JPH052703B2 - - Google Patents
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- JPH052703B2 JPH052703B2 JP59244187A JP24418784A JPH052703B2 JP H052703 B2 JPH052703 B2 JP H052703B2 JP 59244187 A JP59244187 A JP 59244187A JP 24418784 A JP24418784 A JP 24418784A JP H052703 B2 JPH052703 B2 JP H052703B2
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- polycarbonate resin
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、流動性に優れ、かつ流動性のバラツ
キの実質的に無いポリカーボネート樹脂組成物を
用いてなる複屈折のバラツキの極めて小さいポリ
カーボネート樹脂光学成形品、例えば、光読み取
り方式のデジタル・オーデイオデイスク、ビデオ
デイスク、メモリーデイスク等及び光学用レンズ
類等に関する。 〔従来の技術およびその問題点〕 従来、光学用透明成形品の材料としては、アク
リル樹脂が、(1)透明性が良い、(2)流動性が良い、
(3)複屈折が小さい等の特徴を有しており、光学用
透明成形品の材料として使用出来ることが知られ
ている(例えば、特開昭56−131654号)。 しかし、アクリル樹脂は、耐熱性が低く(約70
℃)、耐衝撃性も低い上に、水分によつて反りを
生じることがある。 上記のような欠点をなくす為、粘度平均分子量
が15000〜18000ポリカーボネート樹脂がデイスク
類及ひレンズ類等の成形材料として検討されてい
るが(特開昭58−180553号)、なお、流動性が不
十分であり、これらの用途としては、最も重要視
される複屈折が大きい等の欠点を有し、未だにそ
の使用には限界がある。特に、レーザー等を利用
した光による情報の読み取り、書き込み等に用い
られる精密光学系においては、より複屈折の小さ
いフラクチツク光学材料の開発が望まれていた。 ところで、樹脂製光学用透明成形品の複屈折
は、素材そのものの特性と共に、成形条件によつ
て変化する。 即ち、透明な光学成形品の成形においては、樹
脂を溶融させ金型内で冷却して、成形品を得る
が、溶融時の粘性が高いと樹脂が不均一なまま冷
却され、成形品に光学的な歪みが残り、それが複
屈折として現れる。特に、射出成形の場合、金型
内に樹脂を射出するため、粘性の高い状態では、
流れの方向に樹脂の配向が残り、成形品に複屈折
が生じやすい。 そこで、成形条件の緩和の手段として、従来か
ら周知の方法、すなわち、可塑剤を配合すること
によつて高流動性の成形材料とする方法が考えら
れるが、通常のポリカーボネート樹脂用の可塑剤
を成形性の改良に十分な量添加−例えば、オレフ
イン系の可塑剤、リン酸エステル系の可塑剤−し
た場合、流動性は良好となるが、金型に汚れが生
じ、成形品が汚染されたり、あるいは、相溶性不
良に基づいて、透明性が低下する等の外観不良を
呈し、又、物性の低下が許容不可能となつたりし
て、所望の光学成形品は得られない。 そのため、これまで光学用透明成形品の複屈折
の低減化は、成形条件に頼る(特に成形温度の上
昇)か、あるいは流動性良好の低分子量のポリカ
ーボネート樹脂を用いる事により対処している。 また、さらに高流動性の用途の場合には、より
低分子量のポリカーボネート樹脂を用いるが、特
に粘度平均分子量が13000〜14500の低分子量ポリ
カーボネート樹脂の場合、所望の粘度平均分子量
を末端停止剤の添加によつて精度よく制御するこ
とは極めて困難であり、製造ロツト間の分子量の
バラツキによる流動性の変動の為、成形条件を変
化させることが必須となつたり、または同一成形
条件下での成形においては、得られる成形品の複
屈折のバラツキが許容範囲を越えることなどの問
題、さらには機械的物性においても問題が生じが
ちなものであつた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、流動性が良好でかつ流
動性のバラツキの無い、従つて複屈折の変化の極
めて小さい信頼性ある成形材料を開発すべく鋭意
検討した結果、ポリカーボネート樹脂に、ポリカ
ーボネート樹脂リゴマーを配合する方法によりこ
の問題が解決されることを見出し、本発明を完成
させるに至つた。 即ち、本発明は、粘度平均分子量が15000〜
19000のポリカーボネート樹脂に、繰り返し構造
単位を平均値として2〜15個有するポリカーボネ
ートオリゴマーを5〜30wt%配合してなり、該
混合物の粘度平均分子量が13000〜14500の範囲
で、かつ所望粘度平均分子量からのずれが3%以
内に制御されてなるポリカーボネート樹脂組成物
を成形してなるポリカーボネート樹脂光学成形品
であり、好ましい実施態様においては、二価フエ
ノール系化合物に対して、分岐化剤を0.02〜3モ
ル%使用してなる粘度平均分子量が15000〜19000
のポリカーボネート樹脂と繰り返し構造単位を平
均値として2〜15個有するポリカーボネートオリ
ゴマーとのポリカーボネート樹脂組成物を成形し
てなるポリカーボネート樹脂光学成形品である。 以下、本発明の構成について説明する。 まず、本発明のポリカーボネート樹脂およびポ
リカーボネートオリゴマーは、通常の芳香族ポリ
カーボネート樹脂およびポリカーボネートオリゴ
マーと同様に製造されるものであり、二価フエノ
ール系化合物として好ましくは下記一般式(1)の化
合物を種成分として用い、ホスゲン又は炭酸のジ
一般式(1): (式中のRは、炭素数1〜15の二価の脂肪族、脂
環族、もしくはフエニル置換アルキル基、また
