JPH10204313A - モノアゾレーキ顔料およびその製造方法 - Google Patents

モノアゾレーキ顔料およびその製造方法

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JPH10204313A
JPH10204313A JP645997A JP645997A JPH10204313A JP H10204313 A JPH10204313 A JP H10204313A JP 645997 A JP645997 A JP 645997A JP 645997 A JP645997 A JP 645997A JP H10204313 A JPH10204313 A JP H10204313A
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JP
Japan
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amino
sulfonic acid
pigment
coupling
lake pigment
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JP645997A
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Masao Shukutani
正夫 宿谷
Shinichi Sunochi
伸一 須之内
Kumiko Ui
久美子 宇井
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B63/00Lakes
    • C09B63/005Metal lakes of dyes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 C.I.ピグメント レッド53:1に近似
した色相を有し、毒性を示すバリウム金属が含まれてお
らず、かつ鮮明性および光沢に優れた実用性の高い新規
な結晶型を有するモノアゾレーキ顔料を提供すること。 【解決手段】 X線回折角度(2θ±0.2°;Cu−
Kα)4.8°および24.9°に強い回折強度を有
し、9.7°、14.5°、18.1°および25.8
°に弱い回折強度を有するモノアゾレーキ顔料、およ
び、1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2
−スルホン酸のジアゾ化物と1−アミノ−4−メチル−
5−クロロベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物とを
ジアゾ成分とし、β−ナフトールをカップリング成分と
して混合カップリングにより得られる染料を、カルシウ
ムでレーキ化するモノアゾレーキ顔料の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な結晶型を有
するモノアゾレーキ顔料、詳しくは鮮明性および光沢に
優れ、印刷インキ、塗料、プラスチック着色剤、文具用
等に賞用される黄味赤色系のモノアゾレーキ顔料、およ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、可溶性基を有する芳香族アミンと
β−ナフトール或いはβ−オキシナフトエ酸からなるモ
ノアゾレーキ顔料は、印刷インキ、塗料、プラスチッ
ク、文具等の着色に使用されている。例えば、C.I.
ピグメント レッド53:1は、1−アミノ−4−クロ
ロ−5−メチルベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物
をジアゾ成分とし、β−ナフトールをカップリング成分
として得られたモノアゾ染料を75〜85℃に加熱し、
塩化バリウムでレーキすることにより得られているし、
C.I.ピグメント レッド48:1は、1−アミノ−
4−メチル−5−クロロベンゼン−2−スルホン酸のジ
アゾ化物をジアゾ成分とし、β−オキシナフトエ酸をカ
ップリング成分として得られたモノアゾ染料を75〜8
5℃に加熱し、塩化バリウムでレーキすることにより得
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらのバリウムレー
キ顔料の中で、C.I.ピグメント レッド53:1は
大量に使用されてきたが、毒性を示すバリウム金属が含
まれているため、人の健康を損なうおそれがあり、規制
が強化され、用途によっては、使用が制限されつつあ
る。この様な状況から、バリウム金属を含まない新しい
C.I.ピグメントレッド53:1に近似した色相の顔
料の出現が望まれていた。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、印刷イ
ンキ、プラスチックや塗料にした場合に、鮮明性および
光沢に優れた実用性の高い新規な結晶型を有するモノア
ゾレーキ顔料を提供することにある。更に、毒性を示す
バリウム金属が含まれていないC.I.ピグメント レ
ッド53:1に近似した色相の顔料を提供し、労働衛生
上、環境問題等から懸念される危険性を回避することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、1−アミノ−4−
クロロ−5−メチルベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ
化物と1−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼン−
2−スルホン酸のジアゾ化物とをジアゾ成分とし、β−
ナフトールをカップリング成分として混合カップリング
により得られる染料を、カルシウムでレーキ化してなる
モノアゾレーキ顔料は、バリウム金属を含んでいないに
もかかわらずC.I.ピグメント レッド53:1に近
似した色相を有し、鮮明性および光沢に優れているこ
と、更にこの顔料は、X線回折角度(2θ±0.2°;
Cu−Kα)4.8°および24.9°に強い回折強度
を有し、9.7°、14.5°、18.1°および2
5.8°に弱い回折強度を有しており、上記両ジアゾ成
分を単独で用いて得られる顔料、またはそれらの物理的
混合物に対して、X線回折パターンを異にした、新規結
晶型のモノアゾレーキ顔料であること等を見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0006】則ち、本発明は、(1) X線回折角度
(2θ±0.2°;Cu−Kα)4.8°および24.
