JPH0526832B2 - - Google Patents
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- JPH0526832B2 JPH0526832B2 JP59128800A JP12880084A JPH0526832B2 JP H0526832 B2 JPH0526832 B2 JP H0526832B2 JP 59128800 A JP59128800 A JP 59128800A JP 12880084 A JP12880084 A JP 12880084A JP H0526832 B2 JPH0526832 B2 JP H0526832B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfonic acid
- group
- pigment
- acid
- general formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は印刷インキのプロセス用紅顔料に関す
る。更に詳しくいえば、本発明は印刷インキ、特
にプロセスインキ用紅顔料ブリリアント カーミ
ン6Bの色調を改良した顔料に関する。 従来の技術 印刷インキ、特にプロセスインキ(いわゆる三
原色インキ)においては黄、赤、青の印刷の三原
色のほかに黒を加えて調色される。この方法では
重ね刷りを行うために印刷インキには透明性が要
求され、使用顔料についても透明な三原色が必要
となる。 従来、このような印刷インキのプロセス用紅用
顔料としてはブリリアント カーミン 6B(C.I.
Pigment Red 57:1)が知られ、p−トルイジ
ン−m−スルホン酸をジアゾ化し、これと3−オ
キシ−2−ナフトエ酸とをカツプリングして生成
させる色素をレーキ化剤で不溶性化(レーキ化)
して得られる、最も大量に生産されている赤色顔
料の1種である。しかしながら、この顔料の分光
曲線は、プロセスにおいて理想とされる紅の曲線
からかなり黄色側にずれている。このずれは、青
味付けなどの科学的処理(補色処理)により解消
されるので、従来から各種青味付けの検討がなさ
れてきた。 例えば、ブリリアント カーミン 6Bをロー
ダミンB系の染色レーキ顔料で補色処理するか、
あるいはジアゾ成分のp−トルイジン−m−スル
ホン酸に少量のトビアス酸(2−ナフチルアミン
−1−スルホン酸)を併用して、ジアゾ化・カツ
プリング・レーキ化することにより、青味付けを
行つていた。 しかしながら、このような方法により得られる
顔料は、耐水性、耐溶剤性等において問題があ
り、また鮮明度の点でも不十分であつた。 更に、特公昭41−17754号公報発明は、3,4
−ジメチルアニリン−6−スルホン酸をジアゾ化
し、2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸
とカツプリングし、レーキ化して得られる顔料が
プロセス用紅として優れた色調を有することを開
示している。しかしながら、この顔料において原
料として使用している3,4−ジメチルアニリン
−6−スルホン酸は、従来から使用されているp
−トルイジン−m−スルホン酸と比較して、余り
一般的ではなく、値段も高い為、必然的に顔料の
コストアツプとなり、工業的に有利な顔料とはい
い難い。 発明が解決しようとする問題点 前述のように、従来公知の印刷インキのプロセ
ス用紅顔料においては、例えばブリリアント カ
ーミン 6Bでは、その分光曲線が黄側にずれて
いるので、青味付けによる補色処理が種々開発さ
れたが、耐水性、耐溶剤性等において問題があ
り、また特公昭41−17754号公報発明にあつても、
使用する原料が高価であり、工業的に不利である
等の各種欠点を有している。 このような状況の下で、当分野においては従来
