JPH05269181A - 抗菌性樹脂成形体及びその製造方法 - Google Patents
抗菌性樹脂成形体及びその製造方法Info
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- JPH05269181A JPH05269181A JP4254891A JP25489192A JPH05269181A JP H05269181 A JPH05269181 A JP H05269181A JP 4254891 A JP4254891 A JP 4254891A JP 25489192 A JP25489192 A JP 25489192A JP H05269181 A JPH05269181 A JP H05269181A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は細菌、カビ等のほとんど発生
しない、殺菌処理を必要としない、抗菌性物質の溶出の
殆ど無い、コンタクトレンズ、コンタクトレンズ保存容
器、コンタクトレンズ保存剤容器、コンタクトレンズ洗
浄剤容器、又は、コンタクトレンズ保存剤・洗浄剤・消
毒剤用溶解水容器を得ることにある。 【構成】 本発明は、コンタクトレンズもしくはコンタ
クトレンズ関連用品の容器の内部又は表面に共重合、グ
ラフト重合、その他の方法で抗菌性有機物質を結合させ
ること、もしくは抗菌性金属を錯体として強固に結合さ
せることにより、その殺菌効果により細菌、カビ等のほ
とんど発生しない、殺菌処理を必要としないコンタクト
レンズ及びコンタクトレンズ関連用品の容器を得ること
を特徴とする。
しない、殺菌処理を必要としない、抗菌性物質の溶出の
殆ど無い、コンタクトレンズ、コンタクトレンズ保存容
器、コンタクトレンズ保存剤容器、コンタクトレンズ洗
浄剤容器、又は、コンタクトレンズ保存剤・洗浄剤・消
毒剤用溶解水容器を得ることにある。 【構成】 本発明は、コンタクトレンズもしくはコンタ
クトレンズ関連用品の容器の内部又は表面に共重合、グ
ラフト重合、その他の方法で抗菌性有機物質を結合させ
ること、もしくは抗菌性金属を錯体として強固に結合さ
せることにより、その殺菌効果により細菌、カビ等のほ
とんど発生しない、殺菌処理を必要としないコンタクト
レンズ及びコンタクトレンズ関連用品の容器を得ること
を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は細菌、カビ等がほとんど
発生しない抗菌性を有する樹脂成形体及びその製造方法
に関し、更に言えば、細菌、カビ等がほとんど発生しな
い抗菌性を有する、即ち、安全かつ取り扱いの容易なコ
ンタクトレンズ、コンタクトレンズ保存容器、コンタク
トレンズ保存剤容器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、及
び、コンタクトレンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水
容器、並びに、それらの製造方法に関する。
発生しない抗菌性を有する樹脂成形体及びその製造方法
に関し、更に言えば、細菌、カビ等がほとんど発生しな
い抗菌性を有する、即ち、安全かつ取り扱いの容易なコ
ンタクトレンズ、コンタクトレンズ保存容器、コンタク
トレンズ保存剤容器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、及
び、コンタクトレンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水
容器、並びに、それらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在一般的に使用されているコンタクト
レンズはハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレ
ンズに大別される。前記各コンタクトレンズはそれぞれ
長所と短所を合わせ持つ。即ち、ハードコンタクトレン
ズは視力矯正効果が優れる等多くの利点を有している。
その反面、機械的に角膜に傷を付け易く、そのため角膜
感染症等の障害を受けることがある。一方、ソフトコン
タクトレンズは親水性の付与により装用感が飛躍的に向
上し、これまで問題であった角膜への酸素の補給の不足
も含水により解決されつつある。しかし、含水性のもの
は菌による汚染を受け易く、それと知らずに装用を続け
る結果、角膜炎、角膜潰瘍等の感染症を起こすことがし
ばしばある。また、それを防ぐための滅菌処理は非常に
煩雑であり、ソフトコンタクトレンズがハードコンタク
トレンズに比べ国内での装用率が低い一つの原因となっ
ている。
レンズはハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレ
ンズに大別される。前記各コンタクトレンズはそれぞれ
長所と短所を合わせ持つ。即ち、ハードコンタクトレン
ズは視力矯正効果が優れる等多くの利点を有している。
その反面、機械的に角膜に傷を付け易く、そのため角膜
感染症等の障害を受けることがある。一方、ソフトコン
タクトレンズは親水性の付与により装用感が飛躍的に向
上し、これまで問題であった角膜への酸素の補給の不足
も含水により解決されつつある。しかし、含水性のもの
は菌による汚染を受け易く、それと知らずに装用を続け
る結果、角膜炎、角膜潰瘍等の感染症を起こすことがし
ばしばある。また、それを防ぐための滅菌処理は非常に
煩雑であり、ソフトコンタクトレンズがハードコンタク
トレンズに比べ国内での装用率が低い一つの原因となっ
ている。
【0003】また、コンタクトレンズの関連用品の容
器、即ち、コンタクトレンズ保存容器、コンタクトレン
ズ保存剤容器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、又は、コ
ンタクトレンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器に
ついても使用時に容器中に混入した細菌、カビが繁殖し
て二次感染を起こすことがあり、保存剤、洗浄剤等の中
に抗菌剤を加えることによりこれら微生物の繁殖を抑え
ている。しかし、多量な抗菌剤或は強い抗菌剤を使用す
ることはコンタクトレンズのためにも、また、角膜のた
めにも好ましくなく、抗菌剤を添加せずに微生物の繁殖
を抑制する方法が模索されてきた。抗菌性物質を被覆し
た樹脂等の開発は試みられているが抗菌物質の溶出が多
く、コンタクトレンズ保存容器、コンタクトレンズ保存
剤容器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、又は、コンタク
トレンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器には適さ
ない。
器、即ち、コンタクトレンズ保存容器、コンタクトレン
ズ保存剤容器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、又は、コ
ンタクトレンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器に
ついても使用時に容器中に混入した細菌、カビが繁殖し
て二次感染を起こすことがあり、保存剤、洗浄剤等の中
に抗菌剤を加えることによりこれら微生物の繁殖を抑え
ている。しかし、多量な抗菌剤或は強い抗菌剤を使用す
ることはコンタクトレンズのためにも、また、角膜のた
めにも好ましくなく、抗菌剤を添加せずに微生物の繁殖
を抑制する方法が模索されてきた。抗菌性物質を被覆し
た樹脂等の開発は試みられているが抗菌物質の溶出が多
く、コンタクトレンズ保存容器、コンタクトレンズ保存
剤容器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、又は、コンタク
トレンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器には適さ
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハードコンタクトレン
ズは一般に菌による汚染を比較的受けにくいといわれて
いるものの、装用中に細菌やカビに感染し、そのため角
膜が感染症等の障害を受けることがある。ソフトコンタ
クトレンズは材料自体が親水性のため、レンズの内部で
細菌、カビ等の繁殖による重篤な感染症を起こし易く、
また、取り扱いには注意を必要とすると同時に制菌、殺
菌操作が煩雑であった。
ズは一般に菌による汚染を比較的受けにくいといわれて
いるものの、装用中に細菌やカビに感染し、そのため角
膜が感染症等の障害を受けることがある。ソフトコンタ
クトレンズは材料自体が親水性のため、レンズの内部で
細菌、カビ等の繁殖による重篤な感染症を起こし易く、
また、取り扱いには注意を必要とすると同時に制菌、殺
菌操作が煩雑であった。
【0005】そのため抗菌性を有するコンタクトレンズ
に対する要望が高まっているが、それにも拘らず以前に
は期待に応えられる技術は開発されていなかった。例え
ば、キトサン誘導体を基材として用いたコンタクトレン
ズ(特開昭63−217319号公報)及びキトサン誘
導体を含有する樹脂被膜を形成したコンタクトレンズが
(特開平3−102313号公報)提案されてはいるが
光学性能並びに抗菌力の持続性(寿命)が不十分であ
る。
に対する要望が高まっているが、それにも拘らず以前に
は期待に応えられる技術は開発されていなかった。例え
ば、キトサン誘導体を基材として用いたコンタクトレン
ズ(特開昭63−217319号公報)及びキトサン誘
導体を含有する樹脂被膜を形成したコンタクトレンズが
(特開平3−102313号公報)提案されてはいるが
光学性能並びに抗菌力の持続性(寿命)が不十分であ
る。
【0006】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものである。すなわち本発明の目的とする
ところは細菌、カビ等の微生物による汚染がほとんど起
こらないコンタクトレンズを提供することにある。
めになされたものである。すなわち本発明の目的とする
ところは細菌、カビ等の微生物による汚染がほとんど起
こらないコンタクトレンズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のコンタクトレン
ズ、コンタクトレンズ保存容器、コンタクトレンズ保存
剤容器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、又は、コンタク
トレンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器は抗菌性
金属錯体または抗菌性有機化合物を化学結合または混在
させることにより樹脂成形体に抗菌性を賦与したことを
特徴とする。そのために抗菌性物質が満たすべき条件は
以下の通りである。(1) コンタクトレンズは直接角
膜、結膜に接する上に、レンズからの溶出物は涙液と共
に消化管に移行するため安全性に特に注意を払う必要が
ある。従ってコンタクトレンズ及びそれに関連する容器
に結合させる抗菌性物質は安全性が高いこと、(2)結
合によって抗菌活性が失われないこと、そのためにはレ
ンズとの結合に関与する反応基を有し、かつ、その反応
基が抗菌作用を発現する官能基と異なること、(3)レ
ンズ素材に結合した場合本来のレンズの持つ光学性能を
失わないこと、すなわち、レンズモノマーとの相溶性が
良く、重合方法の選択の自由度が大きいこと、(4)レ
ンズ素材に結合した場合本来のレンズの持つ加工性を失
わないこと、(5)それらがコンタクトレンズに強固に
結合し、または、補足され溶出が殆ど無いことが必要条
件となる。
ズ、コンタクトレンズ保存容器、コンタクトレンズ保存
剤容器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、又は、コンタク
トレンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器は抗菌性
金属錯体または抗菌性有機化合物を化学結合または混在
させることにより樹脂成形体に抗菌性を賦与したことを
特徴とする。そのために抗菌性物質が満たすべき条件は
以下の通りである。(1) コンタクトレンズは直接角
膜、結膜に接する上に、レンズからの溶出物は涙液と共
に消化管に移行するため安全性に特に注意を払う必要が
ある。従ってコンタクトレンズ及びそれに関連する容器
に結合させる抗菌性物質は安全性が高いこと、(2)結
合によって抗菌活性が失われないこと、そのためにはレ
ンズとの結合に関与する反応基を有し、かつ、その反応
基が抗菌作用を発現する官能基と異なること、(3)レ
ンズ素材に結合した場合本来のレンズの持つ光学性能を
失わないこと、すなわち、レンズモノマーとの相溶性が
良く、重合方法の選択の自由度が大きいこと、(4)レ
ンズ素材に結合した場合本来のレンズの持つ加工性を失
わないこと、(5)それらがコンタクトレンズに強固に
結合し、または、補足され溶出が殆ど無いことが必要条
件となる。
【0008】本発明者らが課題を解決するため、鋭意研
究を重ねた結果、抗菌性金属の錯体、キトサン及びその
誘導体、ビグアニド誘導体、特にクロルヘキシジン、ア
クリジン及びその誘導体、なかでもエタクリジン、並び
に第四級アンモニウム塩、なかでも塩化ベンザルコニウ
ム、塩化ベンゼトニウム等を上記条件を満たしたまま強
固に樹脂に結合する方法を見いだし、本発明を完成する
に至った。以下に上記抗菌性物質及びそれらのコンタク
トレンズへの結合方法についてについて説明する。
究を重ねた結果、抗菌性金属の錯体、キトサン及びその
誘導体、ビグアニド誘導体、特にクロルヘキシジン、ア
クリジン及びその誘導体、なかでもエタクリジン、並び
に第四級アンモニウム塩、なかでも塩化ベンザルコニウ
ム、塩化ベンゼトニウム等を上記条件を満たしたまま強
固に樹脂に結合する方法を見いだし、本発明を完成する
に至った。以下に上記抗菌性物質及びそれらのコンタク
トレンズへの結合方法についてについて説明する。
【0009】(1)抗菌性金属錯体 従来より、ある種の金属又は金属イオンが抗菌性又は殺
菌性を有することが知られている。例えば、硝酸銀は以
前から消毒剤として用いられている。同様に銀、銅、
鉛、錫、亜鉛、ビスマス、カドミウム、クロム、ゲルマ
ニウム、コバルト等金属及びそれらの化合物の抗菌、殺
菌性が知られている。先に述べた通りコンタクトレンズ
及びそれに関連する容器に結合させる抗菌性物質は安全
性が高いこと、結合が強固で溶出が殆ど無いことが必須
条件となる。このような見地から少なくとも鉛、カドミ
ウム、クロムは生体に悪影響を及ぼすことが知られてお
り、コンタクトレンズ及びその関連容器に結合させる抗
菌性物質としては好ましくない。銀、銅、錫、亜鉛、ビ
スマス、ゲルマニウム、コバルトは溶出が微量であれば
問題ない。ゲルマニウムには保健作用があること(特公
昭63−25618号公報)が知られており、ゲルマニ
ウム結合樹脂を保健上の目的で利用することもできる。
菌性を有することが知られている。例えば、硝酸銀は以
前から消毒剤として用いられている。同様に銀、銅、
鉛、錫、亜鉛、ビスマス、カドミウム、クロム、ゲルマ
ニウム、コバルト等金属及びそれらの化合物の抗菌、殺
菌性が知られている。先に述べた通りコンタクトレンズ
及びそれに関連する容器に結合させる抗菌性物質は安全
性が高いこと、結合が強固で溶出が殆ど無いことが必須
