JPH05273154A - イオン散乱分光装置 - Google Patents
イオン散乱分光装置Info
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- JPH05273154A JPH05273154A JP4070657A JP7065792A JPH05273154A JP H05273154 A JPH05273154 A JP H05273154A JP 4070657 A JP4070657 A JP 4070657A JP 7065792 A JP7065792 A JP 7065792A JP H05273154 A JPH05273154 A JP H05273154A
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- scattered
- ion
- analyzer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 イオン散乱分光において、エネルギー分解能
を高くし中性化された散乱粒子の測定も可能とする。 【構成】 イオン散乱分光装置のエネルギーアナライザ
を第1の設定エネルギー以下のエネルギーを有した散乱
イオンを反射するローエネルギーパス部と、第2の設定
エネルギー以上のエネルギーを有した散乱イオンを通過
させるハイエネルギーパス部とから構成することによっ
て高分解能のエネルギー分析を行い、イオン化装置によ
って中性化された散乱粒子のイオン化を行う。
を高くし中性化された散乱粒子の測定も可能とする。 【構成】 イオン散乱分光装置のエネルギーアナライザ
を第1の設定エネルギー以下のエネルギーを有した散乱
イオンを反射するローエネルギーパス部と、第2の設定
エネルギー以上のエネルギーを有した散乱イオンを通過
させるハイエネルギーパス部とから構成することによっ
て高分解能のエネルギー分析を行い、イオン化装置によ
って中性化された散乱粒子のイオン化を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合金表面や半導体薄膜
表面あるいは触媒表面などの極表面層の組成分析を行な
うイオン散乱分光装置に関する。
表面あるいは触媒表面などの極表面層の組成分析を行な
うイオン散乱分光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えばISS(Ion Scattering Spectroscopy ) と呼ば
れるイオン散乱分光装置が知られている。このイオン散
乱分装置においては、0.1〜数keVの希ガスイオン
を固体表面に入射させることによって生じる2次電子放
出、スパッタリング、イオン散乱などの諸現象の中から
イオン散乱を利用して表面を分析する装置である。この
イオン散乱分光の例として、ICISS (Impact-Colli
sin Ion Scattering Spectroscopy ) と呼ばれる直衝突
イオン散乱分光法、およびCAICISS (Coaxial Im
pact-Collisin Ion Scattering Spectroscopy ) と呼ば
れる同軸形直衝突イオン散乱分光法がある。この直衝突
イオン散乱分光法では散乱角が180度近傍で散乱され
たイオンを静電形エネルギーアナライザによって検出
し、同軸形直衝突イオン散乱分光法では散乱粒子のエネ
ルギー測定方法として飛行時間法を用いている。
例えばISS(Ion Scattering Spectroscopy ) と呼ば
れるイオン散乱分光装置が知られている。このイオン散
乱分装置においては、0.1〜数keVの希ガスイオン
を固体表面に入射させることによって生じる2次電子放
出、スパッタリング、イオン散乱などの諸現象の中から
イオン散乱を利用して表面を分析する装置である。この
イオン散乱分光の例として、ICISS (Impact-Colli
sin Ion Scattering Spectroscopy ) と呼ばれる直衝突
イオン散乱分光法、およびCAICISS (Coaxial Im
pact-Collisin Ion Scattering Spectroscopy ) と呼ば
れる同軸形直衝突イオン散乱分光法がある。この直衝突
イオン散乱分光法では散乱角が180度近傍で散乱され
たイオンを静電形エネルギーアナライザによって検出
し、同軸形直衝突イオン散乱分光法では散乱粒子のエネ
ルギー測定方法として飛行時間法を用いている。
【0003】以下に、前記の従来のイオン散乱分光装置
を図7に示す同軸形直衝突イオン散乱分光装置を例にと
って説明する。イオン銃41から発せられ試料Sに入射
されたイオン粒子は、その試料Sにおいて散乱される。
散乱イオンの中で180度近傍で散乱された散乱イオン
はイオン銃41と試料Sとを結ぶ軸上を逆に戻る。該散
乱イオンは該軸の途中であってイオン銃41と試料Sと
の間に設置されたMCP(マイクロチャネルプレート)
によって電子増倍され、アノード80によって検出され
る。これらの装置は排気装置51、52などによって減
圧されている。散乱粒子のエネルギー測定には飛行時間
法(TOF法;Time of Flite Method)が用いられてい
る。この飛行時間法を図によって説明する。パルス源3
2からはトリガパルス信号が発せられ、該トリガパルス
信号によってイオン源からのイオン粒子の放射方向を制
御し、試料Sに向けて照射する。同時に前記トリガパル
ス信号によって計時装置82のカウントを開始する。イ
オン粒子が試料Sに照射するとイオン粒子は散乱され
る。試料Sから散乱された散乱イオンが逆方向に進みア
ノード80によって検出されると、該検出信号はプリア
ンプ81によって増幅されて計時装置82に入力され、
該計時装置82のカウントを停止する。この計時装置8
2の計測の時間と散乱イオンが走行する距離とからエネ
ルギーを測定することができる。
を図7に示す同軸形直衝突イオン散乱分光装置を例にと
って説明する。イオン銃41から発せられ試料Sに入射
されたイオン粒子は、その試料Sにおいて散乱される。
散乱イオンの中で180度近傍で散乱された散乱イオン
はイオン銃41と試料Sとを結ぶ軸上を逆に戻る。該散
乱イオンは該軸の途中であってイオン銃41と試料Sと
の間に設置されたMCP(マイクロチャネルプレート)
によって電子増倍され、アノード80によって検出され
る。これらの装置は排気装置51、52などによって減
圧されている。散乱粒子のエネルギー測定には飛行時間
法(TOF法;Time of Flite Method)が用いられてい
る。この飛行時間法を図によって説明する。パルス源3
2からはトリガパルス信号が発せられ、該トリガパルス
信号によってイオン源からのイオン粒子の放射方向を制
御し、試料Sに向けて照射する。同時に前記トリガパル
ス信号によって計時装置82のカウントを開始する。イ
オン粒子が試料Sに照射するとイオン粒子は散乱され
る。試料Sから散乱された散乱イオンが逆方向に進みア
ノード80によって検出されると、該検出信号はプリア
ンプ81によって増幅されて計時装置82に入力され、
該計時装置82のカウントを停止する。この計時装置8
2の計測の時間と散乱イオンが走行する距離とからエネ
ルギーを測定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、以下のような問題点があった。 (1)同軸形直衝突イオン散乱分光法では、その散乱粒
子のエネルギー測定に飛行時間法を用いているため、パ
ルス幅と飛行時間型分析器のラインの長さによってエネ
ルギー分解能が制限される。 (2)イオン粒子の検出に127度同心円筒型アナライ
ザを用いているイオン散乱分光法では、このアナライザ
の構造上検出するエネルギー値に応じて出力信号幅が異
なり、分解能を一定とすることができない。 (3)直衝突イオン散乱分光法では、その散乱粒子のエ
ネルギー測定に静電形エネルギーアナライザを用いてい
るため、測定角をちょうど180度にすることができな
い。また、入射イオンが散乱される際大きな確率で中性
化された中性粒子となり、静電形エネルギーアナライザ
