JPH05275701A - 薄膜トランジスタ - Google Patents
薄膜トランジスタInfo
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- JPH05275701A JPH05275701A JP10214692A JP10214692A JPH05275701A JP H05275701 A JPH05275701 A JP H05275701A JP 10214692 A JP10214692 A JP 10214692A JP 10214692 A JP10214692 A JP 10214692A JP H05275701 A JPH05275701 A JP H05275701A
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- film
- impurity region
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 LDD構造を有する薄膜トランジスタの水素
化処理を効率化する。 【構成】 薄膜トランジスタは多結晶半導体層例えばp
oly−Si膜2から構成されており、ソース不純物領
域3及びドレイン不純物領域4とチャネル領域5の間の
少なくと一方に前記不純物領域と同一導電型の低濃度不
純物領域即ちLDD領域6を有する。チャネル領域の上
にはゲート絶縁膜を介してゲート電極7が形成されてい
る。ゲート絶縁膜は、ゲート電極7の底面に接する様に
設けられた窒化膜8及び酸化膜9を2層以上積層して構
成された第1の絶縁領域と、LDD領域6の少なくとも
一方の上方に設けられた酸化膜9のみからなる第2の絶
縁領域とを備えている。窒化膜8がLDD領域6の上か
ら除去されているので水素化処理が効率的に行なえる。
化処理を効率化する。 【構成】 薄膜トランジスタは多結晶半導体層例えばp
oly−Si膜2から構成されており、ソース不純物領
域3及びドレイン不純物領域4とチャネル領域5の間の
少なくと一方に前記不純物領域と同一導電型の低濃度不
純物領域即ちLDD領域6を有する。チャネル領域の上
にはゲート絶縁膜を介してゲート電極7が形成されてい
る。ゲート絶縁膜は、ゲート電極7の底面に接する様に
設けられた窒化膜8及び酸化膜9を2層以上積層して構
成された第1の絶縁領域と、LDD領域6の少なくとも
一方の上方に設けられた酸化膜9のみからなる第2の絶
縁領域とを備えている。窒化膜8がLDD領域6の上か
ら除去されているので水素化処理が効率的に行なえる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置や密着型イ
メージセンサ等に用いられる薄膜トランジスタに関す
る。より詳しくは、薄膜トランジスタに含まれるゲート
絶縁膜の形状構造に関する。
メージセンサ等に用いられる薄膜トランジスタに関す
る。より詳しくは、薄膜トランジスタに含まれるゲート
絶縁膜の形状構造に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(以下、TFTと称す
る)はアクティブマトリクス型の液晶表示装置や密着型
イメージセンサ等に応用できる為近年その開発が活発に
行なわれている。特に薄膜材料として多結晶シリコン
(以下、poly−Siと称する)を用いたTFT(以
下、poly−Si TFTと称する)は、周辺の駆動
回路部を表示部やセンサ部と同一の基板上に集積できる
為注目を集めている。最近ではトランジスタ動作特性を
改善する為所謂LDD構造のTFT(以下、LDDTF
Tと称する)が開発されている。このLDD TFTは
チャネル領域とドレイン端の間にドレイン領域よりも薄
い不純物濃度領域を有しており、ドレイン端の電界集中
を緩和できる為、多結晶シリコンの結晶粒界や欠陥準位
を介したTFTのリーク電流を抑制できる事からアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置等の回路素子に応用され
ている。この様なLDD構造は例えば特公平3−387
55号公報や特開昭63−204769号公報に開示さ
れている。
る)はアクティブマトリクス型の液晶表示装置や密着型
イメージセンサ等に応用できる為近年その開発が活発に
行なわれている。特に薄膜材料として多結晶シリコン
(以下、poly−Siと称する)を用いたTFT(以
下、poly−Si TFTと称する)は、周辺の駆動
回路部を表示部やセンサ部と同一の基板上に集積できる
為注目を集めている。最近ではトランジスタ動作特性を
改善する為所謂LDD構造のTFT(以下、LDDTF
Tと称する)が開発されている。このLDD TFTは
チャネル領域とドレイン端の間にドレイン領域よりも薄
い不純物濃度領域を有しており、ドレイン端の電界集中
を緩和できる為、多結晶シリコンの結晶粒界や欠陥準位
を介したTFTのリーク電流を抑制できる事からアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置等の回路素子に応用され
ている。この様なLDD構造は例えば特公平3−387
55号公報や特開昭63−204769号公報に開示さ
れている。
【0003】図11に従来のLDD TFTの断面構造
を示す。石英基板100の表面にはパタニングされたp
oly−Si膜101が形成されている。この薄膜10
1には不純物が選択的に拡散されており、ソース領域1
02、ドレイン領域103及びチャネル領域104が形
成されている。さらに、ソース領域102及びドレイン
領域103とチャネル領域104との間には低濃度不純
物領域即ちLDD領域105が形成されている。チャネ
ル領域104の上方にはゲート絶縁膜を介してゲート電
極106が形成されている。ゲート絶縁膜は酸化膜ある
いはSiO2 膜107と窒化膜あるいはSi3 N4 膜1
08とからなる積層構造を有している。場合によっては
Si3 N4 膜108の表面が薄く酸化されており、Si