条件となる。このような見地から少なくとも鉛、カドミ
ウム、クロムは生体に悪影響を及ぼすことが知られてお
り、コンタクトレンズ及びその関連容器に結合させる抗
菌性物質としては好ましくない。銀、銅、錫、亜鉛、ビ
スマス、ゲルマニウム、コバルトは溶出が微量であれば
問題ない。ゲルマニウムには保健作用があること(特公
昭63−25618号公報)が知られており、ゲルマニ
ウム結合樹脂を保健上の目的で利用することもできる。
【0010】金属またはそのイオンを結合又は保持する
方法は多数ある。例えば、 1)ゼオライトの付着又は含有(特開昭62−2419
39号公報、特開平1−186804号公報) 2)混入、被着(特公昭63−25618号公報) 3)アルミノ珪酸塩(特公平2−46620号公報) 4)N−長鎖アシルアミノ珪酸塩(特開平3−2036
3号公報) 5)ハイドロキシアパタイト(特開平3−90007号
公報) 等が報告されている。しかし、ハイドロキシアパタイト
及びアルミノ珪酸塩はコンタクトレンズに用いるには光
学性能が十分でない。また、金属自信の混入や被着では
結合が弱く装用中に抗菌性金属の溶出が起こるため、強
固に結合しているかまたは強固に補足されていることが
望ましい。
方法は多数ある。例えば、 1)ゼオライトの付着又は含有(特開昭62−2419
39号公報、特開平1−186804号公報) 2)混入、被着(特公昭63−25618号公報) 3)アルミノ珪酸塩(特公平2−46620号公報) 4)N−長鎖アシルアミノ珪酸塩(特開平3−2036
3号公報) 5)ハイドロキシアパタイト(特開平3−90007号
公報) 等が報告されている。しかし、ハイドロキシアパタイト
及びアルミノ珪酸塩はコンタクトレンズに用いるには光
学性能が十分でない。また、金属自信の混入や被着では
結合が弱く装用中に抗菌性金属の溶出が起こるため、強
固に結合しているかまたは強固に補足されていることが
望ましい。
【0011】本発明者らが課題を解決するため、鋭意研
究を重ねた結果、抗菌性金属のアセチルアセトン錯塩で
あるアセチルアセトナト金属錯体、あるいはベンゾイル
アセトン錯塩であるベンゾイルアセトナト金属錯体が、
コンタクトレンズ材料として好適な透明プラスチックを
形成する多くの重合性モノマーに溶解し、重合組成物中
に強固に組み込まれることを見いだした。
究を重ねた結果、抗菌性金属のアセチルアセトン錯塩で
あるアセチルアセトナト金属錯体、あるいはベンゾイル
アセトン錯塩であるベンゾイルアセトナト金属錯体が、
コンタクトレンズ材料として好適な透明プラスチックを
形成する多くの重合性モノマーに溶解し、重合組成物中
に強固に組み込まれることを見いだした。
【0012】さらに研究を進めた結果、ベンゾイルアセ
トナト金属錯体のベンゼン環にラジカル重合可能な不飽
和二重結合を有する官能基を付加することによって、抗
菌物質がコンタクトレンズ材料の重合性モノマーと共重
合しポリマー主鎖中に直接組み込まれるため、長期間の
使用によっても全く溶出することがないことを見いだし
た。しかも、重合性モノマーに対する溶解性は十分にあ
り、また重合性モノマーと重合方法の選択の自由度が大
きいことも確認され、本発明を完成するに至った。
トナト金属錯体のベンゼン環にラジカル重合可能な不飽
和二重結合を有する官能基を付加することによって、抗
菌物質がコンタクトレンズ材料の重合性モノマーと共重
合しポリマー主鎖中に直接組み込まれるため、長期間の
使用によっても全く溶出することがないことを見いだし
た。しかも、重合性モノマーに対する溶解性は十分にあ
り、また重合性モノマーと重合方法の選択の自由度が大
きいことも確認され、本発明を完成するに至った。
【0013】(2)キトサン及びその誘導体 (a)キトサン及びその誘導体の抗菌性: キチン誘導
体、中でもキトサンは大腸菌のような有害微生物の生育
をそれぞれ阻害する。フザリウム菌の生育は、培地に
0.1%キトサン添加で完全に阻止され、大腸菌の増殖
は0.02%キトサン濃度で阻止される(昭和60年度
日本農芸化学会西日本支部大会、1985年11月12
日、要旨33頁)。これらカビや細菌の増殖を阻害する
キトサン濃度は微生物の種類により異なる。また、低分
子キトサンは高分子キトサンより低い濃度でこれら微生
物の増殖を阻止する。また、水酸基の水素を4級アンモ
ニウム基を含む化合物に置換した多糖類も抗菌性を示す
ことが報告されている(特開平3−70701号公
報)。
体、中でもキトサンは大腸菌のような有害微生物の生育
をそれぞれ阻害する。フザリウム菌の生育は、培地に
0.1%キトサン添加で完全に阻止され、大腸菌の増殖
は0.02%キトサン濃度で阻止される(昭和60年度
日本農芸化学会西日本支部大会、1985年11月12
日、要旨33頁)。これらカビや細菌の増殖を阻害する
キトサン濃度は微生物の種類により異なる。また、低分
子キトサンは高分子キトサンより低い濃度でこれら微生
物の増殖を阻止する。また、水酸基の水素を4級アンモ
ニウム基を含む化合物に置換した多糖類も抗菌性を示す
ことが報告されている(特開平3−70701号公
報)。
【0014】(b)キトサン誘導体のコンタクトレンズ
への結合: キチン誘導体の合成高分子への結合には様
々の方法がある。例えば、それぞれ、高分子表面をカル
ボキシル化、キチン誘導体をジエチルアミノエチル(以
下DEAEと略す)化しておき両者を結合させる方法
(高分子学会講演要旨集:39(4),1303,19
90)が報告されている。また、キチン、キトサン及び
その誘導体をポリイソシアネート化合物を用いて高分子
化合物の水酸基またはカルボキシル基に結合させる方法
(特開平2−41473号公報)がある。その他、キト
サン誘導体を極性有機溶媒に溶解し、成形後、ホルムア
ルデヒド、グルタルアルデヒドもしくはエピクロルヒド
リンで処理して架橋させる方法(特公昭63−2173
19号公報)等が報告されている。本発明者らが課題を
解決するため、上記反応を参考として鋭意研究を重ねた
結果、キトサンまたはその誘導体が本来の機能を失うこ
となくコンタクトレンズ素材に結合し、しかも抗菌活性
を発現する条件を見いだし、発明を完成するに至った。
への結合: キチン誘導体の合成高分子への結合には様
々の方法がある。例えば、それぞれ、高分子表面をカル
ボキシル化、キチン誘導体をジエチルアミノエチル(以
下DEAEと略す)化しておき両者を結合させる方法
(高分子学会講演要旨集:39(4),1303,19
90)が報告されている。また、キチン、キトサン及び
その誘導体をポリイソシアネート化合物を用いて高分子
化合物の水酸基またはカルボキシル基に結合させる方法
(特開平2−41473号公報)がある。その他、キト
サン誘導体を極性有機溶媒に溶解し、成形後、ホルムア
ルデヒド、グルタルアルデヒドもしくはエピクロルヒド
リンで処理して架橋させる方法(特公昭63−2173
19号公報)等が報告されている。本発明者らが課題を
解決するため、上記反応を参考として鋭意研究を重ねた
結果、キトサンまたはその誘導体が本来の機能を失うこ
となくコンタクトレンズ素材に結合し、しかも抗菌活性
を発現する条件を見いだし、発明を完成するに至った。
【0015】(3)クロルヘキシジンは1954年イギ
リス、I.C.I.研究所のデイビス(Davis,
G.E.)によって研究されたビスジグアニド(bis
diguanide)化合物の中で最も強力な殺菌剤
で、臨床各領域で消毒剤として用いられていることが英
国薬理学会誌(British J. of Pharmacology,9 ,192(1
954)))に報告されている。グラム陽性及びグラム陰性
菌に広く抗菌作用を表すが、グラム陰性菌よりもグラム
陽性菌に対してより効果的である。緑膿菌(Psudo
monas)やプロテウス(Proteus)のある種
のものに対しては比較的効力が弱く、抗酸性菌、芽胞及
びウィルスには無効である。in vitro試験で
は、四級アンモニウム系、フェノール系あるいはヨード
製剤などの他の殺菌剤よりも強い殺菌効果を示す。効力
は中性か弱アルカリ性で最も強く、血液・膿その他の有
機物が存在すると低減される。ペニシリンサルファ剤な
どと拮抗性がなく、刺激性も弱く、また耐性菌を生じに
くい。
リス、I.C.I.研究所のデイビス(Davis,
G.E.)によって研究されたビスジグアニド(bis
diguanide)化合物の中で最も強力な殺菌剤
で、臨床各領域で消毒剤として用いられていることが英
国薬理学会誌(British J. of Pharmacology,9 ,192(1
954)))に報告されている。グラム陽性及びグラム陰性
菌に広く抗菌作用を表すが、グラム陰性菌よりもグラム
陽性菌に対してより効果的である。緑膿菌(Psudo
monas)やプロテウス(Proteus)のある種
のものに対しては比較的効力が弱く、抗酸性菌、芽胞及
びウィルスには無効である。in vitro試験で
は、四級アンモニウム系、フェノール系あるいはヨード
製剤などの他の殺菌剤よりも強い殺菌効果を示す。効力
は中性か弱アルカリ性で最も強く、血液・膿その他の有
機物が存在すると低減される。ペニシリンサルファ剤な
どと拮抗性がなく、刺激性も弱く、また耐性菌を生じに
くい。
【0016】クロルヘキシジンのコンタクトレンズへの
結合: クロルヘキシジンの合成高分子への結合には様
々の方法がある。例えば、特公昭56−34203号公
報記載のとおり、酸性基を有するビニルモノマーと共重
合した樹脂で各種材料を加工し、酸性基を有する樹脂を
各種材料表面に付着させた後、クロルヘキシジン塩の水
溶液に接触させ、クロルヘキシジンを重合成分として含
有されている樹脂中の酸性基に反応させて固定し、各種
材料に抗菌性を賦与するという方法が知られている。
結合: クロルヘキシジンの合成高分子への結合には様
々の方法がある。例えば、特公昭56−34203号公
報記載のとおり、酸性基を有するビニルモノマーと共重
合した樹脂で各種材料を加工し、酸性基を有する樹脂を
各種材料表面に付着させた後、クロルヘキシジン塩の水
溶液に接触させ、クロルヘキシジンを重合成分として含
有されている樹脂中の酸性基に反応させて固定し、各種
材料に抗菌性を賦与するという方法が知られている。
【0017】本発明者らはクロルヘキシジンまたはその
塩が重合性ビニルモノマーとしてグリシジルメタクリレ
ート、グリシジルアクリレートなどのカルボキシル基を
持つモノマー、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸
などのカルボキシル基をもつモノマー、スチレンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸などのスルホン酸基を持つモノマー、そのほかメチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリ
レートなどのエステル基を持つモノマー、無水マレイン
酸、無水イタコン酸などの酸無水物等、コンタクトレン
ズ素材と共重合することにより、本来のコンタクトレン
ズのもつ光学性能、装用感を保持したまま抗菌性を有す
る安全なコンタクトレンズとして使用することができる
ことを見い出した。なお、ラジカル重合可能な不飽和二
重結合を有する官能基を結合させ、それを重合性モノマ
ーと共重合またはグラフト重合することもできる。
塩が重合性ビニルモノマーとしてグリシジルメタクリレ
ート、グリシジルアクリレートなどのカルボキシル基を
持つモノマー、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸
などのカルボキシル基をもつモノマー、スチレンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸などのスルホン酸基を持つモノマー、そのほかメチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリ
レートなどのエステル基を持つモノマー、無水マレイン
酸、無水イタコン酸などの酸無水物等、コンタクトレン
ズ素材と共重合することにより、本来のコンタクトレン
ズのもつ光学性能、装用感を保持したまま抗菌性を有す
る安全なコンタクトレンズとして使用することができる
ことを見い出した。なお、ラジカル重合可能な不飽和二
重結合を有する官能基を結合させ、それを重合性モノマ
ーと共重合またはグラフト重合することもできる。
【0018】(4) エタクリジンは 日本薬局方に報
告されている通り、1919年モーゲンノース(Mor
genroth)、シュナイザー(Schnizer)
らがアクリフラビンを改良して作った殺菌消毒薬であ
る。各種化膿菌特に連鎖球菌、ウェルシュ菌、ブドウ球
菌、淋菌などに対し、静菌並びに殺菌作用がある。in
vitroでは連鎖球菌に対し1:120,000の
希釈液でも有効であるが、生体内では1:40,000
が最小有効濃度である。生体組織に刺激を与えず、深達
性で、血清たん白の存在によって作用が減弱されない特
徴がある。作用機序は明確でないが、アクリジニウムイ
オンとなって細菌の呼吸酵素を阻害するためであるとい
われ、現在、副作用の少ない殺菌消毒剤として広く用い
られている。ところが抗菌性を失わせずにコンタクトレ
ンズ等の樹脂にエタクリジン又はその誘導体を強固に結
合させる方法は以前には報告がなかった。
告されている通り、1919年モーゲンノース(Mor
genroth)、シュナイザー(Schnizer)
らがアクリフラビンを改良して作った殺菌消毒薬であ
る。各種化膿菌特に連鎖球菌、ウェルシュ菌、ブドウ球
菌、淋菌などに対し、静菌並びに殺菌作用がある。in
vitroでは連鎖球菌に対し1:120,000の
希釈液でも有効であるが、生体内では1:40,000
が最小有効濃度である。生体組織に刺激を与えず、深達
性で、血清たん白の存在によって作用が減弱されない特
徴がある。作用機序は明確でないが、アクリジニウムイ
オンとなって細菌の呼吸酵素を阻害するためであるとい
われ、現在、副作用の少ない殺菌消毒剤として広く用い
られている。ところが抗菌性を失わせずにコンタクトレ
ンズ等の樹脂にエタクリジン又はその誘導体を強固に結
合させる方法は以前には報告がなかった。
【0019】以下、本発明の詳細な説明をする。抗菌活
性を失わせずエタクリジンを合成高分子へ結合させるに
はエタクリジンのエトキシ基を樹脂の官能基と反応性の
ある官能基に置換することが必要であるが、活性基であ
るアミノ基が修飾を受けない条件を選ぶ、保護基を付け
る、又は、反応後還元することにより可能である。ワグ
ナーらの方法(Wagnerら,J.Am.Chem.
Soc.,72,3477(1950))を応用し、エ
タクリジンのエトキシ基を水酸基に置換しておき、コン
タクトレンズのカルボキシル基と反応させてエステル結
合によりコンタクトレンズにエタクリジンを結合でき
る。また、フォーゲルら(Vogel et al.:
J.Chem.Soc.,616(1948))らの反
応を用いればエタクリジンのエトキシ基をハロゲンに置
換しておき、水素を置換した合成高分子の水酸基と反応
させ、脱水することにより、エーテル結合によりレンズ
にエタクリジンを結合させることができる。
性を失わせずエタクリジンを合成高分子へ結合させるに
はエタクリジンのエトキシ基を樹脂の官能基と反応性の
ある官能基に置換することが必要であるが、活性基であ
るアミノ基が修飾を受けない条件を選ぶ、保護基を付け
る、又は、反応後還元することにより可能である。ワグ
ナーらの方法(Wagnerら,J.Am.Chem.
