JPH05273529A - 書替え可能な感熱記録媒体 - Google Patents
書替え可能な感熱記録媒体Info
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- JPH05273529A JPH05273529A JP4067987A JP6798792A JPH05273529A JP H05273529 A JPH05273529 A JP H05273529A JP 4067987 A JP4067987 A JP 4067987A JP 6798792 A JP6798792 A JP 6798792A JP H05273529 A JPH05273529 A JP H05273529A
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- polymer liquid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高分子液晶を含有する記録層の剥離を防止し
て繰り返し書替え耐性が向上した感熱記録媒体を提供す
ることにある。 【構成】支持体とこの支持体上に下地層を介して積層さ
れ高分子液晶を含有する記録層とを備え、記録層の一部
をガラス転移点(Tg)以上の記録設定温度に加熱しこ
の加熱により現れた液晶状態をガラス転移点(Tg)以
下に冷却して固定化することで記録像を形成する書替え
可能な感熱記録媒体であって、高分子液晶が化学式
(1)で示されるグリシジル基を有する高分子液晶によ
り構成され、かつ、下地層がこのグリシジル基と結合可
能なアミノ基等の官能基を有する樹脂により構成されて
いることを特徴とする。そして、下地層を構成する樹脂
中の官能基と高分子液晶のグリシジル基とが化学的に結
合するため下地層と記録層間の接着強度が増大し、感熱
記録媒体の繰返し書替え耐性を向上できる。 【化1】
て繰り返し書替え耐性が向上した感熱記録媒体を提供す
ることにある。 【構成】支持体とこの支持体上に下地層を介して積層さ
れ高分子液晶を含有する記録層とを備え、記録層の一部
をガラス転移点(Tg)以上の記録設定温度に加熱しこ
の加熱により現れた液晶状態をガラス転移点(Tg)以
下に冷却して固定化することで記録像を形成する書替え
可能な感熱記録媒体であって、高分子液晶が化学式
(1)で示されるグリシジル基を有する高分子液晶によ
り構成され、かつ、下地層がこのグリシジル基と結合可
能なアミノ基等の官能基を有する樹脂により構成されて
いることを特徴とする。そして、下地層を構成する樹脂
中の官能基と高分子液晶のグリシジル基とが化学的に結
合するため下地層と記録層間の接着強度が増大し、感熱
記録媒体の繰返し書替え耐性を向上できる。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高分子液晶を含有する
記録層を支持体上に備えた書替え可能な感熱記録媒体に
係り、特に上記支持体と記録層間の接着強度を向上でき
る感熱記録媒体の改良に関するものである。
記録層を支持体上に備えた書替え可能な感熱記録媒体に
係り、特に上記支持体と記録層間の接着強度を向上でき
る感熱記録媒体の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高分子液晶は、熱エネルギの付与により
固体相から液晶相(ガラス転移温度:Tg)、液晶相か
ら等方相(等方相転移温度:Tcl)の可逆的な相転移
挙動を示し、低分子液晶と顕著に相違する点はガラス転
移点を有することである。
固体相から液晶相(ガラス転移温度:Tg)、液晶相か
ら等方相(等方相転移温度:Tcl)の可逆的な相転移
挙動を示し、低分子液晶と顕著に相違する点はガラス転
移点を有することである。
【0003】このガラス転移点を有するため昇温により
出現した液晶状態をガラス転移温度(Tg)以下に急冷
することによりその固定化が可能である。すなわち、こ
の液晶状態が固体中に固定化されることはメモリー性の
発現にほかならない。
出現した液晶状態をガラス転移温度(Tg)以下に急冷
することによりその固定化が可能である。すなわち、こ
の液晶状態が固体中に固定化されることはメモリー性の
発現にほかならない。
【0004】上記書替え可能な感熱記録媒体はこの高分
子液晶の熱的特性を利用したものである。すなわち、こ
の種の感熱記録媒体は、支持体とこの支持体上に下地層
を介して積層され高分子液晶を含有する記録層とを備
え、必要に応じてこの記録層上に記録層の耐久性等を改
良する保護層を設けて成り、記録層の一部をサーマルプ
リンタ等の熱印字手段により高分子液晶のガラス転移温
度(Tg)以上の記録設定温度に加熱し、この加熱によ
り現れた液晶状態をガラス転移温度(Tg)以下に急冷
して固定化することで所望の記録像を形成する手段であ
る。
子液晶の熱的特性を利用したものである。すなわち、こ
の種の感熱記録媒体は、支持体とこの支持体上に下地層
を介して積層され高分子液晶を含有する記録層とを備
え、必要に応じてこの記録層上に記録層の耐久性等を改
良する保護層を設けて成り、記録層の一部をサーマルプ
リンタ等の熱印字手段により高分子液晶のガラス転移温
度(Tg)以上の記録設定温度に加熱し、この加熱によ
り現れた液晶状態をガラス転移温度(Tg)以下に急冷
して固定化することで所望の記録像を形成する手段であ
る。
【0005】尚、高分子液晶は上述したように可逆的な
相転移挙動を示すためロイコ系染料等を用いた他の感熱
記録媒体と異なり上記記録像の書替えが可能である。
相転移挙動を示すためロイコ系染料等を用いた他の感熱
記録媒体と異なり上記記録像の書替えが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、高分子液
晶を用いたこの種の感熱記録媒体は他の感熱記録媒体と
較べて記録像の書替えが可能な利点を有する反面、上記
記録像の書替えを行う度に記録層が固体状態から液状状
態に変化し再度固体状態へと状態変化を繰返すため下地
層と記録層間にずれ応力が作用し易く、更に、下地層と
記録層との熱収縮率の差異に伴うストレスが加わると共
に、通常、上記感熱記録媒体は書替え操作の際に回転す
る一対の加熱ローラにより搬送されるため各ローラのわ
ずかなスピードの違いがストレスとなって加わり易く、
これ等が原因となって下地層と記録層間の接着強度が低
下し、この結果、下地層から記録層が経時的に剥離し易
い問題点があり、また、記録層上に保護層を備える感熱
記録媒体においても同様の理由から保護層と記録層間の
接着強度が低下して記録層の耐久性が経時的に失われ易
い問題点があった。
晶を用いたこの種の感熱記録媒体は他の感熱記録媒体と
較べて記録像の書替えが可能な利点を有する反面、上記
記録像の書替えを行う度に記録層が固体状態から液状状
態に変化し再度固体状態へと状態変化を繰返すため下地
層と記録層間にずれ応力が作用し易く、更に、下地層と
記録層との熱収縮率の差異に伴うストレスが加わると共
に、通常、上記感熱記録媒体は書替え操作の際に回転す
る一対の加熱ローラにより搬送されるため各ローラのわ
ずかなスピードの違いがストレスとなって加わり易く、
これ等が原因となって下地層と記録層間の接着強度が低
下し、この結果、下地層から記録層が経時的に剥離し易
い問題点があり、また、記録層上に保護層を備える感熱
記録媒体においても同様の理由から保護層と記録層間の
接着強度が低下して記録層の耐久性が経時的に失われ易
い問題点があった。
【0007】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、上記下地層と記
録層間の接着強度を高めて繰返し書替え耐性の優れた感
熱記録媒体を提供することにある。