O2 −Si3 N4 −SiO2 の3層構造(ONO構造)
を採るゲート絶縁膜が用いられる事も多い。このONO
構造はゲート耐圧を改善できpoly−Si TFTの
信頼性を向上できる。石英基板100の表面には層間絶
縁膜109が被覆されているとともに、コンタクトホー
ルを介してソース電極110がソース領域102に接続
されており、ドレイン電極111がコンタクトホールを
介してドレイン領域103に接続している。
を示す。石英基板100の表面にはパタニングされたp
oly−Si膜101が形成されている。この薄膜10
1には不純物が選択的に拡散されており、ソース領域1
02、ドレイン領域103及びチャネル領域104が形
成されている。さらに、ソース領域102及びドレイン
領域103とチャネル領域104との間には低濃度不純
物領域即ちLDD領域105が形成されている。チャネ
ル領域104の上方にはゲート絶縁膜を介してゲート電
極106が形成されている。ゲート絶縁膜は酸化膜ある
いはSiO2 膜107と窒化膜あるいはSi3 N4 膜1
08とからなる積層構造を有している。場合によっては
Si3 N4 膜108の表面が薄く酸化されており、Si
O2 −Si3 N4 −SiO2 の3層構造(ONO構造)
を採るゲート絶縁膜が用いられる事も多い。このONO
構造はゲート耐圧を改善できpoly−Si TFTの
信頼性を向上できる。石英基板100の表面には層間絶
縁膜109が被覆されているとともに、コンタクトホー
ルを介してソース電極110がソース領域102に接続
されており、ドレイン電極111がコンタクトホールを
介してドレイン領域103に接続している。
【0004】図11に示すゲート絶縁膜構造では、下層
のSiO2 膜107がpoly−Si膜101の表面を
全体的に被覆している一方、上層のSi3 N4 膜108
は一部除去されておりチャネル領域104を被覆してい
る。Si3 N4 膜108の除去は一般にウェットエッチ
ングにより行なわれる。この際、サイドエッチを防止す
る為に1μm程度のマージンがとられており、Si3 N
4 膜108の端部はLDD領域105の上方にまで及ん
でいる。
のSiO2 膜107がpoly−Si膜101の表面を
全体的に被覆している一方、上層のSi3 N4 膜108
は一部除去されておりチャネル領域104を被覆してい
る。Si3 N4 膜108の除去は一般にウェットエッチ
ングにより行なわれる。この際、サイドエッチを防止す
る為に1μm程度のマージンがとられており、Si3 N
4 膜108の端部はLDD領域105の上方にまで及ん
でいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来からpoly−S
i TFTの電気特性を改善する為に水素化処理が行な
われている。水素化処理によって導入された水素原子は
結晶粒界に拡散しダングリングボンドと結合する為、ト
ラップ密度は小さくなり障壁ポテンシャルが低くなる。
この為poly−Si TFT内でのキャリア移動度が
高くなりON電流を増加できる。又トラップ準位が減少
する事によりリーク電流を抑制できる。しかしながら、
図11に示す従来構造では水素化処理を十分に行なう事
ができないという問題点あるいは課題があった。Si3
N4 膜108は通常LPCVDを用いて形成され緻密な
構造を有するので水素原子が拡散しにくい。このSi3
N4膜108がLDD領域105を被覆している為LD
D領域の結晶欠陥を減少できずリーク電流が十分に減ら
ないという問題点があった。又従来の構造では、水素原
子がチャネル領域104中にも拡散しにくくなっている
ので、チャネル領域の水素化も不足し従ってチャネルの
欠陥も減少しない為TFTのON電流も小さくなるとい
う問題点があった。
i TFTの電気特性を改善する為に水素化処理が行な
われている。水素化処理によって導入された水素原子は
結晶粒界に拡散しダングリングボンドと結合する為、ト
ラップ密度は小さくなり障壁ポテンシャルが低くなる。
この為poly−Si TFT内でのキャリア移動度が
高くなりON電流を増加できる。又トラップ準位が減少
する事によりリーク電流を抑制できる。しかしながら、
図11に示す従来構造では水素化処理を十分に行なう事
ができないという問題点あるいは課題があった。Si3
N4 膜108は通常LPCVDを用いて形成され緻密な
構造を有するので水素原子が拡散しにくい。このSi3
N4膜108がLDD領域105を被覆している為LD
D領域の結晶欠陥を減少できずリーク電流が十分に減ら
ないという問題点があった。又従来の構造では、水素原
子がチャネル領域104中にも拡散しにくくなっている
ので、チャネル領域の水素化も不足し従ってチャネルの
欠陥も減少しない為TFTのON電流も小さくなるとい
う問題点があった。
【0006】図12を参照してさらに別の問題点あるい
は課題を説明する。図12は図11に示すTFTの部分
拡大図でありnチャネル型を示している。前述した様
に、ONO構造のゲート絶縁膜に用いられるSi3 N4
膜108は通常LPCVD(減圧化学気相成長法)で成
膜されるが、欠陥が多く電荷をトラップし易いという性
質がある。この為長時間駆動するとnチャネル型のTF
TではSiO2 膜107を介して矢印で示す様に電子が
流れ、LDD領域105の上方に位置するSi3N4 膜
108の端部にトラップされ負電荷112の蓄積が生じ
る。この様になるとLDD領域105は空乏化し高抵抗
となるのでTFTのON電流が減少してしまい動作不良
となる。なお、pチャネル型のTFTでも同様の原因に
より正電荷の蓄積が生じLDD領域の高抵抗化が生じ
る。この結果TFTのON電流がとれなくなり長期信頼
性が確保できないという問題点がある。
は課題を説明する。図12は図11に示すTFTの部分
拡大図でありnチャネル型を示している。前述した様
に、ONO構造のゲート絶縁膜に用いられるSi3 N4
膜108は通常LPCVD(減圧化学気相成長法)で成
