JPH0527789A - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

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JPH0527789A
JPH0527789A JP3184467A JP18446791A JPH0527789A JP H0527789 A JPH0527789 A JP H0527789A JP 3184467 A JP3184467 A JP 3184467A JP 18446791 A JP18446791 A JP 18446791A JP H0527789 A JPH0527789 A JP H0527789A
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synthesizing
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Yuriko Suruga
由里子 駿河
Kiyo Hara
紀代 原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】音声合成装置において、規則合成・分析合成・
録音再生など複数の異なる合成方式を組み合わせる際に
オプション機能をもたせ、より音質の高い合成音を提供
する。 【構成】文章生成部1より入力された文章は、文章内容
によって合成手段を決定する2で、規則合成部3に送る
文章に加えてその後に続く文字列の2・3文字分を一緒
に送るように設定される。規則合成部3へ送られた文章
は、言語処理部3a・韻律制御部3bによって読みやア
クセント・品詞情報などに分析し、パラメータ作成部3
cで音声パラメータを作成し、最後に合成処理部3dに
よって合成音を作成する。また録音再生部4へ送られた
文章については、波形データ格納部4a・読み出し制御
部4bによってそれと一致する音声波形が取り出され
る。規則合成用波形データと録音再生用波形データの重
複する部分はオーバーラップ処理部5によって波形の足
し合わせが行われ、D/A部6を経て合成音出力端7に
より音声として出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の異なる合成手段を
組合せた音声合成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の規則合成と分析合成もしくは録音
再生を組合せて音声メッセージを提供する音声合成装置
の例を図11に示す。1は文章生成手段であり、合成す
る内容が入力される。2は合成手段選択手段であり、文
章の内容によって合成手段を選択する。3は規則合成手
段であり、言語処理手段2a・韻律制御手段2b・パラ
メータ作成手段2c・合成処理手段2dから構成されて
いる。4は録音再生手段であり、波形データ格納手段4
aと読みだし制御手段4bから構成されている。5はD
/A部であり、3や4で得られた音声波形から合成音声
をつくる。6は音声を出力する合成音出力端で、スピー
カ・ヘッドホン・受話器などを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】規則合成と分析合成・
録音再生など異なる合成手段の合成音については、音質
にまだかなりの差がある。また録音再生についてはその
音声を使用する際、発音速度やアクセントなど全て録音
時のまま変更することはできない。この為、複数の合成
手段を用いて音声を合成する場合には、合成音をつなぐ
部分がよりなめらかになるよう何らかの処理が必要であ
る。従来の音声合成装置は、何の処理も行わずに音声を
つないで合成する為、つなぎの部分で音質に差があるた
めに違和感を感じやすく、音量が異なるために聞き取り
にくかったり、発音速度やイントネーションが異なるた
めに不自然な印象を与えるという問題点があった。
【0004】本発明は、懸かる点に鑑みてなされたもの
で、合成音をつなぐ部分のオーバーラップを行ったり、
発音速度や音量・イントネーション等のパラメータの調
整を行うことにより、合成音のつなぎの部分のよりなめ
らかな品質の高い合成音を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 文章を生成する文章