ではその中性化された中性粒子を測定することができな
い。
方法では、以下のような問題点があった。 (1)同軸形直衝突イオン散乱分光法では、その散乱粒
子のエネルギー測定に飛行時間法を用いているため、パ
ルス幅と飛行時間型分析器のラインの長さによってエネ
ルギー分解能が制限される。 (2)イオン粒子の検出に127度同心円筒型アナライ
ザを用いているイオン散乱分光法では、このアナライザ
の構造上検出するエネルギー値に応じて出力信号幅が異
なり、分解能を一定とすることができない。 (3)直衝突イオン散乱分光法では、その散乱粒子のエ
ネルギー測定に静電形エネルギーアナライザを用いてい
るため、測定角をちょうど180度にすることができな
い。また、入射イオンが散乱される際大きな確率で中性
化された中性粒子となり、静電形エネルギーアナライザ
ではその中性化された中性粒子を測定することができな
い。
【0005】本発明は以上述べた問題点を除去し、エネ
ルギー分解能が高く、かつ中性化された中性粒子も測定
することができるイオン散乱分光装置を提供することを
目的とする。
ルギー分解能が高く、かつ中性化された中性粒子も測定
することができるイオン散乱分光装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の欠点を
克服するために、イオン散乱分光装置を、第1の設定エ
ネルギー以下のエネルギーを有した散乱イオンを反射す
るローエネルギーパス部と、第2の設定エネルギー以上
のエネルギーを有した散乱イオンを通過させるハイエネ
ルギーパス部とから構成される静電形エネルギーアナラ
イザと、イオン検出器とから構成して、前記静電形エネ
ルギーアナライザによってエネルギー選別された散乱粒
子を前記イオン検出器で検出してイオン照射による試料
からの散乱粒子のエネルギー分析を行なうものである。
克服するために、イオン散乱分光装置を、第1の設定エ
ネルギー以下のエネルギーを有した散乱イオンを反射す
るローエネルギーパス部と、第2の設定エネルギー以上
のエネルギーを有した散乱イオンを通過させるハイエネ
ルギーパス部とから構成される静電形エネルギーアナラ
イザと、イオン検出器とから構成して、前記静電形エネ
ルギーアナライザによってエネルギー選別された散乱粒
子を前記イオン検出器で検出してイオン照射による試料
からの散乱粒子のエネルギー分析を行なうものである。
【0007】また、イオン散乱分光装置を中性化された
散乱粒子をイオン化するイオン化装置と、第1の設定エ
ネルギー以下のエネルギーを有した散乱イオンを反射す
るローエネルギーパス部と、第2の設定エネルギー以上
のエネルギーを有した散乱イオンを通過させるハイエネ
ルギーパス部とから構成される静電形エネルギーアナラ
イザと、イオン検出器とから構成して、1次イオンの衝
突による散乱粒子が前記イオン化装置を通過後に前記静
電形エネルギーアナライザおよび前記イオン検出器に導
入されるように配置し、前記中性化された散乱粒子をイ
オン化した後前記静電形エネルギーアナライザによって
エネルギー選別し、前記イオン検出器で検出してイオン
照射による試料からの散乱粒子のエネルギー分析を行な
うものである。
散乱粒子をイオン化するイオン化装置と、第1の設定エ
ネルギー以下のエネルギーを有した散乱イオンを反射す
るローエネルギーパス部と、第2の設定エネルギー以上
のエネルギーを有した散乱イオンを通過させるハイエネ
ルギーパス部とから構成される静電形エネルギーアナラ
イザと、イオン検出器とから構成して、1次イオンの衝
突による散乱粒子が前記イオン化装置を通過後に前記静
電形エネルギーアナライザおよび前記イオン検出器に導
入されるように配置し、前記中性化された散乱粒子をイ
オン化した後前記静電形エネルギーアナライザによって
エネルギー選別し、前記イオン検出器で検出してイオン
照射による試料からの散乱粒子のエネルギー分析を行な
うものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、イオン散乱分光装置を前記の
構成とすることによって、 (1)第1の設定エネルギー以下のエネルギーを有した
散乱イオンを反射するローエネルギーパス部と、第2の
設定エネルギー以上のエネルギーを有した散乱イオンを
通過させるハイエネルギーパス部とから構成されるロー
パス、ハイパス型静電形エネルギーアナライザを用いる
ことによって分解能の高い測定が可能となり、微量分析
や微小部分析が可能となる。また、元素分析がより高い
エネルギー分解能で行なえる。 (2)また、前記ローパス、ハイパス型静電形エネルギ
ーアナライザを用いることによって、装置の長さを短く
して小型とすることができる。 (3)さらに、前記ローパス、ハイパス型静電形エネル
ギーアナライザを用いることによって、イオン源と試料
との距離を短くすることができイオンビームの絞りが容
易となる。 (4)散乱により中性化された散乱粒子を、イオン化す
る手段を試料と前記ローパス、ハイパス型静電形エネル
ギーアナライザとの間に設置することによって、中性化
された散乱粒子の検出に対して、分解能の高いローパ
ス、ハイパス型静電形エネルギーアナライザの使用が可
能となり、試料のバルクの情報を得ることができる。
構成とすることによって、 (1)第1の設定エネルギー以下のエネルギーを有した
散乱イオンを反射するローエネルギーパス部と、第2の
設定エネルギー以上のエネルギーを有した散乱イオンを
通過させるハイエネルギーパス部とから構成されるロー
パス、ハイパス型静電形エネルギーアナライザを用いる
ことによって分解能の高い測定が可能となり、微量分析
や微小部分析が可能となる。また、元素分析がより高い
エネルギー分解能で行なえる。 (2)また、前記ローパス、ハイパス型静電形エネルギ
ーアナライザを用いることによって、装置の長さを短く
して小型とすることができる。 (3)さらに、前記ローパス、ハイパス型静電形エネル
ギーアナライザを用いることによって、イオン源と試料
との距離を短くすることができイオンビームの絞りが容
易となる。 (4)散乱により中性化された散乱粒子を、イオン化す
る手段を試料と前記ローパス、ハイパス型静電形エネル
ギーアナライザとの間に設置することによって、中性化
された散乱粒子の検出に対して、分解能の高いローパ
ス、ハイパス型静電形エネルギーアナライザの使用が可
能となり、試料のバルクの情報を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を直衝突イオン散乱分装置に適
用した場合の実施例を図を参照しながら詳細に説明す
る。図1〜図6によって、本発明の第1の実施例を説明
する。図1は、本発明の本発明の第1の実施例の直衝突
イオン散乱分装置の概略図である。直衝突イオン散乱分
装置は、試料Sとエネルギーアナライザ1と検出器2と
イオン源4とイオン化装置6とそれら装置の電源3およ
び排気装置51、52とから構成される。イオン源4か
ら試料Sに向かって順にイオン源4、エネルギーアナラ
イザ1、検出器2、イオン化装置6、および試料Sが配
置される。イオン源4から発せられるイオン粒子はエネ
ルギアナライザ1、検出器2、イオン化装置6を通過し
て試料Sに照射される。試料Sにおいて180度の方向
に散乱されたイオン粒子は、照射方向と逆方向に進み、
イオン化装置6および検出器2を前と逆方向に通過して
エネルギーアナライザ1に進む。散乱イオン粒子はエネ
ルギーアナライザ1において、設定されたエネルギー幅
のエネルギーを有する散乱イオン粒子が選択され、検出
器2において検出される。エネルギーアナライザ1には
電源3が接続され、コンピュータ7からの設定電圧スキ
ャン用信号によって電圧制御される。また、検出器2か
らの検出信号はアンプを介して前記コンピュータ7に入
力され信号処理される。
用した場合の実施例を図を参照しながら詳細に説明す
る。図1〜図6によって、本発明の第1の実施例を説明
する。図1は、本発明の本発明の第1の実施例の直衝突
イオン散乱分装置の概略図である。直衝突イオン散乱分
装置は、試料Sとエネルギーアナライザ1と検出器2と
イオン源4とイオン化装置6とそれら装置の電源3およ