9°に強い回折強度を有し、9.7°、14.5°、1
8.1°および25.8°に弱い回折強度を有すること
を特徴とするモノアゾレーキ顔料、(2) 1−アミノ
−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−スルホン酸の
ジアゾ化物と1−アミノ−4−メチル−5−クロロベン
ゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物とをジアゾ成分と
し、β−ナフトールをカップリング成分として混合カッ
プリングにより得られる染料を、カルシウムでレーキ化
してなるものである上記(1)記載のモノアゾレーキ顔
料、(3) 染料が、1−アミノ−4−クロロ−5−メ
チルベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物45〜80
モル%と1−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼン
−2−スルホン酸のジアゾ化物20〜55モル%とをジ
アゾ成分とし、β−ナフトールをカップリング成分とし
て混合カップリングして得られる染料である上記(2)
記載のモノアゾレーキ顔料、
【0007】(4) 1−アミノ−4−クロロ−5−メ
チルベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物と1−アミ
ノ−4−メチル−5−クロロベンゼン−2−スルホン酸
のジアゾ化物とをジアゾ成分とし、β−ナフトールをカ
ップリング成分として混合カップリングにより得られる
染料を、カルシウムでレーキ化することを特徴とするモ
ノアゾレーキ顔料の製造方法、および(5) 染料が、
1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−ス
ルホン酸のジアゾ化物45〜80モル%と1−アミノ−
4−メチル−5−クロロベンゼン−2−スルホン酸のジ
アゾ化物20〜55モル%をジアゾ成分とし、β−ナフ
トールをカップリング成分として混合カップリングして
得られる染料である上記(4)記載のモノアゾレーキ顔
料の製造方法、を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】X線回折角度(2θ±0.2°;
Cu−Kα)4.8°および24.9°に強い回折強度
を有し、9.7°、14.5°、18.1°および2
5.8°に弱い回折強度を有する、本発明のモノアゾレ
ーキ顔料は、1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベン
ゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物と1−アミノ−4−
メチル−5−クロロベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ
化物とをジアゾ化し、β−ナフトールとカップリングさ
せ、カルシウムでレーキ化することにより得られる。
【0009】上記ジアゾ化物の調製は、通常1−アミノ
−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−スルホン酸と
1−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼン−2−ス
ルホン酸とを十分に混合した混合物をジアゾ化してもよ
いし、別々にジアゾ化した後、両者を混合しもよい。一
般的には、混合物をジアゾ化し、カップリングに供する
のが有利である。ジアゾ化は、水中で−10〜20℃、
好ましくは0〜10℃で、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カ
リウム等の亜硝酸塩、および塩酸、硫酸等の鉱酸を用い
て行うことができる。これら亜硝酸塩の使用にあたって
は、水溶液として用いることもできるし、粉末状でも使
用できる。
【0010】両ジアゾ成分の混合割合は、1−アミノ−
4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−スルホン酸のジ
アゾ化物45〜80モル%と1−アミノ−4−メチル−
5−クロロベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物20
〜55モル%が好ましく、1−アミノ−4−クロロ−5
−メチルベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物55〜
65モル%と1−アミノ−4−メチル−5−クロロベン
ゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物35〜45モル%が
更に好ましい。
【0011】カップリング成分の調製は、β−ナフトー
ルをアルカリ水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等に溶解し、所望の温度に合わせて完了す
る。溶解は30〜50℃で行うのが有利であり、温度が
高すぎると色相不良の原因となるので好ましくないし、
低温では溶解速度が遅く工業的には不利である。カップ
リング成分を溶解するために用いられるアルカリ水酸化
物の量は、カップリング後のpHが7.0以上となるよ
うに選ぶのが適当である。カップリング成分とジアゾ成
分の所定の比率は、通常、モル比で、カップリング成分
/ジアゾ成分=1.00〜1.20、好ましくは1.0
2〜1.10の範囲である。
【0012】カップリング反応は、例えばβ−ナフトー
ルのアルカリ水酸化物水溶液中に、混合ジアゾ化合物を
注ぎ、進行させることができる。カップリング反応は混
合ジアゾ化合物を注ぎ終えた後、通常1時間以内で完了
する。温度は、0〜50℃が好ましく、0〜25℃が更
に好ましい。カップリング後のpHは通常7.0以上、
好ましくは9.0以上、更に好ましくは11.0〜1
3.0である。
【0013】レーキ化は、例えばpHを7.0〜10.
