JPH05264643A - 不良碍子の劣化検出方法及びそれに用いる静電容量調整器 - Google Patents
不良碍子の劣化検出方法及びそれに用いる静電容量調整器Info
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- JPH05264643A JPH05264643A JP6262392A JP6262392A JPH05264643A JP H05264643 A JPH05264643 A JP H05264643A JP 6262392 A JP6262392 A JP 6262392A JP 6262392 A JP6262392 A JP 6262392A JP H05264643 A JPH05264643 A JP H05264643A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不良碍子の検出を容易にするとともに、その
検出精度を向上させる。 【構成】 静電容量調整器51の一方の接触端子56を
通常碍子連の上端に位置する通常碍子4aのキャップ金
具に接触させるとともに、他方の接触端子55を通常碍
子連の下端に位置する通常碍子4cのピン金具に接触さ
せる。そして、この状態で、不良碍子検出器30の絶縁
ロッドの先端部に設けられた一方の検出用端子33を避
雷碍子3Aの上側に位置する電極又はこの電極と電気的
に接続された前記キャップ金具に接触させるとともに、
他方の検出用端子36を避雷碍子3Bの上側に位置する
キャップ金具に接触させて、避雷碍子3Aの分担電圧を
測定する。
検出精度を向上させる。 【構成】 静電容量調整器51の一方の接触端子56を
通常碍子連の上端に位置する通常碍子4aのキャップ金
具に接触させるとともに、他方の接触端子55を通常碍
子連の下端に位置する通常碍子4cのピン金具に接触さ
せる。そして、この状態で、不良碍子検出器30の絶縁
ロッドの先端部に設けられた一方の検出用端子33を避
雷碍子3Aの上側に位置する電極又はこの電極と電気的
に接続された前記キャップ金具に接触させるとともに、
他方の検出用端子36を避雷碍子3Bの上側に位置する
キャップ金具に接触させて、避雷碍子3Aの分担電圧を
測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不良碍子の劣化検出
方法及びそれに用いる静電容量調整器に関するものであ
る。
方法及びそれに用いる静電容量調整器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電線支持用の懸垂碍子連の中に懸
垂型避雷碍子連を組み込んで電線支持機能と避雷機能と
を兼用させたタイプのものが提案されている。この避雷
碍子装置は、鉄塔の支持アームに対し金具ユニットを介
して避雷碍子を複数個直列に連結するとともに、その最
下端部に通常碍子を複数個直列に連結し、さらに該碍子
の最下端部には金具ユニットを介して送電線を支持する
ようになっている。
垂型避雷碍子連を組み込んで電線支持機能と避雷機能と
を兼用させたタイプのものが提案されている。この避雷
碍子装置は、鉄塔の支持アームに対し金具ユニットを介
して避雷碍子を複数個直列に連結するとともに、その最
下端部に通常碍子を複数個直列に連結し、さらに該碍子
の最下端部には金具ユニットを介して送電線を支持する
ようになっている。
【0003】このような懸垂型避雷碍子装置において、
前記懸垂型避雷碍子が劣化したり、あるいは懸垂碍子本
体に例えばクラック等が生じて絶縁抵抗が低下したりし
た場合には、正常な避雷機能及び碍子機能を発揮し得な
いので、これを不良碍子検出器により検出する作業が行
われる。
前記懸垂型避雷碍子が劣化したり、あるいは懸垂碍子本
体に例えばクラック等が生じて絶縁抵抗が低下したりし
た場合には、正常な避雷機能及び碍子機能を発揮し得な
いので、これを不良碍子検出器により検出する作業が行
われる。
【0004】この不良碍子検出器は、上下に位置する碍
子のキャップ金具間にそれぞれ接触する一対の接触子を
当接して、碍子本体の分担電圧を測定することにより、
碍子本体の良否を判別するようになっている。又、避雷
碍子の抵抗素子の劣化を検出するために、前記一対の接
触子を同様にキャップ金具間にそれぞれ接触することに
より、抵抗素子の分担電圧を測定してその良否を判別す
るようになっている。
子のキャップ金具間にそれぞれ接触する一対の接触子を
当接して、碍子本体の分担電圧を測定することにより、