れたもので、その課題とするところは、上記下地層と記
録層間の接着強度を高めて繰返し書替え耐性の優れた感
熱記録媒体を提供することにある。
【0008】また本発明の別の課題とするところは、下
地層と記録層間の接着強度及び記録層と保護層間の接着
強度を高めて更に繰返し書替え耐性が向上した感熱記録
媒体を提供することにある。
地層と記録層間の接着強度及び記録層と保護層間の接着
強度を高めて更に繰返し書替え耐性が向上した感熱記録
媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1に係る
発明は、支持体と、この支持体上に下地層を介して積層
され高分子液晶を含有する記録層とを備え、この記録層
の一部を高分子液晶のガラス転移温度(Tg)以上の記
録設定温度に加熱しこの加熱により現れた液晶状態をガ
ラス転移温度(Tg)以下に冷却して固定化することで
記録像を形成する書替え可能な感熱記録媒体を前提と
し、上記高分子液晶が下記化学式(1)で示されるグリ
シジル基を有しており、かつ、上記下地層がグリシジル
基と結合可能な官能基を有する樹脂により構成されてい
ることを特徴とするものであり、
発明は、支持体と、この支持体上に下地層を介して積層
され高分子液晶を含有する記録層とを備え、この記録層
の一部を高分子液晶のガラス転移温度(Tg)以上の記
録設定温度に加熱しこの加熱により現れた液晶状態をガ
ラス転移温度(Tg)以下に冷却して固定化することで
記録像を形成する書替え可能な感熱記録媒体を前提と
し、上記高分子液晶が下記化学式(1)で示されるグリ
シジル基を有しており、かつ、上記下地層がグリシジル
基と結合可能な官能基を有する樹脂により構成されてい
ることを特徴とするものであり、
【化2】 他方、請求項2に係る発明は請求項1に係る感熱記録媒
体を前提とし、上記記録層上に積層されグリシジル基と
結合可能な官能基を有する樹脂により構成された保護層
を備えることを特徴とするものである。
体を前提とし、上記記録層上に積層されグリシジル基と
結合可能な官能基を有する樹脂により構成された保護層
を備えることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3に係る発明は請求項1又は
請求項2に係る感熱記録媒体を前提とし、上記高分子液
晶が、グリシジル基を有しそのモノマー含有率が1モル
%以上30モル%以下のモノマーと、ネマティックモノ
マーと、コレステリックモノマーとの共重合体により構
成されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る感熱記録媒体を前提とし、上記高分子液
晶が、グリシジル基を有しそのモノマー含有率が1モル
%以上30モル%以下のモノマーと、ネマティックモノ
マーと、コレステリックモノマーとの共重合体により構
成されていることを特徴とするものである。
【0011】このような技術的手段において上記グリシ
ジル基を有する高分子液晶としては、例えば、このグリ
シジル基を有するモノマーと、コレスティックモノマー
と、ネマチックモノマーとの共重合体が適用できる。
ジル基を有する高分子液晶としては、例えば、このグリ
シジル基を有するモノマーと、コレスティックモノマー
と、ネマチックモノマーとの共重合体が適用できる。
【0012】以下、具体例を示すと、上記グリシジル基
を有するモノマーとしては、
を有するモノマーとしては、
【化3】 等が適用でき、また、上記コレステリックモノマーとし
ては、
ては、
【化4】 等が適用できる。
【0013】また、ネマテッイクモノマーとしては、
【化5】 等が適用できる。
【0014】そして、これらのモノマーより構成される
共重合体は、上記グリシジル基を有するモノマーの重合
部と、コレステリックモノマー重合部と、ネマテッイク
モノマー重合部が結合した構造を有しており、上記グリ
シジル基を有するモノマー重合部の例としては上記化学
式(2)が互いに重合した状態にある、
共重合体は、上記グリシジル基を有するモノマーの重合
部と、コレステリックモノマー重合部と、ネマテッイク
モノマー重合部が結合した構造を有しており、上記グリ
シジル基を有するモノマー重合部の例としては上記化学
式(2)が互いに重合した状態にある、
【化6】 が、また、コレステリックモノマー重合部の例としては
上記化学式(3)が互いに重合した状態にある、
上記化学式(3)が互いに重合した状態にある、
【化7】 があり、また、ネマテッイクモノマー重合部の例として
は上記化学式(4)が互いに重合した状態にある、
は上記化学式(4)が互いに重合した状態にある、
【化8】 が挙げられる。
【0015】但し、上記化学式(2)〜(7)中、Aの
側鎖はその末端にグリシジル基を有しており、Xは−O
−または−NH−のいずれかである。また、化学式
(5)〜(7)中、α、β、及び、γはそれぞれのモノ
マーの重合度を示す整数であり、上記化学式(2)〜
(7)中、R1 は水素原子若しくはメチル基であり、ま
た、R2 は、
側鎖はその末端にグリシジル基を有しており、Xは−O
−または−NH−のいずれかである。また、化学式
(5)〜(7)中、α、β、及び、γはそれぞれのモノ
マーの重合度を示す整数であり、上記化学式(2)〜
(7)中、R1 は水素原子若しくはメチル基であり、ま
た、R2 は、
【化9】 又は、
【化10】 である。
【0016】また、化学式(4)及び(7)中のR
3 は、
3 は、
【化11】 又は、
【化12】 又は、
【化13】 である。尚、上記化学式(9)中、R4 は、メチル基、
エチル基、プロピル基のいずれかである。
エチル基、プロピル基のいずれかである。
【0017】また、化学式(8)及び(9)〜(11)
中、メチレン基の数を示すmとnは、1〜14望ましく
は4〜6の整数である。
中、メチレン基の数を示すmとnは、1〜14望ましく
は4〜6の整数である。
【0018】このポリメチレン基−(CH2 )n −、−
(CH2 )m −の具体例としては、メチレン基、ジメチ
レン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメ
チレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、ノナ
メチレン基、デカメチレン基、ウンタデカメチレン基、
テトラデカメチレン基等が挙げられる。
(CH2 )m −の具体例としては、メチレン基、ジメチ
レン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメ
チレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、ノナ
メチレン基、デカメチレン基、ウンタデカメチレン基、
テトラデカメチレン基等が挙げられる。
【0019】ここで、上記共重合体中におけるグリシジ
ル基を有するモノマーの組成比が1モル%未満の場合、
このグリシジル基が不足して下地層と記録層間の接着強
度及び保護層と記録層間の接着強度の向上が不十分とな
り、また30モル%を越えた場合には上記共重合物が液
晶状態を示さなくなることがある。
ル基を有するモノマーの組成比が1モル%未満の場合、
このグリシジル基が不足して下地層と記録層間の接着強
度及び保護層と記録層間の接着強度の向上が不十分とな
り、また30モル%を越えた場合には上記共重合物が液
晶状態を示さなくなることがある。
【0020】これに対してグリシジル基を有するモノマ
ーの組成比が1モル%以上30モル%以下の範囲にある
場合には、上記共重合体は液晶状態を示ししかも下地層
と記録層間及び記録層と保護層間の接着が強固になり、
下地層や保護層から記録層が剥離し難くなって繰返し書
