JPH05264889A - カメラのレンズ駆動装置 - Google Patents

カメラのレンズ駆動装置

Info

Publication number
JPH05264889A
JPH05264889A JP9388592A JP9388592A JPH05264889A JP H05264889 A JPH05264889 A JP H05264889A JP 9388592 A JP9388592 A JP 9388592A JP 9388592 A JP9388592 A JP 9388592A JP H05264889 A JPH05264889 A JP H05264889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
motor
lens barrel
target position
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9388592A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Miki
伸哉 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP9388592A priority Critical patent/JPH05264889A/ja
Publication of JPH05264889A publication Critical patent/JPH05264889A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズの駆動の減速比が移動方向によって異
なる伝達機構を用いることによって、簡単な構成で、高
速でのレンズ移動速度のモニタが不要で、制御用回路の
コストダウンを図り、かつ、レンズ停止位置を安定させ
る。 【構成】 被写体距離を測距したデータより得られる、
レンズが停止すべき目標位置に向けて、モータ15によ
りギヤ群17〜31及び軸33からなる伝達機構を介し
てレンズを駆動する。レンズが目標位置を通過したこと
をフォトインタラプタ41が検出すると、モータ15は
反転し、ギヤ群中の遊星ギヤ29から減速比が異なる遊
星ギヤ27に切り換わり、低速にてレンズを目標位置ま
で移動させる。これにより、レンズの高速移動領域の割
合を増加しつつ、レンズを目標位置に安定して停止させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートフォーカス機能
を備えたカメラに係り、特に焦点合わせのためのレンズ
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラのオートフォーカス(以下、AF
と記す。)のためのレンズ駆動装置において、一般に、
レンズ駆動は、被写体距離を測距し、この測距データに
基づき、被写体に合焦するレンズ位置を演算し、この演
算値から得られた制御信号によりレンズ駆動のためのア
クチュエータであるモータ等をレンズの目標位置に向か
って高速駆動させ、目標位置近くにレンズが送られると
モータの通電を断ち、目標位置にレンズを停止させるよ
うにしたものが知られている。
【0003】上述のようなAFのレンズ駆動装置におい
て、レンズ停止位置は、レンズ送りが間欠送りでないと
きは、モータの回転量あるいはレンズの移動量を検出す
る検出手段の分解能に応じて、適宜、目標位置を細かく
制御することができる。しかし高速駆動するモータへの
通電を断ってもアクチュエータの余力によってレンズが
目標位置をオーバーランしてしまうことがあり、このオ
ーバーランの影響は無視できない。従って、目標位置で
レンズを停止させるには、前記検出手段で得られる検出
データをモニタしつつ、目標位置の手前から移動速度を
減速させるよう電気的に調整する等の方法が用いられて
きた。この電気的調整は、例えば、レンズの移動速度が
予め定められた減速カーブに近付くように、モータへの
通電のON/OFFを繰り返すことで行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、高速から低速まで検出手段の出力を用いてレ
ンズ駆動速度をモニタしているため、検出手段から入力
されるデータに基づいて速度演算を行うための回路を必
要とし、この演算回路は、レンズが最高速度で移動する
ときの、検出手段の出力の時間幅に対応して応答可能で