膜されるが、欠陥が多く電荷をトラップし易いという性
質がある。この為長時間駆動するとnチャネル型のTF
TではSiO2 膜107を介して矢印で示す様に電子が
流れ、LDD領域105の上方に位置するSi3N4 膜
108の端部にトラップされ負電荷112の蓄積が生じ
る。この様になるとLDD領域105は空乏化し高抵抗
となるのでTFTのON電流が減少してしまい動作不良
となる。なお、pチャネル型のTFTでも同様の原因に
より正電荷の蓄積が生じLDD領域の高抵抗化が生じ
る。この結果TFTのON電流がとれなくなり長期信頼
性が確保できないという問題点がある。
【0007】上述した欠点を有するTFTを例えばアク
ティブマトリクス型液晶表示装置の画素駆動用スイッチ
ング素子に応用すると、ON電流が不足する為画素の書
き込み不足不良となる。又、液晶表示装置の周辺回路や
密着型イメージセンサの走査回路に応用すると、TFT
のON電流不足やリーク電流あるいはOFF電流の増大
が原因となって動作不良を起す。
ティブマトリクス型液晶表示装置の画素駆動用スイッチ
ング素子に応用すると、ON電流が不足する為画素の書
き込み不足不良となる。又、液晶表示装置の周辺回路や
密着型イメージセンサの走査回路に応用すると、TFT
のON電流不足やリーク電流あるいはOFF電流の増大
が原因となって動作不良を起す。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明は高いON/OFF比及び高信頼性を
有するLDD TFTを提供する事を目的とする。かか
る目的を達成する為に次の手段を講じた。即ち、LDD
TFTにおいて、ゲート絶縁膜はゲート電極の底面に
接する様に設けられた窒化膜及び酸化膜を2層以上積層
して構成された第1の絶縁領域と、LDD領域の少なく
とも一方の上方に設けられた酸化膜のみからなる第2の
絶縁領域とを備えている事を特徴とする。換言すると、
窒化膜はゲート電極の直下のみに残されておりLDD領
域の上方からは除去されている。かかるゲート絶縁膜構
造を有するLDD TFTは例えばアクティブマトリク
ス型液晶表示装置の画素駆動用スイッチング素子に用い
られる。あるいは、アクティブマトリクス型液晶表示装
置の周辺回路部あるいは駆動回路部を構成する素子に用
いる事ができる。
題に鑑み、本発明は高いON/OFF比及び高信頼性を
有するLDD TFTを提供する事を目的とする。かか
る目的を達成する為に次の手段を講じた。即ち、LDD
TFTにおいて、ゲート絶縁膜はゲート電極の底面に
接する様に設けられた窒化膜及び酸化膜を2層以上積層
して構成された第1の絶縁領域と、LDD領域の少なく
とも一方の上方に設けられた酸化膜のみからなる第2の
絶縁領域とを備えている事を特徴とする。換言すると、
窒化膜はゲート電極の直下のみに残されておりLDD領
域の上方からは除去されている。かかるゲート絶縁膜構
造を有するLDD TFTは例えばアクティブマトリク
ス型液晶表示装置の画素駆動用スイッチング素子に用い
られる。あるいは、アクティブマトリクス型液晶表示装
置の周辺回路部あるいは駆動回路部を構成する素子に用
いる事ができる。
【0009】アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
マトリクス状に配列された画素電極とこの画素電極を駆
動する第1の薄膜トランジスタあるいはスイッチングト
ランジスタとからなる液晶表示部と、この液晶表示部に
接続されるとともに第2の薄膜トランジスタを有する駆
動回路部とが形成された一方のアクティブマトリクス基
板と、対向電極を有しアクティブマトリクス基板に対向
配置された他方の対向基板と、アクティブマトリクス基
板と対向基板との間に保持された液晶層とを備えてい
る。かかる構成において、第1及び第2の薄膜トランジ
スタの少なくとも一方が、ソース不純物領域及びドレイ
ン不純物領域とチャネル領域との間の少なくとも一方に
不純物領域と同一導電型の低濃度不純物領域即ちLDD
領域を有する多結晶半導体層例えばpoly−Si膜
と、この多結晶半導体層とゲート電極との間に挟まれた
ゲート絶縁膜とから構成されている。このゲート絶縁膜
は、ゲート電極の底面に接する様に設けられた窒化膜及
び酸化膜を2層以上積層して構成された第1の絶縁領域
と、LDD領域の少なくとも一方の上方に設けられた酸
化膜のみからなる第2の絶縁領域とを備えている。
マトリクス状に配列された画素電極とこの画素電極を駆
動する第1の薄膜トランジスタあるいはスイッチングト
ランジスタとからなる液晶表示部と、この液晶表示部に
接続されるとともに第2の薄膜トランジスタを有する駆
動回路部とが形成された一方のアクティブマトリクス基
板と、対向電極を有しアクティブマトリクス基板に対向
配置された他方の対向基板と、アクティブマトリクス基
板と対向基板との間に保持された液晶層とを備えてい
る。かかる構成において、第1及び第2の薄膜トランジ
スタの少なくとも一方が、ソース不純物領域及びドレイ
ン不純物領域とチャネル領域との間の少なくとも一方に
不純物領域と同一導電型の低濃度不純物領域即ちLDD
領域を有する多結晶半導体層例えばpoly−Si膜
と、この多結晶半導体層とゲート電極との間に挟まれた
ゲート絶縁膜とから構成されている。このゲート絶縁膜
は、ゲート電極の底面に接する様に設けられた窒化膜及
び酸化膜を2層以上積層して構成された第1の絶縁領域
と、LDD領域の少なくとも一方の上方に設けられた酸
化膜のみからなる第2の絶縁領域とを備えている。
【0010】
【作用】LDD TFTのLDD領域上方からゲート窒
化膜を選択的に除去する事によりチャネル領域及びLD
D領域の水素化が効果的になされる為、高いON/OF
F比を達成できる。又、TFT連続駆動時のLDD領域
高抵抗化を防ぎ信頼性を向上できる。
化膜を選択的に除去する事によりチャネル領域及びLD
D領域の水素化が効果的になされる為、高いON/OF