生成手段と、音声波形を合成する複数の異なる合成手段
と、前記文章の内容によって前記合成手段を選択する合
成手段選択手段と、前記合成手段選択手段により選択さ
れた合成手段から出力される複数の合成音の波形を足し
合わせ処理するオーバーラップ手段とを備えた音声合成
装置を構成する。
【0006】(2) また、その複数の合成音のいずれかが
パラメトリックな合成手段であった場合に、その合成手
段で作成された合成パラメータを他の音声にあわせて調
整するパラメータ調整手段と、前記パラメータ調整手段
において調整されたパラメータから合成音を作成する合
成処理手段とD/A手段とを備える。
【0007】(3) 更に、その複数の合成音のいずれかが
パラメトリックな合成手段であった場合に、その合成手
段で作成された合成パラメータを他の音声にあわせて調
整するパラメータ調整手段と、その複数の合成音の波形
を足し合わせ処理するオーバーラップ手段とを備える。
【0008】(4) 更に、重複する音声波形を足し合わせ
る際、それぞれのアンプを制御手段を用いて調節しなが
ら重ねて出力するオーバーラップ手段を備える。
【0009】
【作用】本発明の上記構成によれば、 (1) 合成手段選択手段によって、入力された文章を合成
方法の切り替わる部分が重複するように文章を切り分け
て、それぞれ選択した合成手段によって音声を作成す
る。その後、音声の重複する部分をオーバーラップ処理
することによって、つなぎの部分のよりなめらかな合成
音を提供する。
【0010】(2) 合成手段選択手段によって、入力され
た文章を切り分けて、それぞれ選択した合成手段によっ
て音声を作成する。その際、パラメータ調整手段によっ
て、その複数の合成音のいづれかがパラメトリックな合
成手段であった場合にその合成手段で作成された合成パ
ラメータを他の音声にあわせて調整することによって、
つなぎの部分のよりなめらかな合成音を提供する。
【0011】(3) 合成手段選択手段によって、入力され
た文章を合成方法の切り替わる部分が重複するように文
章を切り分けて、それぞれ選択した合成手段によって音
声を作成する。その際、パラメータ調整手段によって、
その複数の合成音のいづれかがパラメトリックな合成手
段であった場合にその合成手段で作成された合成パラメ
ータを他の音声にあわせて調整した後、さらに音声の重
複する部分をオーバーラップ処理することによって、つ
なぎの部分のよりなめらかな合成音を提供する。 (4)
第1の発明におけるオーバーラップ処理において、その
重複する音声波形を足し合わせる際、それぞれのアンプ
を制御手段を用いて調節しながら重ねて出力することに
より、つなぎの部分のよりなめらかな合成音を提供す
る。
【0012】
【実施例】
(実施例1)図1は、請求項1記載の本発明の実施例の
ブロック図である。2つの合成方法の組合せによる、銀
行の振込み確認メッセージを例にとって説明する。な
お、この2つの合成方法の組合せによる銀行の振込み確
認メッセージは、以下全ての実施例について同様に用い
る。図において、1は文章生成部であり、キーボード等
を示す。2は文章内容によって合成方法を選択する合成
手段選択部であり、固有名詞とその後に続く2・3文字
分を規則合成に、そして固有名詞以外の部分を録音再生
に、一部重複するように文章を切り分ける。3は入力さ
れた文字列を単語や文節に分割し、読みやアクセント・
品詞等を決定する言語処理部3aと、ポーズの位置や長
さの決定・イントネーションの決定を行う韻律制御部3
bと、前記言語処理部と韻律制御部の結果に従って合成
パラメータを作成するパラメータ作成部3cと、前記パ
ラメータ作成部によって作成されたパラメータから合成
音を作成する合成処理部3dから構成される規則合成部
である。4は波形データ格納部4aと、読みだし制御部
4bからなる録音再生部である。5は規則合成用波形デ
ータと録音再生用波形データの重複する部分を足し合わ
せ処理するオーバーラップ部で、6はこれにより完成し
た波形データから合成音をつくるD/A部である。7は
音声を出力する合成音声出力端であり、スピーカ・ヘッ
ドホン・受話器などを示す。
【0013】次に各処理の詳細について実例を用いて説
明する。「松下電器の伊藤様から振込がありました。」
という文章が入力された場合について考える。文章入力
部1により合成する文章が入ってくると、合成手段選択