なければならず、高い応答性が要求される。さらには、
撮影時のAFによるタイムラグを小さくしようとすれば
レンズの移動速度を上げる必要があり、また、AFの合
焦性能を上げようとすればレンズの目標位置(ストップ
点)を増やす必要があることからマイコン等の制御用回
路のコストアップを招いていた。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するもの
であって、レンズ駆動用のアクチュエータからの減速比
を、移動方向を反転させる前後で可変とし、高速でレン
ズを目標位置に向けて駆動し、目標位置を通過後、移動
方向を反転させ、低速にて目標位置に接近させるように
することによって、簡単な構成で、少なくとも高速駆動
時には速度をモニタしなくてもよくなるため、速度制御
用の回路がなくともレンズ停止位置を安定させることが
でき、従って安価で、かつ高精度なオートフォーカスを
行うことができるカメラのレンズ駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、フォーカシング用のレンズと、レンズ駆動
用のモータと、前記モータの回転力を減速して前記レン
ズに伝達する伝達機構とを有したカメラにおいて、被写
体距離を測定する測距手段と、この測距手段によって得
られたデータに基づいて前記レンズを停止させる目標位
置を演算する演算手段と、フォーカシング時にレンズを
所定位置より移動させ前記目標位置を通過したことを検
出する検出手段と、この検出手段からの信号に基づいて
前記モータの回転方向を反転させ、レンズを前記目標位
置まで駆動するモータ制御手段とを備え、前記伝達機構
は前記モータの回転方向によって減速比を切り換える切
換手段を有し、前記モータの回転方向の反転後は、反転
前のレンズ移動速度より低速でレンズを移動させ前記目
標位置に接近させるようにしたものである。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、測距手段が被写体との距
離を測定し、この測定データに基づいて演算手段がレン
ズの停止すべき目標位置を演算する。この演算値に基づ
いてモータ制御手段がモータを駆動させ、伝達機構を介
してレンズを高速駆動させる。さらに検出手段は移動す
るレンズが目標位置を通過したことを検出すると、この
検出信号に基づいてモータ制御手段はモータの回転方向
を反転させる。このモータ反転により切換手段は伝達機
構の減速比を切り換え、低速にてレンズを目標位置まで
移動させる。従って、レンズの高速移動領域の割合を増
加しつつ、レンズを目標位置に安定して停止させること
ができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。図1は本発明のレンズ駆動装置が搭載されるカ
メラの正面図。図2は図1のA−A線断面図、図3はレ
ンズ鏡胴部の断面図である。これらの図において、カメ
ラボディ1には撮影レンズ等を備えた鏡胴3が繰り出
し、繰り込み可能に設けられている。この鏡胴3を挟ん
で左右にはフィルム装填のためのパトローネ室5とスプ
ール室7が形成され、カメラボディ1の前面には台板5
1が取り付けられる。カメラボディ1の背面側にはフィ
ルム装填のための開閉蓋4とフィルムを画枠に押さえる
圧板6が設けられている。また、カメラボディ1の上部
にはファインダー9が、下部にはレンズ駆動装置が設け
られている。カメラボディ1にはカバー2が被せられ
る。
【0009】鏡胴3を構成する玉枠11には撮影レンズ
13a,13b,13c,13dが保持されている。さ
らに、鏡胴3の下部にはレンズ駆動装置として、モータ
15と、この運動を鏡胴3に伝達する、出力ギヤ17、
段ギヤ19、平ギヤ21,23、段ギヤ25、遊星ギヤ
27,29、ギヤ31、軸33が列設されている。な
お、段ギヤ25のシャフトには遊星ギヤ27,29を保
持する遊星ギヤ台板35が軸通されている。さらに、鏡
胴3の移動のためのギヤ列の他方でモータ15の回転量
検出のためのギヤ37、多孔板39、フォトインタラプ
タ(以下、PIと記す)41が連設されている。
【0010】また、玉枠11には、U字状の嵌合部11
a,11bがあり、これと軸33の平坦部33aが嵌合
している。軸33は一端をカメラボディ1、他端を台板
51に回転可能に支持されている。軸33には雌ねじ部
33bが形成されており、雄ねじ43とねじ結合してい
る。雄ねじ43の外縁は多角形断面を有し、雄ねじ43
