JPH05273231A - 容量型加速度センサ - Google Patents
容量型加速度センサInfo
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- JPH05273231A JPH05273231A JP10230492A JP10230492A JPH05273231A JP H05273231 A JPH05273231 A JP H05273231A JP 10230492 A JP10230492 A JP 10230492A JP 10230492 A JP10230492 A JP 10230492A JP H05273231 A JPH05273231 A JP H05273231A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- thin film
- acceleration sensor
- diagnostic
- movable electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 正確に故障判定可能な容量型加速度センサを
提供すること。 【構成】 容量型加速度センサ10はシリコン基板20
とガラス基板30とが陽極接合され、両基板に形成され
た可動電極21と固定電極31との容量変化により加速
度が測定される。又、可動電極21面上には陽極接合時
に分極しない導電性薄膜41a及び分極がごく弱い絶縁
性薄膜41bから成るストッパ41が形成されている。
通常測定前に診断用電極を兼ねた可動電極21と診断用
電極32との電極間に電圧を印加して可動電極21と固
定電極31との容量変化による出力変動が測定される。
診断用電極間の微小ギャップが少なくされているため故
障チェック時の感度が向上する。又、分極が殆どないた
め故障チェックのための電圧の印加に対する電極間の変
位量が大きくなり正確な故障判定が可能となる。
提供すること。 【構成】 容量型加速度センサ10はシリコン基板20
とガラス基板30とが陽極接合され、両基板に形成され
た可動電極21と固定電極31との容量変化により加速
度が測定される。又、可動電極21面上には陽極接合時
に分極しない導電性薄膜41a及び分極がごく弱い絶縁
性薄膜41bから成るストッパ41が形成されている。
通常測定前に診断用電極を兼ねた可動電極21と診断用
電極32との電極間に電圧を印加して可動電極21と固
定電極31との容量変化による出力変動が測定される。
診断用電極間の微小ギャップが少なくされているため故
障チェック時の感度が向上する。又、分極が殆どないた
め故障チェックのための電圧の印加に対する電極間の変
位量が大きくなり正確な故障判定が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極が形成された基板
同士を接合して形成した容量型加速度センサに関する。
同士を接合して形成した容量型加速度センサに関する。
【0002】
【従来技術】容量型加速度センサは可動電極を有する一
方の基板と固定電極を有する他方の基板との各電極を対
向させて配設される。その一方の基板に形成された可動
電極はその周囲からバネ性を有した複数のビームにて支
持されている。そして、加速度を受けるとそれらビーム
が撓んで一方の基板の可動電極と他方の基板に形成され
た固定電極との間隔が変化する。容量型加速度センサは
この両電極間の間隔が変化することによる容量の変化に
より加速度を測定している。一般に、容量Cは、次式に
て求められる。 C=εS/d (ε:誘電率,S:電極面
積,d:電極間隔)
方の基板と固定電極を有する他方の基板との各電極を対
向させて配設される。その一方の基板に形成された可動
電極はその周囲からバネ性を有した複数のビームにて支
持されている。そして、加速度を受けるとそれらビーム
が撓んで一方の基板の可動電極と他方の基板に形成され
た固定電極との間隔が変化する。容量型加速度センサは
この両電極間の間隔が変化することによる容量の変化に
より加速度を測定している。一般に、容量Cは、次式に
て求められる。 C=εS/d (ε:誘電率,S:電極面
積,d:電極間隔)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、被測定加速度
が極端に大きな過負荷時、微小ギャップを有する電極間
が極端に接近するような過大な変位を防止してビームな
どの機械的な損傷、又、微小ギャップを有する電極間の
電気的な短絡を防止して回路の電気的な破壊が起こらな