部2により入力文章は固有名詞「松下電器の伊藤」とそ
れに続く「様から」の部分は規則合成、固有名詞以外の
部分「様から振込がありました。」は録音再生と分けら
れる。規則合成部3へ送られた文字列は、言語処理部3
a・韻律制御部3b・パラメータ作成部3cによって以
下のように分割され、アクセント型や品詞・読みなど合
成パラメータの情報を得たあと、合成処理部3dによっ
て合成音がつくられる。 (入力文章) 「松下電器の伊藤様から」 (単語分割) 松下電器 / の / 伊藤 / 様 / から (読み) マツシタテ゛ンキ ノ イトウ サマ カラ (アクセント型) 5 B 0 2 A (品詞) 固有名詞 格助 固有名詞 名詞 接助 ここで「の」に対して与えられているアクセント型Bと
「から」に対して与えられているアクセント型Aは、N
HKアクセント辞書・解説付録(日本放送協会1985年)
に記載されているもので、自立語と結合して文節を構成
する際の結合アクセント核のある音節位置を示したもの
である。
【0014】録音再生部4へ送られた文字列は、波形デ
ータ格納部4aからそれに合う音声を取り出し、読みだ
し制御部4bによって合成音を再生する。オーバーラッ
プ部5で、規則合成用波形データと録音再生用波形デー
タの重複する部分を足し合わせ処理した後、その波形か
らD/A部6によって合成音をつくり合成音出力端7よ
り音声が提供される。このように、2つの波形データの
重複する部分でオーバーラップ処理を行うことにより、
つなぎの部分がより自然で違和感の少ない音声を提供す
ることができる。尚、本実施例では一例として「固有名
詞」は規則合成と設定したが、これは本発明を何ら拘束
するものではない。
【0015】(実施例2)図2は、請求項1記載の本発
明の実施例のブロック図である。実施例1の構成の録音
再生部4を分析合成部に代えたものである。図におい
て、1文章生成部・2合成手段選択部・3規則合成部・
5オーバーラップ部・6D/A部・7合成音声出力端
は、実施例1と同様の処理を行う。4は入力文章からパ
ラメータを作成するパラメータ格納部4aとパラメータ
制御部4bと、前記パラメータ格納部とパラメータ制御
部で作成されたパラメータから合成音を作成する合成処
理部4cからなる分析合成部である。
【0016】次に各処理の詳細について実例を用いて説
明する。「松下電器の伊藤様から振込がありました。」
という文章が入力された場合について考える。文章入力
部1により合成する文章が入ってくると、合成手段選択
部2により入力文章は固有名詞「松下電器の伊藤」とそ
れに続く「様から」の部分は規則合成、固有名詞以外の
部分「様から振込がありました。」は分析合成と分けら
れる。規則合成部3へ送られた文字列は、言語処理部3
a・韻律制御部3b・パラメータ作成部3cによって以
下のように分割され、アクセント型や品詞・読みなど合
成パラメータの情報を得たあと、合成処理部3dによっ
て合成音がつくられる。 (入力文章) 「松下電器の伊藤様から」 (単語分割) 松下電器 / の / 伊藤 / 様 / から (読み) マツシタテ゛ンキ ノ イトウ サマ カラ (アクセント型) 5 B 0 2 A (品詞) 固有名詞 格助 固有名詞 名詞 接助 ここで「の」に対して与えられているアクセント型Bと
「から」に対して与えられているアクセント型Aは、N
HKアクセント辞書・解説付録(日本放送協会1985年)
に記載されているもので、自立語と結合して文節を構成
する際の結合アクセント核のある音節位置を示したもの
である。
【0017】分析合成部4へ送られた文字列は、パラメ
ータ格納部4a、パラメータ制御部4b、合成処理部4
cによって合成音を再生する。オーバーラップ部5で、
規則合成用波形データと分析合成用波形データの重複す
る部分を足し合わせ処理した後、その波形からD/A部
6によって合成音をつくり合成音出力端7より音声が提
供される。このように、2つの波形データの重複する部
分でオーバーラップ処理を行うことにより、つなぎの部
分がより自然で違和感の少ない音声を提供することがで
きる。尚、本実施例では一例として「固有名詞」は規則
合成と設定したが、これは本発明を何ら拘束するもので
はない。
【0018】(実施例3)図3は、請求項1記載の本発
明の実施例のブロック図である。実施例2の構成の規則