0、好ましくは8.5〜9.5に調整した後、カルシウ
ム塩水溶液を加えて、0〜50℃、好ましく0〜30℃
で行うことができ、次いで75〜95℃、好ましくは8
0〜90℃で、0.5〜5.0時間、好ましくは1.0
〜3.0時間の範囲で熱処理すると、レーキ化の完結と
顔料適性の向上が計れることから望ましい。レーキ化用
カルシウム塩としては、塩化カルシウム、酢酸カルシウ
ム、硝酸カルシウム等があるが、経済性を考慮すれば塩
化カルシウムが好ましい。
【0014】このようにして得られた本発明のモノアゾ
レーキ顔料のX線回折図は、それぞれのジアゾ成分を単
独で用いた場合の図とは著しい相違を示す新規のもので
あり、本発明のモノアゾレーキ顔料を用いて印刷イン
キ、プラスチックや塗料にした場合は、両ジアゾ成分単
独から得られる顔料を用いた場合より、鮮明性および光
沢に優れている。
【0015】本発明の新規結晶型モノアゾレーキ顔料
は、バリウムレーキ顔料のように毒性を示すバリウム金
属を含まないので、バリウムレーキ顔料の代替品として
環境・安全・健康という社会的要請を満足する極めて有
用な色材である。
【0016】
【実施例】以下に実施例、比較例および試験例を示して
本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施
例により限定されるものではない。尚、例中の「部」お
よび「%」は、特に断りがない限り、重量基準である。
【0017】実施例1 1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−ス
ルホン酸10.6部と1−アミノ−4−メチル−5−ク
ロロベンゼン−2−スルホン酸7.1部を水250部の
中にミキサーを使用して強力に分散させた後、20%塩
酸水溶液16.8部を加え、室温で60分間攪拌し、0
〜5℃に冷却した。次いで、40%亜硝酸ソーダ水溶液
14.2部を滴下し、0〜5℃で60分間攪拌してジア
ゾ化物を得た。
【0018】これとは別にβ−ナフトール12.1部を
水400部、25%苛性ソーダ水溶液19.2部と共に
45℃で30分間攪拌し、溶解させてカップラー溶液を
得た。このカップラー溶液を10℃に冷却し、攪拌しな
がら上記ジアゾ化物を10分間を要して滴下し、10℃
で60分間攪拌を続けてカップリング反応を終了させ、
モノアゾ染料の懸濁液を得た。pHは、12.0〜1
3.0であった。
【0019】この懸濁液に、5%塩酸水溶液を滴下し、
pHを9.0に調整した後、10℃で塩化カルシウム2
水和物9.3部を水100部に溶解した液を加え、60
分後、75分間かけて90℃まで加熱し、60分間90
℃で攪拌してから熱時濾過し、顔料を温水で洗浄した。
洗浄した顔料を90℃で一昼夜乾燥させた後、粉砕して
黄味赤色のモノアゾレーキ顔料粉末31.4部を得た。
【0020】このようにして得た顔料について、理学電
機株式会社製のX線回折装置「RINT1100」を用
いて粉末X線回折法により、Cu−Kα線照射による回
折状態を記録し、図1にその結果を示した。この顔料
は、図1のX線回折図において回折角度(2θ±0.2
°;Cu−Kα)4.8°および24.9°に強い回折
強度を有し、9.7°、14.5°、18.1°および
25.8°に弱い回折強度を有していた。
【0021】なお、X線回折装置の設定は以下の通りと
した。 使用電力:40KV、30mA サンプリング角度:0.020° 発散・散乱スリット:1° 受光スリット:0.30mm スキャンスピード:8°/分
【0022】実施例2 1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−ス
ルホン酸8.9部と1−アミノ−4−メチル−5−クロ
ロベンゼン−2−スルホン酸8.9部を用いた以外は実
施例1と同様にして、黄味赤色のモノアゾレーキ顔料粉
末31.4部を得た。
【0023】このようにして得た顔料について、実施例
1と同様にしてCu−Kα線照射による回折状態を記録
したところ、実施例1と同じく回折角度(2θ±0.2
°;Cu−Kα)4.8°および24.9°に強い回折
強度を有し、9.7°、14.5°、18.1°および
25.8°に弱い回折強度を有していた。