碍子本体の良否を判別するようになっている。又、避雷
碍子の抵抗素子の劣化を検出するために、前記一対の接
触子を同様にキャップ金具間にそれぞれ接触することに
より、抵抗素子の分担電圧を測定してその良否を判別す
るようになっている。
【0005】すなわち、避雷碍子にかかる電圧は分担電
圧となって表れるが、劣化して不良となった碍子がある
と、その碍子では分担電圧以下の電圧しか検出されな
い。そのため、この通常の分担電圧以下の碍子を検出す
ることにより、不良碍子を特定することができる。
圧となって表れるが、劣化して不良となった碍子がある
と、その碍子では分担電圧以下の電圧しか検出されな
い。そのため、この通常の分担電圧以下の碍子を検出す
ることにより、不良碍子を特定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、劣化した避雷
碍子ではその避雷碍子にかかる電圧は健全時の1/10
以下になることが知られている。ところが、前述した構
成の懸垂型避雷碍子装置の場合、避雷碍子は通常碍子よ
りも大きな静電容量を有し、この静電容量の違いによっ
て避雷碍子の電位分担が通常碍子のそれよりもかなり小
さくなってしまう。
碍子ではその避雷碍子にかかる電圧は健全時の1/10
以下になることが知られている。ところが、前述した構
成の懸垂型避雷碍子装置の場合、避雷碍子は通常碍子よ
りも大きな静電容量を有し、この静電容量の違いによっ
て避雷碍子の電位分担が通常碍子のそれよりもかなり小
さくなってしまう。
【0007】例えば、不良碍子B’を含む3個の避雷碍
子A’,B’,C’と、3個の通常碍子D’,E’,
F’とを直列に連結させた懸垂型避雷碍子装置の分担電
圧曲線を図9に示す。この図において、実線は避雷碍子
B’が劣化状態であるときの懸垂型避雷碍子装置の分担
電圧を示し、又、二点鎖線は全ての碍子が健全状態であ
るときの懸垂型避雷碍子装置の分担電圧を示している。
子A’,B’,C’と、3個の通常碍子D’,E’,
F’とを直列に連結させた懸垂型避雷碍子装置の分担電
圧曲線を図9に示す。この図において、実線は避雷碍子
B’が劣化状態であるときの懸垂型避雷碍子装置の分担
電圧を示し、又、二点鎖線は全ての碍子が健全状態であ
るときの懸垂型避雷碍子装置の分担電圧を示している。
【0008】この図9から分かるように、避雷碍子A’
〜C’の静電容量は通常碍子D’〜F’の静電容量と比
べてかなり大きいため、避雷碍子A’〜C’の分担電圧
は通常碍子D’〜F’の分担電圧より小さな値となる。
従って、避雷碍子B’が劣化状態となって、避雷碍子
B’の分担電圧がさらに小さくなった場合、健全時との
分担電圧の差が顕著にならない。その結果、避雷碍子
B’の劣化状態を検出することが困難になり、精度の高
い劣化検出を行うことができないという問題を生じる。
〜C’の静電容量は通常碍子D’〜F’の静電容量と比
べてかなり大きいため、避雷碍子A’〜C’の分担電圧
は通常碍子D’〜F’の分担電圧より小さな値となる。
従って、避雷碍子B’が劣化状態となって、避雷碍子
B’の分担電圧がさらに小さくなった場合、健全時との
分担電圧の差が顕著にならない。その結果、避雷碍子
B’の劣化状態を検出することが困難になり、精度の高
い劣化検出を行うことができないという問題を生じる。
【0009】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、不良碍子の検出
を容易にするとともに、その検出精度を向上させること
にある。
ものであり、その目的とするところは、不良碍子の検出
を容易にするとともに、その検出精度を向上させること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の不良碍子の劣化検出方法は、複数の避雷
碍子を直列に連結した避雷碍子連と、複数の通常碍子を
直列に連結した通常碍子連とよりなる懸垂型避雷碍子装
置において、前記通常碍子連の上端と下端との間に静電
容量補償用のコンデンサを接続した状態で、各碍子の分
担電圧を測定するようにしたことを要旨とする。
に、この発明の不良碍子の劣化検出方法は、複数の避雷
碍子を直列に連結した避雷碍子連と、複数の通常碍子を
直列に連結した通常碍子連とよりなる懸垂型避雷碍子装
置において、前記通常碍子連の上端と下端との間に静電
容量補償用のコンデンサを接続した状態で、各碍子の分
担電圧を測定するようにしたことを要旨とする。
【0011】又、コンデンサとして酸化亜鉛を主成分と
