JPH0526816B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0526816B2 JPH0526816B2 JP2762384A JP2762384A JPH0526816B2 JP H0526816 B2 JPH0526816 B2 JP H0526816B2 JP 2762384 A JP2762384 A JP 2762384A JP 2762384 A JP2762384 A JP 2762384A JP H0526816 B2 JPH0526816 B2 JP H0526816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- vinyl chloride
- parts
- chloride resin
- copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は軟質塩化ビニル樹脂組成物に関し、更
に詳しくは、塩化ビニルとα、β−不飽和ジカル
ボン酸モノエステルの一価又は二価の金属塩との
共重合体に可塑剤を配合してなる軟質塩化ビニル
樹脂組成物に関するものである。 塩化ビニル樹脂は合成樹脂の中でも安価で、バ
ランスの取れた物性を持ち、硬質から軟質まで幅
広い用途を持つ代表的なプラスチツクである。特
に、塩化ビニル樹脂に多量の可塑剤を添加するこ
とによつて得られるゴム様感触の軟質塩化ビニル
樹脂成形品は、加硫ゴムに比べコスト、成形性、
耐候性、着色性等に優れた面を有し、広範囲に使
用されている。しかし、高温でのクリープ特性の
面では加硫ゴムに比べて劣るため、従来より塩化
ビニル樹脂として高重合度のもの又はゲルを含む
ものを用いてクリープ特性を改良する試みがなさ
れている。しかし、これらの手法によつても100
℃以上の高温でのクリープ特性を改良するには限
界があるため、100℃以上の高温にさらされる可
能性のある分野への使用は制限されているのが現
状である。 本発明者は、かかる現状にかんがみ、塩化ビニ
ル樹脂の改質、新たな機能付与等によつて、高温
クリープ特性の改良を図るべく種々検討を重ねた
結果、塩化ビニル70〜99.8重量%、α、β−不飽
和ジカルボン酸モノエステルの一価又は二価の金
属塩0.2〜30重量%及び他のビニル化合物0〜20
重量%よりなる共重合体100重量部に、可塑剤20
〜300重量部を配合してなることを特徴とする軟
質塩化ビニル樹脂組成物を用いることにより、高
温でのクリープ特性が顕著に改善されることを見
出し、本発明を完成するに至つた。 本発明における共重合体は、懸濁重合、乳化重
合等の通常の塩化ビニル樹脂の製法に従つて得ら
れたものであつて、その構成成分であるα、β−
不飽和ジカルボン酸モノエステルの一価又は二価
の金属塩としては、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、シトラコン酸等のメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、オクチルエステル等のアルキルモ
ノエステル類、エポキシ、ヒドロキシ、ハロゲ
ン、エーテル、ビニル基等を含有する上記酸のモ
ノエステル類等とLi+、Na+、Cs+、Mg++、
Ca++、Ba++、Zn++、Cd++等の一価又は二価の金
属の塩が挙げられる。これらのα、β−不飽和ジ
カルボン酸モノエステルの金属塩類は単独又は二
種以上を混合して使用される。なお、この金属塩
の代りにα、β−不飽和ジカルボン酸の金属塩を
用いた場合は塩化ビニルとの共重合体を生成しが
たいだけでなく、得られた共重合体を使用しても
十分に高温クリープ特性を改善できない。 さらに他のビニル化合物としては、エチレン、
プロピレン、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、ビニ
ルエーテル、アクリル酸エステル、メタクリル酸
エステルなどの通常のものが挙げられる。 可塑剤としては、塩化ビニル樹脂の軟質用途に
一般に使われる可塑剤が使用可能であつて、例え
ばジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジ−n−
オクチルフタレート、ジイソデジルフタレート、
ジブチルフタレート、ジヘキシルフタレート等の
フタル酸エステル;ジオクチルアジペート、ジオ
クチルセバケート等の直鎖二塩基酸エステル;ト
リメリツト酸エステル、ポリエステル系高分子可
塑剤;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等
のエポキシ系可塑剤;トリフエニルホスフエー
ト、トリクレジルホスフエート等のリン酸エステ
ル系可塑剤等の単独又は二種以上を混合したもの
が使用される。 本発明における共重合体中のα、β−不飽和ジ
カルボン酸モノエステルの一価又は二価金属塩の
割合は、0.2〜30重量%、好ましくは0.5〜15重量
%である。この金属塩の割合が、0.2重量%未満
では、高温のクリープ特性に十分な効果が発揮さ
れず、30重量%を越えると塩化ビニル樹脂として
の特性が損われるだけでなく、このような共重合
体は製造上の制約が多い。 本発明で使用される可塑剤量は、目的とする製
品の硬度によつて適宜選択されるが、軟質ゴム様
製品を考慮すると本発明における塩化ビニル共重
合体100重量部に対し、20〜300重量部、好ましく
は30〜200重量部である。20重量部未満では、軟
質かつゴム様の製品が得られず、300重量部を越
えると高温でのクリープ特性改良効果を十分発現
