JPH05275245A - ヒ−トパイプによる変圧器の熱回収システム - Google Patents

ヒ−トパイプによる変圧器の熱回収システム

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JPH05275245A
JPH05275245A JP32351591A JP32351591A JPH05275245A JP H05275245 A JPH05275245 A JP H05275245A JP 32351591 A JP32351591 A JP 32351591A JP 32351591 A JP32351591 A JP 32351591A JP H05275245 A JPH05275245 A JP H05275245A
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JP
Japan
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heat
transformer
recovery system
heat exchanger
hot water
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Application number
JP32351591A
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English (en)
Inventor
Seiji Hirata
清治 平田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】変圧器の発生熱を大気中に放出することなく効
率よく外部に取り出し、これを熱源として給湯できる熱
回収システムを得る。 【構成】蒸発部が変圧器に内設されて外部に配された凝
縮部に変圧器の発生熱を引き出す複数のヒ−トパイプを
備えたものにおいて、前記凝縮部の廃熱を回収する熱交
換器と、この熱交換器に熱交換媒体としての冷却水を強
制循環する循環系と、この循環系に連結され前記熱交換
器で加熱された冷却水を貯留する給湯タンクとを備えて
なるものとする。また、ヒ−トパイプの蒸発部が集熱板
を備え、変圧器の絶縁媒体中に配されてなるものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂モ−ルド変圧
器,油入変圧器,ガス絶縁変圧器等において、変圧器の
鉄損や巻線のジュ−ル損失などによる発生熱をヒ−トパ
イプにより集熱して変圧器の運転温度を保持するととも
に、集熱した廃熱を回収して給湯などに利用する熱回収
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の樹脂モ−ルド変圧器を模式
化して示す断面図であり、例えば地下変電室などの収納
室5に収納された樹脂モールド変圧器1は、その鉄心2
で発生する鉄損,巻線3で発生する銅損などの電気的損
失によって発熱するため、この発熱による変圧器の温度
上昇を使用する絶縁材料によって決まる許容最高温度以
下に保つために冷却が行われる。樹脂モールド変圧器の
場合通常空気冷却が行われ、熱交換することにより温度
が上昇した空気は換気装置4によって室外に放出され、
代わりに室内に流入する外気により冷却が行われる。ま
た、放熱をよくして樹脂モールド変圧器を小型化,軽量
化するために、ヒ−トパイプ複数本を密着して取りつけ
た金属板を巻線表面全体を覆うよう取りつけて一体化し
た冷却システムを有するモ−ルド変圧器巻線が知られて
いる(特開昭56−162310号公報)。
【0003】図5は従来の油入変圧器を模式化して示す
断面図であり、油入変圧器11は、冷却媒体兼絶縁媒体
としての絶縁油19を包蔵したタンク15内に鉄心12
とこれに巻装された巻線13を含む変圧器の中身が収納
されており、変圧器の発熱を吸収した絶縁油19を放熱
器14および循環ポンプ16からなる冷却システムを介
して循環することにより、放熱器14における絶縁油と
外気との間の熱交換により変圧器の冷却が行われ、温度
が上昇した熱交換媒体としての空気は大気中に放出され
る。また、冷却システムを小型化し,据え付け面積を縮
小するために、ヒ−トパイプの一端をタンク内の絶縁油
中に、他端をタンク外壁面に取りつけた補強ビ−ム中に
