JPH0525998A - 掘削機の方向制御方法および装置 - Google Patents

掘削機の方向制御方法および装置

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JPH0525998A
JPH0525998A JP3287344A JP28734491A JPH0525998A JP H0525998 A JPH0525998 A JP H0525998A JP 3287344 A JP3287344 A JP 3287344A JP 28734491 A JP28734491 A JP 28734491A JP H0525998 A JPH0525998 A JP H0525998A
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Toshio Akesaka
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    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/003Arrangement of measuring or indicating devices for use during driving of tunnels, e.g. for guiding machines
    • E21D9/004Arrangement of measuring or indicating devices for use during driving of tunnels, e.g. for guiding machines using light beams for direction or position control
    • GPHYSICS
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    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削機を大きく蛇行させないように、掘削機
の前進方向を容易に制御することができるようにするこ
とにある。 【構成】 仮想的な基準線(70)に沿って指向される
光線(40)を受ける反射鏡(46)をシールド本体
(12)のヘッド部(14)に取り付け、反射鏡(4
6)からの反射光線(48)を受けるターゲット(5
0)をシールド本体(12)のテール部(16)に取り
付け、反射光線(48)がターゲット(50)内の目標
位置(72)に照射するように方向修正手段(22)を
制御し、もってヘッド部(14)の先端の基準部(5
8)が基準線(70)に沿うように掘削機(10)の前
進方向を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッド部およびこれの
後部に屈曲可能に連結されたテール部を備えるシールド
本体を用いた掘削機の方向制御方法および装置に関し、
特に構築すべきトンネルの計画線のような基準線に沿っ
て指向される光線を利用して掘削機の前進の方向を制御
する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】相対的な屈曲可能に連結されたヘッド部
およびテール部を備えるシールド本体を用いたシールド
型トンネル掘削機により管路のようなトンネルを構築す
る場合、掘削機が構築すべきトンネルの計画線から変位
しているとき、掘削機の前進方向を修正するいわゆる方
向修正が行われる。
【0003】この種の方向制御方法および装置の1つと
して、構築すべきトンネルの計画線に沿って指向される
レーザ光のような光線を変位確認のための基準として用
い、この光線を受けるターゲットをテール部に取り付
け、光線がターゲットの目標位置に照射するように、換
言すれば、ターゲットへの光線の照射位置が所定の箇所
すなわち目標位置となるように、掘削機の前進方向特に
テール部に対するヘッド部の向きを修正するものがあ
る。この公知の方向制御方法および装置において、ター
ゲットは、掘削機の軸線が計画線と一致しているときの
ように計画線に対する掘削機の位置および姿勢の両者が
正しいときに光線が目標位置に照射するように配置され
る。このため、掘削機が計画線からずれていると、ター
ゲットへの光線の照射位置は目標位置から外れる。この
場合、公知の方向制御方法および装置においては、光線
がターゲットの目標位置に照射するように、掘削機の前
進方向が修正される。しかし、光線およびターゲットを
用いる公知の方向制御方法および装置では、基準線に沿
って指向される光線をテール部に取り付けられたターゲ
ットに直接照射しているから、基準線の方向におけるタ
ーゲットの配置箇所の部位が基準線に沿うように方向修
正をするにすぎない。このような方向制御では、たとえ