は、−0−、−S−、−SO−、−SO2−、−CO−で
ある。Xはアルキル基、アリール基、もしくはハ
ロゲン原子であり、p、qは0〜2の整数であ
る)。 エステルと反応させることによつて作られる。
本発明で使用する芳香族ホモ−もしくはコ−ポリ
カーボネート樹脂の粘度平均分子量は15000〜
19000であり、芳香族ホモ−もしくはコ−ポリカ
ーボネート樹脂オリゴマーの繰り返し単位の平均
値nは2〜15の範囲である。 上記一般式(1)で表される二価フエノール系化合
物としては、ビス(4−ヒドロキシフエニル)メ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフエニル)
エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フエニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシ−3,5−ジブロモフエニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
クロロフエニル)プロパン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシ−3−ブロモフエニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフエ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3,5−ジメチルフエニル)プロパン、ビス
(4−ヒドロキシフエニル)エーテル、ビス(4
−ヒドロキシフエニル)スルホン、ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)スルホキシド、ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)スルフイド、ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)ケトン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)−1−フエニルエタン、ビス
(4−ヒドロキシフエニル)ジフエニルメタンな
どが例示され、特に2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)プロパンが好ましいものである。 本発明の分子量調節剤もしくは末端停止剤とし
ては、通常使用されるパラーターシヤリーブチル
フエノール等のアルキル置換フエノール類;オク
チルフエノール、ラウリルフエノール、ステアリ
ルフエノール等のパラー長鎖アルキル置換フエノ
ール;ヒドロキシ安息香酸ラウリル、ヒドロキシ
安息香酸ステアリル等のパラーヒドロキシアルキ
ルベンゾエート;ドデシロキシフエノール、オク
タデシロキシフエノール等のパラーアルコキシフ
エノール等が例示される。 また、好ましい実施態様において使用する分岐
化剤とは、射出成形などの方法において成形する
場合に“いと引き”などの現象を無くし、かつ成
形品の折り曲げなどによる脆性破壊を無くすもの
であり、このような分岐化剤としては、フロログ
リシン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリ
(4−ヒドロキシフエニル)ヘプテン−3、4,
6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキ
シフエニル)ヘプテン−2、1,3,5−トリ
(2−ヒドロシキフエニル)ベンゾール、1,1,
1−トリ(4−ヒドロキシフエニル)エタン、
2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベン
ジル)−4−メチルフフエノール、α,α′,α″,−
トリ(4−ヒドロキシフエニル)−1,3,5−
トリイソプロピルベンゼンなどで例示されるポリ
ヒドロキシ化合物、及び3,3−ビス(4−ヒド
ロキシアリール)オキシインドール(=イサチン
ビスフエノール)、5−クロルイサチン、5,7
−ジクロルイサチン、5−ブロムイサチンなどが
例示される。また、使用量は用いる二価フエノー
ルの0.02〜3モル%、より好ましくは0.05〜1.0モ
ル%の範囲である。 ポリカーボネート樹脂に、ポリカーボネートオ
リゴマーを配合する方法は特に限定されないもの
であり、両者の溶液を配合して、溶剤を除去して
成形材料とする方法、両者の粉体やペレツトを配
合する方法などいずれでもよい。 また、ポリカーボネート樹脂に対するポリカー
ボネートオリゴマーの配合量は、両者の粘度平均
分子量を測定し、所望の粘度平均分子量になるよ
うな量のポリカーボネートオリゴマーを配合する
ことによるが、オリゴマーの添加量は、ポリカー
ボネート樹脂に対して、通常1〜60wt%、好ま
しくは5〜30wt%、特に15〜30wt%の範囲であ
る。 以上の方法によつて得られる本発明の光学成形
品用の組成物の「Q値」は、用いる二価フエノー
ルの種類、末端停止剤の種類および量(粘度平均
分子量)、オリゴマーの添加量などによるが、例
えば二価フエノールとして2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)プロパン、末端停止剤として
パラ−ターシヤリーブチルフエノールを6.42モル
%、及び分岐化剤として2,6−ジメチル−2,
4,6−トリ(4−ヒドロキシフエニル)ヘプテ
ン−3を0.2モル%を使用して得た粘度平均分子
量15500のポリカーボネ−ト樹脂と2,2ビス
(4−ヒドロキシフエニル)プロパン、末端停止
剤としてパラーターシヤリーブチルフエノールを
28.7モル%使用して得たn=7のオリゴマーを15
%添加してなる組成物のMvは13800〜14200の範
