JPH0525859B2 - - Google Patents

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JPH0525859B2
JPH0525859B2 JP27943387A JP27943387A JPH0525859B2 JP H0525859 B2 JPH0525859 B2 JP H0525859B2 JP 27943387 A JP27943387 A JP 27943387A JP 27943387 A JP27943387 A JP 27943387A JP H0525859 B2 JPH0525859 B2 JP H0525859B2
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JP
Japan
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copp
animals
levels
endocrine
hormones
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JP27943387A
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Inventor
Kapasu Ataraa
Doramondo Jooji
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Rockefeller University
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Rockefeller University
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Publication of JPH0525859B2 publication Critical patent/JPH0525859B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は動物の内分泌系の抑制方法に関するも
のである。更に詳細には本発明はコバルトプロト
ポルフイリン(CoPP)又はコバルトメソポルフ
イリン(CoMP)による処理により、動物、即ち
人間;牛、特に肉牛;羊;山羊;家禽、特に鶏、
あひる及び七面鳥の如哺乳類及び魚、特にさけ、
ますの如き養魚場で飼養する魚;及び経済上重要
なすべての動物更にはペツトを含む生物の内分泌
腺の活動を制限して所望の生理的結果、たとえば
ホルモン生成の抑制の如き生理的結果を達成する
方法に関するものである。本発明はまたCoPP及
び(又は)CoMPを含有する治療上有用な等張組
成物に関するものである。これらの化合物はどち
らも公知である。 従来の技術、発明が解決しようとする問題点 内分泌系は表現型、恒常性、大きさ及び個々の
行動、更には体重及び蛋白質と脂肪との比(P/
F脂肪に対する蛋白質の比以下同様)の如き体重
係数に影響する哺乳動物のホルモンの生成及び分
配に関与する系である。内分泌系の主な器官は視
床下部、下垂体(前葉及び後葉)、副甲状腺、甲
状腺、胸腺、副腎、膵臓及び性腺(雄の精巣及び
雌の卵巣)である。この系の器官は標的器官の代
謝機能の調整を助ける一種あるいは複数のホルモ
ンを分泌する。たとえばバソプレツシンと呼ばれ
るADH(抗利尿ホルモン)は下垂体後葉腺から分
泌され腎臓による水の再吸収を促進する。これは
視床下部によつて調節されるものと考えられる。 視床下部は抗利尿ホルモンADHの分泌を調節
するものと信じられている。視床下部の特定の細
胞が血液中の水分が不足していることを感知する
と下垂体後葉による分泌のために視床下部の神経
繊維によりADHが放出される。ADHは血液流中
をその標的器官である腎臓に移動する。そして腎
臓で血液が更に希簿となるように水を再吸収する
のを促進する。再吸収された水のために血液が希
簿となると、この事実は視床下部において感知さ
