JPH05276977A - 氷核活性物質の精製法 - Google Patents
氷核活性物質の精製法Info
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- JPH05276977A JPH05276977A JP4041067A JP4106792A JPH05276977A JP H05276977 A JPH05276977 A JP H05276977A JP 4041067 A JP4041067 A JP 4041067A JP 4106792 A JP4106792 A JP 4106792A JP H05276977 A JPH05276977 A JP H05276977A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】氷核活性物質含有液から氷核活性物質を効率よ
く精製、分離する。 【構成】氷核活性を含有する菌体培養液、菌体内抽出
液、細胞膜抽出液を−1℃から−8℃に冷却して、不純
物の混入をできるだけ抑えて氷を生成させ、生じた氷を
洗浄、回収することにより、純度の高い氷核活性物質を
精製する。 【効果】適切な冷却温度の条件を設定することにより、
純度の高い氷核活性物質が容易に得られる。
く精製、分離する。 【構成】氷核活性を含有する菌体培養液、菌体内抽出
液、細胞膜抽出液を−1℃から−8℃に冷却して、不純
物の混入をできるだけ抑えて氷を生成させ、生じた氷を
洗浄、回収することにより、純度の高い氷核活性物質を
精製する。 【効果】適切な冷却温度の条件を設定することにより、
純度の高い氷核活性物質が容易に得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、氷核活性物質を精製す
る方法に関する。さらに詳しくは氷核活性細菌の培養物
から氷核活性物質を精製により得る方法に関する。
る方法に関する。さらに詳しくは氷核活性細菌の培養物
から氷核活性物質を精製により得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】氷核活性物質は、ある種の細菌が生産す
る物質で、通常の水あるいは水溶液の過冷却状態をより
高い温度で破壊し、-2.5〜-4.0℃で氷核を形成すること
から、通常より低いエネルギーで氷結を引き起こす物質
として有用である。
る物質で、通常の水あるいは水溶液の過冷却状態をより
高い温度で破壊し、-2.5〜-4.0℃で氷核を形成すること
から、通常より低いエネルギーで氷結を引き起こす物質
として有用である。
【0003】従って、人工降雪、気象調節、食品加工、
冷凍保存、地盤凍結などの分野での応用が期待されてお
り、特に、人工降雪の分野においては研究が進み、雪造
剤として空中散布用などに市販されている。
冷凍保存、地盤凍結などの分野での応用が期待されてお
り、特に、人工降雪の分野においては研究が進み、雪造
剤として空中散布用などに市販されている。
【0004】しかしながら、市販の雪造剤は、生菌体あ
るいは何らかの処理を施した死滅菌体の凍結乾燥物を含
むため、これらを空中散布することは菌体の生死を問わ
ずスキーヤー、スキー場作業員、及び周辺地域住民に不
快感を与える。さらに、これらをそのまま食品加工(凍
結乾燥、凍結濃縮)の分野において利用することは、衛
生上ほとんど不可能なことである。
るいは何らかの処理を施した死滅菌体の凍結乾燥物を含
むため、これらを空中散布することは菌体の生死を問わ
ずスキーヤー、スキー場作業員、及び周辺地域住民に不
快感を与える。さらに、これらをそのまま食品加工(凍
結乾燥、凍結濃縮)の分野において利用することは、衛
生上ほとんど不可能なことである。
【0005】そこで、直接菌体を用いない方法、あるい
は氷核活性物質を菌体から単離する試みがなされてい
る。たとえば、菌体あるいはその破砕物をマイクロカ
プセルで包括したもの(特開平1−266185号、特
開平2−200171号)、膜処理で菌体から分離さ
れた培養液、およびこれを限外濾過によって濃縮したも
の(特開平2−76595号)および上記培養液の限
外濾過濃縮物をゲルクロマトグラフィーに供して氷核活
性物質を回収する方法(1989年度日本農芸化学会大
会講演要旨集,P.132)などが考案されている。
は氷核活性物質を菌体から単離する試みがなされてい