囲で、3%以内の誤差で制御されるものである。 但し、「Q値」とは、高架式フローテスターで
測定した溶融粘度で、280℃、160Kg/cm2の圧力下
に1mmφ×10mmLのノズルより流出する溶融樹脂
量をc.c./secの単位で表したものであり、溶融粘
度の低下と共に流れ値「Q値」は増加する。 以上の如くである本発明のポリカーボネート樹
脂組成物を成形して、本発明の透明なポリカーボ
ネート樹脂光学成形品を得る。 成形方法は、通常、射出成形、圧縮成形などの
通常の方法による。射出成形の場合樹脂温度280
〜360℃、好ましくは320〜340℃である。 〔実施例〕 本発明のポリカーボネート樹脂組成物は流動性
が所定の範囲に精度よく制御されたものであるの
で、ロツト間によるバラツキなどなく、所定の条
件で、所望の光学成形品をうることが可能という
特徴を有するものであり、これを以下に、参考
例、実施例等によつて説明する。 参考例 1 〔芳香族ポリカーボネート樹脂オリゴマー(n=
7)の製造〕 撹拌機、ホスゲンガス吹込管及び冷却ジヤケツ
トを備えた内容量400の反応槽に、48重量%の
苛性ソーダ水溶液25Kg、水250、メチレンクロ
リド60、ハイドロサルフアイト100g及び2,
2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン
(=BPA)27.5Kgを順次加え、液温を15〜20℃の
範囲に保ちながらホスゲン15Kgを30分間で吹き込
み、反応させた。その後、反応系に48重量%の苛
性ソーダ水溶液6Kg、トリエチルアミン100g及
びp−ターシヤリーブチルフエノール(=TBP)
5.2Kgをメチレンクロリド50に溶解した溶液を
加え、さらに60分間撹拌を続けた。 沈降したメチレンクロライド槽を抜き出し、撹
拌機付きの内容量300の精製相に移し、各100
の1%燐酸水溶液を用いて中和、水洗を行つた。
精製を終えたメチレンクロリド溶液は内容量500
の固形化槽に移し、水300と共に撹拌下加熱
し、メチレンクロリドを留去した。冷却後、沈澱
物を濾別し、乾燥し、芳香族ポリカーボネートオ
リゴマー粉末33.6Kgを得た。 得られたポリカーボネートオリゴマーの融点は
229〜232℃、粘度平均分子量5×103、末端基分
析による数平均分子量2.0×103であつた。 参考例 〔芳香族ポリカーボネート樹脂オリゴマー(n=
10)の製造〕 参考例1の製造方法において、ホスゲン量を
14.6Kg、TBP量を3.6Kgとしたほかは同様にして
芳香族ポリカーボネートオリゴマー粉末33Kgを得
た。 得られたポリカーボネートオリゴマーの融点は
235〜238℃、粘度平均分子量7×103、末端基分
析による数平均分子量2.9×103であつた。 参考例 3 〔末端変性芳香族ポリカーボネート樹脂オリゴマ
ー(n=10)の製造〕 参考例1の製造方法において、ホスゲン量を
14.6Kg、TBPに代えてp−オキシ安息香酸ラウ
リル(=ROBP)を用い添加物を7.3Kgとしたほ
かは同様にして芳香族ポリカーボネートオリゴマ
ー粉末36Kgを得た。 得られたポリカーボネートオリゴマーの融点は
218〜222℃、粘度平均分子量7×103、末端基分
析による数平均分子量2.9×103であつた。 参考例 4 〔分岐化芳香族ポリカーボネート樹脂の製造〕 水酸化ナトリウム3.7Kgを水42に溶解し、20
℃に保ちながら、BPA7.3Kg、2,6−ジメチル
−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフエニル)
ヘプテン−3(=TPH)25g、ハイドロサルフア
イト8gを溶解した。 これにメチレンクロライド28を加えて撹拌し
つつTBP305g加えて、ホスゲン3.5Kgを60分で
吹き込んだ。 ホスゲン吹き込み終了後、激しく撹拌して反応
液を乳化させ、乳化後、8gのトリエチルアミン
を加え約1時間撹拌を続け重合させた。 重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリ
ン酸で中和した後、洗液のPHが中性となるまで
水洗を繰り返した後、イソフロパノールを35加
えて、重合物を沈澱させた。沈澱物を濾過し、そ
の後乾燥する事により、白色粉末状のポリカーボ
ネート樹脂を得た。 つぎに、このポリカーボネート樹脂をベント付
き40mm押出機で、240〜260℃の温度で押し出しし
てペレツトを得た。 このペレツトのメチレンクロライド溶液での極
限粘度から求めた粘度分子量は、16000であつた。 参考例 5 〔分岐化芳香族ポリカーボネート樹脂の製造〕 参考例4において、TBP量を270gに変更する
ほかは同様にして分岐化芳香族ポリカーボネート
樹脂を得た。 その分岐化芳香族ポリカーボネート樹脂の粘度
平均分子量は、18000であつた。 参考例 6 〔通常の芳香族ポリカーボネート樹脂の製造〕 水酸化ナトリウム3.7Kgを水42に溶解し、20
℃に保ちながら、BPA7.3Kg、ハイドロサルフア
イト8gを溶解した。 これにメチレンクロライド28を加えて撹拌し
つつTBP305gを加え、ホスゲン3.5Kgを60分で
吹き込んだ。 ホスゲン吹き込み終了後、激しく撹拌して反応
液を乳化させ、乳化剤、8gのトリエチルアミン
を加え約1時間撹拌を続け重合させた。 重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリ
ン酸で中和した後、洗液のPHが中性となるまで水
洗を繰り返した後、イソプロパノールを35加え
て、重合物を沈澱させた。沈澱物を濾過し、その
後乾燥する事により、白色粉末状のポリカーボネ
ート樹脂を得た。 つぎに、このポリカーボネート樹脂をベント付
き40mm押出機で、240〜260℃の温度で押し出しし
てペレツトを得た。 このペレツトのメチレンクロライド溶液での極
限粘度から求めた粘度平均分子量は、16000であ