いようにする必要がある。このため、図7に示したよう
に、従来の容量型加速度センサ90では可動電極21面
上に絶縁性薄膜から成るストッパ28を形成している。
このストッパ28の絶縁性薄膜としては、通常、PSG
(燐ガラス)薄膜28a及びSiN(窒化シリコン)薄膜
28bが使用されている。
が極端に大きな過負荷時、微小ギャップを有する電極間
が極端に接近するような過大な変位を防止してビームな
どの機械的な損傷、又、微小ギャップを有する電極間の
電気的な短絡を防止して回路の電気的な破壊が起こらな
いようにする必要がある。このため、図7に示したよう
に、従来の容量型加速度センサ90では可動電極21面
上に絶縁性薄膜から成るストッパ28を形成している。
このストッパ28の絶縁性薄膜としては、通常、PSG
(燐ガラス)薄膜28a及びSiN(窒化シリコン)薄膜
28bが使用されている。
【0004】更に、可動電極と固定電極との微小ギャッ
プを共用し対向して形成された2つの診断用電極間に電
圧(電位差)Vを印加すると両電極間には次式にて示さ
れた静電力Pe が生じる。 Pe=εSV2/2d2 ………(1) (ε:誘電率,S:電極面積,d:電極間隔)
プを共用し対向して形成された2つの診断用電極間に電
圧(電位差)Vを印加すると両電極間には次式にて示さ
れた静電力Pe が生じる。 Pe=εSV2/2d2 ………(1) (ε:誘電率,S:電極面積,d:電極間隔)
【0005】ここで、シリコン基板及びガラス基板間の
接合方法として陽極接合法が実施されている。上記陽極
接合法としては、シリコン基板とガラス基板とを重ね、
300〜400℃程度に加熱し、シリコン基板側を正、ガラス
基板側を負とし 800〜1500V程度の直流電圧が印加され
る。この陽極接合時、上記PSG薄膜28aには強い分
極が生じる。この分極が生じたPSG薄膜28aが形成
されている可動電極21は電位差ゼロの状態のときでも
固定電極31側に引っ張られたままとなる。これは、陽
極接合時のPSG薄膜28aの分極による膜中電荷によ
り電位差ゼロの初期状態においても上記静電力Pe が働
いているためである。すると、図5に従来品の特性を示
したように、例えば、電源電圧DC5Vの容量型加速度
センサでその電圧を故障チェックの入力信号であるプラ
イマリチェック印加電圧(V)として使用しようとして
も、加速度感度に対するプライマリ感度(%)の変化量
が小さく見かけ上、可動電極21が殆ど動いていないと
いう結果を招いていた。
接合方法として陽極接合法が実施されている。上記陽極
接合法としては、シリコン基板とガラス基板とを重ね、
300〜400℃程度に加熱し、シリコン基板側を正、ガラス
基板側を負とし 800〜1500V程度の直流電圧が印加され
る。この陽極接合時、上記PSG薄膜28aには強い分
極が生じる。この分極が生じたPSG薄膜28aが形成
されている可動電極21は電位差ゼロの状態のときでも
固定電極31側に引っ張られたままとなる。これは、陽
極接合時のPSG薄膜28aの分極による膜中電荷によ
り電位差ゼロの初期状態においても上記静電力Pe が働
いているためである。すると、図5に従来品の特性を示
したように、例えば、電源電圧DC5Vの容量型加速度
センサでその電圧を故障チェックの入力信号であるプラ
イマリチェック印加電圧(V)として使用しようとして
も、加速度感度に対するプライマリ感度(%)の変化量
が小さく見かけ上、可動電極21が殆ど動いていないと
いう結果を招いていた。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、故障診断
時における診断用電極間の印加電圧に対して加速度測定
用電極間ギャップが大きく変化するようにして故障チェ
ックを正確に行うことができる容量型加速度センサを提
供することである。
されたものであり、その目的とするところは、故障診断
時における診断用電極間の印加電圧に対して加速度測定
用電極間ギャップが大きく変化するようにして故障チェ
ックを正確に行うことができる容量型加速度センサを提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、一方の基板に形成された可動電極と他
方の基板に形成された固定電極とが微小ギャップを有す
るように対向させてそれら両基板を接合し、前記両電極
間の容量の変化により加速度を測定する容量型加速度セ
ンサにおいて、前記可動電極と前記固定電極との微小ギ
ャップを共有し対向させて前記両基板に形成した一対の
診断用電極と、少なくとも一方の前記診断用電極面上に