光線がターゲットの目標位置に照射していても、ヘッド
部がテール部または基準線に対し傾斜している場合が多
く、したがって方向修正作業が複雑である。また、上記
公知の方向制御方法および装置では、ヘッド部の先端部
を基準線を越えて変位させることにより、基準線の方向
におけるターゲットの配置箇所の部位を基準線に一致さ
せるから、ヘッド部が基準線から大きく変位してしま
う。したがって、上記公知の方向制御方法および装置で
は、掘削機が所定の距離前進される間のヘッド部の蛇行
回数が多いのみならず、ヘッド部の蛇行の範囲が大き
く、その結果掘削機が大きく蛇行しつつ前進してしま
い、方向修正作業がより複雑になる。
【0004】方向制御装置の他の1つとして、目盛板お
よび指針の一方をヘッド部に他方をテール部にそれぞれ
取り付け、目盛板上における指針の位置から、テール部
に対するヘッド部の屈曲の方向および大きさを確認し、
掘削機の前進方向、特にテール部に対するヘッド部の方
向を修正するものがある。しかし、目盛板および指針を
用いる公知の方向制御方法および装置では、テール部に
対するヘッド部の屈曲の方向および大きさを確認するこ
とはできるが、掘削機が基準線に一致しているか否かは
確認することができないから、テール部に対するヘッド
部の屈曲の方向および大きさを修正することはできて
も、掘削機が基準線に一致するようにテール部に対する
ヘッド部の屈曲の方向および大きさを修正することはで
きない。
【0005】掘削機が基準線に一致するようにテール部
に対するヘッド部の屈曲の方向および大きさを修正すべ
く、光線およびターゲットを用いる公知の方向制御技術
と、目盛板および指針を用いる公知の方向制御技術とを
併用することが考えられる。しかし、ターゲットへの光
線の照射位置のずれの方向および大きさと、目盛板に対
する指針のずれの方向および大きさとが無関係であるか
ら、作業者は互いに無関係な情報を基に方向修正をしな
ければならず、方向修正作業に熟練を要する。
【0006】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、掘削機を大
きく蛇行させないように、掘削機の前進方向を容易に制
御することができるようにすることにある。
【0007】
【解決手段、作用、効果】本発明の掘削機の方向制御方
法は、光線を掘削機の後方から仮想的な基準線に沿って
前記掘削機に向けて指向させ、前記光線をシールド本体
のヘッド部に取り付けられた反射鏡に受け、前記反射鏡
からの反射光線をシールド本体のテール部に取り付けら
れたターゲットに受け、前記反射光線が前記ターゲット
内の目標位置に照射するように方向修正手段を制御する
ことを含む。本発明の掘削機の方向制御装置は、掘削機
の後方から仮想的な基準線に沿って前記掘削機に向けて
指向される光線を受けるべくシールド本体のヘッド部に
取り付けられた反射鏡と、該反射鏡からの反射光線を受
けるべくシールド本体のテール部に取り付けられたター
ゲットとを含む。
【0008】ターゲット内の目標位置は、たとえば、ヘ
ッド部の先端部の所定の部位を前進のための基準部と定
め、この基準部が本質的に基準線上にあるときのターゲ
ットへの反射光線の照射位置とすることができる。発進
立て坑等に設置された光源から発生されたレーザ光線の
ような基準となる光線は、ヘッド部に取り付けられた反
射鏡により反射された後、テール部に取り付けられたタ
ーゲットに照射する。ターゲット内の目標位置に対する
反射光線の照射位置の変位量および変位方向は、テール
部に対するヘッド部の角度、光線に対するテール部の角
度、光線に対するヘッド部の角度、基準線と光線との変
位量等に応じて異なる。しかし、目標位置に対する反射
光線の照射位置の変位方向は、主として、基準線に対す
るヘッド部の傾きの方向に関係する。したがって、反射
光線が目標位置に照射するように、テール部に対するヘ
ッド部の向きを修正して掘削機を前進させるならば、た
とえ掘削機が基準線に対し正しい位置および正しい姿勢
のいずれにもおかれていない場合でも、掘削機はヘッド
部の先端の基準部が基準線と一致する方向に常に修正さ
れ、掘削機はヘッド部の先端が基準線に沿うように前進
される。結果として、掘削機は、これを基準線に対し正
しい位置および正しい姿勢におく修正を受けつつ、前進
される。
【0009】本発明によれば、基準となる光線を、ヘッ
ド部に取り付けられた反射鏡により反射させた後、テー
ル部に取り付けられたターゲットに照射させるから、タ
ーゲッへの反射光線の照射箇所がターゲット内の目標位
置となるように、方向修正手段を制御することにより、
掘削機の前進方向を制御することができ、したがって方
向制御が容易である。また、掘削機の先端部が基準線に
沿うように方向制御をすることができるから、基準線の
方向におけるターゲットの配置箇所の部位が基準線に沿
うように方向修正をする公知の技術に比べ、ヘッド部の
