JPH0527351Y2 - - Google Patents

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JPH0527351Y2
JPH0527351Y2 JP4947088U JP4947088U JPH0527351Y2 JP H0527351 Y2 JPH0527351 Y2 JP H0527351Y2 JP 4947088 U JP4947088 U JP 4947088U JP 4947088 U JP4947088 U JP 4947088U JP H0527351 Y2 JPH0527351 Y2 JP H0527351Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車体の両側に履帯を有し、特に段差
その他の障害物を含む路面や不整地の踏破に適す
る無限軌道車に関する。
〔従来の技術〕
無限軌道車は、段差その他の障害物を含む路面
を容易に踏破することができるように、履帯軌道
を必要に応じて適宜変形させる構造を備えること
が好ましいが、履帯軌道を変形させた場合には、
履帯の離脱等を防止するために履帯の張力を保持
する必要がある。
例えば、特開昭58−167262号公報には、履帯の
張力を保持するために、履帯をリンクとバネから
なる機構によつて常時押し広げるようにした走行
車が開示されている。また、特開昭59−38177号
公報には、履帯の張力を保持するために、楕円の
各焦点に主車輪を配置すると共に補助輪を楕円上
に移動保持させることにより、履帯軌道の長さを
履帯軌道の変形にもかかわらず常時一定に保持す
るようにした走行車が開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、履帯の張力保持をバネ機構のみに頼る
ことは、バネ機構に過大な負担がかかる点に問題
があつた。一方、履帯軌道の長さを履帯軌道の変
形にもかかわらず常時一定に保持することは、履
帯の張力が常時一定に保持され、履帯に緩みや過
大な張力が生じないので好ましいが、複雑な機構
を必要とする点に問題があつた。
本考案の目的は、履帯軌道の変形に際して、き
わめて簡素な機構によつて履帯の張力を保持する
ことが可能な無限軌道車を提供することにある。
また、本考案の別の目的は、消防用ホース延長車
の搭載に適する無限軌道車を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための技術手段〕
上記の目的を達成するために、本考案に係る第
一の無限軌道車は、車体の両側に履帯を有する無
限軌道車において、車体に軸支された主車輪と、
車体に基部が枢着されたアームと、アームの枢着
中心位置から偏心した位置においてアーム基部に
軸支された副車輪と、主車輪と副車輪との間にお
いてアーム端部に軸支された遊星車輪と、主車
輪、副車輪及び遊星車輪に巻き掛けられた履帯
と、遊星車輪の中心位置が主車輪及び副車輪の各
中心位置を通る直線から下方に配置される範囲で
アームを揺動させるアーム駆動手段と、履帯を循
環走行させる履帯駆動手段とを少なくとも備え、
且つ遊星車輪の中心位置が主車輪及び副車輪の各
中心位置を通る直線上にあるときの履帯軌道の長
さと遊星車輪の中心位置が主車輪及び副車輪の各
中心位置を通る直線に対して所定角度だけ下方に
傾斜した直線上にあるときの履帯軌道の長さとが
等しくなるように、アーム上におけるアームの枢
着中心位置に対する副車輪の中心位置又は副車輪
の中心位置に対するアームの枢着中心位置を選択
したことを特徴とするものである。
この無限軌道車は、一端がアームに枢着され、
他端が主車輪と遊星車輪との間における車体に、
遊星車輪に向つて下方に傾斜した長孔において傾
斜移動可能に軸支された履帯案内部材を備えるこ
とが好ましい。その場合に、履帯案内部材の枢着
中心位置が、遊星車輪の中心位置にあつてもよ
い。
また、本考案に係る第二の無限軌道車は、上記