替え耐性が大きく向上する利点を有する。
ーの組成比が1モル%以上30モル%以下の範囲にある
場合には、上記共重合体は液晶状態を示ししかも下地層
と記録層間及び記録層と保護層間の接着が強固になり、
下地層や保護層から記録層が剥離し難くなって繰返し書
替え耐性が大きく向上する利点を有する。
【0021】請求項3に係る発明はこの様な技術的理由
に基づきなされたもので、上記共重合体中におけるグリ
シジル基を有するモノマーの組成比を1モル%以上30
モル%以下に設定することにより、高分子液晶の性能を
維持したまま下地層と記録層並びに記録層と保護層の接
着強度を大きく増大させたものである。
に基づきなされたもので、上記共重合体中におけるグリ
シジル基を有するモノマーの組成比を1モル%以上30
モル%以下に設定することにより、高分子液晶の性能を
維持したまま下地層と記録層並びに記録層と保護層の接
着強度を大きく増大させたものである。
【0022】尚、上記共重合体中におけるキラル成分と
してのコレステリックモノマーの組成比が5モル%以上
50モル%以下の場合、この共重合体は400nm〜7
00nmの可視領域に選択反射能を具備しているため、
カラー発色温度の設定の違いにより種々色相のカラー液
晶状態を設定することができる。
してのコレステリックモノマーの組成比が5モル%以上
50モル%以下の場合、この共重合体は400nm〜7
00nmの可視領域に選択反射能を具備しているため、
カラー発色温度の設定の違いにより種々色相のカラー液
晶状態を設定することができる。
【0023】一方、上記下地層及び保護層を構成し上記
グリシジル基と結合可能な官能基を有する樹脂として
は、アミノ基、イミノ基、イソシアネート基、または、
グリシジル基等を有する樹脂が適用できる。尚、グリシ
ジル基を有する樹脂を適用する場合には、高分子液晶に
含まれるグリシジル基と下地層等に含まれるグリシジル
基との反応を開始させるためのアミン等硬化剤を上記下
地層等に含ませておくことを必要とする。
グリシジル基と結合可能な官能基を有する樹脂として
は、アミノ基、イミノ基、イソシアネート基、または、
グリシジル基等を有する樹脂が適用できる。尚、グリシ
ジル基を有する樹脂を適用する場合には、高分子液晶に
含まれるグリシジル基と下地層等に含まれるグリシジル
基との反応を開始させるためのアミン等硬化剤を上記下
地層等に含ませておくことを必要とする。
【0024】この様な樹脂としては、例えば、公知のエ
ポキシ化合物とアミン化合物とをエポキシ化合物または
アミン化合物が過剰の条件下において重合して得られる
エポキシ樹脂や、公知のイソシアネート化合物とポリオ
ール樹脂とを上記イソシアネート化合物が過剰の条件下
において重合して得られるポリウレタン樹脂等が挙げら
れる。
ポキシ化合物とアミン化合物とをエポキシ化合物または
アミン化合物が過剰の条件下において重合して得られる
エポキシ樹脂や、公知のイソシアネート化合物とポリオ
ール樹脂とを上記イソシアネート化合物が過剰の条件下
において重合して得られるポリウレタン樹脂等が挙げら
れる。
【0025】ここで、請求項1〜3に係る感熱記録媒体
においては、高分子液晶内に含まれるグリシジル基と下
地層内等に含まれるアミノ基等を結合させて上記記録層
と下地層等との接着強度の向上を図っているが、下地層
及び保護層内にグリシジル基を含ませ上記高分子液晶内
にこのグリシジル基と結合可能な官能基を含ませる構成
にしても同様に記録層と下地層等との接着強度の向上が
図れる。
においては、高分子液晶内に含まれるグリシジル基と下
地層内等に含まれるアミノ基等を結合させて上記記録層
と下地層等との接着強度の向上を図っているが、下地層
及び保護層内にグリシジル基を含ませ上記高分子液晶内
にこのグリシジル基と結合可能な官能基を含ませる構成
にしても同様に記録層と下地層等との接着強度の向上が
図れる。
【0026】請求項4〜5に係る発明はこの様な技術的
理由から創作されている。
理由から創作されている。
【0027】すなわち請求項4に係る発明は、支持体
と、この支持体上に下地層を介して積層され高分子液晶
を含有する記録層とを備え、この記録層の一部を高分子
液晶のガラス転移温度(Tg)以上の記録設定温度に加
熱しこの加熱により現れた液晶状態をガラス転移温度
(Tg)以下に冷却して固定化することで記録像を形成
する書替え可能な感熱記録媒体を前提とし、高分子液晶
が上記化学式(1)で示されるグリシジル基と結合可能
な官能基を有しており、かつ、上記下地層がグリシジル
基を有する樹脂により構成されていることを特徴とする
ものであり、また、請求項5に係る発明は請求項4に係
る感熱記録媒体を前提とし、上記記録層上に積層されグ
リシジル基を有する樹脂により構成された保護層を備え
ることを特徴とするものである。
と、この支持体上に下地層を介して積層され高分子液晶
を含有する記録層とを備え、この記録層の一部を高分子
液晶のガラス転移温度(Tg)以上の記録設定温度に加
熱しこの加熱により現れた液晶状態をガラス転移温度
(Tg)以下に冷却して固定化することで記録像を形成
する書替え可能な感熱記録媒体を前提とし、高分子液晶
が上記化学式(1)で示されるグリシジル基と結合可能
な官能基を有しており、かつ、上記下地層がグリシジル
基を有する樹脂により構成されていることを特徴とする
ものであり、また、請求項5に係る発明は請求項4に係
る感熱記録媒体を前提とし、上記記録層上に積層されグ
リシジル基を有する樹脂により構成された保護層を備え
ることを特徴とするものである。
【0028】尚、上記グリシジル基と結合可能な官能基
とは、上述したようにアミノ基、イミノ基、イソシアネ
ート基、及び、グリシジル基等が挙げられ、また、この
様な官能基を有する高分子液晶としては、請求項1〜3
に係る発明と同様に、上記官能基を有するモノマーと、
コレステリックモノマーと、ネマチックモノマーとの共
重合体等が挙げられる。
とは、上述したようにアミノ基、イミノ基、イソシアネ
ート基、及び、グリシジル基等が挙げられ、また、この
様な官能基を有する高分子液晶としては、請求項1〜3
に係る発明と同様に、上記官能基を有するモノマーと、
コレステリックモノマーと、ネマチックモノマーとの共
重合体等が挙げられる。
【0029】また、これ等請求項1〜5に係る感熱記録
媒体においてその支持体に適用できる材料としては、上
質紙等の紙の他、プリペイドカード用のポリエステルシ
ートなどのプラスチックフィルムやシートが適用可能で
ある。
媒体においてその支持体に適用できる材料としては、上
質紙等の紙の他、プリペイドカード用のポリエステルシ
ートなどのプラスチックフィルムやシートが適用可能で
ある。
【0030】そして、このようにして構成された感熱記
録媒体を用いる記録処理は以下のようにして行う。
録媒体を用いる記録処理は以下のようにして行う。
【0031】尚、高分子液晶が選択反射能を具備する場
合(キラル成分を有する場合)と選択反射能を具備しな
い場合とで記録操作に若干の相違を有する。以下、夫々
について説明する。
合(キラル成分を有する場合)と選択反射能を具備しな
い場合とで記録操作に若干の相違を有する。以下、夫々
について説明する。
【0032】但し、以下に述べる記録方式はこの感熱記
録媒体を用いた記録法の一例に過ぎず、上記高分子液晶
が適用された感熱記録媒体を用いて以下に述べる記録方
式と異なる記録法を採ったとしても当然のことながらよ
い。
録媒体を用いた記録法の一例に過ぎず、上記高分子液晶
が適用された感熱記録媒体を用いて以下に述べる記録方
式と異なる記録法を採ったとしても当然のことながらよ
い。
【0033】 (1)高分子液晶が選択反射能を具備しない場合 まず、上記高分子液晶を含んだ記録層全体を一旦等方相