配置し、補強ビ−ムの内部に冷却水を循環するよう構成
した油入変圧器が提案されている(特開昭62−250
7号公報)。
【0004】図6は従来のガス絶縁変圧器を模式化して
示す断面図であり、ガス絶縁変圧器21は、冷却媒体兼
絶縁媒体としての絶縁ガス,例えば六ふっ化硫黄ガス
(SF 6 ガス)29を包蔵したタンク25内に鉄心22
とこれに巻装された巻線23を含む変圧器の中身が収納
されており、変圧器の発熱を吸収したSF6 ガス29を
放熱器24およびブロワ26からなる冷却システムを介
して循環することにより、放熱器24における絶縁油と
外気との間の熱交換により変圧器の冷却が行われ、温度
が上昇した熱交換媒体としての空気は換気装置により室
外の大気中に放出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
変圧器は変圧器で発生した熱を冷却システムによって外
気中に放出し、変圧器の温度を使用する絶縁材料によっ
て決まる許容最高温度以下に保つよう構成されたものが
主流であり、またヒ−トパイプを用いて変圧器の廃熱を
集熱するよう構成した変圧器においても、変圧器の廃熱
を給湯や空調の熱源として利用するよう構成するまでに
は至っていない。その主な理由は、従来の変圧器の最高
許容温度が100°C程度と低く、その冷却媒体の温度
が更に低くなるため、効率のよい廃熱利用を行い難いと
いう点にあると考えられ、定挌容量の数%(定挌容量1
00〜1000KVA)にもおよぶ変圧器の損失によっ
て生ずる廃熱を大気中に無駄に放散させてしまうばかり
か、収納室内の雰囲気温度の上昇を抑制するための換気
装置を必要とし、かつこの換気装置を駆動するための電
力を必要とする等の問題があり、廃熱の再利用が望まれ
ている。
【0006】この発明の目的は、変圧器の発生熱を大気
中に放出することなく効率よく外部に取り出し、これを
熱源として給湯できる熱回収システムを得ることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、蒸発部が変圧器に内設されて外
部に配された凝縮部に変圧器の発生熱を引き出す複数の
ヒ−トパイプを備えたものにおいて、前記凝縮部の廃熱
を回収する熱交換器と、この熱交換器に熱交換媒体とし
ての冷却水を強制循環する循環系と、この循環系に連結
され前記熱交換器で加熱された冷却水を貯留する給湯タ
ンクとを備えてなるものとする。
【0008】また、ヒ−トパイプの蒸発部が集熱板を備
え、変圧器の絶縁媒体中に配されてなるものとする。
【0009】
【作用】この発明の構成は、近年絶縁材料の進歩によ
り、変圧器の巻線絶縁材料としてアラミッド紙や耐熱性
プラスチックフィルム,あるいは耐熱性注型樹脂が、ま
た絶縁性冷却媒体として熱安定性に優れたシリコ−ン
油,SF6 ガスなどが使用されるようになり、変圧器の
許容最高温度も高いものでは200°Cにも達するもの
が現れ、これに伴って変圧器も小型化されつつあること
に着目して成されたものである。すなわち具体的には、
蒸発部が変圧器に内設されて外部に配された凝縮部に変
圧器の発生熱を引き出す複数のヒ−トパイプを備えたも
のにおいて、前記凝縮部の廃熱を回収する熱交換器と、
この熱交換器に熱交換媒体としての冷却水を強制循環す
る循環系と、この循環系に連結され前記熱交換器で加熱
された冷却水を貯留する給湯タンクとを備えるよう構成
したことにより、変圧器の発生熱をヒ−トパイプで集熱
し、その凝縮部が内設された熱交換器で伝熱媒体として
の冷却水と熱交換することにより、変圧器の廃熱を大気
中に放散させることなく冷却水で回収する機能が得られ
る。したがって、廃熱を回収して温度が上昇した冷却水
を給湯タンクを介して廃熱利用装置に給湯することによ
り、変圧器を熱源とし廃熱利用装置を熱負荷とする給湯
システムとしての機能が得られる。
【0010】また、ヒ−トパイプの蒸発部に集熱板を設
け、変圧器の絶縁媒体中に配設して変圧器の発生熱を集
熱するよう構成すれば、変圧器の絶縁性能に影響を及ぼ
すことなくヒ−トパイプの集熱効果を高めることができ
るので、変圧器の冷却を効率よく行えるとともに、集熱
効率の高い熱回収システムを少ない数のヒ−トパイプに
より構成することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の実施例になる樹脂モールド変圧器
