して突き合わせメタル磁性膜どうしの間に磁気ギャップ
を形成して一体化されてなり、前記ハーフコアの側面に
隣接するハーフコアの一面が、媒体対向面にされてなる
磁気ヘッドにおいて、ハーフコアの接合部分に巻線窓が
形成され、の巻線窓の周囲にこれを囲む環状のメタル磁
性膜が形成され、メタル磁性膜の一部が媒体対向面に露
出されて磁気ギャップが形成されてなり、かつ、前記磁
気ギャップ近傍のメタル磁性膜の、前記磁気ギャップ幅
に対する垂直な断面構造が、前記磁気ギャップを頂上と
して山型に広がる曲線形状であることを特徴とするもの
である。
【0023】
【作用】巻線窓の周囲にこれを囲む環状のメタル磁性膜
が形成され、メタル磁性膜の一部が媒体対向面に露出さ
れて磁気ギャップが形成されてなり、かつ、前記磁気ギ
ャップ近傍のメタル磁性膜の、前記磁気ギャップに対す
る断面構造が、前記磁気ギャップを中心とした山型の折
れ曲がり形状又は、前記磁気ギャップを中心とした曲線
からなる山型曲線形状であることによって、従来のもの
より穏やかな傾斜を有する形状とし、記録再生時の磁気
テープが媒体対向面上を摺動する際に、前記磁気テープ
が前記媒体対向面下に配設されているメタル磁性膜に緩
やかに接近し、磁気ギャップにて接触し、そして緩やか
に離れる状態を確保して、コンター効果の発生を防止す
るとともに、磁気回路を小型化し高周波対応を容易にす
ることができる。
が形成され、メタル磁性膜の一部が媒体対向面に露出さ
れて磁気ギャップが形成されてなり、かつ、前記磁気ギ
ャップ近傍のメタル磁性膜の、前記磁気ギャップに対す
る断面構造が、前記磁気ギャップを中心とした山型の折
れ曲がり形状又は、前記磁気ギャップを中心とした曲線
からなる山型曲線形状であることによって、従来のもの
より穏やかな傾斜を有する形状とし、記録再生時の磁気
テープが媒体対向面上を摺動する際に、前記磁気テープ
が前記媒体対向面下に配設されているメタル磁性膜に緩
やかに接近し、磁気ギャップにて接触し、そして緩やか
に離れる状態を確保して、コンター効果の発生を防止す
るとともに、磁気回路を小型化し高周波対応を容易にす
ることができる。
【0024】
(第一実施例)以下、図面を参照して本発明の第1実施
例について説明する。図1ないし図3は、本発明に係る
磁気ヘッドの第1実施例の断面構造を示すものであり、
この実施例の磁気ヘッドDは、左右一対の磁気コア半体
20、20をそれらの側面部においてガラス部21、2
8により一体に接合してなるもので、磁気コア半体2
0、20の図1における上面側が媒体対向面22とされ
ている。前記磁気コア半体20は、結晶化ガラスあるい
はセラミックスなどの非磁性体からなる略長方形板状の
ハーフコア23と、このハーフコア23の側部側に形成
されたメタル磁性膜24とを主体として構成されてい
る。
例について説明する。図1ないし図3は、本発明に係る
磁気ヘッドの第1実施例の断面構造を示すものであり、
この実施例の磁気ヘッドDは、左右一対の磁気コア半体
20、20をそれらの側面部においてガラス部21、2
8により一体に接合してなるもので、磁気コア半体2
0、20の図1における上面側が媒体対向面22とされ
ている。前記磁気コア半体20は、結晶化ガラスあるい
はセラミックスなどの非磁性体からなる略長方形板状の
ハーフコア23と、このハーフコア23の側部側に形成
されたメタル磁性膜24とを主体として構成されてい
る。
【0025】前記ハーフコア23がそれぞれ接合されて
いる側面部には、溝部25が形成され、この溝部25
は、ハーフコア23の側面に平行な底面25aと、この
底面に対して傾斜された内側面25b、25bとからな
り、2つの内側面25bのうちの一方は、傾斜状態で媒
体対向面22に到達されていて、かつ、磁気ギャップ近
傍の前記メタル磁性膜の断面形状が、山型の折れ曲り形
状とされ、磁気ギャップ近傍のメタル磁性膜25b、2
5bの媒体対向面22に対する勾配が緩やかなものとさ
れている。
いる側面部には、溝部25が形成され、この溝部25
は、ハーフコア23の側面に平行な底面25aと、この
底面に対して傾斜された内側面25b、25bとからな
り、2つの内側面25bのうちの一方は、傾斜状態で媒
体対向面22に到達されていて、かつ、磁気ギャップ近
傍の前記メタル磁性膜の断面形状が、山型の折れ曲り形
状とされ、磁気ギャップ近傍のメタル磁性膜25b、2
