JPH05271094A - カルボキシメチル化キチン誘導体を用いる癌転移抑制剤 - Google Patents

カルボキシメチル化キチン誘導体を用いる癌転移抑制剤

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JPH05271094A
JPH05271094A JP4068674A JP6867492A JPH05271094A JP H05271094 A JPH05271094 A JP H05271094A JP 4068674 A JP4068674 A JP 4068674A JP 6867492 A JP6867492 A JP 6867492A JP H05271094 A JPH05271094 A JP H05271094A
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chitin
peptide
asp
gly
arg
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JP4068674A
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English (en)
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Naoyuki Nishikawa
尚之 西川
Masayoshi Kojima
政芳 小島
Mitsunori Ono
光則 小野
Hiroyuki Komazawa
宏幸 駒澤
Ikuo Saiki
育夫 済木
Ichiro Azuma
市郎 東
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 Arg-Gly-Aspのトリペプチドを必須単位とし
て有するカルボキシメチル化キチン誘導体またはその薬
理学的に許容される塩を含む癌転移抑制剤を提供する。 【構成】 側鎖にアミド結合、エステル結合、エーテル
結合、ウレタン結合のいずれかを介して、一般式[1]
で表される接着性ペプチドを結合して有するカルボキシ
メチル化キチン誘導体またはその薬理学的に許容される
塩を有効成分として含有してなる癌転移抑制剤。 [R1]-[CO]-([X]-Arg-Gly-Asp-[Y])n-[Z]-[R2] [1] 〔式中、[ ]は[ ]内の基が存在してもしなくても
よいことを表す。存在する場合、XおよびYはそれぞれ
Ser、Gly、Val、Asn、Asp、proから選択されるアミ
ノ酸残基またはこれらから構成されるペプチド残基を示
し、Zは−O−または−NH−を示す。R1、R2のいず
れか一方は、水素、あるいはC1〜9−(置換)アルキ
ル基、C6〜9−(置換)アリール基を表し、他方は、
1〜9−(置換)アルキレン基またC6〜9−(置
換)アリーレン基を表す。nは1〜5の整数を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Arg-Gly-Asp
のトリペプチドを必須単位として有するカルボキシメチ
ル化キチン誘導体(以下、「CM−キチン誘導体」と略
す。)およびその薬理学的に許容される塩を有効成分と
する癌転移抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】フィブロネクチンは細胞−細胞外基質の
接着に関与するタンパク質であり、血小板凝集やガン転
移にも関与していると考えられている。これらの相互作
用は一連の細胞表面のレセプターにより仲介されてい
る。フィブロネクチンは分子量約25万の巨大分子であ
るにもかかわらず、これらのレセプターは、その中のAr
g-Gly-Asp配列を特異的に認識することが明らかにさ
れ、レセプターとの相互作用に重要なものであることが
報告されている(ネイチャー(Nature)、第309巻、30
頁、1984年)。このArg-Gly-Asp配列はビトロネクチン
等の他の接着性蛋白質にも存在しており、上記コア配列
を介して、被接着細胞のレセプターと接合し、その情報
を接着細胞に伝達する。また、ヘパリン、コラーゲン、
フィブリン等の生体高分子との結合能も有し、細胞と間
質結合組織との接着、細胞の分化、増殖に関与している
とも考えられている。このように細胞接着活性蛋白質は
種々の生物活性を有するため、医薬、医用材料への応用
が検討されている。例えば、Arg-Gly-Asp配列を有する
種々の鎖状および環状のオリゴペプチドを用いて血小板
凝集を阻害する方法(高分子学会予稿集(Polymer Prepr
ints, Japan)、第38巻、3149頁、1989年、特開平2-1747
97号)、Arg-Gly-Asp配列を有するペプチドを細胞移動
抑制剤として用いる方法(特開平2-4716号)、Arg-Gly-
Aspを固定化したPMMA膜を細胞接着膜として用いる方法
(高分子学会予稿集(Polymer Preprints,Japan) 、第37
巻、705頁、1988年)等が報告されている。また、ポリ
マーにArg-Gly-Aspを必須構成単位とするペプチドを共
有結合させ動物細胞培養基体、生体複合人工臓器用基体
として用いる方法(特開平1-309682号、特開平1-305960
号)、Arg-Gly-Asp-Ser配列を有するポリペプチドを体
外血液用血小板保護剤として用いる方法も開示されてい
る(特開昭64-6217号)。さらに細胞接着活性蛋白質は
癌転移に関係する物質としても注目されている。癌転移
の一連の段階では、癌細胞は種々の宿主細胞や生体高分
子と接触する。このときフィブロネクチンのような細胞
接着分子が存在すると細胞は多細胞塊を形成し、癌細胞
の増殖や生存をより容易にする。ところが上記細胞接着
活性蛋白質が存在すると、該蛋白質に含まれる、フィブ
ロネクチンの接着コアであるトリペプチド Arg-Gly-Asp
が癌細胞上のレセプターと接合することにより、逆に癌
転移阻害活性を示すことが報告されている(サイエンス
(Science)、第238巻、467頁、1986年)。さら
に、この配列を有するオリゴペプチドあるいはその繰り
返し構造を有するポリペプチドを用いてより効率的に癌
転移を抑制する方法も開示されている(Int.J.Biol.Macr
omol.、第11巻、23頁、1989年;同誌、第11巻、226頁、
1989年;Jpn.J.Cancer Res.、第60巻、722頁、1989
年)。一方、キチンはN−アセチル−D−グルコサミン
がβ−(1→4)結合した多糖で、甲殻類や昆虫類の外
骨格の主成分である。下等動物や無脊髄動物に広く分布
し生体の支持や防護の役割を担っており、植物界のセル
ロースに相当する。キチンは最後のバイオマスとも呼ば
れ近年その誘導体の研究が盛んに行われており、特に溶
媒に可溶なキチン誘導体に関する研究が多く報告されて
いる。N−アセチル−D−グルコサミン単位のC−6位
の水酸基をカルボキシメチル化したカルボキシメチルキ
チン(CM−キチン)は水溶性であり、各種キチン誘導
