JPH05279294A - 芳香族ジカルボン酸の回収方法 - Google Patents
芳香族ジカルボン酸の回収方法Info
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- JPH05279294A JPH05279294A JP7498792A JP7498792A JPH05279294A JP H05279294 A JPH05279294 A JP H05279294A JP 7498792 A JP7498792 A JP 7498792A JP 7498792 A JP7498792 A JP 7498792A JP H05279294 A JPH05279294 A JP H05279294A
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- dicarboxylic acid
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液
に含まれている不溶な粒子を、ディスク型遠心分離機を
用い、遠心力1×102 〜2×104 Gで分離した後酸
析することにより、清浄な芳香族ジカルボン酸を製造す
る。 【効果】 芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液
に含有している不溶な粒子を、迅速にしかも高精度に除
去できるため、芳香族ジカルボン酸を生産性よく回収で
きる。得られた芳香族ジカルボン酸は、高品位な成型品
として再生できる。
に含まれている不溶な粒子を、ディスク型遠心分離機を
用い、遠心力1×102 〜2×104 Gで分離した後酸
析することにより、清浄な芳香族ジカルボン酸を製造す
る。 【効果】 芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液
に含有している不溶な粒子を、迅速にしかも高精度に除
去できるため、芳香族ジカルボン酸を生産性よく回収で
きる。得られた芳香族ジカルボン酸は、高品位な成型品
として再生できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族ジカルボン酸の
アルカリ金属塩水溶液に対して不溶な粒子を除去して、
清浄な芳香族ジカルボン酸を製造する方法に関する。特
に芳香族ポリエステルをアルカリ処理した廃液中に含ま
れる、芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩を高品位な
芳香族ジカルボン酸として回収する方法に関する。
アルカリ金属塩水溶液に対して不溶な粒子を除去して、
清浄な芳香族ジカルボン酸を製造する方法に関する。特
に芳香族ポリエステルをアルカリ処理した廃液中に含ま
れる、芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩を高品位な
芳香族ジカルボン酸として回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は、風合を改善するた
め繊維表面の一部を苛性アルカリ水溶液で加水分解し、
繊維表面に凹凸を持たせる方法(以下アルカリ処理とい
う)が用いられている。加水分解された芳香族ポリエス
テルは、芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液と
グリコ−ルに分解され、一般に廃水処理されている。こ
れら廃水中に含まれる芳香族ジカルボン酸成分やグリコ
−ル成分を、再度ポリエステルの原料として使用するこ
とができれば、その利用価値は大きい。しかしながら一
般にポリエステル繊維は、繊維製造時の工程通過性を改
良するためや、繊維に不透明感を付与するなどの目的
で、酸化チタンやシリカなどの不活性無機粒子を添加す
る方法が用いられているが、これらの不活性無機粒子は
アルカリ処理工程で凝集し、粗大な粒子になりやすい。
またアルカリ処理工程や廃水処理工程などで、異物の混
入を避けることが困難である。これらの粗大粒子や異物
が混入している芳香族ジカルボン酸アルカリ金属塩水溶
液に、無機酸を添加して得られた芳香族ジカルボン酸を
ポリエステルの原料として使用すると、異物が多いポリ
マになり、フイルムとして使用するとフイルム破れやフ
ィシュアイが発生する。また、繊維として使用すると断
糸などのトラブルが発生し、成型品として使用すると濁
度が強い製品になる。これらの問題を解決するため、特
開昭60−19748号公報ではアルカリ処理廃液中の
微粒子を限外濾過膜で除去する方法が開示されている。
また、特開昭60−216884号公報ではアルカリ処
理廃液をイオン交換電気透析槽で処理し、有効成分を回
収する方法が提案されている。
め繊維表面の一部を苛性アルカリ水溶液で加水分解し、
繊維表面に凹凸を持たせる方法(以下アルカリ処理とい
う)が用いられている。加水分解された芳香族ポリエス
テルは、芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液と
グリコ−ルに分解され、一般に廃水処理されている。こ
れら廃水中に含まれる芳香族ジカルボン酸成分やグリコ