の熱回収システムを模式化して示す構成図であり、従来
技術と同じ構成部分には同一参照符号を付すことによ
り、重複した説明を省略する。図において、熱回収シス
テム31は複数のヒ−トパイプ32と、熱交換器33
と、冷却水39の循環系34と、給湯タンク35とで構
成される。すなわち、樹脂モールド変圧器1の鉄心2お
よび巻線3には、複数のヒ−トパイプ32の集熱板を有
する図示しない蒸発部がモ−ルド樹脂中に埋設され、そ
の他方端の放熱板36を有する凝縮部32Bは変圧器の
上部に配された熱交換器32のタンク37内に導かれ、
熱交換媒体としての冷却水39中に浸漬される。また、
この熱交換器32と給湯タンク35とは循環系34によ
って連結され、循環系に設けた循環ポンプ34Pにより
冷却水39が強制循環される。
【0012】このように構成された樹脂モールド変圧器
の熱回収システムにおいて、ヒ−トパイプ32内はその
蒸発部で作動液が変圧器の発生熱を吸収して蒸発し、生
成した蒸気がパイプ内を他方端の凝縮部32Bに向けて
移動し、凝縮部に移動した蒸気が熱交換器33内で強制
循環される冷却水39と熱交換を行うことにより凝縮
し、再び作動液として蒸発部に移動して樹脂モールド変
圧器1の発生熱を集熱し、樹脂モールド変圧器を所定の
運転温度に保持する冷却作用が持続される。また、熱交
換により温度が上昇した冷却水39は循環系34により
熱絶縁された給湯タンク35に送られ再び熱交換器に還
流する。熱交換器,給湯タンク間を循環することにより
所定の給湯温度に到達した温湯39Bは、熱負荷である
例えば浴用水や暖房用水として給湯され、廃熱利用され
るとともに、給湯により生じた不足分が水道水などの補
給水によって熱交換器の冷却水入口側に補給され、冷却
水の強制循環による熱交換が持続して行われる。
【0013】なお、ヒ−トパイプの蒸発部側集熱板を巻
線の内,外周を覆うよう構成すれば、巻線3から周囲に
放出される輻射熱を低減でき、かつ室内空気の対流によ
る温度上昇をも低減できるので、変圧器の収納室の換気
装置を大幅に簡単化,省電力することが可能であり、こ
とに変圧器が地下変電室等に設置される場合、換気装置
を大幅に簡素化できる利点が得られる。さらに、ヒ−ト
パイプ32の長手方向の中間部分を絶縁パイプで構成す
ることにより、巻線3に埋設した部分と熱交換器33に
収納された部分とを電気的に絶縁できるので、熱交換器
33を接地された鉄心2の上部に配することにより、樹
脂モールド変圧器の設置面積の増大を阻止できる。さら
に、このように構成した場合、ヒ−トパイプを巻線導体
に直結するよう構成すれば、巻線導体を集熱板に利用し
て巻線の生成熱を直接集熱できるので、熱回収システム
の構成を一層簡単化できるとともに、冷却性能が向上し
た分変圧器を小型化できる利点が得られる。
【0014】図2はこの発明の異なる実施例になる油入
変圧器の熱回収システムを模式化して示す構成図であ
り、熱回収システム31の熱交換器33は油入変圧器1
1のタンク15上に配され、タンク15の蓋板を気密に
貫通して絶縁油19中に挿入されたヒ−トパイプ32
は、その蒸発部32Aが巻線13との間に十分な油中絶
縁距離を保持するよう配設され、この蒸発部に設けた集
熱板38と、鉄心12,巻線13と対流接触して温度が
上昇した絶縁油19との間で熱交換するよう構成された
点が前述の実施例と異なっている。このように構成され
た油入変圧器の熱回収システムにおいては、変圧器の絶
縁性能に影響を及ぼすことなく変圧器の冷却,および廃
熱を利用した給湯が可能になる。また、従来変圧器の側
壁に突設された放熱器などの冷却システムが不用になる
ので、変圧器の設置面積を縮小できるとともに、屋内設
置型の変圧器では換気装置を簡単化し,省電力化できる
利点が得られる。
【0015】図3はこの発明の他の実施例になるガス絶
縁変圧器の熱回収システムを模式化して示す構成図であ
り、熱回収システム31の熱交換器33はガス絶縁変圧
器21のタンク25上に配され、タンク25の蓋板を気
密に貫通してSF6 ガス29中に挿入されたヒ−トパイ
プ32は、その蒸発部32Aが巻線23との間に十分な
ガス絶縁距離を保持し、鉄心22,巻線23と対流接触
して温度が上昇したSF6 ガス29と集熱板38を有す
るヒ−トパイプ32の蒸発部32Aとの間で熱交換する
よう構成された点が前述の各実施例と異なっている。こ
のように構成されたガス絶縁変圧器の熱回収システムに