る。たとえば、菌体あるいはその破砕物をマイクロカ
プセルで包括したもの(特開平1−266185号、特
開平2−200171号)、膜処理で菌体から分離さ
れた培養液、およびこれを限外濾過によって濃縮したも
の(特開平2−76595号)および上記培養液の限
外濾過濃縮物をゲルクロマトグラフィーに供して氷核活
性物質を回収する方法(1989年度日本農芸化学会大
会講演要旨集,P.132)などが考案されている。
【0006】しかしながら、のマイクロカプセル化す
る方法では、菌体を破砕した後の処理については何ら考
慮されていない。従って、細胞破砕物をそのままマイク
ロカプセルの芯剤として用いると、マイクロカプセルの
細孔から、低分子量の菌体産生物が流出する恐れがあ
る。また破砕処理あるいは殺菌処理が不十分である場
合、菌体がカプセル内部で生育して、その生産物が細孔
から流出する恐れもある。このため、マイクロカプセル
法を食品加工の分野で利用することには問題がある。
る方法では、菌体を破砕した後の処理については何ら考
慮されていない。従って、細胞破砕物をそのままマイク
ロカプセルの芯剤として用いると、マイクロカプセルの
細孔から、低分子量の菌体産生物が流出する恐れがあ
る。また破砕処理あるいは殺菌処理が不十分である場
合、菌体がカプセル内部で生育して、その生産物が細孔
から流出する恐れもある。このため、マイクロカプセル
法を食品加工の分野で利用することには問題がある。
【0007】の方法では、氷核活性細菌が菌体外に氷
核活性物質を分泌することが必要であるが、この様な氷
核活性細菌の種類は少なく、シュードモナス・シリンジ
(Pseudomonas syringe)、シュードモナス・フルオレッ
センスPseudomonas fluorescens)などの高い氷核活性を
有する細菌は菌体外に放出しない。また、菌体外に氷核
活性物質を分泌する菌であっても、菌体外に分泌させる
培養条件は確立されていない。さらに、培養液中には、
氷核活性物質以外の菌の生産物が多量に存在しており、
これをそのまま氷核形成剤として利用すると、菌体破砕
物をそのまま利用する場合と同様の問題を生じる。一
方、低分子化合物を限外濾過で除去し、氷核活性物質を
含有した濃縮液を得ようとすれば、処理体積が大きくな
り、かつ、濃縮工程に要する時間が長くなるという欠点
を有する。
核活性物質を分泌することが必要であるが、この様な氷
核活性細菌の種類は少なく、シュードモナス・シリンジ
(Pseudomonas syringe)、シュードモナス・フルオレッ
センスPseudomonas fluorescens)などの高い氷核活性を
有する細菌は菌体外に放出しない。また、菌体外に氷核
活性物質を分泌する菌であっても、菌体外に分泌させる
培養条件は確立されていない。さらに、培養液中には、
氷核活性物質以外の菌の生産物が多量に存在しており、
これをそのまま氷核形成剤として利用すると、菌体破砕
物をそのまま利用する場合と同様の問題を生じる。一
方、低分子化合物を限外濾過で除去し、氷核活性物質を
含有した濃縮液を得ようとすれば、処理体積が大きくな
り、かつ、濃縮工程に要する時間が長くなるという欠点
を有する。
【0008】さらに、の方法では限外濾過濃縮物をさ
らにゲルクロマトグラフィーに供するため、氷核活性物
質が回収されるまでの時間が非常に長くなり、また回収
効率も悪くなる。
らにゲルクロマトグラフィーに供するため、氷核活性物
質が回収されるまでの時間が非常に長くなり、また回収
効率も悪くなる。
【0009】そこで、氷核活性物質の培養液からの簡易
な濃縮、精製法が望まれていた。
な濃縮、精製法が望まれていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の欠点を解消し、氷核活性細菌由来の氷核活性物
質を菌体培養液から、該菌体を含有することなく、容易
に効率よく採取する方法を提供することを目的とする。
来技術の欠点を解消し、氷核活性細菌由来の氷核活性物
質を菌体培養液から、該菌体を含有することなく、容易
に効率よく採取する方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の氷核活性物質の
精製法は、氷核活性物質含有液を−1℃から−8℃に冷
却し、その一部を凍結させることおよび該氷採取するこ
とを包含し、そのことにより上記目的が達成される。