合成部3を録音再生部に代えたものである。図におい
て、1文章生成部・2合成手段選択部・4分析合成部・
5オーバーラップ部・6D/A部・7合成音声出力端
は、実施例2と同様の処理を行う。3は波形データ格納
部3aと、読みだし制御部3bからなる録音再生部であ
る。
【0019】次に各処理の詳細について実例を用いて説
明する。「松下電器の伊藤様から振込がありました。」
という文章が入力された場合について考える。文章入力
部1により合成する文章が入ってくると、合成手段選択
部2により入力文章は固有名詞「松下電器の伊藤」とそ
れに続く「様から」の部分は分析合成、固有名詞以外の
部分「様から振込がありました。」は録音再生と分けら
れる。録音再生部3へ送られた文字列は、波形データ格
納部3aからそれに合う音声を取り出し、読みだし制御
部3bによって合成音を再生する。分析合成部4へ送ら
れた文字列は、パラメータ格納部4a、パラメータ制御
部4b、合成処理部4cによって合成音を再生する。オ
ーバーラップ部5で、録音再生用波形データと分析合成
用波形データの重複する部分を足し合わせ処理した後、
その波形からD/A部6によって合成音をつくり合成音
出力端7より音声が提供される。このように、録音再生
用波形データと分析合成用波形データの重複する部分で
オーバーラップ処理を行うことにより、つなぎの部分が
より自然で違和感の少ない音声を提供することができ
る。尚、本実施例では一例として「固有名詞」は分析合
成と設定したが、これは本発明を何ら拘束するものでは
ない。
【0020】(実施例4)図4は、請求項2記載の本発
明の実施例のブロック図である。請求項1記載の実施例
のオーバーラップ処理に代わり、パラメトリックな合成
手段においてパラメータの調整を行うものである。「松
下電器の伊藤様から振込がありました。」という文章が
入力された場合について考える。ここでは、2つの音声
について差のあるパラメータはピッチのみであったとす
る。文章入力部1により合成する文章が入ってくると、
合成手段選択部2により入力文章は、固有名詞の「松下
電器の伊藤」は規則合成、固有名詞以外の「様から振込
がありました。」は録音再生へと分けられる。規則合成
部へ送られた文章は言語処理部3a・韻律制御部3b・
パラメータ作成部3cによって以下のように分割され、
アクセント型や品詞・読みなど合成パラメータの情報を
得る。 (入力文章) 「松下電器の伊藤」 (単語分割) 松下電器 / の / 伊藤 (読み) マツシタテ゛ンキ ノ イトウ (アクセント型) 5 B 0 (品詞) 固有名詞 格助 固有名詞 ここで「の」に対して与えられているアクセント型B
は、NHKアクセント辞書・解説付録(日本放送協会
1985年)に記載されているもので、自立語と結合して文
節を構成する際の結合アクセント核のある音節位置を示
したものである。
【0021】録音再生部4へ送られた文字列は、波形デ
ータ格納部4aからそれに合う音声を取り出し、読みだ
し制御部4bによって合成音を再生する。パラメータ調
整部5は、録音再生用波形データを参照して、規則合成
用パラメータと差のあったピッチのパラメータを少し下
げて調整し、調整されたパラメータから合成処理部6に
よって合成音を作成する。規則合成用波形データと録音
再生用波形データをD/A部7によって合成音をつくり
合成音出力端8より音声が提供される。このように、規
則合成用音響パラメータを録音再生用波形データに合わ
せて調整することにより、つなぎの部分がより自然で違
和感の少ない音声を提供することができる。尚、本実施
例では一例として「固有名詞」は規則合成と設定した
が、これは本発明を何ら拘束するものではない。また、
パラメータ調整部では「ピッチ」のみを調整するパラメ
ータと設定したが、これも本発明を何ら拘束するもので
はなく、合成に用いられる全てのパラメータを調整でき
るものとする。
【0022】(実施例5)図5は、請求項2記載の本発
明の実施例のブロック図である。実施例4の録音再生に
代わり、分析合成を用いたものである。図において、1
文章生成部・2合成手段選択部・3規則合成部は実施例
4と同様の処理を行う。4はパラメータ格納部4aと、
パラメータ制御部4bからなる分析合成部である。5は
前記規則合成部3と分析合成部4で作成されたパラメー
タを比較して、差のあるパラメータを調整するパラメー