つた。 比較例 1 〔通常の芳香族のポリカーボネート樹脂の製造〕 水酸化ナトリウム3.7Kgを水42に溶解し、20
℃に保ちながら、BPA7.3Kg、ハイドロサルフナ
イト8gを溶解した。 これにメチレンクロライド28を加えて撹拌し
つつTPB346g(目標分子量14000)を加え、ホ
スゲン3.5Kgを60分で吹き込んだ。 ホスゲン吹き込み終了後、激しく撹拌して反応
液を乳化させ、乳化剤、8gのトリエチルアミン
を加え約1時間撹拌を続け重合させた。 重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリ
ン酸で中和した後、洗液のPHが中性となるまで
水洗を繰り返した後、イソプロパノールを35加
えて、重合物を沈澱させた。沈澱物を濾過し、そ
の後乾燥する事により、白色粉末状のポリカーボ
ネート樹脂を得た。 全く同様の条件で反応、重合を10バツチ行つ
た。 つぎに、これら10種のポリカーボネート樹脂を
それぞれベント付き40mm押出機で、240〜260℃の
温度で押し出ししてペレツトを得た。 これら10種のペレツトのメチレンクロライド溶
液での極限粘度から求めた粘度平均分子量は、
13200〜14900の範囲であり、目標の粘度平均分子
量からのずれは約10%あつた。 実施例1〜3及び比較例1 参考例1〜6で得たペレツトを第1表に示した
比率で混合し、押出しペレツトを製造した。この
操作を10回繰り返した。これらのペレツトの「粘
度平均分子量」および「Q値」を第1表に実施例
1〜3として示した。又、比較例1で得たペレツ
トについても同様に示した。 又、これらのペレツトを120℃、4時間乾燥し
た後、コンパクトデイスク金型を用いて、樹脂温
度340℃、金型温度90℃、射出圧1000Kg/cm2、保
持圧300Kg/cm2にて、外径120mm、厚さ1.2mmの円
板を射出成形(射出成形機、住友重機工業(株)製;
ネオマツト350/120(SYCAP付)し、成形後48
時間経過した成形品の複屈折を測定した。複屈折
の測定は、偏向顕微鏡(オリンパス光学工業(株)
製;POM型偏向顕微鏡)を用い、測定位置を円
板の中心から、R=24mm、R=42mm、R=56mmの
円周上の任意の点を選んだ。 結果を第2表に示した。
キの実質的に無いポリカーボネート樹脂組成物を
用いてなる複屈折のバラツキの極めて小さいポリ
カーボネート樹脂光学成形品、例えば、光読み取
り方式のデジタル・オーデイオデイスク、ビデオ
デイスク、メモリーデイスク等及び光学用レンズ
類等に関する。 〔従来の技術およびその問題点〕 従来、光学用透明成形品の材料としては、アク
リル樹脂が、(1)透明性が良い、(2)流動性が良い、
(3)複屈折が小さい等の特徴を有しており、光学用
透明成形品の材料として使用出来ることが知られ
ている(例えば、特開昭56−131654号)。 しかし、アクリル樹脂は、耐熱性が低く(約70
℃)、耐衝撃性も低い上に、水分によつて反りを
生じることがある。 上記のような欠点をなくす為、粘度平均分子量
が15000〜18000ポリカーボネート樹脂がデイスク
類及ひレンズ類等の成形材料として検討されてい
るが(特開昭58−180553号)、なお、流動性が不
十分であり、これらの用途としては、最も重要視
される複屈折が大きい等の欠点を有し、未だにそ
の使用には限界がある。特に、レーザー等を利用
した光による情報の読み取り、書き込み等に用い
られる精密光学系においては、より複屈折の小さ
いフラクチツク光学材料の開発が望まれていた。 ところで、樹脂製光学用透明成形品の複屈折
は、素材そのものの特性と共に、成形条件によつ
て変化する。 即ち、透明な光学成形品の成形においては、樹
脂を溶融させ金型内で冷却して、成形品を得る
が、溶融時の粘性が高いと樹脂が不均一なまま冷
却され、成形品に光学的な歪みが残り、それが複
屈折として現れる。特に、射出成形の場合、金型
内に樹脂を射出するため、粘性の高い状態では、
流れの方向に樹脂の配向が残り、成形品に複屈折
が生じやすい。 そこで、成形条件の緩和の手段として、従来か
ら周知の方法、すなわち、可塑剤を配合すること
によつて高流動性の成形材料とする方法が考えら
れるが、通常のポリカーボネート樹脂用の可塑剤
を成形性の改良に十分な量添加−例えば、オレフ
イン系の可塑剤、リン酸エステル系の可塑剤−し
た場合、流動性は良好となるが、金型に汚れが生
じ、成形品が汚染されたり、あるいは、相溶性不
良に基づいて、透明性が低下する等の外観不良を
呈し、又、物性の低下が許容不可能となつたりし
て、所望の光学成形品は得られない。 そのため、これまで光学用透明成形品の複屈折
の低減化は、成形条件に頼る(特に成形温度の上
昇)か、あるいは流動性良好の低分子量のポリカ
ーボネート樹脂を用いる事により対処している。 また、さらに高流動性の用途の場合には、より
低分子量のポリカーボネート樹脂を用いるが、特
に粘度平均分子量が13000〜14500の低分子量ポリ
カーボネート樹脂の場合、所望の粘度平均分子量
を末端停止剤の添加によつて精度よく制御するこ
とは極めて困難であり、製造ロツト間の分子量の
バラツキによる流動性の変動の為、成形条件を変
化させることが必須となつたり、または同一成形
条件下での成形においては、得られる成形品の複
屈折のバラツキが許容範囲を越えることなどの問
題、さらには機械的物性においても問題が生じが
ちなものであつた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、流動性が良好でかつ流
動性のバラツキの無い、従つて複屈折の変化の極
めて小さい信頼性ある成形材料を開発すべく鋭意
検討した結果、ポリカーボネート樹脂に、ポリカ
ーボネート樹脂リゴマーを配合する方法によりこ
の問題が解決されることを見出し、本発明を完成
させるに至つた。 即ち、本発明は、粘度平均分子量が15000〜