はこれを受ける嵌合部11a,11bとの間に形成され
た多角形断面溝11cに配置されているため回転不能で
ある。また、雄ねじ43は前後を嵌合部11a,11b
によって規制されている。鏡胴3の回転止めは玉枠11
上部のコの字部11dとカメラボディ1のリブ1aとの
嵌合により行われる。従って、軸33が回転することに
より鏡胴3を光軸方向に進退させることが可能である。
【0011】玉枠11の撮影レンズ13cと撮影レンズ
13dとの間には絞り部である絞り板103、固定絞り
75、羽根71,73、地板部3bが前面から順に配さ
れている。なお、撮影レンズ13dは絞りの交換を可能
にするため押え部材45によってカメラ前方へ付勢し、
取り外しができる構成となっている。ここで図4を参照
して説明する。図4は玉枠11を後方(フィルム面側)
から見た図である。同図で、二点鎖線に示す部分は押え
部材45を一部展開した形状を表している。四本の腕部
47のうち三本にはスリット47aと突起47bが形成
され、この腕部47が玉枠11のリブ11e間に一旦挿
入されると、突起47bがリブ11eに突っ張り、リブ
11eより抜けることを防ぐ。これにより撮影レンズ1
3dが保持される。
【0012】さらに、レンズ13dを外したいときは腕
部47をその幅方向左右から圧縮することにより、突起
47bがリブ11eから離れるので抜くことができる。
また、腕部47cは接片として働き、カメラボディ1の
リブ1a上に設けられた基板(パターン)1b上を鏡胴
3の移動に伴い摺動して、鏡胴3の位置の信号を発生さ
せることができる。また、腕部47cは鏡胴3に対し図
中下方に付勢力を与えることになり、鏡胴3に対する負
荷が変動しても(例えばカメラを構える姿勢を変化させ
て鏡胴3にかかる重力の方向が変化しても)、軸33と
嵌合部11a,11bにおけるガタが図中下方に寄せら
れているので、鏡胴3のボディに対する傾きが変化する
ことがない。また、カメラボディ1には、鏡胴3の移動
動作を利用して絞り板103を駆動するためのカム板1
07が取り付けられている。
【0013】次に、前出の図2に加えて図5、図6を用
いて台板51について説明する。図5は台板51をカメ
ラボディ1に被せた状態の図、図6はカメラボディ1と
台板51の関係を示すカメラ中央部の横断面である。台
板51はカメラボディ1の中央部を覆うような形状で、
一部品でありながら部品の保持を中心とする多数の機能
を持たせている。台板51はカメラボディ1に対しビス
等(不図示)にて取り付けられる。この台板51には、
前述の軸33の一端が支持され、ギヤ17〜31と遊星
ギヤ台板35、及びPI41へ導くギヤ37と多孔板3
9は光軸に垂直な面上、カメラボディ1の画枠の前面に
おいて展開し、カメラボディ1に落とし込まれ、台板5
1を被せることにより、カメラボディ1と台板51間で
挟み込んで保持される。また、台板51の筒状部にファ
インダーレンズ53a,53b,53cが保持され、さ
らに、AF用のレンズ55,57、AF測距用の電気素
子(不図示)が保持される。台板51のパトローネ室5
の方にDXコード読み取り用の接片59が、正面から見
て裏側に保持され、その他、スプロケット61、表示用
液晶63を保持している。
【0014】台板51は、画枠の前面を覆う形状をして
いるためフィルムに到達する有害光を遮断する効果があ
るが、開口部51aと鏡胴3の隙間からの光の侵入を防
ぐため、リング状の弾性部材65が取り付けられてい
る。弾性部材65と当接するのは飾りリング67で、飾
りリング67がレンズ13aに当接し、爪部67aが玉
枠11上に形成された溝部11fと係合して光軸方向に
は動かない。なお、この組み込み時には飾りリング67
を前方より押し込む。飾りリング67は光軸方向には規
制されるが溝11fの中で径方向には微小量動くことが
できる。従って、部品の誤差等により鏡胴3と開口部5
1aとの軸線がずれても、飾りリング67は径方向に動
いて弾性部材65は均一に圧縮されるので、遮光の信頼
性は高くなり、かつ鏡胴3に対し大きな負荷が発生する
ことがない。
【0015】さらに、一般的には、DXコードを読み取
るため、パトローネ室5の穴部5aに対し、DX読み取
り接片59を保持した部材をカメラボディ2の前側より
取り付けるのであるが、本実施例では、この部材を台板
51と一体化することにより、小形化、コストダウンに
寄与する。また、穴部5aの周囲において、カメラボデ
ィ1との接触面積を広くとれるので、取り付け後の台板