れADHの生成が停止する。 ある場合には一つの内分泌腺の標的器官は同じ
系の別の腺である。たとえば下垂体前葉の栄養ホ
ルモン、たとえば黄体形成ホルモル(LH)は性
腺を刺激してテストテトロン、エストロゲン及び
プロゲステロンのようなアンドロゲンを生成す
る。 下垂体前葉で生成する成長ホルモン(GH)は
個体の大きさに決定するので哺乳動物の表現型に
大きな影響を与える。このホルモンは体中のほと
んどすべての細胞中のタンパク質の蓄積を起こ
す。GHに対する応答として骨を含めてすべての
組織が成長する。軟骨が少しでも両端に残つてい
る限り骨は子供の間成長を続ける。この軟骨領域
が骨になつたとき成長は停止する。長骨は成人と
同時にその成長を完了する。 思春期前期に生成するGHの量が個体の大きさ
を決定する。生成量が小さ過ぎるかあるいは全く
存在しないと、その人間はこびととなる。GHの
生成が多過ぎると巨人となる。 成人としてからGHの生成が増えるとあご、ま
ゆ、鼻、指及びつまさきの骨だけが応答すること
ができる。これらが成長を始めると、非常に大き
い指及びつまさきを有する異常な様子となる。こ
れは下垂体機能亢進の一つの結果である。これは
先端巨大症と診断される。聖書に出て来るゴリア
テはこの先端巨大症であつたと考えられる。他の
このような状態も知られている。 望ましくない体重の増加又は成長速度の増大を
もたらすホルモンの過剰の生成あるいはホルモン
の正常な生成に対して望ましくない応答がある場
合にはこの望ましくないホルモンの生成を抑制す
ることが有効である。この方法が発見されたので
ある。 特定の金属ポルフイリンで処理することにより
哺乳動物の内分泌系を抑制することができること
が発見されたのであり、これにより内分泌系の一
つあるいは複数の腺の過剰な活動に関係のある種
種の人間の苦しみを直すことが可能となつたので
ある。更に具体的に言えば、CoPPを哺乳動物に
投与するとヘムオキシゲナーゼ活性が強く刺激さ
れ、同時にALAシンテターゼ活性の抑制及び内
分泌系の著しい抑制がみられた。 問題点を解決するための手段 本発明の特に重要な一面はCoPP及びCoMPが
テストテトロン及びエストロゲンのような性腺の
男性ホルモン及び女性ホルモンの生成を制限する
能力及び甲状腺ホルモンの生成を制限する能力を
有することである。 性腺ホルモンはアナボリツク活性を有する。こ
れらのホルモン及びその合成同類物は成長の促進
に用いられる。アナボリツクホルモンの生成が多
過ぎると食物摂取量の増大に伴い成長速度が増大
する。CoPP又はCoMPの動物に投与した場合の
急速な効果の一つは食欲の急速な減退及びその結
果の成長速度の減少である。性腺ホルモンの濃度
が未処理の哺乳動物のそれよりも低い限り上記の
効果は継続する。驚くべきことは、この成長速度
の減少は性腺レベルが正常に戻つた後も続くので
ある。後で説明するようにラツトの場合、テスト
ステロンの低レベルは約48日間続くが成長速度の
減少は少くとも90乃至100日間続く。P/F比が
増大する点を除いてはこの動物は正常のようであ
る。低テストステロンレベルの期間はCoPP又は
CoMPの投与量を選択することにより特定の期間
にコントロールすることができる。 動物に見られる成長速度の低下は更にCoPP又
はCoMPを投与することにより、典型的の場合低
い投与量レベルで投与することにより90日以上あ
るいはその他の特に選んだ期間保持することがで
きる。このように、CoPP又はCoMPを動物に用
いて成長速度の低下の達成及びその維持を行ない
体重のコントロールを助けることができる。後で
更に詳細に説明するようにこれらの金属塩の何れ
かで処理した動物の身体におけるP/F比は幾分
増大する。 下記に述べるように、CoPPをラツトに投与す
ると、甲状腺ホルモンT3及びT4の血漿中の量が
著しく減少し、かつ下垂体誘導栄養ホルモン
TSHも予想以下のレベルに減少する。更に、こ
のように処理された動物においてはテストステロ
ン及びエストロゲンのような性腺ホルモンが血漿
から失われ、同時に下垂体誘導栄養ホルモンLH