−ル成分を、再度ポリエステルの原料として使用するこ
とができれば、その利用価値は大きい。しかしながら一
般にポリエステル繊維は、繊維製造時の工程通過性を改
良するためや、繊維に不透明感を付与するなどの目的
で、酸化チタンやシリカなどの不活性無機粒子を添加す
る方法が用いられているが、これらの不活性無機粒子は
アルカリ処理工程で凝集し、粗大な粒子になりやすい。
またアルカリ処理工程や廃水処理工程などで、異物の混
入を避けることが困難である。これらの粗大粒子や異物
が混入している芳香族ジカルボン酸アルカリ金属塩水溶
液に、無機酸を添加して得られた芳香族ジカルボン酸を
ポリエステルの原料として使用すると、異物が多いポリ
マになり、フイルムとして使用するとフイルム破れやフ
ィシュアイが発生する。また、繊維として使用すると断
糸などのトラブルが発生し、成型品として使用すると濁
度が強い製品になる。これらの問題を解決するため、特
開昭60−19748号公報ではアルカリ処理廃液中の
微粒子を限外濾過膜で除去する方法が開示されている。
また、特開昭60−216884号公報ではアルカリ処
理廃液をイオン交換電気透析槽で処理し、有効成分を回
収する方法が提案されている。
【0003】これらの方法では、高精度に不溶性粒子を
除去することが困難であったり、工業的に採用する場合
には装置が複雑化したり大規模な装置を必要とする他、
装置の維持、保全に莫大な費用を要したりして経済的に
好ましくない。
除去することが困難であったり、工業的に採用する場合
には装置が複雑化したり大規模な装置を必要とする他、
装置の維持、保全に莫大な費用を要したりして経済的に
好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、芳香族ジカ
ルボン酸のアルカリ金属塩水溶液に含有している不溶性
粒子を経済的に除去し、清浄な芳香族ジカルボン酸を製
造する方法を提供することを目的とする。
ルボン酸のアルカリ金属塩水溶液に含有している不溶性
粒子を経済的に除去し、清浄な芳香族ジカルボン酸を製
造する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、芳香族
ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液から芳香族ジカル
ボン酸を回収する方法において、芳香族ジカルボン酸の
アルカリ金属塩水溶液を、装置内部に複数のディスクを
備えた遠心分離機へ供給し、遠心力1×102〜2×1
04 Gで芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液に
対して不溶な粒子を遠心分離した後、酸析することを特
徴とする芳香族ジカルボン酸の回収方法によって達成で
きる。
ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液から芳香族ジカル
ボン酸を回収する方法において、芳香族ジカルボン酸の
アルカリ金属塩水溶液を、装置内部に複数のディスクを
備えた遠心分離機へ供給し、遠心力1×102〜2×1
04 Gで芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液に
対して不溶な粒子を遠心分離した後、酸析することを特
徴とする芳香族ジカルボン酸の回収方法によって達成で
きる。
【0006】本発明における芳香族ポリエステルとは、
酸成分として、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、イソフタル酸など
があげられ、グリコ−ル成分として、エチレングリコ−
ル、ブタンジオ−ル、シクロヘキサンジメタノ−ルなど
があげられる。具体的にはポリエチレンテレフタレ−ト
(PET)、ポリブチレンテレフタレ−ト(PBT)、
ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)などがあげられ
る。これらポリエステルは、pH10〜14程度のNa
OH、KOHなどの苛性アルカリ水溶液に、常温または
加熱下で接触させることによって、芳香族ジカルボン酸
のジアルカリ金属塩水溶液を生成する。該水溶液中に
は、芳香族ジカルボン酸が0.1〜20重量%、グリコ
−ルが芳香族ジカルボン酸とほぼ同モル量、およびポリ
エステル製造時に添加または配合された酸化チタンなど
の無機粒子、さらには塵埃などの混入異物が含有してい
る。
酸成分として、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、イソフタル酸など
があげられ、グリコ−ル成分として、エチレングリコ−
ル、ブタンジオ−ル、シクロヘキサンジメタノ−ルなど
があげられる。具体的にはポリエチレンテレフタレ−ト
(PET)、ポリブチレンテレフタレ−ト(PBT)、
ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)などがあげられ
る。これらポリエステルは、pH10〜14程度のNa
OH、KOHなどの苛性アルカリ水溶液に、常温または
加熱下で接触させることによって、芳香族ジカルボン酸
のジアルカリ金属塩水溶液を生成する。該水溶液中に