導電性材料にて該診断用電極と電気的に短絡させて形成
した導電性薄膜と、前記導電性薄膜面上又はその周囲の
前記診断用電極面上で該導電性薄膜よりも対向する電極
に接近するように形成された絶縁性薄膜とを備えたこと
を特徴とする
の発明の構成は、一方の基板に形成された可動電極と他
方の基板に形成された固定電極とが微小ギャップを有す
るように対向させてそれら両基板を接合し、前記両電極
間の容量の変化により加速度を測定する容量型加速度セ
ンサにおいて、前記可動電極と前記固定電極との微小ギ
ャップを共有し対向させて前記両基板に形成した一対の
診断用電極と、少なくとも一方の前記診断用電極面上に
導電性材料にて該診断用電極と電気的に短絡させて形成
した導電性薄膜と、前記導電性薄膜面上又はその周囲の
前記診断用電極面上で該導電性薄膜よりも対向する電極
に接近するように形成された絶縁性薄膜とを備えたこと
を特徴とする
【0008】
【作用】上記の手段によれば、診断用電極面上でその診
断用電極と電気的に短絡され形成された導電性薄膜によ
り一対の診断用電極間における微小ギャップが減少され
る。又、絶縁性薄膜により対向する電極同士が直接に接
触することがなくなる。
断用電極と電気的に短絡され形成された導電性薄膜によ
り一対の診断用電極間における微小ギャップが減少され
る。又、絶縁性薄膜により対向する電極同士が直接に接
触することがなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る容量型センサである容量型
加速度センサ10を示した中央縦断面図である。又、図
2は図1の容量型加速度センサ10のシリコン基板20
を可動電極21側から見た平面図である。又、図3は図
1の容量型加速度センサ10のガラス基板30を固定電
極31側から見た平面図である。容量型加速度センサ1
0は可動電極21などが形成された一方の基板であるシ
リコン基板20と固定電極31が形成された他方の基板
であるガラス基板30と更に、ガラスから成る基台40
との三層構造にて構成されている。上記可動電極21と
固定電極31とが微小ギャップを有するように対向させ
て両基板20,30を接合し、更に、それらを基台40
上に接合している。上記可動電極21はシリコン基板2
0の表面に不純物としてリン拡散により形成され、その
下部に加速度により移動するおもり22を有する。又、
シリコン基板20には可動電極21をその周囲からバネ
性を有して支持する4本の細いビーム23a,23b,
23c,23dが形成されている。又、上記固定電極3
1はガラス基板30上にAl(アルミニウム)などの金属
を蒸着して形成されている。尚、上記可動電極21の下
部のおもり22及びビーム23a,23b,23c,2
3d等はシリコン基板20をエッチングすることで達成
される。
明する。図1は本発明に係る容量型センサである容量型
加速度センサ10を示した中央縦断面図である。又、図
2は図1の容量型加速度センサ10のシリコン基板20
を可動電極21側から見た平面図である。又、図3は図
1の容量型加速度センサ10のガラス基板30を固定電
極31側から見た平面図である。容量型加速度センサ1
0は可動電極21などが形成された一方の基板であるシ
リコン基板20と固定電極31が形成された他方の基板
であるガラス基板30と更に、ガラスから成る基台40
との三層構造にて構成されている。上記可動電極21と
固定電極31とが微小ギャップを有するように対向させ
て両基板20,30を接合し、更に、それらを基台40
上に接合している。上記可動電極21はシリコン基板2
0の表面に不純物としてリン拡散により形成され、その
下部に加速度により移動するおもり22を有する。又、
シリコン基板20には可動電極21をその周囲からバネ
性を有して支持する4本の細いビーム23a,23b,
23c,23dが形成されている。又、上記固定電極3
1はガラス基板30上にAl(アルミニウム)などの金属
を蒸着して形成されている。尚、上記可動電極21の下
部のおもり22及びビーム23a,23b,23c,2
3d等はシリコン基板20をエッチングすることで達成
される。
【0010】シリコン基板20の周辺部で接合されたガ
ラス基板30の外側にはCMOS回路を用いたIC50
が配設されている。又、シリコン基板20の表面にはリ
ン拡散による可動電極21と同時に配線25が形成さ
れ、その配線25により可動電極21とIC50とが接
続されている。このシリコン基板20に形成された可動
電極21は一方の診断用電極を兼ねている。又、ガラス
基板30に形成された固定電極31の中央にはシリコン
