JPH0525924B2 - - Google Patents
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- JPH0525924B2 JPH0525924B2 JP5630284A JP5630284A JPH0525924B2 JP H0525924 B2 JPH0525924 B2 JP H0525924B2 JP 5630284 A JP5630284 A JP 5630284A JP 5630284 A JP5630284 A JP 5630284A JP H0525924 B2 JPH0525924 B2 JP H0525924B2
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D7/00—Modifying the physical properties of iron or steel by deformation
- C21D7/13—Modifying the physical properties of iron or steel by deformation by hot working
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、溶接性の優れたハイテン・インバー
ト(高抗張力不等辺不等厚山形鋼)を製造する方
法に関するものである。本出願人は、特公昭44−
28577号公報をもつて、インバートの効率的な製
造方法を提供しているが、本発明は上記発明に好
適なものである。 (発明の背景) インバートは、主に造船用材として多用されて
いる構造用形鋼であるが、近年省エネルギー、省
コストをめざして、船体等重量の軽量化が図られ
るにしたがい、インバートのハイテン化が要望さ
れている。 一般に溶接構造用高張力鋼は、第1表に示す
JIS G3106,SM 50Bに代表される。その最大元
素含有時における炭素当量Ceq(=C+Mn/6+Si/24 +Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14)は、0.453と非常
に高 い値を示すが、現状はCeq=0.37〜0.42程度に下
げて実生産されている。しかし、溶接性の面から
見れば、上記炭素当量は高過ぎる。
ト(高抗張力不等辺不等厚山形鋼)を製造する方
法に関するものである。本出願人は、特公昭44−
28577号公報をもつて、インバートの効率的な製
造方法を提供しているが、本発明は上記発明に好
適なものである。 (発明の背景) インバートは、主に造船用材として多用されて
いる構造用形鋼であるが、近年省エネルギー、省
コストをめざして、船体等重量の軽量化が図られ
るにしたがい、インバートのハイテン化が要望さ
れている。 一般に溶接構造用高張力鋼は、第1表に示す
JIS G3106,SM 50Bに代表される。その最大元
素含有時における炭素当量Ceq(=C+Mn/6+Si/24 +Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14)は、0.453と非常
に高 い値を示すが、現状はCeq=0.37〜0.42程度に下
げて実生産されている。しかし、溶接性の面から
見れば、上記炭素当量は高過ぎる。
【表】
【表】
その結果、これらの高炭素当量の鋼材を用い
て、溶接構造物を構築する場合には、溶接部の低
温割れ防止の見地から、溶接前後工程で鋼材を加
熱するか、あるいは特殊な溶接材料を使用しなけ
ればならず、これ等が溶接施工能率を阻害する大
きな原因のひとつとなつている。 またインバートは、その断面が曲り尺状でウエ
ブが薄くて長く、フランジが厚く短い形状であ
る。このため圧延中の冷え方が、ウエブが冷えや
すく、フランジが冷えにくい。第2図にその冷え
方を例示する。図中Lは、ユニバーサルミル組圧
延工程を示す。 この例は、仕上圧延前のユニバーサルミル組6
(ユニバーサルミル4+エツジヤー5)のもので
ある。通常圧延開始から終了までの温度は、1050
〜800℃であるが、図からわかるように、ウエブ
の方がかなり冷速が早い。フランジとウエブの温
度差が、100〜150℃となることも稀ではない。 その結果、インバートの代表的な機械的性質の
断面における分布は、第3図に例示するように、
ウエブにおいては、引張強さTSと降伏点YPが高
く、伸びELが低めとなり、フランジにおいては、
ウエブと逆の傾向を示す。 このために、規格を満足するフランジの引張強
さと、降伏点を得るべく、化学成分を調整するの
が一般的であるが、それによると、フランジはよ
いが、ウエブの引張り強さは規格上限となり、伸
びが規格下限に近づき易く、更に炭素当量が高目
になり、断面内の機械的性質が異なる。 (従来方法と問題点) フランジが厚くウエブが薄いインバートに対