F比を達成できる。又、TFT連続駆動時のLDD領域
高抵抗化を防ぎ信頼性を向上できる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。図1は本発明にかかるTFTの第1実
施例を示す模式的な断面図である。このTFTはnチャ
ネル型であり例えば液晶表示装置の画素駆動用スイッチ
ング素子に用いられる。この場合には液晶を交流駆動さ
せる為ソース側とドレイン側は交互に入れ代るので、L
DD領域はソース及びドレインの両側に形成される。絶
縁基板例えば石英基板1の上にはパタニングされた多結
晶半導体層例えばpoly−Si膜2が形成されてい
る。この膜2にはソース領域3とドレイン領域4と両者
の間に位置するチャネル領域5とが形成されている。ソ
ース領域3及びドレイン領域4とチャネル領域5との間
には同一導電型の低濃度不純物領域即ちLDD領域6が
形成されている。チャネル領域5の上方にはゲート絶縁
膜を介してゲート電極7が形成されている。ゲート絶縁
膜はゲート電極7の底面に接する様に設けられたSi3
N4 膜8とSiO2 膜9を積層して構成された第1の絶
縁領域と、LDD領域6の上方を覆う様に設けられたS
iO2 膜9のみからなる第2の絶縁領域とを備えてい
る。換言すると、Si3 N4 膜8はゲート電極7の直下
のみに位置しLDD領域6からは除去されている。石英
基板1はPSG膜10により被覆されている。この膜1
0に形成されたコンタクトホールを介してAl電極11
がソース領域3及びドレイン領域4に電気接続されてい
る。
詳細に説明する。図1は本発明にかかるTFTの第1実
施例を示す模式的な断面図である。このTFTはnチャ
ネル型であり例えば液晶表示装置の画素駆動用スイッチ
ング素子に用いられる。この場合には液晶を交流駆動さ
せる為ソース側とドレイン側は交互に入れ代るので、L
DD領域はソース及びドレインの両側に形成される。絶
縁基板例えば石英基板1の上にはパタニングされた多結
晶半導体層例えばpoly−Si膜2が形成されてい
る。この膜2にはソース領域3とドレイン領域4と両者
の間に位置するチャネル領域5とが形成されている。ソ
ース領域3及びドレイン領域4とチャネル領域5との間
には同一導電型の低濃度不純物領域即ちLDD領域6が
形成されている。チャネル領域5の上方にはゲート絶縁
膜を介してゲート電極7が形成されている。ゲート絶縁
膜はゲート電極7の底面に接する様に設けられたSi3
N4 膜8とSiO2 膜9を積層して構成された第1の絶
縁領域と、LDD領域6の上方を覆う様に設けられたS
iO2 膜9のみからなる第2の絶縁領域とを備えてい
る。換言すると、Si3 N4 膜8はゲート電極7の直下
のみに位置しLDD領域6からは除去されている。石英
基板1はPSG膜10により被覆されている。この膜1
0に形成されたコンタクトホールを介してAl電極11
がソース領域3及びドレイン領域4に電気接続されてい
る。
【0012】次に図2ないし図5を参照して本発明にか
かるLDD TFTの製造工程を説明する。まず図2を
参照して半導体活性層の形成工程を説明する。まず石英
基板上にLPCVD法でpoly−Si薄膜を約75nm
成膜する。必要に応じこの後Si+ イオンをインプラン
テーションする事により非晶質化し、続いて600℃程
度の温度でアニールする事によりpoly−Siを大粒
径化する。なお、poly−Si膜に代えて非晶質シリ
コン薄膜を形成しても良い。この場合にはプラズマ化学
気相成長法(PCVD)を用いて150〜250℃程度
の温度で成膜する。この様にして得られたpoly−S
i膜をエッチングによりパタニングする。続いてpol
y−Si膜を酸化しゲート酸化膜を約60nm形成する。
この後必要に応じ、TFTの閾値電圧Vthを制御する
為、B+ イオンを1〜8×1012cm2 程度のドーズ量で
打ち込む。
かるLDD TFTの製造工程を説明する。まず図2を
参照して半導体活性層の形成工程を説明する。まず石英
基板上にLPCVD法でpoly−Si薄膜を約75nm
成膜する。必要に応じこの後Si+ イオンをインプラン
テーションする事により非晶質化し、続いて600℃程
度の温度でアニールする事によりpoly−Siを大粒
径化する。なお、poly−Si膜に代えて非晶質シリ
コン薄膜を形成しても良い。この場合にはプラズマ化学
気相成長法(PCVD)を用いて150〜250℃程度
の温度で成膜する。この様にして得られたpoly−S
i膜をエッチングによりパタニングする。続いてpol
y−Si膜を酸化しゲート酸化膜を約60nm形成する。
この後必要に応じ、TFTの閾値電圧Vthを制御する
為、B+ イオンを1〜8×1012cm2 程度のドーズ量で
打ち込む。
【0013】次に図3を参照してゲート電極形成工程を
説明する。まず、ゲート酸化膜上にLPCVD法でSi
3 N4 薄膜を約10〜20nm成膜する。場合によっては
このSi3 N4 薄膜表面を酸化しSiO2 膜を約1〜2
nm形成する。この様にして形成されたゲート絶縁膜はS
iO2 −Si3 N4 −SiO2 の3層構造となる為ON
O構造と呼ばれている。この構造はゲート耐圧を十分確
保でき信頼性が向上する。このゲート絶縁膜上に燐をド
ープした低抵抗多結晶シリコンを約350nm形成しパタ
ニングしてゲート電極とする。ゲート電極の具体的な形
成方法としては以下のものが挙げられる。ノンドープ多
結晶シリコン薄膜を形成しPClO3 ガスから燐を拡散
させる方法がある。又、PClO3 ガスの代りにPSG
膜を用い燐拡散を行なう方法がある。あるいはLPCV
D法でSiH4 ガスとPH3 ガスの混合ガスを熱分解さ
せ、ドープトpoly−Siを成膜する方法がある。本
実施例では最初に述べた方法を採用した。続いてLDD
領域を形成する工程に移る。nチャネル型TFTの場
合、ゲート電極形成後As+ 又はP+ イオンを0.2〜
1.5×1013/cm2 のドーズ量で打ち込む。なお、p
チャネル型TFTの場合にはB+ イオンを0.1〜2.