も正常なレベルより低下する。また、視床下部−
下垂体−副腎軸において血漿中でコルチゾールの
抑制も見られた。 これらの発見は甲状腺、性腺及び副腎の如き末
端内分泌系が抑制され、その結果は下垂体ホルモ
ンの合成又は放出の抑制と関係があることを示し
ている。下垂体を顕微鏡で調べると甲状腺放出細
胞(TSH)CoPP処理動物においては正常な対照
動物におけるよりも著しく小さいことがわかる。 実施例 添付の図面はラツトについて行なつた研究の結
果を示すものであり、CoPPの内分泌系の活動を
抑制する作用を明白に例示している。同様な結果
がCoMPについて得られる。 第1図のA及びBは実験結果をグラフに描いた
ものであり、CoPPがラツトの内分泌系を抑制す
ることを示している。具体的には、この実施例に
おいては下垂体−精巣軸を含む内分泌系の面が抑
制されているが示されている。第1図のパネルA
はCoPPを二服投与したラツトの血清中のテスト
ステロンレベルを示しており、ホルモンの測定は
最初の注射後7日後に行なつた。左側の対照の項
にみられるように、CoPP投与前の血清テストス
テロンレベルはこの種の動物について予想される
範囲内であつた。このパネルの右側(CoPPと表
示)に示すデーターにおいてはCoPP投与後の血
清テストステロンのレベルはすべて0.8ng/ml以
下であり、この値はこの雄性ホルモン血清レベル
の異常な低下である。右側のパネルBにおいて、
性腺からのテストステロンの合成及び放出を制御
し、それ自身視床下部性刺激の下で下垂体から製
造され放出される血清LHレベルに示す。対照群
はこの種の動物の特徴である血清LHの通常のレ
ベルの範囲を示す。このパネルの右側のCoPPの
データーはこの図の左側のパネルに示す血清テス
トステロンレベルの大きな減少にもかかわらず、
通常予想される下垂体からの血清LHの放出の補
償的増大が無かつたことを示している。 これらの研究においてはCoPPの投与量レベル
は50μmol/Kg(体重)であつた。動物の数はド
ツトの数で示す。 フイードバツク調節内分泌機構があることが知
られており、この機構においては末端及び中枢内
分泌腺、即ちこの場合下垂体−性腺軸がホルモン
レベルを適当な一定の平衡レベルに保持するよう
に作用する。即ち、もし血清テストステロンレベ
ルが著しく減少すると、血清LHレベルが急激に
増大し血清テストステロンレベルを通常のレベル
に戻す筈である。予想された増大に反し、CoPP
で処理した動物は全くこのような補償的増大を示
さなかつた。このことは第1図Bから明らかであ
る。このことは血清テストステロンの増加を刺激
するための補償機構がCoPPにより害されたこ
と、及び理由は定かではないが、CoPPにより生
産されるテストステロンの生成における非平衡が
補正するのに必要なLHを下垂体が放出すること
が出来なかつたことを示している。即ち、これら
の動物における血清テストステロンレベルの減少
は血清性ホルモンレベルを正常に戻すであろう血
清LHの反発的増加により補償されなかつたので
ある。このことは中枢及び末端レベルにおいて内
分泌機能が大幅に低下したことを示している。合
成金属ポルフイリンは内分泌腺よりも高いレベル
で、具体的には下垂体−視床下部の間の軸のある
点で作用し、この点から放出ホルモン(即ちLH
−放出ホルモン等)が下垂体に送られ、ここで栄
養ホルモン(この場合LH)の放出が刺激される
ことが明確に示されている。 CoMPでも同様な結果が得られる。 第2図はCoPPを25μmol/Kg(体重)一回投与
によつて血清テストステロンレベルの抑制が持続
することを示している。即ち、棒グラフ第1図の
データーと一致して、14−40日で血清テストステ
ロンレベルが通常のレベルよりも著しく低いレベ
ルにあることを示している。ホルモンレベルは
徐々に通常レベルに戻つているが、48日を経ない
と通常の範囲内に入らない。CoPPの一回投与に
より性腺性ホルモン及び成長ホルモンであるテス
トステロンの合成及び放出及び性腺ホルモン生産
(LH)のための栄養ホルモンの合成又は放出を