し、仕上げ圧延機前のローラテーブル上で、フラ
ンジの両側に散水冷却する技術が、特公昭51−
31227号公報に提案されている。 この方法は、二段孔型圧延機で製造されたイン
バート(ロールインバート)の冷却過程における
熱歪を防止して、形状の良い形鋼となし、矯正作
業、テーブル移送等の精整作業に好都合にしたも
のである。ところが、この方法は単に圧延後の形
鋼の形状を改善したにとどまり、この方法のみに
よつて溶接性の優れたハイテン・インバートを製
造することはできない。殊に溝形状形鋼は、フラ
ンジを散水冷却しようとすると、ウエブにも水が
乗つてしまいウエブが冷えやすい。このために従
来好適な方法、装置がなかつた。 (発明の目的) 本発明は、如上の点に鑑み、溶接性の優れたハ
イテン・インバートを効率的にかつ経済的に製造
する方法を提供するものである。 (発明の構成・作用) 本発明者等は、インバート断面内の機械的性質
を均一化するとともに、炭素当量を低下させるべ
く、各種試験を行なつて本発明に到達したもので
あり、その要旨は、C;0.07〜0.15,Si;0.15〜
0.35,Mn;0.90〜1.30,P0.025,S0.025,
SolAl;0.010〜0.035の各重量%を含有し、残部
Feおよび不可避的不純物よりなり、かつ炭素当
量(Ceq=C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/
4+ V/14)<0.36%の連続鋳造スラブから得た熱粗形鋼 片を、その全断面温度が、900℃以下のときユニ
バーサルミル組により圧延を開始するとともに、
750±40℃の範囲内で該ユニバーサルミル組によ
る圧延を終えて溝状形鋼となし、該溝状形鋼を仕
上圧延した後、冷却および矯正を行ない、次いで
該溝状形鋼を縦切断して、2本のインバートとな
すことを特徴とする。 以下図面とともに本発明を詳細に説明する。 まず、合金元素含有量について述べると、Cは
母材強度を維持するための不可欠の元素である
が、多すぎると溶接性と靱性を害し、少なすぎる
と母材強度が不足するので、その範囲を0.07〜
0.15%とする。 Siは強度向上に有効な元素であるが、多すぎる
と溶接部靱性を低下させるし、少なすぎると母材
強度が不足するので、その範囲を0.15〜0.35%と
する。 Mnは強度ならびに靱性の向上に有効な元素で
あるが、過多または過少で、母材及び溶接部の靱
性を劣化させるので、その範囲を0.90〜1.30%と
した。 P,Sは不純物として鋼中に不可避的に含有さ
れ、強度、靱性を劣化させるので、可及的少量で
あることが望ましいが、工業的に比較的容易に調
整できる上限として、0.025%としたが、0.010以
下が好ましく、炭素当量Ceqも0.34以下が望まし
い。 SolAlは細粒化のため0.010〜0.060%とした。
その他不可避的に含有されるNi,Cr,Mo,V
は、Ceq<0.36の範囲をこえないように、低減す
ることが必要である。 上記化学成分の連鋳スラブ8を、第1図に示す
ように例えば加熱装置1により適当な温度に加熱
後、第1粗圧延機2および第2粗圧延機3で、粗
形鋼片9に加工し、次工程に設けたユニバーサル
ミル組6の手前(上流側)あるいは前後に後記す
る冷却手段を設けて温度調整を行う。7は最終仕
上ミルである。 通常連鋳スラブの加熱温度と、粗形鋼片の仕上
り温度は、それぞれ1280℃、1050℃程度である
が、第1,第2粗圧延機の能力が大きい場合に
は、更に低温度でよい。被圧延材の断面変化は、
略第1図b,c,dの順であり、断面寸法の小さ
いものは、第1粗圧延機を省略してもよい。 さて、造形の主要部を占めるユニバーサルミル
組6における加工要領を第4図に示し、第4図a
は周知のユニバーサルミルUM4とエツジヤーミ
ルEM5を対とするユニバーサルミル組6、およ
び第4図cはこのユニバーサルミル組6によるリ
バース圧延状況を示している。第4図bは本発明
において使用する冷却手段の例であり、樋を伏せ
た状態の溝形状形鋼9,10のフランジ24を所
定温度に冷却する装置22を設置している。従来
の方法においては、既述の如く、ウエブとフラン
ジの肉厚差に起因する冷却速度の差により、第2
図に例示したように、薄肉ウエブは厚肉フランジ
部より温度降下が早くなる他に、ウエブはロール
冷却水によつても冷却され、その傾向が拡大され
るので、第3図に例示したように、両者の機械的
性質の差が拡大される。たとえば、フランジ部の
機械的性質を満足させようとすると、鋼材の炭素
当量を高くせざるを得ない。図中ウエブ厚9−13
mm、フランジ厚14−18mmを示す。 本発明者等は、製造条件を詳細に観察すること
により、上記現象を見出だしたのであり、その解