19000のポリカーボネート樹脂に、繰り返し構造
単位を平均値として2〜15個有するポリカーボネ
ートオリゴマーを5〜30wt%配合してなり、該
混合物の粘度平均分子量が13000〜14500の範囲
で、かつ所望粘度平均分子量からのずれが3%以
内に制御されてなるポリカーボネート樹脂組成物
を成形してなるポリカーボネート樹脂光学成形品
であり、好ましい実施態様においては、二価フエ
ノール系化合物に対して、分岐化剤を0.02〜3モ
ル%使用してなる粘度平均分子量が15000〜19000
のポリカーボネート樹脂と繰り返し構造単位を平
均値として2〜15個有するポリカーボネートオリ
ゴマーとのポリカーボネート樹脂組成物を成形し
てなるポリカーボネート樹脂光学成形品である。 以下、本発明の構成について説明する。 まず、本発明のポリカーボネート樹脂およびポ
リカーボネートオリゴマーは、通常の芳香族ポリ
カーボネート樹脂およびポリカーボネートオリゴ
マーと同様に製造されるものであり、二価フエノ
ール系化合物として好ましくは下記一般式(1)の化
合物を種成分として用い、ホスゲン又は炭酸のジ
一般式(1): (式中のRは、炭素数1〜15の二価の脂肪族、脂
環族、もしくはフエニル置換アルキル基、また
は、−0−、−S−、−SO−、−SO2−、−CO−で
ある。Xはアルキル基、アリール基、もしくはハ
ロゲン原子であり、p、qは0〜2の整数であ
る)。 エステルと反応させることによつて作られる。
本発明で使用する芳香族ホモ−もしくはコ−ポリ
カーボネート樹脂の粘度平均分子量は15000〜
19000であり、芳香族ホモ−もしくはコ−ポリカ
ーボネート樹脂オリゴマーの繰り返し単位の平均
値nは2〜15の範囲である。 上記一般式(1)で表される二価フエノール系化合
物としては、ビス(4−ヒドロキシフエニル)メ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフエニル)
エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フエニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシ−3,5−ジブロモフエニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
クロロフエニル)プロパン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシ−3−ブロモフエニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフエ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3,5−ジメチルフエニル)プロパン、ビス
(4−ヒドロキシフエニル)エーテル、ビス(4
−ヒドロキシフエニル)スルホン、ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)スルホキシド、ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)スルフイド、ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)ケトン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)−1−フエニルエタン、ビス
(4−ヒドロキシフエニル)ジフエニルメタンな
どが例示され、特に2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)プロパンが好ましいものである。 本発明の分子量調節剤もしくは末端停止剤とし
ては、通常使用されるパラーターシヤリーブチル
フエノール等のアルキル置換フエノール類;オク
チルフエノール、ラウリルフエノール、ステアリ
ルフエノール等のパラー長鎖アルキル置換フエノ
ール;ヒドロキシ安息香酸ラウリル、ヒドロキシ
安息香酸ステアリル等のパラーヒドロキシアルキ
ルベンゾエート;ドデシロキシフエノール、オク
タデシロキシフエノール等のパラーアルコキシフ
エノール等が例示される。 また、好ましい実施態様において使用する分岐
化剤とは、射出成形などの方法において成形する
場合に“いと引き”などの現象を無くし、かつ成
形品の折り曲げなどによる脆性破壊を無くすもの
であり、このような分岐化剤としては、フロログ
リシン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリ
(4−ヒドロキシフエニル)ヘプテン−3、4,
6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキ
シフエニル)ヘプテン−2、1,3,5−トリ
(2−ヒドロシキフエニル)ベンゾール、1,1,
1−トリ(4−ヒドロキシフエニル)エタン、
2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベン
ジル)−4−メチルフフエノール、α,α′,α″,−
トリ(4−ヒドロキシフエニル)−1,3,5−
トリイソプロピルベンゼンなどで例示されるポリ
ヒドロキシ化合物、及び3,3−ビス(4−ヒド
ロキシアリール)オキシインドール(=イサチン
ビスフエノール)、5−クロルイサチン、5,7
−ジクロルイサチン、5−ブロムイサチンなどが
例示される。また、使用量は用いる二価フエノー
ルの0.02〜3モル%、より好ましくは0.05〜1.0モ
ル%の範囲である。 ポリカーボネート樹脂に、ポリカーボネートオ
リゴマーを配合する方法は特に限定されないもの
であり、両者の溶液を配合して、溶剤を除去して
成形材料とする方法、両者の粉体やペレツトを配
合する方法などいずれでもよい。 また、ポリカーボネート樹脂に対するポリカー