Soc.,72,3477(1950))を応用し、エ
タクリジンのエトキシ基を水酸基に置換しておき、コン
タクトレンズのカルボキシル基と反応させてエステル結
合によりコンタクトレンズにエタクリジンを結合でき
る。また、フォーゲルら(Vogel et al.:
J.Chem.Soc.,616(1948))らの反
応を用いればエタクリジンのエトキシ基をハロゲンに置
換しておき、水素を置換した合成高分子の水酸基と反応
させ、脱水することにより、エーテル結合によりレンズ
にエタクリジンを結合させることができる。
【0020】更に、グレディら(Gredy et a
l.:Bull.Soc.Chim.France,3
(5),1093(1936))、ヘニオンら(Hen
nion et al:J.Am.Chem.So
c.,56,1802(1934))またはラーロック
ら(Larock et al.:J.Am.Che
m.Soc.,106(15),4218(198
4))の反応を利用すればエタクリジンのエチル基の代
わりにラジカル重合可能な不飽和二重結合を有する官能
基、例えばビニル基、アリル基、アクリル基、メタクリ
ル基等が付加した化合物を付加することによって、抗菌
物質がコンタクトレンズ材料の重合性モノマーと共重合
しポリマー主鎖中に直接組み込むことができる。
l.:Bull.Soc.Chim.France,3
(5),1093(1936))、ヘニオンら(Hen
nion et al:J.Am.Chem.So
c.,56,1802(1934))またはラーロック
ら(Larock et al.:J.Am.Che
m.Soc.,106(15),4218(198
4))の反応を利用すればエタクリジンのエチル基の代
わりにラジカル重合可能な不飽和二重結合を有する官能
基、例えばビニル基、アリル基、アクリル基、メタクリ
ル基等が付加した化合物を付加することによって、抗菌
物質がコンタクトレンズ材料の重合性モノマーと共重合
しポリマー主鎖中に直接組み込むことができる。
【0021】(5)第四級アンモニウム塩 古くから安全な消毒剤として利用されてきた第四級アン
モニウム塩、中でも塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼ
トニウム、有機シリコン系アンモニウム塩は抗菌性コン
タクトレンズ用抗菌性有機化合物として好適な化合物で
ある。第四級アンモニウム塩が強い抗菌性示すことは古
くから知られている。中でも塩化ベンザルコニウム及び
塩化ベンゼトニウムは安全性の高い強力な抗菌剤として
広く用いられており、一般家庭で手、足、傷の消毒に用
いられている以外に外科手術時の消毒にも用いられてい
る。ドマック(Domagk)は1935年に第四級ア
ンモニウム塩のある種のものに強力な殺菌力のあること
を報告し、クーン(Kuhn)は1940年に更に多数
の表面活性化合物について詳細な研究を行い、陰電荷を
帯びる細菌に陽電荷を帯びる逆性石ケンが吸着され、菌
体表面に集積し、菌体たん白を変性させると報告した。
第四級アンモニウム塩の一般式が[C6H5CH2N(C
H3)2R]+Cl-Dでで示されるもののなかで、RがC
8H17〜C18H37のアルキル基のものが強い殺菌力と優
れた洗浄作用を有することがわかり、本物質は塩化ベン
ザルコニウムとして広く用いられている。
モニウム塩、中でも塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼ
トニウム、有機シリコン系アンモニウム塩は抗菌性コン
タクトレンズ用抗菌性有機化合物として好適な化合物で
ある。第四級アンモニウム塩が強い抗菌性示すことは古
くから知られている。中でも塩化ベンザルコニウム及び
塩化ベンゼトニウムは安全性の高い強力な抗菌剤として
広く用いられており、一般家庭で手、足、傷の消毒に用
いられている以外に外科手術時の消毒にも用いられてい
る。ドマック(Domagk)は1935年に第四級ア
ンモニウム塩のある種のものに強力な殺菌力のあること
を報告し、クーン(Kuhn)は1940年に更に多数
の表面活性化合物について詳細な研究を行い、陰電荷を
帯びる細菌に陽電荷を帯びる逆性石ケンが吸着され、菌
体表面に集積し、菌体たん白を変性させると報告した。
第四級アンモニウム塩の一般式が[C6H5CH2N(C
H3)2R]+Cl-Dでで示されるもののなかで、RがC
8H17〜C18H37のアルキル基のものが強い殺菌力と優
れた洗浄作用を有することがわかり、本物質は塩化ベン
ザルコニウムとして広く用いられている。
【0022】一方、ローリンス(Rawlins)ら
(J.Am.Pharm.Assoc.,32,11(1943))及びジョスリンら
(Joslynら、J.Am.Pharm.Assoc.,32,49(1943))
が第四級アンモニウム化合物を合成し、その殺菌力を研
究し、塩化ベンゼトニウムと塩化メチルベンゼトニウム
が最も強力であると報告した。現在、塩化ベンゼトニウ
ムも安全かつ強力な抗菌剤として広く用いられている。
ところが抗菌性及び光学性能を失わせずにコンタクトレ
ンズ等の樹脂に第四級アンモニウム塩を強固に結合させ
る方法は以前には報告がなかった。
(J.Am.Pharm.Assoc.,32,11(1943))及びジョスリンら
(Joslynら、J.Am.Pharm.Assoc.,32,49(1943))
が第四級アンモニウム化合物を合成し、その殺菌力を研
究し、塩化ベンゼトニウムと塩化メチルベンゼトニウム
が最も強力であると報告した。現在、塩化ベンゼトニウ
ムも安全かつ強力な抗菌剤として広く用いられている。
ところが抗菌性及び光学性能を失わせずにコンタクトレ
ンズ等の樹脂に第四級アンモニウム塩を強固に結合させ
る方法は以前には報告がなかった。
【0023】第四級アンモニウム塩の合成高分子への結
合方法の例をあげる。グレディらの反応(Gredy
et al.:Bull.soc.chim.Fran
ce,3(5),1093(1936))、ヘニオンら
の反応(Hennion et al:J.Am.Ch
em.Soc.,56,1802(1934))または
バックマンらの方法(Bachman and Hel
lman,J.Am.Chem.Soc.,70,17
72(1948))を利用すれば第四級アンモニウム塩
にラジカル重合可能な不飽和二重結合を有する官能基、
例えばビニル基、アリル基、アクリル基、メタクリル基
等が付加した化合物を付加することによって、抗菌物質
がコンタクトレンズ材料の重合性モノマーと共重合しポ
リマー主鎖中に直接組み込むことができる。また、皆川
らの方法(皆川基:繊消費、17、256(197
6))を応用すれば有機シリコン系第四級アンモニウム
塩を樹脂に固定することができる。
合方法の例をあげる。グレディらの反応(Gredy
et al.:Bull.soc.chim.Fran
ce,3(5),1093(1936))、ヘニオンら
の反応(Hennion et al:J.Am.Ch
em.Soc.,56,1802(1934))または
バックマンらの方法(Bachman and Hel
lman,J.Am.Chem.Soc.,70,17
72(1948))を利用すれば第四級アンモニウム塩
にラジカル重合可能な不飽和二重結合を有する官能基、
例えばビニル基、アリル基、アクリル基、メタクリル基
等が付加した化合物を付加することによって、抗菌物質
がコンタクトレンズ材料の重合性モノマーと共重合しポ
リマー主鎖中に直接組み込むことができる。また、皆川
らの方法(皆川基:繊消費、17、256(197
6))を応用すれば有機シリコン系第四級アンモニウム
塩を樹脂に固定することができる。
【0024】上記抗菌性物質は抗菌性を付与するための
必須成分であり、0.1〜20重量%含有されることが
好ましい。0.1重量%未満であると抗菌効果が小さ
く、20重量%を越えた場合は、重合性モノマーとの相
溶性が低下するため、重合して得られるコンタクトレン
ズに白濁やくもりが発生し、透明性が失われるので好ま
しくない。
必須成分であり、0.1〜20重量%含有されることが
好ましい。0.1重量%未満であると抗菌効果が小さ
く、20重量%を越えた場合は、重合性モノマーとの相
溶性が低下するため、重合して得られるコンタクトレン
ズに白濁やくもりが発生し、透明性が失われるので好ま
しくない。
【0025】上記の方法により長期間の使用によっても
全く溶出することがない抗菌性物質の結合したコンタク
トレンズが得られる。しかも、重合性モノマーに対する
溶解性は十分にあり、また重合性モノマーと重合方法の
選択の自由度が大きい。なお、スルファミン系抗生物
質、ポリミキシン系抗生物質、マクロライド系抗生物質
も同様な理由で抗菌性コンタクトレンズ用抗菌性物質と
して利用することが出来る。
全く溶出することがない抗菌性物質の結合したコンタク
トレンズが得られる。しかも、重合性モノマーに対する
溶解性は十分にあり、また重合性モノマーと重合方法の
選択の自由度が大きい。なお、スルファミン系抗生物
質、ポリミキシン系抗生物質、マクロライド系抗生物質
も同様な理由で抗菌性コンタクトレンズ用抗菌性物質と
して利用することが出来る。
【0026】本発明における重合性モノマーとは、一般
的に用いられるラジカル重合可能な化合物であり、ビニ
ル基、アリル基、アクリル基、またはメタクリル基等を
分子中に1個以上含む化合物を示す。具体的には、アル
キル(メタ)アクリレート、ハロゲン化アルキル(メ
タ)アクリレート、シロキサニルアルキル(メタ)アク
リレート、フルオロ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、多価アルコールの(メタ)ア
クリル酸エステル、ビニル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリル酸エステル類、スチレンの誘導体、N
−ビニルラクタム、(多価)カルボン酸ビニル等のビニ
ル化合物、(多価)カルボン酸アリル、アリルカーボネ
ート等のアリル化合物等が挙げられる。さらに具体的に
は、例えば、スチレンおよびメチルスチレン、ジメチル
スチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ブロム
スチレン、p−クロルメチルスチレン、ジビニルベンゼ
ン、アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、n−ブチルアクリレート、フェニルアクリレー
ト、フェノキシエチルアクリレート、アクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−アクリ
ロイルオキシエチルコハク酸、2−アクリロイルオキシ
エチルフタル酸、メタクリル酸、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、イソボルニル
メタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルメ
タクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、ジ
シクロペンテニルメタクリレート、2−メタクリロイル
オキシエチルコハク酸、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−
ヒドロキシブチルメタクリレート、フマル酸、マレイン
酸、イタコン酸およびそれらのエステル類、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、N,N−ジメチルアクリ
ルアミド、N−ビニル−2−ピロリドン、無水マレイン
酸、N−置換マレイミド等が挙げられる。
的に用いられるラジカル重合可能な化合物であり、ビニ
ル基、アリル基、アクリル基、またはメタクリル基等を
分子中に1個以上含む化合物を示す。具体的には、アル
キル(メタ)アクリレート、ハロゲン化アルキル(メ
タ)アクリレート、シロキサニルアルキル(メタ)アク
リレート、フルオロ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、多価アルコールの(メタ)ア
クリル酸エステル、ビニル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリル酸エステル類、スチレンの誘導体、N
−ビニルラクタム、(多価)カルボン酸ビニル等のビニ
ル化合物、(多価)カルボン酸アリル、アリルカーボネ
ート等のアリル化合物等が挙げられる。さらに具体的に
は、例えば、スチレンおよびメチルスチレン、ジメチル
スチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ブロム
スチレン、p−クロルメチルスチレン、ジビニルベンゼ
ン、アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、n−ブチルアクリレート、フェニルアクリレー
ト、フェノキシエチルアクリレート、アクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−アクリ
ロイルオキシエチルコハク酸、2−アクリロイルオキシ
エチルフタル酸、メタクリル酸、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、イソボルニル
メタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルメ
タクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、ジ
シクロペンテニルメタクリレート、2−メタクリロイル
オキシエチルコハク酸、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−
ヒドロキシブチルメタクリレート、フマル酸、マレイン
酸、イタコン酸およびそれらのエステル類、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、N,N−ジメチルアクリ
ルアミド、N−ビニル−2−ピロリドン、無水マレイン
酸、N−置換マレイミド等が挙げられる。
【0027】さらに、架橋密度を高めるために、エチレ
ングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコール
ジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリ
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリス
リトールトリアクリレート、1,4−ブタンジオールジ
メタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリ
レート、グリセリンジメタクリレート、ジビニルベンゼ
ンジアリルフタレート、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート等の多官能モノマーを用いることもでき
る。
ングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコール
ジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリ
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリス
リトールトリアクリレート、1,4−ブタンジオールジ
メタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリ
レート、グリセリンジメタクリレート、ジビニルベンゼ
ンジアリルフタレート、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート等の多官能モノマーを用いることもでき
る。
【0028】これらの重合性モノマーへの抗菌性物質の
溶解量は一様でなく、コンタクトレンズの場合、透明性
を維持し、かつ、抗菌性能を発現する範囲で適宜抗菌性
物質の添加量を決定する必要がある。これらの重合性モ
ノマーは単独で用いられるほか、2種以上を組み合わせ
て使用することもできる。また、重合性モノマーと錯塩
および重合開始剤とからなる混合物中には、必要に応じ
て熱安定化剤、酸化防止剤、染色剤、着色剤、紫外線吸
収剤等を少量添加することもできる。
溶解量は一様でなく、コンタクトレンズの場合、透明性
を維持し、かつ、抗菌性能を発現する範囲で適宜抗菌性
物質の添加量を決定する必要がある。これらの重合性モ
ノマーは単独で用いられるほか、2種以上を組み合わせ
て使用することもできる。また、重合性モノマーと錯塩
および重合開始剤とからなる混合物中には、必要に応じ
て熱安定化剤、酸化防止剤、染色剤、着色剤、紫外線吸
収剤等を少量添加することもできる。
【0029】本発明の重合は、通常の重合開始剤の存在
下、加熱あるいは紫外線などの活性エネルギー線の照射
によって行われる。具体的な重合開始剤としては、ラジ
カル重合開始剤が望ましく、例えば、ベンゾイルパーオ
キサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、
t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t
−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシ
ジイソブチレート、t−ブチルパーオキシイソプロピル
カーボネート、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)等が用いられる。また、活性エネルギー線の
照射の場合には、ベンゾインエーテル等の光重合開始剤
や必要に応じて増感剤を用いる。これらの開始剤の使用
量は、使用するモノマーに対し、0.001〜2重量パ
ーセントが望ましい。
下、加熱あるいは紫外線などの活性エネルギー線の照射
によって行われる。具体的な重合開始剤としては、ラジ
カル重合開始剤が望ましく、例えば、ベンゾイルパーオ
キサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、
t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t
−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシ
ジイソブチレート、t−ブチルパーオキシイソプロピル
カーボネート、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)等が用いられる。また、活性エネルギー線の
照射の場合には、ベンゾインエーテル等の光重合開始剤
や必要に応じて増感剤を用いる。これらの開始剤の使用
量は、使用するモノマーに対し、0.001〜2重量パ
ーセントが望ましい。
【0030】なお、コンタクトレンズ等の表面への過酸
化物生成とグラフト重合によりコンタクトレンズ素材の
表面層にのモノマーを結合することができる。これはコ
ンタクトレンズの表面を紫外線照射、コロナ放電または
低温プラズマ放電等を施し、発生するラジカルにモノマ
ーをグラフト重合するものである。方法としては、コン
タクトレンズを10-3〜10torrの減圧下のグロー
放電でレンズをプラズマ処理後、モノマーを蒸気または
液体として装置内へ導入し、直接ラジカルと反応させる
方法、あるいは低温プラズマ処理後、被処理基材を装置
から取り出しモノマーと反応させる方法がある。
化物生成とグラフト重合によりコンタクトレンズ素材の
表面層にのモノマーを結合することができる。これはコ
ンタクトレンズの表面を紫外線照射、コロナ放電または
低温プラズマ放電等を施し、発生するラジカルにモノマ
ーをグラフト重合するものである。方法としては、コン
タクトレンズを10-3〜10torrの減圧下のグロー
放電でレンズをプラズマ処理後、モノマーを蒸気または
液体として装置内へ導入し、直接ラジカルと反応させる
方法、あるいは低温プラズマ処理後、被処理基材を装置
から取り出しモノマーと反応させる方法がある。
【0031】上記抗菌性金属錯体を樹脂中に混在させる
方法、並びに、抗菌性金属錯体または抗菌性有機化合物
を樹脂へ結合させる方法はコンタクトレンズ、コンタク
トレンズ保存容器、コンタクトレンズ保存剤容器、コン
タクトレンズ洗浄剤容器、又は、コンタクトレンズ保存
剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器に限らず広く抗菌性樹
脂形成体の製造に利用できる。上記以外の例として、ま
な板等の調理用品、及び、プラスチック製箸、茶碗等の
食器、及び、おもちゃ、哺乳瓶等のベビー用品、ピアス
等の装飾品、自動体温計等直接皮膚や粘膜に触れるプラ
スチック製品、浴槽、便器等カビ、細菌の発生し易い場
所で利用されているプラスチック素材等が挙げられる。
方法、並びに、抗菌性金属錯体または抗菌性有機化合物
を樹脂へ結合させる方法はコンタクトレンズ、コンタク
トレンズ保存容器、コンタクトレンズ保存剤容器、コン
タクトレンズ洗浄剤容器、又は、コンタクトレンズ保存
剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器に限らず広く抗菌性樹
脂形成体の製造に利用できる。上記以外の例として、ま
な板等の調理用品、及び、プラスチック製箸、茶碗等の
食器、及び、おもちゃ、哺乳瓶等のベビー用品、ピアス
等の装飾品、自動体温計等直接皮膚や粘膜に触れるプラ
スチック製品、浴槽、便器等カビ、細菌の発生し易い場
所で利用されているプラスチック素材等が挙げられる。
【0032】
【作用】本発明の抗菌性金属錯体または抗菌性有機化合
物を結合した樹脂成形体すなわちコンタクトレンズ、コ
ンタクトレンズ保存容器、コンタクトレンズ保存剤容
器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、又は、コンタクトレ
ンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器、並びに、抗
菌性金属錯体を混在させた上記樹脂成形体はカビや細菌
等の微生物の発生を防止することにより安全性を向上
し、煩雑な殺菌操作を省略することができ、抗菌剤を添
加する必要もない。
物を結合した樹脂成形体すなわちコンタクトレンズ、コ
ンタクトレンズ保存容器、コンタクトレンズ保存剤容
器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、又は、コンタクトレ
ンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器、並びに、抗
菌性金属錯体を混在させた上記樹脂成形体はカビや細菌
等の微生物の発生を防止することにより安全性を向上
し、煩雑な殺菌操作を省略することができ、抗菌剤を添
加する必要もない。
【0033】
【実施例】以下実施例により、更に詳しく説明するが、
本発明は、これらに限定されるものではない。
本発明は、これらに限定されるものではない。
【0034】(実施例1) 1.抗菌性金属錯体の合成 (1)亜鉛錯体の合成 フラスコにクロロスチレン13.8gと乾燥エーテル1
00mlを入れ、これに金属マグネシウム2.4gを加
えると発熱をともなって反応が起こった。十分反応が完
結したら、これにアセトニトリル4.1gを加え室温で
10時間攪拌した。反応混合物に水と少量の塩酸を加え
ると加水分解してビニルフェニルメチルケトンを得た。
ビニルフェニルメチルケトン7.2gと酢酸エチル4.