び排気装置51、52とから構成される。イオン源4か
ら試料Sに向かって順にイオン源4、エネルギーアナラ
イザ1、検出器2、イオン化装置6、および試料Sが配
置される。イオン源4から発せられるイオン粒子はエネ
ルギアナライザ1、検出器2、イオン化装置6を通過し
て試料Sに照射される。試料Sにおいて180度の方向
に散乱されたイオン粒子は、照射方向と逆方向に進み、
イオン化装置6および検出器2を前と逆方向に通過して
エネルギーアナライザ1に進む。散乱イオン粒子はエネ
ルギーアナライザ1において、設定されたエネルギー幅
のエネルギーを有する散乱イオン粒子が選択され、検出
器2において検出される。エネルギーアナライザ1には
電源3が接続され、コンピュータ7からの設定電圧スキ
ャン用信号によって電圧制御される。また、検出器2か
らの検出信号はアンプを介して前記コンピュータ7に入
力され信号処理される。
【0010】図2は、本発明の本発明の第1の実施例の
直衝突イオン散乱分装置のエネルギーアナライザ1の概
略図である。以下において、照射されるイオン粒子はH
eイオンを例にして説明する。エネルギーアナライザ1
は、ローエネルギーパス部11とハイエネルギーパス部
12とから構成されるローパス、ハイパス型静電形エネ
ルギーアナライザである。
直衝突イオン散乱分装置のエネルギーアナライザ1の概
略図である。以下において、照射されるイオン粒子はH
eイオンを例にして説明する。エネルギーアナライザ1
は、ローエネルギーパス部11とハイエネルギーパス部
12とから構成されるローパス、ハイパス型静電形エネ
ルギーアナライザである。
【0011】ローエネルギーパス部11は、反射板13
と、メッシュからなるグリッドG1とから構成される。
反射板13はイオン源側に配置されてローエネルギーパ
ス用電源33に接続されて第1の設定電圧E1が印加さ
れる。グリッドG1は反射板13に隣接して試料側に配
置され、接地される。また、ハイエネルギーパス部12
はメッシュからなるグリッドG2と同じくメッシュから
なるグリッドG3から構成される。グリッドG2は前記
グリッドG1と対向して配置され、接地される。一方、
グリッドG3はグリッドG2に隣接して試料側に配置さ
れ、ハイエネルギーパス用電源34に接続され第2の設
定電圧E2が印加される。
と、メッシュからなるグリッドG1とから構成される。
反射板13はイオン源側に配置されてローエネルギーパ
ス用電源33に接続されて第1の設定電圧E1が印加さ
れる。グリッドG1は反射板13に隣接して試料側に配
置され、接地される。また、ハイエネルギーパス部12
はメッシュからなるグリッドG2と同じくメッシュから
なるグリッドG3から構成される。グリッドG2は前記
グリッドG1と対向して配置され、接地される。一方、
グリッドG3はグリッドG2に隣接して試料側に配置さ
れ、ハイエネルギーパス用電源34に接続され第2の設
定電圧E2が印加される。
【0012】試料側にはグリッドG3に隣接してMCP
(マイクロチャネルプレート)14およびアノード電極
15が配置され、MCP14には検出器供給電源31が
接続され、また、アノード電極15には信号処理部21
が接続される。前記エネルギーアナライザ1によってエ
ネルギー選別されたHeイオンはMCP14によって電
子増倍され、アノード電極15および信号処理部21に
よって検出される。また、エネルギーアナライザ1を構
成する反射板13、グリッドG1、グリッドG2、グリ
ッドG3およびMCP14とアノード電極15にはその
中心部分に開口部が形成され、イオン源4から照射され
るHeイオンの試料Sへの通過と散乱イオンのエネルギ
ーアナライザ1への通過を可能にしている。
(マイクロチャネルプレート)14およびアノード電極
15が配置され、MCP14には検出器供給電源31が
接続され、また、アノード電極15には信号処理部21
が接続される。前記エネルギーアナライザ1によってエ
ネルギー選別されたHeイオンはMCP14によって電
子増倍され、アノード電極15および信号処理部21に
よって検出される。また、エネルギーアナライザ1を構
成する反射板13、グリッドG1、グリッドG2、グリ
ッドG3およびMCP14とアノード電極15にはその
中心部分に開口部が形成され、イオン源4から照射され
るHeイオンの試料Sへの通過と散乱イオンのエネルギ
ーアナライザ1への通過を可能にしている。
【0013】イオン源からのHeイオンは、まず反射板
13、グリッドG1、グリッドG2、グリッドG3およ
びMCP14とアノード電極15の中心部分の開口部を
通過して試料Sに照射されて散乱する。180度方向に
散乱したHeイオンは再びアノード電極15、MCP1
4からなる検出部と、グリッドG3、およびグリッドG
2からなるハイエネルギーパス部12の開口部を順に通
過してエネルギーアナライザ1のローエネルギーパス部
11とハイエネルギーパス部12とによって挟まれる空
間に進む。なお、中性化した中性イオンについては後述
する。
13、グリッドG1、グリッドG2、グリッドG3およ
びMCP14とアノード電極15の中心部分の開口部を
通過して試料Sに照射されて散乱する。180度方向に
散乱したHeイオンは再びアノード電極15、MCP1
4からなる検出部と、グリッドG3、およびグリッドG
2からなるハイエネルギーパス部12の開口部を順に通
過してエネルギーアナライザ1のローエネルギーパス部
11とハイエネルギーパス部12とによって挟まれる空
間に進む。なお、中性化した中性イオンについては後述
する。
【0014】ローエネルギーパス部11の反射板13に
はローエネルギーパス用電源によって第1の設定電圧が
印加され、接地されたグリッドG1との間に電界が形成
される。エネルギーアナライザ1に進んだ散乱Heイオ
ンの中で第1の設定エネルギーE1以下のエネルギーの
散乱Heイオンは、ローエネルギーパス部11によって
形成される電界により反射されハイエネルギーパス部1
2に向けて進む。一方エネルギーアナライザ1に進んだ
散乱Heイオンの中で第1の設定エネルギーE1以上の
エネルギーの散乱Heイオンは、前記電界を通過してロ
ーエネルギーパス部11の反射板13に吸収される。し
たがって、ローエネルギーパス部11によって反射され
ハイエネルギーパス部12に向かった散乱Heイオンの
有するエネルギーは、第1の設定エネルギーE1以下で
ある。
はローエネルギーパス用電源によって第1の設定電圧が
印加され、接地されたグリッドG1との間に電界が形成
される。エネルギーアナライザ1に進んだ散乱Heイオ
ンの中で第1の設定エネルギーE1以下のエネルギーの
散乱Heイオンは、ローエネルギーパス部11によって
形成される電界により反射されハイエネルギーパス部1
2に向けて進む。一方エネルギーアナライザ1に進んだ
散乱Heイオンの中で第1の設定エネルギーE1以上の
エネルギーの散乱Heイオンは、前記電界を通過してロ
ーエネルギーパス部11の反射板13に吸収される。し
たがって、ローエネルギーパス部11によって反射され
ハイエネルギーパス部12に向かった散乱Heイオンの
有するエネルギーは、第1の設定エネルギーE1以下で
ある。
【0015】ハイエネルギーパス部12のグリッドG2
にはハイエネルギーパス用電源34によって第2の設定
電圧が印加され、接地されたグリッドG3との間に電界
が形成される。このハイエネルギーパス部12では前記
電界によって第2の設定エネルギーE2以上のエネルギ
ーのイオン粒子は通過し、それ以下のエネルギーのイオ
ン粒子は反射される。したがって、ローエネルギーパス
部11によって反射されハイエネルギーパス部12に向
かった散乱Heイオンの中で、第2の設定エネルギーE
2以上のエネルギーを有したもののみがグリッドG3を
通過してMCP14に到達し、電子増倍されてアノード
電極15によって検出される。
にはハイエネルギーパス用電源34によって第2の設定
電圧が印加され、接地されたグリッドG3との間に電界
が形成される。このハイエネルギーパス部12では前記
電界によって第2の設定エネルギーE2以上のエネルギ
ーのイオン粒子は通過し、それ以下のエネルギーのイオ