体の出発物質としても重要な化合物である。そして、C
M−キチンのC−6位あるいはC−3位の水酸基を硫酸
化したCM−キチン誘導体が硫酸化カルボキシメチルキ
チン(SCM−キチン)である。これらのキチンおよび
その誘導体については、キチン・キトサン研究会編“キ
チン・キトサンの応用”(技報堂、1990年)、キチ
ン・キトサン研究会編“最後のバイオマス キチン・キ
トサン”(技報堂、1988年)、キチン・キトサン実
験マニュアル(技報堂、1991年)に詳しく記載され
ている。また、癌の湿潤過程において、細胞外マトリッ
クスや基底膜の重要な構成成分のひとつであるヘパラン
硫酸が癌転移性メラノーマ細胞から産出されるヘパラナ
ーゼにより分解され、この酵素的分解はヘパリンにより
阻害されることが報告されている(Science、第220
巻、611頁、1984年;J. Biol. Chem.、第59
巻、2283頁、1984年)。そして、抗凝結作用を
持たないヘパリンおよびヘパリン誘導体が癌転移を抑制
することが見いだされており(GANN Monograph of Can
cer Res.、第20巻、147頁、1977年;Bioche
m.、第25巻、5322頁、1986年)、さらにヘパ
リン様の構造を有しているSCM−キチンが癌転移を抑
制することも知られている(Jpn. J. of Cancer Res.、
第80巻、866頁、1989年;Cancer Res.、第5
0巻、3631頁、1990年;Cancer Res.、第51
巻、22頁、1991年)。上述のように、Arg-Gly-As
pトリペプチド、SCMキチン誘導体等の癌転移抑制作
用は報告されているが、CM−キチンの誘導体であって
Arg-Gly-Aspを必須単位とするオリゴペプチドあるいは
その繰返し構造を有するポリペプチドを導入した化合物
の癌転移抑制剤への応用は全く知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、フィブ
ロネクチン等の細胞接着活性蛋白質あるいはそのペプチ
ド断片は様々な生物活性を有しており、その関連物質を
医薬として応用する技術の開発が望まれていた。特に、
接着コア配列の癌転移抑制作用は医薬として応用価値が
高いと考えられる。しかし、上記接着コア配列のトリペ
プチド自体では生体内で種々の代謝作用を受けたり早期
に体外に排出されやすく、血中での濃度を安定に維持す
ることができず、従って所望の癌転移抑制効果を得るこ
とが困難であった。そこで本発明者らは、天然多糖類が
多様な性状、機能を有し、生体との間で示す相互作用も
低分子や他のポリマーとは非常に異なっていることに着
目し、接着コア配列の持つ生物活性を充分に保持し、合
成も容易で且つ生体に重大な副作用を示さない新規な化
合物を求めて鋭意研究を行なった結果、Arg-Gly-Aspの
トリペプチドを必須単位として有する新規なCM−キチ
ン誘導体とその薬理学的に許容される塩を見出し、本研
究を完成したものである。従って本発明の目的は、レセ
プターに対する結合能が増強され、血液中で安定性が高
く、しかもより簡便な手法で生産可能な、Arg-Gly-Asp
のトリペプチドを必須単位として有する、新規なCM−
キチン誘導体およびその薬理学的に許容される塩を含有
する医薬組成物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の医薬組成物は、
側鎖にアルギニン残基−グリシン残基−アスパラギン酸
残基からなるペプチド配列を有するCM−キチン誘導体
またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含
有してなる癌転移抑制剤である。上記トリペプチド配列
は、他のアミノ酸を含むペプチド配列の一部として存在
してもよく、またCM−キチン誘導体に、アルキレン
基、アリーレン基等の、化合物の生理活性に影響を与え
ない有機基を介して結合されてもよい。さらに、化合物
の製造を考慮して、アミド結合、エステル結合、エーテ
ル結合、ウレタン結合等を介して結合されていてもよ
い。また、上記トリペプチド配列を含む基の非結合末端
は、アルキル基、アリール基等を有していてもよい。特
に好ましい実施態様においては、本発明の癌転移抑制剤
は、カルボキシメチル化キチン誘導体の側鎖にアミド結
合、エステル結合、エーテル結合、ウレタン結合のいず
れかを介して結合した、下記一般式[1]で表される接
着性ペプチドを必須単位として有するペプチド配列担持
カルボキシメチル化キチン誘導体またはその薬理学的に
許容される塩を有効成分として含有することを特徴とす
る。 [R1]-[CO]-([X]-Arg-Gly-Asp-[Y])n-[Z]-[R2] [1] 式中、Argはアルギニン、Glyはグリシン、Aspはアスパ
ラギン酸残基を示す。[ ]は[ ]内の基が存在して
もよくあるいは存在しなくてもよいことを表し、存在す
る場合は、X、Yはそれぞれセリン(Ser)、グリシン
(Gly)、バリン(Val)、アスパラギン(As
n)、アスパラギン酸(Asp)、プロリン(Pro)
から選択されるアミノ酸残基またはこれらのアミノ酸残
基から構成されるペプチド残基を示し、Zは−O−また
は−NH−を示す。R1、R2のいずれか一方は、水素、
あるいは置換基を有していてもよくまた不飽和結合を含
んでいてもよい、炭素数が1〜9の直鎖もしくは分岐の
アルキル基または炭素数が6〜9のアリール基を表し、
他方は、置換基を有していてもよくまた不飽和結合を含
んでいてもよい、炭素数が1〜9の直鎖もしくは分岐の
アルキレン基、または炭素数が6〜9のアリーレン基を
表す。nは1〜5の整数を示す。アルキル基およびアル
キレン基の置換基としては、カルボニル基、カルボキシ
ル基、アミノ基、ヒドロキシル基、スルホ基、ハロゲン
原子、アリール基、ニトロ基、シアノ基等が挙げられ、
同一鎖に2つ以上有していてもよい。不飽和結合は2重
結合、3重結合のいずれでもよい。本発明のペプチド配
列担持CM−キチン誘導体に使用される好ましいCM−
キチン誘導体としては、硫酸化カルボキシメチルキチン
(SCM−キチン)、カルボキシル化CM−キチン及び
CM−キチンが挙げられる。本発明に使用されるペプチ
ド配列担持CM−キチン誘導体の分子量は好ましくは2
0万以下、特に3000〜10万の範囲で、室温で水溶
性であることが好ましい。カルボキシル化キチンのカル
ボキシル化剤としては、無水コハク酸、無水マレイン
酸、無水フタル酸、無水イタコン酸、無水シトラコン
酸、ピロメリット酸無水物、トリメリット酸無水物等が
挙げられる。本発明に係る細胞接着性ペプチドに用いら
れるアミノ酸はL体、D体どちらでもよいが、好ましく
はL体である。本発明のペプチド配列担持CM−キチン
誘導体の塩としては、例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸
塩、リン酸塩、ホウ酸塩等の無機酸との塩や、酢酸塩、
トリフルオロ酢酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸
塩、乳酸塩、酒石酸塩等の有機酸との塩が挙げられ、こ
のような塩への変換は慣用手段で行うことができる。ペ
プチドの合成方法は特に限定されないが、液相法、固相
法および自動合成装置による合成方法が挙げられる。こ
れらの合成方法の詳細については、生化学実験講座”タ
ンパク質の化学IV” p207−495(日本生化学会
編、東京化学同人)、”続生化学実験講座タンパク質の
化学(下)”(日本生化学会編、東京化学同人)、泉屋
ら編”ペプチド合成の基礎と実験”(丸善)に記載され
ている。また、市販されている合成ペプチドを利用する
ことも可能である。CM−キチン誘導体と接着性ペプチ
ドとを結合するために用いられる方法としては、臭化シ
アン、酸アジド、水溶性カルボジイミド等を利用したア
ミド結合合成方法が挙げられる。本発明のペプチド配列
担持CM−キチン誘導体は、細胞接着性蛋白質のコア配
列Arg-Gly-Aspを有し、該コア配列を介して細
胞接着性蛋白質と同様の機序で細胞に接着する。そのた
め、細胞接着性蛋白のアゴニストまたはアンタゴニスト
として種々の生物活性を示し、免疫調整作用、創傷治癒
作用、毛細血管中で起る癌細胞による血小板凝集抑制作
用、神経疾患治癒作用などの広範な生物活性が認められ
ている。従って、本発明のペプチド配列担持CM−キチ
ン誘導体は、その少なくとも一種を、場合により慣用の
担体または医薬用助剤とともに、癌転移抑制剤としての
みならず、創傷治癒剤、免疫調整剤、血小板凝集粘着抑
制剤として患者に投与することが可能である。その投与
量は、0.2μg/kg〜400mg/kgの範囲で、
症状、年齢、体重等に基いて決定される。本発明のキチ
ン誘導体は、ペプチド系医薬に一般に使用されている投
与方法、即ち非経口投与方法、例えば静脈内投与、筋肉
内投与、皮下投与等によって投与するのが好ましい。そ
のような注射用製剤を製造する場合、本発明のキチン誘
導体を例えば、後記実施例で示すようにPBSまたは生
理食塩水に溶解して注射用製剤としてもよく、あるいは
0.1N程度の酢酸水等に溶解した後、凍結乾燥製剤と
してもよい。このような製剤にはグリシンやアルブミン
等の慣用の安定剤を添加してもよい。さらに本発明のキ
チン誘導体またはその塩は、例えばリポソーム中に包容
したマイクロカプセル剤あるいはミクロスフェア状、ハ
イドロゲル状とすれば経口投与することも可能であり、
また座剤、舌下錠、点鼻スプレー剤等の形にすれば消化
菅以外の粘膜からも吸収させることも可能である。
【0005】[実施例]以下、実施例により本発明を更
に説明するが本発明はこれに限定されるものではない。
なお、アミノ酸、各種保護基および脱保護試薬等は通常
用いられている略号を使って表した。保護基および脱保
護試薬等の表記に用いた主な略号は以下の通りである。 Bzl:ベンジル基 t-Boc:t−ブトキシカルボニル基 Z:ベンジルオキシカルボニル基 Pac:フェナシル基 Ac: アセチル基 TFA:トリフルオロ酢酸 HOBt: 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール DCC:ジシクロヘキシルカルボジイミド DCウレア:ジシクロヘキシル尿素 AcOEt:酢酸エチル
【0006】製造例1 接着性ペプチドの固相法に
よる合成 Merrifield方式によるペプチド合成装置を用いて合成を
行った。α−アミノ基の保護にはBoc基を用い、樹脂
から切出した後、分取用HPLC(高速液体クロマトグ
ラフィー)で精製し、単一ピークを示す接着性合成ペプ
チドを得た。
【0007】 表1 接着性合成ペプチド ───────────────────────────────── 名称 構造式 略号 収率 ───────────────────────────────── ペプチド−1 H-Arg-Gly-Asp-OH RGD 37% ペプチド−2 H-(Arg-Gly-Asp)2-OH (RGD)2 28% ペプチド−3 H-(Arg-Gly-Asp)3-OH (RGD)3 19% ペプチド−4 H-(Arg-Gly-Asp)5-OH (RGD)5 11% ─────────────────────────────────
【0008】製造例2 接着性ペプチドRGDの液
相法による合成 文献(Chem. Pharm. Bull., 24, 3025 (1976))に記載の
方法により、国産化学(株)から購入したBoc-Asp(OBzl)
32.3g、トリエチルアミン 14ml 、臭化ベンジル 17.1
g、酢酸エチル 200ml の混合物を3時間加熱還流した。
反応液を室温になるまで放冷した後に、1N 炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水各200mlで洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ過して除
き、ろ液を減圧濃縮して無色油状物を得た。この反応混
合物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液 ヘキサ
ン/酢酸エチル 95:5)で精製し、Boc-Asp(OBzl)-O
Bzl 36g を得た。ジクロロメタン 20mlに溶解し、トリ
フルオロ酢酸20mlを加えて室温で30分間撹拌しTFA-Asp
(OBzl)-OBzlを定量的に得た。TFA-Asp(OBzl)-OBzl 8.5
gをジクロロメタンに溶解して、Boc-Gly 無水物6.7g、
ジメチルアミノピリジン(DMAP)2.5gを加え室温で6時
間撹拌した。反応液を水で洗い無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。硫酸ナトリウムをろ過して除き、ろ液を減圧濃
縮した。残留物をジクロロメタン 20mlに溶解し、トリ
フルオロ酢酸20mlを加えて室温で30分間撹拌した。溶媒
を減圧留去した後にクロロホルム100mlを加え、1N 炭酸
水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水各100mlで数回洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムを
ろ過して除き、ろ液を減圧濃縮してGly-Asp(OBzl)-OBzl
を得た。これを、精製すること無しにBoc-Arg(Z)2( 国
産化学(株)から購入) 10.83g、DCC 4.54g、HOB
t 2.76g、DMF80mlを加えて一昼夜撹拌し、DCウ
レアを除去した後に溶媒を減圧留去し、クロロホルム10
0mlを加え、1N 炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水
各200mlで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫
酸ナトリウムをろ過して除き、ろ液を減圧濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液ク
ロロホルム・酢酸エチル 6:4)により精製して、白