第一の無限軌道車の構成を若干変更したものであ
り、車体の両側に履帯を有する無限軌道車におい
て、車体に軸支された主車輪と、車体に基部が枢
着されたアームと、アームの枢着中心位置から偏
心した位置においてアーム基部に軸支された副車
輪と、副車輪に対して主車輪と反対側においてア
ーム端部に軸支された遊星車輪と、主車輪、副車
輪及び遊星車輪に巻き掛けられた履帯と、遊星車
輪の中心位置が主車輪及び副車輪の各中心位置を
通る直線から上方に配置される範囲でアームを揺
動させるアーム駆動手段と、履帯を循環走行させ
る履帯駆動手段とを少なくとも備え、且つ遊星車
輪の中心位置が主車輪及び副車輪の各中心位置を
通る直線上にあるときの履帯軌道の長さと遊星車
輪の中心位置が主車輪及び副車輪の各中心位置を
通る直線に対して所定角度だけ上方に傾斜した直
線上にあるときの履帯軌道の長さとが等しくなる
ように、アーム上におけるアームの枢着中心位置
に対する副車輪の中心位置又は副車輪の中心位置
に対するアームの枢着中心位置を選択したことを
特徴とするものである。
さらに、上記第一及び第二の無限軌道車は、車
体に、消防用ホースを収納してなる消防用ホース
延長車の搭載時における消防用ホース延長車の一
時固定手段を備えたものであつてもよい。
〔作用〕
第一の無限軌道車では、遊星車輪の中心位置が
主車輪及び副車輪の各中心位置を通る直線上にあ
る状態においてアームをアーム駆動手段によつて
所定角度だけ下方に揺動させると、副車輪及び遊
星車輪がアームの枢着中心位置に対して回動し、
主車輪に対する副車輪及び遊星車輪の相対位置が
変化すると共に副車輪の中心位置が主車輪及び遊
星車輪の各中心位置が通る直線から上方に変位す
る。従つて、主車輪及び遊星車輪を平坦路面上に
設置すれば、副車輪は主車輪及び遊星車輪の上方
に配置された状態になる。また、アームの下方揺
動に伴つて車体も副車輪の軸支部分において上昇
し、副車輪に向つて上方に傾斜する。
履帯軌道はアームの下方揺動と同時に例えば略
長円形状から略三角形状に変形するが、履帯軌道
の長さは履帯軌道の変形の前後で不変であるか
ら、履帯の張力は保持される。なお、アーム上に
おけるアームの枢着中心位置に対する副車輪の中
心位置又は副車輪の中心位置に対するアームの枢
着中心位置は、例えば、履帯軌道の変形前におけ
る主車輪及び副車輪の各中心位置間の距離、副車
輪及び遊星車輪の各中心位置間の距離及びアーム
の揺動角度を設定することにより、数学的に求め
ることができる。
履帯は履帯駆動手段によつて循環走行し、車体
の移動が可能になる。履帯駆動手段は、主車輪、
副車輪又は遊星車輪とその駆動機構であつてもよ
い。
この無限軌道車においてアームと車体との間に
履帯案内部材を設けたものでは、履帯案内部材は
アームの下方揺動と連動して下方に移動する。な
お、履帯案内部材は、履帯の案内が可能なレール
状面を有するもので通常足りるが、他方、履帯の
案内が可能な車輪を軸支したものであつてもよ
い。
また、第二の無限軌道車では、遊星車輪の中心
位置が主車輪及び副車輪の各中心位置を通る直線
上にある状態においてアームをアーム駆動手段に
よつて所定角度だけ上方に揺動させると、副車輪
及び遊星車輪がアームの枢着中心位置に対して回
動し、主車輪に対する副車輪及び遊星車輪の相対
位置が変化すると共に遊星車輪の中心位置が主車
輪及び副車輪の各中心位置を通る直線から上方に
変位する。従つて、主車輪及び副車輪を平坦路面
上に設置すれば、遊星車輪は主車輪及び副車輪の
上方に配置された状態になる。
この場合も、履帯軌道はアームの上方揺動と同
時に例えば略長円形状から略三角形状に変形する
が、履帯軌道の長さは履帯軌道の変形の前後で不
変であるから、履帯の張力は保持される。なお、
アーム上におけるアームの枢着中心位置に対する
副車輪の中心位置又は副車輪の中心位置に対する
アームの枢着中心位置は、例えば、履帯軌道の変
形前における主車輪及び遊星車輪の各中心位置間
