JPH0527105U - 粒状体入り人工芝を用いた運動競技場 - Google Patents
粒状体入り人工芝を用いた運動競技場Info
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- JPH0527105U JPH0527105U JP7397391U JP7397391U JPH0527105U JP H0527105 U JPH0527105 U JP H0527105U JP 7397391 U JP7397391 U JP 7397391U JP 7397391 U JP7397391 U JP 7397391U JP H0527105 U JPH0527105 U JP H0527105U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 競技使用や風雨によっても飛散しにくく、ま
た、下層の粒状体充填層の粒状体の流動を防止し、必要
なときには長期間にわたってラインマークの境界が明瞭
で、しかもこのラインマークは不要なときには容易に消
すことのできる粒状体入り人工芝を用いた運動競技場を
提供する。 【構成】 粒状体充填層の一部の表層部分に、ラインマ
ーク用部材としてこの充填層の粒状体とは異なる色を持
つ第2の粒状体を積層し、かつ、この第2の粒状体の9
0%以上の粒子を、粒径範囲0.2mm以上0.9mm
以下の範囲に収める。
た、下層の粒状体充填層の粒状体の流動を防止し、必要
なときには長期間にわたってラインマークの境界が明瞭
で、しかもこのラインマークは不要なときには容易に消
すことのできる粒状体入り人工芝を用いた運動競技場を
提供する。 【構成】 粒状体充填層の一部の表層部分に、ラインマ
ーク用部材としてこの充填層の粒状体とは異なる色を持
つ第2の粒状体を積層し、かつ、この第2の粒状体の9
0%以上の粒子を、粒径範囲0.2mm以上0.9mm
以下の範囲に収める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、基盤上に敷設した人工芝の芝目内に砂等 の粒状体を充填した、いわゆる粒状体入り人工芝を用いた運動競技場に関する。
【0002】
【従来の技術】 運動競技場においては、一般に、競技種目に応じたパター ンで白線等のラインが引かれる。このようなライン引きの材料として、クレーコ ートや通常の土のグランドでは、従来、生石灰(酸化カルシウム,CaO )や消石 灰(水酸化カルシウム,Ca(OH)2 )、あるいは炭酸カルシウム(CaCO3 )等の微 粉末が使用されており、なかでも消石灰が多用されている。また、粉末のままで は飛散し易い場合には、このような粉末を水で溶いたものを使用することもある 。
【0003】 一方、粒状体入り人工芝を用いた運動競技場において上記のようなラインを引 く場合には、従来、土のグランド等と同様の消石灰等のほか、石灰粉末をまぶし て白色に着色された砂やガラスビーズ等の鉱物粒を用いたり(実公昭61−31 045号)、水性塗料を塗布することも知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、多種の競技が行われる運動競 技場においては、ラインマークを競技に応じて変更する必要がある。従ってこの 種のラインマークでは、競技中や同一競技に使用されている期間中等の必要とす るときにおいてはできるだけ消えにくく、不要となったときにはできるだけ容易 に跡形なく消し得ることが必要である。
【0005】 消石灰等の微粉末は、クレーコート等の通常の土砂の競技場においては粉末が 土砂の目の間に入り込んで隠蔽力(下層部分のカバーリング効果)に優れ、また 、ある程度消えにくく明確なラインを引くことが可能であるが、粒状体入り人工 芝を用いた競技場においては、このような微粉末では飛散して消えやすく、隠蔽 力の点でも劣る。また、このような微粉末を水で溶いたものを使っても、粒状体 入り人工芝の場合には表面において粒状体の隙間も多く、また、移動しやすいこ ともあってすぐにはげてしまう。
【0006】 更に、粒状体入り人工芝においては、微粉末が粒状体層を形成する粒子の間に 入り込んで目詰まりの原因になったり、ある種の粉末では吸湿性のためにその部 分が固くなったり、反応を生じて石化現象を起こすという問題もある。 更にまた、消石灰は強いアルカリ性であるため、作業者の手が荒れたり、飛散 時に吸い込んでしまったりして健康上の点でも問題がある。
【0007】 ガラスビーズ等の鉱物粒を石灰や顔料でまぶしたものにおいても、石灰粉末の 飛散の点や健康上の問題、および目詰まりや石化現象の点では同様であるととも に、粒状体充填層として使用されている粒状体と同等の粒径の鉱物粒をライン用 粒子として用いた場合には、隠蔽力が悪く明瞭なラインが得られないとともに、 また、細かいものは粒状体の表層部分の流動により、ある程度以上の期間の経過 に伴う風雨の影響等によりラインマークが変形してしまうという問題も確かめら れた。
【0008】 本考案はこのような点に鑑みてなされたもので、粒状体入り人工芝を用いた運 動場において、必要とする場合には長期間安定してラインマークが維持され、し かもこのラインマークは不要時において容易に消し去ることが可能で、更に、下 層部分の粒状体充填層を含めて目詰まり等が生じにくい粒状体入り人工芝を用い た運動競技場の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するため、本考案では、 粒状体充填層の一部の表層部分に、ラインマーク用部材としてこの粒状体とは異 なる色を持つ第2の粒状体を積層し、かつ、この第2の粒状体の90%以上の粒 子を粒径範囲0.2mm以上0.9mm以下の範囲内に収めている。 ここで、第2の粒状体の色は、当該粒状体の素材色そのものが基層の粒状体の 色と異なるものであってもよいし、あるいは着色することによって基層の粒状体 と異なる色としたものでもよい。