51の剛性を高くできる。一方、スプール室7側には穴
部7aがある。カメラ小形化のためフィルムレール部7
bをスプール室7が形成されたカメラボディ1に一体に
設けている。この穴部5a,7aがあることによって、
カメラボディ1の一体成形は容易となる。この穴部7a
を台板51によって塞いでいるので,余計な部品は必要
なく、かつ上述のように剛性が高められる。なお、図2
に示すカメラボディ1の下部に台板51との間に形成さ
れたと領域11gは広くスペースの確保が可能でここに
不図示の制御装置やIC等の電気回路を置くことができ
る。
【0016】次に、鏡胴3内に配置され、その光路を開
閉するシャッタ兼絞り部の構成を上記の図に加えて、図
7乃至図11を参照して説明する。なお、図7、図8、
図10は鏡胴3を後方から見た図で、図8、図10では
絞り板103以外の羽根71,73などは図示を省略し
ている。シャッタは羽根71,73と、固定絞り75
と、絞り板103とから構成され、固定絞り75は鏡胴
3内に固定されている。鏡胴3には穴3aが設けられて
おり、羽根71,73の一部は穴3aから鏡胴3外に突
き出した形となっている。
【0017】羽根71,73は軸79,81を回転中心
としてそれぞれ回転可能であり、この回転動作によりシ
ャッタ開閉が行われる。羽根71,73の鏡胴3内後方
には地板部3bが配され、鏡胴3内のボス3c,3d,
3eにおいて鏡胴3内に固定されている。また、鏡胴3
側にもこれと一体に地板部3fが前記地板部3bと連続
して段差を生じないような位置に配されている。地板部
3f前方には同部3fに固定された押え板83(図2参
照)が配され、羽根71,73の押えをしている。ま
た、シャッタ駆動用のアクチュエータ85(図2参照)
は鏡胴3外に配され、領域11i(図2参照)において
玉枠11に固定されている。
【0018】羽根駆動は羽根71,73に設けられた各
々の長溝71a,73aに係合した駆動ピン87にて行
われる。固定絞り75の前方には絞り板103が配され
ている。固定絞り75は絞り板103の地板を兼ねてい
る。前述の羽根71,73、固定絞り75、地板3b、
絞り板103はすべて鏡胴3の後方より挿入組み立てら
れる。あるいは開口部51aから挿入後、後方よりビス
等により取り付けることも可能である。
【0019】また、本実施例のカメラは、絞り板103
の作動状態によって、複数の絞りモードを持たせること
が可能とされている。図8、図9は絞り板103が光路
外へ退避した状態を示し、通常はこの状態で撮影が行わ
れる(通常撮影モード)。図10、図11は絞り板10
3が光路内に挿入された状態であり、開放FNo.が大
きくなるため深度を優先した撮影時には、この状態で撮
影が行われる(デプスモード)。この二つのモードを切
り換えるための構成を図8乃至図11を参照して以下に
説明する。
【0020】鏡胴3の外周に設けられた台板89上には
レバー91が軸93を回転中心として回転自在に軸支さ
れている。レバー91の裏側には突起91aが設けら
れ、レバー91の裏側に配された絞り駆動部材95に設
けられたカム溝95a,95bに係合している。絞り駆
動部材95は台板89上のガイド89a,89bによっ
て左右方向への動きを規制されており、上下方向のみの
動きが可能である。カム溝95bはカム溝95aと連続
し、光軸と平行な直線形状となっている。絞り駆動部材
95下方には電磁マグネット97が台板89上に固定さ
れており、通電により、絞り駆動部材95を下方に(図
8、図9の状態)保持する役割を果たしている。台板8
9はビス89c,89d,89eによって鏡胴3に固定
されている。レバー91はばね99によって右回転方向
に付勢されている。
【0021】すなわち、図8、図9は電磁マグネット9
7に通電して、絞り駆動部材95を保持している状態で
あり、絞り駆動部材95に突起91aで係合しているレ
バー91がばね99による回転力に抗して保持されてい
る。鏡胴3内には鏡胴3と一体に形成された軸101を
回転中心として回転可能に、絞り板103が配置されて
おり、鏡胴3に形成された穴3hよりその一部が突き出
ている。また、ばね105によって絞り板103は光路
外へ退避する方向へ付勢されている。図10、図11は
電磁マグネット97の通電を停止した状態であり、レバ
ー91がばね99によって図11で右回りに回転し、突
起91aで係合している絞り駆動部材95は、それに連
れて上方にスライドする。その際に絞り駆動部材95は