大幅に抑制することができる。この効果は本発明
の金属ポルフイリンの何れかの1回の注射後40−
48日間持続することができる。視床下部−下垂体
−性腺軸のような重要な内分泌系を一時的に抑制
するこの能力はここに記載の金属ポルフイリンを
投与することにより達成される新規な生体作用で
あり、性腺ホルモンの過剰のレベルによりひき起
こされる病気の治療におけるこれらの物質の有用
性を明らかに示すものである。他の研究において
は上で述べた48日にわたる抑制はCoPPを周期的
に間隔をあけて繰り返し投与することにより9ケ
月間にもわたつて延長された。このことは本発明
の合成金属ポルフイリンを周期的に投与すること
によりこの投与の続く限り内分泌機能を抑制する
のに有用な手段が得られることを明白に示してい
る。 第2図において各々の棒グラフの上の数字は試
験動物の数である。水平の点線は対照動物におけ
るテストステロンのレベルの範囲を示す。 CoPP及びCoMPによる性腺ホルモン及び甲状
腺ホルモンの内分泌系における産性の抑制は可逆
的である。一度化合物の投与を中止すると、通常
の内分泌系に徐々にかつ完全に回復する。化合物
のこの特徴は身体の不調がどの程度ある特定の内
分泌物の過剰なレベルによるものであるかがわか
らないような臨床において非常に価値が高い。こ
れは内分泌機能を抑制するための適当な投与量の
CoPP又はCoMPをうまく用いて、この化合物の
効果が低下した時に通常のレベルに回復させるこ
とにより決定することができる。しかし、普通の
手段によつて内分泌系は通常の状態に戻るけれど
も、成長速度は何週間もの間低下した状態のまま
である。 第3図は下垂体−甲状腺軸についての比較デー
ターを示す。パネルAは動物における血清T4(チ
ロキシン)レベル及びその通常の範囲を示す。こ
のパネルにおいてCoPPと表示した欄は先に性ホ
ルモンのテストステロンについての研究における
と同じ方法で動物をCoPP(2−50μmol/Kg(体
重)で処理することによつて生成する血清T4
レベルが著しく減少することを示している。パネ
ルBは別の主要な甲状腺ホルモンT3のレベルの
同様な減少、対照動物におけるその血漿中のレベ
ル及びCoPPによつてもたらされるこのホルモン
の血漿レベルに対する低下効果を示す。最後にパ
ネルCは対照及びCoPP処理動物における甲状腺
のための栄養ホルモン、即ち、甲状腺刺激ホルモ
ン(TSH)の血清レベルを示す。人間を含む動
物において、甲状腺レベルが大幅に低下すると
(同図の前の2つのパネルで示すように)、血清
TSHレベルは対照条件で見られるよりも著しく
高いレベル戻る。しかし、パネルCが示すよう
に、CoPPで処理した動物においてはこのような
戻りは無かつた。そしてこのことはこれらの動物
における下垂体はCoPPによつてもたらされる甲
状腺ホルモン(T4及びT5)の血漿レベルの低下
に対して正常に応答できなかつたことを示すもの
である。 CoMPを用いても同様な結果が得られる。 下垂体−性腺軸に関する第1図及び第2図にお
ける知見とともにこれらの知見は本発明の合成金
属ポルフイリンの視床下部性効果を明らかに示し
ている。この効果は甲状腺ホルモン及び性腺ホル
モンの末端合成及び分泌を制御する栄養ホルモン
(LH又はTSH)のための放出ホルモンに対する
これらの化合物の作用あるいは他の未だ知られて
いない機構により和らげられるであろう。即ち、
これらの二つの内分泌軸において、合成金属ポル
フイリンCoPP及びCoMPは比較的小量の投与に
より大きい抑制効果を示す。 下垂体−甲状腺軸を含むこれらの研究の結果か
らCoPPの投与は甲状腺機能亢進症に関連する哺
乳動物の病気の治療に有効であることが明らかで
ある。 第4図は雄のSprague−Dawleyラツト(140−
160g)にCoPPを一回分投与した後の体重の減
少を示す。 この研究及びここで報告する他の研究において
用いる非経口液剤はCoPP又はCoMPを小容量の
0.1M NaOH(金属ポルフイリン溶液1mlにつき
0.1ml)に溶解することにより調製することがで