決方法として、第1に、断面内の機械的性質の均
一化をはかるべく、被圧延材の圧延温度を、狭幅
管理して、低炭素当量化を実現することに着目し
た。即ちウエブとフランジの加工条件を、略一致
させることにしたのである。 第4図bに概要を示すように、エアー吹付け等
のウエブ水切り装置21により、圧延中にウエブ
上面に乗つたロール冷却水を排除し、ロール接触
による冷却と、輻射放熱以外の冷却原因を除去
し、従来法で圧延した場合に比べて、ウエブ23
の温度を高めに推移させる。図中25はエア吹付
けノズルである。エア供給源は図示しない。 またフランジ24を、フランジ水冷装置22に
より加速冷却して、従来圧延温度に比べて低目に
推移させ、更に被圧延材の全断面内温度を正確に
管理する。図中26は、水噴射ノズルであり、冷
却水供給ヘツダー等の水供給部は図示を省略し
た。 第5図は本発明の実施例のウエブとフランジの
冷却推移のグラフであり、前記第4図bの冷却装
置により、ユニバーサルミル組6のリバース圧延
の途中で冷却を行つた時の各圧延パス(計8パ
ス)毎のウエブとフランジの温度経過を示してい
るが、断面内温度およびその分布は、所期の値に
管理され、全断面温度が均一化されている。第6
図に当該工程の圧延開始温度と、仕上温度の関係
を示す。圧延開始温度が、900℃より高い場合に
は、圧延加工温度が高くなりすぎて、機械的性質
の劣化を伴なうほか、加工温度を、所定値に納め
るための過大な冷却設備を要し、実用的でない。 また、第7図に、ユニバーサルミル組での圧延
終了温度(グラフでは「加工温度」)と機械的性
質の関係を示すように、ユニバーサルミル組の圧
延終了温度が、750+40℃超では圧延後の結晶粒
が粗大で、機械的性質が劣化する。ユニバーサル
ミル組の圧延終了温度が、750−40℃未満では、
降伏点が異常に高くなるほかに、伸びの劣化がは
なはだしく不都合である。図中Ceq=0.30〜0.34、
ウエブ厚9−13mm、フランジ厚14−18mmを示す。
なお、本工程における加工量が少なすぎる場合に
は、当然その効果(細粒化)が減少するので、総
加工量(圧下量)は50%以上が望ましい。なお、
本発明では主な構成要件を圧延材の成分・炭素当
量および中間圧延工程での圧延開始・終了温度を
特定した点にあり、特に最終仕上ミル7の圧延条
件は特に定めていない。即ち、一般にインバート
圧延の最終仕上ミル段階では整形のための軽圧下
を行うに止まり、機械的性質の造り込みは中間圧
延工程までに行われるからである。 (実施例) 第2表に示すA〜Cは、本発明の実施例であ
り、D,Eは本発明によらない従来例である。同
様な引張強度を得るために、D,Eにおいては、
Mnを多く使用し、更にVを加えるなどしている
ので、炭素当量Ceqが高い。 これに対する本発明は、炭素当量が低値となつ
ている。更にユニバーサルミル組における圧延開
始(咬込)温度および圧延終了(最終)温度と
も、ウエブとフランジの温度差が小さい。このた
めウエブ、フランジ間に、機械的性質に差がない
ものが得られている。
て、溶接構造物を構築する場合には、溶接部の低
温割れ防止の見地から、溶接前後工程で鋼材を加
熱するか、あるいは特殊な溶接材料を使用しなけ
ればならず、これ等が溶接施工能率を阻害する大
きな原因のひとつとなつている。 またインバートは、その断面が曲り尺状でウエ
ブが薄くて長く、フランジが厚く短い形状であ
る。このため圧延中の冷え方が、ウエブが冷えや
すく、フランジが冷えにくい。第2図にその冷え
方を例示する。図中Lは、ユニバーサルミル組圧
延工程を示す。 この例は、仕上圧延前のユニバーサルミル組6
(ユニバーサルミル4+エツジヤー5)のもので
ある。通常圧延開始から終了までの温度は、1050
〜800℃であるが、図からわかるように、ウエブ
の方がかなり冷速が早い。フランジとウエブの温
度差が、100〜150℃となることも稀ではない。 その結果、インバートの代表的な機械的性質の
断面における分布は、第3図に例示するように、
ウエブにおいては、引張強さTSと降伏点YPが高
く、伸びELが低めとなり、フランジにおいては、
ウエブと逆の傾向を示す。 このために、規格を満足するフランジの引張強
さと、降伏点を得るべく、化学成分を調整するの
が一般的であるが、それによると、フランジはよ
いが、ウエブの引張り強さは規格上限となり、伸
びが規格下限に近づき易く、更に炭素当量が高目
になり、断面内の機械的性質が異なる。 (従来方法と問題点) フランジが厚くウエブが薄いインバートに対
し、仕上げ圧延機前のローラテーブル上で、フラ
ンジの両側に散水冷却する技術が、特公昭51−
31227号公報に提案されている。 この方法は、二段孔型圧延機で製造されたイン
バート(ロールインバート)の冷却過程における
熱歪を防止して、形状の良い形鋼となし、矯正作