蛇行回数が少ないし、ヘッド部の蛇行の範囲が小さく、
その結果掘削機の蛇行回数が少なくなり、掘削機の蛇行
の範囲が小さくなる。
【0010】ターゲット内の目標位置は、基準部が本質
的に基準線上にあるときの、前記反射光線の照射位置で
あれば、任意な箇所としてもよい。換言すれば、基準部
は、前記反射光線が目標位置に照射しているとき、基準
線上にある任意な箇所としてもよい。しかし、ターゲッ
ト内の目標位置は、掘削機が基準線に対し正しい位置に
あって正しい姿勢にあるときのターゲットへの反射光線
の照射位置とすることが好ましい。このようにすれば、
基準部が、掘削機が基準線に対し正しい位置および正し
い姿勢にあるときの基準線上の部位となるから、ヘッド
部の蛇行回数がより少なくなるし、ヘッド部の蛇行の範
囲がより小さくなり、したがって、掘削機の蛇行回数が
より少なくなるし、掘削機の蛇行の範囲がより小さくな
り、その結果掘削機を本質的に直進させることができ
る。前記基準線に沿って指向される光線を前記基準線か
ら変位した光路に沿いかつ前記反射鏡に向けて指向させ
る偏向器を含むことが好ましい。これにより、テール部
の軸線上を指向する光線を用いても、該光線をシールド
本体内の障害物を迂回させることができる。この偏向器
の代りに、前記基準線に沿って指向される光線を前記シ
ールド本体の半径方向外方へ偏向し、偏向された光線を
前記反射鏡に向けて指向させ、前記反射鏡からの反射光
線を前記シールド本体の半径方向中央に向けて指向さ
せ、前記半径方向中央に向けて指向された光線を前記タ
ーゲットに指向させる偏向器を含むことがより好まし
い。これにより、前記光線がシールド本体内の障害物の
影響を受けることを避けて、ヘッド部の先端部から反射
鏡までの距離を短くし、それにより方向制御の精度を高
めることができる。前記ターゲットは、前記反射鏡へ向
けて指向される光線の通過を許す半透明の光通過部と、
前記反射鏡からの反射光線を受ける受光部とを備えるこ
とが好ましい。これにより、光通過部への光線の照射位
置と受光部への反射光線の照射位置とから、光線に対す
る掘削機特にテール部の変位量を知ることができる。さ
らに、前記ターゲットの近傍を撮影するテレビカメラを
配置し、その映像をモニタで監視するようにしてもよ
い。
【0011】
【実施例】図1(A)を参照するに、シールド型トンネ
ル掘削機10は、筒状のシールド本体12を含む。シー
ルド本体12は、ヘッド部14と、該ヘッド部の後部に
続くテール部16とを備える。ヘッド部14とテール部
14とは、掘削機10(実際にはテール部16)の軸線
18上の屈曲中心点20を中心として屈曲可能に結合さ
れており、またテール部に対するヘッド部の向きを修正
する方向修正用の複数のジャッキ22により互いに連結
されている。
【0012】ヘッド部14は、これの後端部にテール部
16の前端部を屈曲可能に受け入れている。テール部1
6は、複数のボルトにより分離可能にかつ相対的変位不
能に連結された複数の筒状体16a,16bに分割され
ている。同様に、ヘッド部14も、複数のボルトにより
分離可能にかつ相対的変位不能に連結された複数の筒状
体に分割されていてもよい。
【0013】ヘッド部14内は、隔壁24により前方域
と後方域とに区画されている。隔壁24には、クランク
シャフト26が軸線18の周りに回転可能に支持されて
いる。クランクシャフト26は、その偏心部が前記前方
域となるように配置されている。クランクシャフト26
の偏心部には、ロータ28が回転可能に支持されてお
り、ロータ28にはカッタ組立体30が取り付けられて
いる。カッタ組立体30は、ロータ28から半径方向外
方へ伸びる複数のアームと、該アームの先端部に取り付
けられた複数のカッタビットとを備える既知のものであ
る。
【0014】隔壁24には、また、クランクシャフト2
6を回転させる回転機構32が取り付けられている。ロ
ータ28およびカッタ組立体30は、クランクシャフト
26が回転されることにより、軸線18を中心とする旋
回運動(公転運動)と、クランクシャフト26の偏心部
を中心とする回転運動(自転運動)とをするように構成
されている。このような構成は、たとえば、特開昭63
−189596号公報等に記載された公知の技術であり
また方向制御に直接関係しないから、その詳細な説明は
省略する。
【0015】ヘッド部14の前方域には、掘削物排出用
の泥水が給水管34を介して地上の側から供給される。
ヘッド部14の前方域に供給された泥水は、掘削物とと
もに、排出管36を介して地上の側へ排出される。給水
管34および排出管36は、テール部16、コンクリー
ト管のような敷設すべき管38および発進立て坑(図示
せず)を経て地上へ伸びている。
【0016】方向制御装置は、前記発進立て坑に設置さ
れた光源から発生されるレーザ光のような光線40を利