【0010】
【作用】 粒状体入り人工芝の粒状体充填層に用いられる基層の粒状体は、 一般にその粒径が0.2〜2.0mmである。このような粒径範囲を持つ基層の 粒状体の上にラインマークを付すための第2の粒状体の好適な粒径範囲を実験等 により確かめた結果、上記のように0.2mm以上0.9mm以下の粒径範囲に 90%が収まるようなものが良いことが判明した。
【0011】 すなわち、第2の粒状体の粒径が0.2mm未満であれば、プレー時の足踏み 等によって飛散し、繰り返し使用によってラインが明確ではなくなるとともに、 基層の粒状体の粒子間に入り込んで目詰まりを生起し、長期間の繰り返し使用に よってその部分に固化現象が生じやすくなる。また、ラインマークに使用してい る粒子の粒径が細かい場合には吸引しにくく、ラインを消すことが困難である。
【0012】 また、粒状体入り人工芝では、粒状体充填層は長期間の使用によって風雨の影 響等も合わさって初期状態とは異なり、表層部分に粗目の粒子が多くなり、この 部分の粒状体の移動が不安定なものとなる。このような粒状体充填層(基層)の 上部に敷かれるラインマーク用の第2の粒状体は、基層粒状体の表層部分の粒子 の移動を抑制し、ラインを安定化する機能を持つものが望ましい。基層粒状体表 層部分の粒子移動を抑制するためには、第2の粒状体として、基層の粒状体より も細かい粒状体を用いることが良いことが判明した。そして、基層部分を隠蔽し て明確なラインを形成するためには0.9mm以下の粒径のものを用いることが よく、以上を総合して前記の粒径範囲に入る粒子が支配的となるもの、定量的に は、同範囲内に90%の粒子が入るものを第2の粒状体として用いることで、所 期の目的を達成できる。
【0013】
【実施例】 図1は本考案実施例の構造を示す部分断面図である。 アスファルト等を用いた基盤1が地盤Gの上に置かれ、この基盤1上にアンダ ーパッド2を介して人工芝本体が敷設される。アンダーパッド2としては、ゴム チップをウレタン等で固めたシート状のものや、ポリエチレン発泡体シート等が 用いられる。
【0014】 人工芝本体は、例えばポリプロピレン製等の基布3の表面に、ポリプロピレン やポリアミド等の合成樹脂製の人工芝葉4を植え付け、その裏面をゴムラテック ス等を用いたパイル止め加工により裏打ちしたものである。 芝葉4の芝目内には、例えば硅砂等の天然の鉱物粒、あるいはガラスビーズ等 のほか、この種の人工芝において用いられる公知の粒状物が一様に充填され、基 層となる粒状体充填層5を形成している。この粒状体充填層5に用いられる粒状 体の粒径は、0.2mm〜2.0mm程度である。また、この粒状体層5の厚さ は芝葉4の長さにもよるが、例えば芝葉4の長さが25mmの場合には20〜2 3mm程度が常用される。
【0015】 そして、この粒状体層5の上に、重炭酸カルシウム粒からなる第2の粒状体層 6が、ラインマークとして積層されている。この重炭酸カルシウム粒の粒径分布 は、最多粒径が0.4mm〜0.6mmで、90%以上が0.2mm以上2.0 mm以下の粒径範囲に入っている。この第2の粒状体層6の厚さは数mm程度で あって、芝葉4の先端が隠れる程度の厚さとすることにより、明確なラインを得 ることができる。
【0016】 長さ25mmのポリプロピレン製の芝葉4内に、粒径範囲0.2mm〜2.0 mmの天然の硅砂を用いた粒状体充填層5を厚さ20mmで形成し(完工後6か 月経過した運動場)、その上方に上記の粒径分布を持つ重炭酸カルシウム粒によ る第2の粒状体層6を幅50mmで芝葉4がほぼ隠れる程度の厚さでライン引き して実験を行った結果、1日使用後にもラインの境界部分が明瞭で、ラインは充 分に判別可能であった。また、1週間以上放置した状態でも、風雨に耐えて容易 にラインの判別を行うことができた。そして、このラインを市販のスイーパーで 吸引したところ、容易に消すことができた。更に、2か月以上経過しても、ライ ンの判別が容易であるとともに、下層の粒状体充填層内に入り込んでこれを固化 する等の不具合も見出すことはできなかった。
【0017】 比較例として、全く同様な砂入り人工芝運動場において、粒径範囲が0.1m m〜0.2mmの重炭酸カルシウム粉を用いて同様の厚さで同じく50mm幅の ラインを引いて実験を行った結果、1日の使用後には境界線が不明確になり、判 別が困難な状態となった。また、1週間の放置後は風雨によって見えなくなった 箇所や、判別が極めて困難な場所が多かった。そして、ライン敷設後に市販スイ ーパーで吸引したところ、粒状体充填層内に粉末が残り、これを完全に取り去る ためにはその下方の充填層の砂をも相当量吸い取る必要があった。
【0018】 なお、本考案における第2の粒状体の材質として、上記のような重炭酸カルシ ウム粒のほか、軽質の炭酸カルシウム、着色砂、セラミックス粒、ガラス粒等を も使用することができる。ただし、素材色を利用したものが経時的な色褪せを防 止できてより好ましい。なかでも、白色では炭酸カルシウムが入手が容易でしか も経済的で好適である。
【0019】 また、人工芝本体の構造や基層としての充填層に使用する粒状体については特 に上記の実施例に限られず、任意の構造ないしは材質を用い得ることは言うまで もない。