転移温度(Tcl)以上に加熱し透明状態にして履歴情
報を消去した後これをガラス転移温度(Tg)以下に冷
却して高分子液晶を略透明又は白濁の液晶状態に固定化
し初期化処理とする。尚、液晶状態を略透明又は白濁の
いづれかに設定する方法は、上記記録層を冷却する際、
適宜加圧手段、例えば、一対の加熱ローラ間に挿通させ
る時の圧力を調整することにより選択的に設定できる。
転移温度(Tcl)以上に加熱し透明状態にして履歴情
報を消去した後これをガラス転移温度(Tg)以下に冷
却して高分子液晶を略透明又は白濁の液晶状態に固定化
し初期化処理とする。尚、液晶状態を略透明又は白濁の
いづれかに設定する方法は、上記記録層を冷却する際、
適宜加圧手段、例えば、一対の加熱ローラ間に挿通させ
る時の圧力を調整することにより選択的に設定できる。
【0034】そして、初期化された感熱記録媒体の記録
層の一部をサーマルプリンタ等の熱印字手段によりガラ
ス転移温度(Tg)以上の適宜記録設定温度に加熱して
透明又は白濁な液晶状態にしかつこれをガラス転移温度
(Tg)以下に冷却して加熱部位の高分子液晶を固定化
し、非加熱部位であるベース領域との差別化を図って記
録像とする。この場合、加熱部位の高分子液晶を透明又
は白濁のいづれの液晶状態にするかは非加熱部位である
ベース領域の液晶状態との差別化が図れる範囲で任意に
設定される。尚、加熱部位の高分子液晶を透明又は白濁
の液晶状態に選択的に設定する方法は、上記初期化処理
の場合と同様に記録設定温度と記録層を加圧する際の設
定圧力によって任意に設定できる。
層の一部をサーマルプリンタ等の熱印字手段によりガラ
ス転移温度(Tg)以上の適宜記録設定温度に加熱して
透明又は白濁な液晶状態にしかつこれをガラス転移温度
(Tg)以下に冷却して加熱部位の高分子液晶を固定化
し、非加熱部位であるベース領域との差別化を図って記
録像とする。この場合、加熱部位の高分子液晶を透明又
は白濁のいづれの液晶状態にするかは非加熱部位である
ベース領域の液晶状態との差別化が図れる範囲で任意に
設定される。尚、加熱部位の高分子液晶を透明又は白濁
の液晶状態に選択的に設定する方法は、上記初期化処理
の場合と同様に記録設定温度と記録層を加圧する際の設
定圧力によって任意に設定できる。
【0035】一方、この記録像を消去するには、まずこ
の記録像が形成されている記録層全体を再度等方相転移
温度(Tcl)以上に加熱して透明状態にし、以下、上
記初期化処理を施して再度の書込みに供する。
の記録像が形成されている記録層全体を再度等方相転移
温度(Tcl)以上に加熱して透明状態にし、以下、上
記初期化処理を施して再度の書込みに供する。
【0036】 (2)高分子液晶が選択反射能を具備する場合 上記高分子液晶がキラル成分を有する場合、この高分子
液晶は選択反射能を具備するようになり種々色相の記録
像が形成できる利点を有する。
液晶は選択反射能を具備するようになり種々色相の記録
像が形成できる利点を有する。
【0037】まず、上記高分子液晶を含んだ記録層全体
を一旦等方相転移温度(Tcl)以上に加熱し透明状態
にして履歴情報を消去しかつこれをガラス転移温度(T
g)以下に冷却して高分子液晶を略透明の液晶状態に固
定化する。
を一旦等方相転移温度(Tcl)以上に加熱し透明状態
にして履歴情報を消去しかつこれをガラス転移温度(T
g)以下に冷却して高分子液晶を略透明の液晶状態に固
定化する。
【0038】次に、この記録層全体を、上記等方相転移
温度(Tcl)以下でガラス転移温度(Tg)以上のカ
ラー発色温度に加熱して適宜カラーの液晶状態にし、こ
れをガラス転移温度(Tg)以下に冷却する際、上記加
圧処理を施すことでこの液晶状態を固定化でき特定カラ
ーのベース状態すなわち初期化処理がなされる。
温度(Tcl)以下でガラス転移温度(Tg)以上のカ
ラー発色温度に加熱して適宜カラーの液晶状態にし、こ
れをガラス転移温度(Tg)以下に冷却する際、上記加
圧処理を施すことでこの液晶状態を固定化でき特定カラ
ーのベース状態すなわち初期化処理がなされる。
【0039】この場合、高分子液晶が選択反射能を具備
しているとそのカラー発色温度の設定の違いにより種々
色相のカラー液晶状態を設定することが可能になるため
ベース状態の色相を任意に設定できる。従って、ベース
状態を任意に設定することで種々色相の記録像を形成す
ることが可能になるため記録像のバリエーション拡大を
図ることができる利点を有する。
しているとそのカラー発色温度の設定の違いにより種々
色相のカラー液晶状態を設定することが可能になるため
ベース状態の色相を任意に設定できる。従って、ベース
状態を任意に設定することで種々色相の記録像を形成す
ることが可能になるため記録像のバリエーション拡大を
図ることができる利点を有する。
【0040】尚、上記選択反射能を具備しない高分子液
晶の場合と同様に、履歴情報の消去処理と初期化処理と
を1回の操作で行っても当然のことながらよい。
晶の場合と同様に、履歴情報の消去処理と初期化処理と
を1回の操作で行っても当然のことながらよい。
【0041】そして、初期化された感熱記録媒体の記録
層の一部をサーマルプリンタ等の熱印字手段によりガラ
ス転移温度(Tg)以上の記録設定温度に加熱し、この
加熱により現れた液晶状態をガラス転移温度(Tg)以
下に冷却して固定化することで非加熱部位であるベース
領域との差別化が図れて記録像が得られる。この場合、
記録設定温度をガラス転移温度(Tg)以上で等方相転
移温度(Tcl)以下の適宜温度に設定することにより
その温度特有の液晶カラー状態を固定化でき、また、上
記記録設定温度を等方相転移温度(Tcl)以上に設定
することにより略透明の液晶状態を固定化できる。
層の一部をサーマルプリンタ等の熱印字手段によりガラ
ス転移温度(Tg)以上の記録設定温度に加熱し、この
加熱により現れた液晶状態をガラス転移温度(Tg)以
下に冷却して固定化することで非加熱部位であるベース
領域との差別化が図れて記録像が得られる。この場合、
記録設定温度をガラス転移温度(Tg)以上で等方相転
移温度(Tcl)以下の適宜温度に設定することにより
その温度特有の液晶カラー状態を固定化でき、また、上
記記録設定温度を等方相転移温度(Tcl)以上に設定
することにより略透明の液晶状態を固定化できる。
【0042】一方、この記録像を消去するには、まずこ
の記録像が形成されている記録層全体を再度等方相転移
温度(Tcl)以上に加熱して透明状態にし、以下、上
記初期化処理を施して再度の書込みに供する。
の記録像が形成されている記録層全体を再度等方相転移
温度(Tcl)以上に加熱して透明状態にし、以下、上
記初期化処理を施して再度の書込みに供する。
【0043】ここで、上述のように、高分子液晶を構成
する共重合体中におけるキラル成分としてのコレステリ
ックモノマーの組成比が5モル%以上50モル%以下の
場合、この共重合体は400nm〜700nmの可視領
域に選択反射能を具備しているため上記処理が可能であ
る。
する共重合体中におけるキラル成分としてのコレステリ
ックモノマーの組成比が5モル%以上50モル%以下の
場合、この共重合体は400nm〜700nmの可視領
域に選択反射能を具備しているため上記処理が可能であ
る。
【0044】尚、選択反射能を備える高分子液晶の合成
法は上述したグリシジル基を有するモノマーまたはこの
グリシジル基と結合可能な官能基を有するモノマーとネ
マチックモノマー及びコレステリックモノマーとの共重
合法に限らず以下の合成法によっても得ることが可能で
ある。すなわち、それ自身ネマチックなモノマーにキラ
ルな化合物(例えば光学異性体を構成させる不斉炭素が
含まれる化合物)を結合させることにより得られるコレ
ステリックモノマーの重合法、あるいは、ネマチックモ