する非直線性抵抗体が用いられることが好ましい。さら
に、この発明の静電容量調整器は、一対の接触端子と、
それらの接触端子間に接続配置されるように構成され
る。
する非直線性抵抗体が用いられることが好ましい。さら
に、この発明の静電容量調整器は、一対の接触端子と、
それらの接触端子間に接続配置されるように構成され
る。
【0012】
【作用】上記構成により、通常碍子にコンデンサを接続
した状態における避雷碍子の分担電圧は、コンデンサを
配置していない状態の分担電圧に比べて大幅に上昇す
る。そのため、避雷碍子の中に劣化し不良となった碍子
が含まれる場合には、その碍子の劣化に伴う電圧降下が
顕著になる。
した状態における避雷碍子の分担電圧は、コンデンサを
配置していない状態の分担電圧に比べて大幅に上昇す
る。そのため、避雷碍子の中に劣化し不良となった碍子
が含まれる場合には、その碍子の劣化に伴う電圧降下が
顕著になる。
【0013】
【実施例】以下に、この発明を具体化した一実施例を図
面に基づいて説明する。図4に示すように、鉄塔の支持
アーム1には、金具ユニット2を介して懸垂型の避雷碍
子3A,3B,3Cが複数個直列に連結されている。そ
の最下端部には懸垂型の通常碍子4a,4b,4cが複
数個直列に連結されている。さらに、その最下端部には
金具ユニット5を介して送電線6が支持されている。前
記避雷碍子及び懸垂碍子の両端部には沿面閃絡時の碍子
連の焼損を抑制するためのアークホーン7,8,9が装
着されている。
面に基づいて説明する。図4に示すように、鉄塔の支持
アーム1には、金具ユニット2を介して懸垂型の避雷碍
子3A,3B,3Cが複数個直列に連結されている。そ
の最下端部には懸垂型の通常碍子4a,4b,4cが複
数個直列に連結されている。さらに、その最下端部には
金具ユニット5を介して送電線6が支持されている。前
記避雷碍子及び懸垂碍子の両端部には沿面閃絡時の碍子
連の焼損を抑制するためのアークホーン7,8,9が装
着されている。
【0014】図5に示すように、碍子本体11の中央上
部には、頭部11aに対しキャップ金具12が嵌合され
てセメントにより固定されている。前記頭部11aの内
側には、ピン金具13が嵌入されセメントにより固定さ
れている。さらに、碍子本体11の笠部11bには収容
筒部14が上下に貫通するように一体成形され、収容筒
部14内に抵抗素子15が直列に収容されている。この
抵抗素子15は、電圧−電流特性が非直線性を有する酸
化亜鉛を主材としている。前記収容筒部14の上下両端
開口部は内部封止電極16,17及び外部封止電極1
8,19により気密的に封止されている。
部には、頭部11aに対しキャップ金具12が嵌合され
てセメントにより固定されている。前記頭部11aの内
側には、ピン金具13が嵌入されセメントにより固定さ
れている。さらに、碍子本体11の笠部11bには収容
筒部14が上下に貫通するように一体成形され、収容筒
部14内に抵抗素子15が直列に収容されている。この
抵抗素子15は、電圧−電流特性が非直線性を有する酸
化亜鉛を主材としている。前記収容筒部14の上下両端
開口部は内部封止電極16,17及び外部封止電極1
8,19により気密的に封止されている。
【0015】又、前記内部封止電極16,17と外部封
止電極18,19との間には電気的導通を図るためのば
ね導体20,21が介在されている。さらに、前記上側
の外部封止電極18と前記キャップ金具12とはリード
線22により電気的に接続され、該リード線22と対応
してキャップ金具12にはアークガイド23がビスによ
り固定されている。又、前記下側の外部封止電極19と
前記ピン金具13とはリード線25により電気的に接続
されている。そして、万一抵抗素子15が予期しない雷
サージ電流の侵入により導通破壊された場合にアークを
外側のアークホーン7,8間に移行し、沿面閃絡時の避
雷碍子3A〜3Cの焼損を抑制するようになっている。
止電極18,19との間には電気的導通を図るためのば
ね導体20,21が介在されている。さらに、前記上側
の外部封止電極18と前記キャップ金具12とはリード
線22により電気的に接続され、該リード線22と対応
してキャップ金具12にはアークガイド23がビスによ
り固定されている。又、前記下側の外部封止電極19と
前記ピン金具13とはリード線25により電気的に接続
されている。そして、万一抵抗素子15が予期しない雷
サージ電流の侵入により導通破壊された場合にアークを
外側のアークホーン7,8間に移行し、沿面閃絡時の避