タ調整部である。6は調整されたパラメータから合成音
を作る合成処理部で、7はD/A部である。8は音声を
出力する合成音声出力端であり、スピーカ・ヘッドホン
・受話器などを示す。
【0023】次に各処理の詳細について実例を用いて説
明する。「松下電器の伊藤様から振込がありました。」
という文章が入力された場合について考える。ここで
は、2つの音声について差のあるパラメータはピッチの
みであったとする。文章入力部1により合成する文章が
入ってくると、合成手段選択部2により入力文章は固有
名詞「松下電器の伊藤」は規則合成、固有名詞以外の部
分「様から振込がありました。」は分析合成と分けられ
る。規則合成部へ送られた文章は言語処理部3a・韻律
制御部3b・パラメータ作成部3cによって以下のよう
に分割され、アクセント型や品詞・読みなど合成パラメ
ータの情報を得る。 (入力文章) 「松下電器の伊藤」 (単語分割) 松下電器 / の / 伊藤 (読み) マツシタテ゛ンキ ノ イトウ (アクセント型) 5 B 0 (品詞) 固有名詞 格助 固有名詞 ここで「の」に対して与えられているアクセント型B
は、NHKアクセント辞書・解説付録(日本放送協会
1985年)に記載されているもので、自立語と結合して文
節を構成する際の結合アクセント核のある音節位置を示
したものである。
【0024】分析合成部4へ送られた文字列は、パラメ
ータ格納部4a・パラメータ制御部4bによってパラメ
ータを作成する。パラメータ調整部5で、規則合成用パ
ラメータと分析合成用パラメータを比較し、両方のパラ
メータを調整してピッチを合わせた後、その合成パラメ
ータから合成処理部6・D/A部7によって合成音をつ
くり合成音出力端8より音声が提供される。このよう
に、規則合成と分析合成の2つの合成手段を用いる際に
パラメータ調整を行うことにより、違和感の少ない音声
を提供することができる。尚、本実施例では一例として
「固有名詞」は規則合成と設定したが、これは本発明を
何ら拘束するものではない。また、パラメータ調整部で
は「ピッチ」のみを調整するパラメータと設定したが、
これも本発明を何ら拘束するものではなく、合成に用い
られる全てのパラメータを調整できるものとする。
【0025】(実施例6)図6は、請求項2記載の本発
明の実施例のブロック図である。実施例5の規則合成に
代わり、録音再生を用いたものである。図において、1
文章生成部・2合成手段選択部・4分析合成部は実施例
5と同様の処理を行う。3は波形データ格納部3aと、
読みだし制御部3bからなる録音再生部である。5は前
記録音再生部3によって得た波形データを参照して、分
析合成部4で作成されたパラメータと差のあるパラメー
タを分析合成用パラメータにおいて調整するパラメータ
調整部である。6は調整されたパラメータから合成音を
作る合成処理部で、7は録音再生用波形データと分析合
成波形データから合成音を作るD/A部である。8は音
声を出力する合成音声出力端であり、スピーカ・ヘッド
ホン・受話器などを示す。
【0026】次に各処理の詳細について実例を用いて説
明する。「松下電器の伊藤様から振込がありました。」
という文章が入力された場合について考える。ここで
は、2つの音声について差のあるパラメータはピッチの
みであったとする。文章入力部1により合成する文章が
入ってくると、合成手段選択部2により入力文章は固有
名詞「松下電器の伊藤」は分析合成、固有名詞以外の部
分「様から振込がありました。」は録音再生と分けられ
る。録音再生部へ送られた文章は波形データ格納部3a
・読みだし制御部3bによって合成音を再生する。分析
合成部4へ送られた文字列は、パラメータ格納部4a・
パラメータ制御部4bによってパラメータを作成する。
パラメータ調整部5で、録音再生用波形データを参照し
て、そのピッチに合うように分析合成用パラメータを調
整した後、その合成パラメータから合成処理部6によっ
て分析合成用波形データが作られ、この分析合成用波形
データと録音再生用波形データはD/A部7を通り、合
成音出力端8より音声が提供される。このように、録音
再生用波形データに合うよう、パラメトリックな合成手
段の分析合成のパラメータを調整することによって、つ
なぎの部分がより自然で違和感の少ない音声を提供する
ことができる。尚、本実施例では一例として「固有名
詞」は分析合成と設定したが、これは本発明を何ら拘束