の紅顔料に代る、優れた色調を期待できる新たな
紅顔料の開発が望まれている。 そこで、本発明は前述のような諸欠点を示すこ
とのない印刷インキのプロセス用紅顔料を提供す
ることを目的とするものである。 問題点を解決するための手段 本発明者等は印刷インキのプロセス用紅顔料の
前記のような現状に鑑みて、ブリリアント カー
ミン 6Bの色調を改善すべく種々検討、研究し
た結果、特定のアミンのジアゾ化物の、p−トル
イジン−m−スルホン酸のジアゾ化物とを併用す
ることが前記目的達成のために極めて有利である
ことを見出し、本発明を完成するに至つた。 即ち、本発明の改良紅顔料は、以下の一般式
(): ただし、該一般式()においてXはアシルア
ミノ基、アルコキシ基またはニトロ基を表し、Y
はカルボキシル基またはスルホン酸基を表し、Z
はメチル基または水素原子を表す、で示されるア
ミンのジアゾ化物と、P−トルイジン−m−スル
ホン酸のジアゾ化物とを、2−ヒドロキシナフタ
リン−3−カルボン酸にカツプリングし、レーキ
化したことを特徴とする。 作 用 本発明の顔料において一般式()のアミンの
ジアゾ化物と、p−トルイジン−m−スルホン酸
のジアゾ化物との相対的な比率は前者において
0.1〜25モル%の範囲内であることが好ましく、
また後者については99.9〜75モル%の範囲内であ
ることが好ましい。即ち、ブリリアント カーミ
ン 6Bの黄味がかつた色調を効果的に改善する
ためには、上記のような割合のジアゾ化物の混合
物を2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸
とカツプリングすることが望ましい。 本発明の顔料において有用な一般式()のア
ミンにおいて、置換基Xのアシルおよびアルコキ
シのアルキル部分は炭素原子数1〜4、好ましく
は1〜2の範囲内のものである。 本発明の顔料において特に有用は前記式()
のアミンとしては、例てば4−メトキシアニリン
−2−スルホン酸、4−メトキシアニリン−3−
スルホン酸、4−エトキシアニリン−2−スルホ
ン酸、4−アセチルアミノアニリン−2−スルホ
ン酸、4−アセチルアミノアニリン−2−カルボ
ン酸、2−ニトロアニリン−4−スルホン酸、4
−ニトロアニリン−2−スルホン酸、4−メトキ
シ−5−メチルアニリン−4−スルホン酸、4−
エトキシ−5−メチルアニリン−4−スルホン
酸、4−ブトキシアニリン−2−スルホン酸等を
挙げることができ、優れたブリリアント カーミ
ン 6Bの色調の改善効果を期待することができ
る。 p−トルイジン−m−スルホン酸および一般式
()のアミンのジアゾ化は公知の任意のジアゾ
化法に従つて実施することができ、例えばこれら
両者を同時に存在させて亜硝酸を作用させるか、
もしくは別々に亜硝酸の作用に付してジアゾ化す
ることができる。 かくして生成されるジアゾ化物と2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸とのカツプリング
並びにカツプリング生成物のレーキ化は公知の技
術のいずれかを利用して行うことができる。 即ち、例えば2−ヒドロキシナフタリン−3−
カルボン酸にジアゾ成分をカツプリングした後、
レーキ化してもよいし、またジアゾ成分中にレー
キ化剤を予め溶解しておき、これを2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸と反応させ、カツ
プリングとレーキ化とを同時に実施することも可
能である。 これらカツプリング並びにレーキ化反応におい
てはバツチ式、連続式いずれを利用することも可
能である。 レーキ化剤としてはCa、Ba、Sr、Mn等の塩
を使用することが可能であるが、一般的にはCa
塩を使用することが好ましい。 かくして、従来、ローダミンで青味付けする、