基板20に形成された可動電極21に対向して他方の診
断用電極32が形成されている。更に、上記可動電極2
1面上には診断用電極32面に対向した大きさにて導電
性材料であるAl から成る導電性薄膜41aが形成さ
れ、可動電極21と電気的に短絡されている。上記導電
性薄膜41a面上には絶縁性材料であるSiN から成る
絶縁性薄膜41bが形成されている。そして、ガラス基
板30とシリコン基板20との接合によりガラス基板3
0側の固定電極31の端子部31a及び診断用電極32
の端子部32aはシリコン基板20側の対向した端子部
26,27を介してIC50とそれぞれ接続される。
ラス基板30の外側にはCMOS回路を用いたIC50
が配設されている。又、シリコン基板20の表面にはリ
ン拡散による可動電極21と同時に配線25が形成さ
れ、その配線25により可動電極21とIC50とが接
続されている。このシリコン基板20に形成された可動
電極21は一方の診断用電極を兼ねている。又、ガラス
基板30に形成された固定電極31の中央にはシリコン
基板20に形成された可動電極21に対向して他方の診
断用電極32が形成されている。更に、上記可動電極2
1面上には診断用電極32面に対向した大きさにて導電
性材料であるAl から成る導電性薄膜41aが形成さ
れ、可動電極21と電気的に短絡されている。上記導電
性薄膜41a面上には絶縁性材料であるSiN から成る
絶縁性薄膜41bが形成されている。そして、ガラス基
板30とシリコン基板20との接合によりガラス基板3
0側の固定電極31の端子部31a及び診断用電極32
の端子部32aはシリコン基板20側の対向した端子部
26,27を介してIC50とそれぞれ接続される。
【0011】ガラス基板30とシリコン基板20とは前
述のように陽極接合にて接合される。この陽極接合時
に、可動電極21面上の導電性薄膜41aは導電性材料
のAlから成るため分極は生じない。又、その導電性薄
膜41a面上の絶縁性薄膜41bは絶縁性材料で分極し
難いSiN から成るため分極をごく弱いものとすること
ができる。又、この分極作用は薄膜の厚さが厚くなる程
大きくなるが導電性材料にて高さを高くしてその外側に
SiN から成る絶縁性薄膜を形成したので分極作用が極
力小さくなるようにされている。
述のように陽極接合にて接合される。この陽極接合時
に、可動電極21面上の導電性薄膜41aは導電性材料
のAlから成るため分極は生じない。又、その導電性薄
膜41a面上の絶縁性薄膜41bは絶縁性材料で分極し
難いSiN から成るため分極をごく弱いものとすること
ができる。又、この分極作用は薄膜の厚さが厚くなる程
大きくなるが導電性材料にて高さを高くしてその外側に
SiN から成る絶縁性薄膜を形成したので分極作用が極
力小さくなるようにされている。
【0012】図4は本発明の容量型加速度センサ10の
電気的構成を示したブロックダイヤグラムである。容量
型加速度センサ10は可動電極21と固定電極31との
対向する電極面積やその時の電極間隔などにて容量CV
が決定される。又、可動電極21と診断用電極32との
対向する電極面積や電極間隔などにて容量CP が決定さ
れる。上記容量型加速度センサ10は加速度の通常測定
時において、スイッチSW は実線にて示された状態、即
ち、電源VDDに接続され測定には影響がないようにされ
ている。そして、定電流回路I1,I2 、トランジスタT
r1,Tr2、シュミットトリガ回路61、インバータ回路
62,66にて構成されるC/fコンバータによりその
時の容量CV を充電及び放電するときの端子電圧波形が
周波数fS に変換される。この周波数fS はf/Vコン
バータ63にて電圧VS1に変換される。この電圧VS1は
高周波通過フィルタ(HPF)65に入力され低周波数
がカットされた電圧VS2に変換される。そして、この電
圧VS2は差動増幅器64に入力され、差動増幅器64か
ら容量型加速度センサ10の加速度が零の時の容量CV
に対応した電圧V1 との差に応じてアナログ出力である
電圧Vout が測定信号として出力される。
電気的構成を示したブロックダイヤグラムである。容量
型加速度センサ10は可動電極21と固定電極31との
対向する電極面積やその時の電極間隔などにて容量CV
が決定される。又、可動電極21と診断用電極32との
対向する電極面積や電極間隔などにて容量CP が決定さ
れる。上記容量型加速度センサ10は加速度の通常測定
時において、スイッチSW は実線にて示された状態、即
ち、電源VDDに接続され測定には影響がないようにされ
