JPH0510968A - 容量型センサ - Google Patents

容量型センサ

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JPH0510968A
JPH0510968A JP18811591A JP18811591A JPH0510968A JP H0510968 A JPH0510968 A JP H0510968A JP 18811591 A JP18811591 A JP 18811591A JP 18811591 A JP18811591 A JP 18811591A JP H0510968 A JPH0510968 A JP H0510968A
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capacitive
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止水城 桜井
Tomio Nagata
富夫 永田
Shiro Kuwabara
史郎 桑原
Hiromichi Shigenobu
博道 重信
Seiji Ishikawa
石川  誠司
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正常・故障を診断することができる容量型セ
ンサを提供すること。 【構成】 容量型センサである容量型加速度センサ10
のシリコン基板20には周囲から細いビーム23a,2
3cなどにてバネ性を有して支持されたおもり22上に
診断用電極を兼ねた移動電極21が形成されている。
又、ガラス基板には固定電極31及びその周囲に診断用
電極32がそれぞれ移動電極21に対向して形成されて
いる。プライマリチェック時には、移動電極21と診断
用電極32との間に所定の電圧を印加して静電力を発生
させ移動電極21を引きつける。これにより、移動電極
21と固定電極31との間の微小ギャップを変化させ、
この時の容量に関連した物理量である変量をアナログ出
力として検出する。この出力値を規格値と比較判定する
ことにより、容量型加速度センサ10は正常・故障の診
断が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極が形成された基板
同士を接合して形成した容量型センサに関する。
【0002】
【従来技術】容量型センサとして、例えば、特開平1−
152369号公報にて開示されたものが知られてい
る。この種の容量型加速度センサは移動電極が形成され
た第1の基板と固定電極が形成された第2の基板とのそ
れら両電極間が微小ギャップを有し対向して接合されて
いる。その第1の基板の移動電極はその周囲からバネ性
を有した複数のビームにて支持されたおもり上に形成さ
れている。そして、加速度を受けるとそれらビームが撓
んで第1の基板のおもり上の移動電極と第2の基板に形
成された固定電極との間隔が変化する。容量型加速度セ
ンサはこの両電極間の間隔が変化することによる容量の
変化により加速度を測定している。一般に、容量Cは、
次式にて求められる。 C=εS/d (ε:誘電率,S:電極面
積,d:電極間隔)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の容量
型加速度センサでは、製造工程における人的ミスなどに
よる初期性能不達成や移動電極を支持するビームの破損
や経時変化による性能劣化などが生じると、被測定加速
度が同じであっても正常時の電極間隔と違ってしまうこ
とになり、電極間の容量が正確に検出されないことにな
る。従来、容量型加速度センサなどの容量型センサにお
いて、電極間の容量に基づくアナログ出力が正確な値で
あるか否かの故障診断機能はなく、容量型センサが正常
か故障かの判定ができなかった。
【0004】近年、自動車の、例えば、ステアリングホ
イールの中央パッド内などに装備されて、車両衝突時に
乗員を保護しようとするエアバッグシステムが知られて
いる。このエアバッグシステムとしては、機械着火式エ
アバッグシステムと電気着火式エアバッグシステムとが
ある。このうち、電気着火式エアバッグシステムにおい
て、車両衝突を検出するGセンサとして容量型加速度セ
ンサを用いることが考えられる。このようなシステムに