雷碍子3A〜3Cの焼損を抑制するようになっている。
【0016】一方、図6に示すように、通常碍子4aの
碍子本体71の中央上部には、頭部71aに対しキャッ
プ金具72が嵌合されてセメントにより固定されてい
る。前記頭部71aの内側にはピン金具73が嵌入され
てセメントにより固定されている。さらに、碍子本体7
1の笠部71bの内側面には、円環状、かつ同心状の複
数のひだ部71cが形成されている。このように、通常
碍子4a〜4cは避雷碍子3A〜3Cのような収容筒部
14を持たず、全体の径は避雷碍子3A〜3Cよりも小
さくなっている。
碍子本体71の中央上部には、頭部71aに対しキャッ
プ金具72が嵌合されてセメントにより固定されてい
る。前記頭部71aの内側にはピン金具73が嵌入され
てセメントにより固定されている。さらに、碍子本体7
1の笠部71bの内側面には、円環状、かつ同心状の複
数のひだ部71cが形成されている。このように、通常
碍子4a〜4cは避雷碍子3A〜3Cのような収容筒部
14を持たず、全体の径は避雷碍子3A〜3Cよりも小
さくなっている。
【0017】次に、不良碍子検出器30について説明す
る。図7に示すように、絶縁ロッド31の先端部には取
付アーム32が取着され、該アーム32には導電材より
なる検出用端子33が蝶ナット34により取付け角度の
調節可能に締め付け固定されている。又、前記絶縁ロッ
ド31の先端部には導電材よりなる取付アーム35が支
持され、この取付アーム35には同じく導電材よりなる
検出用端子36が蝶ナット37により取付け角度の調節
可能に連結支持されている。
る。図7に示すように、絶縁ロッド31の先端部には取
付アーム32が取着され、該アーム32には導電材より
なる検出用端子33が蝶ナット34により取付け角度の
調節可能に締め付け固定されている。又、前記絶縁ロッ
ド31の先端部には導電材よりなる取付アーム35が支
持され、この取付アーム35には同じく導電材よりなる
検出用端子36が蝶ナット37により取付け角度の調節
可能に連結支持されている。
【0018】前記絶縁ロッド31の基端部にはメーター
コネクター39が設けられ、このコネクター39にはリ
ード線40を介してメーター41が接続されている。前
記メーターコネクター39と前記検出用端子33,36
とはそれぞれ図示しないリード線により電気的に接続さ
れている。なお、このメーター41はメーター取付台4
2に支持可能である。又、前記絶縁ロッド31の基端部
には作業中に肩掛けするバンド43が取着されている。
コネクター39が設けられ、このコネクター39にはリ
ード線40を介してメーター41が接続されている。前
記メーターコネクター39と前記検出用端子33,36
とはそれぞれ図示しないリード線により電気的に接続さ
れている。なお、このメーター41はメーター取付台4
2に支持可能である。又、前記絶縁ロッド31の基端部
には作業中に肩掛けするバンド43が取着されている。
【0019】次に、静電容量調整器51について説明す
る。図2に示すように、絶縁棒52は円筒状の絶縁筒5
3を備え、絶縁筒53は細管部53aを一体成形してい
る。細管部53a内には導体54が嵌入され、導体54
には導電材からなる接触端子55が接続されている。
又、接触端子56は前記接触端子55に対向して設けら
れ、前記接触端子55と同様に導電材からなる。なお、
接触端子55と接触端子56との間隔は任意に調節可能
になっている。そして、接触端子56は絶縁支持体57
及び導通支持体58により、前記絶縁筒53に結合固定
されている。
る。図2に示すように、絶縁棒52は円筒状の絶縁筒5
3を備え、絶縁筒53は細管部53aを一体成形してい
る。細管部53a内には導体54が嵌入され、導体54
には導電材からなる接触端子55が接続されている。
又、接触端子56は前記接触端子55に対向して設けら
れ、前記接触端子55と同様に導電材からなる。なお、
接触端子55と接触端子56との間隔は任意に調節可能
になっている。そして、接触端子56は絶縁支持体57
及び導通支持体58により、前記絶縁筒53に結合固定
されている。
【0020】又、図3に示すように、前記絶縁筒53内
には前記導体54に当接する電極60と、コンデンサを
構成する複数の酸化亜鉛素子61と、ばね導体62とが
収容されている。ばね導体62は電極60及び複数の酸
化亜鉛素子61を導体54に向かって付勢するととも
に、導通支持体58に接触している。従って、この静電
容量調整器51において、接触端子55と接触端子56
