JPH05260997A - 測定用試薬とその測定方法 - Google Patents

測定用試薬とその測定方法

Info

Publication number
JPH05260997A
JPH05260997A JP6074292A JP6074292A JPH05260997A JP H05260997 A JPH05260997 A JP H05260997A JP 6074292 A JP6074292 A JP 6074292A JP 6074292 A JP6074292 A JP 6074292A JP H05260997 A JPH05260997 A JP H05260997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adk
antibody
reagent
activity
glucose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6074292A
Other languages
English (en)
Inventor
Mayumi Hirano
真弓 平野
Takanari Shiraishi
登業 白石
Tadao Suzuki
直生 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP6074292A priority Critical patent/JPH05260997A/ja
Publication of JPH05260997A publication Critical patent/JPH05260997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヘキソキナーゼまたはグルコキシナーゼ、お
よびグルコース−6−リン酸脱水素酵素とともに、抗ア
デニレートキナーゼ抗体を含有してなることを特徴とす
る測定用試薬と、これを用いた測定方法。 【効果】 生体液中のアデニレートキナーゼ活性の影響
を除去して、グルコース、ATP、クレアチンキナー
ゼ、その他の各種ホスホトランスフェラーゼ、各種グリ
コシダーゼなどを正確に測定することができ、各種臨床
検査等におる診断精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、測定用試薬とその測
定方法に関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、各種生体成分等の分析に有用な測定用試薬と、それ
を用いた測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば生体液中のグルコー
ス、ATP、ホスホトランスフェラーゼ、グリコシター
ゼ等の活性を分析、定量するためには、種々の測定方法
とそのための測定用試薬が用いられているが、なかでも
ヘキソキナーゼ(以下、HKと略記する)またはグルコ
キナーゼ(以下、Glckと略記する)と、グルコース
−6−リン酸脱水素酵素(以下、G6PDHと略記す
る)を用いた測定方法(以下、HK(Glck)/G6
PDH法と記載する)は、原理的に最も優れ、検体の検
出感度および再現性が良好であることから、広く用いら
れている。とくに臨床検査分野においては、この測定法
を用いたホスホトランスフェラーゼの一種であるクレア
チンキナーゼ(以下、CKと略記する)活性の測定は、
筋疾患、神経性疾患、中枢神経系疾患、精神病、心疾患
等の診断に日常的に行なわれている重要な検査項目の一
つである。
【0003】たとえば、このHK(Glck)/G6P
DH法の測定原理としてその反応式を示すと次の通りと
なる。
【0004】
【化1】
【0005】
【化2】
【0006】
【化3】
【0007】(これらの各反応式において、CPはクレ
アチンリン酸、Cはクレアチン、ADPはアデノシン−
5′−二リン酸、ATPはアデノシン−5′−三リン
酸、NADPはβ−ニコチンアミドアデニンジヌクレオ
チドリン酸、NADPHは環元型β−ニコチンアミドア
デニンジヌクレオチドリン酸、6−PGAは6−ホスホ
グルコン酸である。) 上記の反応式1、2および3を触媒する酵素が、各々、
CK、HK(Glck)、G6PDHである。
【0008】ところで、このような測定方法がその分析
の対象とする生体内の細胞には、アデニレートキナーゼ
(以下、AdKと略記する)という酵素が広く分布して
いる。このAdKは、以下にその反応式を示すように、
Mg2+の存在下で3つのヌクレオシド間のリン酸を可塑
的に転移する活性を有し、しかもその活性は、平衡がほ
ぼ1と極めて高く、血清中に存在してCKの測定に誤差
を生じる原因となっている。
【0009】
【化4】
【0010】このため、このような検体中のAdK活性
によってADPからATPが生成するのを抑制するた
め、従来は、測定試薬中にAp5 AやAMPを添加する
ようにしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、HK
(Glck)/G6PDH法によって測定する血液を溶
血した場合には、血清中に多量のAdKが含まれるた