組み込まれた容量型加速度センサとしては、当然のこと
ながら常に、正常な動作をすることが要件である。ここ
で、自動車の衝突時に、容量型加速度センサが上述の原
因などにより正常に作動しなかったりするとエアバッグ
システムとしての機能が損なわれてしまうことになる。
そして、自動車が悪路走行時などに、容量型加速度セン
サからの出力値が誤って大きくなるとエアバッグシステ
ムが誤動作することも考えられる。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、製造工程
における人的ミスなどによる初期性能不達成や経時変化
による性能劣化などをプライマリチェック時に常にモニ
タでき、故障状態を診断することができる容量型センサ
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成における第1の特徴は、第1の基板に形成
された移動電極に対して微小ギャップを有するように対
向させて第2の基板に固定電極を形成し、前記両電極間
の容量の変化により物理量を測定する容量型センサにお
いて、前記移動電極と前記固定電極との微小ギャップを
共有し対向させて前記第1の基板と前記第2の基板とに
第1の診断用電極と第2の診断用電極とをそれぞれ形成
し、プライマリチェック時には、前記第1の診断用電極
と前記第2の診断用電極との間に所定の電圧を印加して
静電力を発生させ、前記移動電極と前記固定電極との間
の微小ギャップを強制的に変化させ、その時の前記移動
電極と前記固定電極との間の容量の変化に基づき正常・
故障を診断するようにしたことを特徴とする。
【0007】又、第2の特徴は、第1の基板に形成され
た移動電極に対して微小ギャップを有するように対向さ
せて第2の基板に固定電極を形成し、前記両電極間の容
量の変化により物理量を測定する容量型センサにおい
て、前記第1の基板の前記移動電極が形成された裏面側
に第1の診断用電極を形成し、該第1の診断用電極に対
して微小ギャップを有するように対向させて前記第1の
基板に接合された第3の基板に第2の診断用電極を形成
し、プライマリチェック時には、前記第1の診断用電極
と前記第2の診断用電極との間に所定の電圧を印加して
静電力を発生させ、前記移動電極と前記固定電極との間
の微小ギャップを強制的に変化させ、その時の前記移動
電極と前記固定電極との間の容量の変化に基づき正常・
故障を診断するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】第1の特徴の作用としては、第1の基板と第2
の基板とにそれぞれ形成された移動電極と固定電極との
微小ギャップを共有し対向させて上記第1の基板と上記
第2の基板とに第1の診断用電極と第2の診断用電極と
がそれぞれ形成される。ここで、プライマリチェック時
には、上記第1の診断用電極と上記第2の診断用電極と
の間に所定の電圧を印加して静電力を発生させる。そし
て、上記移動電極と上記固定電極との間の微小ギャップ
を強制的に変化させる。その時の上記移動電極と上記固
定電極との間の容量の変化に基づき容量型センサの正常
・故障が診断される。
【0009】第2の特徴の作用としては、第1の基板の
移動電極が形成された裏面側に第1の診断用電極が形成
される。又、その第1の診断用電極に対して微小ギャッ
プを有するように対向させて第3の基板に第2の診断用
電極が形成される。ここで、プライマリチェック時に
は、上記第1の診断用電極と上記第2の診断用電極との
間に所定の電圧を印加して静電力を発生させる。そし
て、上記移動電極と上記固定電極との間の微小ギャップ
を強制的に変化させる。その時の上記移動電極と上記固
定電極との間の容量の変化に基づき容量型センサの正常
・故障が診断される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る容量型センサである容量型
加速度センサ10を示した中央縦断面図である。又、図
2は図1の容量型加速度センサ10のシリコン基板20
を移動電極21側から見た平面図である。又、図3は図
1の容量型加速度センサ10のガラス基板30を固定電
極31側から見た平面図である。容量型加速度センサ1
0は移動電極21などが形成された第1の基板であるシ
リコン基板20と固定電極31が形成された第2の基板
であるガラス基板30とガラスから成る第3の基板であ