色粉末としてBoc-Arg(Z)2-Gly-Asp(OBzl)-OBzl 13.2g
を得た。FAB-MASS (M+H)+ 894。 Boc-Arg(Z)2-Gly-Asp(OBzl)-OBzl 1.34gを塩化メチレ
ン10mlに溶解し、トリフルオロ酢酸10mlを加えて室温で
30分間撹拌した。溶媒を減圧留去した。残留物に酢酸エ
チルを加え5%パラジウム炭素100mgを加え加水素分解
を行い(室温、8時間)、反応液をろ過して濃縮した後
にイオン交換処理を行ってペプチド-1 H-Arg-Gly-Asp
-OHを定量的に得た。
【0009】Boc-Asp(OBzl)-OPacの調製 Boc-Asp(OBzl) 16.2g(50mmol)、トリエチルアミン(Et
3N) 5.05g(50mmol)をDMF 50mlに溶解させて撹拌
し、フェナシルブロマイド 9.95g(50mmol)のDMF溶
液 50mlを氷冷下で滴下した。室温に戻し、4時間撹拌
してDMFを減圧留去させた後、残留物を酢酸エチル(A
cOEt)に溶解させ10%クエン酸水溶液で洗浄した。続いて
有機層を10%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、有機
層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後ろ過し、ろ液を減圧
下で濃縮した。残留物をAcOEt-ヘキサン系で再結晶して
Boc-Asp(OBzl)-0Pac 18.0g(41mmol 、収率 82%) を無色
パウダーとして得た。
【0010】製造例3 細胞接着性ペプチドRGDSの
合成 文献(Chem. Pharm. Bull., 24, 3025 (1976))に記載の
方法により、国産化学(株)から購入したBoc-Ser(Bzl) 2
9.5g、トリエチルアミン 14ml 、臭化ベンジル 17.1g、
酢酸エチル 200ml の混合物を3時間加熱還流した。反
応液を室温になるまで放冷した後に、1N 炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水各200mlで洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ過して除
き、ろ液を減圧濃縮して無色油状物を得た。この反応混
合物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液 ヘキサ
ン/酢酸エチル 40:1)で精製し、Boc-Ser(Bzl)-OBzl 3
6gを得た。次に、Boc-Ser(Bzl)-OBzl 7.71 gを塩化メチ
レン20mlに溶解し、トリフルオロ酢酸20mlを加えて室温
で30分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後にクロロホル
ム100mlを加え、1N炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水各100mlで数回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。硫酸ナトリウムをろ過して除き、ろ液を減圧濃縮
して無色油状物を得た。これとBoc-Asp(OBzl)(国産化学
(株)から購入) 6.47g 、ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド(DCC) 4.54g、ヒドロキシベンゾトリアゾール
(HOBt) 2.76g、DMF80mlの混合物を0℃で3時
間、さらに室温で12時間撹拌した。DCウレアを除去し
た後に溶媒を減圧留去し、クロロホルム100mlを加え、1
N炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水各200mlで洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムを
ろ過して除き、ろ液を減圧濃縮し、ジクロロメタン 20
ml、トリフルオロ酢酸20mlを加えて室温で30分間撹拌し
た。溶媒を減圧留去した後にクロロホルム100mlを加
え、1N 炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水各100ml
で数回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナ
トリウムをろ過して除き、ろ液を減圧濃縮してAsp(OBz
l)-Ser(Bzl)-OBzl を得た。さらに、Boc-Gly(国産化学
(株)から購入)3.50g、DCC 4.54g、HOBt 2.76
g、DMF 80mlを加えて0℃で3時間、さらに室温で1
2時間撹拌した。DCウレアを除去した後に溶媒を減圧
留去し、クロロホルム100mlを加え、1N炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水各200mlで洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ過して除き、
ろ液を減圧濃縮し、ジクロロメタン 20ml、トリフルオ
ロ酢酸20mlを加えて室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧
留去した後にクロロホルム100mlを加え、1N 炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水各100mlで数回洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ過し
て除き、ろ液を減圧濃縮してGly-Asp(OBzl)-Ser(Bzl)-O
Bzl を得た。これを、精製すること無しにBoc-Arg(Z)
2(国産化学(株)から購入) 10.83g、DCC 4.54g、H
OBt 2.76g、DMF80mlを加えて一昼夜撹拌し、D
Cウレアを除去した後に溶媒を減圧留去し、クロロホル
ム100mlを加え、1N 炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水各200mlで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。硫酸ナトリウムをろ過して除き、ろ液を減圧濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液クロロホルム・メタノール 99:1)により精製
して、白色粉末としてBoc-Arg(Z)2-Gly-Asp(OBzl)-Ser
(Bzl)-OBzl 14.4g を得た。FAB-MASS(M+H)+ 1071。 Boc-Arg(Z)2-Gly-Asp(OBzl)-Ser(Bzl)-OBzl 1.03gを塩
化メチレン10mlに溶解し、トリフルオロ酢酸10mlを加え
て室温で30分間撹拌した後、溶媒を減圧留去した。残留
物に酢酸エチルを加え5%パラジウム炭素100mgを加え