ボネートオリゴマーの配合量は、両者の粘度平均
分子量を測定し、所望の粘度平均分子量になるよ
うな量のポリカーボネートオリゴマーを配合する
ことによるが、オリゴマーの添加量は、ポリカー
ボネート樹脂に対して、通常1〜60wt%、好ま
しくは5〜30wt%、特に15〜30wt%の範囲であ
る。 以上の方法によつて得られる本発明の光学成形
品用の組成物の「Q値」は、用いる二価フエノー
ルの種類、末端停止剤の種類および量(粘度平均
分子量)、オリゴマーの添加量などによるが、例
えば二価フエノールとして2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)プロパン、末端停止剤として
パラ−ターシヤリーブチルフエノールを6.42モル
%、及び分岐化剤として2,6−ジメチル−2,
4,6−トリ(4−ヒドロキシフエニル)ヘプテ
ン−3を0.2モル%を使用して得た粘度平均分子
量15500のポリカーボネ−ト樹脂と2,2ビス
(4−ヒドロキシフエニル)プロパン、末端停止
剤としてパラーターシヤリーブチルフエノールを
28.7モル%使用して得たn=7のオリゴマーを15
%添加してなる組成物のMvは13800〜14200の範
囲で、3%以内の誤差で制御されるものである。 但し、「Q値」とは、高架式フローテスターで
測定した溶融粘度で、280℃、160Kg/cm2の圧力下
に1mmφ×10mmLのノズルより流出する溶融樹脂
量をc.c./secの単位で表したものであり、溶融粘
度の低下と共に流れ値「Q値」は増加する。 以上の如くである本発明のポリカーボネート樹
脂組成物を成形して、本発明の透明なポリカーボ
ネート樹脂光学成形品を得る。 成形方法は、通常、射出成形、圧縮成形などの
通常の方法による。射出成形の場合樹脂温度280
〜360℃、好ましくは320〜340℃である。 〔実施例〕 本発明のポリカーボネート樹脂組成物は流動性
が所定の範囲に精度よく制御されたものであるの
で、ロツト間によるバラツキなどなく、所定の条
件で、所望の光学成形品をうることが可能という
特徴を有するものであり、これを以下に、参考
例、実施例等によつて説明する。 参考例 1 〔芳香族ポリカーボネート樹脂オリゴマー(n=
7)の製造〕 撹拌機、ホスゲンガス吹込管及び冷却ジヤケツ
トを備えた内容量400の反応槽に、48重量%の
苛性ソーダ水溶液25Kg、水250、メチレンクロ
リド60、ハイドロサルフアイト100g及び2,
2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン
(=BPA)27.5Kgを順次加え、液温を15〜20℃の
範囲に保ちながらホスゲン15Kgを30分間で吹き込
み、反応させた。その後、反応系に48重量%の苛
性ソーダ水溶液6Kg、トリエチルアミン100g及
びp−ターシヤリーブチルフエノール(=TBP)
5.2Kgをメチレンクロリド50に溶解した溶液を
加え、さらに60分間撹拌を続けた。 沈降したメチレンクロライド槽を抜き出し、撹
拌機付きの内容量300の精製相に移し、各100
の1%燐酸水溶液を用いて中和、水洗を行つた。
精製を終えたメチレンクロリド溶液は内容量500
の固形化槽に移し、水300と共に撹拌下加熱
し、メチレンクロリドを留去した。冷却後、沈澱
物を濾別し、乾燥し、芳香族ポリカーボネートオ
リゴマー粉末33.6Kgを得た。 得られたポリカーボネートオリゴマーの融点は
229〜232℃、粘度平均分子量5×103、末端基分
析による数平均分子量2.0×103であつた。 参考例 〔芳香族ポリカーボネート樹脂オリゴマー(n=
10)の製造〕 参考例1の製造方法において、ホスゲン量を
14.6Kg、TBP量を3.6Kgとしたほかは同様にして
芳香族ポリカーボネートオリゴマー粉末33Kgを得
た。 得られたポリカーボネートオリゴマーの融点は
235〜238℃、粘度平均分子量7×103、末端基分
析による数平均分子量2.9×103であつた。 参考例 3 〔末端変性芳香族ポリカーボネート樹脂オリゴマ
ー(n=10)の製造〕 参考例1の製造方法において、ホスゲン量を
14.6Kg、TBPに代えてp−オキシ安息香酸ラウ
リル(=ROBP)を用い添加物を7.3Kgとしたほ
かは同様にして芳香族ポリカーボネートオリゴマ
ー粉末36Kgを得た。 得られたポリカーボネートオリゴマーの融点は
218〜222℃、粘度平均分子量7×103、末端基分
析による数平均分子量2.9×103であつた。 参考例 4 〔分岐化芳香族ポリカーボネート樹脂の製造〕 水酸化ナトリウム3.7Kgを水42に溶解し、20
℃に保ちながら、BPA7.3Kg、2,6−ジメチル
−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフエニル)
ヘプテン−3(=TPH)25g、ハイドロサルフア
イト8gを溶解した。 これにメチレンクロライド28を加えて撹拌し
つつTBP305g加えて、ホスゲン3.5Kgを60分で
吹き込んだ。 ホスゲン吹き込み終了後、激しく撹拌して反応
液を乳化させ、乳化後、8gのトリエチルアミン
を加え約1時間撹拌を続け重合させた。 重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリ
ン酸で中和した後、洗液のPHが中性となるまで
水洗を繰り返した後、イソフロパノールを35加
えて、重合物を沈澱させた。沈澱物を濾過し、そ
の後乾燥する事により、白色粉末状のポリカーボ
ネート樹脂を得た。 つぎに、このポリカーボネート樹脂をベント付
き40mm押出機で、240〜260℃の温度で押し出しし
てペレツトを得た。 このペレツトのメチレンクロライド溶液での極
限粘度から求めた粘度分子量は、16000であつた。 参考例 5 〔分岐化芳香族ポリカーボネート樹脂の製造〕 参考例4において、TBP量を270gに変更する