る基台40との三層構造にて主として構成されている。
上記移動電極21と固定電極31とが微小ギャップを有
するように対向させて両基板20,30を接合し、更
に、それらを基台40上に接合している。上記移動電極
21はシリコン基板20の表面に不純物としてリン拡散
により形成され、その下部に加速度により移動するおも
り22を有する。又、シリコン基板20には移動電極2
1をその周囲からバネ性を有して支持する4本の細いビ
ーム23a,23b,23c,23dが形成されてい
る。又、上記固定電極31はガラス基板30上にアルミ
ニウムなどの金属を蒸着して形成されている。尚、上記
移動電極21の下部のおもり22及びビーム23a,2
3b,23c,23d等はシリコン基板20をエッチン
グすることで達成される。
【0011】シリコン基板20の周辺部で接合されたガ
ラス基板30の外側にはCMOS回路を用いたIC50
が配設されている。又、シリコン基板20の表面にはリ
ン拡散による移動電極21と同時に配線25が形成さ
れ、その配線25により移動電極21とIC50とが接
続されている。又、ガラス基板30に形成された固定電
極31の周囲にはシリコン基板20に形成された第1の
診断用電極を兼ねた移動電極21に対向して第2の診断
用電極である診断用電極32が形成されている。そし
て、ガラス基板30とシリコン基板20との接合により
ガラス基板30側の固定電極31の端子部31a及び診
断用電極32の端子部32aはシリコン基板20側の対
向した端子部26,27を介してIC50とそれぞれ接
続される。
【0012】図4は本発明の容量型加速度センサ10の
電気的構成を示したブロックダイヤグラムである。容量
型加速度センサ10は移動電極21と固定電極31との
対向する電極面積やその時の電極間隔などにて容量CV
が決定される。又、移動電極21と診断用電極32との
対向する電極面積や電極間隔などにて容量CP が決定さ
れる。上記容量型加速度センサ10は加速度の通常測定
時において、スイッチSW は実線にて示された状態、即
ち、容量CV と容量CP とが並列に接続されている。そ
して、定電流回路I1,2 、トランジスタTr1,Tr2
シュミットトリガ回路61、インバータ回路62,66
にて構成されるC/fコンバータによりその時の容量C
V 及び容量CP を充電及び放電するときの端子電圧波形
が周波数fS に変換される。この周波数fS はf/Vコ
ンバータ63にて電圧VS1に変換される。この電圧VS1
は高周波通過フィルタ(HPF)65に入力され低周波
数がカットされた電圧VS2に変換される。そして、この
電圧VS2は差動増幅器64に入力され、差動増幅器64
から容量型加速度センサ10の加速度が零の時の容量C
V 及び容量CP に対応した電圧V1 との差に応じてアナ
ログ出力である電圧Vout が測定信号として出力され
る。
【0013】次に、上述のC/fコンバータの通常測定
時における作動について詳述する。電源がオンされる
と、先ず、トランジスタTr1がオンとなり、容量CV
び容量CP に対する放電が開始される。容量CV 及び容
量CP が放電され所定の電圧以上となるとシュミットト
リガ回路61の出力電圧がLo レベル、インバータ回路
66の出力電圧がHi レベルとなり、トランジスタTr2
をオンとする。すると、容量CV 及び容量CP が充電さ
れて所定の電圧以下となるとシュミットトリガ回路61
の出力電圧がHi レベル、インバータ回路66の出力電
圧がLo レベルとなる。そして、上述の動作が繰り返さ
れることにより容量CV 及び容量CP に比例したパルス
信号が出力される。
【0014】次に、容量型加速度センサ10が加速度の
通常測定状態に入る前の、正常或いは故障の作動チェッ
クであるプライマリチェック時における作動について述
べる。尚、前述のエアバッグシステムにおけるプライマ
リチェックとしては、例えば、イグニッションスイッチ
をオンにしてから、車両が走り出すまでの間に行われ
る。上記プライマリチェック時においては、プライマリ
チェック信号SP がLo レベルのVL からHi レベルの
H となり、スイッチSW が破線で示された状態に切り
換えられる。そして、一方の診断用電極32側が接地さ
れ、他方の移動電極21側に、例えば、所定の電圧5V