4gを乾燥エーテル100mlに溶解し、これに触媒と
してナトリウムエトキシドを加え50℃で還流すると、
縮合反応を起こしてビニルベンゾイルアセトンを得た。
上記の方法によって得られたビニルベンゾイルアセトン
2.3gを5%アンモニア水溶液100mlに溶解し、
該ビニルベンゾイルアセトン−アンモニア水溶液を、酢
酸亜鉛1.4gを100mlの水に溶解した酢酸亜鉛水
溶液に攪拌しながら徐々に加え、白色の沈澱物を得た。
この沈澱物を洗浄、乾燥するとビニルベンゾイルアセト
ナト亜鉛が得られた。
00mlを入れ、これに金属マグネシウム2.4gを加
えると発熱をともなって反応が起こった。十分反応が完
結したら、これにアセトニトリル4.1gを加え室温で
10時間攪拌した。反応混合物に水と少量の塩酸を加え
ると加水分解してビニルフェニルメチルケトンを得た。
ビニルフェニルメチルケトン7.2gと酢酸エチル4.
4gを乾燥エーテル100mlに溶解し、これに触媒と
してナトリウムエトキシドを加え50℃で還流すると、
縮合反応を起こしてビニルベンゾイルアセトンを得た。
上記の方法によって得られたビニルベンゾイルアセトン
2.3gを5%アンモニア水溶液100mlに溶解し、
該ビニルベンゾイルアセトン−アンモニア水溶液を、酢
酸亜鉛1.4gを100mlの水に溶解した酢酸亜鉛水
溶液に攪拌しながら徐々に加え、白色の沈澱物を得た。
この沈澱物を洗浄、乾燥するとビニルベンゾイルアセト
ナト亜鉛が得られた。
【0035】(2)銅錯体の合成 (1)と同様の方法でビニルベンゾイルアセトンを合成
した。 上記のビニルベンゾイルアセトン2.3gを5%アンモ
ニア水溶液100mlに溶解し、該ビニルベンゾイルア
セトン−アンモニア水溶液を、酢酸銅1.4gを100
mlの水に溶解した酢酸銅水溶液に攪拌しながら徐々に
加え、青緑色の沈澱物を得た。この沈澱物を洗浄、乾燥
するとビニルベンゾイルアセトナト銅が得られた。
した。 上記のビニルベンゾイルアセトン2.3gを5%アンモ
ニア水溶液100mlに溶解し、該ビニルベンゾイルア
セトン−アンモニア水溶液を、酢酸銅1.4gを100
mlの水に溶解した酢酸銅水溶液に攪拌しながら徐々に
加え、青緑色の沈澱物を得た。この沈澱物を洗浄、乾燥
するとビニルベンゾイルアセトナト銅が得られた。
【0036】(3)銀錯体の合成 (1)と同様の方法でビニルベンゾイルアセトンを合成
した。 得られたビニルベンゾイルアセトン2.3gを15%ア
ンモニア水溶液100mlに溶解し、該ビニルベンゾイ
ルアセトン−アンモニア水溶液を、硝酸銀1gを10m
lの水に溶解した硝酸銀水溶液に攪拌しながら徐々に加
え、白色の沈澱物を得た。この沈澱物を洗浄、乾燥する
とビニルベンゾイルアセトナト銀が得られた。
した。 得られたビニルベンゾイルアセトン2.3gを15%ア
ンモニア水溶液100mlに溶解し、該ビニルベンゾイ
ルアセトン−アンモニア水溶液を、硝酸銀1gを10m
lの水に溶解した硝酸銀水溶液に攪拌しながら徐々に加
え、白色の沈澱物を得た。この沈澱物を洗浄、乾燥する
とビニルベンゾイルアセトナト銀が得られた。
【0037】(4)ゲルマニウム錯体の合成 (1)と同様の方法でビニルベンゾイルアセトンを合成
した。 得られたビニルベンゾイルアセトン2.3gを10%ア
ンモニア水溶液100mlに溶解し、該ビニルベンゾイ
ルアセトン−アンモニア水溶液を、酸化ゲルマニウム
0.2gを100mlの水に溶解した酸化ゲルマニウム
水溶液に攪拌しながら徐々に加え、白色の沈澱物を得
た。この沈澱物を洗浄、乾燥するとビニルベンゾイルア
セトナトゲルマニウムが得られた。
した。 得られたビニルベンゾイルアセトン2.3gを10%ア
ンモニア水溶液100mlに溶解し、該ビニルベンゾイ
ルアセトン−アンモニア水溶液を、酸化ゲルマニウム
0.2gを100mlの水に溶解した酸化ゲルマニウム
水溶液に攪拌しながら徐々に加え、白色の沈澱物を得
た。この沈澱物を洗浄、乾燥するとビニルベンゾイルア
セトナトゲルマニウムが得られた。
【0038】(5)錫錯体の合成 (1)と同様の方法でビニルベンゾイルアセトンを合成
した。 得られたビニルベンゾイルアセトン2.3gを5%アン
モニア水溶液100mlに溶解し、該ビニルベンゾイル
アセトン−アンモニア水溶液を、酸化錫1.4gを10
0mlの水に溶解した酸化錫水溶液に攪拌しながら徐々
に加え、白色の沈澱物を得た。この沈澱物を洗浄、乾燥
するとビニルベンゾイルアセトナト錫が得られた。
した。 得られたビニルベンゾイルアセトン2.3gを5%アン
モニア水溶液100mlに溶解し、該ビニルベンゾイル
アセトン−アンモニア水溶液を、酸化錫1.4gを10
0mlの水に溶解した酸化錫水溶液に攪拌しながら徐々
に加え、白色の沈澱物を得た。この沈澱物を洗浄、乾燥
するとビニルベンゾイルアセトナト錫が得られた。
【0039】2.コンタクトレンズの作製 (試料1)2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオ
ロブチルメタクリレート50重量部、メチルジ(トリメ
チルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート48重量
部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか1種
1重量部、エチレングリコールジメタクリレート0.7
重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部を
室温でよく混合した。この混合液をガラス製試験管に注
入し、内部を窒素で置換した後密封した。この試験管を
プログラムコントローラーで温度制御する温水槽に浸漬
し、28℃で6時間、30℃で4時間、32℃で3時
間、40℃で2時間、50℃で2時間、60℃で1.5
時間、80℃で2時間、更に大気炉中105℃で2時間
加熱し、重合を行った。得られた共重合体の丸棒を切断
し、切削、研磨後コンタクトレンズを得た。
ロブチルメタクリレート50重量部、メチルジ(トリメ
チルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート48重量
部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか1種
1重量部、エチレングリコールジメタクリレート0.7
重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部を
室温でよく混合した。この混合液をガラス製試験管に注
入し、内部を窒素で置換した後密封した。この試験管を
プログラムコントローラーで温度制御する温水槽に浸漬
し、28℃で6時間、30℃で4時間、32℃で3時
間、40℃で2時間、50℃で2時間、60℃で1.5
時間、80℃で2時間、更に大気炉中105℃で2時間
加熱し、重合を行った。得られた共重合体の丸棒を切断
し、切削、研磨後コンタクトレンズを得た。
【0040】(試料2)メチルメタクリレート94.8
重量部、トリエチレングリコールジメタクリレート4重
量部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか1
種1重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリ
ル)0.2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製
封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下
溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、40
℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃
で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱し
て重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工
し、コンタクトレンズを作製した。
重量部、トリエチレングリコールジメタクリレート4重
量部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか1
種1重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリ
ル)0.2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製
封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下
溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、40
℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃
で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱し
て重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工
し、コンタクトレンズを作製した。
【0041】(試料3)2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート69.7重量部、メチルメタクリレート24.6
重量部、エチレングリコールジメタクリレート0.4重
量部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか1
種5重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量
部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内
部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この
封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、5
0℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。
レート69.7重量部、メチルメタクリレート24.6
重量部、エチレングリコールジメタクリレート0.4重
量部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか1
種5重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量
部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内
部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この
封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、5
0℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。
【0042】(試料4)2,3−ジヒドロキシプロピル
メタクリレート70.7重量部、メチルメタクリレート
27重量部、エチレングリコールジメタクリレート1重
量部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか1
種1重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量
部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内
部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この
封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、5
0℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。
メタクリレート70.7重量部、メチルメタクリレート
27重量部、エチレングリコールジメタクリレート1重
量部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか1
種1重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量
部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内
部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この
封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、5
0℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。
【0043】(試料5)2,3−ジヒドロキシプロピル
メタクリレート69.95重量部、メチルメタクリレー
ト26重量部、エチレングリコールジメタクリレート1
重量部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか
1種3重量部、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフ
ェニルホスフィンオキサイド0.05重量部をよく混合
し、この混合物の脱気、窒素置換を行った。この混合物
をコンタクトレンズ形状に成形したガラス製型に滴下
し、これに80W/cm高圧水銀ランプを用いて距離1
0cmで100秒間紫外線を照射した。得られたコンタ
クトレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩
水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時に、溶出物
の溶出を完結させた。
メタクリレート69.95重量部、メチルメタクリレー
ト26重量部、エチレングリコールジメタクリレート1
重量部、(1)〜(5)で合成した金属錯体のいずれか
1種3重量部、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフ
ェニルホスフィンオキサイド0.05重量部をよく混合
し、この混合物の脱気、窒素置換を行った。この混合物
をコンタクトレンズ形状に成形したガラス製型に滴下
し、これに80W/cm高圧水銀ランプを用いて距離1
0cmで100秒間紫外線を照射した。得られたコンタ
クトレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩
水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時に、溶出物
の溶出を完結させた。
【0044】3.抗菌活性の評価 菌数測定法。以下の操作は全て無菌的に行った。 イ、菌の培養: 以下の菌を、それぞれ、斜面培地で3
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が103〜3.0×104とな
るように調製した。紫外線滅菌した試料を上記菌液1m
lに浸漬し、37℃で保存した。保存開始後18時間後
の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数測定用培
地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した混釈平板
培養法(37℃、2日間)により測定した。
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が103〜3.0×104とな
るように調製した。紫外線滅菌した試料を上記菌液1m
lに浸漬し、37℃で保存した。保存開始後18時間後
の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数測定用培
地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した混釈平板
培養法(37℃、2日間)により測定した。
【0045】表1に(1)〜(5)で合成した各抗菌性
金属錯体とそれぞれ組み合わせて作製した試料1〜5の
コンタクトレンズの抗菌活性を上記3の方法で評価した
結果を示す。また、表中において「対照」というのは、
抗菌性金属錯体を含まない点を除いて他の組成は各試料
と同一の組成で作製されたコンタクトレンズを示してい
る。
金属錯体とそれぞれ組み合わせて作製した試料1〜5の
コンタクトレンズの抗菌活性を上記3の方法で評価した
結果を示す。また、表中において「対照」というのは、
抗菌性金属錯体を含まない点を除いて他の組成は各試料
と同一の組成で作製されたコンタクトレンズを示してい
る。
【0046】また、各試料を煮沸して溶出物質の有無を
確認したが、どの試料からも抗菌性物質の溶出は確認さ
れなかった。
確認したが、どの試料からも抗菌性物質の溶出は確認さ
れなかった。
【0047】
【表1】
【0048】(実施例2) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,
2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタク
リレート51重量部、メチルジ(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルメタクリレート48重量部、エチレング
リコールジメタクリレート0.7重量部、イソプロピル
パーカーボネイト0.3重量部を室温でよく混合した。
この混合液をガラス製試験管に注入し、内部を窒素で置
換した後密封した。この試験管をプログラムコントロー
ラーで温度制御する温水槽に浸漬し、28℃で6時間、
30℃で4時間、32℃で3時間、40℃で2時間、5
0℃で2時間、60℃で1.5時間、80℃で2時間、
更に大気炉中105℃で2時間加熱し、重合を行った。
得られた共重合体の丸棒を切断し、切削、研磨後コンタ
クトレンズを得た。 (2)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、
プラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰
囲気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200
Wで30秒間低温プラズマ処理した。 (3)グラフト重合: 実施例1の(3)で合成したビ
ニルベンゾイルアセトナト銀の10重量%アセチルアセ
トン溶液3mlに(2)でプラズマ処理したコンタクト
レンズを添加し、素早く脱気後密封し、35℃で5分間
のグラフト重合処理を行った。
2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタク
リレート51重量部、メチルジ(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルメタクリレート48重量部、エチレング
リコールジメタクリレート0.7重量部、イソプロピル
パーカーボネイト0.3重量部を室温でよく混合した。
この混合液をガラス製試験管に注入し、内部を窒素で置
換した後密封した。この試験管をプログラムコントロー
ラーで温度制御する温水槽に浸漬し、28℃で6時間、
30℃で4時間、32℃で3時間、40℃で2時間、5
0℃で2時間、60℃で1.5時間、80℃で2時間、
更に大気炉中105℃で2時間加熱し、重合を行った。
得られた共重合体の丸棒を切断し、切削、研磨後コンタ
クトレンズを得た。 (2)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、
プラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰
囲気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200
Wで30秒間低温プラズマ処理した。 (3)グラフト重合: 実施例1の(3)で合成したビ
ニルベンゾイルアセトナト銀の10重量%アセチルアセ
トン溶液3mlに(2)でプラズマ処理したコンタクト
レンズを添加し、素早く脱気後密封し、35℃で5分間
のグラフト重合処理を行った。
【0049】(実施例3) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート71.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、イソプロピルパーカー
ボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラ
ス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真
空下溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、
40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、7
0℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加
熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加
工し、コンタクトレンズを得た。 (2)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、
プラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰
囲気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200
Wで30秒間低温プラズマ処理した。 (3)グラフト重合: 実施例1の(3)で合成したビ
ニルベンゾイルアセトナト銀の10重量%アセチルアセ
トン溶液3mlに(2)でプラズマ処理したコンタクト
レンズを添加し、素早く脱気後密封し、35℃で5分間
のグラフト重合処理を行った。 (4)このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、生
理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時に、
溶出物の溶出を完結させた。
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート71.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、イソプロピルパーカー
ボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラ
ス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真
空下溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、
40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、7
0℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加
熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加
工し、コンタクトレンズを得た。 (2)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、
プラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰
囲気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200
Wで30秒間低温プラズマ処理した。 (3)グラフト重合: 実施例1の(3)で合成したビ
ニルベンゾイルアセトナト銀の10重量%アセチルアセ
トン溶液3mlに(2)でプラズマ処理したコンタクト
レンズを添加し、素早く脱気後密封し、35℃で5分間
のグラフト重合処理を行った。 (4)このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、生
理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時に、
溶出物の溶出を完結させた。
【0050】表2に実施例2及び3で作製したコンタク
トレンズの抗菌活性を実施例1の3に示す方法で評価し
た結果を示す。また、表中において「対照」というの
は、各実施例と同一組成で表面処理する前のコンタクト
レンズを示している。また、各実施例のコンタクトレン
ズを煮沸して溶出物質の有無を確認したが、どの試料か
らも抗菌性物質の溶出は確認されなかった。
トレンズの抗菌活性を実施例1の3に示す方法で評価し
た結果を示す。また、表中において「対照」というの
は、各実施例と同一組成で表面処理する前のコンタクト
レンズを示している。また、各実施例のコンタクトレン
ズを煮沸して溶出物質の有無を確認したが、どの試料か
らも抗菌性物質の溶出は確認されなかった。
【0051】
【表2】
【0052】(実施例4) (1)アセチルアセトナト銀の合成: アセチルアセト
ン2.3gを15%アンモニア水溶液100mlに溶解
し、該ビニルベンゾイルアセトン−アンモニア水溶液
を、硝酸銀1gを10mlの水に溶解した硝酸銀水溶液
に攪拌しながら徐々に加え、白色の沈澱物を得た。この
沈澱物を洗浄、乾燥するとアセチルアセトナト銀が得ら
れた。 (2)コンタクトレンズの作製:2−ヒドロキシエチル
メタクリレート69.7重量部、メチルメタクリレート
24.6重量部、エチレングリコールジメタクリレート
0.4重量部、(1)で合成したアセチルアセトナト銀
5重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部
をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部
を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封
管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50
℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、
更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、
丸棒を得た。得られた棒を切削加工後研磨しコンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。
ン2.3gを15%アンモニア水溶液100mlに溶解
し、該ビニルベンゾイルアセトン−アンモニア水溶液
を、硝酸銀1gを10mlの水に溶解した硝酸銀水溶液
に攪拌しながら徐々に加え、白色の沈澱物を得た。この
沈澱物を洗浄、乾燥するとアセチルアセトナト銀が得ら
れた。 (2)コンタクトレンズの作製:2−ヒドロキシエチル
メタクリレート69.7重量部、メチルメタクリレート
24.6重量部、エチレングリコールジメタクリレート
0.4重量部、(1)で合成したアセチルアセトナト銀
5重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部
をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部
を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封
管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50
℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、
更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、
丸棒を得た。得られた棒を切削加工後研磨しコンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。
【0053】(実施例5) (1)ベンゾイルアセトナト銀の合成: ベンゾイルア
セトン2.3gを15%アンモニア水溶液100mlに
溶解し、該ビニルベンゾイルアセトン−アンモニア水溶
液を、硝酸銀1gを10mlの水に溶解した硝酸銀水溶
液に攪拌しながら徐々に加え、白色の沈澱物を得た。こ
の沈澱物を洗浄、乾燥するとベンゾイルアセトナト銀が
得られた。 (2)コンタクトレンズの作製: 2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート69.7重量部、メチルメタクリレー
ト24.6重量部、エチレングリコールジメタクリレー
ト0.4重量部、(1)で合成したベンゾイルアセトナ
ト銀5重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重
量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、
内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。こ
の封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、