絞り板103の縁部に当接し、ばね105の付勢力に打
ち勝って絞り板103を回転させ、光路内に挿入させ
る。絞り板103の光路内への挿入が完了した時に、絞
り部103は鏡胴3と一体に構成されたストッパー3g
に当接する。
【0022】次に、通常モード、デプスモードの切り換
えによる絞り駆動について図12乃至図17を参照して
説明する。図12は鏡胴を沈胴位置からセット位置へ繰
り出した場合の動作を示す図、図13はその際の駆動制
御のフローチャートである。
【0023】図12において、(1)は沈胴状態、
(2)は切り換え位置、(3)はセット位置を示す。レ
バー91は上述のばね99によって右回転方向に付勢さ
れているが、カメラボディ1に取り付けられたカム板1
07と当接しているため、図の状態で保持されている。
突起91aはカム溝95a中に位置している。不図示の
電源スイッチがONになると、まず、電磁マグネット9
7に通電され、絞り駆動部材95を保持した後、鏡胴3
の繰り出しを開始する。
【0024】図12の(2)に示すように鏡胴3を僅か
に(Δmm)繰り出した時点までは、レバー91上の突
起91aはカム溝95a内にあるので、レバー91は繰
り出しに応じて回転する。前述したように、カム溝95
aは絞り駆動部材95が上下にスライドできる範囲内で
の下端に位置している場合、軸93を中心とした円弧形
状となっているため、突起91aがカム溝95a内にあ
る間は、絞り駆動部材95にレバー91から力は加わら
ない状態である。(2)の状態は突起91aがカム溝9
5aの端部のカム溝95bと連続している位置にある状
態である。
【0025】図12の(2)の状態からさらに鏡胴3を
所定量(amm)繰り出していくと、レバー91はカム
板107と当接しなくなるため、ばね99によって右回
転しようとし、同時に絞り駆動部材95を上方へスライ
ドさせようとするが、電磁マグネット97によって絞り
駆動部材95を引き付けているため、レバー91は
(2)の状態のまま保持される。
【0026】最終的に沈胴状態(1)よりamm繰り出
した状態で鏡胴3はストップしセット位置までの繰り出
しが完了する。この状態ではレバー91は再びカム板1
07と当接する状態にあるので、この時点で電磁マグネ
ット97への通電を中止しても、レバー91はカム板1
07によって図中の状態のまま保持される。図12の
(3)の状態は図8、図9に示したように絞り板103
が光路外へ退避した通常撮影モード状態である。撮影時
にはこのセット位置から鏡胴3を繰り出して露光を行
い、露光後は再びこのセット位置に復帰する。
【0027】図14は鏡胴を通常撮影モードからデプス
モードに切り換えた時の動作を示す図、図15はその際
の駆動制御のフローチャートである。図14において、
(1)のセット位置から、鏡胴3を所定量(bmm)繰
り込むと、(2)の状態になるが、この位置でレバー9
1とカム板107との当接がはずれるので、レバー91
はばね99によって右方向に回転する。すると、突起9
1aがカム溝95aからカム溝95bに入っていくとと
もに、絞り駆動部材95は上方向にスライドする。そう
すると最終的に図10、図11に示したように絞り板1
03が光路内に挿入された状態になる。その後、再びb
mm鏡胴3を繰り出して、セット位置へ復帰する。
【0028】図16は鏡胴をデプスモードから通常撮影
モードに切り換えた時の動作を示す図、図17はその際
の駆動制御のフローチャートである。図16において、
(1)のセット位置から、鏡胴3を所定量(cmm)繰
り込むと、(2)の状態になるが、これは、図12で説
明した、沈胴位置からΔmm鏡胴3を繰り出した状態
(2)と同じ状態である。すなわち、レバー91がカム
板107に当接し、絞り駆動部材95が下がりきって電
磁マグネット97に接触している状態である。つまり図
8、図9に示したように絞り板103が光路外へ退避し
た状態である。この時点で電磁マグネット97に通電
し、絞り駆動部材95を引き付ける。その後、再びcm
m鏡胴3を繰り出し、(3)のセット状態になると繰り
出しを停止し、電磁マグネット97の通電を断つ。
【0029】以上述べてきたように、通常撮影モードと
デプスモード切換は、セット位置からの鏡胴3の繰り込
み、繰り出し動作と電磁マグネット97のON/OFF
の制御のみで可能であり、専用のアクチュエータを必要
としない。
【0030】図18は通常撮影モードとデプスモードの
プログラム線図を示す。デプスモード時は開放FNo.