5bの媒体対向面22に対する勾配が緩やかなものとさ
れている。
【0026】前記溝部25の底面25a上と内側面25
b上には、高透磁率で飽和磁束密度の高い軟磁性合金薄
膜などからなる複数の金属磁性薄膜24aが、個々に層
間絶縁層24bを介して積層され、金属磁性薄膜24a
…と層間絶縁層24b…とによってメタル磁性膜24が
形成されている。前記金属磁性薄膜24aを形成する軟
磁性材料は、飽和磁束密度が10000G以上のFe-
Al-Si系合金のセンダスト、Fe-Al-Ta-C系な
どの軟磁性合金、アモルファス合金など、通常知られて
いるフェライトよりも飽和磁束密度の高い軟磁性材料を
適宜用いれば良い。
b上には、高透磁率で飽和磁束密度の高い軟磁性合金薄
膜などからなる複数の金属磁性薄膜24aが、個々に層
間絶縁層24bを介して積層され、金属磁性薄膜24a
…と層間絶縁層24b…とによってメタル磁性膜24が
形成されている。前記金属磁性薄膜24aを形成する軟
磁性材料は、飽和磁束密度が10000G以上のFe-
Al-Si系合金のセンダスト、Fe-Al-Ta-C系な
どの軟磁性合金、アモルファス合金など、通常知られて
いるフェライトよりも飽和磁束密度の高い軟磁性材料を
適宜用いれば良い。
【0027】また、磁気コア半体20のメタル磁性膜2
4において、ハーフコア23に最も近い金属磁性薄膜2
4aは、媒体対向面22に露出され、図3に示すように
一対の磁気コア半体23、23のメタル磁性膜24、2
4の間には、SiO2、Al2O3、CrSiO2などの非
磁性層からなるギャップ層27が形成されている。ま
た、ハーフコア23、23が一体化され、ハーフコア2
3、23の接合部には6角形状の巻線窓26が形成され
ている。
4において、ハーフコア23に最も近い金属磁性薄膜2
4aは、媒体対向面22に露出され、図3に示すように
一対の磁気コア半体23、23のメタル磁性膜24、2
4の間には、SiO2、Al2O3、CrSiO2などの非
磁性層からなるギャップ層27が形成されている。ま
た、ハーフコア23、23が一体化され、ハーフコア2
3、23の接合部には6角形状の巻線窓26が形成され
ている。
【0028】一方、図2に示すように、ハーフコア2
3、23の接合部における厚さ方向両端部には、ハーフ
コア23、23の端部側を切り欠いて形成した接合溝2
3aが形成され、この接合溝23aにもガラスが充填さ
れてガラス部28が形成されている。また、前記接合溝
23a、23aの間であって、ハーフコア23の側面部
には、接合溝23a、23aに挟まれた凸部23bが形
成され、各ハーフコア23の凸部23bと前記金属磁性
薄膜24aで図3に示すようにギャップ層27を挟んで
磁気ギャップGが形成されている。
3、23の接合部における厚さ方向両端部には、ハーフ
コア23、23の端部側を切り欠いて形成した接合溝2
3aが形成され、この接合溝23aにもガラスが充填さ
れてガラス部28が形成されている。また、前記接合溝
23a、23aの間であって、ハーフコア23の側面部
には、接合溝23a、23aに挟まれた凸部23bが形
成され、各ハーフコア23の凸部23bと前記金属磁性
薄膜24aで図3に示すようにギャップ層27を挟んで
磁気ギャップGが形成されている。
【0029】なお、図1に示す磁気ヘッドDの両側部に
は、前記巻線窓26に対応する高さ位置に巻線溝29が
形成され、一方の巻線溝29と巻線窓26の一端部側を
介して巻線コイルが設けられるように、また、他方の巻
線溝29と巻線窓26の他端部側を介して巻線コイルが
設けられるようになっている。
は、前記巻線窓26に対応する高さ位置に巻線溝29が
形成され、一方の巻線溝29と巻線窓26の一端部側を
介して巻線コイルが設けられるように、また、他方の巻
線溝29と巻線窓26の他端部側を介して巻線コイルが
設けられるようになっている。
【0030】前記構造の磁気ヘッドDにあっては、ギャ
ップ深さGdを3〜30μm程度、層間絶縁層24bの
厚さを0.01〜0.1μm程度、金属磁性薄膜24aの
厚さを5〜10μm程度、ギャップ層27の厚さを0.
1〜0.5μm程度とすることができる。
ップ深さGdを3〜30μm程度、層間絶縁層24bの
厚さを0.01〜0.1μm程度、金属磁性薄膜24aの
厚さを5〜10μm程度、ギャップ層27の厚さを0.