0×1013/cm2 のドーズ量で同様に打ち込めば良い。
続いてSi3 N4 膜カットを行なう。具体的には、ゲー
ト電極をマスクとしてドライエッチングを行ないSi3
N4 膜のみを選択的に除去する。この結果、ゲート電極
の直下のみにSiN4 膜が残される事になる。この除去
処理はサイドエッチを最小にする為に反応性イオンエッ
チング法を用いる事が望ましい。なおこの実施例ではソ
ース及びドレイン領域を形成する前にSi3 N4 膜のカ
ットを行なっているがこれに限られるものではない。ソ
ース及びドレイン領域を形成した後Si3 N4 膜をカッ
トしても良い。
説明する。まず、ゲート酸化膜上にLPCVD法でSi
3 N4 薄膜を約10〜20nm成膜する。場合によっては
このSi3 N4 薄膜表面を酸化しSiO2 膜を約1〜2
nm形成する。この様にして形成されたゲート絶縁膜はS
iO2 −Si3 N4 −SiO2 の3層構造となる為ON
O構造と呼ばれている。この構造はゲート耐圧を十分確
保でき信頼性が向上する。このゲート絶縁膜上に燐をド
ープした低抵抗多結晶シリコンを約350nm形成しパタ
ニングしてゲート電極とする。ゲート電極の具体的な形
成方法としては以下のものが挙げられる。ノンドープ多
結晶シリコン薄膜を形成しPClO3 ガスから燐を拡散
させる方法がある。又、PClO3 ガスの代りにPSG
膜を用い燐拡散を行なう方法がある。あるいはLPCV
D法でSiH4 ガスとPH3 ガスの混合ガスを熱分解さ
せ、ドープトpoly−Siを成膜する方法がある。本
実施例では最初に述べた方法を採用した。続いてLDD
領域を形成する工程に移る。nチャネル型TFTの場
合、ゲート電極形成後As+ 又はP+ イオンを0.2〜
1.5×1013/cm2 のドーズ量で打ち込む。なお、p
チャネル型TFTの場合にはB+ イオンを0.1〜2.
0×1013/cm2 のドーズ量で同様に打ち込めば良い。
続いてSi3 N4 膜カットを行なう。具体的には、ゲー
ト電極をマスクとしてドライエッチングを行ないSi3
N4 膜のみを選択的に除去する。この結果、ゲート電極
の直下のみにSiN4 膜が残される事になる。この除去
処理はサイドエッチを最小にする為に反応性イオンエッ
チング法を用いる事が望ましい。なおこの実施例ではソ
ース及びドレイン領域を形成する前にSi3 N4 膜のカ
ットを行なっているがこれに限られるものではない。ソ
ース及びドレイン領域を形成した後Si3 N4 膜をカッ
トしても良い。
【0014】次に図4を参照してソース及びドレイン領
域形成工程を説明する。ゲート電極の両側面から1μm
程度をLDD領域として残す様にレジストを形成する。
続いてAs+ イオンを1〜3×1015/cm2 のドーズ量
で打ち込みソース領域及びドレイン領域を形成する。な
お、pチャネル型TFTを作成する場合にはB+ イオン
を打ち込む。この後LPCVD法で第1PSG膜を約6
00nm形成し、1000℃10分間ないし20分間のN
2 アニールを行なってソース領域、ドレイン領域及びL
DD領域を活性化させる。最後にソース領域及びドレイ
ン領域に連通するコンタクトホールを形成する。
域形成工程を説明する。ゲート電極の両側面から1μm
程度をLDD領域として残す様にレジストを形成する。
続いてAs+ イオンを1〜3×1015/cm2 のドーズ量
で打ち込みソース領域及びドレイン領域を形成する。な
お、pチャネル型TFTを作成する場合にはB+ イオン
を打ち込む。この後LPCVD法で第1PSG膜を約6
00nm形成し、1000℃10分間ないし20分間のN
2 アニールを行なってソース領域、ドレイン領域及びL
DD領域を活性化させる。最後にソース領域及びドレイ
ン領域に連通するコンタクトホールを形成する。
【0015】最後に図5を参照して水素化処理工程を説
明する。まずAl電極を約600nm形成しパタニングす
る。この上にさらに第2のPSG膜を約400nm形成す
る。続いてPCVD法を用い窒化シリコン膜(P−Si
Nx 膜)を約100nm形成する。このP−SiNx 膜は
水素原子を多量に含んでおり、成膜後にアニールする事
でTFTの水素化を効果的に行なえる。水素化によりp
oly−Siの欠陥密度を減少させTFTのリーク電流
を抑制できる。この時、LDD領域上からゲート窒化膜
が予め除去されているのでチャネル領域を含めて水素化
が極めて効率的に行なえる。なお、この様にして製造さ
れたTFTを液晶ディスプレイに応用する場合には、こ
の後に画素電極用の透明導電膜を形成する工程が加わる
が、ここでは省略する。この様にして作成されたTFT
はチャネル長Lが例えば5μmでありチャネル幅Wは例
えば3μmである。但し画素駆動用スイッチング素子と
してではなく周辺回路素子として用いる場合にはチャネ
ル長Lを例えば7μmに設定しチャネル幅Wを例えば2
0μmに設定しても良い。
明する。まずAl電極を約600nm形成しパタニングす
る。この上にさらに第2のPSG膜を約400nm形成す
る。続いてPCVD法を用い窒化シリコン膜(P−Si
Nx 膜)を約100nm形成する。このP−SiNx 膜は
水素原子を多量に含んでおり、成膜後にアニールする事
でTFTの水素化を効果的に行なえる。水素化によりp
oly−Siの欠陥密度を減少させTFTのリーク電流
を抑制できる。この時、LDD領域上からゲート窒化膜
が予め除去されているのでチャネル領域を含めて水素化
が極めて効率的に行なえる。なお、この様にして製造さ
れたTFTを液晶ディスプレイに応用する場合には、こ
の後に画素電極用の透明導電膜を形成する工程が加わる
が、ここでは省略する。この様にして作成されたTFT
はチャネル長Lが例えば5μmでありチャネル幅Wは例
えば3μmである。但し画素駆動用スイッチング素子と
してではなく周辺回路素子として用いる場合にはチャネ
ル長Lを例えば7μmに設定しチャネル幅Wを例えば2
0μmに設定しても良い。
【0016】図6に、LDD領域上にSi3 N4 膜があ
る場合とSi3 N4 膜を除去した場合の、水素化アニー
ル時間によるシート抵抗の変化を示す。縦軸はLDDシ
ート抵抗を対数メモリでとってある。Si3 N4 膜があ
る場合には水素化アニール時間を長くしてもLDD抵抗
はあまり変化しないのに対し、Si3 N4 膜を除去した
場合は30分程度のアニールで急激にLDD抵抗が下が
る事が分る。水素化処理により欠陥が減少する為不純物
イオンの活性化率が高くなりLDD抵抗が下がる。この
様にSi3 N4 膜は水素の拡散を阻害する事が判明し
た。
る場合とSi3 N4 膜を除去した場合の、水素化アニー
ル時間によるシート抵抗の変化を示す。縦軸はLDDシ
ート抵抗を対数メモリでとってある。Si3 N4 膜があ
る場合には水素化アニール時間を長くしてもLDD抵抗
はあまり変化しないのに対し、Si3 N4 膜を除去した
場合は30分程度のアニールで急激にLDD抵抗が下が
る事が分る。水素化処理により欠陥が減少する為不純物
イオンの活性化率が高くなりLDD抵抗が下がる。この
様にSi3 N4 膜は水素の拡散を阻害する事が判明し
た。
【0017】図7に従来のTFTと本発明のTFTのゲ
ート電圧対ドレイン電流曲線を示す。なお測定されたT
FTのチャネル長Lは5μmでありチャネル幅Wは3μ