ノマーと非メソゲンなキラルモノマーとの共重合法等が
挙げられる。このような合成法にて求められた高分子液
晶はコレステリック相を発現可能であり、その選択反射
波長は共重合の組成及び組成比により制御可能である。
法は上述したグリシジル基を有するモノマーまたはこの
グリシジル基と結合可能な官能基を有するモノマーとネ
マチックモノマー及びコレステリックモノマーとの共重
合法に限らず以下の合成法によっても得ることが可能で
ある。すなわち、それ自身ネマチックなモノマーにキラ
ルな化合物(例えば光学異性体を構成させる不斉炭素が
含まれる化合物)を結合させることにより得られるコレ
ステリックモノマーの重合法、あるいは、ネマチックモ
ノマーと非メソゲンなキラルモノマーとの共重合法等が
挙げられる。このような合成法にて求められた高分子液
晶はコレステリック相を発現可能であり、その選択反射
波長は共重合の組成及び組成比により制御可能である。
【0045】次に、これ等技術的手段において上述した
紙、プラスチックフィルム又はシート等の支持体上に下
地層を介し記録層を形成する方法としては、例えば、下
地層塗工液を塗布乾燥して下地層を形成した後、上記高
分子液晶と適宜バインダーを有機溶剤に溶解させて求め
た記録層塗工液を、バー塗布、ブレード塗布、エアーナ
イフ塗布、グラビア塗布、ロールコーティング等の塗布
手段により塗布し、かつ、これを乾燥させて記録層を形
成する方法等が挙げられる。また、上記記録層上に保護
層を設ける場合には、適宜無機顔料やワックス等のフィ
ラーを添加して求めた保護層塗工液を塗布乾燥して形成
することができる。
紙、プラスチックフィルム又はシート等の支持体上に下
地層を介し記録層を形成する方法としては、例えば、下
地層塗工液を塗布乾燥して下地層を形成した後、上記高
分子液晶と適宜バインダーを有機溶剤に溶解させて求め
た記録層塗工液を、バー塗布、ブレード塗布、エアーナ
イフ塗布、グラビア塗布、ロールコーティング等の塗布
手段により塗布し、かつ、これを乾燥させて記録層を形
成する方法等が挙げられる。また、上記記録層上に保護
層を設ける場合には、適宜無機顔料やワックス等のフィ
ラーを添加して求めた保護層塗工液を塗布乾燥して形成
することができる。
【0046】また、本発明による画像形成又は画像消去
の手段は熱によるものであり、例えば、サーマルプリン
ター、熱反射複写装置、ホットスタンパーや熱ロール等
の装置類を用いて行うことができる。
の手段は熱によるものであり、例えば、サーマルプリン
ター、熱反射複写装置、ホットスタンパーや熱ロール等
の装置類を用いて行うことができる。
【0047】
【作用】請求項1に係る発明によれば、高分子液晶がグ
リシジル基を有する高分子液晶により構成されかつ下地
層がこのグリシジル基と結合可能な官能基を有する樹脂
により構成されているため、下地層を構成する樹脂中の
官能基と高分子液晶のグリシジル基とが化学的に結合し
て下地層と記録層間の接着強度の増大が図れる。
リシジル基を有する高分子液晶により構成されかつ下地
層がこのグリシジル基と結合可能な官能基を有する樹脂
により構成されているため、下地層を構成する樹脂中の
官能基と高分子液晶のグリシジル基とが化学的に結合し
て下地層と記録層間の接着強度の増大が図れる。
【0048】他方、請求項2に係る発明によれば、記録
層上に積層されグリシジル基と結合可能な官能基を有す
る樹脂により構成された保護層を備えているため、下地
層及び保護層を構成する樹脂中の官能基と上記高分子液
晶のグリシジル基とがそれぞれ化学的に結合して下地層
と記録層間及び記録層と保護層間の接着強度の増大が図
れる。
層上に積層されグリシジル基と結合可能な官能基を有す
る樹脂により構成された保護層を備えているため、下地
層及び保護層を構成する樹脂中の官能基と上記高分子液
晶のグリシジル基とがそれぞれ化学的に結合して下地層
と記録層間及び記録層と保護層間の接着強度の増大が図
れる。
【0049】また、請求項3に係る発明によれば、高分
子液晶が、グリシジル基を有しそのモノマー含有率が1
モル%以上30モル%以下のモノマーと、ネマティック
モノマーと、コレステリックモノマーとの共重合体によ
り構成されているため、高分子液晶の液晶性能を確実に
維持したまま下地層と記録層間及び記録層と保護層間の
接着強度の増大が図れる。
子液晶が、グリシジル基を有しそのモノマー含有率が1
モル%以上30モル%以下のモノマーと、ネマティック
モノマーと、コレステリックモノマーとの共重合体によ
り構成されているため、高分子液晶の液晶性能を確実に
維持したまま下地層と記録層間及び記録層と保護層間の
接着強度の増大が図れる。
【0050】次に、請求項4に係る発明によれば、高分
子液晶がグリシジル基と結合可能な官能基を有する高分
子液晶により構成されかつ下地層がこのグリシジル基を
有する樹脂により構成されているため、下地層を構成す
る樹脂中のグリシジル基と高分子液晶の官能基とが化学
的に結合して下地層と記録層間の接着強度の増大が図
れ、また、請求項5に係る発明によれば、記録層上に積
層されグリシジル基を有する樹脂により構成された保護
層を備えているため、下地層及び保護層を構成する樹脂
中のグリシジル基と上記高分子液晶の官能基とがそれぞ
れ化学的に結合して下地層と記録層間及び記録層と保護
層間の接着強度の増大が図れる。
子液晶がグリシジル基と結合可能な官能基を有する高分
子液晶により構成されかつ下地層がこのグリシジル基を
有する樹脂により構成されているため、下地層を構成す
る樹脂中のグリシジル基と高分子液晶の官能基とが化学
的に結合して下地層と記録層間の接着強度の増大が図
れ、また、請求項5に係る発明によれば、記録層上に積
層されグリシジル基を有する樹脂により構成された保護
層を備えているため、下地層及び保護層を構成する樹脂
中のグリシジル基と上記高分子液晶の官能基とがそれぞ
れ化学的に結合して下地層と記録層間及び記録層と保護
層間の接着強度の増大が図れる。
【0051】
【実施例】次に、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
る。
【0052】[実施例1] (コレステリックモノマーとネマチックモノマーの合
成)グリシジル基を有する高分子液晶を合成する前に、
まず、その原料であるコレステリックモノマーとネマチ
ックモノマーを合成した。
成)グリシジル基を有する高分子液晶を合成する前に、
まず、その原料であるコレステリックモノマーとネマチ
ックモノマーを合成した。
【0053】すなわち、下記化学式(12)で示される
6−ブロモカプロン酸1.0モルに対し下記化学式(1
3)で示されるコレステロール1.2モルをTHF等の
溶媒に溶解させ、かつ、DDC(N,N’−ジシクロヘ
キシルカルボジイミド)1.2モルと3級アミンである
N,N−ジメチルアミノピリジン0.1モルを添加し室
温にて上記6−ブロモカプロン酸とコレステロールとを
24時間縮合反応させると共に、常法に従い精製処理し
て化学式(14)で示される化合物を得た。尚、この収
率は98%であった。
6−ブロモカプロン酸1.0モルに対し下記化学式(1
3)で示されるコレステロール1.2モルをTHF等の
溶媒に溶解させ、かつ、DDC(N,N’−ジシクロヘ
キシルカルボジイミド)1.2モルと3級アミンである
N,N−ジメチルアミノピリジン0.1モルを添加し室
温にて上記6−ブロモカプロン酸とコレステロールとを
24時間縮合反応させると共に、常法に従い精製処理し
て化学式(14)で示される化合物を得た。尚、この収
率は98%であった。
【0054】
【化14】 次に、DMF等の溶媒を用い、化学式(15)で示され
るアクリル酸と化学式(14)で示される上記化合物と