の距離、副車輪及び遊星車輪の各中心位置間の距
離及びアームの揺動角度を設定することにより、
数学的に求めることができる。
さらに、第一及び第二の無限軌道車において、
車体に、消防用ホース延長車の搭載時における消
防用ホース延長車の一時固定手段を備えたもので
は、消防用ホース延長車を火炎現場近くに移動さ
せるに際して、これを無限軌道車に搭載して運搬
することができる。搭載された消防用ホース延長
車が履帯軌道の変形に伴つて傾斜する場合に、上
記の一時固定手段は、必要に応じて、消防用ホー
ス延長車の傾斜を矯正すると共に略水平に保持す
る手動又は自動の昇降機構を備えていてもよい。
なお、本考案に係る無限軌道車は、登録請求の
範囲で限定され、且つ本考案の目的を達成しうる
範囲内において、主車輪、副車輪及び遊星車輪以
外の車輪を備えていてもよい。
〔実施例 1〕 第1図及び第2図は本考案の実施例の履帯軌道
の変形前における各々側面図及び横断面図であ
る。
同図に示す第一の無限駆動車において、主車輪
1が、車体2後部の各側に主車輪軸3を介して軸
支され、各主車輪軸3は、モータ及び歯車装置等
(図示を省略する)からなる主車輪駆動機構4に
よつて駆動され、それらの部材は協働して履帯駆
動手段を形成する。また、車体2後部の各側下端
にローラ5がローラ軸6を介して回転自在に軸支
されている。
一方、アーム7が、その基部において、車体2
前部の各側に主車輪軸3と平行なアーム揺動軸8
を介して枢着され、主車輪1と同径の副車輪9
が、アーム7基部に、アーム揺動軸8の中心位置
から所定距離だけ偏心した位置において副車輪軸
10を介して主車輪1と同一平面上に回転自在に
軸支され、さらに主車輪1と同径の遊星車輪11
が、主車輪1と副車輪9との間において、アーム
7端部に遊星車輪軸12を介して主車輪1と同一
平面上に回転自在に軸支されている。
また、アーム揺動軸8の中心位置を円弧の中心
とする扇形歯車13がアーム7に固定され、一
方、扇形歯車13と噛合する小歯車14が車体2
に歯車軸15を介して軸支され、歯車軸15はモ
ータ及び歯車装置等(図示を省略する)からなる
小歯車駆動機構16によつて駆動され、それらの
部材は協働してアーム駆動手段を形成する。な
お、アーム駆動手段として、上記以外の機構を適
宜採用することができる。
履帯17(第2図では図示を省略する)が、各
側における主車輪1、副車輪9及び遊星車輪11
に無端状に巻き掛けられ、履帯案内部材としての
案内レール18が、その一端をアーム7に遊星車
輪軸12を介して枢着され、他端を主車輪1と遊
星車輪11との間における車体2に、遊星車輪1
1に向つて下方に傾斜した長孔19において、案
内軸20を介して傾斜移動可能に軸支され、さら
に補助案内レール21が、副車輪9と遊星車輪1
1との間においてアーム7に固定されている。
さらに、操作ハンドル22が前後に傾斜可能に
車体2後部に突設され、またジヤツキ23が操作
ハンドル22前方に隣接して車体2上面に突設さ
れると共に棒状ストツパ24がジヤツキ23端部
において車体2の幅方向に延設され、それらのジ
ヤツキ23及び棒状ストツパ24は協働して消防
用ホース延長車の一時固定手段を形成する。な
お、一時固定手段の構成は、車体2と消防用ホー
ス延長車との連結態様に応じて、上記以外の機構
を適宜採用することができる。
上記の構成において、遊星車輪11の中心位置
が、第1図に示すように主車輪1及び副車輪9の
各中心位置を通る直線上にある状態にして主車輪
駆動機構4を作動させると、主車輪1が駆動さ
れ、同時に履帯17が略長円形状の履帯軌道Sに
沿つて循環走行すると共に副車輪9及び遊星車輪
11も回転するので、無限駆動車は移動を開始す
る。なお、履帯軌道Sの変形前において、案内レ
ール18は最上位にあり、案内軸20は長孔19
の下端に配置される。
第3図は本考案の実施例の履帯軌道の変形前に
おける使用例を示す側面図であり、同図におい
て、無限軌道車は消防用ホース延長車25を安定