業、テーブル移送等の精整作業に好都合にしたも
のである。ところが、この方法は単に圧延後の形
鋼の形状を改善したにとどまり、この方法のみに
よつて溶接性の優れたハイテン・インバートを製
造することはできない。殊に溝形状形鋼は、フラ
ンジを散水冷却しようとすると、ウエブにも水が
乗つてしまいウエブが冷えやすい。このために従
来好適な方法、装置がなかつた。 (発明の目的) 本発明は、如上の点に鑑み、溶接性の優れたハ
イテン・インバートを効率的にかつ経済的に製造
する方法を提供するものである。 (発明の構成・作用) 本発明者等は、インバート断面内の機械的性質
を均一化するとともに、炭素当量を低下させるべ
く、各種試験を行なつて本発明に到達したもので
あり、その要旨は、C;0.07〜0.15,Si;0.15〜
0.35,Mn;0.90〜1.30,P0.025,S0.025,
SolAl;0.010〜0.035の各重量%を含有し、残部
Feおよび不可避的不純物よりなり、かつ炭素当
量(Ceq=C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/
4+ V/14)<0.36%の連続鋳造スラブから得た熱粗形鋼 片を、その全断面温度が、900℃以下のときユニ
バーサルミル組により圧延を開始するとともに、
750±40℃の範囲内で該ユニバーサルミル組によ
る圧延を終えて溝状形鋼となし、該溝状形鋼を仕
上圧延した後、冷却および矯正を行ない、次いで
該溝状形鋼を縦切断して、2本のインバートとな
すことを特徴とする。 以下図面とともに本発明を詳細に説明する。 まず、合金元素含有量について述べると、Cは
母材強度を維持するための不可欠の元素である
が、多すぎると溶接性と靱性を害し、少なすぎる
と母材強度が不足するので、その範囲を0.07〜
0.15%とする。 Siは強度向上に有効な元素であるが、多すぎる
と溶接部靱性を低下させるし、少なすぎると母材
強度が不足するので、その範囲を0.15〜0.35%と
する。 Mnは強度ならびに靱性の向上に有効な元素で
あるが、過多または過少で、母材及び溶接部の靱
性を劣化させるので、その範囲を0.90〜1.30%と
した。 P,Sは不純物として鋼中に不可避的に含有さ
れ、強度、靱性を劣化させるので、可及的少量で
あることが望ましいが、工業的に比較的容易に調
整できる上限として、0.025%としたが、0.010以
下が好ましく、炭素当量Ceqも0.34以下が望まし
い。 SolAlは細粒化のため0.010〜0.060%とした。
その他不可避的に含有されるNi,Cr,Mo,V
は、Ceq<0.36の範囲をこえないように、低減す
ることが必要である。 上記化学成分の連鋳スラブ8を、第1図に示す
ように例えば加熱装置1により適当な温度に加熱
後、第1粗圧延機2および第2粗圧延機3で、粗
形鋼片9に加工し、次工程に設けたユニバーサル
ミル組6の手前(上流側)あるいは前後に後記す
る冷却手段を設けて温度調整を行う。7は最終仕
上ミルである。 通常連鋳スラブの加熱温度と、粗形鋼片の仕上
り温度は、それぞれ1280℃、1050℃程度である
が、第1,第2粗圧延機の能力が大きい場合に
は、更に低温度でよい。被圧延材の断面変化は、
略第1図b,c,dの順であり、断面寸法の小さ
いものは、第1粗圧延機を省略してもよい。 さて、造形の主要部を占めるユニバーサルミル
組6における加工要領を第4図に示し、第4図a
は周知のユニバーサルミルUM4とエツジヤーミ
ルEM5を対とするユニバーサルミル組6、およ
び第4図cはこのユニバーサルミル組6によるリ
バース圧延状況を示している。第4図bは本発明
において使用する冷却手段の例であり、樋を伏せ
た状態の溝形状形鋼9,10のフランジ24を所
定温度に冷却する装置22を設置している。従来
の方法においては、既述の如く、ウエブとフラン
ジの肉厚差に起因する冷却速度の差により、第2
図に例示したように、薄肉ウエブは厚肉フランジ
部より温度降下が早くなる他に、ウエブはロール
冷却水によつても冷却され、その傾向が拡大され
るので、第3図に例示したように、両者の機械的
性質の差が拡大される。たとえば、フランジ部の
機械的性質を満足させようとすると、鋼材の炭素
当量を高くせざるを得ない。図中ウエブ厚9−13
mm、フランジ厚14−18mmを示す。 本発明者等は、製造条件を詳細に観察すること
により、上記現象を見出だしたのであり、その解
決方法として、第1に、断面内の機械的性質の均
一化をはかるべく、被圧延材の圧延温度を、狭幅
管理して、低炭素当量化を実現することに着目し
た。即ちウエブとフランジの加工条件を、略一致
させることにしたのである。 第4図bに概要を示すように、エアー吹付け等
のウエブ水切り装置21により、圧延中にウエブ