とは、導体54,電極60,酸化亜鉛素子61,ばね導
体62,導通支持体58を介して電気的に導通される。
には前記導体54に当接する電極60と、コンデンサを
構成する複数の酸化亜鉛素子61と、ばね導体62とが
収容されている。ばね導体62は電極60及び複数の酸
化亜鉛素子61を導体54に向かって付勢するととも
に、導通支持体58に接触している。従って、この静電
容量調整器51において、接触端子55と接触端子56
とは、導体54,電極60,酸化亜鉛素子61,ばね導
体62,導通支持体58を介して電気的に導通される。
【0021】なお、静電容量調整器51に用いられる酸
化亜鉛素子61の補償静電容量C(pF)は、避雷碍子
3A〜3Cの静電容量C0 (pF)と、通常碍子4a〜
4cの静電容量C1 (pF)と、通常碍子4a〜4cの
個数nとからなる次の数式(数1)により決定される。
化亜鉛素子61の補償静電容量C(pF)は、避雷碍子
3A〜3Cの静電容量C0 (pF)と、通常碍子4a〜
4cの静電容量C1 (pF)と、通常碍子4a〜4cの
個数nとからなる次の数式(数1)により決定される。
【0022】
【数1】C=(C0 −C1 )/n 本実施例においては、例えば避雷碍子3A〜3Cの静電
容量C0 を150(pF)、通常碍子4a〜4cの静電
容量C1 を40(pF)とすると、通常碍子4a〜4c
の個数nは3であるから、酸化亜鉛素子61の補償静電
容量Cは前記数1を用いて、37(pF)に設定され
る。
容量C0 を150(pF)、通常碍子4a〜4cの静電
容量C1 を40(pF)とすると、通常碍子4a〜4c
の個数nは3であるから、酸化亜鉛素子61の補償静電
容量Cは前記数1を用いて、37(pF)に設定され
る。
【0023】次に、前記碍子連、不良碍子検出器30及
び静電容量調整器51を模式的に示した図1に基づいて
不良碍子の劣化検出方法について説明する。先ず、通常
碍子連の上端に位置する通常碍子4aのキャップ金具7
2に静電容量調整器51の一方の接触端子56を接触さ
せるとともに、通常碍子連の下端に位置する通常碍子4
cのピン金具73に他方の接触端子55を接触させる。
すなわち、このとき通常碍子4a〜4cはコンデンサが
並列に接続され、静電容量が補償された状態になる。
び静電容量調整器51を模式的に示した図1に基づいて
不良碍子の劣化検出方法について説明する。先ず、通常
碍子連の上端に位置する通常碍子4aのキャップ金具7
2に静電容量調整器51の一方の接触端子56を接触さ
せるとともに、通常碍子連の下端に位置する通常碍子4
cのピン金具73に他方の接触端子55を接触させる。
すなわち、このとき通常碍子4a〜4cはコンデンサが
並列に接続され、静電容量が補償された状態になる。
【0024】そして、この状態で、避雷碍子3Bの上側
に位置するキャップ金具12に対し不良碍子検出器30
の一方の検出用端子36を接触させるとともに、この避
雷碍子3Aの上側のキャップ金具12に他方の検出用端
子33を接触させ、前記メーター41により避雷碍子3
Aの分担電圧を測定する。そして、残りの避雷碍子3
B,3Cについても同様にして分担電圧を測定する。
に位置するキャップ金具12に対し不良碍子検出器30
の一方の検出用端子36を接触させるとともに、この避
雷碍子3Aの上側のキャップ金具12に他方の検出用端
子33を接触させ、前記メーター41により避雷碍子3
Aの分担電圧を測定する。そして、残りの避雷碍子3
B,3Cについても同様にして分担電圧を測定する。
【0025】又、通常碍子4aのキャップ金具72に対
し不良碍子検出器30の一方の検出用端子36を接触さ
せるとともに、通常碍子4bのキャップ金具72に他方
の検出用端子33を接触させ、前記メーター41により
通常碍子4aの分担電圧を測定する。そして、残りの通
常碍子4b,4cについても同様にして分担電圧を測定
する。
し不良碍子検出器30の一方の検出用端子36を接触さ
せるとともに、通常碍子4bのキャップ金具72に他方
の検出用端子33を接触させ、前記メーター41により
通常碍子4aの分担電圧を測定する。そして、残りの通
常碍子4b,4cについても同様にして分担電圧を測定
する。
【0026】上記のようにして測定された各碍子の分担
電圧曲線を図8に示す。この図において、実線及び破線
は本実施例の劣化検出方法により測定された分担電圧曲
線を示し、このうち実線で示す碍子連は劣化状態の避雷
碍子3Bを含むものである。又、二点鎖線は従来の劣化