に搭載して移動する。消防用ホース延長車25
は、消防用ホース(図示を省略する)を収納する
フレーム26、フレーム26後部に設けた二つ折
り式ハンドル27、走行車輪28、及びフレーム
26前部に突設したクランプ29からなり、クラ
ンプ29が棒状ストツパ24と脱着可能に嵌合さ
れている。
次に、小歯車駆動機構16を作動させると共に
アーム7を所定角度だけ下方に揺動させると、副
車輪9及び遊星車輪11がアーム揺動軸8の中心
位置に対して回動し、無限軌道車は、副車輪9の
中心位置が遊星車輪11及び主車輪1の各中心位
置を通る直線から上方に変位すると共に履帯軌道
Sが略長円形状から略三角形状に変形した状態で
の移動に切換えられる。
第4図は本考案の実施例の履帯軌道の変形後に
おける使用例を示す側面図であり、同図におい
て、消防用ホース延長車25を車体2の傾斜にも
かかわらず略水平に保持するために、ジヤツキ2
3を作動させて消防用ホース延長車25の傾斜を
矯正している。なお、履帯軌道Sの変形後におい
て、案内レール18は遊星車輪11の下方回動に
伴つて最下位にあり、案内軸20は長孔19の上
端に配置される。履帯軌道Sの長さは履帯軌道S
の変形の前後において不変である。
第5a図及び第5b図は、本考案の実施例の作
動原理を説明する各々履帯軌道の変形前及び変形
後における要部側面図であり、同図において、ア
ーム揺動軸8の中心位置を点O、履帯軌道Sの変
形前及び変形後における副車輪9の各中心位置を
点P及びP′、履帯軌道Sの変形前及び変形後にお
ける遊星車輪11の各中心位置を点Q及Q′、主
車輪1の中心位置を点Rで示し、主車輪1、副車
輪9及び遊星車輪11の各直径をD、線分PR=
L、線分PQ=線分P′Q′=Aとし、アーム7を点
Oに対して角度θだけ下方に揺動させて履帯軌道
Sを変形させる場合に、点Pを原点、点P及びR
を通る直線をx軸、点Pを通り、x軸に垂直な直
線をy軸とすれば、点Oの座標として [LA(1−cosθ)/2(2L−A cosθ−A
) , −LA sinθ/2(2L−A cosθ−A)] が選択されたとき、履帯軌道Sの長さが履帯軌道
Sの変形前後において不変となる。
即ち、点P,Q,Rが第5a図に示すように一
直線上にある場合、履帯軌道Sの変形前における
履帯軌道Sの長さTはT=2L+πDで表される。
一方、アーム7の下方揺動によつて線分PQが点
Oに対して図中時計回りに角度θだけ回転し、そ
の結果として副車輪9及び遊星車輪11の各中心
位置が点P及びQから第5b図に示すように各々
点P′及びQ′に変位すると共に履帯軌道Sが変形し
た場合、点P′は線分PR上にあり、線分PP′=k
とすれば、履帯軌道Sの変形後における履帯軌道
Sの長さT′は、 T′=L−k+A+{(L−k−A cosθ)2 +(A sinθ)21/2+πD で表される。
ここで、上式にk=LA(1−cosθ)/(2L−A cos
θ−A)を代 入し、整理するとT′=2L+πD=Tとなり、履帯
軌道Sの長さが履帯軌道Sの変形前後において不
変であることがわかる。
なお、アーム7の揺動角度が角度θに達しない
中間領域での履帯軌道Sの長さは、履帯軌道Sの
変形前後における履帯軌道Sの長さT(=T′)よ
りも小さいので、アーム7の揺動は妨げられな
い。また、この中間領域においても、バネ機構そ
の他の適当な履帯張力保持手段を採用すれば履帯
17の安定駆動、従つて無限軌道車の安定走行が
可能である。
〔実施例 2〕 第6a図及び第6b図は、本考案の別の実施例
の作動原理を説明する各々履帯軌道の変形前及び
変形後における要部側面図である。
同図における第二の無限軌道車は、実施例1に
示す副車輪9、遊星車輪11、アーム7及びアー
ム駆動手段からなる機構を上下反対に設置し、且
つ遊星車輪11を車体2前部に、主車輪1を車体
2後部に、また副車輪9を遊星車輪11と主車輪
1との間に配置したものに相当するが、各部の構
造は実施例1に準じるので詳細な図示及び説明を
省略する。なお、本実施例2の場合、図示を省略