1〜0.5μm程度とすることができる。
【0031】前記構成の磁気ヘッドDは、従来の磁気ヘ
ッドと同様に、磁気テープなどの磁気記録媒体に対する
磁気記録と再生を行なうために使用する。それには、前
記磁気ヘッドDに設けた巻線コイルに通電して磁気ギャ
ップGの外方に磁束の勾配を形成してこれにより磁気記
録媒体の所用の箇所の磁化を行なえば良い。この場合、
高透磁率で飽和磁束密度の高い金属磁性薄膜24aが磁
気ギャップGの外方に急峻な磁界を生成させるので、抗
磁力の高い磁性層を備えた磁気記録媒体であっても余裕
をもって磁気記録を行なうことができ、磁気記録の高密
度化に対応することができる。また、フェライト部分と
金属磁性薄膜を用いた従来のMIG型の磁気ヘッドに比
較すると、フェライト部分が無いだけ高周波磁気記録に
有利である。
ッドと同様に、磁気テープなどの磁気記録媒体に対する
磁気記録と再生を行なうために使用する。それには、前
記磁気ヘッドDに設けた巻線コイルに通電して磁気ギャ
ップGの外方に磁束の勾配を形成してこれにより磁気記
録媒体の所用の箇所の磁化を行なえば良い。この場合、
高透磁率で飽和磁束密度の高い金属磁性薄膜24aが磁
気ギャップGの外方に急峻な磁界を生成させるので、抗
磁力の高い磁性層を備えた磁気記録媒体であっても余裕
をもって磁気記録を行なうことができ、磁気記録の高密
度化に対応することができる。また、フェライト部分と
金属磁性薄膜を用いた従来のMIG型の磁気ヘッドに比
較すると、フェライト部分が無いだけ高周波磁気記録に
有利である。
【0032】また、溝部24に沿って形成されたメタル
磁性膜24、24が巻線窓26の周囲を囲むように形成
されてなり、かつ、磁気ギャップ近傍の前記メタル磁性
膜形成面が、前記磁気ギャップを中心とした左右に近接
距離変化率の低い勾配からなる山型の折り曲がり形状と
することによって、磁気ギャップ近傍のメタル磁性膜の
媒体対向面に対する傾斜を磁気ヘッドCに比べ緩やかな
勾配とすることによって、記録再生時の磁気テープが媒
体対向面上を摺動する際に、前記磁気テープが前記媒体
対向面側に配設されているメタル磁性膜に緩やかに接近
し、磁気ギャップGにて接触し、そして緩やかに離れる
状態を確保して、コンター効果の発生を防止するととも
に、磁気回路を小型化し高周波対応を容易にすることが
できる。
磁性膜24、24が巻線窓26の周囲を囲むように形成
されてなり、かつ、磁気ギャップ近傍の前記メタル磁性
膜形成面が、前記磁気ギャップを中心とした左右に近接
距離変化率の低い勾配からなる山型の折り曲がり形状と
することによって、磁気ギャップ近傍のメタル磁性膜の
媒体対向面に対する傾斜を磁気ヘッドCに比べ緩やかな
勾配とすることによって、記録再生時の磁気テープが媒
体対向面上を摺動する際に、前記磁気テープが前記媒体
対向面側に配設されているメタル磁性膜に緩やかに接近
し、磁気ギャップGにて接触し、そして緩やかに離れる
状態を確保して、コンター効果の発生を防止するととも
に、磁気回路を小型化し高周波対応を容易にすることが
できる。
【0033】さらに、上記磁気ヘッドDは、上述したよ
うに溝部24に沿って形成されたメタル磁性膜24、2
4が巻線窓26の周囲を囲むような環状の磁気回路を形
成するので、図22に示す従来構造の磁気ヘッドAある
いは、図20と図21に示す従来構造のMIG型の磁気
ヘッドBと比較して磁気回路を小型化することができ
る。従って、従来の磁気ヘッドよりも高周波対応に有利
な特徴があり、磁気回路の小型化により磁気記録媒体に
記録された磁気情報を読み取り易くなり再生時の効率も
向上させることができる。そして、磁気ギャップGに向
けてメタル磁性膜24、24が傾斜しつつ接近している
ので、磁気ギャップGでの磁界発生に有利な形状になっ
ている。
うに溝部24に沿って形成されたメタル磁性膜24、2
4が巻線窓26の周囲を囲むような環状の磁気回路を形
成するので、図22に示す従来構造の磁気ヘッドAある
いは、図20と図21に示す従来構造のMIG型の磁気
ヘッドBと比較して磁気回路を小型化することができ
る。従って、従来の磁気ヘッドよりも高周波対応に有利
な特徴があり、磁気回路の小型化により磁気記録媒体に
記録された磁気情報を読み取り易くなり再生時の効率も
向上させることができる。そして、磁気ギャップGに向
けてメタル磁性膜24、24が傾斜しつつ接近している
ので、磁気ギャップGでの磁界発生に有利な形状になっ
ている。
【0034】次に図1に示す磁気ヘッドDの製造方法に
ついて説明する。磁気ヘッドDを製造するには、まず、
結晶化ガラスあるいはセラミックスなどの非磁性体から
なる平面長方形状の板状のブロック40を用い、このブ
ロック40の上面にその長さ方向に沿って砥石などを用
いて研削加工を施して図5あるいは図6に示すような溝
部41を形成する。この溝部41は、ブロック40の上
面に対して平行に形成した底面41aと、この底面41
aの両側に、底面41aに対して斜めに形成した内側面
41bとからなるものである。
ついて説明する。磁気ヘッドDを製造するには、まず、
結晶化ガラスあるいはセラミックスなどの非磁性体から
なる平面長方形状の板状のブロック40を用い、このブ
ロック40の上面にその長さ方向に沿って砥石などを用
いて研削加工を施して図5あるいは図6に示すような溝
部41を形成する。この溝部41は、ブロック40の上