をトリエチルアミン存在下、かつ、重合禁止剤であるハ
イドロキノンを触媒量添加して110℃、8時間の条件
で脱臭化水素反応を行い、更に、常法に従い精製処理し
て化学式(16)で示されたコレステリックモノマー
(化合物1)を合成した。尚、この収率は87%であっ
た。
るアクリル酸と化学式(14)で示される上記化合物と
をトリエチルアミン存在下、かつ、重合禁止剤であるハ
イドロキノンを触媒量添加して110℃、8時間の条件
で脱臭化水素反応を行い、更に、常法に従い精製処理し
て化学式(16)で示されたコレステリックモノマー
(化合物1)を合成した。尚、この収率は87%であっ
た。
【0055】
【化15】 次に、同様の合成法により化学式(19)で示される化
合物をまず合成し、この化合物とアクリル酸とを反応
(脱臭化水素反応)させて下記化学式(20)で示され
るネマチックモノマー(化合物2)を求めた。
合物をまず合成し、この化合物とアクリル酸とを反応
(脱臭化水素反応)させて下記化学式(20)で示され
るネマチックモノマー(化合物2)を求めた。
【0056】尚、化学式(19)で示される化合物の収
率は83%、化学式(20)で示される化合物2の収率
は97%であった。
率は83%、化学式(20)で示される化合物2の収率
は97%であった。
【0057】
【化16】
【化17】 (高分子液晶の合成)この様にして合成された上記化学
式(16)で示されるコレステリックモノマー(化合物
1)25モル%と、上記化学式(20)で示されるネマ
チックモノマー(化合物2)50モル%と、グリシジル
基を有し下記化学式(21)で示されるグリシジルメタ
クリレート(化合物3)25モル%とをベンゼン溶液中
に溶解し、重合開始剤としてα,α’−アゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)を用い窒素雰囲気下60℃に
て8時間重合反応させた後、メタノールからの再沈によ
り精製して下記化学式(22)で示される化合物4の高
分子液晶を合成した。
式(16)で示されるコレステリックモノマー(化合物
1)25モル%と、上記化学式(20)で示されるネマ
チックモノマー(化合物2)50モル%と、グリシジル
基を有し下記化学式(21)で示されるグリシジルメタ
クリレート(化合物3)25モル%とをベンゼン溶液中
に溶解し、重合開始剤としてα,α’−アゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)を用い窒素雰囲気下60℃に
て8時間重合反応させた後、メタノールからの再沈によ
り精製して下記化学式(22)で示される化合物4の高
分子液晶を合成した。
【0058】尚、化学式(22)中のα、β、γについ
ては、α/β/γ=25/50/25(モル比)であった。
ては、α/β/γ=25/50/25(モル比)であった。
【0059】また、化学式(22)で示された高分子液
晶のガラス転移温度(Tg)、等方相転移温度(Tc
l)、及び、液晶性については以下の表1に示す。
晶のガラス転移温度(Tg)、等方相転移温度(Tc
l)、及び、液晶性については以下の表1に示す。
【0060】
【化18】
【化19】 次に、支持体として黒色のプラスチックシートを使用
し、エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製 商品名E
P828)にこの樹脂の硬化剤として1−シアノエチル
−2−エチル−4−メチルイミダゾール(四国化成工業
社製 商品名2E4MZ−CN)5.0phrを溶解さ
せ硬化剤が過剰の条件で求めた塗工液を下地層塗工液と
し、これをメイヤーバーで塗布し熱風循環式オーブンに
て70℃,10分間乾燥及び前硬化させて下地層を形成
し、かつ、この下地層上に上記合成された本コレステリ
ックな高分子液晶(化合物4)のトルエン溶液をメイヤ
ーバーにて塗布し、110℃,5分間乾燥して記録層を
形成した。
し、エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製 商品名E
P828)にこの樹脂の硬化剤として1−シアノエチル
−2−エチル−4−メチルイミダゾール(四国化成工業
社製 商品名2E4MZ−CN)5.0phrを溶解さ
せ硬化剤が過剰の条件で求めた塗工液を下地層塗工液と
し、これをメイヤーバーで塗布し熱風循環式オーブンに
て70℃,10分間乾燥及び前硬化させて下地層を形成
し、かつ、この下地層上に上記合成された本コレステリ
ックな高分子液晶(化合物4)のトルエン溶液をメイヤ
ーバーにて塗布し、110℃,5分間乾燥して記録層を
形成した。
【0061】次いで、上記下地層塗工液と同一組成の塗
工液を保護層用塗工液とし、これをメイヤーバーで上記
記録層上に塗布し110℃,30分間乾燥して保護層を
形成し感熱記録シートを求めた。
工液を保護層用塗工液とし、これをメイヤーバーで上記
記録層上に塗布し110℃,30分間乾燥して保護層を
形成し感熱記録シートを求めた。
【0062】このようにして求めた感熱記録シートの保
護層表面に接着テープを張り付け、JISのK5400
−1990(碁盤目テープ法)に従い、この接着テープ
を剥離して記録層が剥離するか否か(すなわち記録層が
残存するか否か)を確認しその評価を行った。この結果
を表1に示す。
護層表面に接着テープを張り付け、JISのK5400
−1990(碁盤目テープ法)に従い、この接着テープ
を剥離して記録層が剥離するか否か(すなわち記録層が
残存するか否か)を確認しその評価を行った。この結果
を表1に示す。
【0063】尚、この評価については、○(良好)、△
(概ね良好)、×(不良)で表示する。
(概ね良好)、×(不良)で表示する。
【0064】[実施例2]上記化学式(16)で示され
るコレステリックモノマー(化合物1)28モル%と、
上記化学式(20)で示されるネマチックモノマー(化
合物2)57モル%と、グリシジル基を有し上記化学式
(21)で示されるグリシジルメタクリレート(化合物
3)15モル%とを反応させて上記化学式(22)で示
される化合物4の高分子液晶を合成した点を除き実施例
1と略同一である。
るコレステリックモノマー(化合物1)28モル%と、
上記化学式(20)で示されるネマチックモノマー(化
合物2)57モル%と、グリシジル基を有し上記化学式
(21)で示されるグリシジルメタクリレート(化合物
3)15モル%とを反応させて上記化学式(22)で示
される化合物4の高分子液晶を合成した点を除き実施例
1と略同一である。
【0065】尚、化学式(22)中のα、β、γはそれ
ぞれ、α/β/γ=28/57/15(モル比)であり、ま
た、この高分子液晶のガラス転移温度(Tg)、等方相
転移温度(Tcl)、及び、液晶性については実施例1
と同様に表1に示す。
ぞれ、α/β/γ=28/57/15(モル比)であり、ま
た、この高分子液晶のガラス転移温度(Tg)、等方相
転移温度(Tcl)、及び、液晶性については実施例1
と同様に表1に示す。
【0066】また、上述したJISのK5400(碁盤
目テープ法)の結果についても実施例1と同様に表1に
示す。
目テープ法)の結果についても実施例1と同様に表1に
示す。
【0067】[実施例3]上記化学式(16)で示され
るコレステリックモノマー(化合物1)32モル%と、
上記化学式(20)で示されるネマチックモノマー(化
合物2)63モル%と、グリシジル基を有し上記化学式
(21)で示されるグリシジルメタクリレート(化合物
3)5モル%とを反応させて上記化学式(22)で示さ
れる化合物4の高分子液晶を合成した点を除き実施例1
と略同一である。
るコレステリックモノマー(化合物1)32モル%と、
上記化学式(20)で示されるネマチックモノマー(化