が大きくなるため、より被写界深度の深い撮影が可能で
ある。
【0031】次に、本実施例によるカメラのレンズ駆動
及びAF動作について説明する。本カメラの鏡胴3は、
不使用時には沈胴しており、使用時に、電源ONにより
鏡胴3をセット位置に繰り出す。鏡胴3は軸33の回転
によって進退する。鏡胴3を繰り出すには、モータ15
の出力ギヤ17を時計方向に回転させる。この出力ギヤ
17の回転は段ギヤ19、平ギヤ21,23、段ギヤ2
5へと伝達され、この段ギヤ25が時計方向に回転する
ことによって、遊星ギヤ29がギヤ33と噛み合い、ギ
ヤ31が駆動される。これにより、軸33が回り、鏡胴
3が繰り出される。
【0032】鏡胴3を繰り込むときは、モータ15の出
力ギヤ17を反時計方向に回転させる。この時は、遊星
ギヤ27がギヤ33と噛み合い、ギヤ31が駆動され
る。ここに、ギヤ25は大径ギヤと小径ギヤを有する段
ギヤであり、遊星ギヤ29は大径ギヤと、遊星ギヤ27
は小径ギヤとそれぞれ結合している。従って、遊星ギヤ
27からギヤ31へ伝達されるときの方が、遊星ギヤ2
9からギヤ31へ伝達されるときよりもモータ15から
の減速が大きくなる。このため、モータ15の回転方向
によって減速比が切換ることになり、鏡胴3の繰り出
し、繰り込みの移動速度を異ならせることができる。本
実施例においては、鏡胴3が繰り込む時のほうが繰り出
し時よりも遅くなるように構成されている。なおモータ
15の回転方向の切り換えは、鏡胴3の移動に伴い腕部
47cが基板(パターン)1b上を移動し、特定の位置
において信号を切り換える。
【0033】図19はパターンと鏡胴の位置関係を示
す。基板(パターン)1bに設けられた信号切換位置S
1〜S4間の鏡胴3の位置は、PI41のパルスカウン
ト数によって知ることができる。S1は沈胴状態と撮影
のためのセット位置との切換時に通過し、沈胴か否かの
状態を知ることができる。S2はセット位置のやや後方
に設けられ、通常撮影モード、デプスモード切り換え時
にこれを通過して再びセット位置に戻すことができる。
S3は無限遠距離の被写体に相当する位置と最近接距離
に相当する位置との中央付近Lの被写体に相当する位置
付近に置かれる。S4は最近接距離よりやや前に位置す
る。
【0034】次に、鏡胴3の動作を説明すると、沈胴か
らセット位置への移動は、メインスイッチをONにする
と、モータ15が起動され、鏡胴3が移動し、S2を通
過した後にモータ15への通電をOFFにすることによ
り行える。通常撮影モードとデプスモードの間の切り換
えは、モータ15を起動して鏡胴3を繰り込み、S2通
過後、PI41のカウントを始め、前記bmmあるいは
cmmに相当するカウント数でモータ15を反転し、再
度S2を通過したところで通電を断つ。
【0035】AF時には、被写体に合焦するためのレン
ズストップ位置が無限遠に近いか最近接距離に近いかに
応じ、レンズセット位置からS3もしくはS4を通過し
た後にモータ15を反転させ、所定パルス数だけ駆動し
た後に停止させるようにしている。以下、このAF時の
レンズの制御方法の詳細を、図19に加えて、モータ駆
動速度の変化を示す図20、及び処理手順のフローチャ
ートを示す図21を参照して説明する。
【0036】カメラは測距装置を持ち、撮影時、被写体
距離を測定し、この被写体距離lに相当する信号が制御
装置(不図示)に入力されると(#1)、lが無限遠距
離と最近接距離との中間付近の距離Lより遠い(l>
L)か、近い(l<L)かを判断する(#2)。遠い時
にはlに相当する鏡胴3の位置とS3間の基板1b上の
距離Δdに相当するPI41のパルスカウント数nを算
出する(#3)。そして、モータ15を起動してレンズ
を繰り出す(#4)。S3を通過し、S3信号が入力さ
れると(#5でYES)、モータ15を反転し(#
6)、再び、S3を通過し、S3信号が入力された瞬間
から(#7でYES)、PI41からのパルスをカウン
トし(#8)、カウント数がnに達するΔnパルス手前
で(#9でYES)、モータ15への通電を断ち、目標
位置(nパルス相当位置)に停止させる(#10)。
【0037】一方、lがLより近い時はlとS4間のパ
ルス数Nを計算し(#11)、以下、#12〜#18で
上記と同様に制御する。上記において、モータ15の反
転後は、反転前に比べて、駆動伝達系の減速比の違いに
より、駆動速度が低速になる。これにより、目標位置へ
安定して停止させることが可能となる。なお、Lとlが
ほぼ等しい場合に対応させるため、L位置とS3は若干
S3を前側(近側)にずらす方がよい。焦点距離の長い
レンズなどで、無限遠距離と最近接距離間が大きく、レ
ンズの繰り出し量が大きい時にはS3以外に分割数を増
すとさらに効果が大きい。
【0038】なお、本実施例では、絞り部を挟んで複数
のレンズを一体の玉枠11に支持し、絞り板103の駆
動のための機構を玉枠11の所定の外周上に配置してい
るので、レンズの保持精度を高める(レンズ間の偏心を
減少させる)ことができ、鏡胴3が光軸の前後方向に大
きくなることがなく、かつ径方向には羽根71,73の
駆動のアクチュエータが配される部分と台板89が配置
される部分のみ大きくなるだけであるので鏡胴3を小さ
くでき、これにより、カメラ全体が大型化することが防
止できる。すなわち、絞り駆動用の部材を玉枠内に設け
ようとすれば、光路を避けて配置する必要があり、玉枠