面に対して平行に形成した底面41aと、この底面41
aの両側に、底面41aに対して斜めに形成した内側面
41bとからなるものである。
【0035】次いで図7に示すように、ブロック40の
前面40aに、正面から見て輪郭が半楕円型になるよう
な凹部42を複数、所定間隔毎に形成し、凹部42、4
2の間には凸部43を形成する。続いて図8に示すよう
にブロック40の上面全部に金属磁性薄膜45を複数、
層間絶縁層とともに交互に積層し、次に、図9に示すよ
うに溝部41の外部の金属磁性薄膜45を研摩加工など
により取り除く。これによりブロック40の溝部41に
は、メタル磁性膜45’が形成される。
前面40aに、正面から見て輪郭が半楕円型になるよう
な凹部42を複数、所定間隔毎に形成し、凹部42、4
2の間には凸部43を形成する。続いて図8に示すよう
にブロック40の上面全部に金属磁性薄膜45を複数、
層間絶縁層とともに交互に積層し、次に、図9に示すよ
うに溝部41の外部の金属磁性薄膜45を研摩加工など
により取り除く。これによりブロック40の溝部41に
は、メタル磁性膜45’が形成される。
【0036】図9に示す状態のブロック40を一対形成
したならば、図10に示すようにメタル磁性膜45’、
45’どうしを位置合わしてブロック40、40をガラ
ス部42、43により接合する。この接合には、接合用
のガラスを溶融してブロック40、40の凹凸部に流し
込むことによって行なえば良い。
したならば、図10に示すようにメタル磁性膜45’、
45’どうしを位置合わしてブロック40、40をガラ
ス部42、43により接合する。この接合には、接合用
のガラスを溶融してブロック40、40の凹凸部に流し
込むことによって行なえば良い。
【0037】次に、図10に示す状態に接合したブロッ
ク40、40の上面を砥石などを用いて研摩加工してゆ
くと、ブロック40、40の内部側に隠れていたメタル
磁性膜45’が露出してくるので、トラック幅に対応す
るように所定幅露出したところで研摩加工を停止する。
また、ブロック40、40を図10に示す鎖線に沿って
切断することで、図1に示す構造の磁気ヘッドDをブロ
ック40、40から多数同時に製造することができる。
ク40、40の上面を砥石などを用いて研摩加工してゆ
くと、ブロック40、40の内部側に隠れていたメタル
磁性膜45’が露出してくるので、トラック幅に対応す
るように所定幅露出したところで研摩加工を停止する。
また、ブロック40、40を図10に示す鎖線に沿って
切断することで、図1に示す構造の磁気ヘッドDをブロ
ック40、40から多数同時に製造することができる。
【0038】以上説明した方法を実施して磁気ヘッドD
を製造することで、2つのブロックから多数の磁気ヘッ
ドを同時に製造することができる。また、図20と図2
1を基に先に説明したMIG型の磁気ヘッドBと同様
に、ブロックの切出加工工程と金属磁性薄膜の形成工程
とガラス溶着工程と切断工程を行なうことで磁気ヘッド
Dを大量に製造できるので、従来と同様の製造設備で同
様の手順で磁気ヘッドDを製造することができる。従っ
て新規な構造の高性能の磁気ヘッドDを従来の磁気ヘッ
ドB用の製造設備で製造することができる。なお、上述
したようにガラスにより溶着する工程が一度で済むので
溶着工程を2回以上必要とする図22に示す従来構造の
磁気ヘッドAよりも溶着工程が少なくなり、製造しやす
くなるので低コストで製造できるようになる。
を製造することで、2つのブロックから多数の磁気ヘッ
ドを同時に製造することができる。また、図20と図2
1を基に先に説明したMIG型の磁気ヘッドBと同様
に、ブロックの切出加工工程と金属磁性薄膜の形成工程
とガラス溶着工程と切断工程を行なうことで磁気ヘッド
Dを大量に製造できるので、従来と同様の製造設備で同
様の手順で磁気ヘッドDを製造することができる。従っ
て新規な構造の高性能の磁気ヘッドDを従来の磁気ヘッ
ドB用の製造設備で製造することができる。なお、上述
したようにガラスにより溶着する工程が一度で済むので
溶着工程を2回以上必要とする図22に示す従来構造の
磁気ヘッドAよりも溶着工程が少なくなり、製造しやす
くなるので低コストで製造できるようになる。
【0039】(第二実施例)また、図面を参照して本発
明の第二実施例について説明する。図11ないし図13
は、本発明に係る磁気ヘッドの第二実施例の断面構造を
示すものであり、この実施例の磁気ヘッドEは、左右一
対の磁気コア半体20、20をそれらの側面部において
ガラス部21、28により一体に接合してなるもので、
磁気コア半体20、20における上面側が媒体対向面2
2とされている。前記磁気コア半体20は、結晶化ガラ
スあるいはセラミックスなどの非磁性体からなる略長方
形板状のハーフコア23と、このハーフコア23の側部
側に形成されたメタル磁性膜30とを主体として構成さ
れている。
明の第二実施例について説明する。図11ないし図13
は、本発明に係る磁気ヘッドの第二実施例の断面構造を
示すものであり、この実施例の磁気ヘッドEは、左右一
対の磁気コア半体20、20をそれらの側面部において
ガラス部21、28により一体に接合してなるもので、
磁気コア半体20、20における上面側が媒体対向面2
2とされている。前記磁気コア半体20は、結晶化ガラ
スあるいはセラミックスなどの非磁性体からなる略長方
形板状のハーフコア23と、このハーフコア23の側部