ン粒子は反射される。したがって、ローエネルギーパス
部11によって反射されハイエネルギーパス部12に向
かった散乱Heイオンの中で、第2の設定エネルギーE
2以上のエネルギーを有したもののみがグリッドG3を
通過してMCP14に到達し、電子増倍されてアノード
電極15によって検出される。
【0016】したがって、アノード電極15によって検
出される散乱Heイオンの持つエネルギーは第2の設定
エネルギーE2以上で第1の設定エネルギーE1以下の
ものである。この関係を図3によって説明する。図3
は、エネルギーアナライザのフィルタ特性図である。図
において、曲線aで示される特性はローエネルギーパス
部11のフィルタ特性を示しており、曲線bで示される
特性はハイエネルギーパス部12のフィルタ特性を示し
ている。また、斜線部cで示される曲線a、bの特性が
交差した部分がエネルギーアナライザの総合したフィル
タ特性である。曲線aで示されるローエネルギーパス部
11のフィルタ特性は、第1の設定エネルギーE1より
も大きなエネルギーを持つイオン粒子をカットし、それ
以下のエネルギーを持つイオン粒子を通過させる。ま
た、曲線bで示されるハイエネルギーパス部12のフィ
ルタ特性は、第2の設定エネルギーE2よりも小さいエ
ネルギーを持つイオン粒子をカットし、それ以上のエネ
ルギーを持つイオン粒子を通過させる。したがって、斜
線cで示される第2の設定エネルギーE2よりも大きく
第1の設定エネルギーE1よりも小さなエネルギーを持
つイオン粒子が通過することになる。さらに、設定電圧
を順次変えることによって散乱粒子のエネルギー分析を
行う。
出される散乱Heイオンの持つエネルギーは第2の設定
エネルギーE2以上で第1の設定エネルギーE1以下の
ものである。この関係を図3によって説明する。図3
は、エネルギーアナライザのフィルタ特性図である。図
において、曲線aで示される特性はローエネルギーパス
部11のフィルタ特性を示しており、曲線bで示される
特性はハイエネルギーパス部12のフィルタ特性を示し
ている。また、斜線部cで示される曲線a、bの特性が
交差した部分がエネルギーアナライザの総合したフィル
タ特性である。曲線aで示されるローエネルギーパス部
11のフィルタ特性は、第1の設定エネルギーE1より
も大きなエネルギーを持つイオン粒子をカットし、それ
以下のエネルギーを持つイオン粒子を通過させる。ま
た、曲線bで示されるハイエネルギーパス部12のフィ
ルタ特性は、第2の設定エネルギーE2よりも小さいエ
ネルギーを持つイオン粒子をカットし、それ以上のエネ
ルギーを持つイオン粒子を通過させる。したがって、斜
線cで示される第2の設定エネルギーE2よりも大きく
第1の設定エネルギーE1よりも小さなエネルギーを持
つイオン粒子が通過することになる。さらに、設定電圧
を順次変えることによって散乱粒子のエネルギー分析を
行う。
【0017】本発明のエネルギーアナライザ1は前記の
様に構成することによって、従来の飛行時間法の様に散
乱粒子が飛行してその飛行時間を稼ぐための距離が必要
でないので、装置の長さを短くすることができる。例え
ば、従来1.5m必要であったアナライザの長さを十分
の一の15cm程度とすることも可能である。また、こ
の装置の長さを短くすることができることによって、イ
オンビームの絞りが容易となり、分解能の向上を図るこ
とができる。
様に構成することによって、従来の飛行時間法の様に散
乱粒子が飛行してその飛行時間を稼ぐための距離が必要
でないので、装置の長さを短くすることができる。例え
ば、従来1.5m必要であったアナライザの長さを十分
の一の15cm程度とすることも可能である。また、こ
の装置の長さを短くすることができることによって、イ
オンビームの絞りが容易となり、分解能の向上を図るこ
とができる。
【0018】さらに、本発明のエネルギーアナライザ1
は前記の構成によって、イオン粒子の選別を行なうの
で、この第1と第2の設定エネルギーEの値を選択する
ことで、検出するエネルギーの大きさを任意に選択する
ことができる。また、第1と第2の設定エネルギーEの
差を小さくすることによってエネルギー分解能を高める
ことができる。さらに、このエネルギー分解能は選別す
るエネルギーの値に依存していないため、従来の同心円
筒型アナライザの様に検出するエネルギーに従って分解
能が一定でないという欠点を有していない。
は前記の構成によって、イオン粒子の選別を行なうの
で、この第1と第2の設定エネルギーEの値を選択する
ことで、検出するエネルギーの大きさを任意に選択する
ことができる。また、第1と第2の設定エネルギーEの
差を小さくすることによってエネルギー分解能を高める
ことができる。さらに、このエネルギー分解能は選別す
るエネルギーの値に依存していないため、従来の同心円
筒型アナライザの様に検出するエネルギーに従って分解
能が一定でないという欠点を有していない。
【0019】分解能が一定となる特性を図4のエネルギ
ーアナライザのフィルタ特性比較図によって説明する。
図4の(b)は、従来の同心円筒型アナライザのフィル
タ特性であり、検出するエネルギーの値でその検出信号
幅が異なり、分解能が検出するエネルギーの値で異なっ
てくる。一方、図4の(a)は、本発明のエネルギーア
ナライザのフィルタ特性であり、検出するエネルギーの
値にかかわらずその検出信号幅を一定として分解能を一
定とすることができる。
ーアナライザのフィルタ特性比較図によって説明する。
図4の(b)は、従来の同心円筒型アナライザのフィル
タ特性であり、検出するエネルギーの値でその検出信号
幅が異なり、分解能が検出するエネルギーの値で異なっ
てくる。一方、図4の(a)は、本発明のエネルギーア
ナライザのフィルタ特性であり、検出するエネルギーの
値にかかわらずその検出信号幅を一定として分解能を一
定とすることができる。
【0020】次に、本発明のイオン化装置について、そ
の必要性を図5の試料表面付近の散乱模式図によって説
明し、構成の一実施例を図6によって説明する。試料表
面にHeイオンが照射されると、あるHeイオンは表面
の原子に衝突して散乱Heイオンとして散乱されるが、
あるHeイオンは内側に入り衝突を複数回繰り返したあ
と放出される。このような場合には、イオン粒子は中性
化されて中性粒子として放出される確率が高くなる。こ
の様にして散乱された粒子を検出すると、図1、2で説
明した本発明のエネルギーアナライザでは散乱粒子の中
でイオンの形で散乱されたものは検出可能であるが、中
性化されて散乱されたものは検出不可能である。
の必要性を図5の試料表面付近の散乱模式図によって説
明し、構成の一実施例を図6によって説明する。試料表
面にHeイオンが照射されると、あるHeイオンは表面
の原子に衝突して散乱Heイオンとして散乱されるが、
あるHeイオンは内側に入り衝突を複数回繰り返したあ
と放出される。このような場合には、イオン粒子は中性
化されて中性粒子として放出される確率が高くなる。こ
の様にして散乱された粒子を検出すると、図1、2で説
明した本発明のエネルギーアナライザでは散乱粒子の中
でイオンの形で散乱されたものは検出可能であるが、中
性化されて散乱されたものは検出不可能である。
【0021】したがって、検出可能な散乱イオンが有し
ている試料表面の情報を得ることはできるが、検出不可
能な中性化された散乱粒子が有している試料内部の情報
を得ることはできない。そこで、この中性化された散乱
粒子が有している試料内部の情報を得るために、中性化
された散乱粒子をイオン化する必要がある。
ている試料表面の情報を得ることはできるが、検出不可
能な中性化された散乱粒子が有している試料内部の情報
を得ることはできない。そこで、この中性化された散乱
粒子が有している試料内部の情報を得るために、中性化
された散乱粒子をイオン化する必要がある。
【0022】図6の本発明のイオン化装置の第1の実施
例は、試料から散乱された中性化されている粒子に電子
を照射することによってイオン化するものである。イオ
ン化装置6は、試料Sとエネルギーアナライザ1との間
に設置される。イオン化装置6は電源35によって印加
されるフィラメント61とその前方に設置される接地さ