の径を大きく設定しなければならず、玉枠の径が大きく
なれば、これに嵌合されるレンズ径も大きくなり、レン
ズを保持する玉枠の構造上、レンズを一体の玉枠に保持
しておくことが困難になるといった従来の問題点を、本
実施例構成では解消できる。
【0039】さらに、本実施例においては、レンズ駆動
のためのギヤ等の伝達系を鏡胴3の下方のカメラボディ
1に配置し、かつ伝達系の各回転軸を光軸と平行になる
ように配列しているので、伝達系の保持構成が簡素化さ
れ、組み立てもカメラボディ1に落とし込むだけである
ので、自動化にも対応しやすく、また、カメラボディ1
の前方に広いスペースを残すことができる。すなわち、
従来では、カメラの小形化に伴いパトローネ室とスプー
ル室の距離を短くしているため、鏡胴に対しその駆動伝
達系をパトローネ室とスプール室に亘って配置すること
が困難となり、また、鏡胴の上方にはAFやファインダ
ーのユニットがあるためスペースの余裕がないといった
問題が生じていたが、本実施例構成では、そのような問
題を解消できることになる。また、モータ15の出力軸
が光軸に平行で出力側が後方、かつ端子部がカメラの前
方にくるため、モータ15への配線を後方に引っ張って
くる必要がなく、実装が容易となる効果がある。
【0040】また、本実施例では、鏡胴3を支持する軸
33をカメラボディ1と台板51とに保持させ、この台
板51をカメラボディ1の穴部に嵌合させ、かつ、パト
ローネ室5とスプール室7間にブリッジ状に架設される
ため、スペースの増加を招くことなく、台板51の高剛
性化を図ることができ、台板51に多数の部品を保持さ
せることができる。従って、カメラの小形化が容易で部
品点数も削減できる。
【0041】この点に関し、従来から鏡胴を光軸方向の
軸に保持させるために最低二部品を必要とし、かつ、軸
の保持精度を高めるためには、鏡胴と軸との嵌合長を大
きく取らなければならず軸長が長くなっていた。さら
に、軸保持部材には高い剛性が必要で、これをカメラボ
ディに取り付けるためにはパトローネ室とスプール室に
亘って架設する形状となり、同部材は大型なものとな
り、カメラの小形化を阻止するといった問題があった
が、本実施例構成によれば、そのような問題が解消され
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レンズ駆
動方向によって減速比が異なる伝達機構を付加するだけ
の簡単な構成で、レンズを停止させるべき目標位置に近
付いた時、機械的にレンズの移動速度を落とすことがで
きるので、速度制御用の回路がなくてもレンズの停止位
置を安定させることができる。また、レンズ駆動量を検
出する領域は目標位置を通過後の反転駆動の低速領域だ
けであるので、高速側の領域はモータの制御手段の応答
速度等について回路上の制約を受けることなく、任意に
移動速度を設定することができる。従って、安価で簡単
な回路構成でありながら、AFに要する時間を短くする
ことができる共に、高精度なAFが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカメラの正面図であ
る。
【図2】カメラの中央部付近を示す図1のA−A線縦断
面図である。
【図3】鏡胴の断面図である。
【図4】鏡胴を後方から見た図である。
【図5】台板を取り付けた状態にあるカメラの正面図で
ある。
【図6】カメラボディと台板の関係を示すカメラ中央部
付近の横断面図である。
【図7】玉枠の絞り部の断面図である。
【図8】絞り板の退避状態(通常モード)を示す断面図
である。
【図9】同状態における絞り部の側面図である。
【図10】絞り板の挿入状態(デプスモード)を示す断
面図である。
【図11】同状態における絞り部の側面図である。
【図12】絞り板の作動原理を説明する図である。
【図13】同上における絞り板の駆動制御のフローチャ
ートである。
【図14】絞り板の作動原理を説明する図である。
【図15】同上における絞り板の駆動制御のフローチャ
ートである。
【図16】絞り板の作動原理を説明する図である。
【図17】同上における絞り板の駆動制御のフローチャ
ートである。
【図18】プログラムの一例を示す図である。
【図19】レンズ位置検知パターンを示す図である
【図20】レンズの移動速度とパターン信号のタイミン
グを示した図である。
【図21】レンズ繰り出しAF時の制御フローチャート
である。
【符号の説明】
3 鏡胴 11 玉枠 13 撮影レンズ 15 モータ 27 遊星ギヤ 29 遊星ギヤ 41 フォトインタラプタ 55 AFレンズ 57 AFレンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーカシング用のレンズと、レンズ駆
    動用のモータと、前記モータの回転力を減速して前記レ
    ンズに伝達する伝達機構とを有したカメラにおいて、被
    写体距離を測定する測距手段と、この測距手段によって
    得られたデータに基づいて前記レンズを停止させる目標
    位置を演算する演算手段と、フォーカシング時にレンズ
    を所定位置より移動させ前記目標位置を通過したことを
    検出する検出手段と、この検出手段からの信号に基づい
    て前記モータの回転方向を反転させ、レンズを前記目標
    位置まで駆動するモータ制御手段とを備え、前記伝達機