きる。CoPP及びCoMPはポルフイリンプロダク
ツ社(ローガン、UT)から購入した。溶液のPH
は1M HClで7.4に調節し、最終容量は0.9%NaCl
溶液を添加することにより調整した。投与は皮下
注射によつて行なつた。 この研究においてはラツトを下記のCoPP溶液
で初日に処理した。 50μmol/Kg(体重) A 25μmol/Kg(体重) B 5μmol/Kg(体重) C 生理的食塩水 D 図面のそれぞれの点は6頭の動物の平均体重を
表わす。 成長速度の最初の停止又は低下後、5−
25μmol/Kgで処理したラツトは生理的食塩水で
処理した対照のものと平行的に体重が増加した
が、体重は対照のものよりも小さかつた。
50μmol/Kgで処理したラツトは急速に体重が減
少し、14日経つても、最初の体重に戻らなかつ
た。しかし、14日目迄に対照動物と同様な割合で
体重が増加し始めた。 第5図はテストステロン濃度と体重減少との関
係を示す。下のパネルは生理的食塩水、A又は
CoPPを25μg/Kg(体重)で処理した6匹のラ
ツトと毎日の体重±SEMを示す。図で示した時
点で尾から採血し、血清中のテストステロン濃度
を測定した(上のパネル)。6匹のラツトBの値
±SEMを上のパネルに示した。 この研究においてはテストステロンレベルは4
日以内に約90%減少した。体重増加はこの4日間
は一定であり、続く一週間にわずかに減少し、続
く週で回復し、20目乃至48日目において対照のも
のと平行して増加した。未処理の動物は全研究期
間を通して体重は着々と増加した。4乃至25日の
期間内に血清テストステロンレベルは非常に低い
レベルにあつた。その後は通常のレベルに次第に
回復し、約40乃至48日後に通常のレベルに達した 処理動物は対照動物と同様な割合で体重が増加
したという事実にかかわらず、その血清テストテ
ステロンレベルが正常化した時でさえ、その全体
重は未処理動物の体重よりも約25%小さい状態に
してあつた。この状態は90日乃至100日間も続い
た。エストロゲンレベルと体重増加の関係を調べ
ることにより同様な結果が雌のラツトにおいても
見られた。 CoPP又はCoMPを投与することによつて得ら
れるもう一つの重要な効果は処理動物のP/F比
が著しく増大することである。 この異常なそして重要な結果を例示する一つの
実験においては、40匹の子供のSprague−
Dawleyラツト(160−200g)を5つの同数のグ
ループに分けた。1つのグループに生理的食塩水
を投与しこれを対照グループとした。残りの32匹
の動物に対して10μmol/Kg(体重)のCoPPを非
経口投与し180日間観察した。この中の8匹には
これ以上の処理をしなかつた。2週間目に残りの
24匹に同投与量のCoPPをもう一度投与した。最
初のグループから16匹及び8匹を引き続いて利用
して、この処置を2週間の間隔で繰り返した。即
ち、対照グループ以外に、それぞれ合計10、20、
30及び40μmol/Kg(体重)のCoPPの投与を受け
た4つのグループとなつた。180日目に全動物を
殺しその身体中の全脂肪及び蛋白質を測定した。
その結果を下の表に示す。
【表】 CoPPの投与量の増大とともに脂肪分の一定の
減少がみられた。最大のCoPP投与量における最
終的な体重の減少は41%である。この脂肪含量の
減少は蛋白質置の統計的な増加を起こすことなく
生じその結果P/F比が主として1.0/1.0から
1.73/1.0に増大した。この特定の金属ポルフイ
リンの一回の投与により一連の処理の場合と同様
の効果が得られる。 動物を用いる農業の当業者ならば本発明のこの
点の経済的な重要性がわかるであろう。このよう
に、脂肪分が少なく、かつこれに比例して蛋白質
分の増大した経済上重要な動物、たとえば肉牛及
び食用家禽類を作ることが可能となる。このこと
は多くの理由により動物を利用する農業において
非常に重要である。その第一は飼料の効率がよく
なるということである。通常の場合、1ポンドの
蛋白質をつくり出すよりも1ポンドの脂肪をつく
り出す方が飼料が多く必要であり、したがつて経