ている。そして、定電流回路I1,I2 、トランジスタT
r1,Tr2、シュミットトリガ回路61、インバータ回路
62,66にて構成されるC/fコンバータによりその
時の容量CV を充電及び放電するときの端子電圧波形が
周波数fS に変換される。この周波数fS はf/Vコン
バータ63にて電圧VS1に変換される。この電圧VS1は
高周波通過フィルタ(HPF)65に入力され低周波数
がカットされた電圧VS2に変換される。そして、この電
圧VS2は差動増幅器64に入力され、差動増幅器64か
ら容量型加速度センサ10の加速度が零の時の容量CV
に対応した電圧V1 との差に応じてアナログ出力である
電圧Vout が測定信号として出力される。
【0013】次に、上述のC/fコンバータの通常測定
時における作動について詳述する。電源がオンされる
と、先ず、トランジスタTr1がオンとなり、容量CV に
対する放電が開始される。容量CV が放電され所定の電
圧以上となるとシュミットトリガ回路61の出力電圧が
Lo レベル、インバータ回路66の出力電圧がHi レベ
ルとなり、トランジスタTr2をオンとする。すると、容
量CV が充電されて所定の電圧以下となるとシュミット
トリガ回路61の出力電圧がHi レベル、インバータ回
路66の出力電圧がLo レベルとなる。そして、上述の
動作が繰り返されることにより容量CV 及び容量CP に
比例したパルス信号が出力される。
時における作動について詳述する。電源がオンされる
と、先ず、トランジスタTr1がオンとなり、容量CV に
対する放電が開始される。容量CV が放電され所定の電
圧以上となるとシュミットトリガ回路61の出力電圧が
Lo レベル、インバータ回路66の出力電圧がHi レベ
ルとなり、トランジスタTr2をオンとする。すると、容
量CV が充電されて所定の電圧以下となるとシュミット
トリガ回路61の出力電圧がHi レベル、インバータ回
路66の出力電圧がLo レベルとなる。そして、上述の
動作が繰り返されることにより容量CV 及び容量CP に
比例したパルス信号が出力される。
【0014】次に、容量型加速度センサ10が加速度の
通常測定状態に入る前の、正常或いは故障の作動チェッ
クであるプライマリチェック時における作動について述
べる。上記プライマリチェック時においては、プライマ
リチェック信号SP がLo レベルのVL からHi レベル
のVH となり、スイッチSW が破線で示された状態に切
り換えられる。そして、一方の診断用電極32側が接地
され、他方の可動電極21側に、例えば、所定の電圧5
V が印加される。ここで、微小ギャップを有する可動電
極21と診断用電極32との両電極間には式(1) にて算
出される静電力Pe が生じる。このとき、上述のように
両電極間に形成された導電性薄膜41a及び絶縁性薄膜
41bには分極が殆ど生じることがない。従って、図5
に示したように、プライマリチェック印加電圧(V)に
て加速度感度に対するプライマリ感度(%)の変化量大
となり、即ち、プライマリチェック印加電圧に対する可
動電極21の変位が大きくなる。これにより、本発明の
容量型加速度センサ10は通常測定となる以前でプライ
マリチェック信号が出力される毎に、正常か故障かの判
定を正確におこなうことができる。
通常測定状態に入る前の、正常或いは故障の作動チェッ
クであるプライマリチェック時における作動について述
べる。上記プライマリチェック時においては、プライマ
リチェック信号SP がLo レベルのVL からHi レベル
のVH となり、スイッチSW が破線で示された状態に切
り換えられる。そして、一方の診断用電極32側が接地
され、他方の可動電極21側に、例えば、所定の電圧5
V が印加される。ここで、微小ギャップを有する可動電
極21と診断用電極32との両電極間には式(1) にて算
出される静電力Pe が生じる。このとき、上述のように
両電極間に形成された導電性薄膜41a及び絶縁性薄膜
41bには分極が殆ど生じることがない。従って、図5
に示したように、プライマリチェック印加電圧(V)に
て加速度感度に対するプライマリ感度(%)の変化量大
となり、即ち、プライマリチェック印加電圧に対する可
動電極21の変位が大きくなる。これにより、本発明の
容量型加速度センサ10は通常測定となる以前でプライ
マリチェック信号が出力される毎に、正常か故障かの判
定を正確におこなうことができる。
【0015】次に、図6を参照して本発明に係る他の実
施例である容量型加速度センサ70の構成について説明
する。尚、上述の実施例と同様の構成部分については同