し難い。 本発明の塩化ビニル樹脂組成物は一般の塩化ビ
ニル樹脂と同様、安定剤、滑剤、充填剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、加工助剤、発泡剤、顔料、
難燃剤、耐衝撃助剤等の各種添加剤を必要に応じ
含有することができる。また他の重合体を含有し
ても良い。 この組成物を押出成形、圧縮成形、カレンダー
成形、中空成形、射出成形等通常の塩化ビニル樹
脂加工法により成形することによりイオン架橋さ
れた成形品が得られる。このものは耐熱性及び弾
性が極めて優れているので、それらの特性の要求
される自動車ウインドシール材、電線シース材、
パツキン類などの分野に好適に使用することがで
きる。 以下、本発明を実施例により更に詳しく説明す
る。なお、実施例で示す部数は特にことわらない
限り重量部である。 実施例 1 10オートクレーブに脱イオン水が250部、部
分ケン化ポリビニルアルコール(ケン化度70%、
平均重合度500)0.2部、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート0.17部及び第1表に示
す共単量体を仕込み脱気後、塩化ビニルを仕込ん
だ後撹拌しながら40℃に昇温し、20時間重合反応
を行つた。重合終了後内容物を取出し、脱水乾燥
し第1表に示す組成の塩化ビニル共重合体を得
た。 次に、得られた塩化ビニル共重合体を用い、第
2表に示す配合組成で150℃5分間ロール混練し、
シートを得た。このシートを160℃10分間加熱プ
レスし、所定の厚みのプレスシートを作成した。 このプレスシートを用い、100℃以上の高温ク
リープ特性評価を加熱変形試験及び反発弾性によ
り行つた。加熱変形試験はJIS K−6723に準じて
行い、荷重1Kgf、測定温度120℃で荷重をかけ
てから1時間後の変形率(%)をもつて表わし
た。又、反発弾性はダンロツプトリプソメーター
を用いBS903、Part A8:1963に準じ、140℃で
の反発弾性率(%)をもつて表わした。結果を第
1表に示す。
に詳しくは、塩化ビニルとα、β−不飽和ジカル
ボン酸モノエステルの一価又は二価の金属塩との
共重合体に可塑剤を配合してなる軟質塩化ビニル
樹脂組成物に関するものである。 塩化ビニル樹脂は合成樹脂の中でも安価で、バ
ランスの取れた物性を持ち、硬質から軟質まで幅
広い用途を持つ代表的なプラスチツクである。特
に、塩化ビニル樹脂に多量の可塑剤を添加するこ
とによつて得られるゴム様感触の軟質塩化ビニル
樹脂成形品は、加硫ゴムに比べコスト、成形性、
耐候性、着色性等に優れた面を有し、広範囲に使
用されている。しかし、高温でのクリープ特性の
面では加硫ゴムに比べて劣るため、従来より塩化
ビニル樹脂として高重合度のもの又はゲルを含む
ものを用いてクリープ特性を改良する試みがなさ
れている。しかし、これらの手法によつても100
℃以上の高温でのクリープ特性を改良するには限
界があるため、100℃以上の高温にさらされる可
能性のある分野への使用は制限されているのが現
状である。 本発明者は、かかる現状にかんがみ、塩化ビニ
ル樹脂の改質、新たな機能付与等によつて、高温
クリープ特性の改良を図るべく種々検討を重ねた
結果、塩化ビニル70〜99.8重量%、α、β−不飽
和ジカルボン酸モノエステルの一価又は二価の金
属塩0.2〜30重量%及び他のビニル化合物0〜20
重量%よりなる共重合体100重量部に、可塑剤20
〜300重量部を配合してなることを特徴とする軟
質塩化ビニル樹脂組成物を用いることにより、高
温でのクリープ特性が顕著に改善されることを見
出し、本発明を完成するに至つた。 本発明における共重合体は、懸濁重合、乳化重
合等の通常の塩化ビニル樹脂の製法に従つて得ら
れたものであつて、その構成成分であるα、β−
不飽和ジカルボン酸モノエステルの一価又は二価
の金属塩としては、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、シトラコン酸等のメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、オクチルエステル等のアルキルモ
ノエステル類、エポキシ、ヒドロキシ、ハロゲ
ン、エーテル、ビニル基等を含有する上記酸のモ
ノエステル類等とLi+、Na+、Cs+、Mg++、
Ca++、Ba++、Zn++、Cd++等の一価又は二価の金
属の塩が挙げられる。これらのα、β−不飽和ジ
カルボン酸モノエステルの金属塩類は単独又は二
種以上を混合して使用される。なお、この金属塩
の代りにα、β−不飽和ジカルボン酸の金属塩を
用いた場合は塩化ビニルとの共重合体を生成しが
たいだけでなく、得られた共重合体を使用しても
十分に高温クリープ特性を改善できない。 さらに他のビニル化合物としては、エチレン、
プロピレン、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、ビニ
ルエーテル、アクリル酸エステル、メタクリル酸
エステルなどの通常のものが挙げられる。 可塑剤としては、塩化ビニル樹脂の軟質用途に
一般に使われる可塑剤が使用可能であつて、例え
ばジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジ−n−
オクチルフタレート、ジイソデジルフタレート、
ジブチルフタレート、ジヘキシルフタレート等の
フタル酸エステル;ジオクチルアジペート、ジオ
クチルセバケート等の直鎖二塩基酸エステル;ト
リメリツト酸エステル、ポリエステル系高分子可
塑剤;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等