用する。図示の例では、構築すべきトンネル(図示の例
では、管路)の計画線を基準線として用い、光線40は
計画線すなわち基準線上を指向される。しかし、計画線
と平行な仮想線を基準線として用いてもよいし、光線4
0を計画線と平行に指向させてもよい。
【0017】方向制御装置は、隔壁24からテール部1
6内へ伸びるアーム42と、該アームの後端部に取り付
けられたブラケット44と、光線40を受けるべくブラ
ケット44に取り付けられた反射鏡46と、該反射鏡か
らの反射光線48を受けるべくテール部16に取り付け
られたターゲット50と、該ターゲットを撮像するテレ
ビカメラ52とを含む。
【0018】反射鏡46は、図示の例では平面鏡である
が、曲率半径の大きい凹面鏡であってもよい。反射鏡4
6は、これの中心が軸線18上に位置しかつ反射面が軸
線18に対し所定角度傾斜するように配置されている。
【0019】ターゲット50は、テール部16に取り付
けられたブラケット54に取り付けられている。ターゲ
ット50は、反射鏡46へ向かう光線40が通過するこ
とを許す半透明部50aと、反射鏡46からの反射光線
48を受光する受光部50bとを有する。このため、図
1(B)に示すように、ターゲット50には、半透明部
50aへの光線40の照射による光スポット40aと、
受光部50aへの反射光線48の照射による光スポット
48aとが形成される。
【0020】テレビカメラ52はターゲット50全体を
その前方から映すようにブラケット56によりテール部
16に取り付けられており、その出力信号は図示しない
ケーブルにより地上に配置されたモニタに伝達される。
したがって、ターゲット50への光線の照射位置を地上
のモニタ上で確認することができる。掘削機10が、ジ
ャッキ22に作用している圧力を表示する計器、ジャッ
キ22にの伸長量を表示する計器、シールド本体12の
前方域内の圧力を表示する計器等を備える場合は、これ
らの計器をターゲット42の近傍に配置し、これらの計
器の表示部をテレビカメラ52によりターゲット50と
ともに撮像してもよい。
【0021】掘削機10が基準線に対し正しい位置およ
び正しい姿勢におかれているならば、光線40は軸線1
8上を指向されてターゲット50の光通過部50aの所
定の部位を通過して反射鏡46に達し、反射光線48は
ターゲット50の受光部50bの所定の部位に照射す
る。このときの、ターゲット50への反射光線48の照
射位置は方向制御のための目標位置72(図2参照)で
あり、また掘削機10の先端と基準線との交差部は方向
制御のための基準部58である。
【0022】基準部58は、図示の例では、ヘッド部1
4の先端と基準線との交差部である。したがって、光線
40が基準線上を指向され、掘削機10の軸線18が基
準線と一致する場合、基準部58はヘッド部14の先端
の中心となる。しかし、基準部58は、他の部位であっ
てもよい。
【0023】ターゲット50は、掘削機10が基準線に
対し正しい位置および正しい姿勢におかれているとき
に、反射鏡44の光照射部と直交する線76と平行の方
向における反射鏡46と目標位置72との距離L1が基
準部58と屈曲中心点20との距離L2の2分の1以上
となるように配置されている。しかし、後に詳細に説明
するように、距離L2の2分の1未満となるように反射
鏡46を配置してもよい。
【0024】掘進時、掘削機10は、ロータ28および
カッタ組立体30が回転機構32により回転された状態
で、前記した発進立て坑に配置された元押し機構により
前進される。このとき、反射光線48は、基準線に対す
る掘削機10の位置および姿勢に応じて、受光部50b
の所定の位置に照射する。このため、作業者は、反射光
線48が目標位置に照射されるようにジャッキ22を制
御する。これにより、掘削機10は、これが基準線に対
し正しい位置を正しい姿勢で前進するように制御され
る。
【0025】次に、図2を参照して、方向制御装置によ
る掘削機10の前進方向の制御法を説明する。図2は、
基準部58がヘッド部14の先端と基準線70との交差
部であり、光線40が基準線70上を指向され、受光部
56bの目標位置72が軸線18上にあるものとして示
す。図2(A),(B)および(C)は軸線18が基準
線70と平行であるものとして示すが、図2(D)は軸
線18が基準線70に対し傾いているものとして示す。
また、図2(A),(B)および(C)は、それぞれ、
反射鏡44の光照射部位に垂直な線76の方向(図2に
示す例では、基準部58と屈曲中心点20とを結ぶ方
向)における反射鏡46と目標位置72との距離L1
が、基準部58と屈曲中心点20との距離L2の2分の
1,2分の1より大、および2分の1未満であるものと
して示す。さらに、図2(D)は、距離L1が2分の1
であるものとして示す。
【0026】図2(A)に示すように、距離L1が距離
L2の2分の1である場合においては、ターゲットへの