するものではない。また、パラメータ調整部では「ピッ
チ」のみを調整するパラメータと設定したが、これも本
発明を何ら拘束するものではなく、合成に用いられる全
てのパラメータを調整できるものとする。
【0027】(実施例7)図7は、請求項3記載の本発
明の実施例のブロック図である。実施例4の構成のD/
A部に代わって、オーバーラップ処理を行うものであ
る。図において、1文章生成部・4録音再生部・5パラ
メータ調整部・6合成処理部は実施例4と同様の処理を
行う。「松下電器の伊藤様から振込がありました。」と
いう文章が入力された場合について考える。ここでは、
2つの音声について差のあるパラメータはピッチのみで
あったとする。図において、合成手段選択部2により入
力文章は固有名詞「松下電器の伊藤」とそれに続く「様
から」の部分は規則合成、固有名詞以外の部分「様から
振込がありました。」は録音再生と分けられる。規則合
成部3へ送られた文字列は、言語処理部3a・韻律制御
部3b・パラメータ作成部3cによって以下のように分
割され、アクセント型や品詞・読みなど合成パラメータ
の情報を得たあと、合成処理部3dによって合成音がつ
くられる。 (入力文章) 「松下電器の伊藤様から」 (単語分割) 松下電器 / の / 伊藤 / 様 / から (読み) マツシタテ゛ンキ ノ イトウ サマ カラ (アクセント型) 5 B 0 2 A (品詞) 固有名詞 格助 固有名詞 名詞 接助 ここで「の」に対して与えられているアクセント型Bと
「から」に対して与えられているアクセント型Aは、N
HKアクセント辞書・解説付録(日本放送協会1985年)
に記載されているもので、自立語と結合して文節を構成
する際の結合アクセント核のある音節位置を示したもの
である。
【0028】録音再生部4へ送られた文字列は、波形デ
ータ格納部4aからそれに合う音声を取り出し、読みだ
し制御部4bによって合成音を再生する。パラメータ調
整部5は、録音再生用波形データを参照して、規則合成
用パラメータと差のあったピッチのパラメータを調整
し、調整されたパラメータから合成処理部6によって合
成音を作成する。さらにオーバーラップ部7で、規則合
成用波形データと録音再生用波形データの重複する部分
を足し合わせ処理して合成音をつくり合成音出力端8よ
り音声が提供される。このように、規則合成用音響パラ
メータを録音再生用波形データに合わせて調整し、さら
に規則合成用波形データと録音再生用波形データの重複
する部分をオーバーラップして出力することにより、つ
なぎの部分がより自然で違和感の少ない音声を提供する
ことができる。尚、本実施例では一例として「固有名
詞」は規則合成と設定したが、これは本発明を何ら拘束
するものではない。また、パラメータ調整部では「ピッ
チ」のみを調整するパラメータと設定したが、これも本
発明を何ら拘束するものではなく、合成に用いられる全
てのパラメータを調整できるものとする。
【0029】(実施例8)図8は、請求項3記載の本発
明の実施例のブロック図である。実施例5の構成のD/
A部に代わって、オーバーラップ処理を行うものであ
る。図において、1文章生成部・4分析合成部・5パラ
メータ調整部・6合成処理部は実施例5と同様の処理を
行う。「松下電器の伊藤様から振込がありました。」と
いう文章が入力された場合について考える。ここでは、
2つの音声について差のあるパラメータはピッチのみで
あったとする。図において、合成手段選択部2により入
力文章は固有名詞「松下電器の伊藤」とそれに続く「様
から」の部分は規則合成、固有名詞以外の部分「様から
振込がありました。」は分析合成と分けられる。規則合
成部3へ送られた文字列は、言語処理部3a・韻律制御
部3b・パラメータ作成部3cによって以下のように分
割され、アクセント型や品詞・読みなど合成パラメータ
の情報を得たあと、合成処理部3dによって合成音がつ
くられる。 (入力文章) 「松下電器の伊藤様から」 (単語分割) 松下電器 / の / 伊藤 / 様 / から (読み) マツシタテ゛ンキ ノ イトウ サマ カラ (アクセント型) 5 B 0 2 A (品詞) 固有名詞 格助 固有名詞 名詞 接助 ここで「の」に対して与えられているアクセント型Bと
「から」に対して与えられているアクセント型Aは、N
HKアクセント辞書・解説付録(日本放送協会1985年)