トビアス酸を混合した状態でジアゾ化するなどに
より、ブリリアント カーミン 6Bの色調改善
を行つていた際にみられた各種欠点、即ち特殊な
試薬を用いるためにコスト高で工業的に不利であ
るとか、耐水性、耐溶剤性に劣り、色調が悪いな
どは、本発明におけるように、一般式()で示
されるアミンを、ローダミンもしくはトビアス酸
等に代るものとして使用することにより克服でき
る。 実施例 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明
する。しかしながら、本発明の範囲はこれら実施
例により何等制限されない。 実施例 1 p−トルイジン−m−スルホン酸24.2gを水
200ml中に入れ、水酸化ナトリウム5.2gを加えて
溶解し、ついで濃塩酸29gを加えて沈澱を生成さ
せ、氷水を加えて0〜5℃に冷却した。これに、
亜硝酸ナトリウム9.0gを水40mlにとかした溶液
を加えてジアゾ化した。 4−メトキシアニリン−2−スルホン酸0.8g
を水20ml中に入れ、水酸化ナトリウム0.16gを加
えて溶解し、ついで濃塩酸0.41gを加えて沈澱を
生成させ、氷水を加えて0〜5℃に冷却した。こ
れに、亜硝酸ナトリウム0.27gを水1.2mlにとか
した溶液を加えてジアゾ化した。 かくして得た2種類のジアゾ化物を合せ、塩化
カルシウム(2水塩)28.5gを水50mlに溶かした
溶液を加えてジアゾ液とする。 一方、β−オキシナフトエ酸25gを水800mlに
加え、更に水酸化ナトリウム12.8gを加えて溶解
した。これに、ロジン11g、水酸化ナトリウム
1.5gおよび水80mlよりなるロジン液を加えてア
ゾ液とする。 オーバフロー取出口、かきまぜ装置を備えた小
型容器に、上記ジアゾ液とアゾ液とを、系のPH
11.5〜12となる様に供給してカツプリングおよび
レーキ化した。この液を約1時間かきまぜて結晶
の熱成を行つた後、希塩酸で中和した。次いで、
昇温し、70℃に1時間保温した。生成したスラリ
ーを濾過・洗浄・乾燥することにより赤色顔料を
得た。この顔料をオフセツトインキ用樹脂ワニス
を用いてインキイ化した。 一方、比較のために、ジアゾ成分としてp−ト
ルイジン−m−スルホン酸のみを用いて、同様に
合成した通常のカーミン 6Bよりのインキを作
製した。 それぞれのインキを白紙に鋼べらで引き伸ばし
て比較した所、本発明により製造した顔料は、通
常のカーミン 6Bよりも青味でしかも鮮明さに
おいて優れていた。またブロンズも相当少なかつ
た。 又、それぞれのインキを10%イソプロピルアル
コール水溶液と混練し、10%イソプルアルコール
水溶液の着色を観察した所、本発明によるものは
より着色が少なかつた。 又、本発明に従つて作製したインキを用いて、
コート紙上に展色し、標準光源の下で測色した。
修正ハンター表色系でL*42.9、a*65.2、b*0.5の
値を得た。 実施例 2〜9 実施例1の操作に従つて、ただし実施例1で用
いた4−メトキシアニリン−2−スルホン酸0.8
gの代りに以下の表に示すアミンを夫々以下に記
載する量で使用し、同様なプロセス用紅顔料を製
造した。実施例1と同様にこれら顔料を用いてイ
ンキを得、同じ条件で測色を行つた。結果は以下
の表に示す通りである。
る。更に詳しくいえば、本発明は印刷インキ、特
にプロセスインキ用紅顔料ブリリアント カーミ
ン6Bの色調を改良した顔料に関する。 従来の技術 印刷インキ、特にプロセスインキ(いわゆる三
原色インキ)においては黄、赤、青の印刷の三原
色のほかに黒を加えて調色される。この方法では
重ね刷りを行うために印刷インキには透明性が要
求され、使用顔料についても透明な三原色が必要
となる。 従来、このような印刷インキのプロセス用紅用
顔料としてはブリリアント カーミン 6B(C.I.