反射光線48の照射位置74が目標位置72に一致して
いると、たとえヘッド部がテール部に対し傾いていて
も、基準部58は基準線70上にある。この状態で、テ
ール部に対するヘッド部の向きを修正することなく掘削
機を前進させると、掘削機はこれの軸線18が基準線7
0に接近する方向へ徐々に変位されるが、基準部58は
基準線70から下方へ徐々に変位し、照射位置74は目
標位置72から上方へ徐々に変位する。このため、図2
(A)に示す場合は、照射位置74を目標位置72から
上方へ変位させないように、または照射位置74を目標
位置72に接近させるように、ヘッド部をテール部に対
し現時点よりも上向きにさせる方向(図において時計方
向)へ角度的に回転させるべく、テール部に対するヘッ
ド部の向きを修正しつつまたは修正した後、掘削機を前
進させる。これにより、掘削機は、その軸線18が基準
線70と一致し、基準部58が基準線70と一致し、ヘ
ッド部がテール部に対し傾斜しない、正しい位置および
正しい姿勢に徐々に修正される。
【0027】図2(B)に示すように、距離L1が距離
L2の2分の1を越えている場合においては、ターゲッ
トへの反射光線48の照射位置74が目標位置72に一
致していると、たとえヘッド部がテール部に対し傾いて
いても、基準部58は基準線70より上方にある。この
状態で、テール部に対するヘッド部の向きを修正するこ
となく掘削機を前進させると、掘削機はこれの軸線18
が基準線70に接近する方向へ徐々に変位され、基準部
58は基準線70に徐々に接近するが、照射位置74は
目標位置72から上方へ徐々に変位する。このため、図
2(B)に示す場合も、照射位置74を目標位置72か
ら上方へ変位させないように、または照射位置74を目
標位置72に接近させるように、ヘッド部をテール部に
対し現時点よりも上向きにさせる方向(図において時計
方向)へ角度的に回転させるべく、テール部に対するヘ
ッド部の向きを修正しつつまたは修正した後、掘削機を
前進させる。これにより、掘削機は、その軸線18が基
準線70と一致し、基準部58が基準線70と一致し、
ヘッド部がテール部に対し傾斜しない、正しい位置およ
び正しい姿勢に徐々に修正される。
【0028】図2(C)に示すように、距離L1が距離
L2の2分の1未満である場合においては、ターゲット
への反射光線48の照射位置74が目標位置72に一致
していても、ヘッド部がテール部に対し傾いていること
により、基準部58が基準線70の下方になることがあ
る。この状態で、テール部に対するヘッド部の向きを修
正することなく掘削機を前進させると、掘削機はその軸
線18が基準線70に接近する方向へ徐々に変位される
が、基準部58は基準線70から下方へ徐々に変位し、
照射位置74は目標位置72から上方へ徐々に変位す
る。このため、図2(C)に示す場合も、照射位置74
を目標位置72から上方へ変位させないように、または
照射位置74を目標位置72に接近させるように、ヘッ
ド部をテール部に対し現時点よりも上向きにさせる方向
(図において時計方向)へ角度的に回転させるべく、テ
ール部に対するヘッド部の向きを修正しつつまたは修正
した後、掘削機を前進させる。これにより、掘削機は、
その軸線18が基準線70と一致し、基準部58が基準
線70と一致し、ヘッド部がテール部に対し傾斜しな
い、正しい位置および正しい姿勢に徐々に修正される。
【0029】図2(D)に示すように、ヘッド部がテー
ル部に対し傾いており、また軸線18が基準線70に対
して傾いていると、ターゲットへの反射光線48の照射
位置74は目標位置72と一致しない。この場合、目標
位置に対する照射位置の変位方向は、テール部に対する
ヘッド部の傾きの方向および大きさならびに基準線70
に対する軸線18の傾きの方向および大きさに応じて異
なる(図示の例では上方である)。図2(D)に示す状
態で、テール部に対するヘッド部の向きを修正すること
なく掘削機を前進させると、掘削機はこれの軸線18が
基準線70と一致する方向へ徐々に変位され、照射位置
74は見掛け上目標位置72に接近する。しかし、実際
の制御に際しては、テール部に対するヘッド部の傾きの
方向および大きさならびに基準線70に対する軸線18
の傾きの方向および大きさが不明である。このため、図
2(D)に示す場合は、照射位置74を目標位置72に
接近させるように、ヘッド部をテール部に対し現時点よ
りも上向きにさせる方向(図において時計方向)へ角度
的に回転させるべく、テール部に対するヘッド部の向き
を修正しつつまたは修正した後、掘削機を前進させる。
これにより、掘削機は、その軸線18が基準線70と一
致し、基準部58が基準線70と一致し、ヘッド部がテ
ール部に対し傾斜しない、正しい位置および正しい姿勢
に徐々に修正される。
【0030】上記のように、本発明においては、たとえ