が印加される。ここで、微小ギャップを有する電極間の
静電力Pe は次式にて算出される。 Pe=εSV2/2d2 (ε:誘電率,S:電極面積,V:電圧,d:電極間
隔) 上式に、例えば、ε= 8.854×10-12 、S=1mm2 、V
=5V 、d= 2.4μmとして各数値を代入する。する
と、 Pe=8.854×10-12×(1×10-3)2×52/{2×(2.4×10-6)2} =1.92×10-5N=1.96×10-6kgf となる。これを加速度Gに換算するため、 mg=3.38×10-7kgf (m:おもり22の質
量,g:重力加速度) で割ると、 1.96×10-6/(3.38×10-7)=5.80G となる。従って、この時の静電力は 5.8G相当である。
【0015】図5は、プライマリチェック信号SP とア
ナログ出力Vout とのタイミングチャートを示してい
る。このように、プライマリチェック信号SP がVL
らVH となると、アナログ出力Vout は加速度0G相当
の電圧VoutLから上記 5.8G相当の電圧VoutHまで変位
する。このアナログ出力Vout が、図示しない後段のE
CU(ElectronicControl Unit )に入力され、プ
ライマリチェックとして、電圧VoutL及び電圧VoutHが
規格値以内であるか否かが判定される。同時に、ECU
において、アナログ出力Vout が加速度0G相当の電圧
outLから所定の閾値電圧VoutTH に到達するまでの遅
れ時間tについても規格値以内であるかが判定される。
【0016】このようにして、本発明の容量型加速度セ
ンサ10は、通常測定となる以前でプライマリチェック
信号が出力される毎に、正常か故障かの判定が行われ
る。即ち、容量型加速度センサ10は、製造上の人的ミ
スによる初期性能不達成や経時変化による性能劣化など
の故障をその都度確実にチェックできる。従って、本発
明の容量型加速度センサを用いたエアバッグシステムな
どにおいては、必要なときに作動しないとか逆に誤動作
することを未然に防止することが可能となる。
【0017】図6は、図4の容量型加速度センサの電気
的構成のうちスイッチSW の通常測定側の出力側をシュ
ミットトリガ回路61から切り離した他の実施例を示し
ている。本実施例の容量型加速度センサにおけるプライ
マリチェック時の作動については上述と同様でありその
説明を省略する。通常測定時において、図6の容量型加
速度センサのアナログ出力は容量CV に対応しており、
図4の容量型加速度センサのアナログ出力は容量CV
容量CP との合計したものに対応している。即ち、図4
の容量型加速度センサの感度は図6の容量型加速度セン
サの感度に比べて大きくできる。
【0018】容量型加速度センサの電極構成の他の実施
例としては、図7及び図8に示したようなものが考えら
れる。尚、図7及び図8における容量型加速度センサの
通常測定時とプライマリチェック時との動作について
は、上述の実施例における説明と何ら変わることがない
のでそれらの説明を省略する。又、図1と同様の構成の
ものについては、同符号を付して示してある。図7の容
量型加速度センサ70では、移動電極21と微小ギャッ
プを有するように対向させて移動電極21側から移動電
極21とおなじ面積にて逐次、アルミニウムなどの金属
から成る固定電極31、LTO(低温度SiO2)から成
る絶縁層33及びアルミニウムなどの金属から成る診断
用電極32とがサンドイッチ状に蒸着等にて形成されて
いる。又、図8の容量型加速度センサ80では、固定電
極31と微小ギャップを有するように対向させて形成さ
れたシリコン基板20の拡散による移動電極21の周囲
に同じく拡散による診断用電極28が形成されている。
【0019】更に、容量型加速度センサの電極構成の実
施例を図9に示した。尚、図1と同様の構成のものにつ
いては、同符号を付して示してある。移動電極21と固
定電極31とは上述の実施例と同様に形成されている。
そして、シリコン基板20の移動電極21が形成された
おもり22の裏面側に独立して第1の診断用電極29が
形成されている。上記第1の診断用電極29はシリコン
基板20の移動電極21と同様に拡散により形成されて
いる。又、その第1の診断用電極29に対して微小ギャ
ップを有するように対向させて第3の基板である基台4
0に第2の診断用電極41が形成されている。上記第2