側に形成されたメタル磁性膜30とを主体として構成さ
れている。
【0040】前記ハーフコア23がそれぞれ接合されて
いる側面部には、溝部31が形成され、この溝部31は
円弧状であって、前記円弧状の一端部は媒体対向面22
に到達され、かつ、この円弧状のメタル磁性膜30b、
30bは、前記磁気ギャップを中心として左右に、緩や
かな曲線を描くように形成されている。この曲線が、磁
気ギャップGと交差する部分の勾配は、コンター効果を
生じないようにするために、媒体対向面の勾配に近いも
のとされている。
いる側面部には、溝部31が形成され、この溝部31は
円弧状であって、前記円弧状の一端部は媒体対向面22
に到達され、かつ、この円弧状のメタル磁性膜30b、
30bは、前記磁気ギャップを中心として左右に、緩や
かな曲線を描くように形成されている。この曲線が、磁
気ギャップGと交差する部分の勾配は、コンター効果を
生じないようにするために、媒体対向面の勾配に近いも
のとされている。
【0041】前記溝部31の底面31a上と内側面31
b上には、高透磁率で飽和磁束密度の高い軟磁性合金薄
膜などからなる複数の金属磁性薄膜30aが、個々に層
間絶縁層30bを介して積層され、金属磁性薄膜30a
…と層間絶縁層30b…とによってメタル磁性膜30が
形成されている。前記金属磁性薄膜30aを形成する軟
磁性材料は、飽和磁束密度が10000G以上のFe-
Al-Si系合金のセンダスト、Fe-Al-Ta-C系な
どの軟磁性合金、アモルファス合金など、通常知られて
いるフェライトよりも飽和磁束密度の高い軟磁性材料を
適宜用いれば良い。
b上には、高透磁率で飽和磁束密度の高い軟磁性合金薄
膜などからなる複数の金属磁性薄膜30aが、個々に層
間絶縁層30bを介して積層され、金属磁性薄膜30a
…と層間絶縁層30b…とによってメタル磁性膜30が
形成されている。前記金属磁性薄膜30aを形成する軟
磁性材料は、飽和磁束密度が10000G以上のFe-
Al-Si系合金のセンダスト、Fe-Al-Ta-C系な
どの軟磁性合金、アモルファス合金など、通常知られて
いるフェライトよりも飽和磁束密度の高い軟磁性材料を
適宜用いれば良い。
【0042】また、磁気コア半体20のメタル磁性膜3
0において、ハーフコア23に最も近い金属磁性薄膜3
0aは、媒体対向面22に露出され、図12に示すよう
に一対の磁気コア半体23、23のメタル磁性膜30、
30の間には、SiO2、Al2O3、CrSiO2などの
非磁性層からなるギャップ層27が形成され、媒体対向
面22側に磁気ギャップGが形成されている。また、ハ
ーフコア23、23が一体化されて、ハーフコア23、
23の接合部には巻線窓26’が形成されている。
0において、ハーフコア23に最も近い金属磁性薄膜3
0aは、媒体対向面22に露出され、図12に示すよう
に一対の磁気コア半体23、23のメタル磁性膜30、
30の間には、SiO2、Al2O3、CrSiO2などの
非磁性層からなるギャップ層27が形成され、媒体対向
面22側に磁気ギャップGが形成されている。また、ハ
ーフコア23、23が一体化されて、ハーフコア23、
23の接合部には巻線窓26’が形成されている。
【0043】一方、図11に示すように、ハーフコア2
3、23の接合部における厚さ方向両端部には、ハーフ
コア23、23の端部側を切り欠いて形成した接合溝2
3aが形成されていて、この接合溝23aにもガラスが
充填されてガラス部28が形成されている。また、前記
接合溝23a、23aの間であって、ハーフコア23の
側面部には、接合溝23a、23aに挟まれた凸部23
bが形成され、各ハーフコア23の凸部23bと前記金
属磁性薄膜30aで図13に示すようにギャップ層27
を挟んで磁気ギャップGが形成されている。
3、23の接合部における厚さ方向両端部には、ハーフ
コア23、23の端部側を切り欠いて形成した接合溝2
3aが形成されていて、この接合溝23aにもガラスが
充填されてガラス部28が形成されている。また、前記
接合溝23a、23aの間であって、ハーフコア23の
側面部には、接合溝23a、23aに挟まれた凸部23
bが形成され、各ハーフコア23の凸部23bと前記金
属磁性薄膜30aで図13に示すようにギャップ層27
を挟んで磁気ギャップGが形成されている。
【0044】なお、図11に示す磁気ヘッドのEの両側
部には、前記巻線窓26’に対応する高さ位置に巻線溝
29が形成され、一方の巻線溝29と巻線窓26’の一
端部側を介して巻線コイルが設けられるように、また、
他方の巻線溝29と巻線窓26’の他端部側を介して巻
線コイルが設けられるようになっている。
部には、前記巻線窓26’に対応する高さ位置に巻線溝
29が形成され、一方の巻線溝29と巻線窓26’の一
端部側を介して巻線コイルが設けられるように、また、
他方の巻線溝29と巻線窓26’の他端部側を介して巻
線コイルが設けられるようになっている。
【0045】前記構造の磁気ヘッドEにあっては、ギャ
ップ深さGdを3〜30μm程度、層間絶縁層30bの
厚さを0.01〜0.1μm程度、金属磁性薄膜30aの
厚さを5〜10μm程度、ギャップ層27の厚さを0.
1〜0.5μm程度とすることができる。
ップ深さGdを3〜30μm程度、層間絶縁層30bの
厚さを0.01〜0.1μm程度、金属磁性薄膜30aの
厚さを5〜10μm程度、ギャップ層27の厚さを0.
