JPH052770U - 特注カーペツトの乾燥装置 - Google Patents

特注カーペツトの乾燥装置

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JPH052770U
JPH052770U JP5662191U JP5662191U JPH052770U JP H052770 U JPH052770 U JP H052770U JP 5662191 U JP5662191 U JP 5662191U JP 5662191 U JP5662191 U JP 5662191U JP H052770 U JPH052770 U JP H052770U
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智 辻
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栄光カーペツト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな特別注文のカーペットを、能率よく短
時間で均一に乾燥する 【構成】 床1に載せた大きなカーペット2を加熱して
乾燥する加熱手段3を、駆動手段4で、上下方向と水平
方向とに移動させる。床1は、乾燥時に発生する蒸気が
自由に通過できるように、無数の通気孔を有する多孔板
で構成されている。加熱手段は、床1の1辺の長さにほ
ぼ等しい全長を基台5に複数のガスヒータ6を配設した
もので、駆動手段4によって、カーペット2に沿って移
動される。 【効果】 特別注文の大きいカーペットを、能率よく短
時間で乾燥できる。それは、大きなカーペットを上面の
ガスヒータで加熱して乾燥し、接着材から発生する蒸気
をカーペットの上下両面から速やかに排気するからであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、カーペットの裏面に塗布された接着材を乾燥する装置に関し、特 に、ホテルのロビー等の大広間用に特別注文されるカーペットの乾燥装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
ホテルや会議室等の大広間の床に敷くために、特別に注文されるカーペットは 、例えば、1辺が10メートル以上と極めて大きい。このカーペットは、基布に 模様の下絵を書き、下絵に沿ってフックガンで種々の色のパイル糸を植え付けて 製造される。パイル糸を植え付けた基布は、裏面にラテックス組成物の接着材を 塗布して、パイル糸を抜けないように接着している。基布の裏面に塗布された接 着材は、ジェットヒータで熱風を吹き付けて乾燥している。しかしながら、ジェ ットヒータは、大きなカーペットを均一に能率よく乾燥できない。例えば、10 ×10メートルのカーペットの乾燥には、数日もかかっているのが実状である。
【0003】 特別注文のカーペットではなく、一定の幅に連続生産するカーペットの乾燥装 置として、種々の構造のものが開発されている。例えば、カーペットの裏面に塗 布された接着材を乾燥する装置は、特開昭61−266682号公報に記載され ている。この装置は、パイル糸を植え付けした基布の裏面に、ラテックス組成物 を塗布し、これをベルトコンベアで搬送しながら、下方から加熱して乾燥する構 造をしている。この構造の乾燥装置は、カーペットを連続的に製造する装置には 便利に使用できる。
【0004】 また、特開昭60−52682号公報には、ホットメルト樹脂が塗布されたシ ートを、パイル糸を植え付けた基布の裏面にロールで圧着する装置が記載されて いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
特開昭61−266682号公報に記載される乾燥装置は、特別注文の大きな カーペットを能率よく乾燥できない。それは、この装置が糸を植え付けした基布 を、乾燥器の上方をコンベアで移送することが理由である。また、この乾燥装置 は、カーペットの下方にヒータを配設している。下方に配設したヒータは、カー ペットを能率よく加熱できる。しかしながら、例えば1辺が10メートもある大 きなカーペットを下面から乾燥すると、中心部分と周縁部分とが著しく乾燥むら ができる。それは、ヒータに加熱されてカーペットの中心部分に発生する多量の 蒸気を速やかに排除できないことが理由である。
【0006】 また、特開昭60−52682号公報に記載された装置は、基布の裏面にホッ トメルト樹脂を塗布したシートを圧着するので、幅が10メートルもある大きな カーペットを製造するのは実際には不可能である。それは、全長が10メートル 以上もある長い加圧ロールでホットメルトシートを圧着するからである。
【0007】 この考案は、従来のこれ等の欠点を解決することを目的に開発されたもので、 この考案の重要な目的は、大きな特別注文のカーペットを能率よく短時間で均一 に乾燥できるカーペットの乾燥装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の特別注文のカーペットの乾燥装置は、前述の目的を達成する為に、 下記の構成を備えている。 (a) 乾燥装置は、製造されたカーペット2を載せて乾燥する建物の床1と、 床1の上方に配設されてカーペット2の裏に塗布された接着材を加熱して乾燥す る加熱手段3と、この加熱手段3で大きなカーペット2を乾燥するために、加熱 手段3を上下方向と水平方向とに移動させる駆動手段4とを備えている。 (b) 床1は、乾燥時に発生する蒸気が自由に通過できるように、無数の通気 孔を有する多孔板で構成されている。 (c) 加熱手段3は、水平に配設された基台5と、この基台5に、下面を熱の 放射面として、カーペット2を上方から乾燥するように固定された板状のガスヒ ータ6と、ガスヒータ6の側部に設けられて、ガスヒータ6から放射さる輻射熱 を反射する熱反射板7とを備えている。 (d) 基台5をカーペット2に沿って移動させることによって、カーペット2 の全面を乾燥できるように、基台5は、床1の1辺の長さにほぼ等しい全長を有 し、長さ方向に、複数のガスヒータ6が配設されている。 (e) 駆動手段4は、加熱手段3をカーペット2に沿って移動できるように、 建物の天井に沿って水平に移動する台車8と、この台車8に基台5を上下動自在 に連結する上下部材9と、台車8を天井に沿って移動するモーター10とを備え ている。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。但し、以下に示す実施例 は、この考案の技術思想を具体化する為の乾燥装置を例示すものであって、この 考案の乾燥装置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の構造に特定する ものでない。この考案の乾燥装置は、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲に於 て、種々の変更が加えられる。