は、芳香族ジカルボン酸が0.1〜20重量%、グリコ
−ルが芳香族ジカルボン酸とほぼ同モル量、およびポリ
エステル製造時に添加または配合された酸化チタンなど
の無機粒子、さらには塵埃などの混入異物が含有してい
る。
【0007】本発明は芳香族ジカルボン酸のジアルカリ
金属塩水溶液中に含有している無機粒子や混入異物など
の不溶な粒子を、遠心分離機を用いて除去することにあ
る。一般に溶媒(本発明では芳香族ジカルボン酸のジア
ルカリ金属塩水溶液)に含まれる粒子の沈降速度tは、
次のスト−クス則で示される。
金属塩水溶液中に含有している無機粒子や混入異物など
の不溶な粒子を、遠心分離機を用いて除去することにあ
る。一般に溶媒(本発明では芳香族ジカルボン酸のジア
ルカリ金属塩水溶液)に含まれる粒子の沈降速度tは、
次のスト−クス則で示される。
【0008】t=18μL/D2 (ρs−ρs)・g (ここで、D;粒子の直径、ρs;粒子の密度、ρs;
溶媒の密度、μ;溶媒の粘度、g;重力加速度、L;沈
降距離を示す)。
溶媒の密度、μ;溶媒の粘度、g;重力加速度、L;沈
降距離を示す)。
【0009】また遠心加速度は遠心力G×重力加速度g
で与えられる。
で与えられる。
【0010】本発明の遠心分離機の略図を図1に示し
た。遠心分離機を予め所望の遠心力Gになるようにディ
スクを回転させておく。その後、芳香族ジカルボン酸の
ジアルカリ金属塩など含有した水溶液(以下単に水溶液
という)を処理液入り口1から供給し、ディスク4とそ
れに隣接するディスク間で液分と固形分が分離される。
処理された清澄液は、清澄液出口3から次工程へ供給さ
れる。一方固形分の排出は、固形分排出弁5を連続的ま
たは間欠的に開閉することによって行なわれる。本発明
では、前式における遠心力を1×102 〜2×104 G
にする必要がある。より好ましくは1×103 〜1.5
×104 G,最も好ましくは5×103〜1×104 G
である。遠心力が、1×102 〜2×104 Gである
と、異物を短時間で確実に分離することができ、異物の
分離効率および装置の維持面から好ましい。ここで、本
発明における遠心力Gは、遠心分離機の中心から最も遠
くの壁面にかかる遠心力をいう。
た。遠心分離機を予め所望の遠心力Gになるようにディ
スクを回転させておく。その後、芳香族ジカルボン酸の
ジアルカリ金属塩など含有した水溶液(以下単に水溶液
という)を処理液入り口1から供給し、ディスク4とそ
れに隣接するディスク間で液分と固形分が分離される。
処理された清澄液は、清澄液出口3から次工程へ供給さ
れる。一方固形分の排出は、固形分排出弁5を連続的ま
たは間欠的に開閉することによって行なわれる。本発明
では、前式における遠心力を1×102 〜2×104 G
にする必要がある。より好ましくは1×103 〜1.5
×104 G,最も好ましくは5×103〜1×104 G
である。遠心力が、1×102 〜2×104 Gである
と、異物を短時間で確実に分離することができ、異物の
分離効率および装置の維持面から好ましい。ここで、本
発明における遠心力Gは、遠心分離機の中心から最も遠
くの壁面にかかる遠心力をいう。
【0011】また、内部に設置するディスクの一枚あた
りの面積や枚数、ディスクとディスクの間隔は水溶液の
単位時間あたりの処理量と、混入している異物の量やサ
イズ、および異物と水溶液との密度差などによって異な
るが、一般的に、ディスク枚数は10〜300ディスク
間隔は0.05〜5mmであると、異物の分離効率およ
び装置の小型設計が可能になるためさらに好ましい。
りの面積や枚数、ディスクとディスクの間隔は水溶液の
単位時間あたりの処理量と、混入している異物の量やサ
イズ、および異物と水溶液との密度差などによって異な
るが、一般的に、ディスク枚数は10〜300ディスク
間隔は0.05〜5mmであると、異物の分離効率およ
び装置の小型設計が可能になるためさらに好ましい。
【0012】また、本発明で遠心分離機に供給する際の
水溶液の温度は特に規制はないが、10〜80℃である
と、経済的でまた水溶液に対流がおきにくいため好まし
い。また、本発明の遠心分離機に供給される水溶液に、
粗大な異物の混入が懸念される場合は、遠心分離機に供
給する以前に、予め粗大な異物を除去しておくと、遠心
分離機の維持管理上好ましい。また遠心分離機で異物を
除去した後、さらに精密濾過することもできる。本発明
の遠心分離操作は、バッチプロセスでも連続プロセスで
も好適に使用することができる。
水溶液の温度は特に規制はないが、10〜80℃である
と、経済的でまた水溶液に対流がおきにくいため好まし
い。また、本発明の遠心分離機に供給される水溶液に、
粗大な異物の混入が懸念される場合は、遠心分離機に供
給する以前に、予め粗大な異物を除去しておくと、遠心
分離機の維持管理上好ましい。また遠心分離機で異物を
除去した後、さらに精密濾過することもできる。本発明
の遠心分離操作は、バッチプロセスでも連続プロセスで
も好適に使用することができる。
【0013】このように異物が分離された水溶液に、塩
酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸を添加してpHを
5以下、好ましくは3.5以下として、芳香族ジカルボ