れたグリッドG7とから構成される。散乱粒子が通過す
る部分を囲むようにしてこのフィラメント61とグリッ
ドG7を配置する。フィラメント61から放出された電
子はグリッドG7によって加速され、グリッドG7のメ
ッシュを通過して反対側の対向するフィラメント61に
向け進む。この電子が対向するフィラメント61に近づ
くとその電位によって減速され、さらに逆方向に加速さ
れて元の方向に戻される。このようにして散乱粒子が通
過する部分には電子が多数存在することになり、中性化
された散乱粒子がイオン化される確率が高くなる。この
イオン化装置でイオン化された散乱粒子は前記した本発
明のエネルギーアナライザによってエネルギー選別され
る。
例は、試料から散乱された中性化されている粒子に電子
を照射することによってイオン化するものである。イオ
ン化装置6は、試料Sとエネルギーアナライザ1との間
に設置される。イオン化装置6は電源35によって印加
されるフィラメント61とその前方に設置される接地さ
れたグリッドG7とから構成される。散乱粒子が通過す
る部分を囲むようにしてこのフィラメント61とグリッ
ドG7を配置する。フィラメント61から放出された電
子はグリッドG7によって加速され、グリッドG7のメ
ッシュを通過して反対側の対向するフィラメント61に
向け進む。この電子が対向するフィラメント61に近づ
くとその電位によって減速され、さらに逆方向に加速さ
れて元の方向に戻される。このようにして散乱粒子が通
過する部分には電子が多数存在することになり、中性化
された散乱粒子がイオン化される確率が高くなる。この
イオン化装置でイオン化された散乱粒子は前記した本発
明のエネルギーアナライザによってエネルギー選別され
る。
【0023】次に、図8によって本発明のエネルギーア
ナライザの第2の実施例を説明する。エネルギーアナラ
イザ1は、図2の第1の実施例と同様にローエネルギー
パス部11とハイエネルギーパス部12とから構成され
るローパス、ハイパス型静電形エネルギーアナライザで
ある。
ナライザの第2の実施例を説明する。エネルギーアナラ
イザ1は、図2の第1の実施例と同様にローエネルギー
パス部11とハイエネルギーパス部12とから構成され
るローパス、ハイパス型静電形エネルギーアナライザで
ある。
【0024】この第2の実施例は、第1の実施例とロー
エネルギーパス部11の構成において相違している。第
2の実施例のローエネルギーパス部11は、吸収板19
とメッシュからなるグリッドG4および同じくメッシュ
からなるグリッドG5とから構成される。吸収板19は
イオン源側に配置され、接地されている。そして、グリ
ッドG4は吸収板19に隣接して試料側に配置され、ロ
ーエネルギーパス用電源36に接続されて第1の設定電
圧E1が印加される。また、試料側のグリッドG5は接
地されている。一方、ハイエネルギーパス部12はメッ
シュからなる2つの対向配置されたグリッドから構成さ
れる。イオン源側のグリッドは接地され、試料側のグリ
ッドはハイエネルギーパス用電源に接続され第2の設定
電圧E2が印加される。吸収板19は、例えば炭素によ
って構成され入射される荷電粒子を吸収して、反射を防
止する。
エネルギーパス部11の構成において相違している。第
2の実施例のローエネルギーパス部11は、吸収板19
とメッシュからなるグリッドG4および同じくメッシュ
からなるグリッドG5とから構成される。吸収板19は
イオン源側に配置され、接地されている。そして、グリ
ッドG4は吸収板19に隣接して試料側に配置され、ロ
ーエネルギーパス用電源36に接続されて第1の設定電
圧E1が印加される。また、試料側のグリッドG5は接
地されている。一方、ハイエネルギーパス部12はメッ
シュからなる2つの対向配置されたグリッドから構成さ
れる。イオン源側のグリッドは接地され、試料側のグリ
ッドはハイエネルギーパス用電源に接続され第2の設定
電圧E2が印加される。吸収板19は、例えば炭素によ
って構成され入射される荷電粒子を吸収して、反射を防
止する。
【0025】ハイエネルギーパス部12のグリッドの試
料側にはMCP(マイクロチャネルプレート)およびア
ノード電極からなる検出部が配置され、それぞれ検出器
供給電源および信号処理部が接続されている。エネルギ
ーアナライザ1によってエネルギー選別されたHeイオ
ンは検出部検出される。また、エネルギーアナライザ1
を構成する吸収板19、グリッドG4、G5および検出
部にはその中心部分に開口部が形成され、イオン源から
照射されるHeイオンの試料Sへの通過と散乱イオンの
エネルギーアナライザ1への通過を可能にしている。
料側にはMCP(マイクロチャネルプレート)およびア
ノード電極からなる検出部が配置され、それぞれ検出器
供給電源および信号処理部が接続されている。エネルギ
ーアナライザ1によってエネルギー選別されたHeイオ
ンは検出部検出される。また、エネルギーアナライザ1
を構成する吸収板19、グリッドG4、G5および検出
部にはその中心部分に開口部が形成され、イオン源から
照射されるHeイオンの試料Sへの通過と散乱イオンの
エネルギーアナライザ1への通過を可能にしている。
【0026】イオン源からのHeイオンは、まず吸収板
19、グリッドG4、G5およびハイエネルギーパス部
と検出部の中心部分の開口部が通過して試料Sに照射さ
れ、散乱が生じる。180度方向に散乱したHeイオン
は再び検出部とハイエネルギーパス部12の開口部を順
に通過してエネルギーアナライザ1のローエネルギーパ
ス部11とハイエネルギーパス部12とによって挟まれ
る空間に進む。ローエネルギーパス部11のグリッドG
5は接地され、ローエネルギー電源によって第1の設定
電圧が印加されたグリッドG4との間に電界が形成され
ている。エネルギーアナライザ1に進んだ散乱Heイオ
ンの中で第1の設定エネルギーE1以下のエネルギーの
散乱Heイオンは、ローエネルギーパス部11によって
形成される電界により反射されハイエネルギーパス部1
2に向けて進む。一方エネルギーアナライザ1に進んだ
散乱Heイオンの中で第1の設定エネルギーE1以上の
エネルギーの散乱Heイオンは、前記電界を通過してロ
ーエネルギーパス部11の吸収板19に吸収される。吸
収板19は例えば炭素などによって構成されて接地さ
れ、入射した荷電粒子を吸収する。したがって、ローエ
ネルギーパス部11によって反射されハイエネルギーパ
ス部12に向かった散乱Heイオンの有するエネルギー
は、第1の設定エネルギーE1以下である。
19、グリッドG4、G5およびハイエネルギーパス部
と検出部の中心部分の開口部が通過して試料Sに照射さ
れ、散乱が生じる。180度方向に散乱したHeイオン
は再び検出部とハイエネルギーパス部12の開口部を順
に通過してエネルギーアナライザ1のローエネルギーパ
ス部11とハイエネルギーパス部12とによって挟まれ
る空間に進む。ローエネルギーパス部11のグリッドG
5は接地され、ローエネルギー電源によって第1の設定
電圧が印加されたグリッドG4との間に電界が形成され
ている。エネルギーアナライザ1に進んだ散乱Heイオ
ンの中で第1の設定エネルギーE1以下のエネルギーの
散乱Heイオンは、ローエネルギーパス部11によって
形成される電界により反射されハイエネルギーパス部1
2に向けて進む。一方エネルギーアナライザ1に進んだ
散乱Heイオンの中で第1の設定エネルギーE1以上の
エネルギーの散乱Heイオンは、前記電界を通過してロ
ーエネルギーパス部11の吸収板19に吸収される。吸
収板19は例えば炭素などによって構成されて接地さ
れ、入射した荷電粒子を吸収する。したがって、ローエ
ネルギーパス部11によって反射されハイエネルギーパ
ス部12に向かった散乱Heイオンの有するエネルギー
は、第1の設定エネルギーE1以下である。
【0027】ハイエネルギーパス部12の動作は本発明
の第1の実施例と同様であり、ローエネルギーパス部1
1によって反射されハイエネルギーパス部12に向かっ
た散乱Heイオンの中で第2の設定エネルギーE2以上
のエネルギーを有したもののみが検出される。したがっ
て、アノード電極15によって検出される散乱Heイオ