【0020】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、粒状体入り人工芝 の粒状体充填層の上に、ラインマーク用としてこの充填層の粒状体よりも粒径が 若干小さい0.2mm〜0.9mmの範囲に90%の粒子が収まる第2の粒状体 を積層するようにしたので、この第2の粒状体が下層の充填層の粒状体の移動を 抑止するとともに、プレー時の足踏みによっても飛散しにくく、使用や風雨によ ってもパターンが崩れることなく充分に判別可能なラインが得られた。また、長 期間の使用によっても、従来の粉末を用いる場合のように粒状体充填層内に入り 込んで固化現象を助長する等の不具合もない。更に、市販のスイーパーを用いた 吸引により、従来の粉体を用いる場合に比して極めて容易にラインを消すことが でき、必要なときには明確にラインが残り、かつ、不要なときには容易に消すこ とができる、というこの種運動場におけるラインの機能を充分に発揮し得ること が確かめられた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施例の構造を示す部分断面図
1・・・・基盤 2・・・・アンダーパッド 3・・・・基布 4・・・・芝葉 5・・・・粒状体充填層 6・・・・第2の粒状体層
Claims (1)
- 【請求項1】 基盤上に人工芝を敷設するとともに、そ
の人工芝の芝目内に粒状体を充填した運動競技場におい
て、上記粒状体充填層の一部の表層部分に、この粒状体
とは異なる色を持つ第2の粒状体が積層され、かつ、こ
の第2の粒状体は、90%以上の粒子が粒径範囲0.2
mm以上0.9mm以下の範囲に入っていることを特徴
とする粒状体入り人工芝。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991073973U JP2538259Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 粒状体入り人工芝を用いた運動競技場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991073973U JP2538259Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 粒状体入り人工芝を用いた運動競技場 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0527105U true JPH0527105U (ja) | 1993-04-09 |
| JP2538259Y2 JP2538259Y2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=13533543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991073973U Expired - Lifetime JP2538259Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 粒状体入り人工芝を用いた運動競技場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2538259Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05222706A (ja) * | 1992-02-14 | 1993-08-31 | Toray Ind Inc | 砂入り人工芝生製運動競技場用ラインおよび運動競技場 |
| JP5543008B1 (ja) * | 2013-12-04 | 2014-07-09 | 奥アンツーカ株式会社 | 人工芝充填材及びこれを備えた人工芝構造体 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2967772B2 (ja) | 1998-02-17 | 1999-10-25 | 住友ゴム工業株式会社 | 砂入り人工芝 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62192765U (ja) * | 1986-05-28 | 1987-12-08 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP1991073973U patent/JP2538259Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62192765U (ja) * | 1986-05-28 | 1987-12-08 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05222706A (ja) * | 1992-02-14 | 1993-08-31 | Toray Ind Inc | 砂入り人工芝生製運動競技場用ラインおよび運動競技場 |
| JP5543008B1 (ja) * | 2013-12-04 | 2014-07-09 | 奥アンツーカ株式会社 | 人工芝充填材及びこれを備えた人工芝構造体 |
| WO2015083519A1 (ja) * | 2013-12-04 | 2015-06-11 | 奥アンツーカ株式会社 | 人工芝充填材及びこれを備えた人工芝構造体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2538259Y2 (ja) | 1997-06-11 |
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