費が高くなる。本発明によつて処理した動物は未
処理動物よりも脂肪分が少なくしたがつて体重に
対する蛋白質の比が高い。処理動物の食用組織は
処理動物のそれよりも栄養価が高い。 第二の重要な結果は処理動物の食用肉は未処理
のそれよりも脂肪分が少ないということである。
最近の研究によると高蛋白、即ち赤身の肉は脂肪
分の高い肉よりも人間の健康によいということは
ますます明らかとなつている。淡水の川及び湖や
海水中で捕えた魚は養魚場で飼養したものよりも
味がよいということは古くから認められている。
これは後者の魚は脂肪分が高いためである。した
がつて本発明はこの業界に大きな影響を与えるで
あろう。 あひるの肉はにわとりや七面鳥ほどポピユラー
ではない。これはあひるの肉は脂肪分が高いため
である。CoPP又はCoMPを使用すれば食品とし
てのあひるの人気は上るであろう。 CoPP又はCoMPを動物に投与することにより
下記のような効果が得られるようである。 1 アナボリツク又は成長促進活性の付随的低下
とともに性腺ホルモンの生成が一時的に低下す
ること。 2 これらの化合物が視床下部の中の或る食欲調
節部位に作用することにより長期間の食欲抑制
効果が得られること。 3 P/F比の増大。 動物における内分泌の研究は人間の内分泌制御
系が機能する調節機構の有効なかつ学問的に認め
られたモデルとして役に立つていることに注目す
べきである。即ち、たとえば前立腺肥大における
雄性ホルモンの役割及び前立腺肥大症状の軽減を
もたらす去勢(精巣を除去することによる雄性ホ
ルモンテストテトロンの除去)の効果をHuggins
は犬について研究した。同様に、甲状腺ホルモン
に対する主要な調節機構の解明がラツト及び他の
動物において行なわれた。そしてその結果は人間
においても同様な結果となるべきであることが立
証され、動物について試験した薬剤が人間に投与
することにより達成されるべき治療効果を正確に
予想することができるのである。即ち、CoPPに
よる内分泌抑制のこれらの動物における結果は人
間における情況と十分な関連を有し、特定の投与
量において合成金属ポルフイリンCoPP又は
CoMPは人間及び他の動物における内分泌系を抑
制するであろうことを明白に示すものである。 ここで述べかつ例示した哺乳動物の内分泌系を
著しく、しかも一時的に抑制するこの新しく発見
された能力は臨床上非常に重要である。何故なら
ばある症状、たとえば前立腺又は甲状腺の異常に
発達した症状がどの程度ホルモンによるものであ
るかがわかつていない場合があるからである。過
去においてはこのため、医者は摘出手術(去勢、
甲状腺切除、下垂対切除、等)を行なわねばなら
なかつた。この発見の結果、今や小量のCoPPを
投与し、内分泌系を抑制し(原因となつていると
考えられないホルモンの選択的交換により)、問
題となつている症状における抑制効果を決定する
ことは非常に簡単なことである。このような情報
を得た後で、特定の金属ポルフイリンを用いて内
分泌系の抑制を持続せしめることにより治療を続
けるか、あるいは確実であれば適当な内分泌腺を
外科的に取り替えることができる。 本発明のこの特定の化合物は通常、非経口的
に、即ち滅菌した非経口用の等張溶液として静脈
内、皮下又は筋肉内に投与される。このような溶
液の調製には現在非経口用組成物の調製に使用さ
れているいかなる薬学的に許容される稀釈剤を用
いてもよい。溶液はたとえばリン酸緩衝液によつ
てPH約7−8、好ましくは7.4−7.5に緩衝されて
いてもよく、また食塩又はグルコースを溶質とし
て含有することもできる。また、溶液はエチレン
又はプロピレングリコールのような多価アルコー
ルを含有してもよい。また、本有効化合物は滅菌
した不活性油、たとえばごま油又はべに花油中の
溶液又は懸濁液として投与してもよい。典型的な
投与法は1乃至50μmol/Kg(体重)の投与割合
で一週間に2回に分けて投与することであろう。
医者又は獣医師がそれぞれ特定の投与量を決める
であろう。そして、この投与量は治療状態、患者
の年令、体重及び健康の程度によつて決まるであ