【0024】実施例3 1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−ス
ルホン酸13.4部と1−アミノ−4−メチル−5−ク
ロロベンゼン−2−スルホン酸4.4部を用いた以外は
実施例1と同様にして、黄味赤色のモノアゾレーキ顔料
粉末31.9部を得た。
【0025】このようにして得た顔料について、実施例
1と同様にしてCu−Kα線照射による回折状態を記録
したところ、実施例1と同じく回折角度(2θ±0.2
°;Cu−Kα)4.8°および24.9°に強い回折
強度を有し、9.7°、14.5°、18.1°および
25.8°に弱い回折強度を有していた。
【0026】比較例1 1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−ス
ルホン酸10.6部と1−アミノ−4−メチル−5−ク
ロロベンゼン−2−スルホン酸7.1部の代わりに、1
−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−スル
ホン酸17.7部を用いた以外は実施例1と同様にし
て、黄味赤色のモノアゾレーキ顔料粉末31.5部を得
た。
【0027】このようにして得た顔料について、実施例
1と同様にして粉末X線回折法により、Cu−Kα線照
射による回折状態を記録し、図2にその結果を示した。
この顔料は、図2のX線回折図において回折角度(2θ
±0.2°;Cu−Kα)5.0°に強い回折強度を有
し、10.1°、13.8°、14.4°、20.4°
および25.8°に比較的弱い回折強度を有していた。
【0028】比較例2 1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−ス
ルホン酸10.6部と1−アミノ−4−メチル−5−ク
ロロベンゼン−2−スルホン酸7.1部の代わりに、1
−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼン−2−スル
ホン酸17.7部を用いた以外は実施例1と同様にし
て、青味赤色のモノアゾレーキ顔料粉末32.1部を得
た。
【0029】このようにして得た顔料について、実施例
1と同様にして粉末X線回折法により、Cu−Kα線照
射による回折状態を記録し、図3にその結果を示した。
この顔料は、図3のX線回折図において回折角度(2θ
±0.2°;Cu−Kα)4.7°に強い回折強度を有
し、15.2°、および24.0°に比較的弱い回折強
度を有していた。
【0030】比較例3 比較例1で得た顔料6部と比較例2で得た顔料4部を十
分に混合して、混合顔料10部を得た。
【0031】このようにして得た混合顔料について、実
施例1と同様にして粉末X線回折法により、Cu−Kα
線照射による回折状態を記録し、図4にその結果を示し
た。この顔料は、図4のX線回折図において回折角度
(2θ±0.2°;Cu−Kα)4.7°、および5.
0°に強い回折強度を有し、10.1°、13.8°、
および25.8°に比較的弱い回折強度を有していた。
【0032】試験例1 実施例1〜3および比較例1〜3で得た、いずれかの顔
料0.5部とインキワニス(大日本インキ化学工業株式
会社製「MG−63ワニス」)1.5部を、オートマチ
ックフーバーマーラーで150ポンドの荷重をかけ、1
00回転で3回練肉してインキを調製し、得られたイン
キを小型輪転印刷機(プルフバウ印刷機)でアート紙に
展色した。
【0033】得られた展色紙の彩度(C*)を分光光度
計〔アプライドカラー・システム・インコーポレーテッ
ド(Appliedcolor Systems Inc. )製ACS−1400
STC〕により、また光沢(60°)をヘイズグロスメ
ーター〔ビー・ワイ・ケイ・ガードナー・インコーポレ
ーテッド(BYK-Gardner Inc.)製〕により、それぞれ測
定し、その結果を表1に示した。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示した結果から、実施例1〜3で得
た顔料を用いたインキは、比較例1〜3で得た顔料を用
いたインキと比較して、彩度、光沢が高く、優れている
ことが明きらかである。
【0036】試験例2 実施例1〜3、比較例1〜3で得た顔料およびC.I.