精製法は、氷核活性物質含有液を−1℃から−8℃に冷
却し、その一部を凍結させることおよび該氷採取するこ
とを包含し、そのことにより上記目的が達成される。
【0012】本発明に使用する氷核活性物質含有液と
は、氷核活性物質を含有する溶液をいい、氷核活性細菌
などの培養液そのもののみならず、菌体全体またはその
一部から、たとえば、菌体内あるいは菌体の細胞膜から
分離される抽出物をも包含する。
は、氷核活性物質を含有する溶液をいい、氷核活性細菌
などの培養液そのもののみならず、菌体全体またはその
一部から、たとえば、菌体内あるいは菌体の細胞膜から
分離される抽出物をも包含する。
【0013】本発明に用いられる微生物としては、氷核
活性物質を生産する微生物であればいかなる微生物であ
っても使用され得る。遺伝子組換えで創製された微生物
も使用され得る。氷核活性細菌としては、たとえば、シ
ュードモナス・シリンジ(Pseudomonas syringe)、シュ
ードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluoresce
ns)、シュードモナス・ビリディフラバ(Pseudomonas vi
ridiflava)、キサントモナス・カンペストリス(Xanthom
onas campestris)、エルウィニア・ハービコラ(Erwinia
harbicola)、エルウィニア・ウレドボラ(Erwinia ured
ovora)などが挙げられる(小幡ら、日本冷凍協会論文集
第5巻第2号、1−10頁)。これらの細菌の中でも、
菌体外に氷核活性物質を分泌する細菌、たとえば、エル
ウィニア・ハービコラなどが、氷核活性物質の分離の面
から好ましい。
活性物質を生産する微生物であればいかなる微生物であ
っても使用され得る。遺伝子組換えで創製された微生物
も使用され得る。氷核活性細菌としては、たとえば、シ
ュードモナス・シリンジ(Pseudomonas syringe)、シュ
ードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluoresce
ns)、シュードモナス・ビリディフラバ(Pseudomonas vi
ridiflava)、キサントモナス・カンペストリス(Xanthom
onas campestris)、エルウィニア・ハービコラ(Erwinia
harbicola)、エルウィニア・ウレドボラ(Erwinia ured
ovora)などが挙げられる(小幡ら、日本冷凍協会論文集
第5巻第2号、1−10頁)。これらの細菌の中でも、
菌体外に氷核活性物質を分泌する細菌、たとえば、エル
ウィニア・ハービコラなどが、氷核活性物質の分離の面
から好ましい。
【0014】微生物の培養には、公知の方法が適用され
る。たとえば、培地は炭素源として糖類(グルコース、
サッカロースなど)、有機酸、アルコールなどが使用で
きる。窒素源としてはアンモニアあるいは酵母エキスな
どの無機、有機の窒素源が使用できる。これらの炭素
源、窒素源を含む培地に、必要であれば無機塩、ビタミ
ン類を添加して使用できる。培養は通常10℃〜35
℃、好気的な振盪、通気攪拌で行う。
る。たとえば、培地は炭素源として糖類(グルコース、
サッカロースなど)、有機酸、アルコールなどが使用で
きる。窒素源としてはアンモニアあるいは酵母エキスな
どの無機、有機の窒素源が使用できる。これらの炭素
源、窒素源を含む培地に、必要であれば無機塩、ビタミ
ン類を添加して使用できる。培養は通常10℃〜35
℃、好気的な振盪、通気攪拌で行う。
【0015】菌体外に氷結活性物質を分泌する微生物の
場合には、培養液を遠心分離あるいは濾過し、その上清
あるいは濾液を氷核物質含有液としてそのまま精製操作
に使用できる。
場合には、培養液を遠心分離あるいは濾過し、その上清
あるいは濾液を氷核物質含有液としてそのまま精製操作
に使用できる。
【0016】遠心分離の場合は約5000〜10000
rpmで、適当な時間おこなえばよい。濾過の場合に
は、微生物が細菌である場合には、その大きさが約1.
2〜1.6μm程度であるので、孔径約1.2μm以下の
膜を用いて培養液と分離すればよい。細菌以外の微生物
の場合は、その大きさを測定して、使用する膜の孔の大
きさを決めればよい。
rpmで、適当な時間おこなえばよい。濾過の場合に
は、微生物が細菌である場合には、その大きさが約1.