mである。又、ソース/ドレイン間電圧を5Vに設定し
ソース/ゲート間電圧を15Vに設定した。従来のTF
Tでは400℃で3時間以上の水素化アニールを行なっ
てもリーク電流を十分に下げる事はできなかった。又、
チャネル領域にも水素が拡散し難いのでON電流も十分
とれなかった。これに対し本発明のTFT構造では、チ
ャネル領域とLDD領域の水素化が十分に行なえるの
で、水素化アニール時間を30分に短縮できるととも
に、従来に比較してON電流は3倍以上になり、リーク
電流あるいはOFF電流も10分の1以下に下げる事が
できた。又前述した様な負電荷の蓄積によるLDD領域
の高抵抗化も起らない為、長時間駆動時の信頼性も確保
できる様になった。
ート電圧対ドレイン電流曲線を示す。なお測定されたT
FTのチャネル長Lは5μmでありチャネル幅Wは3μ
mである。又、ソース/ドレイン間電圧を5Vに設定し
ソース/ゲート間電圧を15Vに設定した。従来のTF
Tでは400℃で3時間以上の水素化アニールを行なっ
てもリーク電流を十分に下げる事はできなかった。又、
チャネル領域にも水素が拡散し難いのでON電流も十分
とれなかった。これに対し本発明のTFT構造では、チ
ャネル領域とLDD領域の水素化が十分に行なえるの
で、水素化アニール時間を30分に短縮できるととも
に、従来に比較してON電流は3倍以上になり、リーク
電流あるいはOFF電流も10分の1以下に下げる事が
できた。又前述した様な負電荷の蓄積によるLDD領域
の高抵抗化も起らない為、長時間駆動時の信頼性も確保
できる様になった。
【0018】図8に本発明にかかるTFTの第2実施例
を示す。理解を容易にする為に第1実施例と同一の構成
要素については同一の参照番号を付してある。本実施例
のTFTは例えばアクティブマトリクス型液晶表示装置
の周辺回路用あるいは駆動回路用に用いられる。この場
合にはドレイン側の方向が決まっているのでソース側に
はLDD領域を作らない様にしている。これによりON
電流が増加する。図示する様に、本実施例ではドレイン
領域4とチャネル領域5との間にのみLDD領域6が形
成されているとともに、このLDD領域6の上からSi
3 N4 膜8が除去されている。かかる構造は例えば以下
の工程により製造できる。即ち、Si3N4 膜をドレイ
ン側だけLDD領域として残した形でパタニングし、続
いてレジストを残したままイオンインプランテーション
を行なえば図示するLDD領域とソース/ドレイン領域
ができる。この後、ドレイン側に突き出ているSi3 N
4膜をエッチングにより除去すれば良い。
を示す。理解を容易にする為に第1実施例と同一の構成
要素については同一の参照番号を付してある。本実施例
のTFTは例えばアクティブマトリクス型液晶表示装置
の周辺回路用あるいは駆動回路用に用いられる。この場
合にはドレイン側の方向が決まっているのでソース側に
はLDD領域を作らない様にしている。これによりON
電流が増加する。図示する様に、本実施例ではドレイン
領域4とチャネル領域5との間にのみLDD領域6が形
成されているとともに、このLDD領域6の上からSi
3 N4 膜8が除去されている。かかる構造は例えば以下
の工程により製造できる。即ち、Si3N4 膜をドレイ
ン側だけLDD領域として残した形でパタニングし、続
いてレジストを残したままイオンインプランテーション
を行なえば図示するLDD領域とソース/ドレイン領域
ができる。この後、ドレイン側に突き出ているSi3 N
4膜をエッチングにより除去すれば良い。
【0019】図9に本発明にかかるTFTの第3実施例
を示す。本実施例においても第2実施例と同様にドレイ
ン側だけにLDD領域6が形成されている。第2実施例
と異なる点は、LDD領域の形成されていないソース領
域3側はSi3 N4 膜8で被覆されている事である。か
かる構造によりTFTの耐圧が改善できる。本実施例の
構造は例えば以下の工程により製造できる。Si3 N4
膜をエッチングする前にレジストパタンだけでLDD領
域とソース/ドレイン領域を形成し、その後ドレイン側
のSi3 N4 膜だけを選択的にエッチング除去する。
を示す。本実施例においても第2実施例と同様にドレイ
ン側だけにLDD領域6が形成されている。第2実施例
と異なる点は、LDD領域の形成されていないソース領
域3側はSi3 N4 膜8で被覆されている事である。か
かる構造によりTFTの耐圧が改善できる。本実施例の
構造は例えば以下の工程により製造できる。Si3 N4
膜をエッチングする前にレジストパタンだけでLDD領
域とソース/ドレイン領域を形成し、その後ドレイン側
のSi3 N4 膜だけを選択的にエッチング除去する。
【0020】なお、第1ないし第3実施例においてはT
FTのチャネル長を7μmあるいは5μmに設定し、チ
ャネル幅を対応して20μm又は3μmに設定し、LD
D長を1μmに設定していたが、TFTの寸法はこれに
限られるものではなく、ソース/ドレイン耐圧が確保で
きればチャネル長、チャネル幅、LDD長ともさらに短
くしても良い。各寸法が長くなる場合は何ら問題を生じ
ない。又、上述した各実施例においてはTFTのゲート
電極が多結晶シリコンで構成され、ゲート絶縁膜がON
O構造を有し、配線材はAl電極を用いているが、本発
明はこれに限られるものではない。ゲート電極は、例え
ばシリサイド、ポリサイド、あるいは金属としてTa,
Al,Cr,Mo,Ni及びこれらの合金等を用いても
良い。ゲート絶縁膜は例えば窒化シリコン、酸化タンタ
ルと窒化シリコンの組み合わせ等を用いる事ができる。
配線材としては、例えばTa,Cr,Mo,Ni及びこ
れらの合金を用いる事もできる。加えて、本発明はTF
Tとしてプレーナ型、正スタガ型又は逆スタガ型のいず
れにも適用可能である事は勿論である。
FTのチャネル長を7μmあるいは5μmに設定し、チ
ャネル幅を対応して20μm又は3μmに設定し、LD
D長を1μmに設定していたが、TFTの寸法はこれに
限られるものではなく、ソース/ドレイン耐圧が確保で
きればチャネル長、チャネル幅、LDD長ともさらに短
くしても良い。各寸法が長くなる場合は何ら問題を生じ
ない。又、上述した各実施例においてはTFTのゲート
電極が多結晶シリコンで構成され、ゲート絶縁膜がON
O構造を有し、配線材はAl電極を用いているが、本発
明はこれに限られるものではない。ゲート電極は、例え
ばシリサイド、ポリサイド、あるいは金属としてTa,
Al,Cr,Mo,Ni及びこれらの合金等を用いても
良い。ゲート絶縁膜は例えば窒化シリコン、酸化タンタ
ルと窒化シリコンの組み合わせ等を用いる事ができる。
配線材としては、例えばTa,Cr,Mo,Ni及びこ
れらの合金を用いる事もできる。加えて、本発明はTF
Tとしてプレーナ型、正スタガ型又は逆スタガ型のいず
れにも適用可能である事は勿論である。
【0021】最後に図10を参照して、本発明にかかる
TFTを用いて構成されたアクティブマトリクス型液晶
表示装置の一例を説明する。この液晶表示装置はアクテ
ィブマトリクス基板21と対向基板22をスペーサ23
により貼り合わせた構造を有し両基板の間に液晶層が充
填されている。アクティブマトリクス基板21の表面に
はマトリクス状に配列された画素電極24とこの画素電
極24を駆動する第1の薄膜トランジスタ25とからな