【0010】 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲が理解し易いように、実施例に 示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、及び「従来 の課題を解決する為の手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、実用新 案登録請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してな い。
【0011】 図1に示す特注カーペットの乾燥装置は、基布にパイル糸が植え付けられたカ ーペット2を載せて乾燥する建物の床1と、床1の上方に配設されてカーペット 2の裏に塗布された接着材を加熱して乾燥する加熱手段3と、この加熱手段3を 上下方向と水平方向とに移動させる駆動手段4とを備えている。
【0012】 床1は、乾燥時に発生する蒸気が自由に通過できるように、無数の通気孔を有 する多孔板で構成されている。多孔板には、金属板を打抜加工して無数の貫通孔 を開口したパンチングメタルが使用できる。パンチングメタルは、一定の間隔で 固定された根太の上に水平に固定される。
【0013】 加熱手段3は、床1の上方に水平の姿勢に配設された基台5と、この基台5に 固定されたガスヒータ6とからなる。ガスヒータ6は、カーペット2を上方から 加熱できるように、下面を熱の放射面として基台5に固定されている。ガスヒー タ6は、多孔性のセラミック板に、ガスを噴射して燃焼させる無数の孔が設けら れた赤外線ガスヒータが最適である。
【0014】 ガスヒータ6の周囲と側部には、ガスヒータ6から放射される輻射熱を反射す る熱反射板7を設けている。
【0015】 基台5は、床1の1辺の長さにほぼ等しい全長の細長い方形状に設計されてい る。それは、加熱手段3をカーペット2にそって移動することによって、カーペ ット2の全面を乾燥するためである。ガスヒータ6は、基台5の長手方向に並べ て配設されている。図2は加熱手段3の横断面図を示している。この図に示す加 熱手段3は、2列にガスヒータ6を並べて配設している。2列のガスヒータ6の 間に、幅が10〜100cmの隙間を設けている。ガスヒータ6の間には、数十cm 〜数メートルの間隔で、ファン11を設けている。ファン11は、空気を上方に 強制送風することによって、加熱されたカーペット2の上面に発生した蒸気を強 制的に排気できる。
【0016】 駆動手段4は、台車8と、この台車8に基台5を連結する上下部材9と、台車 8を天井にそって移動させるモーター10とを備えている。
【0017】 図1に示すように、台車8は両端に走行車輪12を備えている。走行車輪12 は建物に固定されたレール13を走行する。走行車輪12は、歯車を介して台車 8を移動させるモーター10に連結されている。モーター10で走行車輪12が 回転されて、台車8がレール上を移動する。
【0018】 上下部材9は、基台5を上下に移動できるように、台車8に連結する。上下部 材9は、折曲アーム14と、基台5を吊り下げる巻上クレーン15とで構成され ている。折曲アーム14は、2本のロッドを折曲自在に連結して、上端を台車8 に、下端を基台5にピンを介して回動自在に連結している。折曲アーム14は、 基台5を、上下方向には移動させるが、水平方向には移動させないように台車8 に連結する。したがって、折曲アーム14は、2本のロッドを垂直面内でのみ回 動できるように連結し、また、台車8と基台5にも垂直面内でのみ回動できるよ うに連結している。
【0019】 巻上クレーン15は、基台5を水平の姿勢で上下に移動する。したがって、図 1に示す装置は、2組の巻上クレーン15で基台5を台車8に吊り下げている。 巻上クレーン15は、台車8に固定されて、チェーンの下端を台車8に連結して いる。2組の巻上クレーン15は、一緒に駆動されて、基台5を水平に上下動さ せる。
【0020】 この構造の特注カーペットの乾燥装置は、下記の状態で大きなカーペット2を 乾燥する。 下絵に基づいて複数色のパイル糸を植え付けしたカーペット2を、裏面を上 にして床1の上に水平に広げ、カーペット2の裏面に接着材を塗布する。 台車8を床1の片側に移動して、ガスヒータ6に点火する。 上下部材9で基台5を降下させて、ガスヒータ6とカーペット2の距離を、 例えば20〜80cmに調整する。 この状態で、ガスヒータ6がカーペット2の接着材を加熱して乾燥する。カー ペット2を加熱して乾燥するときに、接着材から蒸気が発生する。この蒸気は、 ほとんどがカーペット2の上面に発生する。カーペット2の上面に発生した蒸気 は、上方が開放されたカーペット2から速やかに排気される。一部の蒸気は、カ ーペット2を下面に透過する。下面に発生した蒸気は、多孔板である床1をスム ーズに透過する。このため、カーペット2と床1との間に、蒸気が停滞すること がない。 台車8は天井に沿ってゆっくりと移動して、カーペット2を横から順番に加 熱して乾燥する。
【0021】
【考案の効果】
この考案の特注カーペットの乾燥装置は、建物の床を多孔板として、床の上方 に、複数のガスヒータを基台に並べた加熱手段を配設し、この加熱手段を、上下 に移動して床に置かれたカーペットとの間隔を調整し、また、床に沿って移動し てカーペット全体を加熱、乾燥するように構成している。
【0022】 この構造の乾燥装置は、ホテルやロビー等の大広間に合わせて特別に注文され た極めて大きいカーペットを、能率よく短時間で乾燥できる特長がある。それは 大きなカーペットを裏面を上にして床に広げて置き、裏面に塗布された接着材を 上面のガスヒータで加熱して乾燥し、接着材から発生する蒸気をカーペットの上 下両面から速やかに排気できるからである。
【0023】 また、この考案の乾燥装置は、ガスヒータが固定された基台を上下に移動して カーペットとの間隔を調整し、カーペットの加熱温度を最適値に調整して乾燥で き、さらに、加熱手段を建物の天井にそって移動して、カーペット全体を乾燥す るので、大きなカーペットを均一に最適条件で乾燥できる特長がある。 さらにまた、この考案の乾燥装置は、ガスヒータが固定された基台を、上下部 材でもって上下に移動できる。このため、カーペットを床に広げるときには、基 台を邪魔にならない位置に上昇でき、加熱手段が邪魔にならない状態でカーペッ トを床に広げて敷き、また乾燥されたカーペットを床から搬出できる特長がある 。 このため、この考案のカーペットの乾燥装置は、大きなカーペットを能率よく 、均一に、しかも迅速に乾燥できる特長を備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すカーペットの乾燥装
置の概略斜視図
【図2】加熱手段の一例を示す横断面図
【符号の説明】
1…床 2…カーペット 3…
加熱手段 4…駆動手段 5…基台 6…
ガスヒータ 7…熱反射板 8…台車 9…
上下部材 10…モーター 11…ファン 12
…走行車輪 13…レール 14…折曲アーム 15
…巻上クレーン