ほかは同様にして分岐化芳香族ポリカーボネート
樹脂を得た。 その分岐化芳香族ポリカーボネート樹脂の粘度
平均分子量は、18000であつた。 参考例 6 〔通常の芳香族ポリカーボネート樹脂の製造〕 水酸化ナトリウム3.7Kgを水42に溶解し、20
℃に保ちながら、BPA7.3Kg、ハイドロサルフア
イト8gを溶解した。 これにメチレンクロライド28を加えて撹拌し
つつTBP305gを加え、ホスゲン3.5Kgを60分で
吹き込んだ。 ホスゲン吹き込み終了後、激しく撹拌して反応
液を乳化させ、乳化剤、8gのトリエチルアミン
を加え約1時間撹拌を続け重合させた。 重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリ
ン酸で中和した後、洗液のPHが中性となるまで水
洗を繰り返した後、イソプロパノールを35加え
て、重合物を沈澱させた。沈澱物を濾過し、その
後乾燥する事により、白色粉末状のポリカーボネ
ート樹脂を得た。 つぎに、このポリカーボネート樹脂をベント付
き40mm押出機で、240〜260℃の温度で押し出しし
てペレツトを得た。 このペレツトのメチレンクロライド溶液での極
限粘度から求めた粘度平均分子量は、16000であ
つた。 比較例 1 〔通常の芳香族のポリカーボネート樹脂の製造〕 水酸化ナトリウム3.7Kgを水42に溶解し、20
℃に保ちながら、BPA7.3Kg、ハイドロサルフナ
イト8gを溶解した。 これにメチレンクロライド28を加えて撹拌し
つつTPB346g(目標分子量14000)を加え、ホ
スゲン3.5Kgを60分で吹き込んだ。 ホスゲン吹き込み終了後、激しく撹拌して反応
液を乳化させ、乳化剤、8gのトリエチルアミン
を加え約1時間撹拌を続け重合させた。 重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリ
ン酸で中和した後、洗液のPHが中性となるまで
水洗を繰り返した後、イソプロパノールを35加
えて、重合物を沈澱させた。沈澱物を濾過し、そ
の後乾燥する事により、白色粉末状のポリカーボ
ネート樹脂を得た。 全く同様の条件で反応、重合を10バツチ行つ
た。 つぎに、これら10種のポリカーボネート樹脂を
それぞれベント付き40mm押出機で、240〜260℃の
温度で押し出ししてペレツトを得た。 これら10種のペレツトのメチレンクロライド溶
液での極限粘度から求めた粘度平均分子量は、
13200〜14900の範囲であり、目標の粘度平均分子
量からのずれは約10%あつた。 実施例1〜3及び比較例1 参考例1〜6で得たペレツトを第1表に示した
比率で混合し、押出しペレツトを製造した。この
操作を10回繰り返した。これらのペレツトの「粘
度平均分子量」および「Q値」を第1表に実施例
1〜3として示した。又、比較例1で得たペレツ
トについても同様に示した。 又、これらのペレツトを120℃、4時間乾燥し
た後、コンパクトデイスク金型を用いて、樹脂温
度340℃、金型温度90℃、射出圧1000Kg/cm2、保
持圧300Kg/cm2にて、外径120mm、厚さ1.2mmの円
板を射出成形(射出成形機、住友重機工業(株)製;
ネオマツト350/120(SYCAP付)し、成形後48
時間経過した成形品の複屈折を測定した。複屈折
の測定は、偏向顕微鏡(オリンパス光学工業(株)
製;POM型偏向顕微鏡)を用い、測定位置を円
板の中心から、R=24mm、R=42mm、R=56mmの
円周上の任意の点を選んだ。 結果を第2表に示した。
【表】
以上の如く、本発明の製法によるポリカーボネ
ート樹脂光学成形品は、成形材料の流動性のバラ
ツキが極めて小さいものであり、同一成形条件に
よる複屈折のバラツキが極めて小さいものであ
り、かつその他のバラツキも小さく不良の発生が
なく、機械的物性等が安定した成形品が常に得ら
れるもとであり、物性および生産性を兼ね備えた
ものであることが明白である。
ート樹脂光学成形品は、成形材料の流動性のバラ
ツキが極めて小さいものであり、同一成形条件に
よる複屈折のバラツキが極めて小さいものであ
り、かつその他のバラツキも小さく不良の発生が
なく、機械的物性等が安定した成形品が常に得ら
れるもとであり、物性および生産性を兼ね備えた
ものであることが明白である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粘度平均分子量が15000〜19000のポリカーボ
ネート樹脂に、繰り返し構造単位を平均値として
2〜15個有するポリカーボネートオリゴマーを5
〜30wt%配合してなり、該混合物の粘度平均分
子量が13000〜14500の範囲で、かつ所望粘度平均
分子量からのずれが3%以内に制御されてなるポ
リカーボネート樹脂組成物を成形してなるポリカ
ーボネート樹脂光学成形品。 2 粘度平均分子量が15000〜19000のポリカーボ
ネート樹脂として、二価フエノール系化合物に対
して、0.02〜3モル%の分岐化剤を用いて得たも
のを使用する特許請求の範囲第1項記載のポリカ
ーボネート樹脂光学成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24418784A JPS61123658A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24418784A JPS61123658A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61123658A JPS61123658A (ja) | 1986-06-11 |
| JPH052703B2 true JPH052703B2 (ja) | 1993-01-13 |
Family