に記載されているもので、自立語と結合して文節を構成
する際の結合アクセント核のある音節位置を示したもの
である。
【0030】録音再生部4へ送られた文字列は、波形デ
ータ格納部4aからそれに合う音声を取り出し、読みだ
し制御部4bによって合成音を再生する。パラメータ調
整部5は、録音再生用波形データを参照して、規則合成
用パラメータと差のあったピッチのパラメータを調整
し、調整されたパラメータから合成処理部6によって合
成音を作成する。さらにオーバーラップ部7で、規則合
成用波形データと分析合成用波形データの重複する部分
を足し合わせ処理して合成音をつくり合成音出力端8よ
り音声が提供される。このように、規則合成用パラメー
タと分析合成用パラメータを比較・調整し、さらに規則
合成用波形データと分析合成用波形データの重複する部
分をオーバーラップして出力することにより、つなぎの
部分がより自然で違和感の少ない音声を提供することが
できる。尚、本実施例では一例として「固有名詞」は規
則合成と設定したが、これは本発明を何ら拘束するもの
ではない。また、パラメータ調整部では「ピッチ」のみ
を調整するパラメータと設定したが、これも本発明を何
ら拘束するものではなく、合成に用いられる全てのパラ
メータを調整できるものとする。
【0031】(実施例9)図9は、請求項3記載の本発
明の実施例のブロック図である。実施例6の構成のD/
A部に代わって、オーバーラップ処理を行うものであ
る。図において、1文章生成部・4分析合成部・5パラ
メータ調整部・6合成処理部は実施例6と同様の処理を
行う。3は波形データ格納部3aと、読みだし制御部3
bからなる録音再生部である。7は録音再生用波形デー
タと分析合成波形データの重複する部分を足し合わせ処
理するオーバーラップ部であり、8は音声を出力する合
成音声出力端で、スピーカ・ヘッドホン・受話器などを
示す。
【0032】次に各処理の詳細について実例を用いて説
明する。「松下電器の伊藤様から振込がありました。」
という文章が入力された場合について考える。ここで
は、2つの音声について差のあるパラメータはピッチの
みであったとする。合成手段選択部2により入力文章は
固有名詞「松下電器の伊藤」とそれに続く「様から」の
部分は録音再生、固有名詞以外の部分「様から振込があ
りました。」は分析合成と分けられる。録音再生部3へ
送られた文章は波形データ格納部3a・読みだし制御部
3bによって合成音を再生する。分析合成部4へ送られ
た文字列は、パラメータ格納部4a・パラメータ制御部
4bによってパラメータを作成する。パラメータ調整部
5で、録音再生用波形データを参照して、そのピッチに
合うように分析合成用パラメータを調整した後、その合
成パラメータから合成処理部6によって分析合成用波形
データが作られ、この分析合成用波形データと録音再生
用波形データはオーバーラップ部7によって、重複する
部分を足し合わせ処理されて合成音出力端8より音声が
提供される。このように、録音再生用波形データに合う
よう、パラメトリックな合成手段の分析合成のパラメー
タを調整し、さらに録音再生用波形データと分析合成用
波形データをオーバーラップして出力することによっ
て、つなぎの部分がより自然で違和感の少ない音声を提
供することができる。尚、本実施例では一例として「固
有名詞」は分析合成と設定したが、これは本発明を何ら
拘束するものではない。また、パラメータ調整部では
「ピッチ」のみを調整するパラメータと設定したが、こ
れも本発明を何ら拘束するものではなく、合成に用いら
れる全てのパラメータを調整できるものとする。
【0033】(実施例10)図10は、請求項4記載の
本発明の実施例のブロック図である。請求項1記載のオ
ーバーラップ部の詳細を示したものである。図におい
て、1・2は合成音入力端A・B、3は制御部3a・ア
ンプA3b・アンプB3cからなるオーバーラップ部で
ある。4は音声を出力する合成音声出力端で、スピーカ
・ヘッドホン・受話器などを示す。
【0034】次に各処理の詳細について実例を用いて説
明する。合成音入力端Aと合成音入力端Bは、重複する
部分を持っているものとする。2つの異なる合成手段に
よる音声をオーバーラップして出力する場合について述
べる。合成音入力端Aと合成音入力端Bより入力がある
と、それぞれアンプA・アンプBに入る。この際、3a