め、従来のAp5 AやAMPを用いた方法ではAdK活
性を十分に抑制することができず、グルコースやCK等
を正確に測定することができなかった。このため、この
ような測定誤差の発生は、明らかに臨床検査における精
度管理上の大きな問題となっていた。
【0012】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来のHK(Glck)/G6PD
H共役酵素系による測定法の欠点を解消し、生体液中の
AdKに影響されることなく、そのグルコースやCK等
の成分を正確に測定することのできる方法と、そのため
の測定用試薬を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、HKまたはGlck、およびG
6PDHとともに、抗AdK抗体を含有してなることを
特徴とする生体活性測定用試薬を提供する。また、この
発明は、上記測定用試薬を用いることを特徴とする測定
方法をも提供する。
【0014】すなわち、この発明の発明者らは、生体液
中のAdKを特異的に認識する抗AdK抗体あるいはそ
のAdK活性を阻害する抗AdK抗体を新たに作製し、
これをHK(Glck)/G6PDH共役酵素系に含有
させることによって、AdK活性の影響を受けることな
く、各種の生体成分を正確に測定することのできる測定
用試薬とこれを用いる測定方法を確立した。
【0015】以下、この発明の構成およびその好ましい
態様について詳しく説明する。この発明に使用する抗A
dK抗体は、測定試薬中の各種触媒酵素のうち、AdK
にのみ特異的に反応してその活性を阻害し、他の酵素活
性には影響を及ぼさないことを特徴とし、ポリクローナ
ル抗体またはモノクローナル抗体のいずれもが使用しう
る。
【0016】このような抗AdK抗体を作製する場合の
抗原としては、全ての種に由来するAdKを使用するこ
とができるが、臨床化学的には、その抗血清がヒトのA
dKと交差する哺乳動物、例えば、ヒト、サル、ブタ、
ウシ等の由来で、かつ被免疫動物とは異なる種から得る
のが好ましい。このようなAdKは、Noda、Kub
y(J.Biol.Chem.,226,541−54
9(1957))の方法に従って単離、精製することが
できる。
【0017】抗AdKポリクローナル抗体を得るには、
例えばMonoclonal Antibodies:Principles and Practic
e Second Edition, 281頁〜293頁記載の方法に従
って、AdKを哺乳動物好ましくはウサギに免疫し、血
清を集めて、血清中の抗体をpH7.4でプロテインA
に結合させ、pH4.0で溶出させて抗体を得ることが
できる。
【0018】一方、抗AdKモノクローナル抗体を得る
には、まず、抗AdK活性阻害モノクローナル産生能を
有するハイブリドーマ細胞株を得る。このようなハイブ
リドーマ細胞株を得るには、例えばMonoclonal Antibod
ies:Principles and Practice Second, 59頁〜103
頁記載の方法に従えばよい。抗体を産出しているハイブ
リドーマの検索方法としては、培養上清の阻害活性を知
ることによって行うことができる。例えば、その上澄液
をAdK活性測定用試薬系に添加して、一定量のAdK
活性を測定し、対照の上澄液無添加時の活性に比較し
て、低い値を示した上澄液の穴の株を選択すればよい。
次にこのようなハイブリドーマを培養して、その培養液
等から、たとえばプロテインAを用いたアフィニティク
ロマトグラフィーを用いて抗体を得る。得られた抗体は
そのままでも、あるいはペプシン、パパインなどのタン
パク分解酵素で処理して、Fab 、Fab′、F(a
b′) 2 のフラグメントの形で用いることもできる。
【0019】このようにして得た抗AdK抗体を含有す
るこの発明のHK(Glck)/G6PDH共役酵素系
測定用試薬は、例えばグルコース、ATP、CK、その
他の各種ホスホトランスフェラーゼ、各種グリコシダー
ゼ、その他の生体成分の測定に応用することができる。
したがて、測定用試薬の他の構成成分は、これらの目的
とする測定物の種類により適宜選んで配合すればよい。
組成物中の各成分の濃度は公知技術を適応すればよい
が、一般には次のような濃度が好ましい。例えばATP
またはホスホトランスフェラーゼにより生成したATP
を測定する場合には、HK(Glck)を0.1〜20
ユニット/ml、G6PDHを0.1〜20ユニット/
ml、測定すべきホスホトランスフェラーゼの基質(リ
ン酸供与体)を0〜40mM、抗AdK抗体を0.00
1〜5mg/ml、ADPを0.1〜20mM、グルコ
ースを0.1〜40mM、NADあるいはNADPを
0.1〜10mM、マグネシウムを含む塩を1〜10m
M、カリウムイオンまたはアンモニウムイオンを0.1
mM〜2mM、各々、10〜500mMのトリス一塩
酸、イミダゾール酢酸などの緩衝液(pH5〜10)に
溶解させればよい。また、グルコースやグルコシダーゼ
により生成したグルコースを測定する場合には、HK
(Glck)を0.1〜20ユニット/ml、G6PD
Hを0.1〜20ユニット/ml、測定すべきグリコシ
ダーゼの基質を0〜40mM、抗AdK抗体を0.00
1〜5mg/ml、ATPを0.1〜20mM、NAD
あるいはNADPを0.1〜10mM、マグネシウムを
含む塩を1〜10mM、さらにカリウムイオンまたはア
ンモニウムイオンを0.1〜2mMとなるように、各
々、10〜500mMのトリス−塩酸、イミダゾール酢
酸などの緩衝液(pH5〜10)に溶解させればよい。
【0020】このようにして調製した測定用試薬は、た
とえば特開平1−257266号公報または特公昭58
−25249公報に記載の方法に従って、上記の各生体
液成分の測定に共することができる。次に、実施例を示
してこの発明をさらに詳細かつ具体的に説明するが、こ
の発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0021】
【実施例】参考例1 抗AdK抗体の作成 精製AdK100μgをウサギに初回免疫した後、各々
3〜6週間の間隔をおいて2回の追加免疫を行ない、5
〜7日後にその血液200mlを採血した。
【0022】血清を集めて50%飽和の硫安により塩析
を行い、沈澱をグリシンナトリウム緩衝液(pH8.
9)に溶解し、透析して、プロテインAカラムに吸着さ
せ、クエン酸ナトリウム緩衝液(pH3.0)により溶
出して精製抗AdK抗体を得た。実施例1 CK活性の測定 (1)測定用試薬および試料の調製 各々、以下の組成からなる試薬および試料を調製した。
【0023】 第1試料: バチルス・ステアロサーモフィラス由来 Glck(生化学工業社製) 1.4U/ml ロイコノストック・メセンテロイデス由来 G6PDH(オリエンタル酵母工業社製) 1.2mM NADP 0.75mM グルコース 25mM N−アセチルシステイン 12.5mM 酢酸マグネシウム 12.5mM アジ化ナトリウム 10mM EDTA 2.5mM イソダゾール−酢酸緩衝液(pH6.7) 150mM 第2試薬: CP 100mM アジ化ナトリウム 10mM トリス−酢酸緩衝液(pH8.5) 25mM 試 料:市販のウサギ筋肉由来のCK約2000U/l
を蒸留水にて約250U/lに希釈した溶液を使用。 (2)試験方法 まず参考例1で得た抗AdK抗体を溶液化し、これを
0.05M炭酸ナトリウム緩衝液(pH9.6)で透析
し、100μg/mlに調製して試験管の壁面に吸着さ
せた。ついで、この試験管に第1試薬0.5mlおよび
CK溶液を加え、光路長1cmのセル内で37℃、3分
間保温した後、第2試薬0.125mlを添加し、セル
内を同じく37℃に保温した分光光度計を用いて、34
0nmにおける吸光度変化を測定し、CKの活性(U/
ml)を求めた。
【0024】なお、対照として、各々以下の条件を組み
合わせて上記の測定を行なった。 抗AdK抗体未固定の試験管を使用。 Ap5 A12.5μMおよびAMP6.25mMを
含有する第1試薬を使用。 AdK存在下におけるCK活性を測定。
【0025】なお、AdKとしては、市販のブタ筋肉由
来AdK約2000U/lを蒸留水にて約250U/l
に希釈した溶液を使用し、CK溶液とともに試験管内に
添加した。 (3)結 果 以上の各条件において測定したCK活性は表1に示した
通りである。この表1から明らかなように、抗AdK抗
体固定化試験管を用いた場合には、第1試薬中のAp5
AおよびAMPの有無にかかわらず、AdKの添加時お
よび無添加時においてほぼ同等のCK活性値が得られ
た。これに対して、抗AdK抗体未固定試験管の場合に
は、AdK存在下におけるCK活性値が有意に増加し
た。
【0026】これらのことから、抗AdK抗体は、Ap
5 AおよびAMPに比べてはるかにすぐれたAdK活性
阻害作用を有し、この抗体AdK抗体を用いる測定法に
よって、正確な測定値が得られることが実証された。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明の抗
AdK抗体を含有する測定用試薬、およびそれを用いた
測定方法は、生体液中のAdK活性の影響を除去して、
グルコース、ATP、CK、その他の各種ホスホトラン
スフェラーゼ、各種グリコシダーゼなどを正確に測定す
ることができ、各種臨床検査等における診断精度が向上
する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘキソキナーゼまたはグルコキナーゼ、
    およびグルコース−6−リン酸脱水素酵素とともに、抗
    アデニレートキナーゼ抗体を含有してなることを特徴と
    する測定用試薬。
  2. 【請求項2】 抗アデニレートキナーゼ抗体がアデニレ
    ートキナーゼ活性の阻害作用を有する請求項1の測定用
    試薬。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の測定用試薬を用いる
    ことを特徴とする生体活性測定方法。
JP6074292A 1992-03-17 1992-03-17 測定用試薬とその測定方法 Pending JPH05260997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6074292A JPH05260997A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 測定用試薬とその測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6074292A JPH05260997A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 測定用試薬とその測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05260997A true JPH05260997A (ja) 1993-10-12

Family

ID=13151022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6074292A Pending JPH05260997A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 測定用試薬とその測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05260997A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CS200196B2 (en) Method of creatincynasis-mb efficieny determination
US4366242A (en) Method and agent for the immunological determination of enzymes
JPS59104555A (ja) 末端デオキシヌクレオチジル転移酵素の測定法
US4387160A (en) Immunochemical assay for creatine kinase-MB isoenzyme
US4478934A (en) Determination of adenosine by immunoassay involving acylation of the adenosine
EP3264085A1 (en) Immunoassay method and assay reagent used in said method
US5596081A (en) Nucleotide or nucleoside photoaffinity compound modified antibodies, methods for their manufacture and use thereof as diagnostics and therapeutics
JPS60501075A (ja) ヒトガン疾患診断法及びテストキツト
Okabayashi et al. A radioimmunoassay for 1-β-D-arabinofuranosylcytosine
US4237044A (en) Antibodies against creatinekinase-M8 and process for the production thereof
DE68909995T2 (de) Reagenz zur Bestimmung von Kreatinkinase und Messverfahren dafür.
DE3018593A1 (de) Verfahren zur quantitativen bestimmung von cyclischen nucleotiden
AU614925B2 (en) Creatine kinase mb determination method
US20180246090A1 (en) Immunoassay method and assay reagent used in said method
JPS632600B2 (ja)
JP2543630B2 (ja) 特定タンパク質の糖化割合の測定方法
US4433061A (en) Radioimmunoassay for cyclic nucleotides
CN111999500A (zh) 卡马西平检测试剂盒
JP2003530574A (ja) ホモシステインアッセイ
Taber et al. Competitive particle concentration fluorescence immunoassay for measuring 5, 10-dideaza-5, 6, 7, 8-tetrahydrofolic acid (lometrexol) in serum
JP3173780B2 (ja) 総クレアチンキナーゼ,クレアチンキナーゼ―アイソフオーム活性同時測定用試薬
JPH05304997A (ja) 1,5−アンヒドログルシトールの定量法
HK1049121B (zh) 用於心脏病的抗人线粒体腺苷酸激酶同工酶抗体,诊断制剂和诊断试剂盒
WO2000013023A1 (fr) Methode d'analyse de la thymidylate synthase d'origine humaine et trousse d'analyse correspondante
JP2885864B2 (ja) シアル酸の定量法