検出方法により測定された分担電圧曲線を示している。
電圧曲線を図8に示す。この図において、実線及び破線
は本実施例の劣化検出方法により測定された分担電圧曲
線を示し、このうち実線で示す碍子連は劣化状態の避雷
碍子3Bを含むものである。又、二点鎖線は従来の劣化
検出方法により測定された分担電圧曲線を示している。
【0027】この図から分かるように、本実施例の劣化
検出方法では、通常碍子4a〜4cと避雷碍子3A〜3
Cとの静電容量の差が補償されたことにより、従来の劣
化検出方法に比べて避雷碍子3A〜3Cの分担電圧が上
昇するとともに、通常碍子4a〜4cの分担電圧が下降
し、得られる分担電圧曲線は全体としてフラットに近い
ものとなっている。そして、劣化した避雷碍子3Bの分
担電圧の降下量が大きくなり、健全時の分担電圧と劣化
時の分担電圧との差が明らかになっている。従って、従
来の静電補償を行わない劣化検出方法とは異なり、劣化
した不良碍子の判別を容易に、かつ高い検出精度で実施
することが可能となる。
検出方法では、通常碍子4a〜4cと避雷碍子3A〜3
Cとの静電容量の差が補償されたことにより、従来の劣
化検出方法に比べて避雷碍子3A〜3Cの分担電圧が上
昇するとともに、通常碍子4a〜4cの分担電圧が下降
し、得られる分担電圧曲線は全体としてフラットに近い
ものとなっている。そして、劣化した避雷碍子3Bの分
担電圧の降下量が大きくなり、健全時の分担電圧と劣化
時の分担電圧との差が明らかになっている。従って、従
来の静電補償を行わない劣化検出方法とは異なり、劣化
した不良碍子の判別を容易に、かつ高い検出精度で実施
することが可能となる。
【0028】なお、両検出用端子33,36間には、抵
抗素子15の絶縁抵抗及び碍子本体11、つまり碍子磁
器部の絶縁抵抗をそれぞれ並列に接続した状態となり、
そのいずれか一方の抵抗値が減少していた場合には、分
担電圧が低下し、劣化判定を行うことができる。従っ
て、抵抗素子15の劣化によるものか、碍子本体11の
損傷によるものかの区別は明らかでないが、いずれかの
避雷碍子3A〜3Cが不良であることを判別することが
できる。
抗素子15の絶縁抵抗及び碍子本体11、つまり碍子磁
器部の絶縁抵抗をそれぞれ並列に接続した状態となり、
そのいずれか一方の抵抗値が減少していた場合には、分
担電圧が低下し、劣化判定を行うことができる。従っ
て、抵抗素子15の劣化によるものか、碍子本体11の
損傷によるものかの区別は明らかでないが、いずれかの
避雷碍子3A〜3Cが不良であることを判別することが
できる。
【0029】そして、いずれかの避雷碍子3A〜3Cに
異常がある場合、碍子連は碍子交換器により不良碍子が
新しい碍子と交換される。なお、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、例えば静電容量調整器51
の接触端子55,56の先端部に導電材からなるクリッ
プ等の把持部材を設けて、静電容量調整器51を通常碍
子連に対し固定装着が可能になるよう構成したり、静電
容量補償用のコンデンサとして、酸化亜鉛素子61以外
のもの、例えば通常の高電圧コンデンサを用いたりする
等、この発明の趣旨を逸脱しない範囲内において任意に
変更して具体化することができる。
異常がある場合、碍子連は碍子交換器により不良碍子が
新しい碍子と交換される。なお、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、例えば静電容量調整器51
の接触端子55,56の先端部に導電材からなるクリッ
プ等の把持部材を設けて、静電容量調整器51を通常碍
子連に対し固定装着が可能になるよう構成したり、静電
容量補償用のコンデンサとして、酸化亜鉛素子61以外
のもの、例えば通常の高電圧コンデンサを用いたりする
等、この発明の趣旨を逸脱しない範囲内において任意に
変更して具体化することができる。
【0030】
【発明の効果】この発明によれば、通常碍子から構成さ
れる通常碍子連の上端と下端との間に静電容量補償用の
コンデンサを接続した状態で、各碍子の分担電圧を測定
することによって、避雷碍子の分担電圧を大幅に上昇さ
せ、避雷碍子の中に劣化し不良となった碍子が含まれる
場合には、その碍子の劣化に伴う電圧降下を顕著にする
ことができる。そして、その結果、不良碍子の劣化検出
を容易にし、かつ、検出精度を向上させることができる
という優れた効果を奏する。
れる通常碍子連の上端と下端との間に静電容量補償用の
コンデンサを接続した状態で、各碍子の分担電圧を測定