1〜0.5μm程度とすることができる。
【0046】前記構成の磁気ヘッドEは、従来の磁気ヘ
ッドと同様に、磁気テープなどの磁気記録媒体に対する
磁気記録と再生を行なうために使用する。それには、前
記磁気ヘッドDに設けた巻線コイルに通電して磁気ギャ
ップGの外方に磁束の勾配を形成してこれにより磁気記
録媒体の所用の箇所の磁化を行なえば良い。この場合、
高透磁率で飽和磁束密度の高い金属磁性薄膜30aが磁
気ギャップGの外方に急峻な磁界を生成させるので、抗
磁力の高い磁性層を備えた磁気記録媒体であっても余裕
をもって磁気記録を行なうことができ、磁気記録の高密
度化に対応することができる。また、フェライト部分と
金属磁性薄膜を用いた従来のMIG型の磁気ヘッドに比
較すると、フェライト部分が無いだけ高周波磁気記録に
有利である。
ッドと同様に、磁気テープなどの磁気記録媒体に対する
磁気記録と再生を行なうために使用する。それには、前
記磁気ヘッドDに設けた巻線コイルに通電して磁気ギャ
ップGの外方に磁束の勾配を形成してこれにより磁気記
録媒体の所用の箇所の磁化を行なえば良い。この場合、
高透磁率で飽和磁束密度の高い金属磁性薄膜30aが磁
気ギャップGの外方に急峻な磁界を生成させるので、抗
磁力の高い磁性層を備えた磁気記録媒体であっても余裕
をもって磁気記録を行なうことができ、磁気記録の高密
度化に対応することができる。また、フェライト部分と
金属磁性薄膜を用いた従来のMIG型の磁気ヘッドに比
較すると、フェライト部分が無いだけ高周波磁気記録に
有利である。
【0047】また、溝部31に沿って形成されたメタル
磁性膜30、30が巻線窓26’の周囲を囲むように形
成し、かつ、図13に示すように前記メタル磁性膜3
0、30の媒体対向面側22を円弧状で、かつ、この円
弧状のメタル磁性膜30b、30bの形成面が前記磁気
ギャップGを中心とした左右に、前記媒体対向面22に
対して近接距離変化率が低い緩やかな曲線を描くように
形成されることによって、記録再生時、磁気テープが媒
体対向面状を摺動する際、前記磁気テープが前記媒体対
向面側に配設されているメタル磁性膜30、30と緩や
かに接近し、磁気ギャップGで接触し、緩やかに離れる
状態を維持することによって、コンター効果を回避し、
磁気回路を小型化して高周波対応を容易にすることが可
能である。
磁性膜30、30が巻線窓26’の周囲を囲むように形
成し、かつ、図13に示すように前記メタル磁性膜3
0、30の媒体対向面側22を円弧状で、かつ、この円
弧状のメタル磁性膜30b、30bの形成面が前記磁気
ギャップGを中心とした左右に、前記媒体対向面22に
対して近接距離変化率が低い緩やかな曲線を描くように
形成されることによって、記録再生時、磁気テープが媒
体対向面状を摺動する際、前記磁気テープが前記媒体対
向面側に配設されているメタル磁性膜30、30と緩や
かに接近し、磁気ギャップGで接触し、緩やかに離れる
状態を維持することによって、コンター効果を回避し、
磁気回路を小型化して高周波対応を容易にすることが可
能である。
【0048】また、溝部31に沿って形成されたメタル
磁性膜30、30が巻線窓26の周囲を囲むような環状
の磁気回路を形成するので、図22に示す従来構造の磁
気ヘッドAあるいは、図20と図21に示す従来構造の
MIG型の磁気ヘッドBと比較して磁気回路を小型化す
ることができる。従って、従来の構造の磁気ヘッドより
も高周波対応に有利な特徴があり、磁気回路の小型化に
より磁気記録媒体に記録された磁気情報を読み取り易く
なり再生時の効率も向上させることができる。更に、磁
気ギャップGに向けてメタル磁性膜30、30が傾斜し
つつ接近しているので、磁気ギャップGでの磁界発生に
有利な形状になっている。
磁性膜30、30が巻線窓26の周囲を囲むような環状
の磁気回路を形成するので、図22に示す従来構造の磁
気ヘッドAあるいは、図20と図21に示す従来構造の
MIG型の磁気ヘッドBと比較して磁気回路を小型化す
ることができる。従って、従来の構造の磁気ヘッドより
も高周波対応に有利な特徴があり、磁気回路の小型化に
より磁気記録媒体に記録された磁気情報を読み取り易く
なり再生時の効率も向上させることができる。更に、磁
気ギャップGに向けてメタル磁性膜30、30が傾斜し
つつ接近しているので、磁気ギャップGでの磁界発生に
有利な形状になっている。
【0049】なお、上記第二実施例の磁気ヘッドEの製
造方法は、上述した第一実施例の製造方法と同様の方法
で製作され、但し、前記第二実施例の磁気ヘッドEを製
造する際には、図5に示す溝を形成する過程において、
溝の形状の断面が、曲線形状になるように製作された。
造方法は、上述した第一実施例の製造方法と同様の方法
で製作され、但し、前記第二実施例の磁気ヘッドEを製
造する際には、図5に示す溝を形成する過程において、
溝の形状の断面が、曲線形状になるように製作された。
【0050】従って、磁気ヘッドEも磁気ヘッドDを製
作する際の効果と同様の効果が得られ、2つのブロック
から多数の磁気ヘッドを同時に製造することが可能であ
る。また、図20と図21を基に先に説明したMIG型
の磁気ヘッドBと同様に、ブロックの切出加工工程と金
属磁性薄膜の形成工程とガラス溶着工程と切断工程を行
なうことで磁気ヘッドEを大量に製造できるので、従来
と同様の製造設備で同様の手順で磁気ヘッドEを製造す
ることができる。従って新規な構造の高性能の磁気ヘッ
ドEを従来の磁気ヘッドB用の製造設備で製造すること
ができる。なお、上述したようにガラスにより溶着する