ろう。 典型例では、所定量のCoPP又はCoMPを0.1M
水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、1M塩酸で所
定のPHに調整し、0.9塩化ナトリウム水溶液で全
量を形成することにより等張液を調製することが
できる。非経口組成物における活性成分の濃度は
約1乃至25mg/mlであり得る。 活性成分の投与により全内分泌系が抑制される
が、性腺及び甲状腺ホルモンの生成を制限するこ
と及び体重を制御すること、及びP/F比が増大
することに特に価値がある。従つて上で示したよ
うに、もし活性成分を投与して、一つの内分泌機
能、たとえば甲状腺ホルモンの分泌を抑制する場
合には、同時に他の補助的ホルモン(これらの多
くは市販されている)による処理で行ない他の内
分泌機能の抑制を補償するであろう。 このCoPP及びCoMPと抑制効果を経時的に減
退し、成長速度、最終的体重及びP/F比を除い
て通常の状態に戻る。これは金属ポルフイリンの
投与量に応じた期間生じる。即ち、ある症状をい
やしたりあるいは軽減するための特定の期間治療
を続けることができる。治療の最初の過程終了後
中断してもよいし、異なつたレベルで異なつた期
間続行してもよい。 無機コバルト、鉄プロトポルフイリン(ヘム)、
錫ポロトボルフイリン及びその他の金属ぽルフイ
リンはCoPP及びCoMPの効果を有していない。
内分泌系抑制のための要件は金属ポルフイリンが
ヘムオキシゲナーゼの触媒活性を長時間、肝臓及
び多分下垂体及び視床下部で5乃至15倍の長時間
の間、刺激することができ、一方同時にこれらの
器官においてALA−シンテターゼ及びシトクロ
ムP−450活性を抑制することができるというこ
とであろう。これらの酵素はそれぞれヘム分解及
びヘム合成の律速酵素である。本発明の活性化合
物が内分泌系を抑制する機構中にこれらの酵素が
包含されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図A及びBはそれぞれ本実施例に従い
CoPPを二服投与したラツトの血清中のテストス
テロンレベル及び下垂体から放出される血清LH
レベルを示すグラフであり、第2図は本実施例に
よる血清テストステロンレベルと日数との関係を
示すグラフであり、第3図A,B及びCはそれぞ
れ本実施例に従うCoPP処理による血清T4レベ
ル、血清T3レベル及びTSHの血清レベルを示す
グラフであり、第4図は本実施例に従つてラツト
にCoPPを一回分投与した後の体重と日数との関
係を示すグラフであり、第5図は本実施例による
テストステロン濃度及び体重を日数との関係で示
すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 脂肪に対する蛋白質の比を増加させるに有効
    な量のコバルトプロトポルフイリン又はコバルト
    メソポルフイリンを非経口的に投与することから
    成ることを特徴とする人以外の動物体内の脂肪に
    対する蛋白質の比を増加させる方法。 2 コバルトプロトポルフイリンを投与する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3 コバルトメソポルフイリンを投与する特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 4 コバルトプロトポルフイリンの投与量が1−
    50μmol/Kg(体重)である特許請求の範囲第2
    項記載の方法。 5 コバルトメソポルフイリンの投与量が1−
    50μmol/Kg(体重)である特許請求の範囲第3
    項記載の方法。 6 脂肪に対する蛋白質の比を増加させるに有効
    な量のコバルトプロトポルフイリン又はコバルト
    メソポルフイリンを含有させて成ることを特徴と
    する動物体内の脂肪に対する蛋白質の比の増加用
    薬剤組成物。
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