することによって、避雷碍子の分担電圧を大幅に上昇さ
せ、避雷碍子の中に劣化し不良となった碍子が含まれる
場合には、その碍子の劣化に伴う電圧降下を顕著にする
ことができる。そして、その結果、不良碍子の劣化検出
を容易にし、かつ、検出精度を向上させることができる
という優れた効果を奏する。
【図1】この発明の不良碍子の検出方法を具体化して示
す簡略化された図である。
す簡略化された図である。
【図2】静電容量調整器を示す正面図である。
【図3】静電容量調整器のコンデンサ部を拡大して示す
断面図である。
断面図である。
【図4】懸垂型避雷碍子装置を示す正面図である。
【図5】懸垂型避雷碍子を示す半縦断面図である。
【図6】懸垂型通常碍子を示す半縦断面図である。
【図7】不良碍子検出器を示す正面図である。
【図8】本実施例の劣化検出方法における分担電圧曲線
と従来の劣化検出方法における分担電圧曲線とを示すグ
ラフである。
と従来の劣化検出方法における分担電圧曲線とを示すグ
ラフである。
【図9】従来の劣化検出方法における分担電圧曲線を示
すグラフである。
すグラフである。
3A〜3C…避雷碍子、4a〜4c…通常碍子、51…
静電容量調整器、61…コンデンサとしての酸化亜鉛素
子。
静電容量調整器、61…コンデンサとしての酸化亜鉛素
子。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の避雷碍子を直列に連結した避雷碍
子連と、複数の通常碍子を直列に連結した通常碍子連と
よりなる懸垂型避雷碍子装置において、 前記通常碍子連の上端と下端との間に静電容量補償用の
コンデンサを接続した状態で、各碍子の分担電圧を測定
するようにしたことを特徴とする不良碍子の劣化検出方
法。 - 【請求項2】 コンデンサとして酸化亜鉛を主成分とす
る非直線性抵抗体を用いることを特徴とする請求項1に
記載の不良碍子の劣化検出方法。 - 【請求項3】 一対の接触端子と、それらの接触端子間
に接続配置された静電容量補償用のコンデンサとよりな
る静電容量調整器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6262392A JPH05264643A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 不良碍子の劣化検出方法及びそれに用いる静電容量調整器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6262392A JPH05264643A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 不良碍子の劣化検出方法及びそれに用いる静電容量調整器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05264643A true JPH05264643A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13205635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6262392A Pending JPH05264643A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 不良碍子の劣化検出方法及びそれに用いる静電容量調整器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05264643A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100698642B1 (ko) * | 2004-12-20 | 2007-03-23 | 한전케이피에스 주식회사 | 전압식 불량애자 검출시스템 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP6262392A patent/JPH05264643A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100698642B1 (ko) * | 2004-12-20 | 2007-03-23 | 한전케이피에스 주식회사 | 전압식 불량애자 검출시스템 |
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