Pigment Red 57:1)が知られ、p−トルイジ
ン−m−スルホン酸をジアゾ化し、これと3−オ
キシ−2−ナフトエ酸とをカツプリングして生成
させる色素をレーキ化剤で不溶性化(レーキ化)
して得られる、最も大量に生産されている赤色顔
料の1種である。しかしながら、この顔料の分光
曲線は、プロセスにおいて理想とされる紅の曲線
からかなり黄色側にずれている。このずれは、青
味付けなどの科学的処理(補色処理)により解消
されるので、従来から各種青味付けの検討がなさ
れてきた。 例えば、ブリリアント カーミン 6Bをロー
ダミンB系の染色レーキ顔料で補色処理するか、
あるいはジアゾ成分のp−トルイジン−m−スル
ホン酸に少量のトビアス酸(2−ナフチルアミン
−1−スルホン酸)を併用して、ジアゾ化・カツ
プリング・レーキ化することにより、青味付けを
行つていた。 しかしながら、このような方法により得られる
顔料は、耐水性、耐溶剤性等において問題があ
り、また鮮明度の点でも不十分であつた。 更に、特公昭41−17754号公報発明は、3,4
−ジメチルアニリン−6−スルホン酸をジアゾ化
し、2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸
とカツプリングし、レーキ化して得られる顔料が
プロセス用紅として優れた色調を有することを開
示している。しかしながら、この顔料において原
料として使用している3,4−ジメチルアニリン
−6−スルホン酸は、従来から使用されているp
−トルイジン−m−スルホン酸と比較して、余り
一般的ではなく、値段も高い為、必然的に顔料の
コストアツプとなり、工業的に有利な顔料とはい
い難い。 発明が解決しようとする問題点 前述のように、従来公知の印刷インキのプロセ
ス用紅顔料においては、例えばブリリアント カ
ーミン 6Bでは、その分光曲線が黄側にずれて
いるので、青味付けによる補色処理が種々開発さ
れたが、耐水性、耐溶剤性等において問題があ
り、また特公昭41−17754号公報発明にあつても、
使用する原料が高価であり、工業的に不利である
等の各種欠点を有している。 このような状況の下で、当分野においては従来
の紅顔料に代る、優れた色調を期待できる新たな
紅顔料の開発が望まれている。 そこで、本発明は前述のような諸欠点を示すこ
とのない印刷インキのプロセス用紅顔料を提供す
ることを目的とするものである。 問題点を解決するための手段 本発明者等は印刷インキのプロセス用紅顔料の
前記のような現状に鑑みて、ブリリアント カー
ミン 6Bの色調を改善すべく種々検討、研究し
た結果、特定のアミンのジアゾ化物の、p−トル
イジン−m−スルホン酸のジアゾ化物とを併用す
ることが前記目的達成のために極めて有利である
ことを見出し、本発明を完成するに至つた。 即ち、本発明の改良紅顔料は、以下の一般式
(): ただし、該一般式()においてXはアシルア
ミノ基、アルコキシ基またはニトロ基を表し、Y
はカルボキシル基またはスルホン酸基を表し、Z
はメチル基または水素原子を表す、で示されるア
ミンのジアゾ化物と、P−トルイジン−m−スル
ホン酸のジアゾ化物とを、2−ヒドロキシナフタ
リン−3−カルボン酸にカツプリングし、レーキ
化したことを特徴とする。 作 用 本発明の顔料において一般式()のアミンの
ジアゾ化物と、p−トルイジン−m−スルホン酸
のジアゾ化物との相対的な比率は前者において
0.1〜25モル%の範囲内であることが好ましく、
また後者については99.9〜75モル%の範囲内であ
ることが好ましい。即ち、ブリリアント カーミ
ン 6Bの黄味がかつた色調を効果的に改善する
ためには、上記のような割合のジアゾ化物の混合
物を2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸
とカツプリングすることが望ましい。 本発明の顔料において有用な一般式()のア
ミンにおいて、置換基Xのアシルおよびアルコキ
シのアルキル部分は炭素原子数1〜4、好ましく
は1〜2の範囲内のものである。 本発明の顔料において特に有用は前記式()
のアミンとしては、例てば4−メトキシアニリン
−2−スルホン酸、4−メトキシアニリン−3−
スルホン酸、4−エトキシアニリン−2−スルホ
ン酸、4−アセチルアミノアニリン−2−スルホ
ン酸、4−アセチルアミノアニリン−2−カルボ
ン酸、2−ニトロアニリン−4−スルホン酸、4
−ニトロアニリン−2−スルホン酸、4−メトキ
シ−5−メチルアニリン−4−スルホン酸、4−
エトキシ−5−メチルアニリン−4−スルホン
酸、4−ブトキシアニリン−2−スルホン酸等を
挙げることができ、優れたブリリアント カーミ