のエポキシ系可塑剤;トリフエニルホスフエー
ト、トリクレジルホスフエート等のリン酸エステ
ル系可塑剤等の単独又は二種以上を混合したもの
が使用される。 本発明における共重合体中のα、β−不飽和ジ
カルボン酸モノエステルの一価又は二価金属塩の
割合は、0.2〜30重量%、好ましくは0.5〜15重量
%である。この金属塩の割合が、0.2重量%未満
では、高温のクリープ特性に十分な効果が発揮さ
れず、30重量%を越えると塩化ビニル樹脂として
の特性が損われるだけでなく、このような共重合
体は製造上の制約が多い。 本発明で使用される可塑剤量は、目的とする製
品の硬度によつて適宜選択されるが、軟質ゴム様
製品を考慮すると本発明における塩化ビニル共重
合体100重量部に対し、20〜300重量部、好ましく
は30〜200重量部である。20重量部未満では、軟
質かつゴム様の製品が得られず、300重量部を越
えると高温でのクリープ特性改良効果を十分発現
し難い。 本発明の塩化ビニル樹脂組成物は一般の塩化ビ
ニル樹脂と同様、安定剤、滑剤、充填剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、加工助剤、発泡剤、顔料、
難燃剤、耐衝撃助剤等の各種添加剤を必要に応じ
含有することができる。また他の重合体を含有し
ても良い。 この組成物を押出成形、圧縮成形、カレンダー
成形、中空成形、射出成形等通常の塩化ビニル樹
脂加工法により成形することによりイオン架橋さ
れた成形品が得られる。このものは耐熱性及び弾
性が極めて優れているので、それらの特性の要求
される自動車ウインドシール材、電線シース材、
パツキン類などの分野に好適に使用することがで
きる。 以下、本発明を実施例により更に詳しく説明す
る。なお、実施例で示す部数は特にことわらない
限り重量部である。 実施例 1 10オートクレーブに脱イオン水が250部、部
分ケン化ポリビニルアルコール(ケン化度70%、
平均重合度500)0.2部、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート0.17部及び第1表に示
す共単量体を仕込み脱気後、塩化ビニルを仕込ん
だ後撹拌しながら40℃に昇温し、20時間重合反応
を行つた。重合終了後内容物を取出し、脱水乾燥
し第1表に示す組成の塩化ビニル共重合体を得
た。 次に、得られた塩化ビニル共重合体を用い、第
2表に示す配合組成で150℃5分間ロール混練し、
シートを得た。このシートを160℃10分間加熱プ
レスし、所定の厚みのプレスシートを作成した。 このプレスシートを用い、100℃以上の高温ク
リープ特性評価を加熱変形試験及び反発弾性によ
り行つた。加熱変形試験はJIS K−6723に準じて
行い、荷重1Kgf、測定温度120℃で荷重をかけ
てから1時間後の変形率(%)をもつて表わし
た。又、反発弾性はダンロツプトリプソメーター
を用いBS903、Part A8:1963に準じ、140℃で
の反発弾性率(%)をもつて表わした。結果を第
1表に示す。
【表】
【表】
実施例 2
塩化ビニル/マグネシウムモノメチルマレート
(90/10)共重合樹脂100部、第3表に示す可塑剤
及びジブチル錫マレート4部よりなる組成物を用
いたほかは実施例1と同様の実験を行つた。結果
を第3表に示す。
(90/10)共重合樹脂100部、第3表に示す可塑剤
及びジブチル錫マレート4部よりなる組成物を用
いたほかは実施例1と同様の実験を行つた。結果
を第3表に示す。
【表】
Claims (1)
- 1 塩化ビニル70〜99.8重量%、α、β−不飽和
ジカルボン酸モノエステルの一価又は二価の金属
塩0.2〜30重量%及び他のビニル化合物0〜20重
量%よりなる共重合体100重量部に対し、可塑剤
20〜300重量部を配合してなることを特徴とする
軟質塩化ビニル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2762384A JPS60170648A (ja) | 1984-02-16 | 1984-02-16 | 軟質塩化ビニル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2762384A JPS60170648A (ja) | 1984-02-16 | 1984-02-16 | 軟質塩化ビニル樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60170648A JPS60170648A (ja) | 1985-09-04 |
| JPH0526816B2 true JPH0526816B2 (ja) | 1993-04-19 |
Family
ID=12226073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2762384A Granted JPS60170648A (ja) | 1984-02-16 | 1984-02-16 | 軟質塩化ビニル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60170648A (ja) |
-
1984
- 1984-02-16 JP JP2762384A patent/JPS60170648A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60170648A (ja) | 1985-09-04 |
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