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 下記の(a)〜(e)構成を備える特注
    カーペットの乾燥装置。 (a) 乾燥装置は、建物の床(1)と、床(1)の上方に配
    設された加熱手段(3)と、この加熱手段(3)を水平方向に
    移動させる駆動手段(4)とを備えている。 (b) 床(1)は、無数の通気孔を有する多孔板で構成
    されている。 (c) 加熱手段(3)は、水平に配設された基台(5)と、
    この基台(5)に、下面を熱の放射面とする姿勢で固定さ
    れた板状のガスヒータ(6)と、ガスヒータ(6)の側部に設
    けられた熱反射板とを備えている。 (d) 基台(5)は、床(1)の1辺の長さにほぼ等しい全
    長を有し、長さ方向に、複数のガスヒータ(6)が配設さ
    れている。 (e) 駆動手段(4)は、建物の天井に沿って水平に移
    動する台車(8)と、この台車(8)に基台(5)を上下動自在
    に連結する上下部材(9)と、台車(8)を天井に沿って移動
    するモーター(10)とを備えている。
JP5662191U 1991-06-24 1991-06-24 特注カーペットの乾燥装置 Expired - Lifetime JPH077355Y2 (ja)

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JPH077355Y2 JPH077355Y2 (ja) 1995-02-22

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