ン酸を酸析した後、濾過や遠心分離機を用いて芳香族ジ
カルボン酸成分と水成分とを分離する。酸析時の温度は
特に規制がないが、50〜200℃であると析出する芳
香族ジカルボン酸粒子が大きくなり、前記の濾過が容易
に行えるので好ましい。さらに分離された芳香族ジカル
ボン酸は、水を用いて数回懸濁洗浄することが好まし
い。このようにして得られた芳香族ジカルボン酸は、直
接ポリエステルの原料として使用することもできるし、
低級アルコ−ルを用いてエステル化反応せしめて芳香族
ジカルボン酸低級アルキルエステルとした後、ポリエス
テルの原料として使用することもできる。
酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸を添加してpHを
5以下、好ましくは3.5以下として、芳香族ジカルボ
ン酸を酸析した後、濾過や遠心分離機を用いて芳香族ジ
カルボン酸成分と水成分とを分離する。酸析時の温度は
特に規制がないが、50〜200℃であると析出する芳
香族ジカルボン酸粒子が大きくなり、前記の濾過が容易
に行えるので好ましい。さらに分離された芳香族ジカル
ボン酸は、水を用いて数回懸濁洗浄することが好まし
い。このようにして得られた芳香族ジカルボン酸は、直
接ポリエステルの原料として使用することもできるし、
低級アルコ−ルを用いてエステル化反応せしめて芳香族
ジカルボン酸低級アルキルエステルとした後、ポリエス
テルの原料として使用することもできる。
【0014】さらに、分離された水成分中にはグリコ−
ル成分が含有されているため、蒸留操作などでグリコ−
ルを回収すればより好ましい。
ル成分が含有されているため、蒸留操作などでグリコ−
ルを回収すればより好ましい。
【0015】
【実施例】以下実施例で本発明を詳述する。実施例中の
部とは重量部を示す。各特性の測定は次の方法に従って
行った。
部とは重量部を示す。各特性の測定は次の方法に従って
行った。
【0016】A.灰分(ppm) 重量が既知の白金ルツボに芳香族ジカルボン酸20gを
電熱器で徐々に炭化した後、800℃で1時間灰化し
た。その後、デシケ−タ内で2時間冷却した後、精密天
秤で重量を測定し灰分量(ppm)を求めた。
電熱器で徐々に炭化した後、800℃で1時間灰化し
た。その後、デシケ−タ内で2時間冷却した後、精密天
秤で重量を測定し灰分量(ppm)を求めた。
【0017】B.粒子数 芳香族ジカルボン酸を、絶対0.5μmのフイルタで濾
過した清浄なアンモニヤ水溶液に溶解させた後、レ−ザ
−光散乱方式液体微粒子カウンタ−(HIAC/ROY
CO社製Series4100)を用いて5μm以上の
粒子数をカウントし、芳香族ジカルボン酸1gあたりの
粒子数(コ/g)を求め、50コ/g以下を合格とし
た。
過した清浄なアンモニヤ水溶液に溶解させた後、レ−ザ
−光散乱方式液体微粒子カウンタ−(HIAC/ROY
CO社製Series4100)を用いて5μm以上の
粒子数をカウントし、芳香族ジカルボン酸1gあたりの
粒子数(コ/g)を求め、50コ/g以下を合格とし
た。
【0018】実施例1 テレフタル酸ジナトリウムを5.5%(テレフタル酸と
して4.3%)含むアルカリ処理廃液100部を採取し
た。
して4.3%)含むアルカリ処理廃液100部を採取し
た。
【0019】一方内部に、一枚あたりの沈降面積0.3
m2 のディスクを0.5mm間隔で40枚装備したディ
スク型遠心分離機を、遠心力が8000Gになるように
回転数をあげた。該遠心分離機に、前述のアルカリ処理
廃液を50L/Hrで供給し異物を分離して、清澄なテ
レフタル酸ジナトリウム水溶液を得た。次いで、清澄な
テレフタル酸ジナトリウム水溶液に純度98%の硫酸を
添加してpHを3.0として酸析し、テレフタル酸の結
晶を得た。この結晶を濾過した後、さらに3倍量の水で
懸濁洗浄および濾過を4回繰り返した後、減圧乾燥しテ
レフタル酸を4.0部回収した。回収テレフタル酸の品
質は灰分20ppm,5μm以上の粒子数は10コ/g
で良好であった。
m2 のディスクを0.5mm間隔で40枚装備したディ
スク型遠心分離機を、遠心力が8000Gになるように
回転数をあげた。該遠心分離機に、前述のアルカリ処理
廃液を50L/Hrで供給し異物を分離して、清澄なテ
レフタル酸ジナトリウム水溶液を得た。次いで、清澄な
テレフタル酸ジナトリウム水溶液に純度98%の硫酸を
添加してpHを3.0として酸析し、テレフタル酸の結
晶を得た。この結晶を濾過した後、さらに3倍量の水で
懸濁洗浄および濾過を4回繰り返した後、減圧乾燥しテ
レフタル酸を4.0部回収した。回収テレフタル酸の品
質は灰分20ppm,5μm以上の粒子数は10コ/g
で良好であった。
【0020】比較例1 実施例1で得たアルカリ処理廃液を、遠心分離機を用い
ず、直接酸析した他は実施例1と全く同様にしてテレフ
タル酸を回収した。回収テレフタル酸の品質は灰分15
00ppm,5μm以上の粒子数は17600コ/gで
あった。
ず、直接酸析した他は実施例1と全く同様にしてテレフ
タル酸を回収した。回収テレフタル酸の品質は灰分15
00ppm,5μm以上の粒子数は17600コ/gで
あった。
【0021】実施例2〜4、比較例2〜3 実施例1において、ディスク型遠心分離機の遠心力を変