するが、操作ハンドル22や消防用ホース延長車
25の一時固定手段等は、必要に応じて実施例1
と同様に設ければよく、また履帯案内部材を、副
車輪9と遊星車輪11との間に、必要に応じて実
施例1に準じてアーム7等に設けてもよく、また
副車輪9と主車輪1との間にも、必要に応じて車
体2に設けることができる。
同図において、アーム揺動軸8の中心位置を点
O、履帯軌道Sの変形前及び変形後における副車
輪9の各中心位置を点P及びP′、履帯軌道Sの変
形前及び変形後における遊星車輪11の各中心位
置を点Q及Q′、主車輪1の中心位置を点Rで示
し、主車輪1、副車輪9及び遊星車輪11の各直
径をD、線分QR=L、線分PQ=線分P′Q′=Aと
し、アーム7を点Oに対して角度θだけ上方に揺
動させて履帯軌道Sを変形させる場合に、点Pを
原点、点P及びRを通る直線をx軸、点Pを通
り、x軸に垂直な直線をy軸とすれば、点Oの座
標として [−LA(1−cosθ)/2(2L−A cosθ−
A) , LA sinθ/2(2L−A cosθ−A)] が選択されたとき、履帯軌道Sの長さが履帯軌道
Sの変形前後において不変となる。
即ち、点P,Q,Rが第6a図に示すように一
直線上にある場合、変形前における履帯軌道Sの
長さTはT=2L+πDで表される。一方、アーム
7の上方揺動によつて線分PQが点Oに対して図
中時計回りに角度θだけ回転し、その結果として
副車輪9及び遊星車輪11の各中心位置が点P及
びQから第6b図に示すように各々点P′及びQ′に
変位すると共に履帯軌道Sが変形した場合、点
P′は線分PR上にあり、線分PP′=mとすれば、
変形後における履帯軌道Sの長さT′は、 T′=L+m+A cosθ+{(L−A+m)2 −(A sinθ)21/2+πD で表される。
ここで、上式にm=LA(1−cosθ)/(2L−A cos
θ−A)を代 入し、整理するとT′=2L+πD=Tとなり、履帯
軌道Sの長さが履帯軌道Sの変形前後において不
変であることがわかる。
なお、実施例1と同様に、アーム7の揺動角度
が角度θに達しない中間領域での履帯軌道Sの長
さは、履帯軌道Sの変形前後における履帯軌道S
の長さT(=T′)よりも小さいので、アーム7の
揺動は妨げられない。また、この中間領域におい
ても、バネ機構その他の適当な履帯張力保持手段
を作用すれば履帯17の安全駆動、従つて無限軌
道車の安定走行が可能である。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案に係る第一及び第二の無
限軌道車では、段差その他の障害物を含む路面や
不整地の踏破に際しても履帯軌道を容易に変形さ
せて即応することができ、しかも履帯軌道の変形
に際して、きわめて簡素な機構によつて履帯の張
力を保持することが可能である。
また、第一の無限軌道車においてアームと車体
との間に履帯案内部材を設けたものでは、遊星車
輪と主車輪との間を通過する履帯を履帯案内部材
によつて遊星車輪の下方揺動の前後を通して安定
に案内することができる。
さらに、第一及び第二の無限軌道車において、
車体に、消防用ホース延長車の搭載時における消
防用ホース延長車の一時固定手段を備えたもので
は、消防用ホース延長車を安定に搭載して、消防
用ホース延長車の走行が困難な段差その他の障害
物を含む路面や不整地をも容易に踏破することが
でき、迅速な消化作業に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例の履帯軌道
の変形前における各々側面図及び横断面図、第3
図及び第4図は本考案の実施例の各々履帯軌道の
変形前及び変形後における使用例を示す側面図、
第5a図及び第5b図は、本考案の実施例の作動
原理を説明する各々履帯軌道の変形前及び変形後
における要部側面図、第6a図及び第6b図は、
本考案の別の実施例の作動原理を説明する各々履
帯軌道の変形前及び変形後における要部側面図で