2〜1.6μm程度であるので、孔径約1.2μm以下の
膜を用いて培養液と分離すればよい。細菌以外の微生物
の場合は、その大きさを測定して、使用する膜の孔の大
きさを決めればよい。
【0017】菌体内部に氷核活性物質が蓄積される場合
には、超音波処理、加圧処理あるいは細胞壁溶解酵素処
理などの常法を単独または組合わせて菌体を破砕し、次
に破砕処理した菌体を遠心分離あるいは濾過することに
より氷核活性物質含有液が得られる。濾過する場合は、
氷核活性物質の大きさが約0.1μmであるため、0.2
0〜0.45μm程度の膜を用いればよいが、分離操作
の前に、約10000〜15000rpm程度で遠心分
離しておけば、処理効率を高めることができる。遠心分
離する場合は、菌体の破砕処理物を2000〜3000
rpm程度の低速で行うか、好ましくは、ショ糖密度勾
配遠心分離に供することによって菌体と氷核活性含有液
を分離することができる。
には、超音波処理、加圧処理あるいは細胞壁溶解酵素処
理などの常法を単独または組合わせて菌体を破砕し、次
に破砕処理した菌体を遠心分離あるいは濾過することに
より氷核活性物質含有液が得られる。濾過する場合は、
氷核活性物質の大きさが約0.1μmであるため、0.2
0〜0.45μm程度の膜を用いればよいが、分離操作
の前に、約10000〜15000rpm程度で遠心分
離しておけば、処理効率を高めることができる。遠心分
離する場合は、菌体の破砕処理物を2000〜3000
rpm程度の低速で行うか、好ましくは、ショ糖密度勾
配遠心分離に供することによって菌体と氷核活性含有液
を分離することができる。
【0018】菌体膜から氷核活性物質含有液を得るに
は、上記方法で回収される破砕処理した菌体を膜に作用
する界面活性剤、例えば、1-O-n-オクチル-β-D-グリ
コピラノシド等の可溶化剤で処理した後、遠心分離し
て、細胞膜と分離すればよい。
は、上記方法で回収される破砕処理した菌体を膜に作用
する界面活性剤、例えば、1-O-n-オクチル-β-D-グリ
コピラノシド等の可溶化剤で処理した後、遠心分離し
て、細胞膜と分離すればよい。
【0019】氷核活性物質含有液からの氷核物質の精製
は、氷核活性物質含有液を−1℃から−8℃の温度に冷
却し、その一部を凍結させて氷を生成させ、生じた氷を
回収して行う。
は、氷核活性物質含有液を−1℃から−8℃の温度に冷
却し、その一部を凍結させて氷を生成させ、生じた氷を
回収して行う。
【0020】氷核活性物質は文字通り、氷の核になり得
る活性が特に高い物質である。従って、生成される氷の
中に、高純度の氷核活性物質が含有されるように(すな
わち、氷内部への不純物の混入をできるだけ抑えるよう
に)、冷却温度及び放置時間の条件を設定する必要があ
る。本発明においては、−1℃から−8℃に氷核活性物
質含有液を冷却する。好ましくは−3℃から−6℃であ
る。−1℃より高い温度範囲では冷却に要する時間が長
くなるか、凍結しなくなる。逆に−8℃以下にすると、
氷結活性物質以外の成分が氷内に混入してくるので好ま
しくない。
る活性が特に高い物質である。従って、生成される氷の
中に、高純度の氷核活性物質が含有されるように(すな
わち、氷内部への不純物の混入をできるだけ抑えるよう
に)、冷却温度及び放置時間の条件を設定する必要があ
る。本発明においては、−1℃から−8℃に氷核活性物
質含有液を冷却する。好ましくは−3℃から−6℃であ
る。−1℃より高い温度範囲では冷却に要する時間が長
くなるか、凍結しなくなる。逆に−8℃以下にすると、
氷結活性物質以外の成分が氷内に混入してくるので好ま
しくない。
【0021】氷結時間は、温度範囲下で30〜90分程
度が適当であるが、氷結の状態を観察しながら決めれば
よい。なお、冷却の間、熱伝導を良くするために穏やか
に攪拌しながら氷を生成させることが好ましい。
度が適当であるが、氷結の状態を観察しながら決めれば
よい。なお、冷却の間、熱伝導を良くするために穏やか
に攪拌しながら氷を生成させることが好ましい。
【0022】生成した氷は、未結晶の溶液と分離し、次
に氷結形成温度とほぼ同温の過冷却状態の水あるいは適
当な緩衝液で洗浄した後、さらに冷却して凍結乾燥す
る。
に氷結形成温度とほぼ同温の過冷却状態の水あるいは適
当な緩衝液で洗浄した後、さらに冷却して凍結乾燥す
る。
【0023】以上の操作で氷核活性物質の粉末を得るこ
とができる。
とができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の方法によれば、菌体内、外、及
び膜からの夾雑物を含む氷核活性物質含有液を−1℃か
ら−8℃に冷却し、氷を生成させ、この氷を回収するこ