じ符号を付してその説明を省略する。この容量型加速度
センサ70では、可動電極21面上に従来と同様な分極
性の高いPSG薄膜71が形成され、その面上にAl 薄
膜から成る導電性薄膜72が形成されている。この導電
性薄膜72は周端面が可動電極21と電気的に短絡され
ており、PSG薄膜71の分極効果をなくしている。そ
して、導電性薄膜72の周囲の可動電極21面上にPS
G薄膜78a及びSiN 薄膜78bからなるストッパ7
8が形成されている。このストッパ78は過負荷時に導
電性薄膜72が対向する診断用電極32に接触し電気的
に短絡しないようにしている。これにより、本発明の容
量型加速度センサ70は加速感度に対するプライマリ感
度の変化量が大となり、上述の容量型加速度センサ10
と同様にプライマリチェックし易くなる。
施例である容量型加速度センサ70の構成について説明
する。尚、上述の実施例と同様の構成部分については同
じ符号を付してその説明を省略する。この容量型加速度
センサ70では、可動電極21面上に従来と同様な分極
性の高いPSG薄膜71が形成され、その面上にAl 薄
膜から成る導電性薄膜72が形成されている。この導電
性薄膜72は周端面が可動電極21と電気的に短絡され
ており、PSG薄膜71の分極効果をなくしている。そ
して、導電性薄膜72の周囲の可動電極21面上にPS
G薄膜78a及びSiN 薄膜78bからなるストッパ7
8が形成されている。このストッパ78は過負荷時に導
電性薄膜72が対向する診断用電極32に接触し電気的
に短絡しないようにしている。これにより、本発明の容
量型加速度センサ70は加速感度に対するプライマリ感
度の変化量が大となり、上述の容量型加速度センサ10
と同様にプライマリチェックし易くなる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、導電性薄膜により診断用電極間の微小ギャ
ップが減少され故障診断する際の感度が向上される。
又、導電性薄膜面上又はその周囲に形成された絶縁性薄
膜により過負荷時の電極間の過大な変位が防止され損傷
を防ぐことができる。更に、絶縁性薄膜により電極同士
が直接に接触することがなくなり、それら電極間の電気
的な短絡が防止され回路の破壊を防ぐことができる。
ているので、導電性薄膜により診断用電極間の微小ギャ
ップが減少され故障診断する際の感度が向上される。
又、導電性薄膜面上又はその周囲に形成された絶縁性薄
膜により過負荷時の電極間の過大な変位が防止され損傷
を防ぐことができる。更に、絶縁性薄膜により電極同士
が直接に接触することがなくなり、それら電極間の電気
的な短絡が防止され回路の破壊を防ぐことができる。
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る容量型加速度
センサの構成を示した中央縦断面図である。
センサの構成を示した中央縦断面図である。
【図2】同実施例に係る容量型加速度センサのシリコン
基板を可動電極側から見た平面図である。
基板を可動電極側から見た平面図である。
【図3】同実施例に係る容量型加速度センサのガラス基
板を固定電極側から見た平面図図である。
板を固定電極側から見た平面図図である。
【図4】同実施例に係る容量型加速度センサの電気的構
成を示したブロックダイヤグラムである。
成を示したブロックダイヤグラムである。
【図5】プライマリチェック印加電圧と加速度感度に対
するプライマリ感度との関係を示した特性図である。
するプライマリ感度との関係を示した特性図である。
【図6】本発明に係る容量型加速度センサの第2の実施
例を示した中央縦断面図である。
例を示した中央縦断面図である。
【図7】従来の容量型加速度センサの構成を示した中央
縦断面図である。
縦断面図である。
10−容量型加速度センサ 20−シリコン基板 21−可動電極(診断用電極) 22−おもり 23a,23b,23c,23d−ビーム 30−ガ
ラス基板 31−固定電極 32−診断用電極 40−基台
41−ストッパ 41a−導電性薄膜 41b−絶縁性薄膜 50−
IC
ラス基板 31−固定電極 32−診断用電極 40−基台
41−ストッパ 41a−導電性薄膜 41b−絶縁性薄膜 50−
IC
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の基板に形成された可動電極と他方
の基板に形成された固定電極とが微小ギャップを有する
ように対向させてそれら両基板を接合し、前記両電極間
の容量の変化により加速度を測定する容量型加速度セン
サにおいて、 前記可動電極と前記固定電極との微小ギャップを共有し