更した他は、実施例1と全く同様にしてテレフタル酸を
回収した。遠心力が本発明の範囲に満たない場合には、
異物の分離が不十分であり(比較例2)、遠心力が本発
明の範囲を越えた場合には、遠心分離機の運転を開始し
た2時間後に金属音が発生したため、運転を停止した
(比較例3)。
更した他は、実施例1と全く同様にしてテレフタル酸を
回収した。遠心力が本発明の範囲に満たない場合には、
異物の分離が不十分であり(比較例2)、遠心力が本発
明の範囲を越えた場合には、遠心分離機の運転を開始し
た2時間後に金属音が発生したため、運転を停止した
(比較例3)。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の芳香族ジカルボン酸の回収方法
は、芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液に含有
している不溶な粒子を、ディスク型遠心分離機を用いて
分離した後、酸析し芳香族ジカルボン酸を製造するた
め、次のような利点を有し、高品位な繊維、フイルム、
ボトルなどとして再生できる。
は、芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液に含有
している不溶な粒子を、ディスク型遠心分離機を用いて
分離した後、酸析し芳香族ジカルボン酸を製造するた
め、次のような利点を有し、高品位な繊維、フイルム、
ボトルなどとして再生できる。
【0024】芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水
溶液に含有している不溶な粒子を高精度に除去できる。
溶液に含有している不溶な粒子を高精度に除去できる。
【0025】異物分離が迅速にできるため、芳香族ジ
カルボン酸を生産性よく回収できる。 回収芳香族ジカルボン酸は、高品位な成型品として再
生できる。
カルボン酸を生産性よく回収できる。 回収芳香族ジカルボン酸は、高品位な成型品として再
生できる。
【図1】本発明において好ましく適用できるディスク型
遠心分離機の略図
遠心分離機の略図
1:処理液入口 2:固形分出口 3:清澄液出口 4:ディスク 5:排出弁
Claims (1)
- 【請求項1】芳香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶
液から芳香族ジカルボン酸を回収する方法において、芳
香族ジカルボン酸のアルカリ金属塩水溶液を、装置内部
に複数のディスクを備えた遠心分離機へ供給し、遠心力
1×102 〜2×104 Gで芳香族ジカルボン酸のアル
カリ金属塩水溶液に対して不溶な粒子を遠心分離した
後、酸析することを特徴とする芳香族ジカルボン酸の回
収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7498792A JPH05279294A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 芳香族ジカルボン酸の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7498792A JPH05279294A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 芳香族ジカルボン酸の回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05279294A true JPH05279294A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13563143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7498792A Pending JPH05279294A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 芳香族ジカルボン酸の回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05279294A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010168324A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Ueno Fine Chem Ind Ltd | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP7498792A patent/JPH05279294A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010168324A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Ueno Fine Chem Ind Ltd | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 |
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