ンの持つエネルギーは第2の設定エネルギーE2以上で
第1の設定エネルギーE1以下のものである。
の第1の実施例と同様であり、ローエネルギーパス部1
1によって反射されハイエネルギーパス部12に向かっ
た散乱Heイオンの中で第2の設定エネルギーE2以上
のエネルギーを有したもののみが検出される。したがっ
て、アノード電極15によって検出される散乱Heイオ
ンの持つエネルギーは第2の設定エネルギーE2以上で
第1の設定エネルギーE1以下のものである。
【0028】次に、図9によって本発明のエネルギーア
ナライザの第3の実施例を説明する。エネルギーアナラ
イザ1は、図2の第1の実施例と同様にローエネルギー
パス部11とハイエネルギーパス部12とから構成され
るローパス、ハイパス型静電形エネルギーアナライザで
ある。
ナライザの第3の実施例を説明する。エネルギーアナラ
イザ1は、図2の第1の実施例と同様にローエネルギー
パス部11とハイエネルギーパス部12とから構成され
るローパス、ハイパス型静電形エネルギーアナライザで
ある。
【0029】ローエネルギーパス部11は、反射板1
6、17とメッシュからなるグリッドG7とから構成さ
れる。反射板16はイオン源側に配置されてローエネル
ギーパス用電源37に接続されて第1の設定電圧E1が
印加され、また、反射板17は試料側に配置されてロー
エネルギーパス用電源38に接続されて第1の設定電圧
E1が印加される。グリッドG7は反射板16、17に
隣接してエネルギーアナライザ1の内側に配置され、接
地されている。さらに、このグリッドG7はエネルギー
アナライザ1の側面内側にも設置される。したがって、
ローエネルギーパス部はイオン源側と試料側の2箇所に
形成される。ハイエネルギーパス部12はメッシュから
なるグリッドG7とグリッドG6から構成される。グリ
ッドG7は、前記のローエネルギーパス部と接続されエ
ネルギーアナライザ1の側面内側にも設置さ、接地され
る。一方、グリッドG6はグリッドG7に隣接してその
グリッドG7の外側に配置され、ハイエネルギーパス用
電源39に接続され第2の設定電圧E2が印加される。
6、17とメッシュからなるグリッドG7とから構成さ
れる。反射板16はイオン源側に配置されてローエネル
ギーパス用電源37に接続されて第1の設定電圧E1が
印加され、また、反射板17は試料側に配置されてロー
エネルギーパス用電源38に接続されて第1の設定電圧
E1が印加される。グリッドG7は反射板16、17に
隣接してエネルギーアナライザ1の内側に配置され、接
地されている。さらに、このグリッドG7はエネルギー
アナライザ1の側面内側にも設置される。したがって、
ローエネルギーパス部はイオン源側と試料側の2箇所に
形成される。ハイエネルギーパス部12はメッシュから
なるグリッドG7とグリッドG6から構成される。グリ
ッドG7は、前記のローエネルギーパス部と接続されエ
ネルギーアナライザ1の側面内側にも設置さ、接地され
る。一方、グリッドG6はグリッドG7に隣接してその
グリッドG7の外側に配置され、ハイエネルギーパス用
電源39に接続され第2の設定電圧E2が印加される。
【0030】グリッドG6に隣接し、かつエネルギーア
ナライザ1の側面外側にはMCP(マイクロチャネルプ
レート)18およびアノード電極19が配置され、MC
P18には検出器供給電源が接続されてアノード電極1
9には信号処理部が接続されている(図示されていな
い)。前記エネルギーアナライザ1によってエネルギー
選別されたHeイオンはMCP18によって電子増倍さ
れ、アノード電極19および信号処理部によって検出さ
れる。
ナライザ1の側面外側にはMCP(マイクロチャネルプ
レート)18およびアノード電極19が配置され、MC
P18には検出器供給電源が接続されてアノード電極1
9には信号処理部が接続されている(図示されていな
い)。前記エネルギーアナライザ1によってエネルギー
選別されたHeイオンはMCP18によって電子増倍さ
れ、アノード電極19および信号処理部によって検出さ
れる。
【0031】また、エネルギーアナライザ1を構成する
反射板16、17、グリッドG7にはその中心部分に開
口部が形成され、イオン源4から入射されるHeイオン
の試料Sへの通過と散乱イオンのエネルギーアナライザ
1への通過を可能にしている。イオン源からのHeイオ
ンは、まず反射板16、グリッドG7および反射板17
の中心部分の開口部を通過して試料Sに照射され、散乱
される。180度方向に散乱したHeイオンは、再びグ
リッドG7および反射板17のからなる試料側のローエ
ネルギーパス部11の開口部を順に通過して、エネルギ
ーアナライザ1のローエネルギーパス部11とハイエネ
ルギーパス部12とによって囲まれる空間に進む。
反射板16、17、グリッドG7にはその中心部分に開
口部が形成され、イオン源4から入射されるHeイオン
の試料Sへの通過と散乱イオンのエネルギーアナライザ
1への通過を可能にしている。イオン源からのHeイオ
ンは、まず反射板16、グリッドG7および反射板17
の中心部分の開口部を通過して試料Sに照射され、散乱
される。180度方向に散乱したHeイオンは、再びグ
リッドG7および反射板17のからなる試料側のローエ
ネルギーパス部11の開口部を順に通過して、エネルギ
ーアナライザ1のローエネルギーパス部11とハイエネ
ルギーパス部12とによって囲まれる空間に進む。
【0032】ローエネルギーパス部11の反射板16に
はローエネルギー電源によって第1の設定電圧E1が印
加され、接地されたグリッドG7との間に電界が形成さ
れる。エネルギーアナライザ1に進んだ散乱Heイオン
の中で第1の設定エネルギーE1以下のエネルギーの散
乱Heイオンは、ローエネルギーパス部11によって形
成される電界により反射されハイエネルギーパス部12
あるいは他の側のローエネルギーパス部11に向けて進
む。一方、エネルギーアナライザ1に進んだ散乱Heイ
オンの中で第1の設定エネルギーE1以上のエネルギー
の散乱Heイオンは、前記電界を通過してローエネルギ
ーパス部11の反射板16に吸収される。したがって、
ローエネルギーパス部11によって反射されハイエネル
ギーパス部12あるいは他の側のローエネルギーパス部
11に向かった散乱Heイオンの有するエネルギーは、
第1の設定エネルギーE1以下である。
はローエネルギー電源によって第1の設定電圧E1が印
加され、接地されたグリッドG7との間に電界が形成さ
れる。エネルギーアナライザ1に進んだ散乱Heイオン
の中で第1の設定エネルギーE1以下のエネルギーの散
乱Heイオンは、ローエネルギーパス部11によって形
成される電界により反射されハイエネルギーパス部12
あるいは他の側のローエネルギーパス部11に向けて進
む。一方、エネルギーアナライザ1に進んだ散乱Heイ
オンの中で第1の設定エネルギーE1以上のエネルギー
の散乱Heイオンは、前記電界を通過してローエネルギ
ーパス部11の反射板16に吸収される。したがって、
ローエネルギーパス部11によって反射されハイエネル
ギーパス部12あるいは他の側のローエネルギーパス部
11に向かった散乱Heイオンの有するエネルギーは、
第1の設定エネルギーE1以下である。
【0033】ハイエネルギーパス部12のグリッドG6
にはハイエネルギーパス用電源34によって第2の設定
電圧E2が印加され、接地されたグリッドG7との間に
電界が形成される。このハイエネルギーパス部12では
前記電界によって第2の設定エネルギーE2以上のエネ
ルギーを有したイオン粒子を通過させ、それ以下のエネ
ルギーのイオン粒子は反射する。したがって、ローエネ
ルギーパス部11によって反射されハイエネルギーパス
部12に向かった散乱Heイオンの中で第2の設定エネ
ルギーE2以上のエネルギーを有したもののみがグリッ
ドG6を通過してMCP19に到達し、電子増倍されて
アノード電極19によって検出される。
にはハイエネルギーパス用電源34によって第2の設定
電圧E2が印加され、接地されたグリッドG7との間に
電界が形成される。このハイエネルギーパス部12では
前記電界によって第2の設定エネルギーE2以上のエネ
ルギーを有したイオン粒子を通過させ、それ以下のエネ