ば、次のようにして方向修正をすることができる。照射
位置74が目標位置72の上方に変位しているときは、
照射位置74を目標位置72に接近させるように、ヘッ
ド部をテール部に対し現時点よりも上向きにさせる方向
(図において時計方向)へ角度的に回転させるべく、テ
ール部に対するヘッド部の向きを修正しつつまたは修正
した後、掘削機を前進させる。照射位置74が目標位置
72の下方に変位しているときは、照射位置74を目標
位置72に接近させるように、ヘッド部をテール部に対
し現時点よりも下向きにさせる方向(図において反時計
方向)へ角度的に回転させるべく、テール部に対するヘ
ッド部の向きを修正しつつまたは修正した後、掘削機を
前進させる。照射位置74が目標位置72と一致してい
るときは、照射位置74を目標位置72から変化させな
いように、ヘッド部をテール部に対し現時点よりも上向
きまたは下向きにさせる方向(図において時計方向)へ
角度的に回転させるべく、テール部に対するヘッド部の
向きを修正しつつまたは修正した後、掘削機を前進させ
る。いずれの場合も、掘削機は、その軸線18が基準線
70と一致し、基準部58が基準線70と一致し、ヘッ
ド部がテール部に対し傾斜しない、正しい位置および正
しい姿勢に徐々に修正される。修正作業は、人手により
行ってもよいし、自動制御装置により行ってもよい。
【0031】距離L2に対する距離L1がいずれの場合
も、テール部に対するヘッド部の傾きの方向が他の方向
であっても、軸線18が基準線70に対し傾いていて
も、および、照射位置74が目標位置72に対し変位し
ていても、照射位置74を目標位置72に一致させるよ
うに、テール部に対するヘッド部の向きを方向修正用ジ
ャッキで修正することにより、方向修正をすることがで
きる。
【0032】図2に示す状態において、距離L1が距離
L2の2分の1以上である場合は、照射位置74が目標
位置72に一致していても、基準部58は基準線70を
越えていない。これに対し、距離L1が距離L2の2分
の1未満である場合は、ターゲットへの反射光線48の
照射位置74が目標位置72に一致していると、基準部
58はすでに基準線70を越えている。このため、距離
L1を距離L2の2分の1以上とすれば、基準部58が
基準線70を越えないように制御することができるか
ら、距離L1を距離L2の2分の1未満とした場合に比
べ、ヘッド部の先端部の蛇行範囲が小さくなり、掘進機
の直進性が向上する。しかし、距離L1が距離L2の2
分の1未満であっても、公知の方向制御方法および装置
に比べ、掘削機の蛇行回数が少なくなり蛇行範囲が小さ
くなる。また、図2に示す状態において、距離L1が距
離L2の2分の1である場合は、照射位置74が目標位
置72に一致していると、基準部58は基準線70と一
致する。しかし、距離L1が距離L2の2分の1を越え
ている場合は、照射位置74が目標位置72に一致して
いても、基準部58は基準線70と一致しない。このた
め、距離L1を距離L2の2分の1とすれば、距離L1
が距離L2の2分を越える場合に比べ、ヘッド部の先端
部の蛇行範囲が小さくなる。
【0033】上記のように、ヘッド部をテール部に対し
現時点よりも目標位置72に対する照射位置74の変位
方向に応じた方向へ角度的に回転させるべく、テール部
に対するヘッド部の向きを修正するならば、照射位置7
4が目標位置72から変位したときまたは目標位置72
から変位しそうなときに、照射位置74が目標位置72
に接近するようにまたは目標位置72から変位しないよ
うに、テール部に対するヘッド部の向きを修正すればよ
く、したがって公知の方向修正技術に比べ、方向修正作
業が容易である。
【0034】本発明の方向制御方法および装置では、掘
削機の軸線を基準線に一致させる場合、テール部に対す
るヘッド部の向きを、基準部58が基準線70に向かう
ように、常に修正することができる。これに対し、公知
の方向制御技術では、掘削機の軸線を基準線に一致させ
る場合、テール部に対するヘッド部の向きを、ヘッド部
の先端部が基準線から離れる方向へ、すなわち基準部5
8に対応する部位が基準線を越えるように、修正するこ
とが多い。このため、本発明の方向制御方法および装置
によれば、公知の方向制御技術に比べ、単位距離当りの
蛇行回数が少なく、また蛇行の範囲が小さい。
【0035】反射鏡46への光線40の照射位置におけ
る線76が基準部58と屈曲中心点20とを結ぶ仮想線
と平行に伸びるように、換言すれば反射面が基準部58
と屈曲中心点20とを結ぶ仮想線と直角となるように、
反射鏡46を配置するならば、基準部58が本質的に基
準線70上にあるときの、ターゲットへの反射光線の照
射位置74をターゲット内の目標位置72とすることに
より、方向修正作業がより容易になる。しかし、反射鏡
は、上記のように配置しなくてもよい。また、基準線7
0上を指向される光線40が反射鏡46に直接入射する