工程が一度で済むので溶着工程を2回以上必要とする図
22に示す従来構造の磁気ヘッドAよりも溶着工程が少
なくなり、製造しやすくなるので低コストで製造できる
ようになる。
作する際の効果と同様の効果が得られ、2つのブロック
から多数の磁気ヘッドを同時に製造することが可能であ
る。また、図20と図21を基に先に説明したMIG型
の磁気ヘッドBと同様に、ブロックの切出加工工程と金
属磁性薄膜の形成工程とガラス溶着工程と切断工程を行
なうことで磁気ヘッドEを大量に製造できるので、従来
と同様の製造設備で同様の手順で磁気ヘッドEを製造す
ることができる。従って新規な構造の高性能の磁気ヘッ
ドEを従来の磁気ヘッドB用の製造設備で製造すること
ができる。なお、上述したようにガラスにより溶着する
工程が一度で済むので溶着工程を2回以上必要とする図
22に示す従来構造の磁気ヘッドAよりも溶着工程が少
なくなり、製造しやすくなるので低コストで製造できる
ようになる。
【0051】(試験例)上記磁気ヘッドEにおいて、図
14に示す媒体対向面に対するメタル磁性膜形成面の曲
率θを変化させて、コンター効果の測定を行なった。本
試験例における磁気ヘッドの諸元は、図11における諸
条件と同様に設定されている。この結果を図15に示し
た。
14に示す媒体対向面に対するメタル磁性膜形成面の曲
率θを変化させて、コンター効果の測定を行なった。本
試験例における磁気ヘッドの諸元は、図11における諸
条件と同様に設定されている。この結果を図15に示し
た。
【0052】図15に示すように、再生出力−周波数特
性は、約1dB以内のうねりが好ましいとされているた
め、上記磁気ヘッドEの媒体対向面に対するメタル磁性
膜形成面θは約45度以下が望ましいと言える。
性は、約1dB以内のうねりが好ましいとされているた
め、上記磁気ヘッドEの媒体対向面に対するメタル磁性
膜形成面θは約45度以下が望ましいと言える。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気ヘッド
によれば、巻線窓の周囲にこれを囲む環状のメタル磁性
膜が形成され、メタル磁性膜の一部が媒体対向面に露出
されて磁気ギャップが形成されてなり、かつ、前記磁気
ギャップ近傍のメタル磁性膜が、前記磁気ギャップを頂
点とした山型の折れ曲がり形状又は、前記磁気ギャップ
を頂点とした山型曲線形状とすることにより、前記磁気
ギャップ近傍のメタル磁性膜を従来の磁気ヘッドよりそ
の媒体対向面に対して穏やかな傾斜を有する形状とし
て、記録再生時の磁気テープが媒体対向面上を摺動する
際に、前記磁気テープが前記媒体対向面下に配設されて
いるメタル磁性膜に緩やかに接近し、磁気ギャップGに
て接触し、そして緩やかに離れる状態を確保して、コン
ター効果の発生を防止するとともに、磁気回路を小型化
し高周波対応を容易にすることができる。
によれば、巻線窓の周囲にこれを囲む環状のメタル磁性
膜が形成され、メタル磁性膜の一部が媒体対向面に露出
されて磁気ギャップが形成されてなり、かつ、前記磁気
ギャップ近傍のメタル磁性膜が、前記磁気ギャップを頂
点とした山型の折れ曲がり形状又は、前記磁気ギャップ
を頂点とした山型曲線形状とすることにより、前記磁気
ギャップ近傍のメタル磁性膜を従来の磁気ヘッドよりそ
の媒体対向面に対して穏やかな傾斜を有する形状とし
て、記録再生時の磁気テープが媒体対向面上を摺動する
際に、前記磁気テープが前記媒体対向面下に配設されて
いるメタル磁性膜に緩やかに接近し、磁気ギャップGに
て接触し、そして緩やかに離れる状態を確保して、コン
ター効果の発生を防止するとともに、磁気回路を小型化
し高周波対応を容易にすることができる。
【0054】また、非磁性体からなるハーフコアの接合
部に形成された巻線窓を囲むように、メタル磁性膜を形
成し、このメタル磁性薄膜により環状の磁気回路を形成
しているので、磁気コア半体の側面全部にメタル磁性膜
を形成していた従来構造の磁気ヘッドに比較して磁気回
路を小さくすることができ、磁気ヘッドの小型化をなし
うる。また、前記小型化した磁気回路により記録再生が
できるので、従来の磁気ヘッドよりも高周波に対応した
記録再生特性が得られる。更に、メタル磁性膜による磁
気回路のみで磁気記録再生ができるので、フェライト部
分の存在により高周波対応に限界を生じていた従来のM
IG型の磁気ヘッドよりも有利になる。
部に形成された巻線窓を囲むように、メタル磁性膜を形
成し、このメタル磁性薄膜により環状の磁気回路を形成
しているので、磁気コア半体の側面全部にメタル磁性膜
を形成していた従来構造の磁気ヘッドに比較して磁気回
路を小さくすることができ、磁気ヘッドの小型化をなし
うる。また、前記小型化した磁気回路により記録再生が
できるので、従来の磁気ヘッドよりも高周波に対応した
記録再生特性が得られる。更に、メタル磁性膜による磁
気回路のみで磁気記録再生ができるので、フェライト部
分の存在により高周波対応に限界を生じていた従来のM
IG型の磁気ヘッドよりも有利になる。
【図1】図1は、本発明の第一実施例における磁気ヘッ
ドを示す斜視図である。
ドを示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す磁気ヘッドの平面図であ
る。
る。
【図3】図3は、図1に示す磁気ヘッドのギャップ部の
内部構造を示す断面図である。
内部構造を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明による第一実施例の磁気ヘッド