ン 6Bの色調の改善効果を期待することができ
る。 p−トルイジン−m−スルホン酸および一般式
()のアミンのジアゾ化は公知の任意のジアゾ
化法に従つて実施することができ、例えばこれら
両者を同時に存在させて亜硝酸を作用させるか、
もしくは別々に亜硝酸の作用に付してジアゾ化す
ることができる。 かくして生成されるジアゾ化物と2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸とのカツプリング
並びにカツプリング生成物のレーキ化は公知の技
術のいずれかを利用して行うことができる。 即ち、例えば2−ヒドロキシナフタリン−3−
カルボン酸にジアゾ成分をカツプリングした後、
レーキ化してもよいし、またジアゾ成分中にレー
キ化剤を予め溶解しておき、これを2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸と反応させ、カツ
プリングとレーキ化とを同時に実施することも可
能である。 これらカツプリング並びにレーキ化反応におい
てはバツチ式、連続式いずれを利用することも可
能である。 レーキ化剤としてはCa、Ba、Sr、Mn等の塩
を使用することが可能であるが、一般的にはCa
塩を使用することが好ましい。 かくして、従来、ローダミンで青味付けする、
トビアス酸を混合した状態でジアゾ化するなどに
より、ブリリアント カーミン 6Bの色調改善
を行つていた際にみられた各種欠点、即ち特殊な
試薬を用いるためにコスト高で工業的に不利であ
るとか、耐水性、耐溶剤性に劣り、色調が悪いな
どは、本発明におけるように、一般式()で示
されるアミンを、ローダミンもしくはトビアス酸
等に代るものとして使用することにより克服でき
る。 実施例 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明
する。しかしながら、本発明の範囲はこれら実施
例により何等制限されない。 実施例 1 p−トルイジン−m−スルホン酸24.2gを水
200ml中に入れ、水酸化ナトリウム5.2gを加えて
溶解し、ついで濃塩酸29gを加えて沈澱を生成さ
せ、氷水を加えて0〜5℃に冷却した。これに、
亜硝酸ナトリウム9.0gを水40mlにとかした溶液
を加えてジアゾ化した。 4−メトキシアニリン−2−スルホン酸0.8g
を水20ml中に入れ、水酸化ナトリウム0.16gを加
えて溶解し、ついで濃塩酸0.41gを加えて沈澱を
生成させ、氷水を加えて0〜5℃に冷却した。こ
れに、亜硝酸ナトリウム0.27gを水1.2mlにとか
した溶液を加えてジアゾ化した。 かくして得た2種類のジアゾ化物を合せ、塩化
カルシウム(2水塩)28.5gを水50mlに溶かした
溶液を加えてジアゾ液とする。 一方、β−オキシナフトエ酸25gを水800mlに
加え、更に水酸化ナトリウム12.8gを加えて溶解
した。これに、ロジン11g、水酸化ナトリウム
1.5gおよび水80mlよりなるロジン液を加えてア
ゾ液とする。 オーバフロー取出口、かきまぜ装置を備えた小
型容器に、上記ジアゾ液とアゾ液とを、系のPH
11.5〜12となる様に供給してカツプリングおよび
レーキ化した。この液を約1時間かきまぜて結晶
の熱成を行つた後、希塩酸で中和した。次いで、
昇温し、70℃に1時間保温した。生成したスラリ
ーを濾過・洗浄・乾燥することにより赤色顔料を
得た。この顔料をオフセツトインキ用樹脂ワニス
を用いてインキイ化した。 一方、比較のために、ジアゾ成分としてp−ト
ルイジン−m−スルホン酸のみを用いて、同様に
合成した通常のカーミン 6Bよりのインキを作
製した。 それぞれのインキを白紙に鋼べらで引き伸ばし
て比較した所、本発明により製造した顔料は、通
常のカーミン 6Bよりも青味でしかも鮮明さに
おいて優れていた。またブロンズも相当少なかつ
た。 又、それぞれのインキを10%イソプロピルアル
コール水溶液と混練し、10%イソプルアルコール
水溶液の着色を観察した所、本発明によるものは
より着色が少なかつた。 又、本発明に従つて作製したインキを用いて、
コート紙上に展色し、標準光源の下で測色した。
修正ハンター表色系でL*42.9、a*65.2、b*0.5の
値を得た。 実施例 2〜9 実施例1の操作に従つて、ただし実施例1で用
いた4−メトキシアニリン−2−スルホン酸0.8
gの代りに以下の表に示すアミンを夫々以下に記
載する量で使用し、同様なプロセス用紅顔料を製
造した。実施例1と同様にこれら顔料を用いてイ
ンキを得、同じ条件で測色を行つた。結果は以下
の表に示す通りである。
【表】
【表】
実施例 10
P−トルイジン−m−スルホン酸21.3gおよび