50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工後研磨しコンタ
クトレンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗
浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせ
ると同時に、溶出物の溶出を完結させた。
セトン2.3gを15%アンモニア水溶液100mlに
溶解し、該ビニルベンゾイルアセトン−アンモニア水溶
液を、硝酸銀1gを10mlの水に溶解した硝酸銀水溶
液に攪拌しながら徐々に加え、白色の沈澱物を得た。こ
の沈澱物を洗浄、乾燥するとベンゾイルアセトナト銀が
得られた。 (2)コンタクトレンズの作製: 2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート69.7重量部、メチルメタクリレー
ト24.6重量部、エチレングリコールジメタクリレー
ト0.4重量部、(1)で合成したベンゾイルアセトナ
ト銀5重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重
量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、
内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。こ
の封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、
50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工後研磨しコンタ
クトレンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗
浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせ
ると同時に、溶出物の溶出を完結させた。
【0054】表3に実施例4及び5で作製したコンタク
トレンズの抗菌活性を実施例1の3に示す方法で評価し
た結果を示す。また、表中において「対照」というの
は、抗菌性金属錯体を含まない点を除いて他の組成は各
実施例と同一の組成で作製されたコンタクトレンズを示
している。また、各実施例のコンタクトレンズを煮沸し
て溶出物質の有無を確認したが、どの試料からも抗菌性
物質の溶出は確認されなかった。
トレンズの抗菌活性を実施例1の3に示す方法で評価し
た結果を示す。また、表中において「対照」というの
は、抗菌性金属錯体を含まない点を除いて他の組成は各
実施例と同一の組成で作製されたコンタクトレンズを示
している。また、各実施例のコンタクトレンズを煮沸し
て溶出物質の有無を確認したが、どの試料からも抗菌性
物質の溶出は確認されなかった。
【0055】
【表3】
【0056】(実施例6) (1)ビニルベンゾイルアセトナト銀の合成: 実施例
1の(3)と同様の方法で合成した。 (2)ビニルベンゾイルアセトナト銀の重合: メチル
メタクリレート94.8重量部、アセチルアセトナト銀
5重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリ
ル)0.2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製
封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下
溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、40
℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃
で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱し
て重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を粉砕し、抗
菌性樹脂粉末を作製した。 (3)抗菌性コンタクトレンズ容器の作製: ポリエチ
レン90重量部及び(2)で作製した抗菌性粉末10重
量部をよく混合し、射出成形し、コンタクトレンズ容器
を作製した。 (4)抗菌性の測定: 菌数測定法。以下の操作は全て
無菌的に行った。 イ、菌の培養: 実施例1と同様の方法で行った。
1の(3)と同様の方法で合成した。 (2)ビニルベンゾイルアセトナト銀の重合: メチル
メタクリレート94.8重量部、アセチルアセトナト銀
5重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリ
ル)0.2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製
封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下
溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、40
℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃
で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱し
て重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を粉砕し、抗
菌性樹脂粉末を作製した。 (3)抗菌性コンタクトレンズ容器の作製: ポリエチ
レン90重量部及び(2)で作製した抗菌性粉末10重
量部をよく混合し、射出成形し、コンタクトレンズ容器
を作製した。 (4)抗菌性の測定: 菌数測定法。以下の操作は全て
無菌的に行った。 イ、菌の培養: 実施例1と同様の方法で行った。
【0057】ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia col
i) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が103〜3.0×104とな
るように調製した。(1)〜(2)で調製し、紫外線滅
菌したコンタクトレンズ容器に上記菌液1mlを入れ、
37℃で保存した。保存開始後18時間後の培養液を滅
菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数測定用培地(栄研化学
社製、標準寒天培地)を使用した混釈平板培養法(37
℃、2日間)により測定した。
i) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が103〜3.0×104とな
るように調製した。(1)〜(2)で調製し、紫外線滅
菌したコンタクトレンズ容器に上記菌液1mlを入れ、
37℃で保存した。保存開始後18時間後の培養液を滅
菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数測定用培地(栄研化学
社製、標準寒天培地)を使用した混釈平板培養法(37
℃、2日間)により測定した。
【0058】表4に上記(1)〜(3)で作製したコン
タクトレンズ容器の抗菌活性を上記(4)の方法で評価
した結果を示す。また、表中において「対照」というの
は、抗菌性金属錯体を含まない点を除いて他の組成は各
実施例と同一の組成で作製されたコンタクトレンズ容器
を示している。また、上記コンタクトレンズ容器を煮沸
して溶出物質の有無を確認したが、菌性物質の溶出は確
認されなかった。
タクトレンズ容器の抗菌活性を上記(4)の方法で評価
した結果を示す。また、表中において「対照」というの
は、抗菌性金属錯体を含まない点を除いて他の組成は各
実施例と同一の組成で作製されたコンタクトレンズ容器
を示している。また、上記コンタクトレンズ容器を煮沸
して溶出物質の有無を確認したが、菌性物質の溶出は確
認されなかった。
【0059】
【表4】
【0060】(実施例7) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨:2,2,
3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタクリレ
ート50重量部、メチルジ(トリメチルシロキシ)シリ
ルプロピルメタクリレート49重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート0.7重量部、イソプロピルパー
カーボネイト0.3重量部を室温でよく混合した。この
混合液をガラス製試験管に注入し、内部を窒素で置換し
た後密封した。この試験管をプログラムコントローラー
で温度制御する温水槽に浸漬し、28℃で6時間、30
℃で4時間、32℃で3時間、40℃で2時間、50℃
で2時間、60℃で1.5時間、80℃で2時間、更に
大気炉中105℃で2時間加熱し、重合を行った。得ら
れた共重合体の丸棒を切断し、切削、研磨後コンタクト
レンズを得た。
3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタクリレ
ート50重量部、メチルジ(トリメチルシロキシ)シリ
ルプロピルメタクリレート49重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート0.7重量部、イソプロピルパー
カーボネイト0.3重量部を室温でよく混合した。この
混合液をガラス製試験管に注入し、内部を窒素で置換し
た後密封した。この試験管をプログラムコントローラー
で温度制御する温水槽に浸漬し、28℃で6時間、30
℃で4時間、32℃で3時間、40℃で2時間、50℃
で2時間、60℃で1.5時間、80℃で2時間、更に
大気炉中105℃で2時間加熱し、重合を行った。得ら
れた共重合体の丸棒を切断し、切削、研磨後コンタクト
レンズを得た。
【0061】(2)コンタクトレンズへのキトサンの結
合: 1)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、プ
ラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰囲
気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200W
で30秒間低温プラズマ処理した。 2)グラフト重合: プラズマ処理したコンタクトレン
ズをアクリル酸に浸漬し、60℃、1時間加温し、レン
ズ表面にアクリル酸をグラフト重合させた。 3)コンタクトレンズへのキトサンの結合: アクリル
酸をグラフト重合したコンタクトレンズをカルボジイミ
ド水溶液に浸漬し、反応させた。次に、キチンに硫酸存
在下でジエチルアミノエチルアルコールを反応させて合
成したDEAE−キチンを加え、キチンを共有結合によ
り固定化した。2M酢酸緩衝液(pH4)を用いて洗浄
後、40%水酸化ナトリウムで脱アセチル化し、キトサ
ンの結合したコンタクトレンズを得た。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法 以下の操作は全て無菌的に行った。 イ、菌の培養: 以下の菌を、それぞれ、斜面培地で3
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli)及び黄色ブ
ドウ球菌(Staphylococcus aureus ATCC 6538P) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が5.0×105〜3.0×
106となるように調製した。(1)〜(2)で調製
し、紫外線滅菌したコンタクトレンズを上記菌液1ml
に浸漬し、37℃で保存した。保存開始後0時間及び1
8時間後の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数
測定用培地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した
混釈平板培養法(37℃、2日間)により測定した。
合: 1)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、プ
ラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰囲
気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200W
で30秒間低温プラズマ処理した。 2)グラフト重合: プラズマ処理したコンタクトレン
ズをアクリル酸に浸漬し、60℃、1時間加温し、レン
ズ表面にアクリル酸をグラフト重合させた。 3)コンタクトレンズへのキトサンの結合: アクリル
酸をグラフト重合したコンタクトレンズをカルボジイミ
ド水溶液に浸漬し、反応させた。次に、キチンに硫酸存
在下でジエチルアミノエチルアルコールを反応させて合
成したDEAE−キチンを加え、キチンを共有結合によ
り固定化した。2M酢酸緩衝液(pH4)を用いて洗浄
後、40%水酸化ナトリウムで脱アセチル化し、キトサ
ンの結合したコンタクトレンズを得た。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法 以下の操作は全て無菌的に行った。 イ、菌の培養: 以下の菌を、それぞれ、斜面培地で3
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli)及び黄色ブ
ドウ球菌(Staphylococcus aureus ATCC 6538P) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が5.0×105〜3.0×
106となるように調製した。(1)〜(2)で調製
し、紫外線滅菌したコンタクトレンズを上記菌液1ml
に浸漬し、37℃で保存した。保存開始後0時間及び1
8時間後の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数
測定用培地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した
混釈平板培養法(37℃、2日間)により測定した。
【0062】(実施例8) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: メチル
メタクリレート95.7重量部、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート4重量部、イソプロピルパーカーボ
ネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラス
製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空
下溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、4
0℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70
℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱
して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工
し、コンタクトレンズを作製した。 (2)コンタクトレンズへのキトサンの結合: 5%酢
酸の水溶液に対し、1%キトサン酢酸塩溶液を調製し、
この中に作製したコンタクトレンズを浸漬した。これを
乾燥した後、ポリイソシアネート及びポリエチレングリ
コール中でコンタクトレンズにキトサンを結合させた。 (3)抗菌性の測定: 実施例7と同様の方法を用い
た。
メタクリレート95.7重量部、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート4重量部、イソプロピルパーカーボ
ネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラス
製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空
下溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、4
0℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70
℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱
して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工
し、コンタクトレンズを作製した。 (2)コンタクトレンズへのキトサンの結合: 5%酢
酸の水溶液に対し、1%キトサン酢酸塩溶液を調製し、
この中に作製したコンタクトレンズを浸漬した。これを
乾燥した後、ポリイソシアネート及びポリエチレングリ
コール中でコンタクトレンズにキトサンを結合させた。 (3)抗菌性の測定: 実施例7と同様の方法を用い
た。
【0063】(実施例9) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート97.7重量部、エチレ
ングリコールジメタクリレート2重量部、イソプロピル
パーカーボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合
物をガラス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り
返し、真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で1
0時間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3
時間、70℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で
2時間加熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒
を切削加工し、コンタクトレンズを得た。このレンズを
純水中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬し
て、所定量の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出を完
結させた。 (2)コンタクトレンズへのキトサンの結合: 作製し
たコンタクトレンズをキトサンのN−メチルピロリドン
溶液に浸漬後、水酸化ナトリウムで処理し、ジメチルホ
ルムアミドで処理して架橋させた。 (3)抗菌性の測定: 実施例7と同様の方法を用い
た。
ドロキシエチルメタクリレート97.7重量部、エチレ
ングリコールジメタクリレート2重量部、イソプロピル
パーカーボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合
物をガラス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り
返し、真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で1
0時間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3
時間、70℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で
2時間加熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒
を切削加工し、コンタクトレンズを得た。このレンズを
純水中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬し
て、所定量の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出を完
結させた。 (2)コンタクトレンズへのキトサンの結合: 作製し
たコンタクトレンズをキトサンのN−メチルピロリドン
溶液に浸漬後、水酸化ナトリウムで処理し、ジメチルホ
ルムアミドで処理して架橋させた。 (3)抗菌性の測定: 実施例7と同様の方法を用い
た。
【0064】(実施例10) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート71.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、イソプロピルパーカー
ボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラ
ス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真
空下溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、
40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、7
0℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加
熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加
工し、コンタクトレンズを得た。このレンズを純水中で
膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量
の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)コンタクトレンズへのキトサンの結合: 実施例
7と同様の方法を用いた。 (3)抗菌性の測定: 実施例7と同様の方法を用い
た。
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート71.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、イソプロピルパーカー
ボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラ
ス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真
空下溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、
40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、7
0℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加
熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加
工し、コンタクトレンズを得た。このレンズを純水中で
膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量
の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)コンタクトレンズへのキトサンの結合: 実施例
7と同様の方法を用いた。 (3)抗菌性の測定: 実施例7と同様の方法を用い
た。
【0065】(実施例11) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート69.95重量
部、メチルメタクリレート26重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、トリスベンゾイルアセ
トナトネオジム3重量部、2,4,6−トリメチルベン
ゾイルジフェニルホスフィンオキサイド0.05重量部
をよく混合し、この混合物の脱気、窒素置換を行った。
この混合物をコンタクトレンズ形状に成形したガラス製
型に滴下し、これに80W/cm高圧水銀ランプを用い
て距離10cmで100秒間紫外線を照射した。得られ
たコンタクトレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、
生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時
に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)コンタクトレンズへのキトサンの結合: 実施例
7と同様の方法を用いた。 (3)抗菌性の測定: 実施例17と同様の方法を用い
た。
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート69.95重量
部、メチルメタクリレート26重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、トリスベンゾイルアセ
トナトネオジム3重量部、2,4,6−トリメチルベン
ゾイルジフェニルホスフィンオキサイド0.05重量部
をよく混合し、この混合物の脱気、窒素置換を行った。
この混合物をコンタクトレンズ形状に成形したガラス製
型に滴下し、これに80W/cm高圧水銀ランプを用い
て距離10cmで100秒間紫外線を照射した。得られ
たコンタクトレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、
生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時
に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)コンタクトレンズへのキトサンの結合: 実施例
7と同様の方法を用いた。 (3)抗菌性の測定: 実施例17と同様の方法を用い
た。
【0066】以下に各実施例に於ける抗菌活性の結果を
示す。
示す。
【0067】
【表5】
【0068】結果は保存18時間後の残存菌数を示す。
【0069】(実施例12) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,
2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタク
リレート50重量部、メチルジ(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルメタクリレート49重量部、エチレング
リコールジメタクリレート0.7重量部、イソプロピル
パーカーボネイト0.3重量部を室温でよく混合した。
この混合液をガラス製試験管に注入し、内部を窒素で置
換した後密封した。この試験管をプログラムコントロー
ラーで温度制御する温水槽に浸漬し、28℃で6時間、
30℃で4時間、32℃で3時間、40℃で2時間、5
0℃で2時間、60℃で1.5時間、80℃で2時間、
更に大気炉中105℃で2時間加熱し、重合を行った。
得られた共重合体の丸棒を切断し、切削、研磨後コンタ
クトレンズを得た。 (2)コンタクトレンズへのクロルヘキシジンの結合: 1)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、プ
ラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰囲
気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200W
で30秒間低温プラズマ処理した。 2)グラフト重合: プラズマ処理したコンタクトレン
ズをクロルヘキシジン水溶液に浸漬し、60℃1時間加
温し、レンズ表面にクロルヘキシジンをグラフト重合さ
せた。
2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタク
リレート50重量部、メチルジ(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルメタクリレート49重量部、エチレング
リコールジメタクリレート0.7重量部、イソプロピル
パーカーボネイト0.3重量部を室温でよく混合した。
この混合液をガラス製試験管に注入し、内部を窒素で置
換した後密封した。この試験管をプログラムコントロー
ラーで温度制御する温水槽に浸漬し、28℃で6時間、
30℃で4時間、32℃で3時間、40℃で2時間、5
0℃で2時間、60℃で1.5時間、80℃で2時間、
更に大気炉中105℃で2時間加熱し、重合を行った。
得られた共重合体の丸棒を切断し、切削、研磨後コンタ
クトレンズを得た。 (2)コンタクトレンズへのクロルヘキシジンの結合: 1)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、プ
ラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰囲
気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200W
で30秒間低温プラズマ処理した。 2)グラフト重合: プラズマ処理したコンタクトレン
ズをクロルヘキシジン水溶液に浸漬し、60℃1時間加
温し、レンズ表面にクロルヘキシジンをグラフト重合さ
せた。
【0070】(3)抗菌性の測定: 菌数測定法 以下の操作は全て無菌的に行った。 イ、菌の培養: 以下の菌を、それぞれ、斜面培地で3
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli)及び黄色ブ