ように、反射鏡46をその中心が軸線18と一致するよ
うに配置する代りに、反射鏡46を掘削機10の半径方
向外方へ変位して配置してもよい。
【0036】図3に示す方向制御装置は、さらに、光線
40の光路を変更する偏向器80を含む。偏向器80
は、基準線上を指向される光線40をテール部の半径方
向外方へ偏向する第1の偏向鏡82と、偏向された光線
を基準線と平行に指向させる第2の偏向鏡84とを備え
る。
【0037】図3の実施例における反射鏡46は、第2
の偏向鏡84により偏向された光線を受けるべくテール
部16の半径方向外方に変位されている。また、ターゲ
ット50は、第2の偏向鏡84により偏向された光線が
光通過部50aを通過しかつ反射光線48が受光部50
aに照射するように、テール部16の半径方向外方に変
位されている。
【0038】図3に示す装置の場合も、掘削機10が基
準線に対し正しい位置および正しい姿勢で前進されるな
らば、光線40は軸線18上を指向されてターゲット5
0の光通過部50aの所定の部位を通過して反射鏡46
に達し、反射光線48はターゲット50の受光部50b
の目標位置に照射する。また、ヘッド部14がテール部
16に対し傾斜していても、基準部58が基準線上にあ
ると、反射光線48は受光部50bの目標位置に照射す
る。
【0039】しかし、基準部58が基準線から外れる
と、反射光線48が受光部50bの目標位置から離れた
箇所に照射するから、基準部58が基準線から離れたこ
とを知ることができ、作業者は反射光線48が受光部5
0bの目標位置に照射するようにジャッキ22を制御す
ることができる。これにより、掘削機10は、これが基
準線に対し正しい位置を正しい姿勢で前進するように制
御される。
【0040】図3に示す装置によれば、軸線18上を指
向される光線40が障害物86を迂回するから、テール
部16内の空間を有効に利用することができる。図3に
示す装置の場合も、掘削機が基準線に対し正しい位置お
よび正しい姿勢に配置されているとき、距離L1が距離
L2の2分の1以上となるようにターゲット50を配置
することが好ましい。
【0041】図4に示す方向制御装置は、光線40の光
路を変更する他の偏向器80を含む。偏向器80は、基
準線上を指向される光線40をテール部16の半径方向
外方へ偏向する第1の偏向鏡82と、偏向された光線の
通過を許す半透明鏡84と、該半透明鏡を通過した光線
を軸線18と平行に指向させる第2の偏向鏡86とを備
えており、またブラケット88によりテール部16に取
り付けられている。
【0042】第2の偏向鏡86は、半透明鏡84を通過
した光線を反射鏡46に向けて指向させかつ反射鏡46
からの反射光線48を半透明鏡84に向けて指向させる
ように配置されている。半透明鏡84は、第1の偏向鏡
82により偏向された光線が第2の偏向鏡86に向けて
通過することを許し、また第2の偏向鏡86により偏向
された反射光線48がターゲット50に向けて指向する
ことを許すように配置されている。テレビカメラ52は
ターゲット50全体をその後方から映すように配置され
ている。
【0043】図4に示す装置の場合も、掘削機10が基
準線に対し正しい位置および正しい姿勢で前進されるな
らば、光線40は軸線18上を指向されてターゲット5
0の光通過部50aの所定の部位および偏向器80を通
過して反射鏡46に達し、反射光線48は偏向鏡80を
経てターゲット50の受光部50bの目標位置に照射す
る。また、ヘッド部14がテール部16に対し傾斜して
いても、基準部58が基準線上にあると、反射光線48
は受光部50bの目標位置に照射する。
【0044】しかし、基準部58が基準線から外れる
と、反射光線48が受光部50bの目標位置から離れた
箇所に照射するから、基準部58が基準線から離れたこ
とを知ることができ、作業者は反射光線48が受光部5
0bの目標位置に照射するようにジャッキ22を制御す
ることができる。これにより、掘削機10は、これが基
準線に対し正しい位置を正しい姿勢で前進するように制
御される。
【0045】図4に示す装置によれば、光線40が回転
機構32のような障害物の影響を受けることを避けて、
反射鏡46を基準部58に近づけることができるから、
基準部58から反射鏡46までの距離を短くすることが
でき、それにより方向制御の精度を高めることができ
る。
【0046】図4に示す装置の場合も、掘削機が基準線
に対し正しい位置および正しい姿勢に配置されていると
きの、反射鏡44の光照射部の垂直線76と平行の方向
における反射鏡46と目標位置72との距離L1(実際
には、反射光線48の光路長)を距離L2の2分の1以
上となるようにターゲット50を配置することが好まし
い。この場合、反射光線48の光路長L1は、反射鏡4
6と第2の偏向鏡86との距離、第2の偏向鏡86と半
透明鏡84との距離、および半透明鏡84とターゲット