加水素分解を行い(室温、8時間)、反応液をろ過して
濃縮した後にイオン交換処理を行いペプチド−5 H-Ar
g-Gly-Asp-Ser-OHを定量的に得た。
【0011】製造例4 ペプチド−6 H-Gly-Arg-Gly-Asp-Ser-Pro-OHの固相法
による合成 Merrifield方式によるペプチド合成装置を用
いて合成を行った。α−アミノ基の保護にはBoc基を
用い、樹脂から切出した後、分取用HPLC(高速液体
クロマトグラフィー)で精製し、単一ピークを示す接着
性合成ペプチドを得た。収率 25%。
【0012】製造例5 ペプチド−2の液相法による合成 Boc-Asp(OBzl)-OPac 15.4g(35mmol)をジクロロメタン(C
H2Cl2) 50mlに溶解し、トリフルオロ酢酸(TFA)50
mlを氷冷下で加え、室温に戻して30分間撹拌した。溶媒
を減圧留去して、エーテル(Et2O)で結晶化させAsp(OBz
l)-OPacのTFA塩を17.1g得た。次に、Boc-Gly 7.88g
(45mmol)、N-メチルモルホリン(NMM)4.55g(45mmol)をT
HF 30mlに溶解し撹拌させた。−10℃でギ酸クロロ
ホルメート(IBCF)のTHF溶液 10mlを加え撹拌した。
5分後、Asp(OBzl)-OPacTFA塩 13.6g(30mmol)を加え
た後、NMM 3.03g(30mmol)のTHF溶液 10mlを加え
た。4時間反応させた後、溶媒を減圧留去して、残留物
をAcOEtに溶解させ10%クエン酸水溶液で洗浄した。続い
て、有機層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、蒸留水で
洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後ろ過
し、ろ液を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロ
マトガラフィー(溶離液 AcOEt/ヘキサン=1/1)で精製
してBoc-Gly-Asp(OBzl)-OPac 13.6g(27mmol 、収率 91
%) を得た。Boc-Gly-Asp(OBzl)-OPac 13.6g(27mmol)をC
H2Cl2 50mlに溶解し、氷冷下でトリフルオロ酢酸(TF
A)50mlを加え、室温に戻して1時間撹拌した。溶媒を
減圧留去して、ジエチルエーテル(Et2O)で結晶化させGl
y-Asp(OBzl)-OPacのTFA塩を定量的に得た。次に、Bo
c-Arg(Mts) 20.5g(45mmol)、N-メチルモルホリン(NMM)
4.55g(45mmol)をTHF 30mlに溶解し撹拌した。−1
0℃でギ酸クロロホルメート(IBCF)のTHF溶液 10ml
を加え撹拌した。5分後、Gly-Asp(OBzl)-OPacTFA塩
14.8g(29mmol)を加えた後、NMM 3.03g(30mmol)のT
HF溶液 10mlを加えた。一昼夜反応させた後、溶媒を
減圧留去して、残留物をAcOEtに溶解させ、10% クエン
酸水溶液で洗浄した。続いて有機層を5%炭酸水素ナト
リウム水溶液、食塩水で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウ
ムで乾燥させた後ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残
留物をシリカゲルクロマトガラフィー(溶離液 AcOEt)
で精製してBoc-Arg(Mts)-Gly-Asp(OBzl)-OPac 17.1g(21
mmol、収率 71%)を得た。Boc-Arg(Mts)-Gly-Asp(OBzl)-
OPac 5.0g(6.0mmol)を90%酢酸水溶液 132mlに溶解して
撹拌し、氷冷下で亜鉛粉末 11.7gを加え、室温で1.5
時間反応させた。その後溶媒を減圧留去させ、残留物に
10%クエン酸水溶液を加え、クロロホルム(CHCl3)で抽出
した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後ろ過し、
ろ液を減圧下で濃縮した。残留物をAcOEt-ヘキサン系で
再結晶してBoc-Arg(Mts)-Gly-Asp(OBzl) 2.56g(3.6mmo
l、収率 60%) を無色パウダーとして得た。次に、Boc-A
rg(Mts)-Gly-Asp(OBzl) 2.56g(3.6mmol)をTHF 50ml
に溶解し、Arg(Mts)-Gly-Asp(OBzl)-OPac塩酸塩 2.77g
(3.6mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)
0.99g(3.6mmol)、トリエチルアミン 0.36g(3.6mmol)を
加え、一昼夜反応させた。その後溶媒を減圧留去して、
残留物をAcOEtに溶解させ10% クエン酸水溶液で洗浄し
た。続いて有機層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、食
塩水で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後
ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残留物を再結晶(Ac
OEt/ヘキサン)してBoc-Arg(Mts)-Gly-Asp(OBzl)-Arg(M
ts)-Gly-Asp(OBzl)-OPac 4.5g(3.13mmol、収率 87%) を
得た。Boc-Arg(Mts)-Gly-Asp(OBzl)-Arg(Mts)-Gly-Asp
(OBzl)-OPac 4.3g(3.0mmol)を90%酢酸水溶液 100mlに溶
解し撹拌させ、氷冷下で亜鉛粉末 9.75gを加え、室温で
1.5時間反応させた。そして、溶媒を減圧留去させ、
残留物をに10%クエン酸水溶液を加え、クロロホルム(CH
Cl3)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた
後、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残留物をAcOEt-
ヘキサン系で再結晶してBoc-Arg(Mts)-Gly-Asp(OBzl)-A
rg(Mts)-Gly-Asp(OBzl) 3.55g (2.7mmol、収率 90%)を
無色パウダーとして得た。次に、Boc-Arg(Mts)-Gly-Asp
(OBzl)-Arg(Mts)-Gly-Asp(OBzl) 3.55g(2.7mmol)を1M-
トリフルオロメタンスルホン酸、チオアニソール、m-ク
レゾール、トリフルオロ酢酸溶液 100mlに溶解し室温
で1時間撹拌した。反応液をEt2Oに注ぎ結晶化させArg-
Gly-Asp-Arg-Gly-Asp 1.48g(2.2mmol、収率 81%)を得
た。
【0013】合成例1 CM−キチン−RGDS(化合
物1)の合成 粘度9cps(1%溶液、20℃)、エーテル化度0.