とにより、容易に純度の高い氷核活性物質を得ることが
できる。このため工業生産レベルで、細胞由来の他の物
質を含まない氷核活性物質が容易に生産され得る。
び膜からの夾雑物を含む氷核活性物質含有液を−1℃か
ら−8℃に冷却し、氷を生成させ、この氷を回収するこ
とにより、容易に純度の高い氷核活性物質を得ることが
できる。このため工業生産レベルで、細胞由来の他の物
質を含まない氷核活性物質が容易に生産され得る。
【0025】
(実施例1)実験には、以下の培地を用いた。
【0026】1.スラント培地:トリプチカゼ・ソーイ
(Torypticase soy)スラント培地 カゼイン 17.0g インゲン豆粉末 3.0g NaCl 15.0g K2HPO4 2.5g グルコース 2.0g 寒天 15.0g 蒸留水 1リットル 2.液体培地 サッカロース 10.0g 酵母エキス 30g DL-セリン 2.0g DL-アラニン 2.0g K2SO4 8.0g MgSO4・7H2O 1.4g 蒸留水 1リットル pH7.0、120℃で20分間高圧滅菌。
(Torypticase soy)スラント培地 カゼイン 17.0g インゲン豆粉末 3.0g NaCl 15.0g K2HPO4 2.5g グルコース 2.0g 寒天 15.0g 蒸留水 1リットル 2.液体培地 サッカロース 10.0g 酵母エキス 30g DL-セリン 2.0g DL-アラニン 2.0g K2SO4 8.0g MgSO4・7H2O 1.4g 蒸留水 1リットル pH7.0、120℃で20分間高圧滅菌。
【0027】上記液体培地150mlを培養フラスコに
入れ、これに上記スラント培地で生育したエルウィニア
・ハービコラ(IFO 12686)を、2白金耳植菌
し、18℃で24時間、振盪培養した。この培養を、培
養フラスコ3本について行った(培養液合計450m
l)。
入れ、これに上記スラント培地で生育したエルウィニア
・ハービコラ(IFO 12686)を、2白金耳植菌
し、18℃で24時間、振盪培養した。この培養を、培
養フラスコ3本について行った(培養液合計450m
l)。
【0028】得られた培養物をまとめ、7、000rp
mで30分間遠心分離し、菌体と培養液を分離した。培
養液は、0.45μmのフィルターを通過させ、混入す
る菌体を完全に除去した。
mで30分間遠心分離し、菌体と培養液を分離した。培
養液は、0.45μmのフィルターを通過させ、混入す
る菌体を完全に除去した。
【0029】回収された培養液450mlを1lのビー
カーに入れ、-5℃下で60分間穏やかに攪拌し、氷の
結晶を生成させ、残留する液層を捨てた後、氷を-5℃
下で放置しておいた過冷却蒸留水100mlで洗浄し
た。
カーに入れ、-5℃下で60分間穏やかに攪拌し、氷の
結晶を生成させ、残留する液層を捨てた後、氷を-5℃
下で放置しておいた過冷却蒸留水100mlで洗浄し
た。
【0030】洗浄した氷を4℃下で溶解し、51mlの
溶解液を得た。この溶解液の氷核形成温度および氷核活
性をG.Vali, ら, Journal of Atm
ospheric Sciences, 28, 402,
(1971)記載の方法に従って、次のように測定し
た。まず、氷核スペクトロメーター(ミツワ理化学
(株)製)の銅板上に真空グリースでアルミホイールを
密着させ、その上に、試料として上記の氷結物質溶解液
を10μlづつ、30個滴下し、銅板を1℃/分の速度
で冷却し、各温度における凍結している水滴数を数え
た。そして、銅板に滴下された水滴30個の内、それぞ
れ10%(3個)、50%(15個)および90%(2
7個)の水滴が凍結する温度を測定し、これをそれぞれ
T10、T50、T90の氷核形成温度とした。次に、下記の
ポアソン分布式によって各温度における試料の氷核活性
を求めた。
溶解液を得た。この溶解液の氷核形成温度および氷核活
性をG.Vali, ら, Journal of Atm
ospheric Sciences, 28, 402,
(1971)記載の方法に従って、次のように測定し
た。まず、氷核スペクトロメーター(ミツワ理化学
(株)製)の銅板上に真空グリースでアルミホイールを
密着させ、その上に、試料として上記の氷結物質溶解液
を10μlづつ、30個滴下し、銅板を1℃/分の速度
で冷却し、各温度における凍結している水滴数を数え
た。そして、銅板に滴下された水滴30個の内、それぞ
れ10%(3個)、50%(15個)および90%(2
7個)の水滴が凍結する温度を測定し、これをそれぞれ
T10、T50、T90の氷核形成温度とした。次に、下記の
ポアソン分布式によって各温度における試料の氷核活性
を求めた。