50との距離の和として得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方向制御装置を備えた掘削機の一実施
例を示す断面図とターゲットへの光線の照射位置を示す
図である。
【図2】本発明による方向修正方法の原理を説明するた
めの図である。
【図3】本発明の他の方向制御装置を備えた掘削機の一
実施例を示す断面図である。
【図4】本発明のさらに他の方向制御装置を備えた掘削
機の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 掘削機 12 シールド本体 14 ヘッド部 16 テール部 18 掘削機の軸線 20 屈曲中心点 22 方向修正用ジャッキ 40 光線 46 反射鏡 48 反射光線 50 ターゲット 50a 光通過部 50b 受光部 58 基準部 70 基準線 72 目標位置 74 反射光線の照射位置 60,80 偏向器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部およびこれの後部に屈曲可能に
    連結されたテール部を備えるシールド本体と、前記テー
    ル部に対する前記ヘッド部の向きを修正する手段とを含
    む掘削機の方向制御方法であって、 光線を前記掘削機の後方から仮想的な基準線に沿って前
    記掘削機に向けて指向させ、前記光線を前記ヘッド部に
    取り付けられた反射鏡に受け、前記反射鏡からの反射光
    線を前記テール部に取り付けられたターゲットに受け、
    前記反射光線が前記ターゲット内の目標位置に照射する
    ように前記修正手段を制御することを含む、掘削機の方
    向制御方法。
  2. 【請求項2】 前記目標位置は、前記ヘッド部の先端部
    に定められた前進のための基準部が本質的に前記基準線
    上にあるときの前記ターゲットへの反射光線の照射位置
    である、請求項1に記載の掘削機の方向制御方法。
  3. 【請求項3】 前記基準部は、前記掘削機が前記基準線
    に対し正しい位置および正しい姿勢にあるときに本質的
    に前記基準線上に配置される、請求項2に記載の掘削機
    の方向制御方法。
  4. 【請求項4】 ヘッド部およびこれの後部に屈曲可能に
    連結されたテール部を備えるシールド本体と、前記テー
    ル部に対する前記ヘッド部の向きを修正する手段とを含
    む掘削機の方向制御装置であって、 前記掘削機の後方から仮想的な基準線に沿って前記掘削
    機に向けて指向される光線を受けるべく前記ヘッド部に
    取り付けられた反射鏡と、該反射鏡からの反射光線を受
    けるべく前記テール部に取り付けられたターゲットとを
    含む、掘削機の方向制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ターゲットは、前記ヘッド部の先端
    部に定められた前進のための基準部が本質的に前記基準
    線上にあるときの前記ターゲットへの反射光線の照射位
    置である目標位置を有する、請求項4に記載の掘削機の
    方向制御装置。
  6. 【請求項6】 前記基準部は、前記掘削機が前記基準線
    に対し正しい位置および正しい姿勢にあるときに本質的
    に前記基準線上にある、請求頂5に記載の方向制御装
    置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記基準線に沿って指向される
    光線を前記基準線から変位した光路に沿いかつ前記反射
    鏡に向けて指向させる偏向器を含む、請求項4〜6のい
    ずれか1項に記載の方向制御装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記基準線に沿って指向される
    光線を前記シールド本体の半径方向外方へ偏向し、偏向
    された光線を前記反射鏡に向けて指向させ、前記反射鏡
    からの反射光線を前記シールド本体の半径方向中央に向
    けて指向させ、前記半径方向中央に向けて指向された光
    線を前記ターゲットに指向させる偏向器を含む、請求項
    4〜6のいずれか1頂に記載の方向制御装置。
  9. 【請求項9】 前記ターゲットは、前記反射鏡へ向けて
    指向される光線の通過を許す半透明の光通過部と、前記
    反射鏡からの反射光線を受ける受光部とを備える、請求
    項4〜8のいずれか1項に記載の方向制御装置。
  10. 【請求項10】 さらに、前記ターゲットの近傍を撮影
    するテレビカメラを含む、請求項4〜9のいずれか1項
    に記載の方向制御装置。
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