を製造するために用いる非磁性体ブロックの斜視図であ
る。
を製造するために用いる非磁性体ブロックの斜視図であ
る。
【図5】図5は、図4に示すブロックに巻線窓を形成し
た状態を示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
【図6】図6は、同巻線窓を形成したブロックを示す断
面図である。
面図である。
【図7】図7は、同ブロックにトラック加工を施した状
態を示す正面図である。
態を示す正面図である。
【図8】図8は、トラツク加工後にブロックに金属磁性
薄膜を成膜した状態を示す断面図である。
薄膜を成膜した状態を示す断面図である。
【図9】図9は、金属磁性薄膜を形成した後のブロック
に研磨加工を施した状態を示す側面図である。
に研磨加工を施した状態を示す側面図である。
【図10】図10は、研磨加工後のブロックを接合した
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図11】図11は、本発明の第二実施例における磁気
ヘッドを示す斜視図である。
ヘッドを示す斜視図である。
【図12】図12は、図11に示す磁気ヘッドの平面図
てある。
てある。
【図13】図13は、図11に示す磁気ヘッドのギャッ
プ部の内部構造を示す断面図である。
プ部の内部構造を示す断面図である。
【図14】図14は、図11の磁気ヘッドの試験例を説
明するための図である。
明するための図である。
【図15】図15は、図11の磁気ヘッドにおける試験
例の結果を示す図である。
例の結果を示す図である。
【図16】図16は、従来例の磁気ヘッドA及びBの問
題の回避を図った型の磁気ヘッドCを示す斜視図であ
る。
題の回避を図った型の磁気ヘッドCを示す斜視図であ
る。
【図17】図17は、図16の磁気ヘッドCの平面図で
ある。
ある。
【図18】図18は、図16に示す磁気ヘッドCのギャ
ップ部の内部構造を示す断面図図である。
ップ部の内部構造を示す断面図図である。
【図19】図19は、図16の磁気ヘッドCにおけるコ
ンター効果を示す図である。
ンター効果を示す図である。
【図20】図20は、従来のMIG型の磁気ヘッドBの
一構成例を示す斜視図である。
一構成例を示す斜視図である。
【図21】図21は、図20に示す磁気ヘッドBの平面
図である。
図である。
【図22】図22は、従来の磁気ヘッドの一構成例を示
す図である。
す図である。
D、E 磁気ヘッド G ギャップ 20 磁気コア半体 21 ガラス部 22 媒体対向面 23 ハーフコア 24 メタル磁性膜 24a 金属磁性薄膜 24b 層間絶縁層 25 溝部 25a 底面 25b 内側面 26 巻線窓 27 ギャップ部 30 メタル磁性膜 30a 金属磁性薄膜 30b 層間絶縁層
Claims (2)
- 【請求項1】 非磁性体からなる一対のハーフコアが、
それらの側部に形成されたメタル磁性膜をギャップ層を
介して突き合わせメタル磁性膜どうしの間に磁気ギャッ
プを形成して一体化されてなり、前記ハーフコアの側面
に隣接するハーフコアの一面が、媒体対向面にされてな
る磁気ヘッドにおいて、 ハーフコアの接合部分に巻線窓が形成され、この巻線窓
の周囲にこれを囲む環状のメタル磁性膜が形成され、メ
タル磁性膜の一部が媒体対向面に露出されて磁気ギャッ
プが形成されてなり、かつ、前記磁気ギャップ近傍のメ
タル磁性膜の、前記磁気ギャップ幅に対し垂直な断面構
造が、前記磁気ギャップを頂点として左右に、折れ曲が
りに広がる山型形状であることを特徴とする磁気ヘッ
ド。 - 【請求項2】 非磁性体からなる一対のハーフコアが、
それらの側部に形成されたメタル磁性膜をギャップ層を
介して突き合わせメタル磁性膜どうしの間に磁気ギャッ
プを形成して一体化されてなり、前記ハーフコアの側面
に隣接するハーフコアの一面が、媒体対向面にされてな
る磁気ヘッドにおいて、 ハーフコアの接合部分に巻線窓が形成され、の巻線窓の
周囲にこれを囲む環状のメタル磁性膜が形成され、メタ
ル磁性膜の一部が媒体対向面に露出されて磁気ギャップ
が形成されてなり、かつ、前記磁気ギャップ近傍のメタ
ル磁性膜の、前記磁気ギャップ幅に対し垂直な断面構造
が、前記磁気ギャップを頂上として山型に広がる曲線形
状であることを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5569292A JPH05258230A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5569292A JPH05258230A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05258230A true JPH05258230A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=13005956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5569292A Withdrawn JPH05258230A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05258230A (ja) |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP5569292A patent/JPH05258230A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |