JPH05262793A - 新規ペプチド、該ペプチドを有効成分とする胃酸分泌抑制−抗潰瘍剤及び飲食品 - Google Patents
新規ペプチド、該ペプチドを有効成分とする胃酸分泌抑制−抗潰瘍剤及び飲食品Info
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Abstract
ペプチド、該ペプチドを含有せしめてなる胃酸分泌抑制
及び抗潰瘍剤、または、このような作用のある飲食品。
Lys-Asn-Thr-Met-Glu-His-Val-Ser(P)-Ser(P)-Ser(P)-G
lu-Glu-Ser-Ile-Ile-Ser(P)-Gln-Glu-Thr-Tyr-Lys-Gln-
Glu-Lys〔(P) はリン酸基を示す〕 【効果】 生理活性ペプチドは胃酸分泌抑制作用を有
し、副作用がなく経済的に有利な抗潰瘍剤あるいは潰瘍
予防飲食品として用いることができる。
Description
乳、あるいはその加工品に由来する生理活性作用のある
新規ペプチドに関する。さらに、本発明は、このペプチ
ドを有効成分とする胃酸分泌抑制及び抗潰瘍剤及びこの
ような作用のある飲食品に関する。
制酸剤と、胃液分泌そのものを抑える抗コリン剤、抗ガ
ストリン剤、ヒスタミン受容体拮抗剤などがある。しか
し、炭酸水素ナトリウムなどの制酸剤は、即効性ではあ
るものの作用持続時間が短く、長期の大量投与によりア
ルカローシスを誘発する。炭酸カルシウム製剤は、尿路
結石の原因となる高カルシウム血症を起こし、マグネシ
ウム製剤は、下痢が発生しやすいという欠点がある。ま
た、抗コリン剤も口渇、便秘、心悸亢進などの副作用が
あり、かならずしも満足すべき抗潰瘍剤とはいえない。
さらに、抗ガストリン剤の主流となるペプチド製剤は、
ウロガストロンやセクレチンのように、動物の尿や臓器
から精製しなければならないため、製造コストが高く、
かつ製造量にも限界がある。また、最近ではヒスタミン
受容体拮抗剤が開発されたが、投与をやめると潰瘍が再
発しやすいという問題点を抱えている。特にストレスの
多い現代社会では、胃潰瘍の生涯罹患率は20%といわ
れ、再発する確立も80%以上と非常に高く、再発した
場合には再び抗潰瘍剤の投与を開始しなけれはならな
い。すなわち、一度胃潰瘍に罹った患者は、定期的に医
薬品である抗潰瘍剤を飲み続けなければならず、副作用
の少ない薬を用いたとしても、人体に与える影響が全く
ないとは言いきれない。
が高く、副作用などの危険性を伴わないばかりか、比較
的安価に製造できる抗潰瘍剤、あるいは慢性疾患ともい
える潰瘍の発症や再発を予防する機能性を備えた食品が
強く求められている。
うな従来の抗潰瘍剤にみられる問題点を解決することを
課題としてなされたものである。すなわち、潰瘍が慢性
疾患であるという特徴を考慮して、その治療及び予防に
有効な医薬あるいは飲食品を提供することを目的として
なされたものである。このことは、比較的安価な原料か
ら得られ、胃液分泌抑制効果が良好であり、潰瘍を治療
するための抗潰瘍剤として用いられ、さらに、潰瘍の発
症や再発を防止するための機能性食品あるいは病態食と
しても利用できる有効成分を提供することを目的とする
ものである。本発明者らは、上記のような特徴のある有
効成分について探索したところ乳に由来するペプチドが
上記生理活性作用を有することを見出した。
ンや細胞分化・増殖因子などのほかに、カルシウム吸収
促進ペプチド、オピオイドペプチド、アンジオテンシン
転換酵素障害ペプチドなどがある。
4, P21-24 (1977)〕は、κ−カゼインを酵素で分解して
得たκ−カゼイングリコマクロペプチド (以下GMPと
略す)が胃酸の分泌を抑制すると報告したが、1987年に
Guilloteauら〔Reprod. Nutr. Develop., 27, P287-288
(1987) 〕は、GMPを子ウシに静注投与しても、胃液
の分泌量に変化がなかったと報告している。このよう
に、GMPの胃液分泌抑制効果については、いまだに明
確に結論が出されていないのが現状である。
チーズ製造時に生成するホエー、ホエー蛋白質濃縮物、
除蛋白質チーズホエーなどの、ホエー蛋白質含有溶液を
原料として得られるGMPの胃液分泌抑制効果につい
て、ラットを使って鋭意検討を重ねたところ、GMP自
体に胃酸分泌抑制効果があるのではなく、GMP調製時
にGMP画分に混入する特定のペプチドが、顕著な胃酸
分泌抑制効果あるいは抗潰瘍効果を示すことを見いだし
本発明をなすに至った。
効果及び抗潰瘍作用があり、副作用の少ない新規な生理
活性ペプチドを提供することにある。さらに、本発明の
課題は、このような生理活性ペプチドを有効成分とする
胃酸分泌抑制及び抗潰瘍剤あるいは飲食品を提供するこ
とにある。
配列を有するペプチドにある。Lys-Asn-Thr-Met-Glu-Hi
s-Val-Ser(P)-Ser(P)-Ser(P)-Glu-Glu-Ser-Ile-Ile-Ser
(P)-Gln-Glu-Thr-Tyr-Lys-Gln-Glu-Lys〔(P) はリン酸
基を示す〕また、本発明は、このような生理活性ペプチ
ドを有効成分とする胃酸分泌抑制剤及び抗潰瘍剤に関す
る。さらに、本発明は、このような生理活性ペプチドを
有効成分とする胃酸分泌抑制及び抗潰瘍作用のある飲食
品に関する。本発明の生理活性ペプチドは、グリコマク
ロペプチド(GMP)画分から採取することができる。
GMPは、チーズ製造時にホエーのなかに遊離してくる
ことは昔から知られている。この原料としてチーズホエ
ーあるいはチーズホエーを限外濾過して製造されたホエ
ー蛋白濃縮物、または加熱などの方法でホエー蛋白質を
沈澱させて除去したチーズホエーや乳糖母液を用いるこ
とができる。GMP画分を工業的に製造するためには、
特公昭59−27358号公報に開示された方法、特開
平2−276542号公報に記載された方法、あるいは
特願平2−95686号に記載された方法などを用いる
とよい。また、レンネットカゼインカードを製造した残
余の液から、特開昭63−284199号公報に開示さ
れた方法で、GMP画分を得ることもできる。このよう
にして得たGMP画分から、イオン交換法や逆相HPL
Cにより、胃酸分泌抑制効果を持つ活性中心のペプチド
を単離する。また、本発明のペプチドは、ペプチド合成
装置や通常の有機化学合成法で構成アミノ酸を原料に合
成したもよいし、遺伝子工学的手法で取得してもよい。
ヒトあるいはウシ,ヒツジ,ヤギなどの哺乳動物の生
乳、脱脂乳、ホエーあるいはホエー蛋白質濃縮物(WP
C)を原料として調製される。
ば特開平2−276542号公報に開示されているよう
に、まずこれらの原料から得られるチーズホエー、WP
C、除蛋白チーズホエー等を得て、これをpH4未満に
調整した後、分画分子量10,000〜50,000の
膜を用い、限外濾過処理をして透過液を得る。そして、
次にこの透過液をpH4以上に調整し、分画分子量5
0,000以下の膜を用いて脱塩し濃縮することによっ
てGMP粗製画分を得る。
製画分を0.25M食塩を含むpH8.7の緩衝液に溶
解し、pH8.7で陰イオン交換樹脂に吸着させ、同緩
衝液を用いて非吸着部分を溶出させる。次に吸着部分に
ついて0.3M食塩を含むpH8.7の緩衝液を用いて
溶出し、粗ペプチド画分を得る。この粗ペプチド画分を
逆相HPLCで分画して精製された生理活性ペプチドを
得る(実施例1参照)。
ノ酸シークエンサーを用いて分析したところ、上記アミ
ノ酸配列であることが判明した(実施例1参照)。
に成長ホルモン、細胞分化・増殖因子、カルシウム吸収
促進ペプチド、オピオイドペプチド、アンジオテンシン
転換ペプチド等数多くのペプチドが知られている。これ
らペプチドのアミノ酸配列についてはすでに明らかにさ
れているが、本発明のアミノ酸配列を含むペプチドは含
まれておらず、いずれも本発明のペプチドとは異なる。
本発明によるペプチドはαs2カゼインのN末端側1〜2
4番目に相当するが、現在までにこのペプチドが関与す
る生理効果は報告されていない。またこのペプチドを単
離したという報告もない。また、乳中の抗潰瘍性物質に
ついては特開昭62−277327号公報があるが、具
体的な構造が明らかにされていない。しかもその分離方
法からみると本発明の生理活性ペプチドとは構造および
特性を異にしていると考えられる。すなわち、本発明の
ペプチドは、陰イオン交換樹脂に結合する特性をもつ
が、特開昭62−277327号公報に記載の物質は、
陽イオン交換樹脂に吸着させて回収した物質である。
プチドであると判断した。そしてこのペプチドの生理活
性について動物試験を行なったところ実施例3〜6に示
すように静脈注射(以後、静注と略称)ばかりではなく
経口投与しても胃酸分泌抑制作用があり抗潰瘍効果があ
ることを見出した。
アミノ酸配列をもつペプチドを意味するが、アミノ酸が
数個、付加、削除あるいは置換されたペプチドであって
もそれが前記ペプチドと同様の生理活性をもつ限り、本
発明の新規ペプチドに包含される。
て用いたり、あるいは糖衣錠やタブレット、もしくはカ
プセルなどとして経口剤として投与したりして胃酸分泌
抑制剤あるいは抗潰瘍剤として用いることができる。さ
らに各種飲食品、たとえば清涼飲料水、果汁飲料、発酵
飲料などや、ゼリーやアイスクリームなどに添加するこ
とにより、抗潰瘍食品素材として用いてもよく、さらに
ガムやキャンディーなどの菓子類にも添加することがで
きる。
プチドであり、経口的に摂取する場合には人体に及ぼす
悪影響は何らみられず、その摂取量については特に制限
はない。しかし、実際に抗潰瘍剤あるいは潰瘍予防食品
として経口摂取する場合は、0.001mg/kg体重
/日以上、望ましくは0.01〜1mg/kg体重/日
が適当である。すなわち、0.001mg/kg体重/
日未満では効果の顕著な上昇がみられない。
乳由来のペプチドではあるが、抗原性がほとんどなく、
アレルギー症状などを引き起こす可能性も低い。注射液
としての投与量は、0.1μg/kg体重/日以上、望
ましくは1〜100μg/kg体重/日が適当である。
すなわち、0.1μg/kg体重/日未満では効果がな
く、100μg/kg体重/日以上では、何ら障害はな
いものの、特に効果の上昇はみられない。
るいは数回に分けて投与してもよい。本発明における有
効量は、この程度の投与量になるように医薬あるいは飲
食品に添加して胃酸分泌抑制作用及び抗潰瘍作用を生ぜ
しめるものをいう。
瘍作用のあるペプチドを提供するものである。さらに、
本発明の生理活性ペプチドは次のような作用効果を有す
る。 (1)通常食品として摂取している乳由来のペプチドで
あるため、投与しても副作用がない。 (2)食品である乳を原料にしているため、従来の抗潰
瘍剤に比べて製造コストが安い。 (3)従来の抗潰瘍剤と比べて大量に調製できるため、
医薬品としてのみならず、食品素材としても広範囲に利
用できる。
明する。
−2)1kgを50℃の水50リットルに溶解し、濃塩
酸により、pH3.5に調整した。これを分画分子量2
0,000の限外濾過膜(DDS社 GR61PP)を
用い、50℃、圧力0.4MPa、平均透過液流速5
2.4リットル/m2 ・hにて限外濾過を行った。透過
液量が40リットルに達した時点で濃縮液に50℃の水
40リットルを加え、連続して限外濾過を行った。以上
の様にして連続運転を行い、透過液を全量で160リッ
トル得た。得られた透過液に、25%苛性ソーダを加
え、pH7.0とし、再度同じ条件、同じ限外濾過膜
で、濃縮液が5リットルになるまで限外濾過を行い、脱
塩濃縮した。続いて50℃の水を加え、濃縮液量を常に
10リットルに保ちながら、これまでと同じ条件、同じ
限外濾過膜でダイアフィルトレーションを行い、さらに
脱塩した。このダイアフィルトレーションにより透過液
量が80リットルに達した時点で、濃縮液に水を加える
のをやめ、濃縮液量が2リットルになるまで限外濾過に
て濃縮し、この濃縮液を凍結乾燥し、κ−カゼイングリ
コマクロペプチドを含有するGMP粗製画分54gを得
た。このものをウレアーSDS電気泳動法による分析の
結果、純度は82%であった。
M食塩を含む20mMトリス/塩酸緩衝液(pH8.
7)50mlに溶解し、同緩衝液で平衡化した陰イオン
交換樹脂DE−52に通した。非吸着画分を同緩衝液で
800mlで溶出した後、0.3M食塩を含む20mM
トリス/塩酸緩衝液(pH8.7)200mlで粗生理
活性ペプチド画分100mgを溶出し、回収した。こう
して得た粗ペプチド画分100mgを、CAPCELL
PAK C−18 AG120(資生堂)による逆相
HPLCで分画し、アセトニトリル5〜7%濃度で溶出
される生理活性ペプチド40mgを得た。溶出液は、
0.1M NaClO4 /0.05M H3PO4 (N
aOH)(pH9)と100%アセトニトリルを用い
た。この溶出パターンを図1に示す。生理活性ペプチド
画分はNo.1である。
システムズ社のアミノ酸シークエンサー(470A型)
で分析したところ、次のアミノ酸配列をもつ2つのペプ
チドであった。Lys-Asn-Thr-Met-Glu-His-Val-Ser(P)-S
er(P)-Ser(P)-Glu-Glu-Ser-Ile-Ile-Ser(P)-Gln-Glu-Th
r-Tyr-Lys-Gln-Glu-Lys
・バイオシステムズ社のペプチドシンセサイザー(43
0A型)を使い、t−Boc法で前記した配列のペプチ
ドを合成した。すなわち、0.5mmolのBoc−L
−Cln−O−CH2 −PAM樹脂および各2mmol
の構成アミノ酸をペプチドシンセサイザーに充填して合
成を行ない、実施例1に記載されるペプチドを結合した
樹脂を得た。樹脂1.63gに結合しているペプチド
を、チオアニソールおよびエタンジチオールの存在下で
トリフルオロメタンスルホン酸により切り出し、ジエチ
ルエーテルで沈澱させた後10%酢酸で溶解し、同じく
10%酢酸で置換した強塩基性陰イオン交換樹脂Bio
−Rex MSZ 1−X8に通して精製し、ペプチド
150mgを得た。このペプチドをさらにAquapa
c RP−300(アプライド・バイオシステムズ社)
による逆相HPLCで、溶出液として0.1%トリフル
オロ酢酸/水および0.1%トリフルオロ酢酸/アセト
ニトリルを使って精製し、20%アセトニトリルで溶出
した画分から生理活性ペプチドの白色粉末34mgを得
た。
ー系ラット(雄、7カ月齢、各群8匹)に、生理食塩水
に溶かした実施例1によって得られたペプチドを0.
1,1,10,100,1000μg/kg体重、β−
ラクトグロブリンを1mg/kg体重、あるいは生理食
塩水だけを静注し、ただちに胃幽門部を結紮した。4時
間後に胃噴門部も結紮して胃を摘出し、胃内に溜まった
胃液を回収して容量を測定すると共に、滴定により酸度
を測定した。その結果を表1に示す。表に示されるとお
り本発明のペプチドを1μg/kg体重以上投与した群
では、胃酸分泌量が有意に低下した。
ー系ラット(雄、7カ月齢、各群8匹)に、0.2ml
の水に溶かした実施例1によって得られたペプチドを
0.001,0.01,0.1,1,10mg/kg体
重、あるいは水だけを経口投与し、1時間後に胃幽門部
を結紮した。4時間後に胃噴門部も結紮して胃を摘出
し、胃内に溜まった胃液を回収した容量を測定すると共
に、滴定により酸度を測定した。測定結果を表2に示
す。表に示す通り、本発明のペプチドを0.01mg/
kg体重以上投与した群では、胃酸分泌抑制量が有意に
低下した。
各群6匹)に、70%エタノールを0.5ml経口投与
し、ただちにWPCから分離した実施例1によるペプチ
ド、ペプチド合成装置で合成した実施例2によるペプチ
ド、あるいはβ−ラクトグロブリンを生理食塩水に溶解
した後、0.01mg/kg体重の投与量で静注投与し
た。5時間後に胃を摘出して大湾切開し、粘膜面を生理
食塩水で洗浄した後、潰瘍度を観察した。潰瘍度は、粘
膜出血病巣の程度に応じて6段階に分けた。結果を表3
に示す。表に示す通り、本発明のペプチドを投与した群
で、明らかな潰瘍の軽減がみられた。
み。2=1個の出血びらん。3=2〜5個の出血びら
ん。4=6〜9個の出血びらん。5=10個以上の出血
びらん。(平均値±標準偏差(n=6))
により潰瘍予防用乳飲料を調製した。 ────────────────────────────────── 成 分 配合割合(wt%) ────────────────────────────────── 脱脂粉乳 7.7 ブドウ糖 5.0 サフラワー油 2.0 シュガーエステル 0.1 ビタミン類 0.02 ヨーグルトフレーバー 0.18 ペプチド 0.01 水 84.99 ────────────────────────────────── 上記配合割合に基づき、脱脂乳23.1g、ブドウ糖1
5g、ビタミン類0.06g、ヨーグルトフレーバー
0.54g、および本発明の乳から分離した生理活性ペ
プチド0.03gを、60℃に加熱した温水100ml
に溶解した液に、サフラワー油6gとシュガーエステル
(商品名DKF160)0.3gを60℃で混合したも
のを、TKホモミキサーで撹拌しながら徐々に滴下し乳
化した。これを90℃で5分間加熱殺菌した後、10℃
に冷却し製品とした。また、上記配合表からペプチドだ
けを除いた乳飲料も、同様に製造した。
抗潰瘍効果を調べた。絶食開始と同時に上記ペプチドを
含む乳飲料、あるいはペプチドだけを除いて製造した乳
飲料を自由に飲ませたウイスター系ラット(雄、8週
齢、各群6匹)に、16時間後70%アルコールを0.
5mlずつ投与した。さらに5時間後に胃を摘出して大
湾切開し、粘膜面を生理食塩水で洗浄した後、潰瘍度を
観察した。観察結果を表4に示す。表に示す通り、本発
明のペプチドを含む乳飲料を投与した群で、明らかな潰
瘍の軽減がみられた。
み。2=1個の出血びらん。3=2〜5個の出血びら
ん。4=6〜9個の出血びらん。5=10個以上の出血
びらん。(平均値±標準偏差(n=6))
合により潰瘍予防用のゼリーを製造した。
0mlに加え、80℃で加熱して溶解し、これにプルー
ンエキスを加えて撹拌した後、容器に移して冷却した。
また、本発明のペプチドを含まないゼリーも、同様に製
造した。
潰瘍予防効果を調べた。16時間絶食させたウイスター
系ラット(雄、8週齢、各群6匹)に、上記のペプチド
を含むゼリー、あるいはペプチドを含まないゼリーを2
gずつ投与した。1時間後70%アルコールを0.5m
lずつ投与し、さらに5時間後に胃を摘出して大湾切開
し、粘膜面を生理食塩水で洗浄した後、潰瘍度を観察し
た。観察結果を表4に示す。この表に示す通り、本発明
のペプチドを含むゼリーを投与した群で、明らかな潰瘍
の軽減がみられた。
プセルに充填して潰瘍治療カプセルを得た。 (2)静注剤 本発明のペプチド600μgを滅菌生理食塩水1mlに
溶解し、これを無菌下でアンプルに充填して静注液を得
た。
活性ペプチドの溶出パターンを示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 次のアミノ酸配列を有するペプチド。Ly
s-Asn-Thr-Met-Glu-His-Val-Ser(P)-Ser(P)-Ser(P)-Glu
-Glu-Ser-Ile-Ile-Ser(P)-Gln-Glu-Thr-Tyr-Lys-Gln-Gl
u-Lys〔(P) はリン酸基を示す〕 - 【請求項2】 請求項1に記載されるペプチドを有効成
分とする胃酸分泌抑制及び抗潰瘍剤。 - 【請求項3】 請求項1に記載されるペプチドを有効成
分とする胃酸分泌抑制及び抗潰瘍作用のある飲食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04092163A JP3123618B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 新規ペプチド、該ペプチドを有効成分とする胃酸分泌抑制−抗潰瘍剤及び飲食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04092163A JP3123618B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 新規ペプチド、該ペプチドを有効成分とする胃酸分泌抑制−抗潰瘍剤及び飲食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05262793A true JPH05262793A (ja) | 1993-10-12 |
| JP3123618B2 JP3123618B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=14046763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04092163A Expired - Lifetime JP3123618B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 新規ペプチド、該ペプチドを有効成分とする胃酸分泌抑制−抗潰瘍剤及び飲食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3123618B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998053702A1 (fr) * | 1997-05-27 | 1998-12-03 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Procede de traitement d'une matiere premiere lactique contenant du gmp |
| WO2001007077A1 (fr) * | 1999-07-28 | 2001-02-01 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Agents anti-ulcereux |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP04092163A patent/JP3123618B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998053702A1 (fr) * | 1997-05-27 | 1998-12-03 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Procede de traitement d'une matiere premiere lactique contenant du gmp |
| WO2001007077A1 (fr) * | 1999-07-28 | 2001-02-01 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Agents anti-ulcereux |
| US6815419B1 (en) | 1999-07-28 | 2004-11-09 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Antiulcer agent |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3123618B2 (ja) | 2001-01-15 |
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