上面に乗つたロール冷却水を排除し、ロール接触
による冷却と、輻射放熱以外の冷却原因を除去
し、従来法で圧延した場合に比べて、ウエブ23
の温度を高めに推移させる。図中25はエア吹付
けノズルである。エア供給源は図示しない。 またフランジ24を、フランジ水冷装置22に
より加速冷却して、従来圧延温度に比べて低目に
推移させ、更に被圧延材の全断面内温度を正確に
管理する。図中26は、水噴射ノズルであり、冷
却水供給ヘツダー等の水供給部は図示を省略し
た。 第5図は本発明の実施例のウエブとフランジの
冷却推移のグラフであり、前記第4図bの冷却装
置により、ユニバーサルミル組6のリバース圧延
の途中で冷却を行つた時の各圧延パス(計8パ
ス)毎のウエブとフランジの温度経過を示してい
るが、断面内温度およびその分布は、所期の値に
管理され、全断面温度が均一化されている。第6
図に当該工程の圧延開始温度と、仕上温度の関係
を示す。圧延開始温度が、900℃より高い場合に
は、圧延加工温度が高くなりすぎて、機械的性質
の劣化を伴なうほか、加工温度を、所定値に納め
るための過大な冷却設備を要し、実用的でない。 また、第7図に、ユニバーサルミル組での圧延
終了温度(グラフでは「加工温度」)と機械的性
質の関係を示すように、ユニバーサルミル組の圧
延終了温度が、750+40℃超では圧延後の結晶粒
が粗大で、機械的性質が劣化する。ユニバーサル
ミル組の圧延終了温度が、750−40℃未満では、
降伏点が異常に高くなるほかに、伸びの劣化がは
なはだしく不都合である。図中Ceq=0.30〜0.34、
ウエブ厚9−13mm、フランジ厚14−18mmを示す。
なお、本工程における加工量が少なすぎる場合に
は、当然その効果(細粒化)が減少するので、総
加工量(圧下量)は50%以上が望ましい。なお、
本発明では主な構成要件を圧延材の成分・炭素当
量および中間圧延工程での圧延開始・終了温度を
特定した点にあり、特に最終仕上ミル7の圧延条
件は特に定めていない。即ち、一般にインバート
圧延の最終仕上ミル段階では整形のための軽圧下
を行うに止まり、機械的性質の造り込みは中間圧
延工程までに行われるからである。 (実施例) 第2表に示すA〜Cは、本発明の実施例であ
り、D,Eは本発明によらない従来例である。同
様な引張強度を得るために、D,Eにおいては、
Mnを多く使用し、更にVを加えるなどしている
ので、炭素当量Ceqが高い。 これに対する本発明は、炭素当量が低値となつ
ている。更にユニバーサルミル組における圧延開
始(咬込)温度および圧延終了(最終)温度と
も、ウエブとフランジの温度差が小さい。このた
めウエブ、フランジ間に、機械的性質に差がない
ものが得られている。
【表】
なお、本発明は、造船業において需要の多いハ
イテン・インバートに関して成されたものである
が、縦切り前の溝状形鋼は、同様な強度を有して
おり、ハイテン溝形鋼としての用途に供しうるこ
とは自明である。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば溶接性の
優れた構造用ハイテン・インバート(通常50キロ
級インバートと呼称されている)が効率的に製造
でき、その経済的効果も大きく、産業の発展に多
大の貢献をなすものである。
イテン・インバートに関して成されたものである
が、縦切り前の溝状形鋼は、同様な強度を有して
おり、ハイテン溝形鋼としての用途に供しうるこ
とは自明である。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば溶接性の
優れた構造用ハイテン・インバート(通常50キロ
級インバートと呼称されている)が効率的に製造
でき、その経済的効果も大きく、産業の発展に多
大の貢献をなすものである。
第1図は、ユニバーサルミル列を有する形鋼圧
延工程の一般例を示すレイアウトと被圧延材の断
面変化の説明図、第2図は、従来法による溝状形
鋼圧延におけるウエブとフランジの冷え方を例示
したグラフ、第3図は、第2図に対応する炭素当
量と機械的諸性質の相関図、第4図は、本発明の
実施態様を説明するための概略図であつて、aは
ユニバーサルミル列とフランジ水冷装置の平面
図、bはaのX−X′,Y−Y′に設置するフラン
ジ水冷装置の縦断面図、cはユニバーサルミル列
におけるユニバーサルミルとエツジヤーの圧延状
態(孔型例)を示す模式図、第5図は、本発明に
おけるウエブとフランジの冷却推移を例示するグ
ラフ、第6図は、圧延開始温度と加工温度の関係
の説明図、第7図は、本発明により製造したイン
バートのウエブとフランジの機械的諸性質と加工
温度との関係の説明図である。
延工程の一般例を示すレイアウトと被圧延材の断
面変化の説明図、第2図は、従来法による溝状形
鋼圧延におけるウエブとフランジの冷え方を例示