4−メトキシアニリン−2−スルホン酸3.8gを
水400ml中にいれ、水酸化ナトリウム5.4gを加え
て溶解した。濃塩酸29gを加えて沈澱を生成さ
せ、氷水を加えて0〜5℃に冷却した。これに亜
硝酸ナトリウム9.3gを水40mlに溶かした溶液を
加えてジアゾ化した。 一方、β−オキシナフトエ酸25gを水800mlに
加え、更に水酸化ナトリウム1.8gを加えて溶解
した。 この中に、前記ジアゾ液を液面下より30分で注
入した。PHを11.5〜12に調整し、撹拌しておく。
更に、希塩酸を加えてPHを8〜9に調整し、この
中にロジン11g、水酸化ナトリウム1.5gおよび
水100mlよりなるロジン液を加えてかきまぜた。 次いで、塩化カルシウム(2水塩)29gを水80
mlにとかした溶液を注入し、1時間撹拌した。こ
の液を60℃に昇温し、1時間撹拌した後、濾過、
水洗した。得られたウエツトケーキを、オフセツ
トインキ用樹脂ワニスと混練してフラツシング
し、インキ化した。 このインキを実施例1と同様に通常のカーミン
B6と比較したところ、より青味で鮮明であり、
ブロンズも少なかつた。 実施例 11 実施例10におけるp−トルイジン−m−スルホ
ン酸21.3gおよび4−メトキシアニリン−2−ス
ルホン酸3.8gのかわりにp−トルイジン−m−
スルホン酸18.6gおよび4−エトキシアニリン−
2−スルホン酸7.2gを用いて実施例10と同様に
処理したところ、より青味の色調の顔料を得た。 発明の効果 かくして、本発明のプロセス用紅顔料によれ
ば、従来ブリリアント カーミン 6Bの色調改
善のために作用されていたローダミンもしくはト
ビアス酸などの代りに、前記一般式()で示さ
れるアミンを使用したことに基き、該ブリリアン
ト カーミン 6Bの黄味がかつた色調を改善す
ることができ、かつ従来のローダミン、トビアス
酸等による色調改善の際にみられた、特殊な試薬
を用いたためにコスト高で工業的に不利であると
か、耐水性、耐溶剤性に劣り、色調が悪いなどの
諸欠点をすべて解消することができるので、本発
明は工業的観点からも極めて有用な発明であると
いえる。
4−メトキシアニリン−2−スルホン酸3.8gを
水400ml中にいれ、水酸化ナトリウム5.4gを加え
て溶解した。濃塩酸29gを加えて沈澱を生成さ
せ、氷水を加えて0〜5℃に冷却した。これに亜
硝酸ナトリウム9.3gを水40mlに溶かした溶液を
加えてジアゾ化した。 一方、β−オキシナフトエ酸25gを水800mlに
加え、更に水酸化ナトリウム1.8gを加えて溶解
した。 この中に、前記ジアゾ液を液面下より30分で注
入した。PHを11.5〜12に調整し、撹拌しておく。
更に、希塩酸を加えてPHを8〜9に調整し、この
中にロジン11g、水酸化ナトリウム1.5gおよび
水100mlよりなるロジン液を加えてかきまぜた。 次いで、塩化カルシウム(2水塩)29gを水80
mlにとかした溶液を注入し、1時間撹拌した。こ
の液を60℃に昇温し、1時間撹拌した後、濾過、
水洗した。得られたウエツトケーキを、オフセツ
トインキ用樹脂ワニスと混練してフラツシング
し、インキ化した。 このインキを実施例1と同様に通常のカーミン
B6と比較したところ、より青味で鮮明であり、
ブロンズも少なかつた。 実施例 11 実施例10におけるp−トルイジン−m−スルホ
ン酸21.3gおよび4−メトキシアニリン−2−ス
ルホン酸3.8gのかわりにp−トルイジン−m−
スルホン酸18.6gおよび4−エトキシアニリン−
2−スルホン酸7.2gを用いて実施例10と同様に
処理したところ、より青味の色調の顔料を得た。 発明の効果 かくして、本発明のプロセス用紅顔料によれ
ば、従来ブリリアント カーミン 6Bの色調改
善のために作用されていたローダミンもしくはト
ビアス酸などの代りに、前記一般式()で示さ
れるアミンを使用したことに基き、該ブリリアン
ト カーミン 6Bの黄味がかつた色調を改善す
ることができ、かつ従来のローダミン、トビアス
酸等による色調改善の際にみられた、特殊な試薬
を用いたためにコスト高で工業的に不利であると
か、耐水性、耐溶剤性に劣り、色調が悪いなどの
諸欠点をすべて解消することができるので、本発
明は工業的観点からも極めて有用な発明であると
いえる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式(): ただし、該一般式()においてXはアシルア
ミノ基、アルコキシ基またはニトロ基であり、Y
はカルボキシル基またはスルホン酸基であり、Z
はメチル基または水素原子をあらわす、 で示されるアミンのジアゾ化物と、p−トルイジ
ン−m−スルホン酸のジアゾ化物とを、2−ヒド