ルギーのイオン粒子は反射する。したがって、ローエネ
ルギーパス部11によって反射されハイエネルギーパス
部12に向かった散乱Heイオンの中で第2の設定エネ
ルギーE2以上のエネルギーを有したもののみがグリッ
ドG6を通過してMCP19に到達し、電子増倍されて
アノード電極19によって検出される。
【0034】また、ローエネルギーパス部11によって
反射され他のローエネルギーパス部11に向かった散乱
Heイオンは、再び他のローエネルギーパス部11にお
いて同様にして反射され、最終的にハイエネルギーパス
部12に向かう。そして、散乱Heイオンの中で第2の
設定エネルギーE2以上のエネルギーを有したものがグ
リッドG6を通過してMCP19に到達し、電子増倍さ
れてアノード電極19によって検出される。
反射され他のローエネルギーパス部11に向かった散乱
Heイオンは、再び他のローエネルギーパス部11にお
いて同様にして反射され、最終的にハイエネルギーパス
部12に向かう。そして、散乱Heイオンの中で第2の
設定エネルギーE2以上のエネルギーを有したものがグ
リッドG6を通過してMCP19に到達し、電子増倍さ
れてアノード電極19によって検出される。
【0035】したがって、アノード電極19によって検
出される散乱Heイオンの持つエネルギーは第2の設定
エネルギーE2以上で第1の設定エネルギーE1以下の
ものである。次に、図10によって本発明のイオン化装
置の第2の実施例を説明する。本発明のイオン化装置の
第2の実施例は、試料から散乱された中性化されている
粒子にレーザからの光子を照射することによってイオン
化するものである。イオン化装置6は例えば、試料Sと
エネルギーアナライザ1との間において、試料Sから散
乱された中性粒子にレーザビームを照射してする。この
イオン化装置でイオン化された散乱粒子は前記した本発
明のエネルギーアナライザによってエネルギー選別され
る。
出される散乱Heイオンの持つエネルギーは第2の設定
エネルギーE2以上で第1の設定エネルギーE1以下の
ものである。次に、図10によって本発明のイオン化装
置の第2の実施例を説明する。本発明のイオン化装置の
第2の実施例は、試料から散乱された中性化されている
粒子にレーザからの光子を照射することによってイオン
化するものである。イオン化装置6は例えば、試料Sと
エネルギーアナライザ1との間において、試料Sから散
乱された中性粒子にレーザビームを照射してする。この
イオン化装置でイオン化された散乱粒子は前記した本発
明のエネルギーアナライザによってエネルギー選別され
る。
【0036】また、ある特定の化学種の高感度の検出を
行なうためにその化学種のみをイオン化する共鳴イオン
化を行なうこともできる。前記においては、本発明のエ
ネルギーアナライザを同軸形直衝突イオン散乱分光装置
に適用した実施例によって説明したが、以下に本発明の
エネルギーアナライザをイオン散乱分光装置に適用した
例を図11において説明する。
行なうためにその化学種のみをイオン化する共鳴イオン
化を行なうこともできる。前記においては、本発明のエ
ネルギーアナライザを同軸形直衝突イオン散乱分光装置
に適用した実施例によって説明したが、以下に本発明の
エネルギーアナライザをイオン散乱分光装置に適用した
例を図11において説明する。
【0037】図のイオン散乱分光装置は、試料Sにイオ
ン源4から1次イオンが照射され、このイオン照射によ
って散乱角θで散乱する散乱イオンを検出器2で検出す
るものである。検出器2へは、本発明のエネルギーアナ
ライザ1によってエネルギー選別された散乱粒子が導入
される。また、本発明のイオン化装置6も設置すること
ができる。
ン源4から1次イオンが照射され、このイオン照射によ
って散乱角θで散乱する散乱イオンを検出器2で検出す
るものである。検出器2へは、本発明のエネルギーアナ
ライザ1によってエネルギー選別された散乱粒子が導入
される。また、本発明のイオン化装置6も設置すること
ができる。
【0038】従来この散乱角θで散乱する散乱イオンの
検出は127度同心円筒型アナライザを用いて行なわれ
ているが、この127度同心円筒型アナライザに代えて
本発明のエネルギーアナライザを使用することができ
る。この本発明のエネルギーアナライザの使用によっ
て、(1)分解能を高くすることができる。(2)分解
能を検出エネルギーにかかわらず一定とすることができ
る。(3)小型の装置によって構成することができる。
などの効果を得ることができる。
検出は127度同心円筒型アナライザを用いて行なわれ
ているが、この127度同心円筒型アナライザに代えて
本発明のエネルギーアナライザを使用することができ
る。この本発明のエネルギーアナライザの使用によっ
て、(1)分解能を高くすることができる。(2)分解
能を検出エネルギーにかかわらず一定とすることができ
る。(3)小型の装置によって構成することができる。
などの効果を得ることができる。
【0039】また、図のイオン散乱分光装置に本発明の
イオン化装置6を適用することによって中性化された散
乱粒子をイオン化することが可能となり、本発明のエネ
ルギーアナライザによる中性化された散乱粒子の検出が
でき、試料の内部の情報を得ることがでいる。
イオン化装置6を適用することによって中性化された散
乱粒子をイオン化することが可能となり、本発明のエネ
ルギーアナライザによる中性化された散乱粒子の検出が
でき、試料の内部の情報を得ることがでいる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 (1)ローパス、ハイパス型静電形エネルギーアナライ
ザによって分解能の高い測定が可能となり、微量分析や
微小部分析が可能となる。また、元素分析がより高いエ
ネルギー分解能で行なえる。 (2)前記ローパス、ハイパス型静電形エネルギーアナ
ライザによって検出エネルギーにかかわらず分解能の一
定した測定が可能である。 (3)また、前記ローパス、ハイパス型静電形エネルギ
ーアナライザを用いることによって、装置の長さを短く
して小型とすることができる。 (4)さらに、前記ローパス、ハイパス型静電形エネル
ギーアナライザを用いることによって、イオン源と試料
との距離を短くすることができイオンビームの絞りが容
易となる。 (4)散乱により中性化されたHe粒子をイオン化する
手段を試料と前記ローパス、ハイパス型静電形エネルギ
ーアナライザとの間に設置することによって、中性化さ
れた散乱粒子の検出に前記のローパス、ハイパス型静電
形エネルギーアナライザの使用が可能となり、試料のバ
ルクの情報を得ることができる。
ザによって分解能の高い測定が可能となり、微量分析や
微小部分析が可能となる。また、元素分析がより高いエ
ネルギー分解能で行なえる。 (2)前記ローパス、ハイパス型静電形エネルギーアナ
ライザによって検出エネルギーにかかわらず分解能の一
定した測定が可能である。 (3)また、前記ローパス、ハイパス型静電形エネルギ
ーアナライザを用いることによって、装置の長さを短く
して小型とすることができる。 (4)さらに、前記ローパス、ハイパス型静電形エネル
ギーアナライザを用いることによって、イオン源と試料
との距離を短くすることができイオンビームの絞りが容
易となる。 (4)散乱により中性化されたHe粒子をイオン化する
手段を試料と前記ローパス、ハイパス型静電形エネルギ
ーアナライザとの間に設置することによって、中性化さ
れた散乱粒子の検出に前記のローパス、ハイパス型静電
形エネルギーアナライザの使用が可能となり、試料のバ
ルクの情報を得ることができる。
【図1】本発明のエネルギーアナライザを直衝突イオン
散乱分装置に適用した場合の本発明の第1の実施例の概
略図である。
散乱分装置に適用した場合の本発明の第1の実施例の概
略図である。
【図2】本発明のエネルギーアナライザの第1の実施例
の概略図である。
の概略図である。
【図3】エネルギーアナライザのフィルタ特性図であ
る。
る。
【図4】エネルギーアナライザのフィルタ特性比較図で
ある。
ある。
【図5】試料表面付近の散乱模式図である。
【図6】本発明のイオン化装置の第1の実施例の概略図
である。
である。