ドウ球菌(Staphylococcus aureus ATCC 6538P) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が5.0×105〜3.0×
106となるように調製した。(1)〜(2)で調製
し、紫外線滅菌したコンタクトレンズを上記菌液1ml
に浸漬し、37℃で保存した。保存開始後0時間及び1
8時間後の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数
測定用培地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した
混釈平板培養法(37℃、2日間)により測定した。
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli)及び黄色ブ
ドウ球菌(Staphylococcus aureus ATCC 6538P) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が5.0×105〜3.0×
106となるように調製した。(1)〜(2)で調製
し、紫外線滅菌したコンタクトレンズを上記菌液1ml
に浸漬し、37℃で保存した。保存開始後0時間及び1
8時間後の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数
測定用培地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した
混釈平板培養法(37℃、2日間)により測定した。
【0071】(実施例13) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: メチル
メタクリレート96重量部、トリエチレングリコールジ
メタクリレート4重量部、アゾビス(2,4ージメチル
バレロニトリル)0.2重量部をよく混合し、この混合
物をガラス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り
返し、真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で1
0時間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3
時間、70℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で
2時間加熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒
を切削加工し、コンタクトレンズを作製した。 (2)コンタクトレンズへのクロルヘキシジンの結合:
実施例12と同様の方法を用いた。 (3)抗菌性の測定: 実施例12と同様の方法を用い
た。
メタクリレート96重量部、トリエチレングリコールジ
メタクリレート4重量部、アゾビス(2,4ージメチル
バレロニトリル)0.2重量部をよく混合し、この混合
物をガラス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り
返し、真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で1
0時間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3
時間、70℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で
2時間加熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒
を切削加工し、コンタクトレンズを作製した。 (2)コンタクトレンズへのクロルヘキシジンの結合:
実施例12と同様の方法を用いた。 (3)抗菌性の測定: 実施例12と同様の方法を用い
た。
【0072】(実施例14) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート96.7重量部、エチレ
ングリコールジメタクリレート2重量部、クロルヘキシ
ジン1重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重
量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、
内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。こ
の封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、
50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)抗菌性の測定: 実施例12と同様の方法を用い
た。
ドロキシエチルメタクリレート96.7重量部、エチレ
ングリコールジメタクリレート2重量部、クロルヘキシ
ジン1重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重
量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、
内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。こ
の封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、
50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)抗菌性の測定: 実施例12と同様の方法を用い
た。
【0073】(実施例15) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、クロルヘキシジン1重
量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部をよ
く混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部を窒
素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封管
を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50℃
で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、更
に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、丸
棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクトレンズ
を得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、
生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時
に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)抗菌性の測定: 実施例12と同様の方法を用い
た。
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、クロルヘキシジン1重
量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部をよ
く混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部を窒
素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封管
を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50℃
で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、更
に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、丸
棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクトレンズ
を得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、
生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時
に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)抗菌性の測定: 実施例12と同様の方法を用い
た。
【0074】(実施例16) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート68.95重量
部、メチルメタクリレート26重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、トリスベンゾイルアセ
トナトネオジム3重量部、クロルヘキシジン1重量部、
2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィ
ンオキサイド0.05重量部をよく混合し、この混合物
の脱気、窒素置換を行った。この混合物をコンタクトレ
ンズ形状に成形したガラス製型に滴下し、これに80W
/cm高圧水銀ランプを用いて距離10cmで100秒
間紫外線を照射した。得られたコンタクトレンズを純水
中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、所
定量の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出を完結させ
た。 (2)抗菌性の測定: 実施例12と同様の方法を用い
た。
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート68.95重量
部、メチルメタクリレート26重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、トリスベンゾイルアセ
トナトネオジム3重量部、クロルヘキシジン1重量部、
2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィ
ンオキサイド0.05重量部をよく混合し、この混合物
の脱気、窒素置換を行った。この混合物をコンタクトレ
ンズ形状に成形したガラス製型に滴下し、これに80W
/cm高圧水銀ランプを用いて距離10cmで100秒
間紫外線を照射した。得られたコンタクトレンズを純水
中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、所
定量の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出を完結させ
た。 (2)抗菌性の測定: 実施例12と同様の方法を用い
た。
【0075】(実施例17) (1)ビニルクロルヘキシジンの合成: クロルヘキシ
ジンにナトリウムアミド存在下でジメチル硫酸を作用さ
せビニルクロルヘキシジンを合成した。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、ビニルクロルヘキシジ
ン1重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量
部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内
部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この
封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、5
0℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例12と同様の方法を用い
た。
ジンにナトリウムアミド存在下でジメチル硫酸を作用さ
せビニルクロルヘキシジンを合成した。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、ビニルクロルヘキシジ
ン1重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量
部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内
部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この
封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、5
0℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例12と同様の方法を用い
た。
【0076】以下に各実施例の抗菌活性の結果を示す。
又、表中において、「対照」というのは、実施例12及
び13においては表面処理してないコンタクトレンズを
示し、実施例14〜17においては抗菌性物質を含まな
い点を除いて他の組成は各実施例と同一のコンタクトレ
ンズを示している。
又、表中において、「対照」というのは、実施例12及
び13においては表面処理してないコンタクトレンズを
示し、実施例14〜17においては抗菌性物質を含まな
い点を除いて他の組成は各実施例と同一のコンタクトレ
ンズを示している。
【0077】
【表6】
【0078】結果は保存18時間後の残存菌数を示す。
【0079】(実施例18) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,
2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタク
リレート50重量部、メチルジ(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルメタクリレート49重量部、エチレング
リコールジメタクリレート0.7重量部、t−ブチルパ
−オキシネオデカネート0.3重量部を室温でよく混合
した。この混合液をガラス製試験管に注入し、内部を窒
素で置換した後密封した。この試験管をプログラムコン
トローラーで温度制御する温水槽に浸漬し、28℃で6
時間、30℃で4時間、32℃で3時間、40℃で2時
間、50℃で2時間、60℃で1.5時間、80℃で2
時間、更に大気炉中105℃で2時間加熱し、重合を行
った。得られた共重合体の丸棒を切断し、切削、研磨後
コンタクトレンズを得た。 (2)コンタクトレンズへのエタクリジンの結合: 1)エタクリジンの脱エチル化: エタクリジンにヨウ
化水素を作用させ、エトキシ基を水酸基に置換した。 2)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、プ
ラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰囲
気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200W
で30秒間低温プラズマ処理した。 3)コンタクトレンズへのエタクリジンの結合: 上記
活性化コンタクトレンズを脱エチルエタクリジンに浸漬
し、60℃、1時間加温し、エタクリジンの結合したコ
ンタクトレンズを得た。
2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタク
リレート50重量部、メチルジ(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルメタクリレート49重量部、エチレング
リコールジメタクリレート0.7重量部、t−ブチルパ
−オキシネオデカネート0.3重量部を室温でよく混合
した。この混合液をガラス製試験管に注入し、内部を窒
素で置換した後密封した。この試験管をプログラムコン
トローラーで温度制御する温水槽に浸漬し、28℃で6
時間、30℃で4時間、32℃で3時間、40℃で2時
間、50℃で2時間、60℃で1.5時間、80℃で2
時間、更に大気炉中105℃で2時間加熱し、重合を行
った。得られた共重合体の丸棒を切断し、切削、研磨後
コンタクトレンズを得た。 (2)コンタクトレンズへのエタクリジンの結合: 1)エタクリジンの脱エチル化: エタクリジンにヨウ
化水素を作用させ、エトキシ基を水酸基に置換した。 2)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、プ
ラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰囲
気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200W
で30秒間低温プラズマ処理した。 3)コンタクトレンズへのエタクリジンの結合: 上記
活性化コンタクトレンズを脱エチルエタクリジンに浸漬
し、60℃、1時間加温し、エタクリジンの結合したコ
ンタクトレンズを得た。
【0080】(3)抗菌性の評価: 菌数測定法 以下の操作は全て無菌的に行った。 イ、菌の培養: 以下の菌を、それぞれ、斜面培地で3
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli)及び黄色ブ
ドウ球菌(Staphylococcus aureus ATCC 6538P) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が5.0×103〜3.0×
106となるように調製した。(1)〜(2)で調製
し、紫外線滅菌したコンタクトレンズを上記菌液1ml
に浸漬し、37℃で保存した。保存開始後0時間及び1
8時間後の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数
測定用培地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した
混釈平板培養法(37℃、2日間)により測定した。
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli)及び黄色ブ
ドウ球菌(Staphylococcus aureus ATCC 6538P) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が5.0×103〜3.0×
106となるように調製した。(1)〜(2)で調製
し、紫外線滅菌したコンタクトレンズを上記菌液1ml
に浸漬し、37℃で保存した。保存開始後0時間及び1
8時間後の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数
測定用培地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した
混釈平板培養法(37℃、2日間)により測定した。
【0081】(実施例19) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: メチル
メタクリレート96重量部、トリエチレングリコールジ
メタクリレート4重量部、アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)0.2重量部をよく混合し、この混合
物をガラス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り
返し、真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で1
0時間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3
時間、70℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で
2時間加熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒
を切削加工し、コンタクトレンズを作製した。 (2)コンタクトレンズへのエタクリジンの結合: エ
タクリジンにヨウ化水素を作用させ、エトキシ基を水酸
基に置換した。次に臭化水素により水酸基を臭素原子に
置換し2−ハイドロキシ−6,9−アクリジンジアミン
を得た。一方、コンタクトレンズ基材に金属ナトリウム
を反応させ水酸基の水素をナトリウムに置換し、活性化
したコンタクトレンズを得た。2−ハイドロキシ−6,
9−アクリジンジアミンを活性化コンタクトレンズと反
応させることによりエーテル結合によりレンズにを結合
させた。最後に酸化された2つのアミノ基を氷酢酸中、
塩化第一スズと塩酸で還元してエタクリジンを結合させ
たコンタクトレンズを得た。 (3)抗菌性の評価: 実施例18と同様の方法を用い
た。
メタクリレート96重量部、トリエチレングリコールジ
メタクリレート4重量部、アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)0.2重量部をよく混合し、この混合
物をガラス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り
返し、真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で1
0時間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3
時間、70℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で
2時間加熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒
を切削加工し、コンタクトレンズを作製した。 (2)コンタクトレンズへのエタクリジンの結合: エ
タクリジンにヨウ化水素を作用させ、エトキシ基を水酸
基に置換した。次に臭化水素により水酸基を臭素原子に
置換し2−ハイドロキシ−6,9−アクリジンジアミン
を得た。一方、コンタクトレンズ基材に金属ナトリウム
を反応させ水酸基の水素をナトリウムに置換し、活性化
したコンタクトレンズを得た。2−ハイドロキシ−6,
9−アクリジンジアミンを活性化コンタクトレンズと反
応させることによりエーテル結合によりレンズにを結合
させた。最後に酸化された2つのアミノ基を氷酢酸中、
塩化第一スズと塩酸で還元してエタクリジンを結合させ
たコンタクトレンズを得た。 (3)抗菌性の評価: 実施例18と同様の方法を用い
た。
【0082】(実施例20) (1)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
(2−ビニロキシ−6,9−アクリジンジアミン )
の合成: 1)エタクリジンにヨウ化水素を作用させ、2−ヒドロ
キシ−6,9−アクリジンジアミンとした。 2)これにエチレンカーボネイトを作用させβ−ヒドロ
キシエチル 6,9−ジアミノ−2−アクリジニル エ
ーテルとした。 3)硫酸存在下で脱水し、6,9−ジアミノ−2−アク
リジノキシエチレンを合成した。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート97重量部、エチレング
リコールジメタクリレート2重量部、エタクリジン1重
量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、
内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。こ
の封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、
50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例18と同様の方法を用い
た。但し、滅菌は高圧蒸気滅菌法を用いた。
(2−ビニロキシ−6,9−アクリジンジアミン )
の合成: 1)エタクリジンにヨウ化水素を作用させ、2−ヒドロ
キシ−6,9−アクリジンジアミンとした。 2)これにエチレンカーボネイトを作用させβ−ヒドロ
キシエチル 6,9−ジアミノ−2−アクリジニル エ
ーテルとした。 3)硫酸存在下で脱水し、6,9−ジアミノ−2−アク
リジノキシエチレンを合成した。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート97重量部、エチレング
リコールジメタクリレート2重量部、エタクリジン1重
量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、
内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。こ
の封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、
50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例18と同様の方法を用い
た。但し、滅菌は高圧蒸気滅菌法を用いた。
【0083】(実施例21) (1)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
の合成: 1)エタクリジンにヨウ化水素を作用させ、2−ヒドロ
キシ−6,9−アクリジンジアミンとした。 2)これにナトリウムアミド存在下でジメチル硫酸を作
用させ6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
を合成した。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、6,9−ジアミノ−2
−アクリジノキシエチレン1重量部、イソプロピルパー
カーボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物を
ガラス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返
し、真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で10
時間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時
間、70℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2
時間加熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を
切削加工し、コンタクトレンズを得た。このレンズを純
水中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、
所定量の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出を完結さ
せた。 (3)抗菌性の評価: 実施例28と同様の方法を用い
た。
の合成: 1)エタクリジンにヨウ化水素を作用させ、2−ヒドロ
キシ−6,9−アクリジンジアミンとした。 2)これにナトリウムアミド存在下でジメチル硫酸を作
用させ6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
を合成した。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、6,9−ジアミノ−2
−アクリジノキシエチレン1重量部、イソプロピルパー
カーボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物を
ガラス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返
し、真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で10
時間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時
間、70℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2
時間加熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を
切削加工し、コンタクトレンズを得た。このレンズを純
水中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、
所定量の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出を完結さ
せた。 (3)抗菌性の評価: 実施例28と同様の方法を用い
た。
【0084】(実施例22) (1)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
の合成: 1)エタクリジンにヨウ化水素を作用させ、2−ヒドロ
キシ−6,9−アクリジンジアミンとした。 2)これにアセチレンガスを作用させ6,9−ジアミノ
−2−アクリジノキシエチレンを合成した。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート68.95重量
部、メチルメタクリレート29重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、6,9−ジアミノ−2
−アクリジノキシエチレン1重量部、2,4,6−トリ
メチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド0.