の制御部により重複して出力する部分について、音量が
その部分だけ大きくならないよう制御すると共に、先に
出力する音声をフェードアウトさせ、後に出力する音声
をフェードインさせて、2つの音声が徐々に切り替わる
よう2つのアンプが制御されて音声が送られ、合成音出
力端4から音声が提供される。このように、オーバーラ
ップ部において、重複する部分の2つの音声を出力する
際、それぞれのアンプを制御して音声を徐々に切り替え
ることによって、つなぎの部分がより自然で違和感の少
ない音声を提供することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
異なる合成方式を組合せて音声を提供する際、音声合成
方式のつなぎの部分にオーバーラップ処理やパラメータ
の調整などのオプション機能を備えたことにより、より
自然な音声を合成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における音声合成装置の
ブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における音声合成装置の
ブロック図
【図3】本発明の第1の実施例における音声合成装置の
ブロック図
【図4】本発明の第2の実施例における音声合成装置の
ブロック図
【図5】本発明の第2の実施例における音声合成装置の
ブロック図
【図6】本発明の第2の実施例における音声合成装置の
ブロック図
【図7】本発明の第3の実施例における音声合成装置の
ブロック図
【図8】本発明の第3の実施例における音声合成装置の
ブロック図
【図9】本発明の第3の実施例における音声合成装置の
ブロック図
【図10】本発明の第4の実施例における音声合成装置
のブロック図
【図11】従来例の音声合成装置のブロック図
【符号の説明】
1 文章生成部 2 合成手段選択部 3 規則合成部 3a 言語処理部 3b 韻律制御部 3c パラメータ作成部 3d 合成処理部 4 録音再生部 4a 波形データ格納部 4b 読み出し制御部 5 オーバーラップ処理部 6 D/A部 7 合成音出力端

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文章を生成する文章生成手段と、音声波形
    を合成する複数の異なる合成手段と、前記文章の内容に
    よって前記合成手段を選択する合成手段選択手段と、前
    記合成手段選択手段により選択された合成手段から出力
    される複数の合成音の波形を足し合わせ処理するオーバ
    ーラップ手段とを備えたことを特徴とする音声合成装
    置。
  2. 【請求項2】文章を生成する文章生成手段と、音声波形
    を合成する複数の異なる合成手段と、前記文章の内容に
    よって前記合成手段を選択する合成手段選択手段と、そ
    の複数の合成音のいずれかがパラメトリックな合成手段
    であった場合にその合成手段で作成された合成パラメー
    タを他の音声にあわせて調整するパラメータ調整手段
    と、前記パラメータ調整手段において調整されたパラメ
    ータから合成音を作成する合成処理手段とD/A手段と
    を備えたことを特徴とする音声合成装置。
  3. 【請求項3】文章を生成する文章生成手段と、音声波形
    を合成する複数の異なる合成手段と、前記文章の内容に
    よって前記合成手段を選択する合成手段選択手段と、そ
    の複数の合成音のいづれかがパラメトリックな合成手段
    であった場合にその合成手段で作成された合成パラメー
    タを他の音声にあわせて調整するパラメータ調整手段
    と、その複数の合成音の波形を足し合わせ処理するオー
    バーラップ手段とを備えたことを特徴とする音声合成装
    置。
  4. 【請求項4】文章を生成する文章生成手段と、音声波形
    を合成する複数の異なる合成手段と、前記文章の内容に
    よって前記合成手段を選択する合成手段選択手段と、そ
    の重複する音声波形を足し合わせる際、それぞれのアン
    プを制御手段を用いて音量調節しながら重ねて出力する
    オーバーラップ手段とを備えたことを特徴とする音声合
    成装置。
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