合物2)63モル%と、グリシジル基を有し上記化学式
(21)で示されるグリシジルメタクリレート(化合物
3)5モル%とを反応させて上記化学式(22)で示さ
れる化合物4の高分子液晶を合成した点を除き実施例1
と略同一である。
【0068】尚、化学式(22)中のα、β、γはそれ
ぞれ、α/β/γ=32/63/ 5(モル比)であり、ま
た、この高分子液晶のガラス転移温度(Tg)、等方相
転移温度(Tcl)、及び、液晶性については実施例1
と同様に表1に示す。
ぞれ、α/β/γ=32/63/ 5(モル比)であり、ま
た、この高分子液晶のガラス転移温度(Tg)、等方相
転移温度(Tcl)、及び、液晶性については実施例1
と同様に表1に示す。
【0069】また、上述したJISのK5400(碁盤
目テープ法)の結果についても実施例1と同様に表1に
示す。
目テープ法)の結果についても実施例1と同様に表1に
示す。
【0070】[実施例4]上記化学式(16)で示され
るコレステリックモノマー(化合物1)33モル%と、
上記化学式(20)で示されるネマチックモノマー(化
合物2)66モル%と、グリシジル基を有し上記化学式
(21)で示されるグリシジルメタクリレート(化合物
3)1モル%とを反応させて上記化学式(22)で示さ
れる化合物4の高分子液晶を合成した点を除き実施例1
と略同一である。
るコレステリックモノマー(化合物1)33モル%と、
上記化学式(20)で示されるネマチックモノマー(化
合物2)66モル%と、グリシジル基を有し上記化学式
(21)で示されるグリシジルメタクリレート(化合物
3)1モル%とを反応させて上記化学式(22)で示さ
れる化合物4の高分子液晶を合成した点を除き実施例1
と略同一である。
【0071】尚、化学式(22)中のα、β、γはそれ
ぞれ、α/β/γ=33/66/ 1(モル比)であり、ま
た、この高分子液晶のガラス転移温度(Tg)、等方相
転移温度(Tcl)、及び、液晶性については実施例1
と同様に表1に示す。
ぞれ、α/β/γ=33/66/ 1(モル比)であり、ま
た、この高分子液晶のガラス転移温度(Tg)、等方相
転移温度(Tcl)、及び、液晶性については実施例1
と同様に表1に示す。
【0072】また、上述したJISのK5400(碁盤
目テープ法)の結果についても実施例1と同様に表1に
示す。
目テープ法)の結果についても実施例1と同様に表1に
示す。
【0073】[比較例]上記化学式(16)で示される
コレステリックモノマー(化合物1)33モル%と、上
記化学式(20)で示されるネマチックモノマー(化合
物2)67モル%とをベンゼン溶液中に溶解し、重合開
始剤としてα,α’−アゾビスイソブチロニトリル(A
IBN)を用い窒素雰囲気下60℃にて8時間重合反応
させた後、メタノールからの再沈により精製して下記化
学式(23)で示される化合物5の高分子液晶を合成し
た点を除き実施例1と略同一である。
コレステリックモノマー(化合物1)33モル%と、上
記化学式(20)で示されるネマチックモノマー(化合
物2)67モル%とをベンゼン溶液中に溶解し、重合開
始剤としてα,α’−アゾビスイソブチロニトリル(A
IBN)を用い窒素雰囲気下60℃にて8時間重合反応
させた後、メタノールからの再沈により精製して下記化
学式(23)で示される化合物5の高分子液晶を合成し
た点を除き実施例1と略同一である。
【0074】尚、この高分子液晶のガラス転移温度(T
g)、等方相転移温度(Tcl)、及び、液晶性につい
ては実施例1と同様に表1に示し、また、上述したJI
SのK5400(碁盤目テープ法)の結果についても同
様に表1に示す。
g)、等方相転移温度(Tcl)、及び、液晶性につい
ては実施例1と同様に表1に示し、また、上述したJI
SのK5400(碁盤目テープ法)の結果についても同
様に表1に示す。
【0075】
【化20】
【表1】 [実施例5]上記化学式(16)で示されるコレステリ
ックモノマー(化合物1)30モル%と、上記化学式
(20)で示されるネマチックモノマー(化合物2)6
0モル%と、アミノ基を有し下記化学式(24)で示さ
れるアクリル酸アミド(化合物6)10モル%とをベン
ゼン溶液中に溶解し、重合開始剤としてα,α’−アゾ
ビスイソブチロニトリル(AIBN)を用い窒素雰囲気
下60℃にて8時間重合反応させた後、メタノールから
の再沈により精製して下記化学式(25)で示される化
合物7の高分子液晶を合成した点を除き実施例1と略同
一である。
ックモノマー(化合物1)30モル%と、上記化学式
(20)で示されるネマチックモノマー(化合物2)6
0モル%と、アミノ基を有し下記化学式(24)で示さ
れるアクリル酸アミド(化合物6)10モル%とをベン
ゼン溶液中に溶解し、重合開始剤としてα,α’−アゾ
ビスイソブチロニトリル(AIBN)を用い窒素雰囲気
下60℃にて8時間重合反応させた後、メタノールから
の再沈により精製して下記化学式(25)で示される化
合物7の高分子液晶を合成した点を除き実施例1と略同
一である。
【0076】そして、この高分子液晶を適用した感熱記
録シートについても実施例1と同様にJISのK540
0(碁盤目テープ法)の評価試験を行った。この結果を
以下の表2に示す。尚、この表においてその評価点数が
高いもの程良好であることを示している。また、表2中
に上記比較例に係る感熱記録シートの結果もあわせて表
示している。
録シートについても実施例1と同様にJISのK540
0(碁盤目テープ法)の評価試験を行った。この結果を
以下の表2に示す。尚、この表においてその評価点数が
高いもの程良好であることを示している。また、表2中
に上記比較例に係る感熱記録シートの結果もあわせて表
示している。
【0077】
【化21】
【化22】 [実施例6]化学式(24)で示されたアクリル酸アミ
ド(化合物6)に代えて下記化学式(26)で示される
アリルアミン(化合物8)を適用し、下記化学式(2
7)で示される化合物9の高分子液晶を合成した点を除
き実施例5と略同一である。
ド(化合物6)に代えて下記化学式(26)で示される
アリルアミン(化合物8)を適用し、下記化学式(2
7)で示される化合物9の高分子液晶を合成した点を除
き実施例5と略同一である。
【0078】そして、この高分子液晶を適用した感熱記
録シートについても実施例5と同様にJISのK540
0(碁盤目テープ法)の評価試験を行った。この結果を
以下の表2に示す。
録シートについても実施例5と同様にJISのK540
0(碁盤目テープ法)の評価試験を行った。この結果を
以下の表2に示す。
【0079】
【化23】
【化24】
【表2】 『記録試験及び繰返し書替え耐性試験』次に、このよう
にして求めた実施例1〜実施例6及び比較例の感熱記録
シートについて各々初期化処理を施しそのベースの色相
をブルーに設定した。
にして求めた実施例1〜実施例6及び比較例の感熱記録
シートについて各々初期化処理を施しそのベースの色相
をブルーに設定した。
【0080】尚、この初期化処理はブルーの発色温度に
設定されかつその接触圧が0.1kg/cm2 に設定された
一対の加熱ローラ間に各感熱記録シートを1秒挿通させ
ることにより行なった。
設定されかつその接触圧が0.1kg/cm2 に設定された
一対の加熱ローラ間に各感熱記録シートを1秒挿通させ
ることにより行なった。
【0081】そして、初期化された感熱記録シートの記
録層に対し東芝製のサーマルシュミレータを用いて選択
的に加熱し、その加熱部位を等方相転移温度(Tcl)
以上に加熱して透明状態にしかつこれをガラス転移温度
(Tg)以下に急冷して略透明の液晶状態に固定化し、
非加熱部位であるブルーのベース領域との差別化を図っ
て記録像を求めた。
録層に対し東芝製のサーマルシュミレータを用いて選択