ピグメント レッド53:1(大日本インキ化学工業株
式会社製SYMULER LAKE REDC CON
C)のいずれか0.5部とインキワニス(大日本インキ
化学工業株式会社製「MG−63ワニス」)1.5部
を、オートマチックフーバーマーラーで150ポンドの
荷重をかけ、100回転で3回練肉してインキを調製
し、得られたインキを小型輪転印刷機(プルフバウ印刷
機)でアート紙に展色した。
【0037】得られた展色紙の色相(a*、b*)を分
光光度計〔アプライドカラー・システム・インコーポレ
ーテッド(Appliedcolor Systems Inc. )製ACS−1
400STC〕により測定し、その結果を表2に示し
た。
【0038】
【表2】
【0039】表2に示した結果から、実施例1〜3で得
た顔料を用いたインキの色相は、C.I.ピグメント
レッド53:1に近似した色相を有していることが明き
らかである。これに対して比較例1〜3で得た顔料を用
いたインキの色相は、C.I.ピグメント レッド5
3:1と近似した色相を有していないことが明きらかで
ある。
【0040】
【発明の効果】本発明のモノアゾレーキ顔料は、バリウ
ムレーキ顔料であるC.I.ピグメント レッド53:
1に近似した色相を有し、鮮明性および光沢に優れてお
り、しかも毒性を示すバリウム金属を含まないので、
C.I.ピグメント レッド53:1の代替品として、
印刷インキ、プラスチックの着色や塗料等に使用でき、
有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得た本発明のモノアゾレーキ顔料の
X線回折図(2θ±0.2°;Cu−Kα)である。
【図2】比較例1で得たモノアゾレーキ顔料のX線回折
図(2θ±0.2°;Cu−Kα)である。
【図3】比較例2で得たモノアゾレーキ顔料のX線回折
図(2θ±0.2°;Cu−Kα)である。
【図4】比較例3で得たモノアゾレーキ顔料のX線回折
図(2θ±0.2°;Cu−Kα)である。
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月24日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明の実施の形態】X線回折角度(2θ±0.2゜;
Cu−Kα)4.8゜および24.9゜に強い回折強度
を有し、9.7゜、14.5゜、18.1゜および2
5.8゜に弱い回折強度を有する、本発明のモノアゾレ
ーキ顔料は、1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベン
ゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物と1−アミノ−4−
メチル−5−クロロベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ
化物とをジアゾ成分とし、β−ナフトールとカップリン
グさせ、カルシウムでレーキ化することにより得られ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】上記ジアゾ化物の調製は、通常1−アミノ
−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2−スルホン酸と
1−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼン−2−ス
ルホン酸とを十分に混合した混合物をジアゾ化してもよ
いし、別々にジアゾ化した後、両者を混合してもよい。
一般的には、混合物をジアゾ化し、カップリングに供す
るのが有利である。ジアゾ化は、水中で−10〜20
℃、好ましくは0〜10℃で、亜硝酸ナトリウム、亜硝
酸カリウム等の亜硝酸塩、および塩酸、硫酸等の鉱酸を
用いて行うことができる。これら亜硝酸塩の使用にあた
っては、水溶液として用いることもできるし、粉末状で
も使用できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線回折角度(2θ±0.2°;Cu−
    Kα)4.8°および24.9°に強い回折強度を有
    し、9.7°、14.5°、18.1°および25.8
    °に弱い回折強度を有することを特徴とするモノアゾレ
    ーキ顔料。
  2. 【請求項2】 1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベ
    ンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物と1−アミノ−4
    −メチル−5−クロロベンゼン−2−スルホン酸のジア
    ゾ化物とをジアゾ成分とし、β−ナフトールをカップリ
    ング成分として混合カップリングにより得られる染料
    を、カルシウムでレーキ化してなるものである請求項1
    記載のモノアゾレーキ顔料。
  3. 【請求項3】 染料が、1−アミノ−4−クロロ−5−
    メチルベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物45〜8
    0モル%と1−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼ
    ン−2−スルホン酸のジアゾ化物20〜55モル%とを
    ジアゾ成分とし、β−ナフトールをカップリング成分と
    して混合カップリングして得られる染料である請求項2
    記載のモノアゾレーキ顔料。
  4. 【請求項4】 1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベ
    ンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物と1−アミノ−4
    −メチル−5−クロロベンゼン−2−スルホン酸のジア
    ゾ化物とをジアゾ成分とし、β−ナフトールをカップリ
    ング成分として混合カップリングにより得られる染料
    を、カルシウムでレーキ化することを特徴とするモノア
    ゾレーキ顔料の製造方法。
  5. 【請求項5】 染料が、1−アミノ−4−クロロ−5−
    メチルベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物45〜8
    0モル%と1−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼ
    ン−2−スルホン酸のジアゾ化物20〜55モル%とを
    ジアゾ成分とし、β−ナフトールをカップリング成分と
    して混合カップリングして得られる染料である請求項4
    記載のモノアゾレーキ顔料の製造方法。
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Cited By (4)

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