05重量部をよく混合し、この混合物の脱気、窒素置換
を行った。この混合物をコンタクトレンズ形状に成形し
たガラス製型に滴下し、これに80W/cm高圧水銀ラ
ンプを用いて距離10cmで100秒間紫外線を照射し
た。得られたコンタクトレンズを純水中で膨潤させ、洗
浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせ
ると同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例30と同様の方法を用い
た。
の合成: 1)エタクリジンにヨウ化水素を作用させ、2−ヒドロ
キシ−6,9−アクリジンジアミンとした。 2)これにアセチレンガスを作用させ6,9−ジアミノ
−2−アクリジノキシエチレンを合成した。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート68.95重量
部、メチルメタクリレート29重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、6,9−ジアミノ−2
−アクリジノキシエチレン1重量部、2,4,6−トリ
メチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド0.
05重量部をよく混合し、この混合物の脱気、窒素置換
を行った。この混合物をコンタクトレンズ形状に成形し
たガラス製型に滴下し、これに80W/cm高圧水銀ラ
ンプを用いて距離10cmで100秒間紫外線を照射し
た。得られたコンタクトレンズを純水中で膨潤させ、洗
浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせ
ると同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例30と同様の方法を用い
た。
【0085】(実施例23) (1)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
の合成: 実施例21と同様の方法で行った。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: メチル
メタクリレート4重量部、エチレングリコールジメタク
リレート1重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト83.7重量部、N,N−ジメチルアクリルアミド1
0重量部、6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチ
レン1重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重
量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、
内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。こ
の封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、
50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例18と同様の方法を用い
た。
の合成: 実施例21と同様の方法で行った。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: メチル
メタクリレート4重量部、エチレングリコールジメタク
リレート1重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト83.7重量部、N,N−ジメチルアクリルアミド1
0重量部、6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチ
レン1重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重
量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、
内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。こ
の封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、
50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱
し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行な
い、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクト
レンズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄し
た後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると
同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例18と同様の方法を用い
た。
【0086】(実施例24) (1)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
の合成: 実施例21と同様の方法で合成した。 (2)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
の重合: メチルメタクリレート94.8重量部、
6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン5重量
部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)0.
2重量部をよく混合し、この混合物をコンタクトレンズ
容器の金型に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、
真空下溶封した。この金型を70℃で1時間加熱し、更
に大気炉中100℃で1時間加熱して重合を行ない、コ
ンタクトレンズ容器を得た。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。以下の操作は全て
無菌的に行った。 イ、菌の培養: 実施例18と同様の方法で行った。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli) ハ、抗菌性の評価: 菌を普通ブイヨン培地を用い、1
ml当りの菌数が103〜3.0×104となるように調
製した。(1)〜(2)で調製し、紫外線滅菌したコン
タクトレンズ容器に上記菌液1mlを入れ、37℃で保
存した。保存開始後18時間後の培養液を滅菌緩衝生理
食塩水で希釈後、菌数測定用培地(栄研化学社製、標準
寒天培地)を使用した混釈平板培養法(37℃、2日
間)により測定した。
の合成: 実施例21と同様の方法で合成した。 (2)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
の重合: メチルメタクリレート94.8重量部、
6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン5重量
部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)0.
2重量部をよく混合し、この混合物をコンタクトレンズ
容器の金型に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、
真空下溶封した。この金型を70℃で1時間加熱し、更
に大気炉中100℃で1時間加熱して重合を行ない、コ
ンタクトレンズ容器を得た。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。以下の操作は全て
無菌的に行った。 イ、菌の培養: 実施例18と同様の方法で行った。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli) ハ、抗菌性の評価: 菌を普通ブイヨン培地を用い、1
ml当りの菌数が103〜3.0×104となるように調
製した。(1)〜(2)で調製し、紫外線滅菌したコン
タクトレンズ容器に上記菌液1mlを入れ、37℃で保
存した。保存開始後18時間後の培養液を滅菌緩衝生理
食塩水で希釈後、菌数測定用培地(栄研化学社製、標準
寒天培地)を使用した混釈平板培養法(37℃、2日
間)により測定した。
【0087】(実施例25) (1)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
の合成:実施例20と同様に行った。 (2)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
の重合: メチルメタクリレート94.8重量部、
6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン5重量
部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)0.
2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入
れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封し
た。この封管を、温水中70℃で1時間加熱し、更に大
気炉中100℃で1時間加熱して重合を行ない、丸棒を
得た。得られた棒を粉砕し、抗菌性樹脂粉末を作製し
た。 (3)抗菌性コンタクトレンズ容器の作製: ポリエチ
レン90重量部及び(2)で作製した抗菌性粉末10重
量部をよく混合し、射出成形し、コンタクトレンズ容器
を作製した。 (4)抗菌性の測定: 実施例24と同様の方法で行っ
た。
の合成:実施例20と同様に行った。 (2)6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン
の重合: メチルメタクリレート94.8重量部、
6,9−ジアミノ−2−アクリジノキシエチレン5重量
部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)0.
2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入
れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封し
た。この封管を、温水中70℃で1時間加熱し、更に大
気炉中100℃で1時間加熱して重合を行ない、丸棒を
得た。得られた棒を粉砕し、抗菌性樹脂粉末を作製し
た。 (3)抗菌性コンタクトレンズ容器の作製: ポリエチ
レン90重量部及び(2)で作製した抗菌性粉末10重
量部をよく混合し、射出成形し、コンタクトレンズ容器
を作製した。 (4)抗菌性の測定: 実施例24と同様の方法で行っ
た。
【0088】(比較例18) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、エタクリジン1重量
部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部をよく
混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部を窒素
置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封管を、
温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50℃で5
時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、更に大
気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、丸棒を
得た。得られた棒を切削加工し、コンタクトレンズを得
た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、生理
食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時に、溶
出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例18と同様の方法を用い
た。
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート27重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、エタクリジン1重量
部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部をよく
混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部を窒素
置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封管を、
温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50℃で5
時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、更に大
気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、丸棒を
得た。得られた棒を切削加工し、コンタクトレンズを得
た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、生理
食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時に、溶
出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の評価: 実施例18と同様の方法を用い
た。
【0089】以下に各実施例及び比較例の抗菌活性の結
果を示す。
果を示す。
【0090】
【表7】
【0091】
【表8】
【0092】結果は保存18時間後の残存菌数を示す。
また、実施例24〜25に於ける対照とは、抗菌性物質
を含まずその他の組成は同一のコンタクトレンズ容器を
さす。各実施例に示したコンタクトレンズおよびコンタ
クトレンズ容器をそれぞれ煮沸して溶出の有無を確認し
た。いずれのコンタクトレンズからもコンタクトレンズ
容器からも抗菌性物質の溶出は確認されなかった。一
方、比較例に示したコンタクトレンズからは溶出が認め
られた。
また、実施例24〜25に於ける対照とは、抗菌性物質
を含まずその他の組成は同一のコンタクトレンズ容器を
さす。各実施例に示したコンタクトレンズおよびコンタ
クトレンズ容器をそれぞれ煮沸して溶出の有無を確認し
た。いずれのコンタクトレンズからもコンタクトレンズ
容器からも抗菌性物質の溶出は確認されなかった。一
方、比較例に示したコンタクトレンズからは溶出が認め
られた。
【0093】(実施例26) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨:2,2,
3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタクリレ
ート50重量部、トリメチル[2−[トリエトキシシリ
ル]プロピル]アンモニウム塩5重量部、メチルジ(ト
リメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート44
重量部、エチレングリコールジメタクリレート0.7重
量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部を室
温でよく混合した。この混合液をガラス製試験管に注入
し、内部を窒素で置換した後密封した。この試験管をプ
ログラムコントローラーで温度制御する温水槽に浸漬
し、28℃で6時間、30℃で4時間、32℃で3時
間、40℃で2時間、50℃で2時間、60℃で1.5
時間、80℃で2時間、更に大気炉中105℃で2時間
加熱し、重合を行った。得られた共重合体の丸棒を切断
し、切削、研磨後コンタクトレンズを得た。 (2)抗菌性の測定: 菌数測定法 以下の操作は全て無菌的に行った。 イ、菌の培養: 以下の菌を、それぞれ、斜面培地で3
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli)及び黄色ブ
ドウ球菌(Staphylococcus aureus ATCC 6538P) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が5.0×105〜3.0×
106となるように調製した。(1)〜(2)で調製
し、紫外線滅菌したコンタクトレンズを上記菌液1ml
に浸漬し、37℃で保存した。保存開始後0時間及び1
8時間後の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数
測定用培地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した
混釈平板培養法(37℃、2日間)により測定した。
3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメタクリレ
ート50重量部、トリメチル[2−[トリエトキシシリ
ル]プロピル]アンモニウム塩5重量部、メチルジ(ト
リメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート44
重量部、エチレングリコールジメタクリレート0.7重
量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部を室
温でよく混合した。この混合液をガラス製試験管に注入
し、内部を窒素で置換した後密封した。この試験管をプ
ログラムコントローラーで温度制御する温水槽に浸漬
し、28℃で6時間、30℃で4時間、32℃で3時
間、40℃で2時間、50℃で2時間、60℃で1.5
時間、80℃で2時間、更に大気炉中105℃で2時間
加熱し、重合を行った。得られた共重合体の丸棒を切断
し、切削、研磨後コンタクトレンズを得た。 (2)抗菌性の測定: 菌数測定法 以下の操作は全て無菌的に行った。 イ、菌の培養: 以下の菌を、それぞれ、斜面培地で3
7℃、16〜24時間少なくとも3代継代し、ブイヨン
8〜10mlに移植、37℃、16〜24時間培養して
菌液とする。この菌は15℃に保存し、3日以内に使用
した。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli)及び黄色ブ
ドウ球菌(Staphylococcus aureus ATCC 6538P) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が5.0×105〜3.0×
106となるように調製した。(1)〜(2)で調製
し、紫外線滅菌したコンタクトレンズを上記菌液1ml
に浸漬し、37℃で保存した。保存開始後0時間及び1
8時間後の培養液を滅菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数
測定用培地(栄研化学社製、標準寒天培地)を使用した
混釈平板培養法(37℃、2日間)により測定した。
【0094】(実施例27) (1)ビニルベンゼトニウムの合成: 塩化ベンゼトニ
ウムにフッ化ホウ素存在下で2−クロルエタノールを作
用させ、続いて水酸化カリウムとメタノールを反応させ
て塩化ベンゼトニウムにビニル基を結合させた。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: メチル
メタクリレート90.8重量部、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート4重量部、ビニルベンゼトニウム5
重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)
0.2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管
に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封
した。この封管を、温水中30℃で10時間、40℃で
5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3
時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重
合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コ
ンタクトレンズを作製した。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。 実施例26と同
様に行った。
ウムにフッ化ホウ素存在下で2−クロルエタノールを作
用させ、続いて水酸化カリウムとメタノールを反応させ
て塩化ベンゼトニウムにビニル基を結合させた。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: メチル
メタクリレート90.8重量部、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート4重量部、ビニルベンゼトニウム5
重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)
0.2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管
に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封
した。この封管を、温水中30℃で10時間、40℃で
5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3
時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重
合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コ
ンタクトレンズを作製した。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。 実施例26と同
様に行った。
【0095】(実施例28) (1)ビニルベンザルコニウムの合成: 塩化ベンザル
コニウムにフッ化ホウ素存在下で2−クロルエタノール
を作用させ、続いて水酸化カリウムとメタノールを反応
させて塩化ベンザルコニウムのベンゼン環にビニル基を
結合させた。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート92.7重量部、エチレ
ングリコールジメタクリレート2重量部、ビニル化ベン
ザルコニウム5重量部、イソプロピルパーカーボネイト
0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管
に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封
した。この封管を、温水中30℃で10時間、40℃で
5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3
時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重
合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コ
ンタクトレンズを得た。このレンズを純水中で膨潤さ
せ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水
をさせると同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
コニウムにフッ化ホウ素存在下で2−クロルエタノール
を作用させ、続いて水酸化カリウムとメタノールを反応
させて塩化ベンザルコニウムのベンゼン環にビニル基を
結合させた。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート92.7重量部、エチレ
ングリコールジメタクリレート2重量部、ビニル化ベン
ザルコニウム5重量部、イソプロピルパーカーボネイト
0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管
に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封
した。この封管を、温水中30℃で10時間、40℃で
5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3
時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重
合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コ
ンタクトレンズを得た。このレンズを純水中で膨潤さ
せ、洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水
をさせると同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
【0096】(実施例29) (1)ビニルベンゼトニウムの合成: 実施例27と同
様に行った。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート25重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、ビニルベンゼトニウム
3重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部
をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部
を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封
管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50
℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、
更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、
丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクトレン
ズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した
後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同
時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
様に行った。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート25重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、ビニルベンゼトニウム
3重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部
をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部
を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封
管を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50
℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、
更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、
丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクトレン
ズを得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した
後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同
時に、溶出物の溶出を完結させた。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