ロキシナフタリン−3−カルボン酸にカツプリン
グし、レーキ化したことを特徴とする顔料。 2 前記アミンのジアゾ化物が0.1〜25モル%の
範囲内であり、前記p−トルイジン−m−スルホ
ン酸のジアゾ化物が99.9〜75モル%の範囲内であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
顔料。 3 前記一般式()のアミンにおいて、置換基
Xのアシル部分およびアルコキシのアルキルが炭
素原子数1〜4の範囲内のものであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
顔料。 4 該置換基Xのアシル部分およびアルコキシの
アルキル部分が炭素原子数1〜2の範囲内のもの
であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
載の顔料。 5 前記一般式()のアミンが4−メトキシア
ニリン−2−スルホン酸、4−メトキシアニリン
−3−スルホン酸、4−エトキシアニリン−2−
スルホン酸、4−エトキシアニリン−3−スルホ
ン酸、4−アセチルアミノアニリン−2−スルホ
ン酸、4−アセチルアミノアニリン−2−カルボ
ン酸、2−ニトロアニリン−4−スルホン酸、4
−ニトロアニリン−2−スルホン酸、2−メトキ
シ−5−メチルアニリン−4−スルホン酸、4−
エトキシ−5−メチルアニリン−4−スルホン
酸、4−ブトキシアニリン−2−スルホン酸、か
らなる群から選ばれる少なくとも1種であること
を特徴とする特許請求の範囲第4項記載の顔料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12880084A JPS617367A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | プロセスインキ用紅顔料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12880084A JPS617367A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | プロセスインキ用紅顔料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS617367A JPS617367A (ja) | 1986-01-14 |
| JPH0526832B2 true JPH0526832B2 (ja) | 1993-04-19 |
Family
ID=14993742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12880084A Granted JPS617367A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | プロセスインキ用紅顔料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS617367A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2516689B2 (ja) * | 1989-08-11 | 1996-07-24 | 東洋インキ製造株式会社 | モノアゾレ―キ顔料及び印刷インキ組成物 |
| US5246494A (en) * | 1991-07-23 | 1993-09-21 | Engelhard Corporation | Mixed coupled azo pigments |
| GB9906673D0 (en) * | 1999-03-24 | 1999-05-19 | Ciba Geigy Ag | Azo lake pigment composition |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60124657A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-03 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | アゾ顔料組成物 |
-
1984
- 1984-06-22 JP JP12880084A patent/JPS617367A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS617367A (ja) | 1986-01-14 |
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