78のCM−キチン、脱アセチル化度 0.5 のCM
−キチン(焼津水産化学工業製)0.30gをpH7.
4リン酸バッファーに溶解し、0℃に保ちながら水溶性
カルボジイミド〔1−エチル−3−3−(ジメチルアミ
ノプロピル)−カルボジイミド〕128mgの2.6m
lリン酸バッファー溶液を加えて、1.5時間反応させ
た。次いで、8mlのリン酸バッファーに溶解した接着
性ペプチド Arg−Gly−Asp−Ser(RGD
S)(国産化学工業製)400mgを添加し4℃で一晩
反応させた。反応溶液を、Visking tubeに
入れイオン交換水、ついで純水に対して透析し低分子量
成分を除いて精製、凍結乾燥した。収量 0.24g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。C
M−キチンRGDSの構造式を以下に示す。
【化1】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 2.06:2.14:1.99:1.88 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
52cm-1
【0014】合成例2 スクシニル化CM−キチン−R
GDS(化合物2)の合成 合成例1のCM−キチン20.0gを1%トリエチルア
ミン溶液100mlに溶解し、これに無水コハク酸3
4.0g、4−ジメチルアミノピリジン2.00gを加
え室温で一昼夜撹拌した。反応終了後溶液を大過剰のア
セトンに投入してスクシニル化CM−キチンを再沈殿さ
せた。沈殿を集め更に大量のメタノールで洗浄した後エ
ーテルで洗浄し真空乾燥させた。収量 22.40g。
スクシニル化CM−キチン0.30gをpH7.4リン
酸バッファーに溶解し、0℃に保ちながら水溶性カルボ
ジイミド(1−エチル−3−3−(ジメチルアミノプロ
ピル)−カルボジイミド)128mgの2.6mlリン
酸バッファー溶液を加えて、1.5時間反応させた。次
いで、8mlのリン酸バッファーに溶解したRGDS4
00mgを添加し4℃で一晩反応させた。反応溶液を、
Visking tubeに入れ、イオン交換水、次い
で純水に対して透析し低分子量成分を除いて精製し、そ
の後凍結乾燥した。収量 0.26g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。ス
クシニル化CM−キチン−RGDSの構造式を以下に示
す。
【化2】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 2.36:2.13:2.39:2.00 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
52cm-1
【0015】合成例3 マレイル化CM−キチン−RG
DS(化合物3)の合成 合成例1のCM−キチン20.00gと36.6gの無
水マレイン酸を合成例2と同様に反応させ、マレイル化
CM−キチン21.60gを得た。マレイル化CM−キ
チン0.30gをpH7.4リン酸バッファーに溶解
し、合成例2と同様にしてRGDSフラグメントを共有
結合させた。収量 0.33g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。マ
レイル化CM−キチンRGDSの構造式を以下に示す。
【化3】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 3.13:2.78:2.72:2.57 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
48cm-1
【0016】合成例4 フタロイル化CM−キチン−R
GDS(化合物4)の合成 合成例1のCM−キチン20.0gと50.0gの無水
フタル酸を合成例2と同様に反応させフタロイル化CM
−キチン22.31gを得た。フタロイル化CM−キチ
ン0.30gをpH7.4リン酸バッファーに溶解し、
合成例2と同様にしてRGDSフラグメントを共有結合
させた。収量 0.44g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行なった。
フタロイル化CM−キチン−RGDSの構造式を以下に
示す。
【化4】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 2.30:2.22:1.89:1.76 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
52cm-1
【0017】合成例5 イタコニル化CM−キチン−R
GDS(化合物5)の合成 合成例1のCM−キチン20.00gと38.0gの無
水イタコン酸を合成例2と同様に反応させイタコニル化
CM−キチン21.45gを得た。イタコニル化CM−
キチン0.30gをpH7.4リン酸バッファーに溶解
し、合成例2と同様にしてRGDSフラグメントを共有
結合させた。収量 0.36g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。イ
タコニル化CM−キチン−RGDSの構造式を以下に示
す。
【化5】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 3.17:3.25:3.10:2.88 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
50cm-1
【0018】合成例6 トリメリチル化CM−キチン−
RGDS(化合物6)の合成 合成例1のCM−キチン20.00gと64.9gのト
リメリト酸無水物を合成例2と同様に反応させトリメリ
チル化CM−キチン23.74gを得た。トリメリチル
化CM−キチン0.30gをpH7.4リン酸バッファ
ーに溶解し、合成例2と同様にしてRGDSフラグメン
トを共有結合させた。収量 0.37g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。ト
リメリチル化CM−キチン−RGDSの構造式を以下に
示す。
【化6】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 2.62:2.79:2.55:2.27 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
56cm-1
【0019】合成例7 CM−キチン−GRGD
S(化合物7)の合成 接着性ペプチドフラグメントとしてGly−Arg−G
ly−Asp−Ser(GRGDS)(国産化学工業
製)460mgを用い、合成例1と同様にしてCM−キ
チン−GRGDSを合成した。収量 0.36g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。C
M−キチン−GRGDSの構造式を以下に示す。
【化7】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 1.53:3.21:1.34:1.11 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
54cm-1
【0020】合成例8 スクシニル化CM−キチン−G
RGDS(化合物8)の合成 接着性ペプチドフラグメントとしてGRGDS460m
gを用い、合成例2と同様にしてスクシニル化CM−キ
チン−GRGDSを合成した。収量 0.39g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。ス