的に加熱し、その加熱部位を等方相転移温度(Tcl)
以上に加熱して透明状態にしかつこれをガラス転移温度
(Tg)以下に急冷して略透明の液晶状態に固定化し、
非加熱部位であるブルーのベース領域との差別化を図っ
て記録像を求めた。
【0082】また、この記録像を消去するには記録層全
体を一旦等方相転移温度(Tcl)以上に加熱し、透明
状態にして履歴情報を消去し、かつ、これをガラス転移
温度(Tg)以下に冷却して高分子液晶を略透明な液晶
状態に固定化する。そして上記初期化処理と同様の処理
を施すことにより再度の書込みに供することが可能とな
る。
体を一旦等方相転移温度(Tcl)以上に加熱し、透明
状態にして履歴情報を消去し、かつ、これをガラス転移
温度(Tg)以下に冷却して高分子液晶を略透明な液晶
状態に固定化する。そして上記初期化処理と同様の処理
を施すことにより再度の書込みに供することが可能とな
る。
【0083】そして、実施例1〜6に係る感熱記録シー
トと比較例に係る感熱記録シートについては共に良好な
記録像を求めることが可能であり、かつ、その書替えも
可能であることが確認された。
トと比較例に係る感熱記録シートについては共に良好な
記録像を求めることが可能であり、かつ、その書替えも
可能であることが確認された。
【0084】次に、これ等感熱記録シートの繰返し書替
え耐性については、上述したJIS試験の結果を記した
表1〜表2の結果から明らかなように実施例1〜6に係
る感熱記録シートが比較例に係る感熱記録シートと較べ
て格段に優れていることが確認された。
え耐性については、上述したJIS試験の結果を記した
表1〜表2の結果から明らかなように実施例1〜6に係
る感熱記録シートが比較例に係る感熱記録シートと較べ
て格段に優れていることが確認された。
【0085】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、下地層を
構成する樹脂中の官能基と高分子液晶のグリシジル基と
が化学的に結合して下地層と記録層間の接着強度が増大
し、また、請求項4に係る発明によれば、下地層を構成
する樹脂中のグリシジル基と高分子液晶の官能基とが化
学的に結合して下地層と記録層間の接着強度が増大する
ため、感熱記録媒体としての繰返し書替え耐性を向上で
きる効果を有している。
構成する樹脂中の官能基と高分子液晶のグリシジル基と
が化学的に結合して下地層と記録層間の接着強度が増大
し、また、請求項4に係る発明によれば、下地層を構成
する樹脂中のグリシジル基と高分子液晶の官能基とが化
学的に結合して下地層と記録層間の接着強度が増大する
ため、感熱記録媒体としての繰返し書替え耐性を向上で
きる効果を有している。
【0086】一方、請求項2に係る発明によれば、下地
層及び保護層を構成する樹脂中の官能基と上記高分子液
晶のグリシジル基とがそれぞれ化学的に結合して下地層
と記録層間及び記録層と保護層間の接着強度が増大し、
また、請求項5に係る発明によれば、下地層及び保護層
を構成する樹脂中のグリシジル基と上記高分子液晶の官
能基とがそれぞれ化学的に結合して下地層と記録層間及
び記録層と保護層間の接着強度が増大するため、感熱記
録媒体の繰返し書替え耐性を更に向上できる効果を有し
ている。
層及び保護層を構成する樹脂中の官能基と上記高分子液
晶のグリシジル基とがそれぞれ化学的に結合して下地層
と記録層間及び記録層と保護層間の接着強度が増大し、
また、請求項5に係る発明によれば、下地層及び保護層
を構成する樹脂中のグリシジル基と上記高分子液晶の官
能基とがそれぞれ化学的に結合して下地層と記録層間及
び記録層と保護層間の接着強度が増大するため、感熱記
録媒体の繰返し書替え耐性を更に向上できる効果を有し
ている。
【0087】また、請求項3に係る発明によれば、高分
子液晶の液晶性能を確実に維持したまま下地層と記録層
間及び記録層と保護層間の接着強度の向上が図れる効果
を有している。
子液晶の液晶性能を確実に維持したまま下地層と記録層
間及び記録層と保護層間の接着強度の向上が図れる効果
を有している。
Claims (5)
- 【請求項1】支持体と、この支持体上に下地層を介して
積層され高分子液晶を含有する記録層とを備え、この記
録層の一部を高分子液晶のガラス転移温度(Tg)以上
の記録設定温度に加熱しこの加熱により現れた液晶状態
をガラス転移温度(Tg)以下に冷却して固定化するこ
とで記録像を形成する書替え可能な感熱記録媒体におい
て、 上記高分子液晶が下記化学式(1)で示されるグリシジ
ル基を有しており、かつ、上記下地層がグリシジル基と
結合可能な官能基を有する樹脂により構成されているこ
とを特徴とする書替え可能な感熱記録媒体。 【化1】 - 【請求項2】上記記録層上に積層されグリシジル基と結
合可能な官能基を有する樹脂により構成された保護層を
備えることを特徴とする請求項1記載の書替え可能な感
熱記録媒体。 - 【請求項3】上記高分子液晶が、グリシジル基を有しそ
のモノマー含有率が1モル%以上30モル%以下のモノ
マーと、ネマティックモノマーと、コレステリックモノ
マーとの共重合体により構成されていることを特徴とす
る請求項1又は請求項2記載の書替え可能な感熱記録媒
体。 - 【請求項4】支持体と、この支持体上に下地層を介して
積層され高分子液晶を含有する記録層とを備え、この記
録層の一部を高分子液晶のガラス転移温度(Tg)以上
の記録設定温度に加熱しこの加熱により現れた液晶状態
をガラス転移温度(Tg)以下に冷却して固定化するこ
とで記録像を形成する書替え可能な感熱記録媒体におい
て、 上記高分子液晶が上記化学式(1)で示されるグリシジ
ル基と結合可能な官能基を有しており、かつ、上記下地
層がグリシジル基を有する樹脂により構成されているこ
とを特徴とする書替え可能な感熱記録媒体。 - 【請求項5】上記記録層上に積層されグリシジル基を有
する樹脂により構成された保護層を備えることを特徴と
する請求項4記載の書替え可能な感熱記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4067987A JPH05273529A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 書替え可能な感熱記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4067987A JPH05273529A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 書替え可能な感熱記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05273529A true JPH05273529A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13360839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4067987A Pending JPH05273529A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 書替え可能な感熱記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05273529A (ja) |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP4067987A patent/JPH05273529A/ja active Pending
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