の診断用電極41はアルミニウムなどの金属を蒸着して
形成されている。このように構成された容量型加速度セ
ンサ90では、プライマリチェック時に、第1の診断用
電極29と第2の診断用電極41との間に所定の電圧が
印加される。そして、第1の診断用電極29と第2の診
断用電極41との間に静電力を発生させる。すると、お
もり22は上述の実施例とは逆に移動電極21と固定電
極31との微小ギャップを広げる方向に移動される。こ
の時の移動電極21と固定電極31との間の容量の変化
に対応したアナログ出力が上述と同様に規格値以内であ
るかを判定できるので、上述と同様の効果が期待でき
る。
【0020】図10は本発明の容量型センサである容量
型圧力センサ100を示した中央縦断面図である。容量
型圧力センサ100は第1の基板であるシリコン基板2
00と第2の基板であるガラス基板300とが接合さ
れ、微小ギャップを有する基準圧室230が形成されて
いる。シリコン基板200には被測定圧力Pを受ける感
圧ダイヤフラム部220が形成されている。そして、感
圧ダイヤフラム部220の基準圧室230側には第1の
診断用電極を兼ねた移動電極210が拡散により形成さ
れている。又、ガラス基板300にはシリコン基板20
0の移動電極210に対向して固定電極310及びその
周囲に第2の診断用電極である診断用電極320がアル
ミニウムなどの金属を蒸着して形成されている。シリコ
ン基板200の周辺部で接合されたガラス基板300の
外側にはCMOS回路を用いたIC500が配設されて
いる。又、シリコン基板200の表面にはリン拡散によ
る移動電極210と同時に図2と同様な配線が形成さ
れ、移動電極210とIC500とが接続されている。
又、ガラス基板300に形成された固定電極310及び
診断用電極320のそれぞれの図3と同様な端子部はシ
リコン基板200側の図2と同様な対向した端子部を介
してIC500とそれぞれ接続されている。そして、ガ
ラス基板300の固定電極310のほぼ中央には穴部3
40が形成されている。即ち、この容量型圧力センサ1
00は、基準圧室230に被測定圧力Pを受ける感圧ダ
イヤフラム部220側と反対側から大気圧又は基準圧を
導入するゲージ圧型であり、特に、微圧を測定する場合
に適している。
【0021】このように構成された容量型圧力センサ1
00が被測定圧力Pの通常測定状態に入る前の、正常或
いは故障の作動チェックであるプライマリチェック時に
おける作動については、前述の容量型加速度センサ10
と同様に説明できる。即ち、微小ギャップを有する移動
電極210と診断用電極320との間に静電力Pe を作
用させて、微小ギャップを変化させる。この変化に対す
る移動電極210と固定電極310との容量の変化に基
づくアナログ出力が規格値以内であるか否かにより容量
型圧力センサ100の正常・故障が判定される。
【0022】
【発明の効果】本発明の第1の効果としては、第1の基
板に形成された移動電極と第2の基板に形成された固定
電極との微小ギャップを共有し対向させて第1の基板と
第2の基板とに第1の診断用電極と第2の診断用電極と
がそれぞれ形成されており、通常測定においては、移動
電極と固定電極との間の容量の変化により物理量が測定
される。そして、プライマリチェック時には、第1の診
断用電極と第2の診断用電極との間に所定の電圧を印加
して静電力を発生させ、移動電極と固定電極との間の微
小ギャップを強制的に変化させる。その時の移動電極と
固定電極との間の容量に関連した物理量である変量がア
ナログ出力として検出される。本発明の容量型センサで
は、この出力値を規格値と比較することにより、従来の
容量型センサでは不可能であった製造工程における人的
ミスなどによる初期性能不達成や経時変化による性能劣
化などが動作チェックでき、正常・故障が診断できるこ
とになる。
【0023】第2の効果としては、第1の基板に形成さ
れた移動電極と第2の基板に形成された固定電極とが微
小ギャップを有するように対向させ、第1の基板の移動
電極が形成された裏面側に第1の診断用電極が形成さ
れ、その第1の診断用電極に対して微小ギャップを有す
るように対向させて第1の基板に接合された第3の基板
に第2の診断用電極が形成されている。このように構成
された容量型センサは、第1の効果と同様に、プライマ