【0097】(実施例30) (1)ビニルベンゼトニウムの合成: 実施例27と同
様に行った。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート68.95重量
部、メチルメタクリレート26重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、ビニルベンゼトニウム
4重量部、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニ
ルホスフィンオキサイド0.05重量部をよく混合し、
この混合物の脱気、窒素置換を行った。この混合物をコ
ンタクトレンズ形状に成形したガラス製型に滴下し、こ
れに80W/cm高圧水銀ランプを用いて距離10cm
で100秒間紫外線を照射した。得られたコンタクトレ
ンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸
漬して、所定量の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出
を完結させた。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
様に行った。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート68.95重量
部、メチルメタクリレート26重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、ビニルベンゼトニウム
4重量部、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニ
ルホスフィンオキサイド0.05重量部をよく混合し、
この混合物の脱気、窒素置換を行った。この混合物をコ
ンタクトレンズ形状に成形したガラス製型に滴下し、こ
れに80W/cm高圧水銀ランプを用いて距離10cm
で100秒間紫外線を照射した。得られたコンタクトレ
ンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、生理食塩水に浸
漬して、所定量の吸水をさせると同時に、溶出物の溶出
を完結させた。 (3)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
【0098】(実施例31) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート73.7重量
部、メチルメタクリレート25重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、イソプロピルパーカー
ボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラ
ス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真
空下溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、
40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、7
0℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加
熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加
工し、コンタクトレンズを得た。 (2)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、
プラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰
囲気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200
Wで30秒間低温プラズマ処理した。 (3)グラフト重合: プラズマ処理したコンタクトレ
ンズを塩化ベンザルコニウム水溶液に浸漬し、60℃1
時間加温し、レンズ表面に塩化ベンザルコニウムをグラ
フト重合させた。 (4)膨潤及び溶出:このレンズを純水中で膨潤させ、
洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさ
せると同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (5)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート73.7重量
部、メチルメタクリレート25重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、イソプロピルパーカー
ボネイト0.3重量部をよく混合し、この混合物をガラ
ス製封管に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真
空下溶封した。この封管を、温水中30℃で10時間、
40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、7
0℃で3時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加
熱して重合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加
工し、コンタクトレンズを得た。 (2)プラズマ処理: 次にこのコンタクトレンズを、
プラズマ重合装置内で、真空度0.1torrの空気雰
囲気中、放電周波数13.56MHz、放電電力200
Wで30秒間低温プラズマ処理した。 (3)グラフト重合: プラズマ処理したコンタクトレ
ンズを塩化ベンザルコニウム水溶液に浸漬し、60℃1
時間加温し、レンズ表面に塩化ベンザルコニウムをグラ
フト重合させた。 (4)膨潤及び溶出:このレンズを純水中で膨潤させ、
洗浄した後、生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさ
せると同時に、溶出物の溶出を完結させた。 (5)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
【0099】(実施例32) (1)ビニルベンゼトニウムの合成: 実施例37と同
様に行った。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: メチル
メタクリレート90.8重量部、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート4重量部、ビニルベンゼトニウム5
重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)
0.2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管
に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封
した。この封管を、温水中30℃で10時間、40℃で
5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3
時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重
合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コ
ンタクトレンズを作製した。得られた棒を粉砕し、抗菌
性樹脂粉末を作製した。
様に行った。 (2)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: メチル
メタクリレート90.8重量部、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート4重量部、ビニルベンゼトニウム5
重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)
0.2重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管
に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封
した。この封管を、温水中30℃で10時間、40℃で
5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3
時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重
合を行ない、丸棒を得た。得られた棒を切削加工し、コ
ンタクトレンズを作製した。得られた棒を粉砕し、抗菌
性樹脂粉末を作製した。
【0100】(3)抗菌性コンタクトレンズ容器の作
製: ポリエチレン90重量部及び(2)で作製した抗
菌性粉末10重量部をよく混合し、射出成形し、コンタ
クトレンズ容器を作製した。 (4)抗菌性の測定: 菌数測定法。以下の操作は全て
無菌的に行った。 イ、菌の培養: 実施例26と同様の方法で行った。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が103〜3.0×104とな
るように調製した。(1)〜(2)で調製し、紫外線滅
菌したコンタクトレンズ容器に上記菌液1mlを入れ、
37℃で保存した。保存開始後18時間後の培養液を滅
菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数測定用培地(栄研化学
社製、標準寒天培地)を使用した混釈平板培養法(37
℃、2日間)により測定した。
製: ポリエチレン90重量部及び(2)で作製した抗
菌性粉末10重量部をよく混合し、射出成形し、コンタ
クトレンズ容器を作製した。 (4)抗菌性の測定: 菌数測定法。以下の操作は全て
無菌的に行った。 イ、菌の培養: 実施例26と同様の方法で行った。 ロ、検定菌: 大腸菌(Escherichia coli) ハ、抗菌性の評価: それぞれの菌を普通ブイヨン培地
を用い、1ml当りの菌数が103〜3.0×104とな
るように調製した。(1)〜(2)で調製し、紫外線滅
菌したコンタクトレンズ容器に上記菌液1mlを入れ、
37℃で保存した。保存開始後18時間後の培養液を滅
菌緩衝生理食塩水で希釈後、菌数測定用培地(栄研化学
社製、標準寒天培地)を使用した混釈平板培養法(37
℃、2日間)により測定した。
【0101】(比較例26) (1)コンタクトレンズの重合、切削、研磨: 2,3
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート25重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、塩化ベンゼトニウム3
重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部を
よく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部を
窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封管
を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50℃
で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、更
に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、丸
棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクトレンズ
を得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、
生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時
に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70.7重量
部、メチルメタクリレート25重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、塩化ベンゼトニウム3
重量部、イソプロピルパーカーボネイト0.3重量部を
よく混合し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部を
窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封管
を、温水中30℃で10時間、40℃で5時間、50℃
で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、更
に大気炉中100℃で2時間加熱して重合を行ない、丸
棒を得た。得られた棒を切削加工し、コンタクトレンズ
を得た。このレンズを純水中で膨潤させ、洗浄した後、
生理食塩水に浸漬して、所定量の吸水をさせると同時
に、溶出物の溶出を完結させた。 (2)抗菌性の測定: 菌数測定法。実施例26と同様
に行った。
【0102】以下に各実施例及び比較例の抗菌活性の結
果を示す。
果を示す。
【0103】
【表9】
【0104】
【表10】
【0105】結果は保存18時間後の残存菌数を示す。
実施例26〜30に於ける対照とは抗菌性物質を含ま
ず、その他の組成は同一のコンタクトレンズ素材をさ
す。また、実施例31に於ける対照とは抗菌性物質を表
面処理していないコンタクトレンズ素材をさす。実施例
32に於ける対照とは抗菌性物質を含まず、その他の組
成は同一のコンタクトレンズ容器をさす。
実施例26〜30に於ける対照とは抗菌性物質を含ま
ず、その他の組成は同一のコンタクトレンズ素材をさ
す。また、実施例31に於ける対照とは抗菌性物質を表
面処理していないコンタクトレンズ素材をさす。実施例
32に於ける対照とは抗菌性物質を含まず、その他の組
成は同一のコンタクトレンズ容器をさす。
【0106】実施例に示したコンタクトレンズおよびコ
ンタクトレンズ容器をそれぞれ煮沸して溶出の有無を確
認した。いずれのコンタクトレンズからもコンタクトレ
ンズ容器からも抗菌性物質の溶出は確認されなかった。
一方、比較例に示したコンタクトレンズからは溶出が認
められた。
ンタクトレンズ容器をそれぞれ煮沸して溶出の有無を確
認した。いずれのコンタクトレンズからもコンタクトレ
ンズ容器からも抗菌性物質の溶出は確認されなかった。
一方、比較例に示したコンタクトレンズからは溶出が認
められた。
【0107】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は抗菌性金属
の錯体、キトサン及びその誘導体、ビグアニド誘導体、
特にクロルヘキシジン、アクリジン及びその誘導体、な
かでもエタクリジン、並びに第四級アンモニウム塩、な
かでも塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等を
強固に結合させることにより長期にわたり細菌、カビ等
の殆ど発生しない、消毒のいらない、抗菌性物質の溶出
の殆ど無いコンタクトレンズ、コンタクトレンズ保存容
器、コンタクトレンズ保存剤容器、コンタクトレンズ洗
浄剤容器、又は、コンタクトレンズ保存剤・洗浄剤・消
毒剤用溶解水容器が得られるという効果を有する。
の錯体、キトサン及びその誘導体、ビグアニド誘導体、
特にクロルヘキシジン、アクリジン及びその誘導体、な
かでもエタクリジン、並びに第四級アンモニウム塩、な
かでも塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等を
強固に結合させることにより長期にわたり細菌、カビ等
の殆ど発生しない、消毒のいらない、抗菌性物質の溶出
の殆ど無いコンタクトレンズ、コンタクトレンズ保存容
器、コンタクトレンズ保存剤容器、コンタクトレンズ洗
浄剤容器、又は、コンタクトレンズ保存剤・洗浄剤・消
毒剤用溶解水容器が得られるという効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−11856 (32)優先日 平4(1992)1月27日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−11857 (32)優先日 平4(1992)1月27日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 児島 忠雄 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコー エプソン株式会社内 (72)発明者 最上 隆夫 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコー エプソン株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】抗菌性金属錯体を混在させたことを特徴と
する抗菌性樹脂成形体。 - 【請求項2】抗菌性金属錯体を化学結合させたことを特
徴とする抗菌性樹脂成形体。 - 【請求項3】抗菌性有機化合物を化学結合させたことを
特徴とする抗菌性樹脂成形体。 - 【請求項4】混在させる抗菌性金属錯体の抗菌性を有す
る金属または金属イオンが銀、銅、亜鉛、ゲルマニウ
ム、錫、ビスマスおよびコバルトからなる群より選ばれ
た1種または2種以上の金属または金属イオンであるこ
とを特徴とする請求項1記載の抗菌性樹脂成形体。 - 【請求項5】化学結合させる抗菌性金属錯体の抗菌性を
有する金属または金属イオンが銀、銅、亜鉛、ゲルマニ
ウム、錫、ビスマスおよびコバルトからなる群より選ば
れた1種または2種以上の金属または金属イオンである
ことを特徴とする請求項2記載の抗菌性樹脂成形体。 - 【請求項6】抗菌性有機化合物がキトサンまたはその誘
導体、クロルヘキシジンまたはその誘導体、第四級アン
モニウム塩である塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼト
ニウムまたはその誘導体、アクリジンまたはその誘導体
からなる群より選ばれた1種または2種以上の抗菌性有
機化合物であることを特徴とする請求項3記載の抗菌性
樹脂成形体。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の樹脂成形
体がコンタクトレンズであることを特徴とする抗菌性樹
脂成形体。 - 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の樹脂成形
体がコンタクトレンズ保存容器、コンタクトレンズ保存
剤容器、コンタクトレンズ洗浄剤容器、又は、コンタク
トレンズ保存剤・洗浄剤・消毒剤用溶解水容器であるこ
とを特徴とする抗菌性樹脂成形体。 - 【請求項9】銀、銅、亜鉛、ゲルマニウム、錫、ビスマ
スおよびコバルトからなる群より選ばれた1種または2
種以上の抗菌性金属をアセトナト錯体として樹脂中に混
在させたことを特徴とする抗菌性樹脂成形体の製造方
法。 - 【請求項10】銀、銅、亜鉛、ゲルマニウム、錫、ビス
マスおよびコバルトからなる群より選ばれた1種または
2種以上の抗菌性金属をアセトナト錯体にラジカル重合
可能な不飽和二重結合を有する官能基を結合させ、それ
を重合性モノマーと共重合させることにより抗菌性有機
化合物を樹脂に結合させることを特徴とする抗菌性樹脂
成形体の製造方法。 - 【請求項11】キトサンまたはその誘導体、クロルヘキ
シジンまたはその誘導体、第四級アンモニウム塩である
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムまたはその
誘導体、アクリジンまたはその誘導体からなる群より選
ばれた1種または2種以上の抗菌性有機化合物にラジカ
ル重合可能な不飽和二重結合を有する官能基を結合さ
せ、それを重合性モノマーと共重合させることにより抗
菌性有機化合物を樹脂に結合させることを特徴とする抗
菌性樹脂成形体の製造方法。 - 【請求項12】キトサンまたはその誘導体、クロルヘキ
シジンまたはその誘導体、第四級アンモニウム塩である
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムまたはその
誘導体、アクリジンまたはその誘導体からなる群より選
ばれた1種または2種以上の抗菌性有機化合物の持つ水
酸基をコンタクトレンズ素材のカルボキシル基と反応さ
せエーテル結合をつくることにより抗菌性有機化合物を
樹脂に結合させることを特徴とする抗菌性樹脂成形体の
製造方法。 - 【請求項13】キトサンまたはその誘導体、クロルヘキ
シジンまたはその誘導体、第四級アンモニウム塩である
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムまたはその
誘導体、アクリジンまたはその誘導体からなる群より選
ばれた1種または2種以上の抗菌性有機化合物の持つカ
ルボキシル基をコンタクトレンズ素材の水酸基と反応さ
せエーテル結合をつくることにより抗菌性有機化合物を
樹脂に結合させることを特徴とする抗菌性樹脂成形体の
製造方法。
Applications Claiming Priority (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24364491 | 1991-09-24 | ||
| JP24364391 | 1991-09-24 | ||
| JP34534591 | 1991-12-26 | ||
| JP3-243644 | 1992-01-27 | ||
| JP3-345345 | 1992-01-27 | ||
| JP4-11857 | 1992-01-27 | ||
| JP4-11856 | 1992-01-27 | ||
| JP3-243643 | 1992-01-27 | ||
| JP1185792 | 1992-01-27 | ||
| JP1185692 | 1992-01-27 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05269181A true JPH05269181A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=27519340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4254891A Pending JPH05269181A (ja) | 1991-09-24 | 1992-09-24 | 抗菌性樹脂成形体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05269181A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0635733A1 (en) * | 1993-07-22 | 1995-01-25 | JOHNSON & JOHNSON VISION PRODUCTS, INC. | Anti-bacterial, insoluble metal-chelating polymers |
| US5770637A (en) * | 1996-05-01 | 1998-06-23 | Johnson & Johnson Vision Products, Inc. | Anti-bacterial, UV absorbable, tinted, metal-chelating polymers |
| WO2003103732A2 (en) | 2001-11-06 | 2003-12-18 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Antimicrobial polyolefin articles and methods for their preparation |
| AU2002239725B2 (en) * | 2000-12-21 | 2007-12-20 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Antimicrobial contact lenses and methods for their production |
| JP2008122937A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-29 | Toray Ind Inc | 眼用レンズ |
| JP2010527385A (ja) * | 2007-04-25 | 2010-08-12 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 生理不活性被膜を有する基材 |
| US8043632B2 (en) | 2003-08-18 | 2011-10-25 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for making antimicrobial articles by reacting chitosan with amino-reactive polymer surfaces |
| WO2012111038A1 (ja) | 2011-02-14 | 2012-08-23 | 株式会社メニコン | コンタクトレンズケース |
| US8425926B2 (en) | 2003-07-16 | 2013-04-23 | Yongxing Qiu | Antimicrobial medical devices |
| JP2013190826A (ja) * | 2006-10-19 | 2013-09-26 | Toray Ind Inc | 眼用レンズ |
| KR102342017B1 (ko) * | 2020-07-24 | 2021-12-22 | 송현민 | 은을 이용한 항균 안경렌즈 |
| US12503556B2 (en) | 2020-01-22 | 2025-12-23 | Dow Silicones Corporation | Silicone-acrylate polymers, copolymers, and related methods and compositions |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP4254891A patent/JPH05269181A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0635733A1 (en) * | 1993-07-22 | 1995-01-25 | JOHNSON & JOHNSON VISION PRODUCTS, INC. | Anti-bacterial, insoluble metal-chelating polymers |
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| JP2013190826A (ja) * | 2006-10-19 | 2013-09-26 | Toray Ind Inc | 眼用レンズ |
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| US8623459B2 (en) | 2007-04-25 | 2014-01-07 | Basf Se | Substrates with biopassive coating |
| WO2012111038A1 (ja) | 2011-02-14 | 2012-08-23 | 株式会社メニコン | コンタクトレンズケース |
| US9095195B2 (en) | 2011-02-14 | 2015-08-04 | Menicon Co., Ltd. | Contact lens case with lens loading surface |
| US12503556B2 (en) | 2020-01-22 | 2025-12-23 | Dow Silicones Corporation | Silicone-acrylate polymers, copolymers, and related methods and compositions |
| KR102342017B1 (ko) * | 2020-07-24 | 2021-12-22 | 송현민 | 은을 이용한 항균 안경렌즈 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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