る液晶表示部26と、この液晶表示部26に接続される
とともに第2の薄膜トランジスタを有する駆動回路部2
7とが形成されている。一方、対向基板22の内表面に
は対向電極が形成されている。第1及び第2の薄膜トラ
ンジスタの少なくとも一方は、ソース側及びドレイン側
のLDD領域の少なくとも一方からゲート窒化膜が除去
された構造を有している。
TFTを用いて構成されたアクティブマトリクス型液晶
表示装置の一例を説明する。この液晶表示装置はアクテ
ィブマトリクス基板21と対向基板22をスペーサ23
により貼り合わせた構造を有し両基板の間に液晶層が充
填されている。アクティブマトリクス基板21の表面に
はマトリクス状に配列された画素電極24とこの画素電
極24を駆動する第1の薄膜トランジスタ25とからな
る液晶表示部26と、この液晶表示部26に接続される
とともに第2の薄膜トランジスタを有する駆動回路部2
7とが形成されている。一方、対向基板22の内表面に
は対向電極が形成されている。第1及び第2の薄膜トラ
ンジスタの少なくとも一方は、ソース側及びドレイン側
のLDD領域の少なくとも一方からゲート窒化膜が除去
された構造を有している。
【0022】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、L
DD領域の上部からゲート窒化膜を除去した構造を有し
ているので、LDD領域中に容易に水素を拡散する事が
でき短時間の水素化アニールでON/OFF比の高いL
DD TFTを作成する事ができるという効果がある。
又、LDD構造に近接した領域に負電荷が蓄積されない
ので、LDD領域の空乏化による高抵抗化を防ぐ事がで
きるという効果がある。この為、TFTの実動作の信頼
性を著しく改善する事ができその効果は絶大である。
DD領域の上部からゲート窒化膜を除去した構造を有し
ているので、LDD領域中に容易に水素を拡散する事が
でき短時間の水素化アニールでON/OFF比の高いL
DD TFTを作成する事ができるという効果がある。
又、LDD構造に近接した領域に負電荷が蓄積されない
ので、LDD領域の空乏化による高抵抗化を防ぐ事がで
きるという効果がある。この為、TFTの実動作の信頼
性を著しく改善する事ができその効果は絶大である。
【図1】本発明にかかる薄膜トランジスタの第1実施例
を示す模式的な断面図である。
を示す模式的な断面図である。
【図2】本発明にかかる薄膜トランジスタの製造工程図
である。
である。
【図3】同じく製造工程図である。
【図4】同じく製造工程図である。
【図5】同じく製造工程図である。
【図6】水素化アニール時間によるLDD抵抗の変化を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図7】nチャネル型LDD TFTのゲート電圧/ド
レイン電流曲線を示すグラフである。
レイン電流曲線を示すグラフである。
【図8】本発明にかかる薄膜トランジスタの第2実施例
を示す模式的な断面図である。
を示す模式的な断面図である。
【図9】本発明にかかる薄膜トランジスタの第3実施例
を示す模式的な断面図である。
を示す模式的な断面図である。
【図10】本発明にかかる薄膜トランジスタを用いて構
成されたアクティブマトリクス型液晶表示装置の一例を
示す斜視図である。
成されたアクティブマトリクス型液晶表示装置の一例を
示す斜視図である。
【図11】従来の薄膜トランジスタの構造を示す断面図
である。
である。
【図12】図11に示す従来の薄膜トランジスタのドレ
イン端部を拡大した模式図である。
イン端部を拡大した模式図である。
1 石英基板 2 poly−Si膜 3 ソース領域 4 ドレイン領域 5 チャネル領域 6 LDD領域 7 ゲート電極 8 Si3 N4 膜 9 SiO2 膜
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁基板上に形成された薄膜トランジス
タにおいて、 前記薄膜トランジスタが、ソース不純物領域及びドレイ
ン不純物領域とチャネル領域との間の少なくとも一方に
前記不純物領域と同一導電型の低濃度不純物領域を有す
る多結晶半導体層と、この多結晶半導体層とゲート電極
との間に挟まれたゲート絶縁膜とからなり、前記ゲート
絶縁膜は、前記ゲート電極の底面に接する様に設けられ
た窒化膜及び酸化膜を2層以上積層して構成された第1
の絶縁領域と、前記低濃度不純物領域の少なくとも一方
の上方に設けられた酸化膜のみからなる第2の絶縁領域
とを備えた事を特徴とする薄膜トランジスタ。 - 【請求項2】 マトリクス状に配列された画素電極とこ
の画素電極に接続された薄膜トランジスタを備えた一方
の基板と、対向電極を有し前記一方の基板に対向配置さ
れた他方の基板と、両方の基板に保持された液晶層とを
備えた液晶表示装置において、 前記薄膜トランジスタが、ソース不純物領域及びドレイ
ン不純物領域とチャネル領域との間の少なくとも一方に
前記不純物領域と同一導電型の低濃度不純物領域を有す
る多結晶半導体層と、この多結晶半導体層とゲート電極
との間に挟まれたゲート絶縁膜とからなり、前記ゲート
絶縁膜は、前記ゲート電極の底面に接する様に設けられ
た窒化膜及び酸化膜を2層以上積層して構成された第1
の絶縁領域と、前記低濃度不純物領域の少なくとも一方
の上方に設けられた酸化膜のみからなる第2の絶縁領域
とを備えた事を特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項3】 マトリクス状に配列された画素電極とこ
の画素電極を駆動する第1の薄膜トランジスタとからな
る液晶表示部と、この液晶表示部に接続されるとともに
第2の薄膜トランジスタを有する駆動回路部とが形成さ
れたアクティブマトリクス基板と、対向電極を有し前記
アクティブマトリクス基板に対向配置された対向基板
と、前記アクティブマトリクス基板と対向基板との間に
保持された液晶層とを備えた液晶表示装置において、 前記第1及び第2の薄膜トランジスタの少なくとも一方
の薄膜トランジスタが、ソース不純物領域及びドレイン
不純物領域とチャネル領域との間の少なくとも一方に前
記不純物領域と同一導電型の低濃度不純物領域を有する
多結晶半導体層と、この多結晶半導体層とゲート電極と
の間に挟まれたゲート絶縁膜とからなり、前記ゲート絶
縁膜は、前記ゲート電極の底面に接する様に設けられた
窒化膜及び酸化膜を2層以上積層して構成された第1の
絶縁領域と、前記低濃度不純物領域の少なくとも一方の
上方に設けられた酸化膜のみからなる第2の絶縁領域と
を備えた事を特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10214692A JP3128939B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 薄膜トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10214692A JP3128939B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 薄膜トランジスタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05275701A true JPH05275701A (ja) | 1993-10-22 |