クシニル化CM−キチン−GRGDSの構造式を以下に
示す。
【化8】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 3.64:7.06:3.57:3.30 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
48cm-1
【0021】合成例9 スクシニル化CM−キチン−R
GD(化合物9)の合成 接着性ペプチドフラグメントとしてRGD460mgを
用い、合成例3と同様にしてスクシニル化CM−キチン
−RGDを合成した。収量 0.34g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。ス
クシニル化CM−キチン−RGDの構造式を以下に示
す。
【化9】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 4.46:4.55:4.49 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
50cm-1
【0022】合成例10 スクシニル化CM−キチン−
(RGD)2(化合物10)の合成 接着性ペプチドフラグメントとして(RGD)2460m
gを用い、合成例4と同様にしてスクシニル化CM−キ
チン−(RGD)2を合成した。収量 0.31g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。ス
クシニル化CM−キチン−(RGD)2の構造式を以下に
示す。
【化10】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp= 6.05:5.59:5.90 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
54cm-1
【0023】合成例11 スクシニル化CM−キチン−
(RGD)3(化合物11)の合成 接着性ペプチドフラグメントとして(RGD)3460m
gを用い、合成例5と同様にしてスクシニル化CM−キ
チン−(RGD)3を合成した。収量0.33g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。ス
クシニル化CM−キチン−(RGD)3の構造式を以下に
示す。
【化11】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp= 6.69:6.51:6.23 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
48cm-1
【0024】合成例12 スクシニル化CM−キチン−
(RGD)5(化合物12)の合成 接着性ペプチドフラグメントとして(RGD)5460m
gを用い、合成例6と同様にしてスクシニル化CM−キ
チン−(RGD)5を合成した。収量 0.28g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。ス
クシニル化CM−キチン−(RGD)5の構造式を以下に
示す。
【化12】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:= 23.0:21.1:20.3 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
56cm-1 スルホン酸の伸縮振動 1250、800cm-1
【0025】合成例13 硫酸化CM−キチン−RGD
S(化合物13)の合成 以下に示すエーテル化度および脱アセチル化度を持つC
M−キチンを戸倉らの方法(Jpn. J. Cancer Res.,80,8
66-872(1989),Cancer Res.,50,3631-3637(1990))に従い
硫酸化し、表1に示すようなエーテル化度、硫酸化度を
持つ硫酸化CM−キチンを得た。
【0026】 表1 ────────────────────────────── サンプル エーテル化度 硫酸化度 脱アセチル化度 ────────────────────────────── 化合物13-1 0.9 0.5 0.5 13-2 0.7 0.2 0 13-3 0.4 0.6 0 13-4 0.6 1.7 0 ────────────────────────────── 次に、合成例1と同様にしてRGDSフラグメントを共
有結合させ、以下に示すような硫酸化CM−キチン−R
GDSを得た。構造の確認はIRおよびアミノ酸分析に
より行った。硫酸化CM−キチンの構造を以下に示す。
また各硫酸化CM−キチン−RGDSのアミノ酸分析値
を表2に示す。
【化13】
【化14】 表2 アミノ酸分析*1 ───────────────────────────── サンプル Arg: Gly : Asp : Ser (nmol/10μg) ───────────────────────────── 化合物13-1 2.89: 3.14: 3.19: 3.38 13-2 3.93: 4.27: 4.37: 3.81 13-3 2.34: 2.30: 2.12: 1.42 13-4 4.30: 4.22: 3.43: 1.85 ───────────────────────────── *1: アミノ酸分析加水分解条件 6N-HCl、10時間、110
℃ IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
50cm-1 スルホン酸の伸縮振動 1250、800cm-1
【0027】合成例14 硫酸化CM−キチン−GRG
DS(化合物14)の合成 接着性ペプチドフラグメントGRGDS 460mgと
合成例13の硫酸化CM−キチンとを合成例1同様にし
て共有結合させ、硫酸化CM−キチン−GRGDSを合
成した。収量 0.35g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。硫
酸化CM−キチン−GRGDSの構造式を以下に示す。
【化15】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 2.51:2.21:2.42:2.11 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
55cm-1
【0028】合成例15 硫酸化スクシニル化CM−キ
チン−RGDS(化合物15)の合成 合成例2のスクシニル化CM−キチンを合成例13と同
じ方法で硫酸化し、合成例2と同様にしてRGDSフラ
グメントを共有結合させた。収量 0.37g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。硫
酸化スクシニル化CM−キチン−RGDSの構造式を以
下に示す。
【化16】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 2.61:2.77:2.59:2.22 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
54cm-1
【0029】合成例16 硫酸化スクシニル化CM−キ
チン−GRGDS (化合物16)の合成 合成例2のスクシニル化CM−キチンを合成例13と同
じ方法で硫酸化し、合成例7と同様にしてGRGDSフ
ラグメントを共有結合させた。収量0.31g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。硫
酸化スクシニル化CM−キチン−GRGDSの構造式を