【図7】従来のイオン散乱分光装置の概略図である。
【図8】本発明のエネルギーアナライザの第2の実施例
の概略図である。
の概略図である。
【図9】本発明のエネルギーアナライザの第3の実施例
の概略図である。
の概略図である。
【図10】本発明のイオン化装置の第2の実施例の概略
図である。
図である。
【図11】本発明のエネルギーアナライザをイオン散乱
分光装置に適用した場合の本発明の第2の実施例の概略
図である。
分光装置に適用した場合の本発明の第2の実施例の概略
図である。
1…エネルギーアナライザ、2…検出器、4…イオン
源、6…イオン化装置、7…コンピュータ、11…ロー
エネルギーパス部、12…ハイエネルギーパス部、1
3,16,17…反射板、14…MCP、15…アノー
ド電極、19…吸収板、61…フィラメント、63…レ
ーザ装置、S…試料、G1〜G7…グリッド
源、6…イオン化装置、7…コンピュータ、11…ロー
エネルギーパス部、12…ハイエネルギーパス部、1
3,16,17…反射板、14…MCP、15…アノー
ド電極、19…吸収板、61…フィラメント、63…レ
ーザ装置、S…試料、G1〜G7…グリッド
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)第1の設定エネルギー以下のエネ
ルギーを有した散乱イオンを反射するローエネルギーパ
ス部と、第2の設定エネルギー以上のエネルギーを有し
た散乱イオンを通過させるハイエネルギーパス部とから
構成される静電形エネルギーアナライザと、(b)イオ
ン検出器とからなり、(c)前記静電形エネルギーアナ
ライザによってエネルギー選別された散乱粒子を前記イ
オン検出器で検出してイオン照射による試料からの散乱
粒子のエネルギー分析を行なうことを特徴とするイオン
散乱分光装置。 - 【請求項2】 (a)イオン照射により試料から散乱さ
れた中性化された散乱粒子をイオン化するイオン化装置
と、(b)第1の設定エネルギー以下のエネルギーを有
した散乱イオンを反射するローエネルギーパス部と、第
2の設定エネルギー以上のエネルギーを有した散乱イオ
ンを通過させるハイエネルギーパス部とから構成される
静電形エネルギーアナライザと、(c)イオン検出器と
からなり、(d)1次イオンの衝突による散乱粒子が前
記イオン化装置を通過後に前記静電形エネルギーアナラ
イザおよび前記イオン検出器に導入されるように配置
し、(e)前記中性化された散乱粒子をイオン化した後
前記静電形エネルギーアナライザによってエネルギー選
別し、前記イオン検出器で検出して散乱粒子のエネルギ
ー分析を行なうことを特徴とするイオン散乱分光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07065792A JP3239427B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | イオン散乱分光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07065792A JP3239427B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | イオン散乱分光装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05273154A true JPH05273154A (ja) | 1993-10-22 |
| JP3239427B2 JP3239427B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=13437950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07065792A Expired - Fee Related JP3239427B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | イオン散乱分光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3239427B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001210270A (ja) * | 2000-01-25 | 2001-08-03 | Ulvac Japan Ltd | 高周波電力印加電極に入射する高速中性粒子のエネルギーの分析方法及び分析装置 |
| EP1605492A1 (en) * | 2004-06-11 | 2005-12-14 | ICT Integrated Circuit Testing Gesellschaft für Halbleiterprüftechnik mbH | Charged particle beam device with retarding field analyzer |
| JP2007299570A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Kobe Steel Ltd | イオンビームの飛行制御装置,イオンビームの飛行制御方法及び散乱イオン分析装置 |
| JP2025013980A (ja) * | 2019-04-19 | 2025-01-28 | シャイン テクノロジーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | イオン源および中性子発生装置 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP07065792A patent/JP3239427B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001210270A (ja) * | 2000-01-25 | 2001-08-03 | Ulvac Japan Ltd | 高周波電力印加電極に入射する高速中性粒子のエネルギーの分析方法及び分析装置 |
| EP1605492A1 (en) * | 2004-06-11 | 2005-12-14 | ICT Integrated Circuit Testing Gesellschaft für Halbleiterprüftechnik mbH | Charged particle beam device with retarding field analyzer |
| WO2005122208A3 (en) * | 2004-06-11 | 2006-04-13 | Lbleiterprueftechnik Mbh Ict I | Charged particle beam device with retarding field analyzer |
| US8203119B2 (en) | 2004-06-11 | 2012-06-19 | Ict Integrated Circuit Testing Gesellschaft Fur Halbleiterpruftechnik Mbh | Charged particle beam device with retarding field analyzer |
| JP2007299570A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Kobe Steel Ltd | イオンビームの飛行制御装置,イオンビームの飛行制御方法及び散乱イオン分析装置 |
| JP2025013980A (ja) * | 2019-04-19 | 2025-01-28 | シャイン テクノロジーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | イオン源および中性子発生装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3239427B2 (ja) | 2001-12-17 |
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