対向させて前記両基板に形成した一対の診断用電極と、 少なくとも一方の前記診断用電極面上に導電性材料にて
該診断用電極と電気的に短絡させて形成した導電性薄膜
と、 前記導電性薄膜面上又はその周囲の前記診断用電極面上
で該導電性薄膜よりも対向する電極に接近するように形
成された絶縁性薄膜とを備えたことを特徴とする容量型
加速度センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230492A JPH05273231A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 容量型加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230492A JPH05273231A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 容量型加速度センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05273231A true JPH05273231A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=14323872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10230492A Pending JPH05273231A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 容量型加速度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05273231A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0742581A3 (en) * | 1995-04-12 | 1997-05-02 | Sensonor As | Sealed cavity arrangement |
| WO1999035477A1 (de) * | 1998-01-09 | 1999-07-15 | Robert Bosch Gmbh | Mikromechanisches bauelement |
| JP2004245696A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Kyocera Corp | 圧力検出装置用パッケージ |
| JP2011022149A (ja) * | 2003-03-05 | 2011-02-03 | Vti Technologies Oy | 容量型加速度センサー |
| WO2015111416A1 (ja) * | 2014-01-27 | 2015-07-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加速度センサ |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP10230492A patent/JPH05273231A/ja active Pending
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| US6465854B1 (en) | 1998-01-09 | 2002-10-15 | Robert Bosch Gmbh | Micromechanical component |
| DE19800574B4 (de) * | 1998-01-09 | 2013-11-14 | Robert Bosch Gmbh | Mikromechanisches Bauelement |
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| JPWO2015111416A1 (ja) * | 2014-01-27 | 2017-03-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加速度センサ |
| US10191078B2 (en) | 2014-01-27 | 2019-01-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Acceleration sensor |
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