ある。 主要符号の説明、1……主車輪、2……車体、
4……主車輪駆動機構、7……アーム、8……ア
ーム揺動軸、9……副車輪、11……遊星車輪、
13……扇形歯車、14……小歯車、16……小
歯車駆動機構、17……履帯、18……案内レー
ル、19……長孔、23……ジヤツキ、24……
棒状ストツパ、25……消防用ホース延長車、2
9……クランプ、S……履帯軌道。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体の両側に履帯を有する無限軌道車におい
    て、車体に軸支された主車輪と、車体に基部が
    枢着されたアームと、アームの枢着中心位置か
    ら偏心した位置においてアーム基部に軸支され
    た副車輪と、主車輪と副車輪との間においてア
    ーム端部に軸支された遊星車輪と、主車輪、副
    車輪及び遊星車輪に巻き掛けられた履帯と、遊
    星車輪の中心位置が主車輪及び副車輪の各中心
    位置を通る直線から下方に配置される範囲でア
    ームを揺動させるアーム駆動手段と、履帯を循
    環走行させる履帯駆動手段とを少なくとも備
    え、且つ遊星車輪の中心位置が主車輪及び副車
    輪の各中心位置を通る直線上にあるときの履帯
    軌道の長さと遊星車輪の中心位置が主車輪及び
    副車輪の各中心位置を通る直線に対して所定角
    度だけ下方に傾斜した直線上にあるときの履帯
    軌道の長さとが等しくなるように、アーム上に
    おけるアームの枢着中心位置に対する副車輪の
    中心位置又は副車輪の中心位置に対するアーム
    の枢着中心位置を選択したことを特徴とする無
    限軌道車。 (2) 一端がアームに枢着され、他端が主車輪と遊
    星車輪との間における車体に、遊星車輪に向つ
    て下方に傾斜した長孔において傾斜移動可能に
    軸支された履帯案内部材を備えてなる、請求項
    1記載の無限軌道車。 (3) 車体の両側に履帯を有する無限軌道車におい
    て、車体に軸支された主車輪と、車体に基部が
    枢着されたアームと、アームの枢着中心位置か
    ら偏心した位置においてアーム基部に軸支され
    た副車輪と、副車輪に対して主車輪と反対側に
    おいてアーム端部に軸支された遊星車輪と、主
    車輪、副車輪及び遊星車輪に巻き掛けられた履
    帯と、遊星車輪の中心位置が主車輪及び副車輪
    の各中心位置を通る直線から上方に配置される
    範囲でアームを揺動させるアーム駆動手段と、
    履帯を循環走行させる履帯駆動手段とを少なく
    とも備え、且つ遊星車輪の中心位置が主車輪及
    び副車輪の各中心位置を通る直線上にあるとき
    の履帯軌道の長さと遊星車輪の中心位置が主車
    輪及び副車輪の各中心位置を通る直線に対して
    所定角度だけ上方に傾斜した直線上にあるとき
    の履帯軌道の長さとが等しくなるように、アー
    ム上におけるアームの枢着中心位置に対する副
    車輪の中心位置又は副車輪の中心位置に対する
    アームの枢着中心位置を選択したことを特徴と
    する無限軌道車。 (4) 車体に、消防用ホース延長車の搭載時におけ
    る消防用ホース延長車の一時固定手段を備え
    た、請求項1,2又は3記載の無限軌道車。
JP4947088U 1988-04-13 1988-04-13 Expired - Lifetime JPH0527351Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004114800A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Matsushita Electric Works Ltd パワーアシスト動力車

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