【0031】N(T)= −(lnf)/ V ここでNは氷核活性であり、温度Tにおける試料1ml
当りの氷核数(個)を表わす(個/ml)。fは温度T
における試験した全水滴数(30個)に対する未凍結水
滴数の割合であり、未凍結水滴数/30である。また、
Vは試験した水滴1滴の体積(0.01ml)である。
当りの氷核数(個)を表わす(個/ml)。fは温度T
における試験した全水滴数(30個)に対する未凍結水
滴数の割合であり、未凍結水滴数/30である。また、
Vは試験した水滴1滴の体積(0.01ml)である。
【0032】氷核活性物質はタンパク質であるため、試
料中のタンパク質濃度をBCAプロテインアッセイキッ
ト(ピアス社製)を用いてもとめ、比活性を測定した。
比活性は氷核活性をタンパク質濃度(mg/ml)で除
することによって得た値である(個/mg)。
料中のタンパク質濃度をBCAプロテインアッセイキッ
ト(ピアス社製)を用いてもとめ、比活性を測定した。
比活性は氷核活性をタンパク質濃度(mg/ml)で除
することによって得た値である(個/mg)。
【0033】上記のようにして求めた氷結物質溶解液の
氷核形成温度、氷核活性、及びタンパク質当りの比活性
を表1に示す。
氷核形成温度、氷核活性、及びタンパク質当りの比活性
を表1に示す。
【0034】(比較例1)実施例1の培養終了後、菌体
除去後の凍結処理を施していない培養液を試料とし、実
施例1と同様にして、氷核形成温度、氷核活性、比活性
を求め表1に示した。
除去後の凍結処理を施していない培養液を試料とし、実
施例1と同様にして、氷核形成温度、氷核活性、比活性
を求め表1に示した。
【0035】
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】 氷核活性物質含有液を−1℃から−8℃
に冷却し、その一部を凍結させることおよび該氷を採取
することを包含する氷核活性物質の精製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4041067A JPH05276977A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 氷核活性物質の精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4041067A JPH05276977A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 氷核活性物質の精製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05276977A true JPH05276977A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=12598098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4041067A Pending JPH05276977A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 氷核活性物質の精製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05276977A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018104912A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社竹中工務店 | 地盤改良体及び地盤改良方法 |
| JP2018104914A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社竹中工務店 | 改良地盤及び地盤改良方法 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4041067A patent/JPH05276977A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018104912A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社竹中工務店 | 地盤改良体及び地盤改良方法 |
| JP2018104914A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社竹中工務店 | 改良地盤及び地盤改良方法 |
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