ID=17115062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24418784A Granted JPS61123658A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61123658A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006523283A (ja) * | 2003-03-26 | 2006-10-12 | ペトロビッチ ブルミンスキ,エデュアルド | ダイバージングピストンを備えたピストン機構 |
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|---|---|---|---|---|
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| JPH02252758A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-11 | Teijin Chem Ltd | ポリカーボネート組成物の製造方法 |
| JP2001213953A (ja) * | 1995-11-27 | 2001-08-07 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 高流動性ポリカーボネート樹脂 |
| JPH09208684A (ja) * | 1995-11-27 | 1997-08-12 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 高流動性ポリカーボネート樹脂およびその製造方法 |
| TW354793B (en) * | 1995-11-27 | 1999-03-21 | Mitsubishi Gas Chemical Co | Polycarbonate resin with high flowability and process for producing the same |
| KR100449063B1 (ko) * | 1997-04-14 | 2004-11-16 | 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 | 높은유동성을갖는폴리카르보네이트수지의제조방법 |
| EP0953605B1 (en) * | 1998-04-28 | 2004-09-15 | Teijin Limited | Flow improved polycarbonate composition |
| JP2006188594A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品 |
| JP4881560B2 (ja) * | 2005-01-19 | 2012-02-22 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 眼鏡レンズ用ポリカーボネート樹脂組成物、および眼鏡レンズ |
| JP5228102B2 (ja) * | 2011-10-07 | 2013-07-03 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 眼鏡レンズ用ポリカーボネート樹脂組成物ペレットの製造方法 |
| JP7188108B2 (ja) | 2019-01-17 | 2022-12-13 | コニカミノルタ株式会社 | 樹脂混合物、その製造方法及び射出成形方法 |
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| US4129546A (en) * | 1976-12-08 | 1978-12-12 | General Electric Company | Plasticized with a minor amount of an oligomeric polymeric polycarbonate |
| JPS5525446A (en) * | 1978-08-11 | 1980-02-23 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Polycarbonate composition |
| JPS5645945A (en) * | 1979-09-20 | 1981-04-25 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Polycarbonate composition |
| JPS58180553A (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-22 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 光学機器用成形素材 |
| JPS59202628A (ja) * | 1983-05-04 | 1984-11-16 | Hitachi Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1984
- 1984-11-19 JP JP24418784A patent/JPS61123658A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006523283A (ja) * | 2003-03-26 | 2006-10-12 | ペトロビッチ ブルミンスキ,エデュアルド | ダイバージングピストンを備えたピストン機構 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61123658A (ja) | 1986-06-11 |
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