したグラフ、第3図は、第2図に対応する炭素当
量と機械的諸性質の相関図、第4図は、本発明の
実施態様を説明するための概略図であつて、aは
ユニバーサルミル列とフランジ水冷装置の平面
図、bはaのX−X′,Y−Y′に設置するフラン
ジ水冷装置の縦断面図、cはユニバーサルミル列
におけるユニバーサルミルとエツジヤーの圧延状
態(孔型例)を示す模式図、第5図は、本発明に
おけるウエブとフランジの冷却推移を例示するグ
ラフ、第6図は、圧延開始温度と加工温度の関係
の説明図、第7図は、本発明により製造したイン
バートのウエブとフランジの機械的諸性質と加工
温度との関係の説明図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%で、 C;0.07〜0.15、 Si;0.15〜0.35、 Mn;0.90〜1.30、 P≦0.025、 S≦0.025、 SolAl;0.010〜0.035 残部Feおよび不可避的不純物よりなり、かつ
炭素当量(Ceq=C+Mn/6+Si/24+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14)<0.36%の連続鋳造
スラブから得た熱粗形鋼片を、その全断面温度
が、900℃以下のときユニバーサルミル組により
圧延を開始するとともに、750±40℃の範囲内で
該ユニバーサルミル組による圧延を終えて溝状形
鋼となし、該溝状形鋼を仕上圧延した後、冷却お
よび矯正を行い、次いで該溝状形鋼を縦切断し
て、2本のインバートとなすことを特徴とする溶
接性の優れたハイテン・インバートの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5630284A JPS60200913A (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 溶接性の優れたハイテン・インバ−トの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5630284A JPS60200913A (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 溶接性の優れたハイテン・インバ−トの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60200913A JPS60200913A (ja) | 1985-10-11 |
| JPH0525924B2 true JPH0525924B2 (ja) | 1993-04-14 |
Family
ID=13023329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5630284A Granted JPS60200913A (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 溶接性の優れたハイテン・インバ−トの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60200913A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2001081642A1 (fr) * | 2000-04-24 | 2001-11-01 | Kawasaki Steel Corporation | Acier de forme lineaire presentant d'excellentes caracteristiques de fatigue au niveau des joints, et procede de production correspondant |
| JP4900003B2 (ja) * | 2007-04-09 | 2012-03-21 | 住友金属工業株式会社 | 熱間圧延t形鋼 |
| CN101214494B (zh) * | 2007-12-29 | 2010-12-01 | 莱芜钢铁集团有限公司 | 一种磁悬浮列车轨道用异型钢的轧制工艺 |
| CN113789475B (zh) * | 2021-09-14 | 2022-09-16 | 鞍钢股份有限公司 | 一种低成本生产屈服强度355MPa级低合金热轧钢带的方法 |
-
1984
- 1984-03-26 JP JP5630284A patent/JPS60200913A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPS60200913A (ja) | 1985-10-11 |
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