| JP3128939B2 JP3128939B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=14319612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10214692A Expired - Fee Related JP3128939B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 薄膜トランジスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3128939B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995003629A1 (en) * | 1993-07-26 | 1995-02-02 | Seiko Epson Corporation | Thin film semiconductor device, its manufacture, and display system |
| JP2001222240A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-08-17 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | El表示装置及び電気器具 |
| US7087963B1 (en) * | 1999-03-16 | 2006-08-08 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Method of manufacturing thin film transistor |
| WO2009139204A1 (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-19 | シャープ株式会社 | 薄膜トランジスタおよびそれを備えた光センサ回路並びに表示装置 |
| US7781775B2 (en) | 2006-01-25 | 2010-08-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Production method of semiconductor device and semiconductor device |
| US7888878B2 (en) | 2001-07-12 | 2011-02-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device using electron source elements and method of driving same |
| JP2012169327A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Seiko Epson Corp | 薄膜トランジスターの製造方法 |
| WO2019171815A1 (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-12 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP10214692A patent/JP3128939B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995003629A1 (en) * | 1993-07-26 | 1995-02-02 | Seiko Epson Corporation | Thin film semiconductor device, its manufacture, and display system |
| US6180957B1 (en) | 1993-07-26 | 2001-01-30 | Seiko Epson Corporation | Thin-film semiconductor device, and display system using the same |
| US7087963B1 (en) * | 1999-03-16 | 2006-08-08 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Method of manufacturing thin film transistor |
| US7572685B2 (en) | 1999-03-16 | 2009-08-11 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Method of manufacturing thin film transistor |
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| US7888878B2 (en) | 2001-07-12 | 2011-02-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device using electron source elements and method of driving same |
| US8022633B2 (en) | 2001-07-12 | 2011-09-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device using electron source elements and method of driving same |
| US7781775B2 (en) | 2006-01-25 | 2010-08-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Production method of semiconductor device and semiconductor device |
| WO2009139204A1 (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-19 | シャープ株式会社 | 薄膜トランジスタおよびそれを備えた光センサ回路並びに表示装置 |
| JP2012169327A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Seiko Epson Corp | 薄膜トランジスターの製造方法 |
| WO2019171815A1 (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-12 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
| JP2019160819A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3128939B2 (ja) | 2001-01-29 |
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