おいては、変圧器の絶縁性能に影響を及ぼすことなく変
圧器の冷却,および廃熱を利用した給湯が可能になると
ともに、従来変圧器の側壁に突設された放熱器が不用に
なるので、変圧器の設置面積を縮小し,換気装置を簡単
化,省電力化できる利点が得られる。
【0016】
【発明の効果】この発明は前述のように、蒸発部が変圧
器に内設されて外部に配された凝縮部に変圧器の発生熱
を引き出す複数のヒ−トパイプを備えたものにおいて、
前記凝縮部の廃熱を回収する熱交換器と、この熱交換器
に熱交換媒体としての冷却水を強制循環する循環系と、
この循環系に連結され前記熱交換器で加熱された冷却水
を貯留する給湯タンクとを備えるよう構成した。その結
果、変圧器の発生熱をヒ−トパイプで集熱し、集熱した
変圧器の発生熱を熱交換器で冷却水に回収して給湯でき
るので、従来大気中に無駄に放出されていた変圧器の発
生熱を回収して給湯に廃熱利用できるヒ−トパイプによ
る熱回収システムを備えた変圧器を提供することができ
る。
【0017】また、生成熱を大気中に放出するために従
来必要とした放熱器や換気装置およびその消費電力を排
除または縮小化することが可能になり、設置面積が小さ
く,補機損失の少ない変圧器を経済的にも有利に提供で
きる利点が得られる。ことに、この熱回収システムを最
高許容温度の高い樹脂モールド変圧器,油入変圧器,お
よびガス絶縁変圧器に適用すれば、小型化された変圧器
の発生熱をヒ−トパイプにより効率よく回収し、給湯温
度を高めることができるので、変圧器の発生熱を熱源と
する給湯システムを経済的にも有利に提供できる利点が
得られる。
【0018】また、ヒ−トパイプの蒸発部に集熱板を設
け、変圧器の絶縁媒体中に配設して変圧器の発生熱を集
熱するよう構成すれば、例えば油入変圧器やガス絶縁変
圧器の絶縁油または絶縁ガスを絶縁性冷却媒体として変
圧器の絶縁性能に影響を及ぼすことなくヒ−トパイプの
集熱効果を高めることができるので、変圧器の冷却を効
率よく行えるとともに、集熱効率の高い熱回収システム
を少ない数のヒ−トパイプにより構成できる利点が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例になる樹脂モールド変圧器の
熱回収システムを模式化して示す構成図
【図2】この発明の異なる実施例になる油入変圧器の熱
回収システムを模式化して示す構成図
【図3】この発明の他の実施例になるガス絶縁変圧器の
熱回収システムを模式化して示す構成図
【図4】従来の樹脂モ−ルド変圧器を模式化して示す断
面図
【図5】従来の油入変圧器を模式化して示す断面図
【図6】従来のガス絶縁変圧器を模式化して示す断面図
【符号の説明】
1 樹脂モールド変圧器 2 鉄心 3 巻線 4 換気装置 5 収納室 11 油入変圧器 14 放熱器 15 タンク 19 絶縁油 21 ガス絶縁変圧器 24 放熱器 25 タンク 29 絶縁ガス(SF6 ガス) 31 熱回収システム 32 ヒ−トパイプ 32A 蒸発部 32B 凝縮部 33 熱交換器 34 循環系 35 給湯タンク 36 放熱板 37 タンク 38 集熱板 39 冷却水(給湯)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発部が変圧器に内設されて外部に配され
    た凝縮部に変圧器の発生熱を引き出す複数のヒ−トパイ
    プを備えたものにおいて、前記凝縮部の廃熱を回収する
    熱交換器と、この熱交換器に熱交換媒体としての冷却水
    を強制循環する循環系と、この循環系に連結され前記熱
    交換器で加熱された冷却水を貯留する給湯タンクとを備
    えてなることを特徴とするヒ−トパイプによる変圧器の
    熱回収システム。
  2. 【請求項2】ヒ−トパイプの蒸発部が集熱板を備え、変
    圧器の絶縁媒体中に配されてなることを特徴とする請求
    項1記載のヒ−トパイプによる変圧器の熱回収システ
    ム。
JP32351591A 1991-12-09 1991-12-09 ヒ−トパイプによる変圧器の熱回収システム Pending JPH05275245A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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