以下に示す。
【化17】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 3.84:7.50:3.68:3.26 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
52cm-1
【0030】合成例17 CM−キチン−RGDSG−
NH2(化合物17)の合成 接着性ペプチドフラグメントとしてカルボキシル末端を
アミド化したArg-Gly-Asp-Ser-Gly-NH2(RGDSG−N
2)460mgを用い、合成例1と同様にしてCM−キ
チン−RGDSG−NH2を合成した。収量 0.36
g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。C
M−キチン−RGDSG−NH2の構造式を以下に示
す。
【化18】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 1.82:3.82:1.84:1.61 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
58cm-1
【0031】合成例18 CM−キチン−RGDS(化
合物18)の合成 接着性ペプチドフラグメントとして RGDS1.5g
を用い、合成例1と同様にしてCM−キチン−RGDS
を合成した。収量0.32g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。C
M−キチン−RGDSの構造式を以下に示す。
【化19】 アミノ酸分析(nmol/10μg) Arg:Gly:Asp:Ser= 4.10:4.27:3.98:3.78 IR:アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 165
5cm-1
【0032】合成例19 CM−キチン−GRGDSP
(化合物19)の合成 接着性ペプチドフラグメント−6(製造例3) Gly
−Arg−Gly−Asp−Ser−Pro(GRGD
SP)480mgを用い、合成例1と同様にしてCM−
キチン−GRGDSPを合成した。収量 0.35g 構造の確認はIRおよびアミノ酸分析により行った。C
M−キチンGRGDSPの構造式を以下に示す。
【化20】 アミノ酸分析(nmol/50μg) Arg:Gly:Asp:Ser:Pro= 1.53:3.21:1.34:1.11:1.33 IR: アミドカルボニル(C=O)の伸縮振動 16
57cm-1
【0033】試験例1(実験的肺転移) 本発明の化合物類の癌転移阻止作用について検討した。
RGDS担持CM−キチン誘導体(化合物1〜10)を
各々1000μgと、非常に転移性の強い癌細胞としてB
16-BL6 メラノーマ細胞をそれぞれPBS0.2 ml中で混合
後、その0.2 mlを1群5匹のC57BL/6の雌マウスに静脈
注射した。注射された混合物0.2ml中にはB16-BL6 細
胞が5×104個含まれていた。投与14日後にマウス
の肺コロニー数を数えて対照のPBS投与群と比較し、転
移抑制率を以下の式により算出した。 転移抑制率(%)=(1-(試料投与群の肺コロニー数/PBS
投与群の肺コロニー数))×100 結果を表3に示す。 表3 ──────────────────────── 試料 転移抑制率(範囲) ──────────────────────── 化合物1 98% (100-93%) 化合物2 77% (85-68%) 化合物3 73% (88-66%) 化合物4 65% (83-42%) 化合物5 56% (67-44%) 化合物6 88% (92-75%) 化合物7 68% (83-51%) 化合物8 47% (52-40%) 化合物9 66% (73-38%) 化合物10 80% (91-70%) 化合物11 66% (78-53%) 化合物12 80% (89-66%) 化合物13-1 54% (64-27%) 化合物13-2 50% (86-16%) 化合物13-3 52% (82-23%) 化合物13-4 23% (42- 6%) 化合物14 50% (72-44%) 化合物15 68% (76-60%) 化合物16 73% (80-63%) 化合物17 56% (65-39%) 化合物18 49% (67-40%) 化合物19 51% (73-37%) 比較試料 RGDS(Arg-Gly-Asp-Ser) 8% (38-(-32)%) ────────────────────────
【0034】また、本発明の化合物群をB16-BL 6細胞と
混合せずに、B16-BL 6細胞を投与した5分後にマウスに
静脈投与しても、やはり高い転移抑制効果が得られた。
この結果は、本発明の化合物を静脈注射等の適当な方法
で投与して、癌の転移抑制効果が得られることを示して
いる。尚、本発明の化合物群について、マウスを用いて
毒性試験を行ったところ、毒性は全く認められなかっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒澤 宏幸 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 済木 育夫 北海道札幌市厚別区厚別北3条西5丁目12 −6 (72)発明者 東 市郎 北海道札幌市南区真駒内上町5丁目3−2

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側鎖にアルギニン残基−グリシン残基−
    アスパラギン酸残基からなるペプチド配列を有するカル
    ボキシメチル化キチン誘導体またはその薬理学的に許容
    される塩を有効成分として含有してなる癌転移抑制剤。
  2. 【請求項2】 側鎖に、アミド結合、エステル結合、エ
    ーテル結合、ウレタン結合のいずれかを介して下記一般
    式[1]で表される接着性ペプチドが結合されたカルボ
    キシメチル化キチン誘導体またはその薬理学的に許容さ
    れる塩を有効成分として含有してなる請求項1記載の癌
    転移抑制剤。 [R1]-[CO]-([X]-Arg-Gly-Asp-[Y])n-[Z]-[R2] [1] 式中、Argはアルギニン、Glyはグリシン、Aspはアスパ
    ラギン酸残基を示す。[ ]は[ ]内の基が存在して
    もしなくてもよいことを表す。存在する場合、Xおよび
    Yはそれぞれセリン(Ser)、グリシン(Gly)、バ
    リン(Val)、アスパラギン(Asn)、アスパラギ
    ン酸(Asp)、プロリン(Pro)から選択されるア
    ミノ酸残基またはこれらのアミノ酸残基から構成される
    ペプチド残基を示し、Zは−O−または−NH−を示
    す。R1、R2のいずれか一方は、水素、あるいは置換基
    を有していてもよくまた不飽和結合を含んでいてもよ
    い、炭素数が1〜9の直鎖もしくは分岐のアルキル基ま
    たは炭素数が6〜9のアリール基を表し、他方は、置換
    基を有していてもよくまた不飽和結合を含んでいてもよ
    い、炭素数が1〜9の直鎖もしくは分岐のアルキレン基
    または炭素数が6〜9のアリーレン基を表す。nは1〜
    5の整数を示す。
  3. 【請求項3】 分子量が約3,000〜100,000
    の範囲であるカルボキシメチル化キチン誘導体またはそ
    の薬理学的に許容される塩を有効成分として含有してな
    る請求項1または2記載の癌転移抑制剤。
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