    構は前記モータの回転方向によって減速比を切り換える
    切換手段を有し、前記モータの回転方向の反転後は、反
    転前のレンズ移動速度より低速でレンズを移動させ前記
    目標位置に接近させるようにしたことを特徴とするカメ
    ラのレンズ駆動装置。
JP9388592A 1992-03-19 1992-03-19 カメラのレンズ駆動装置 Withdrawn JPH05264889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9388592A JPH05264889A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 カメラのレンズ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9388592A JPH05264889A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 カメラのレンズ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05264889A true JPH05264889A (ja) 1993-10-15

Family

ID=14094939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9388592A Withdrawn JPH05264889A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 カメラのレンズ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05264889A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323079A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車載カメラ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323079A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車載カメラ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4990945A (en) Camera of changeable focal length
US4721972A (en) Camera having a photo-taking lens barrel movable in the direction of the optic axis
US6501909B1 (en) Camera having a vari-focal lens apparatus
US5287137A (en) Encoder device
JPH0149921B2 (ja)
US5821531A (en) Dual sensor encoder for detecting forward/reverse rotation having light modulating patterns with a predetermined phase different
US6707194B2 (en) Motor actuation device for camera
US5583592A (en) Data imprinting device for a camera
US4540264A (en) Photographing lens focusing device
JPH05264889A (ja) カメラのレンズ駆動装置
US6393218B1 (en) Camera
US5781817A (en) Exposure controlling device and encoder for camera
US5309184A (en) Mechanical control apparatus of a single lens reflex camera
US4549800A (en) Compact automatic focusing lens shutter type camera
JPH05265074A (ja) カメラの絞り駆動機構
JP2004109934A (ja) レンズ鏡胴、ズームレンズ鏡胴、カメラおよび撮像光学系のリセット方法
JPS63135907A (ja) レンズ移動装置
JP3038609B2 (ja) 測距方向変更可能な可変焦点レンズ付カメラ
JP3038608B2 (ja) 可変焦点距離カメラ
US5875361A (en) Camera with parallax correcting function
JP2558353B2 (ja) 絞り板とステッピングモータとの位置調節方法
JP3569374B2 (ja) エンコーダ及びカメラの露出制御装置
JP3339125B2 (ja) カメラ
JP2979182B2 (ja) フォーカスレンズ駆動装置並びにフォーカスレンズ及び絞り駆動装置
JP2644589B2 (ja) ターレットレンズの切替機構

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608