リチェック時の出力値を規格値と比較することにより、
従来の容量型センサでは不可能であった製造工程におけ
る人的ミスなどによる初期性能不達成や経時変化による
性能劣化などが動作チェックでき、正常・故障が診断で
きることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る容量型センサ
である容量型加速度センサの機械的構成を示した中央縦
断面図である。
【図2】同実施例に係る容量型加速度センサのシリコン
基板を移動電極側から見た平面図である。
【図3】同実施例に係る容量型加速度センサのガラス基
板を固定電極側から見た平面図図である。
【図4】同実施例に係る容量型加速度センサの電気的構
成を示したブロックダイヤグラムである。
【図5】同実施例に係るプライマリチェック信号とアナ
ログ信号との関係を示したタイミングチャートである。
【図6】本発明に係る容量型センサである容量型加速度
センサの電気的構成の他の実施例を示したブロックダイ
ヤグラムである。
【図7】本発明に係る容量型センサである容量型加速度
センサの第2の実施例を示した中央縦断面図である。
【図8】本発明に係る容量型センサである容量型加速度
センサの第3の実施例を示した中央縦断面図である。
【図9】本発明に係る容量型センサである容量型加速度
センサの第4の実施例を示した中央縦断面図である。
【図10】本発明に係る容量型センサである容量型圧力
センサを示した中央縦断面図である。
【符号の説明】
10−容量型加速度センサ 20−シリコン基板
21−移動電極 22−おもり 23a,23b,23c,23d−ビ
ーム 30−ガラス基板 31−固定電極 32−診断用
電極 40−基台 50−IC 61−シュミットトリガ
回路 62,66−インバータ回路 63−f/Vコンバー
タ 64−差動増幅器 65−高周波通過フィルタ(HP
F) I1 ,I2 −定電流回路 Tr1,Tr2−トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 史郎 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 重信 博道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 石川 誠司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板に形成された移動電極に対し
    て微小ギャップを有するように対向させて第2の基板に
    固定電極を形成し、前記両電極間の容量の変化により物
    理量を測定する容量型センサにおいて、 前記移動電極と前記固定電極との微小ギャップを共有し
    対向させて前記第1の基板と前記第2の基板とに第1の
    診断用電極と第2の診断用電極とをそれぞれ形成し、プ
    ライマリチェック時には、前記第1の診断用電極と前記
    第2の診断用電極との間に所定の電圧を印加して静電力
    を発生させ、前記移動電極と前記固定電極との間の微小
    ギャップを強制的に変化させ、その時の前記移動電極と
    前記固定電極との間の容量の変化に基づき正常・故障を
    診断するようにしたことを特徴とする容量型センサ。
  2. 【請求項2】 第1の基板に形成された移動電極に対し
    て微小ギャップを有するように対向させて第2の基板に
    固定電極を形成し、前記両電極間の容量の変化により物
    理量を測定する容量型センサにおいて、 前記第1の基板の前記移動電極が形成された裏面側に第
    1の診断用電極を形成し、該第1の診断用電極に対して
    微小ギャップを有するように対向させて前記第1の基板
    に接合された第3の基板に第2の診断用電極を形成し、
    プライマリチェック時には、前記第1の診断用電極と前
    記第2の診断用電極との間に所定の電圧を印加して静電
    力を発生させ、前記移動電極と前記固定電極との間の微
    小ギャップを強制的に変化させ、その時の前記移動電極
    と前記固定電極との間の容量の変化に基づき正常・故障
    を診断するようにしたことを特徴とする容量型センサ。
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